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PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜 |
11/4鑑賞
うーん…まあ、親子で楽しむ分にはいいかなぁ…。
話の統合性とか求めるとあれなんで、アクションを楽しむ感じとしてみればいいんじゃないでしょうか。
物語としては、「ピーターパン」になる前の少年の話なので、メソメソしたりダメダメだったり
するとこがあるから、ピーターパンのつもりで見るとがっかりするかも。
ただアクションは3D公開前提に作られてるだけあって良かったと思います。
それとちょっといいなと思ったのは、ピーターパンで敵であるフック船長と、この話では力を
あわせて苦難を乗り越える友であったこと。
それがどうして決別するまでになったか、は語られてないけど、それはそれで語られてなくて
いいと思う。
それなりに楽しめる作品じゃないでしょうか。
冒頭で「友が敵になり、敵が友になることも」って言われてたけど、友が敵になるシーンは
あったかな…ああ、トミーのことかな…。
あと、このナレーション聞いた時に銀魂の、「昨日の敵は今日もなんやかんやで敵」を思い出して
1人でフフッてなってました。
銀魂いろんな方面で応用効くわぁ。
場所はイギリスの孤児院前。
何かに追われているらしき女性が子供を置いていきました。
子供の名はピーター。
何か理由があって置いていったようですね。
笛みたいなペンダントを託していました。
まあその前になんで人間界のここなんだって気もするけど。
ハリポタの校長でさえ、血縁関係のとこにハリーを頼んだというのに…(シッ)。
というわけで12年後。
ピーターはやんちゃでわんぱくな男の子に育っていました。
つーかこの孤児院の環境がかなり劣悪。
第二次世界大戦中で物資が乏しいのはわかるけど、院長が食料ピンハネしてて、子供たちは
グズグズの粥くらいしか与えられないんですよ。
これはひどい。
ピーターは食事への不満(院長がピンハネしてることに気付いてる)もだけど、孤児が少しずつ
いなくなっていることにも不信感を持っていた。
引き取り手が現れた、と院長らは言ってたけど、この戦時中にそういう人がいるか、って話
ですよね。
そんな中、空襲があって子供たちは地下シェルターへ避難するのだけど、その隙にピーターと
友達のニブスは院長室にもぐりこむんですな。
そこでまんまと、地下室のたんまりため込まれた食料やら、いろいろ見つけた。
何か熱心に探しているから何かと思ったら、ピーターの書類探してたみたい。
そこには、彼には知らされていなかった、母親からの手紙が保管されていました。
処分せずにもってるあたり、一応人の心はあったんかな、あの院長。
ペンダントも取り上げてなかったし。
そういうわけで見つかった二人は罰を受け、おまけにピーターの母からの手紙は目の前で
破られる始末。
ただ、ピーターはその手紙の破片は取り戻した。
てか、ニブスに文字を読んでもらうシーンがあったけど、なぜピーターは文字が読めないのか。
これは覚えておくと後で役に立つかもしれない。
そして夜。
孤児院に屋根から人さらいがきたー!
ニブスは船から飛び降りるんだけど、ピーターは飛び降りなかった。
彼が飛び降りていたら運命は大きく変わっていたんでしょうか?
空飛ぶ海賊船は子供たちを大量に乗せたまま、空を飛び、イギリス軍をものともせず宇宙に飛び出す。
おお、木星がとか思ってたら、ピーターが手でつまんでいたのは笑った。
おもちゃかよ!
そうしてやってきたのはネバーランドでした。
ただし、黒ひげが支配していた。
彼は子供をさらい、鉱山でピクサムという鉱物を掘り出させる仕事をさせていたのでありました。
ああ、ゲームが現実になるっていうやつ?(それピクセルや)
ここでピーターはたまたまピクサムを見つけたんだけど、それは別の人間の手柄として横取り
されてしまった。
まあそういうことはありますわな。
これで目を付けられたピーター、目障りな人間として見せしめに処刑されることに。
てか今、スキャバーズいなかったか!?(ハリポタのあの役やってた人)
ともあれ、ここで黒ひげに谷底へ向けて蹴落とされたピーターだけれど。
なんと飛んだ!
飛んで飛んで飛んで(やめなさい)
というわけでピーターが目を覚ますと、黒ひげの部屋に寝かされていた。
彼は、予言を思い出していたらしい。
この島には先住民がいて、黒ひげは彼らと縄張り争いみたいなことをしているわけ
だけれども、その先住民は妖精の国のことを知っていて、黒ひげはこの妖精の国に
行きたい。
なぜなら、ピクサムが大量にあるから。
これを彼は欲しているのです。
でもって、その妖精に伝わる予言が、妖精の国の王子と人間の女の間に生まれた子が
赤ちゃんの時に姿をけし、成長してこの島に戻り、黒ひげに反乱を起こす、というものだったと。
その少年は飛べる、ということで黒ひげはピーターを警戒しているらしい。
ただピーターは、おとぎ話は信じない、きっぱり。
そういうわけで牢屋に入れられました。
じゃあなんでベットに寝かせてたんだよ!
