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信長協奏曲 |
2/1鑑賞
話は面白かったんだけど2時間20分もやる必要ないでしょ。
ぐだぐだと長引くシーンが多くてちょっといらっとしました。
あと一つ。
細かい事かも知れんけど致命的なミスがある。
炎の中本物の信長が、サブローと帰蝶の人形をケーキの上に立てるシーン。
あれ信長はサブローを向かって左側にしていましたが、この時代の人間は絶対にそれはしない。
置くとしたら必ず男の人形が右です。
無意識に現代の感覚でやっちゃったんだろうけど、この時代に、殿様が左側に立つことはないので、
これはもったいないミスだと思いました。
サブローが左側にサブローの人形を置くのならわかるんですけどね。
最初のケーキではきちっと右側にサブローの人形がいたから、これは命じて人に作ってもらった
ケーキで、時代考証ちゃんと考えてあるなあと思ったんだけど。
昭和の時代までは、高貴な方が夫婦で立たれる時は、男性は向かって右側に立つのが当たり前の
はず。
(とか偉そうに書いてて、いや左に立ってもおかしくないですよとかあったらすみません)
というわけで。
一点残念だったとこ(上のコレじゃなくて)を除いては、すべて歴史のつじつまがあうような
展開にしてたのは良かったと思います。
ただ、テレビで見たかったなぁ…。
もう待たされすぎて話の内容細かいとこ忘れてたし、サブローのキャラがなんかすげー
変わったような気がする。
さて。
サブローが皆から動くなって言われてるのですが、何かと思ったら肖像画を描いてもらって
いたらしい。
しかも勝家が「威厳が足りない」とかいってヒゲを描きだす始末。
さらに皆が、殿はもっとダンゴ鼻とか、死んだ魚のような目をしてるとか言い出してさりげなく
サブローディスってる。つーかサブローは銀さんかよ。
でも秀吉が、コレはこれで悪くないとか言い出した。
いいのか、お前これで本当にいいのか。
皆が似てる似てるというので、サブローわくわくして覗いたら…。
あっこれ歴史の教科書に載ってる信長像やー!
さらに帰蝶がやってきて「ずいぶんと男前に描いてもらったのー」と。
そこに森が「殿ー!」って滑り込みながらやってきた。
ここらはいつも通りですなっていうか確かこの人、鬼の方の長兄だっけ?蘭丸の方?
よく見てなかった。
まあいいや。
安土城が完成したらしいですよ。
なぜこんなもん作らせたし。
この席でサブローは、日本はそんなに広くない、と地球儀で話をする。
…サブローこんなに頭のいいキャラでしたっけ…?
まあ地球は丸いという話をするのであれば、なぜそこから人が滑り落ちないかについては重力の
話が必要になってくるけど、サブローでは無理だろうなあ。
松永が城完成おめでとーとやってきましたよ。
私このキャラ好きだなあ。
松永は、余命いくばくもないのによく頑張るなぁ、とサブローを褒める。
彼は歴史の教科書を渡してきました。
ああー、道三、本能寺の変は破いたけど次のページの「信長の死後、明智光秀は秀吉に討たれて」
のとこ、破くの失念しちゃってたかー…。
ショックを受けるサブロー。
しかも、サブローが歴史を新たに作ってると思ってやってきたことは、すべて歴史の教科書に
書かれている、と指摘する松永。
確かに。
てか松永さんよお、あんたは信長より先に死ぬんですけどね。
そこまで知ってたかはわからないけども。
その頃信長は、自分の地位を取り戻すべく動き出そうとしていました。
伝次郎先生に騙されちゃってまぁ…。
(伝次郎だとややこしいので、このレビュー内では秀吉と記載します)
その頃信長の臣下、丹羽、勝家、佐々らは、少しでもサブローに認められようと小競り合いが
絶えなかった。
つーても口げんかくらいのかわいいもんですけどね。
恒興がおさめようとしたら飛び火していて笑いました。
