多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)


名探偵コナン
から紅の恋歌

4/26鑑賞

 アクションシーンは少なかったけど、前作と同じくらい好きですね。
 話が良かった。
 和葉ちゃんがかわいかったです。
 コナンにしては珍しい、恋愛が主軸って感じで。
 その分犯人は結構冒頭からわかりやすいですし。
 ただ、2日特訓しただけで、かるた大会の決勝にいけるほど、かるたって楽なもんではないので、
そこらはまあ漫画ならではですね。かるたの関係者さんも「そんな簡単なわけあるか」と腹を
たてずに、主人公補正(和葉ちゃんは今回の映画主役だと思うので)と思ってあげて欲しい。
 強引で雑だとは思いますが。ええ。
 でも恋愛が進展しなかったのは本当に残念。
 紅葉がもっとがっつり迫ってくるかと思ったらそうでもないし、平次は和葉に対して行動起こさないし。
 そういうのは本当に残念。
 映画だからメインの話を動かすわけにはいかないってのはわかるんだけども、もっとこう恋愛
がっちりかと思っていたので残念でした。蘭と新一については完全に空気。
 紅葉は本編にも出てきて欲しいですね。
 いいキャラでもったいないし。

 今回説明で出る文字が渋くてよかったなあ。
 京都の矢島という家にて。
 矢島という人が紅葉の試合をテレビで見ながらかるたの練習をしてて、これならいけるとか
何とか言ってます。何か手がかりをつかんだというようなことを言ってる。このセリフはミス
リード狙ってるんでしょうな(見てる人に対して)。面白い。
 と、ここでこの矢島さん、刀をもって侵入してきた男に殺されてた。
 つかなんで刀で殴るのかと思ったら錆びついて抜けなかったのか。
 銃で殴るみたいなボケかと思った。(なんで殺人事件でボケないといけないのか)
 冒頭2分で二人の殺人!とはなりませんでしたが(4/22放送アニメ)、これもなかなか早い
殺されっぷりですね。
 矢島はあるかるた札を握っていた。

 毛利のおっちゃんら一同はテレビ局で、紅葉の試合リハ風景をみてました。
 対談があるらしくてきたんだけど、紅葉がかわいかったからフラフラと見学にきたらしい。
 お前…。
 で、紅葉の試合相手が、和葉と同じ学校でかるた部の未来子。
 ちなみにおっちゃんらが少年探偵団とここにいるのは、博士が用事でこられなかったからで、
園子も来る予定だったんだけど病気でダウンしたらしい。
 大変ですなあ。
 てか登場人物絞ってもいいような気がするんだけどねえ。
 いろいろ出すの大変だろうし。
 OPの音楽はよかったですね。
 年に一度の山口さんもかっこよかったです。(年に一度とかやめなさい)
 平次は自分の正体を知ってる、というコナンだけども、友達だからって助けにきてくれたのが
唯一、平次なんだよなあ。
 まあそれはともかくとして。
 紅葉はかるた会の未来のクイーンと言われているようです。
 百人一首の団体「皐月会」というのがあって、そこが年に一度やってる、皐月杯という
大会があるらしい。
 その皐月会所属で、百人一首の高校生チャンピオンが紅葉と。

 子供らはとっとと楽屋にいって、コナンは毛利のおっちゃんの見張りにいっている。
 そこに、カルタが物々しく運ばれてきました。
 なんでも、皐月杯の決勝戦で使われるものらしいです。
 痛みが激しいから決勝戦でのみ使われるもので、普段は美術館に保存されている、
お宝ともいうべきものです。
 これさ、後半になってコナンが「博物館に保存されていた」と言ってるけど、美術館の
間違いでしょ。博物館に保存してどうする。
 ちなみに去年は紛失騒ぎがあったそうです。
 それで、門下生の矢島が警備を強化することを言い出し、管理が厳重になったと。
 皐月会会長阿知波の持ち物らしいです。
 毛利が誰?と言ってて、皆コケたの笑う。
 対談相手らしいですよ。
 ちなみに難波の不動産王とも言われてるようで。
 すごい人ですね。
 この皐月会は阿知波の奥さん、さつきさんが作ったものらしいです。
 コナンが、対談するなら話題になりそうなことを頭に入れておかなきゃ、と
珍しくまともなこと言ってて、奥さんがかるたの試合をする前は、阿知波が車を
洗車してげんをかつぐみたいだよ、と説明しています。
 これが事件のヒントになるんですね、わかります。(おいやめろ)