このあと、鉱山で知り合った帽子の男も牢に連れてこられた。
彼は、ピーターの飛ぶ力を利用してここから脱出しようと考えており、わざとやってきたらしい。
というわけで、結構簡単に牢を爆弾で吹っ飛ばして二人は脱出。
途中、スミーという、帽子の男の知り合いの力を借りて、ロープウエイみたいなとこへカゴに
入った状態で連れて行ってもらった。
彼らがここにやってきたのは、停泊している船に乗り込んで逃げるためだった。
ちなみに船は盗難防止のために、少し離れて停留しているので、ここでピーターの飛ぶ力が
必要になる、ということらしいです。
なるほど。
と、ここでピーターに重大な問題が発生。
高所恐怖症だそうです。
…馬鹿なの!?お前馬鹿なの!?
まあともかく、船に何とか3人飛び移って逃走開始ですよ。
…帆が破れてた気がするけど気にしない!
黒ひげの方は、ピーターらが逃げた話を聞いてテーブルの上のもの薙ぎ払うほど激怒してんだけど、
部下のビショップが、地図の上のコマとか「せっかくきれいに並べたのに」って空気読まない発言
してて笑った。
そういうわけで逃げ出した3人ですが、黒ひげの追跡にあい、船は森に墜落。
ここで帽子男の名前がわかりました。
フック、という名前らしい。
フック船長か…。
ちなみに、ピーターはこの島で母親を探そうとしていたんだけど、フックは逃げようとしていた
ので意見対立するも、とりあえず森を抜けようという話に。
このあと変なじいさんが出てくるからなんだこいつと思ってたら、黒ひげだった。
ピクサムは彼が若返るために必要なものだったらしいです。
なんつーか、女が永遠の美貌とか求めるならわかるけど、こんな中途半端なおっさんの
若返りなんかいるのかっていう。(おい、暴言)
この森の中で骨の鳥みたいなのに襲われるんだけど、フックが静かにしろって言ってる
のにピーターとスミーがしゃべり続けていて、お前らマジ空気読めよって思った。
このあと一同は、先住民であり、王女であるリリーと出会います。
これがまあ、もののけ姫のサンみたいでかっこよかった。
で、友好的な歓迎とはいかなかったようで、フックがなぜかつるされていて、先住民の
英雄と戦うことに。
フックがボッコボコにされているのを見ていられなかったピーターは、戒めを解いて飛び出すん
でずが。
彼のペンダントに気付いた先住民は一斉にひざまずきました。
彼のペンダントこそが、妖精国の王子と、人間の女性の間に生まれた予言の少年である、と
示すものだったからです。
こっからすごい展開が!と思いきや、飛べないと本人と認められないという、辛辣な現実が(笑)。
なおここでピーターはリリーから自分の母親のことを聞きます。
彼女、メアリーはもともと黒ひげのとこにいたそうです。
つーてもメアリーは好きじゃなかったっぽい感じですな。
黒ひげが好きで置いてたみたいな。
そんで、妖精国と戦った時に王子と出会い、恋に落ちた。
妖精の王子は妖精として長く生きることより、人間としてたった1日を過ごすことを選んだ
そうです。
メアリーの寿命まで待って、その後死ねばよかったのに(シッ)。
で、ピーターが産まれた。
メアリーはピーターを安全な人間界にかくして、ネバーランドへ戻ってきた、ということなんでしょうね。
その後また黒ひげとの戦いに身を投じたんでしょう。
メアリーはどうしているのか、というピーターの問いにリリーは、妖精国に身を隠している、と伝えた。
ただそこは秘密の領土であり、先住民は守り手である。
つまりピーターがきちんと飛んで、妖精国王子の子供であると証明されない限り、彼らは
ピーターを妖精国に案内することはない、と。
確かに、ペンダントもってても誰かから盗んだものかも知れないってのはあるしなぁ。
ピーターはひそかに飛ぶ練習をしているのだけど、自分を信じ切ることができずに飛べない。
落ち込む彼を励ますフックは良かったなぁ。
そんな中、黒ひげらがひそかに迫ってきていました。
ここでスミーがなんと裏切って黒ひげに情報教えるんですよ。
こいつ…!