廊下では帰っていく松永と秀吉がすれ違っていたんだけど、松永が秀吉に、簡単に天下取れると
思ってんじゃねーぞ、と。
この人はサブローよりは歴史を知ってるでしょうからねぇ。多少だけど。
挑発が面白かったです。
自分が数年のうちに死ぬこと、歴史からは逃れられないことを知って落ち込むサブローですが、
そんな折、本願寺が挙兵したとの知らせが。
さらに、雑賀衆とも結託しており、上杉謙信とも手を組むかも知れないとの話が。
こうなったらもう制圧できなくなってしまいます。
さらに、毛利が加勢するかもしれないという話も出てきた。
一刻も早く各地に兵を出す必要が出てきた。
そういうわけでサブローは秀吉の進言を参考にして、皆を配置していく。
秀吉は信長に、この機会に乗じてサブローを殺せと持ちかけていました。
出陣することで安土城に残る兵は少なくなるからと。
作戦としては、本願寺制圧へ明智光秀が向かい、砦を築いて取り囲む。
わざとこう着状態にもっていってその間にこっそり光秀こと信長は抜け出して安土城にいき、
サブローを討つというわけです。
おそらく秀吉としてはその後、光秀を逆賊として討つ作戦まで立てていたでしょうな。
そこまで考えが至らず、そうすれば信長の地位を取り戻せると思ってるとこがなー。この信長の
器の限界なんだろうなあ。
しかしここまで信長をダメ人間にかいてる作品も珍しい。
信長は初陣のことを思い出していました。
秀吉の村を焼き討ちした時のことだな。
なぜか父から「お前はやはり次期党首の器ではなかった」と叱られてた。
何があったんでしょうね。
帰蝶のところにはお市がきてました。
ああ、長政死んだから戻ってきたんだっけ。
お市は帰蝶が指輪をしてないことについて、サブローに頼んだらどうかと提案する。
二人連れだってサブローのとこに行くも、自分がもうすぐ死ぬということを知ってしまったサブローは
「戦が始まるからそんなことはしてられない」と断った。
帰蝶傷ついただろうなあ。
自分が死ぬからってのはあったんだろうけど、でも、だからこそ残しておけることもあると
思うんだよね。
まだまだこのあたり、サブローは人として未熟なんだと思います。
さて。
各地で戦が始まりました。
サブローは帰蝶の身を案じて家康のところに行けというけれども、帰蝶は断った。
サブローは帰蝶に、自分はもうすぐ死ぬ、巻き込みたくないと話しました。
自分は未来からきた人間で、500年くらい先の未来からきた。
タイムスリップしてきたんだと。
自分の持ち物も全部未来のものなんだよ、とスマホなどを見せる。
そして、タイムスリップしてきたから信長がもうすぐ死ぬのを知っていると。
…つい先日、松永に言われて知ったんじゃねーかよ!
でもそんなことを突然言われても帰蝶は受け入れがたいよなぁ。
去ってしまうんだけど、話を聞いていた人間がもう一人いた。
恒興でした。
その頃光秀こと信長は、もう発っても大丈夫だろう、とひそかに安土城に向かっていた。
秀吉もまた、これで信長を討つことができる、とほくそえんでいたのですが…。
本願寺とこう着状態にあったはずの砦で戦いになってて、信長はその知らせを受けてあわてて
戻ってくる。
なぜ自分がいなくなったのがばれたのだ、と言ってるけど。
松永が知らせていたんですなぁ。
こいつは一緒に本願寺を取り囲んでいたんだけど、信長がいなくなったと見るや、さっさと
本願寺に知らせにいってたらしい。
彼としてはサブローのことを助けるというより、これで光秀が壊滅してくれりゃラッキーって
とこだったのかも知れないですね。
自分の方が天下取りに近づく、みたいな。
でも悲しいかな、歴史に縛られてるのはサブローだけじゃないんですよね。
(松永のこの動きも歴史通り)
さて光秀が囲まれて襲撃されて大変なことになっている、という知らせを受けたサブロー。
彼が自分の命を狙っていたとも知らずサブローは、自分が助けに行く、と言います。