 阿知波と対談しようとしたら、奥さんは3年前に亡くなっているらしい。
 …なぜそんな重要なことを誰も知らないのか…。
 ちなみに、秘書としていた海江田という人は今はどこにいるかわからんらしいです。
怪しい云々平次が言ってたら、紅葉に怒られた。
 そんな中スタッフが、矢島に連絡が取れないといってきます。
 紅葉の対戦で来る予定だったのにこなくて、電話が通じないと。
 それで代役を関根に頼む、という話が出てくるのですが…。
 その関根らしき人は、矢島の家で刀片手に震えてた。
 ここからして不自然なんだよなあ。
 これは関根が矢島を殺したというよりも、死んでいるのを発見し、そこに落ちて
いた刀をひろってしまった、だと思う。
 関根は矢島がかるた札を握っているのに気付きます。

 と、平次は歩いていて角で紅葉とぶつかってしまう。
 つーか角で出会いって少女漫画でもねーよ。
 紅葉は、未来の旦那さんとか喜んでます。
 なんですか、角でぶつかった人は皆運命の旦那さんなん?(違う)
 平次はというと、胸が大きいので腕組まれてまんざらでもない様子。
 おーい誰かこいつ、テレビ局の屋上からつるしといてー。

 紅葉のあの態度に平次は、どこかで会ってたのかもな、とか言うけど、和葉にとっては
ショックでしょうね。
 でも和葉だって、気持ちを伝えてないから悪いとこもあるんですよ、と真面目に
突っ込んでおこう。
 ここで紅葉が、未来のクイーンと言われていることがわかります。
 
 一方大阪府警では、日売テレビ(今コナンらがいるとこ)あてに、爆破予告が
届いたという話が。
 かるた札が添付されてました。
 大体爆破の犯人がこんなヒント出すってのもどうかと思うんですが。
 そういうわけでテレビ局では避難呼びかけが始まります。
 コナンは毛利のおっちゃんに捕まって強制退場。
 平次は紅葉らを心配して確認にいってました。
 未来子らも避難と言われてたけど…。
 飾られてたかるた気にしてたの、わかるなあ。
 他の人にはなんでもないかるたでも、皐月会に入ってる人にとっては大切な宝だもんね。
 彼女が引き返してかるたを取りに戻ったのもわかるわ。
 コナンは避難した現場で爆破予告が入ってるのを知り、こっそり離れてスケボーを取りにいきます。
 てか中に入ってどないなるもんでもないのになあ…。
 自分だけが爆破に巻き込まれたら危険だぞとか思うんだけど。

 さてかるたを取りに戻った未来子を心配して、平次、和葉が。
 警備員が避難しろとやってくる中、3人脱出。
 ここでわざとらしく、置いてある爆弾映るんだよなあ。
 
 そんなわけで爆発しないのかと思いきや犯人、爆発させるんですよ。
 しかも何か所にも爆弾しかけてた。
 あのさ。
 ある目的があって爆発させたかったのはわかるんだけど、局巻き込んではやりすぎでしょ。
 これ確実に死刑コースだよ。
 で、未来子は警備員とともに避難することになるけど、平次と和葉は道をふさがれ別の
ルートから逃げることに。
 ここで盛り上がるかと思ったんだがなあ。
 つか後半も同じく脱出シーンあるから、同じこと2回繰り返す意味は?って思ったのもある。
もう少し変化つけて欲しかったなあ。
 未来子が二人を心配するのへ警備員が、連れて避難したのは正しい判断ですね。
 
