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幕末高校生 |
7/30鑑賞
えっとね、これは見せ所をかなり間違ってると思います。
ラスト近くに勝が7分近くの殺陣をやるシーンがあるんだけど、はっきりいってあんなものは
いらない。
長すぎてだれます。
あと、川辺と勝の恋愛フラグを立てておきながら一切回収されてもいない。
さらに、屋敷からいなくなったエリを柳田が心配して探す描写も一切なし。
話自体は悪くなかったけどいろいろ中途半端な作りだなぁと思いました。
時代考証をきちっとやってるのは面白いなと思ったけど。
冒頭、教師の川辺が追手から逃げるもあえなく捕まって、お白洲に引き出されたところ、
生徒の高瀬とそこで再会するというシーンから始まったのはインパクトあって良かったです。
さてどうしてこんなことになったか。
時間は少し戻りまして、とある高校の歴史の授業中。
勝海舟の江戸城無血開城を川辺が説明するも、皆真面目に話聞いてない。
まあ興味なければそんなもんでしょうなあ。
これが成功しなかったらまったく違う未来になっていた、と言われてもピンとこない
だろうし。
そうだなぁ、もし失敗していたら、その混乱の機に乗じて日本はどっかの国の植民地に
なってたと思いますよ。戦う余力はなかっただろうし。
それを一番危惧していた高杉や久坂らはもうその頃いなかったのだしね。
で、沼田という生徒がいるんだけど、自分は獣医学部志望なのに母親は医者にさせようと
してて、川辺はやる気のない教師だから、いける頭あるんだし親もいかせてくれるんだから
医者になった方がいいよと進める。
ほんっと最悪な教師ですね。
実際こういうのいたけど、生徒からしてみたらテンションダダ下がりですよ。
そんで沼田はばかばかしくなって帰って行っちゃう。
つーかこいつも、ナナメに構えてるだけで、親を何とかしようとかそういう真正面から
戦おうとするつもりはないんだなと。偉そうなこと言っててもね。
そんで川辺が車で帰ろうとしたら目の前に高瀬、エリ、沼田が転がり出てきた。
あぶねぇぇぇぇぇ!
今ここで轢いてたら残りずっと「しばらくお待ちください」の画面だったよ!
あと川辺さん。
日没後ライトをつけてないのは道路交通法違反です。
見えるからまだいい、とかでなしに。
そんであーだこーだ言ってるのだけど、高瀬がスマホいじってて、江戸時代に入るって
いうアプリが光り出したので押したら、皆タイムスリップしてしまう、という。
もうざっくりな展開でこれはこれで良い。
あ、ついでに車もタイムスリップしました。
戦国自衛隊、クレヨンしんちゃん(戦国大合戦)からこちら、全部タイムスリップが
増えてきましたな。いいけど。
そういうわけで、慶応4年3月10日の世界に川辺はやってきたわけですが、当時は
攘夷がJOY☆の時代だったりしますからアメリカ人と怪しまれてとっ捕まった、と。
この頃洋装の人もいたはずですが…。
ともあれ、それで連れて行かれる途中、瓦版屋は15日に薩長軍が江戸に乗り込んで
くるぞー!と瓦版を売ってました。
面倒くさい時代にきたもんやなぁ。
つーかあのアプリ、江戸時代とかいっておきながら末期じゃねーかよ。
誇大広告にも程がある。
さて江戸城では家老の会議が開かれていて、薩長くるけどどうする、戦うか、と皆が
言ってる中、勝海舟だけが戦いは避けるべきと発言。
西郷隆盛に書状送ってるからその返事を待ってくれと。
でも返事はきてないらしい。
皆は、それで話し合いがなったとしても、徳川家が政治の中心から外されたら意味がない、
と反論。
確かになぁ…。
で、勝海舟はたまたま奉行所にきてるわけですけどもそこで、ギャーギャーわめく川辺と
高瀬に会う。
川辺は写真見て知ってるから「勝海舟さんですよね」と話しかけ、うまくおだてて助けて
もらうことに成功。
ここでちょっと出てきましたが、取り調べしてたお奉行役の伊武さんがなかなかに名演で
面白かった。
つーかちょっと思ったんだけど、石原さんの演技が、パニックになって騒ぎ立てる時の
声が耳につくというか…そっち気になってちょっと集中できないなと思った。
なんだろう、うまく説明できないんだけど、イラッとする。
多分声の高さかと思います。
ともあれそういうわけで、そばをおごってもらってる二人。
いいなぁ、おそば。
勝は、俺はお前らのことわかってっから!向こうの話を聞かせてくれよ!とかいうので
話し始めた二人ですが…。
勝、二人のことをアメリカ留学して戻ってきた日本人だと思ってた。
ダメだなこれ。
そこに町民が、勝に対して、薩長藩は本当に江戸に来るのか、と詰め寄って来る。
でもここで主が「ここはそばを食うとこだ。それをしないなら出て行け」と怒ってた。
かっけぇー!