そういうわけで黒ひげの奇襲にあい、先住民はてんやわんやになるんだけどリリーの、
「あなた(ピーター)が黒ひげを連れてきた」みたいな言い方はひどいなと思った。
ここでもフックがナイスフォローですよ。フォロ方十四フォローか!
あとフックがピーターを逃そうとするのがかっこよかった。
黒ひげがリリーに声かけてるのをわざと、自分が皮肉言ったりね。
先住民の王は黒ひげに殺され、他の連中も捕まってしまった中、リリー、フック、ピーターは
命からがら逃げだします。
妖精の国にいくためなんかな。
ピーターは黒ひげから、母親が黒ひげによって殺されたことを知り、ショックを受けていた。
リリーらはなんで自分に嘘をついたのか、と。
彼女らはピーターが去ってしまうのを恐れたからというけども、でも嘘をつくことがいいわけ
じゃないこともある。
川をカゴのようなものに乗って下っていた3人だけど、フックは川に手突っ込んで遊んでる
感じなんですね。
ここでリリーが、ワニがいると言い出して、サッと手を挙げるのは笑いました。
てかきみら、ぐるぐる回ってるだけで進んでないように見えるぞ…。
一方黒ひげの方は、スミーらとともに地図を探していて、妖精の国への地図を見つけていた。
なんであの王様こんなわかりやすい場所に隠しとくねん!
川の上でワニに襲われるピーターら。
ピーターは勢いあまって川の中へ。
ところがここで、人魚が助けてくれるのです。
ここはどうしてピーターが助けてもらったのか、が語られてなくて残念だったな。
多分彼が伝説の少年だからだと思うんだけど、誰か一人、ペンダントを触るしぐさをすれば
「ああなるほどね。だから助けるんだね」とわかったと思うけど。
もしかしたら人魚は誰でも助けてあげるってだけかも知れないけどね。
ただ人魚って人が嫌いっていうか警戒対象だから、やはり、彼が伝説の少年だから助けた、
というのがしっくりくると思うな。
この後リリー、唐突にピーターに、メアリーの最後を見せていた。
水に記憶移したから見られるんだって。
メアリーは勇敢に黒ひげと戦ってました。
黒ひげも後悔するくらいなら殺さなきゃいいのに、とは思いますが。
そういうことがあるから、ピーターのことは余計に憎いんだろうな。
船を見つけてフック、少し直せば飛べるって大喜びして、これで帰る、というのですが
ピーターとリリーは残りました。
ここでフックが別れたのは意外だったな。
ピーターとリリーはついに妖精の国の入り口にきました。
ピーター、ここに書かれてある文字が読めることに気付く。
つーか入り方ちょこっと書いてあって、あと武勇伝とかどういうことよ。
なんで扉にそんなもの書いてんだよ妖精王。ここはメモ帳か。
そんでペンダントを鍵にして入ろうとしたのですが、後ろには黒ひげらが。
ペンダントは黒ひげに取られ、ピーターとリリーはとらえられて黒ひげの船で妖精の国へ。
そこはピクサムだらけだったので黒ひげ大喜び。
つーかさ。
まずピクサム大量にとらないのかな?と思いました。
一度は戻んないといけないし、そうなったらもう扉開かなくなる可能性もあるじゃん、と。
そんな現実的なことを考えていたのは私だけでしょうか(笑)。
ここで二人のピンチに駆けつけてきたのがフックでした。
帰ったと思ったけどこっそりやってきていた。
頼りになりますねぇ。
あと、妖精のティンカー・ベルも近づいてきてたけど、ピーターは危険だから離れるように、と説明。
この後乱闘状態ですよ。
で、フックが谷底へ落ちそうになり、ピーター、彼のために勇気を出して飛んだ。
いいですねぇ。
裏切ってたスミーも、リリーのピンチにこっそり助けた。
フックを助けて飛ぶピーター。
フックははしゃぐなよって言うんだけど、落ちそうになって、ピーターに「はしゃいでいいから
落とすな」って言いなおしてました。
そういうわけで力を得たピーター、妖精とともに黒ひげ団を撃退。
黒ひげもぶちのめして、彼は船とともに谷底へ落ちていきました。
そうか、妖精は飛べるから道とかなくても別にいいんだなこれ…。
この後ピーターはメアリーの思念と対話する。
少しだけ大人になったんでしょうね。
そしてピーターは人間界に戻り、あの院長にしいたげられていたニブス以下子供たちを救い出して
ネバーランドへ向かうのでありました。
ここの船でフックに「僕たちずっと親友だよね」って言ってたのがなんか悲しかったな。
最後の、この切ない終わり方も良かったと思う。
もう少し夢がある感じの内容でもよかったかな、とは思いましたが、まあ大体良かったんでは。
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