 二人がピンチのとこへコナンがスケボーで飛び込んできて、二人を助けて脱出させるのは
すごかったけど自分がピンチになってたのはちょっと笑った。
 お前ェェェェ!!!!
 まあ平次が俺一人やと(和葉を助けるのは)無理や、でも…みたいな感じでコナンが来るのを
信じていたのは良かったですね。
 GPSで居場所わかってる、てのを知ってたのかは知りませんが、そんなことを気にして
いたらこの映画は見られないのです!(オイ)
 コナンは向こうの川に飛ぼうとするんだけど、力が足りなくてやばかったのを、先に和葉
つれて着地していた平次がジャンプしてキャッチして一緒に川へ。
 このあたりはいいですねえ。
 平次が、コナンがどうするか瞬時に理解して助けるとことか。
 でも、ボロボロのずぶ濡れになって戻ってきた二人を蘭がまっっったく心配せずに、未来子の
お見舞いいこうとかいっててビックリした。
 いやいやいや。
 姿消えて心配していたのはともかく、こんなボロボロでずぶ濡れなのになんも
突っ込まんのかーい!展開雑すぎるやろ。
 このあと二人着替えてなかったんですが…。

 スケボーとりにいったのは万が一を考えてというコナンですが、もしも、ってお前が
(この事件)呼んだんちゃうか、と平次には言われてましたな。
 確かに。

 病院では紅葉が、皐月杯中止はしないで下さい、こんな時だからこそ大丈夫だと
見せましょうとやってるけど、阿知波はカルタは燃えてしまったと。
 でも未来子が持ち出したということを聞いてビックリ。
 てかこの不自然な驚き方からして、こいつ怪しいなあとこの時点で思ってたんだよなあ…。
 ただその未来子は右腕骨折の大けがだった。
 今年の皐月杯には出られそうにないと知りがっかりする未来子。
 和葉は、来年があるじゃんって言うけど、お前それはちょっと無責任なはげまし方だぞ。
 高校3年という限られた時間の中で、年に1回を逃すことがどれだけダメージか。
 未来子は、今年の成績次第でかるた部が廃部になるとか言ってる。
 かるた守ったんだからそれ話してみればいいのに。
 未来子は、和葉に出て欲しいとか言い出しました。
 素人がそんな勝てるようなもんじゃないだろ。
 とか言ってたら会話聞いてた紅葉が笑ってるし。
 優勝した方が平次の嫁候補ということでどないですって言い出したし。
 てか京都人だからいけずなんはわかるけど、平次には再会を泣いて喜ぶようなクセして
和葉にはこのイケズ。
 恐いわ…。

 ちなみにこのシーン、紅葉の顔左まゆがなかった。(右側向いて、左見ながら話すシーンで)
 作画ミスかな。

 和葉、勝負を受けてしまいます。
 この後しつこいほど平次がーって出てくるけど、その割に行動起こさないというもどかしい
感じに。
 練習優先なのはわかるけどもっと、和葉と平次のシーン入れて欲しかったな。
 それが残念。
 せめて、眠ってしまった和葉を平次が布団に寝かせてあげるシーンでもあればなあ。
すっごい良かったと思いますよ。
 和葉どないしよーとか焦ってる。
 コナンはそんな中、紅葉が手帳を落としたのに気付き、蘭が届けようとするも、紅葉は
車に乗っていってしまった。
 ちなみに少年探偵団らは、紅葉がきれいだとか平次がメロメロだとかいってて、和葉に
にらまれたら和葉を持ち上げてて、こいつら子供のクセに世渡りうめーな…と思いました。

 紅葉の手帳を返し損ねたということで連絡先とか探して二人は中を見る。
 すると、知らないおっさんの写真と、小さな平次と紅葉が指切りしている写真が出てきた。
 これはやばい。
 蘭、結婚の約束をしたというのは本当かも…と焦る。
 コナンは、あいつ割といい加減なとこあるし、と。
 女の子に対していい加減なの、一番あかんやんか…!
 コナンは隠れてこっそりおっさんの写真を撮ります。