この方、超高速!参勤交代でもいい味出してたなあ。(大老役)
その後川辺と高瀬は、勝の屋敷につれてきてもらうのですが、この奥さんの民さんが
よくできた人だなぁと思いました。
ここで川辺は、薩長が来ても戦にはならない、無血開城しますよ、とか言ってんだけど。
いやそれこれからの話ですから。
しかもここで、高瀬は数日前に来ていたことがわかり、もしかしたら他の2人もきてるの
かもしれない、と考えた川辺は、自分が出現したとこへいってみる。
あと高瀬はタイムスリップは自分のせいかもとか言い出した。
あのアプリですな。
実は歴史のテスト中、エリがあまりにもわからなかったためにこいつ、スマホで答えを
教えようとしてたらしいです。
その時にアプリいじったけどなんも反応しなかったと。
説明してる最中に川辺が「それカンニングよね!?」「今はそれどうでもいいでしょ」「どう
でもよくない!」と不毛な会話してて笑った。
確かに話の腰を折るなよ!
で、そのスマホはというと落っことしたっつーのでその場所で探していると。
エリのアクセサリーが落ちていたことから、やはり二人はここにきたのだ、という思いを
強める川辺。
あとスマホを勝が見つけて、返せとかやってて、未来からきたんだよというも、「ミライ
ってのはどこの国だ」とかいって話通じない。
ガチで未来からきたんです、と思わず言っちゃう高瀬。
今時ガチって言葉もあまり言わないような…。いいけど。
で、スマホいじってたら4日後に戻れるということがわかり安心する高瀬。
と、ここに車出現。
あぶねぇぇぇ!さっきの場所いたら下敷きだったよ!
んで車を運転して信用させる川辺だけど、勝は車のキーについてたルービックキューブに
興味しめしてた。
話聞けよおっさんよぉ!
車を隠して途方にくれる川辺ですが。
帰宅しようと歩いていたら、刺客に襲われた。
勝がかっこよく立ち向かっていくも、たもと切られたら「おおおおおお」とか言いながら
逃げ出しててめっちゃ笑った。
ま、勝自体「日本人同士がいがみ合って何になる」という、某龍馬伝の龍馬と同じ考え方
なんで、無益な戦いは避けるタチなんだけども、それが川辺らには逃げてる、と見える
らしい。
表面的なことしか理解してないからそうなるんだろうなあ。
ただ「どってことねぇよ」って戻ってきたら確かに「お前がな!」とは言いたくなるね。
で、逃げる最中川辺は、刺客の中に沼田を発見する。
ルービックキューブをいじくってる勝ですが、襲ってきたのは幕府の手のもんだろう、と
言う。
柳田のとこか。
ばれまくってんじゃねーか。
ただ川辺は歴史の上で柳田という人間は聞いたことがないという。
あと勝に対していろんな噂がある、みたいな話をお民さんがいってて、勝は全部
受け流してたんだけど、外で女作って子を産ませてる、みたいなのには時が止まってて
笑いました。
どっちにしろ江戸で戦いは起きないから安心だね、とか言ってる高瀬ですが、川辺は
大変なことに気付く。
今日が3/10ということは、西郷隆盛はとっくに会談を承諾してないとおかしいと。
勝が派遣した山中鉄舟が西郷からの返事をもらって帰るはずだと。
したら勝は、そんな奴に手紙を託してないという。
川辺、自分の知っている歴史と違うと混乱。
つまり誰かが変えちゃったっぽい感じですな。
このまま勝と西郷の会談がなされなければ、江戸は火の海になる。
さらに未来も変わってしまう。
川辺、勝に頑張ってもらうしかない、と全部丸投げしやがった!