全国に散らばった家臣を呼び戻してるヒマはないってことですな。
恒興が心配そうな顔してたけど、もうすぐ死ぬって聞かされてたら、そりゃ嫌だろうなあ。
でもちゃんと、サブローに危ないことはするなって言うんじゃなく、やりたいことをさせるって
意味では本当にいい臣下だと思う。
このあと恒興、光秀を助けるぞ!って言ってたけどここ思い切り滑舌悪かったぞ。
明智軍囲まれて大ピンチです。
ところがそこに援軍がきたと報告が。
しかも先陣を切っていたのがサブロー。
明智軍からしたらこんなに心強いことはないよなぁ。
てか鉄砲隊いたけどまさに「当たらなければどうということはない!」だなこの状況。
そういうわけで戦いになりまして、信長、勇気を奮い起こして戦った。
サブロー、戦いの最中に足撃たれたけど何とか頑張りました。
しかもピンチになった時に、勝家らがやってきたんですよ。
皆必死に戻ってきたんやなぁ…。
でも勝家、「そのお方をどなたと心得る!織田信長公にあらせられるぞ!」ってそれは水戸黄門の
見すぎですね、ハイ。(水戸黄門がこれを真似した可能性!←)
見守っていた秀吉も、なんだよ計画と違うじゃんって感じだったけど、しぶしぶ加勢に加わった。
戦うサブローを信長、じっと見てるんだけど、なんていうか、サブローを殺しさえすれば自分があのまま
あの地位に納まれる、自分はやっていけるみたいな浅はかな考えだったのを恥じたのではないかな、と
思いました。
戦い終わってサブローのところに恒興がやってきて、「私は知りませんでした」と言う。
あの夕日がどこに落ちて行くかなど、考えたこともなかった、と。
ここのシーンはなんか好きだなぁ。
恒興は、殿が見ていた世界を自分達にも見せて欲しい、と言う。
戦いのない世界を。
そしてサブローは帰蝶に、結婚式しようと言い出した。
自分は死なないからと。
歴史と戦う決意したんでしょうね。
でもフラグ立てまくりだなセリフが…。
帰蝶より先に死んだりしないとか。
で、「二人でいっしょにしわしわのじーさんばーさんになろう」って言ったら帰蝶が嫌だと言うから
何かと思ったら、「自分はしわしわにはならない」って。そこかよ!
秀吉、本願寺の襲撃について松永のタレコミと気付いたようですね。
また、信長はもうサブローの襲撃はやめる、自分は光秀としてサブローを支えていく、と言うのですが…。
自分の初陣の話を秀吉にする信長。
武功を立てようと焦って、村に意味もなく火を放ってしまった、それを父は見ぬいたのだ、と話を
するけど、秀吉ますます激怒してますな。
まあ確かに「意味もなく」って言われたら、家族が死んだのは無意味だったのかって思うだろうし。
これがやむなく火を放ったとか、火が回っちゃったとかならともかくなあ。
松永の方ですが、秀吉から攻められていた。
タバコを悠々吸ってるのは彼らしいですな。
ここに秀吉が爆薬をもってやってきて、何を知っている、と問いただしてきた。
松永は、お前光秀を殺すんだろ、と言ってみせた。
この時秀吉は表情を変えなかったけど、内心ぞっとした部分はあるんじゃないですかね。
なぜこの男はそんなことまで知ってるんだろう、みたいな。
それで松永を切って爆薬に火をつけていくけど、この時代タバコってあったかな…。
いや秀吉が、松永が投げ捨てたタバコを拾って火をつけてるのを疑問に思ったので。
確かタバコはまだ信長の時代には入ってきてなかったような…。
だからそんなワケわからんものよりは、火矢使って火つけそうなもんだけどなあ。
まあいいや。
こうして松永は歴史通り、爆死したわけですが…。
カメラワークに何かあるのかと気になりましたね。
その頃サブローは家康と会ってた。
なんか家康、「最近てんぷらしかのどを通らない」とか言っててサブローに「てんぷらがのどを
通れば十分でしょ」とズバッと突っ込まれててめっちゃ笑った。
さらに、後ろにずらーっと女はべらせてるし…。