 と、阿知波が出てきたんだけどコナンはそこで、矢島が殺されたという話を耳にします。
 そういうわけでコナンと平次は京都府警について矢島の家へ。
 ここらもう当たり前になってますな。
 あと綾小路警部でしたっけ、出てきたのはちょっと嬉しかった。
 殺されたのは午前6時、発見は午後2時。
 室内が荒らされていることから物取りの犯行と言ってる毛利のおっちゃん。
 お前は…。
 平次らが調べてるんだけどちゃんと足にビニールカバーつけてるのいいですね。
 コナンと平次は、矢島は手に何かもっていて、ダイイングメッセージだと気付いた犯人が
引き抜いて、そこらの散らばってるかるたに混ぜたのだろうと推測。
 コナン、写真をとって「解析が得意なやつに任せる」と言います。
 灰原さんだろうなあ…。
 この映画における灰原さんはなんか、こき使われてるって感じでちょっと可哀想だった。
電話も一方的に切られるし。
 つか新一って基本、周りの人に頼むだけ頼んでお礼をいいませんよね。
 やってくれて当たり前みたいなの。
 そういうの、あんまり好きじゃないなあ。
 
 ちなみに矢島が死ぬ直前に見ていたのは紅葉の映像なんだけど、阿知波がなぜか反応。
なぜこれを見ていた、とか言ってます。
(後でわかるけど多分これが、矢島がある証拠をつかんだ映像なんだと思います)
 ここで毛利が強引にコナンと平次を連れ出した。
 腹立つわあ…。

 博士はその頃、爆発騒ぎからコナンの折り返しがないからと心配していました。
 そこに灰原さんあてにコナンから連絡が入って、灰原は博士と話をさせようとするけど
コナンは切ってしまった。
 こういうところがねー。
 人間関係大事にしないの嫌いだわ。
 フォローしてるシーンもないんだよなあ。

 コナンが平次と話をしていて、阿知波はコナンが見張る、紅葉は平次が見張るということに
してるんだけど、そこに関根がやってきた。
 これがまあ、誰が声優やってんだってくらいヘッタクソでしたわ。
 これはひどい…。
 もうちょっと何とかならんかったのか。
 まあここで関根は、殺された矢島のためにも皐月杯開いて下さい、でないと殴られ損やと
ぽろっと言って平次とコナンに怪しまれてます。
 ここまでポロリしたのは古畑任三郎「動く死体」で、古畑が「後頭部に打撲の跡が」と言ったのに
対して犯人のセリフ「どっから落ちたの」以来ですわ…。
 平次、言いました。
「犯人、わかってしもたで」
 ケイゾクかよ。

 子供らはホテルに蘭といるんだけど、マナー悪いの相変わらずだな。
 まあでもうっとうしいほどじゃなかったからいいや。
 園子、和葉が猛特訓すると聞いて、夜食の手配までしてあげてて、いい人だなと思いました。
 ホントいい子だよなあ。
 園子と京極さんがメインの映画も作って欲しい。
 一方、博士は子供たちに電話かけていつものクイズ。
 かるたはそのスタイルからある伝統的作業に似ていると言われる。
 それはどれか
 1.茶摘み
 2.たこあげ
 3.餅つき
 4.稲刈り
 正解は、田を刈るからかるた、でした。
 灰原さんがサクッと答えてたのはちょっと笑いました。
 切られて博士、えげつなー…と言ってたの面白かったです。

 和葉は帰ってこない平次を心配して電話をかけている。
 試合に出ることになったから、かるたに強い平次に指導して欲しい、と言います。
 昔かるたの試合に飛び入り参加して勝ったことがあるって。
 これ後ろで泣いてる子、思い切り紅葉じゃないですかぁ。
 まあともかく平次が戻らんというので怒ってる和葉ですが。
 平次、その後どこかに電話をかけてあることを頼んでいました。