勝は西郷からの返事を待ってんだ、というけど川辺は、それって何もしてないですよね、
とか怒る。
いやあんたの方が何もしてませんけど。騒ぎ立てるばっかりで。
一方柳田の屋敷では、西郷に届けるはずだった勝の手紙が。
柳田の仕業で届かないようにしたっぽいですね。
ではなぜ彼がこんなことをしたのか。
それはこれからわかります。
関所では薩長軍と幕府の軍がにらみ合ってたけど、薩長が突撃してきたら幕府側逃げやがった。
あと一瞬でしたけど、高杉亘さん出てたぁー!
柳田の屋敷には実はエリがいました。
半年前飛ばされてきた彼女は全然物怖じせず、塀を乗り越えて入ってきたらしい。
柳田がひとめぼれしてかくまうことになったわけですか。
で、未来から来たという話を信じるほどには頭柔軟だったらしい。
勝よ…。
ガチで信じてくれた!?とか言うエリ。
そんで、エリの時代に徳川はいるのか、と柳田は聞くわけですが、エリは馬鹿だから、
徳川さんって人はいるよと。
あーこのバカのせいで未来変えられてんじゃねーかよ…。せめて川辺がこっちきてたら…。
それで柳田は、勝の言う、平和交渉を受け入れずとも、このまま戦えば徳川幕府は続く、と
考えてしまったわけですね。
歴史のこと詳しい奴ならともかく、こういうのが過去に干渉するととんでもねーわ!
まあ信長協奏曲なんかは、主人公まったく考えてなくてもそれがうまくいってる形だから
逆に面白いんですけどね…。
勝の知り合いである、火消しのを組では、出来上がった人相書きを皆に配って、この
人間を探してくれ、と言ってました。
この時代はなんでも人海戦術が頼りだもんなぁ。
高瀬と川辺は看板持って歩いてんだけどそこで、勝が小さな犬にビビッてるのを見て、
川辺はなんでか知ってるから笑ってた。高瀬にも話してましたけど。
こういうことまで後世に語り継がれてるの知ったら、過去の偉人ら、地面で転げまわって
悶絶してそうだなあ。
いろいろ恥ずかしい手紙残ってるレッツパーリィの人とか。
徳川の慶喜さんとこにいった勝と柳田ですが。
慶喜さんはやっぱ、柳田の言う、徹底抗戦を選んでしまうんですね。
柳田ももう武器は揃えてあるという。
その頃勝の自宅に賊が侵入して荒らしまわっていた。
これは脅しでしょうな。
戻ってきた勝、民さんと目と目で会話して、「しょーがねーなー」と言いながら片付けに
入ってて。
川辺が、「追って下さいよ!捕まえましょうよ!」とか騒いでてうざかった。
勝はどうせ捕まえたところで誰に雇われたか言わない、ってのはわかってたんでしょうね。
なんつーか川辺って、歴史の先生のクセにこういうとこ読み取るのヘタクソっつーか
全然できてないよね。歴史が好きっていうより、たまたま成績よかったから、なれるのなら
なろうってなったクチかな?