家康は、前に帰蝶預けに来るって言ってたけどその話どうなった、みたいな確認をしていて、
サブローは家康は頼れる存在だったからお願いしようと思ってた、と説明。
すると家康がビシッとして、頼れる存在になって見せますって言うんですね。
まあこの調子で、女のことはさておき頑張ってもらったら…。
そういうわけでサブローは一同に、帰蝶と改めて祝言をあげる、場所は本能寺と言います。
あー…でっかいフラグが立っちゃった…。
サブローは朝廷へ用事があるから先に出るみたいです。
その夜。
サブローのとこに信長がやってきた。
彼は、サブローのことを太陽のような男だと言う。
自分はせいぜい月だと。
でもサブローは、月も地球にとってなくてはならない存在だと話をします。
彼の残念なところは、自転がどーとかってレベルだったわけですが。
潮の満ち引きとかね、まあいろいろあるわけですよ。
サブローとしては、自分も信長もこの世に必要であるということを言いたかったらしいんですけどね。
そういうわけでサブロー、恒興に一つあることを託して出立しました。
帰蝶はサブローの荷物を整理していたのですが、スマホを見つける。
もう充電なくなったからつかないんでしょうね。
と、そこにお付のものが、さっき同じものを見ましたと伝えてくる。
大坂に河童が出たらしいんだけど同じものを持っていた、タイムスリップしてきたとか言ってた、
ということを聞いて帰蝶、大慌てでそちらに向かう。
…今気づいたけどゆき出てないんですね…。
(と思ってたら掲示板でご指摘いただきました。そーいやかばって命落としたんでしたね)
その頃秀吉に信長は、もう復讐劇は辞めると言ってたけど秀吉は、お前が断れば帰蝶や
お市らの命はない、と脅すのでした。
ひそかにサブローにでも伝えればよかったのに…。
自分を斬ろうとする信長に秀吉は、切りたければ切れ、帰蝶が死ぬぞっていう。
帰蝶の大坂行きに自分の部下を潜ませたらしい。
…信長が秀吉を殺す→明智軍を帰蝶のもとへ差し向けて保護する→サブローにもしらせる
この流れでまったく問題なかったと思うのですが…。
見事に秀吉の策略にはまっちゃうとこが、彼の力量不足なんだろうなあ。
ここで初めて信長は秀吉の正体が、昔村を焼き討ちした時の生き残りであると知ったのでした。
さて帰蝶ですが。
河童というか河童の着ぐるみだなこれ。
これもしかしてトーテムの宣伝?というかネタ?
わかんないけど。
名はウイリアム・アダムス、彼は気が付いたらここにいた、タイムスリップしてきたと言う。
磯ノ浦ビーチって言うからトーテム関係なかった。
で、帰蝶は信長のことを知っているか、と聞くとアダムス、歴史は好きだから知っているという。
でも、死んだ日時はわからないって。
まあそれは日本人でも知らんけど。
明智光秀に殺されたはず、本能寺というところで、と聞き、帰蝶は顔色を変える。
サブローのもとに死が迫っていました。
ケーキを用意していたサブロー。
人形が乗っててかわいいです。
ここのケーキに乗ってる人形が、向かって右にサブローの人形、左に帰蝶の人形で、ちゃんと歴史公証
してあるなーと感心してたんですよ。
サブローが作ったんじゃないだろうから。
この時代は帝の並び方に従って、右側に男性、左側に奥さんと並ぶのが普通でした。
だから京雛は今でもこの並び方です。
いわゆる関東雛といって今普及しているひな人形のお内裏様の配置は、大正天皇が西洋の
マナーを取り入れたことから始まった配置です。明治時代にはあったけどまだ写真もそんなに
少なく、認知度は低かったと思われる。
だから、男性が向かって左に配置されるのは少なくとも大正以降でないとおかしい。
ようやく昭和に入り広く認知されたはずなので。
話が大きくずれました。
本能寺へ向かっていた信長。
被り物を取り、自分こそが信長である、本能寺のニセモノの首を取るぞ、と部下に命令。
それを見ていた秀吉、敵は本能寺にあり!と言ってました。
お前が言うんかーい!