 和葉、かるたの練習やってて、とんだ札が毛利のおっちゃんの横、柱にぶっささったの笑った。
 え、かるたって勢いよく飛ばしたら柱に刺さるんですか…?
 そこに助っ人登場。
 平次の母、静香さんでした。
 元クイーンだって。
 すごいですね。
 平次の頼みだからビシバシいくでって感じなんですが。
 だから2日でド素人が、子供のころからやってる紅葉にはり合えるようになったら
苦労しないんだって。映画設定にしてもこれはひでーなちょっと。
 
 平次は紅葉の家にきたんですが、綾小路も一緒だった。
 つーか紅葉の家でかすぎやろ。
 しかも防犯カメラで見てて紅茶届けさせてるし。
 ここで出てきた秘書がセバスチャン・ミカエリスでした。
 なんだこの人がいるんなら大丈夫ですよ。帰れおめーら。
(な、中の人が一緒なだけだから!!!)
 えー秘書の名前は伊織と言います。
 「大岡家の執事たるもの、これくらいできなくてどうします」とか言うんかな。(言いません)

 和葉の方は夜通し稽古つけてもらってたようでした。
 静香が、ベスト4まではいけるとか言ってる。
 上達はやっ。
 決勝についても難しいとは言ったがダメとは言ってないと。
 大切なのは精神力と集中力だけど、和葉にはそれがあるという静香。
 うーん…。

 一方コナンと平次は、毛利のおっちゃんを寝かせておいて、関根を呼び出して問い詰めるの
ですが。
 殴られ損の指摘もしたけど、追いつめるまではしなかった。
 おそらく彼らは、真犯人ではない、と知ってたからじゃないでしょうか。
 まあ現場は見たんだろうけどね。
 ダイイングメッセージを隠したのも関根でしょう。
 一応関根は矢島に勝てないでいて、排除したいという動機もあったから、わざと、殺したの
ではないかってゆさぶりかけたみたいですね。

 紅葉がなんか静香と対戦することになってんだけど、ものすごいきつい言い方してたの
ちょっと気になった。
 いや、平次にはなんていうか、おしとやかな女性みたいな感じなのに、なんでこんな
きつい言い方すんのかなって。
 キャラがすごいブレてるというか。

 紅葉の手帳に入っていた人物が判明しました。
 名頃という人間だそうです。
 また、矢島の殺人現場にあったかるた札の並びもあと少しでわかると。

 一方で紅葉の方ですが、静香に勝って立ち去る時に和葉へ、昔素人相手に油断して
悔しい思いをしたことがあるから絶対に手抜きしないとか言ってた。
 それと、自分のことは平次が守ってくれているとも。
 一晩中見張りをしてくれてた、と聞いて和葉怒ってます。
 まあわかるけども…。
 
 そんな中、移動しようとしていた関根の車が爆発してました。
 あーあ。
 これらのことから、皐月会が狙われているのでは、というコナン。
 皆がいる場で、名頃とは誰かを聞く。
 阿知波は、「名頃会」という少数精鋭のかるた会のリーダーだったと説明。
 ただ勝ちにこだわりすぎてラフプレイもあったようですね。
 そして5年前、皐月にかるたの試合を申し込んできたようです。
 負けた方が会をたたむことを条件にしてきた。
 皐月が断れないようあらかじめマスコミに情報を漏らしておいて対戦を申し込んだ、
というわけですね。
 ところが試合当日彼は現れなかった。
 皐月の不戦勝ということになり、名頃会は解散、本人行方不明のまま、希望する人は
皐月会に入れたようです。
 死んだ矢島や紅葉、関根も名頃会から皐月会に入ったようです。
 ちなみに名頃や紅葉は、「紅葉」の言葉が入った札を逃したことがないのが有名で、
手も同じらしいです。
 まあそこらはあれですが。
 