川辺は動こうとしない勝に業を煮やして民に文句を言う。
でも民は、あの人は自分が決めたことかやり通す人だから言ってもムダ、と。
つか川辺が口出しすること自体お門違いなんだよなぁ。
あとこの時代の障子張りって一マスずつやってるけど、これは紙がそんな大きなサイズ
作れないからなのかな?とちょっとどうでもいいことが気になった。
と、ここで、沼田が見つかったという知らせが入ってくる。
会って話を聞くと、こないだ勝を襲った刺客の一人は確かに沼田で、勝が戦をしない
腰抜けだから襲ったと。
だからそろいもそろって、腹の内を知ってるわけでもないのに勝手に決めつけてどうするよ。
でも沼田は一年前こちらにとばされたらしいです。
だったらすごい苦労しただろうなぁ。
それでこんだけスレちゃったのもわからんでもない。
高瀬は、14日には戻れるよ、と言うけど、沼田は戻る気はないという。
川辺はあーだこーだ言うけど沼田に、あんた何もしてないよな、と言われてしまう。
家族も心配しているという川辺ですが、家族ならここにいるという沼田。
おなかの大きい女性が家から出てくるんですな。
まあこの展開だったら誤解もするよなぁ。
てか私なら面倒くさいから置いてけぼりにしますね。
いきがっていってるんだろうがなんだろうが、自分で選択したんだから好きにさせればいいよ。
そこまで必死になって連れ戻そうとするほど私はお人よしではないので。
川辺は、沼田にダメ出しされてすっかりショックを受けるわけですが、それは高瀬も同じ
気持ちだったようで。
高瀬も、進路相談だって偏差値だけ見ててこちらの希望を聞いてくれない、と言う。
あーそらあかん教師や。
自分の評価しか気にしてないタイプ。
柳田はフランスから取り揃えた武器を前にご満悦でした。
なるほど、これがるろうに剣心で使われるのか…。(使いません)
この後川辺はストーカーのごとく勝の動きを見てて、何したいんだかよくわからず。
ただ薩摩屋というお店が、薩摩の人ではあったんだけどこのようなご時世だから、町民から
嫌がらせされてるのを勝がとめに入ってて。
ここはこらえてくれ、と店の人にもいってたし、町民から自分が罵られても我慢する。
その様子を川辺は見て、勝は何もしてないのではなくて、本当にすべきことに向かって
一生懸命なのだと感じ取ったのではないかと思います。
この夜川辺は勝に、自分はダメ教師でたーとか愚痴を言うんだけど、このあたりはグダグダ
長すぎたからもっとスッキリさせても良かったと思うんだけどなぁ。
そんでこの後いい雰囲気になって恋愛フラグ立つも、一切回収されない投げっぱなしっぷり。
あーただ勝が、あなたはやり抜こうとしてる人だからすごいって川辺に言われて、やってる
ことは正しいかわからない、数年立たないと答えは出ないかもしれない、とはっきり言って
いたのは良かったなと思いましたね。
勝だって確信があってやってるわけじゃない、ただ信じたものを貫くだけだ、ってのが出ていて。
さて、薩摩藩が江戸へやってくる前日。
もう勝の言い分は誰も信用しないわけですが、柳田が部下に向かって、準備は整って
おる、ガチでやる気よな、と言っていたのを勝は聞き咎める。
それで高瀬に話をしたら、柳田の屋敷にエリがいるに違いないと確信、で、柳田の屋敷に
走っていくも入れてもらえるはずがない。
馬鹿なのか高瀬は。
あ、馬鹿だったな…。
このあと、火の見やぐらにのぼって半鐘を鳴らそうとするも、火消しに怒られる。
これも当たり前だ。
それで高瀬は、発煙筒を車から持ってきて火事にみせかけ、柳田の屋敷から飛び出てきた
エリとやっと再会するのです。
あのさ…この映画じゃ何も言われてないけど、この時代火つけは死罪ですよ?