一生懸命戻ってきていた帰蝶ですが…。誰かの兵に囲まれたよ。
寝ていたサブロー。
何かに気付いたように目を覚まします。
そこに蘭丸が駈け込んできて、明智光秀謀反と知らせてくる。
サブローは驚いただろうなあ。
この後乱闘になって、蘭丸も勇敢に戦っていたのだけれど、やってきた光秀が信長そっくりな
ことに驚き、その隙に切られてました。ああー残念。
…よく考えたら信忠はどうなってんだろ…存在してるのかな…。
顔を合わせた信長とサブロー。
信長は、こうしなければ帰蝶らの命が危なかった、でも帰蝶はさっき自分の臣下が無事保護
したと知らせが入った、と伝える。
そしてサブローに逃げよ、と言うのですね。
秀吉がお前の命を狙っていると。
ここのシーン大事なのはわかるんだけどしばらくグダグダと話していてちょっと疲れました。
逃げろという割にずいぶん悠長に話してるなあと。
信長は、サブローのことを自分はねたんだのだという。
身代わりになってくれと言っておきながら、家臣に慕われるサブロー、帰蝶と仲睦まじい
サブローを見てねたんでしまったのだと。
でも自分がなすべきことは、こうやって地位を奪い返そうとするのではなく、サブローに信長の
名を託すことだった。
逃げるなら一緒にっていうサブローに「行け、信長!」と叫ぶシーンはちょっと感動しました。
でもちょっとここは長かったわ…。
この後サブローは逃げていきます。
一方信長は、人形を拾い上げてケーキに飾ってた。
ここの飾り方が冒頭で言った通り、まったく反対だったわけなんですね。
この時代の人間がこの並べ方をすることはありえないので残念。
信長自身も几帳面だからどっちでもいいやって思いで置くはずは絶対にないし。
まーともあれ。
やってきた秀吉に信長はこの命をもってすべてを終わらせてくれ、と言うけど秀吉は聞き入れなかった。
そらそうでしょうな。
信長の関係者を皆殺しにして天下は自分のものとするとか言ってるけどお前、そんなことしたら
家臣ら黙ってないと思うけどね。
このあと信長は殺されるのですが、このシーンも無駄にながかったなぁ。
いやわかりますよ。
秀吉が信長を殺してもただむなしいだけだった、何もみたされなかったということを訴えたいのは
わかるけど、刺されてる割に信長も死んでねーし、ざくざくさしまくってるし、それをずーっと見せつけられる
こっちの身にもなってくれと。
最後信長は二つの人形を見ながら息絶えました。
多分彼はそんなに後悔はなかったんじゃないかな、と思うけど。
外に出てきた秀吉は、信長は死んだ、明智光秀が逃げた、あいつは信長そっくりの顔をしていた、
として方々に追っ手をかけます。
…同じ顔をしていた、でごまかせるかなぁ…。
帰蝶のとこにも追っ手がかかって、彼女は逃げます。
なんでゆきいないの?
守るっていったのに。
で、逃げた先で偶然サブローと遭遇。
二人で荒れ寺の中に逃げ込みます。
サブローは、歴史は変わったんだと喜ぶ。
信長は本能寺の変で死ななかったと。
…まだ光秀にされちゃったの気付いてないな…。
知らせを聞いた恒興は、秀吉が「光秀は信長と同じ顔をしていた」ということを広めていると知り、
多分真相に気付いたんじゃないでしょうか。
光秀を殺させてはならない、とあわてて飛び出していきます。
てかなんで自分の軍動かしてないのかなって。
一人で探し回ってんですよこの人。
明智軍と合流できたサブロー、自分が光秀として追われていると知り、やはり歴史は変わらないのかと
ショックを受けてしまう。
朝がきました。
サブローは自分は明智光秀として行く、必ず帰蝶のもとに戻ってくる、と言います。
帰蝶もいつもの調子で送り出してて偉いなあと思いました。
この後恒興がやってくるのだけど、そこにいたのは帰蝶一人。
彼女は、サブローはいってしまった、もう二度と戻ってくることはない、と。
彼女は知ってたんですね。
サブローが死に戦をしにいったと。
だからわざといつもの調子で送り出してあげたんだろうなあ、と。
でもそんな帰蝶に恒興は「それは違う」と言います。
彼が差し出したのは、行く前にサブローが頼んでいた指輪でした。