むしろなんでとがめられなかったのか不思議なくらいだ。
実際に火はつけてないにしても…。
その頃勝は、火消しの親分に、もし薩摩軍が江戸に入ってきたら、江戸の町に火を
つけて欲しいと頼んでいた。
驚く親分だったけど、勝の顔を見て、勝がそういうのなら承知した、と受ける。
かっけぇなーと思いました。
民は隅田川から逃がすと。
それで皆準備に入るんだけど、西郷のところにも、火消しが妙な動きをしている、というのは
耳に入っていました。
川辺はなんでか高瀬らを探してたんだけどその途中、西郷に出会った。
すごい偶然だぁ。
まあ西郷はあの勝がよく行ってたそば屋にきてたんですけどね。
それで急いで戻った川辺ですが、高瀬がエリと一緒にいるのを見てワーワー喜んで
いて、でも柳田にエリがいらんこと言ったせいで歴史が変わった、と騒ぐ。
それはわかるけど早く西郷のこと言えと。
んで勝に西郷いたよと話す。
へーって感じの勝ですが、手紙を受け取っていなかったと知り、驚く。
んでそのそば屋に二人出向くわけですが、入り口に犬がいるのでビビる勝が面白かった。
西郷がつれてた犬かぁ。
中に入り勝は西郷に声をかける。
なんでも、4年前会って話をした時に、ここのそば屋がうまいと聞いて、ずっと来たかった
らしいんですね、西郷。
きたかいあったらしい。
うまそうだなぁ。
つらつらと他愛のない会話をしている西郷だけど、箸でそばを持ち上げた時、そばが
落ちたんだけど、それをまったく気にしないで演技続けて、さらにこれがOKテイクになってる
あたり、さすが佐藤さんやぁ、と思いました。
慣れてない人だといったんここで演技止めたりしちゃうからねぇ。
それで西郷はそばを食い終わって出ていくわけですけども。
川辺は、追わなくていいんですか、とか話しなくていいんですか、と。
うっせぇなぁ本当に。
勝は十分話した、と言う。
なんつーか、当人がいいって言ってることを外野がワイワイ言うことほど鬱陶しい事は
ないなぁ。
勝は昔アメリカに行った時に、民が大統領を選ぶという制度に驚いたという。
日本人同士争っていてはいかんと思ったと。
それを4年前西郷に話したらわかってくれた。
つまりこうしてそば屋で会えたことでこれからの展開はわざわざ言わなくてもわかる、
ということなんでしょうな。
そうして勝の家に使いが来まして。
西郷から明日、薩摩藩邸で待つ、というものでした。
柳田のとこにもその知らせは入っていて、柳田は手は打ってあるという。
それはいいけどエリがいなくなったことまったく気にしてないんだけど。
こういうとこがこの映画の雑なとこだなぁ。
その夜沼田が川辺を訪ねてきた。
考え直して一緒に帰りたいんで、と。
川辺は勝のとこに連れていって、こないだのことを謝罪するけども、ごちゃごちゃ細かい
ことが嫌いらしい勝、民を呼ぶ。
寝床のことなら民にいってくれと。
江戸っ子だなぁ。話が早い。
その夜何も知らない高瀬は、どうでもいい話を沼田に聞いた後、もし勝が戦を止められ
なくて、歴史変わって帰る未来なくなったら俺らどんな風に消えるんだろうなと言ってて。
私沼田に腹立つんですけど、この後勝を殺そうとしたってことは、自分が生きるためなら
幼馴染の高瀬とエリが死んでも構わないってことだよなぁと。
どんだけこいつ自分本位なんだよと思った。
誰も突っ込んでないけどこれすっごい腹立つんだけど。
この夜沼田は門の外にいた奴から刀をもらって、勝を襲おうとするも。
結局出来ず、かばった川辺の腕を切ってそのまま逃走しました。
どんだけ人に迷惑かけるんだよあのガキャー。
ここで生きてくなら生きてくでいいから人様に迷惑かけんなよマジで。
そうして朝。
勝は出かけていきます。
川辺らが今日戻るらしいので、実質ここでお別れのようです。
川辺は勝に未来に戻ったら生徒に必要とされる教師になる、と約束。
教師の役目は生徒の未来を作ることだから、と。
勝も、おめーらの未来は必ず俺らが守る、とカッコイイ約束を。
んで川辺は、二人には先に車のとこにいかせて、自分は沼田を探しに行くと走ってく。
私これ実はコミカライズされた方を先に読んだんですけど、この後の展開はコミカライズの
方がサクッとしててかっこよくて好きだったなぁ。
勝が刺客に襲われたところで沼田が現れて助けて、勝は「これは俺の戦いだ、お前は
未来に戻れ」と送り出し、そこに西郷の迎えが来て刺客を退ける、的な。まあ迎えは勝を
慕う人らでもよかったんだけど。
この方がスッキリする感じなんだよなぁ…。
まあともかくですね。
勝は当然刺客に囲まれるわけで、こっからだらだらと殺陣が始まります。
画面に効果なんだろうけど火の粉が飛んでて、これ見にくいのでマジやめて欲しいです。
こういう演出は余計。
それとカメラが揺れすぎて何がなんだかわからない。
まあ、なんで日本人同士で戦うんだ、なぜわからん、このボンクラが!と一喝してたのは
良かったけど。
一方川辺は家に行くけど、何もしらない奥さんが出てきて、沼田はどっかに行ったと言う。
しかもこの子は死んだ主人の子で、沼田はたまたまケンカの場に居合わせて、やられた主人を
運び込んでくれたが結局主人は亡くなり、それから何くれと助けてくれたようです。で、いきなり
静かなとこにいこうと言われたけど無理って断ったらどっかいってしまったと。
ここでも何もなくて残念だったんだけど、コミカライズではこの奥さんが「あの人は十分私に
つくしてくれたから、これからは好きなように生きて欲しい」と託すシーンがあるんですね。
それは入れて欲しかった。
これだとこの奥さんが世話になってたことを感謝してないみたいに見えるので。
ともあれ川べりて沼田を見つけた川辺。
あーだこーだ文句言う沼田をこのボンクラが!と一喝して連れていく。
そんでギリなんとか間に合って一同、現代に戻りました。
来た時はバラバラだったのに全員同じ時間に戻れる不思議。
つーか沼田の一年、どうなんでしょ…一人年上になってしまいましたが。
はい、この映画そういう説明は一切ございません!
勝の方はなんとか刺客を倒したんだけど、敵のリーダーにうまく誘い出されていることに
気付かない。
大砲で狙い定めてるんだって。
あれ?これ敵のリーダーも死ぬんじゃね?
そこに駆けつけてきたのが、火消しとかそば屋の主をはじめとする町民。
皆にちゃんと勝の思いは届いてたんだなぁ、と思いました。
いいシーンだけど殺陣が長すぎて感動半分だったのが残念。
そういうわけで勝は無事薩摩藩邸に入り、西郷との会談に。
柳田も話を聞いて、勝は江戸を味方につけたか…と言ってた。
こうなったら引くしかないですわな。
西郷は攻撃を中止する、と言った後足を崩して、もし自分らが攻撃してたらどうする
つもりだったんだ?と勝に尋ねる。
すると勝は、江戸に火をつけて心中するつもりだった、と。
そう言われちゃあ西郷も笑うしかないですな。
あとなんかルービックキューブの話題で盛り上がってた。
お前ら…。
現代にて。
結局エリが高瀬といい雰囲気になっていたのは吊り橋効果ってことになってて笑いました。
ちょっと変わったのは、エリや沼田が真面目に川辺の授業を聞くようになったということかな。
あと勝の写真を川辺が検索してみたら、完成したルービックキューブをつけて映ってたのは
笑った。
この演出は絶対欲しいと思ってたから、あったのは嬉しかったですね。
そうして授業中、高瀬が今度は明治時代のアプリをいじっていたので注意する川辺
ですが、その時画面が光り出し…。
るろうに剣心「京都大火編」へ続く!(続かねーよ!?)
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