これは夫婦の証であり、離れていてもいつも帰蝶のそばに殿はいます、と。
いい話だったなぁ。
でも延々と帰蝶が泣くシーンは逆にしらけるので、ほどほどにしといてくださいって思いました。
てかサブロー、信長であるとか主張してもダメなんですかね。
明智軍と一緒ってあたりでダメか。
ここで戦いになって結局サブローはとらえられて秀吉の前に引きずり出される。
でもサブローは信長と違って、自分ひとりの命で終わらせてくれ、とは言わなかった。
復讐をしても意味がない、憎しみから憎しみが産まれるだけ、ミッチーを殺して幸せに
なれたのか、と。
秀吉多分、痛いほどそれを理解してたと思いますね。
復讐を果たしても何一つ自分の心が晴れなかったことを。
そして、自分が平和な世の中を作っていくのが無理なら、秀吉に任せるという。
秀吉だけではなく、皆で作っていって欲しいと。
皆にこの思いを託す、と。
平和な時代はいつか必ず来る。
だから皆、頼んだよ。
秀吉はそれを聞いた後切ってたけど彼の中でおそらく、何かが変わったとは思います。
サブローが目を覚ますとそこは現代でした。
それから多分一年くらい経過したんじゃないかな。
社会人になってたっぽいので。
朝出勤しようとわたわたしているサブロー。
つけたテレビに松永映ってたけど気付いてないな。
多分これ、殺されたら現代に戻れるという逆GANTZの法則じゃないの。
この調子だと絶対斎藤道三も戻ってるよね。
と、ポストに何か投函された。
あけてみるとそれはアダムスからでした。
こいつも戻ってきたのか。
てかどうやって住所わかったん…?
あの時代に残してきた、制服とか持ち物とかから調べたのですかね。
学生証に住所でもあったのかな。
転送されてたから一年内に引っ越したんか。
サブローって高校3年生だったっけ?まあいいや。
ともあれ手紙には、帰蝶に自分が助けてもらったこと、家康に仕えていること、秀吉にサブローが
斬られた後遺体は忽然と消えてしまったこと、自分が未来に戻ってこれたら帰蝶にこれを届けると
約束したことなどが書かれていました。
ということは秀吉はきちんと、サブローの言うとおり平和な世の中をつくったということでしょうね。
帰蝶が殺されてないということが物語ってる。
同封されていた記憶メモリには帰蝶の動画が残されていました。
サブローがいなくなっていろんなことがあった、皆戦った、そうして時代は流れ秀吉が天下を取り、
そのあとを家康がついだと。
…帰蝶全然老けてないけどいくつなんですか…。少なくとも60か70代くらいにはなってないと
おかしいんだけど…。
まさか、しわしわのばーさんにはならないといったことを実行しているのか!?
帰蝶は、時代は離れてもこれがあればつながっていると指輪を見せます。
平和にしたいというお前の願いは皆に届いたと。
これ考えたらのちに、秀吉が勝家と対立したあと、お市らの命を助けようとしたこともつじつま
あいますね。これ以上遺恨の種を残さないようにした、みたいな。
サブローは自分がタイムスリップしたあの場所にきました。
殿!と自分を呼ぶような声がした気がして振り向くも誰もおらず。
この後歩いていったけど、何もないところに歩いていってどうすんだろう。(突っ込み無用)
一つだけ「こうして欲しかったな」と思ったのを言わせていただければ。
信長がサブローを亡き者にしようとしたことを後悔するも、秀吉に脅されてせざるをえなかったので、
本能寺にてサブローが逃げた後、秀吉と信長が話をしている間に、信長おつきのあのじーさんがわざと
顔が焼けたような遺体を「光秀を討ち取ったぞー」と大騒ぎして、皆が勝どきをあげてる間に信長は
逃げる、秀吉は改めて討伐軍を出す、その後の展開はそのままで、サブローが現代に戻った後、
家康のもとにひょっこり光秀こと信長がやってきて、天海としてご意見番を務める、なんて歴史でも
良かったんじゃないかと。それなら天海の正体が光秀と言われつつも、家康がそばにおいていた
つじつまが合うというもの。
だってフィクションだしね!
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