 この一連の爆破事件は、名頃が戻ってきたというアピールではないか、という阿知波。
 関根のスマホに変なメールが入っていたことも判明します。
 かるた札が添付されていたと。
 紅葉の言葉が入った名頃の添付札でした。
 平次は伊織に電話し、紅葉の携帯に変なメールがきていないか調べて欲しいと伝える。
 やはり紅葉のとこにもきていたんですね。
 で、平次は一人になるな、大阪府警にこいというも、明日の皐月杯に備える必要が
あるから無理、あなたが守ってくれるから大丈夫なんでしょ、と紅葉答える。
 ダメですねこれはもう。
 まあこの度胸はさすがだと思うけど。
 
 一連の狙われてる人にかるたが送られていることから、平次とコナンは矢島の現場にも
あったはずだと考える。
 真犯人が細工して立ち去ったあと、なんもしらない関根がやってきて札を見て、ダイイング
メッセージだと勘違いし、バラバラにしていったんだろうと。
 というわけで灰原さんによる分析結果がでまして。
 握っていたのはやはり紅葉の札だったことがわかる。
 警察の方は、真犯人は名頃だということになるのですが…。

 平次とコナンは6枚紅葉の入った札があるのだから、あと二人狙われると考える。
 つーかここらあたり、犯人が無理してんだろうなと思わなくもない。
 無理にタゲ増やしてる、的な。
 二人は阿知波に5年前何があったのか、と尋ねます。

 その頃蘭は紅葉にあって、あの落としたバスケ―スを返していました。
 お守りだったので助かると喜ぶ紅葉。
 つかこういう時は普通に話してるのになあ。
 紅葉はあの写真について、負けた時に平次が「今度会うたら嫁にとったるさかい」と
言ってくれた、と話す。
 完全にこれプロポーズしてますね。
 
 和葉は、得意な札を選びなさいと言われてた。
 これだけはとる、みたいなん決めとけってことらしい。
 まあこのあたりの札を選ぶくだりははいはいって感じなんだけども。
 いや可愛いなと。
 そんな様子を見て蘭は紅葉に聞いたことは言えないと悩むのでした。
 そらそうやろ。

 コナンと平次は阿知波から名頃のことを聞いていました。
 実は、名頃は前日に勝負しにきたのでした。
 もしかしたらあのかるた札を使いたかったのかも知れないという阿知波。
 ここでコナンが「普段は博物館にあるんだよね」と言ってたけど美術館だろ。
 で、札を読む人がいるわけなんだけどそれは、テープを使ったらしいです。
 練習とかにもよく使われる、読み上げるやつか。
 結果はさつきの圧勝で、名頃は逃げるようにして去っていった。
 帰宅してはちあった阿知波が名頃を見た最後だったそうです。
 これを警察に言わなかったのは、あの伝統あるかるたを個人的な勝負に使った
というのがまずかったからだと。
 それにしてはね。
 コナン、雑誌の写真を見て何か気付いてます。
 つーかもうわざとらしいヒントだから言うけど、車が洗車されてないですよね。
 名頃が現れなかったという記事なんだけどそこに映ってる車が洗車されてない。
 前日に試合にきたとはいえ、試合は翌日なのだから洗車されてないとおかしいわけで。
車が汚れたまま、ということは阿知波は前日の時点で、試合当日名頃がこないことを
分かっていた、ということになりますね。

 和葉が必死に練習してるとこに平次がやってきて、和葉は子供の頃のかるた大会の
ことを話します。
 平次やっと、対戦したのが紅葉だと気付いた。
 でも約束は覚えてないらしい。
 そんな平次に和葉は、紅葉を守ると言ったんだから早くいってあげてと言う。
 ここのシーン、平次が何となく傷ついた感じで歩いていったのは良かったなと思いました。
 これで後もっと何かあるかなと思ったのになあ…。

 皐月杯の朝。
 いってくるで、と阿知波は奥さんの写真に語りかけていたけど、スマホにかるたの
メールが届いてましたで。

 子供らは蘭とともにテレビ見ながら和葉を応援しています。
 元太のシャツが汚れてるんだけど。
 着替えはないのかよ…。
 あと和葉は合気道のはかまで出てるらしいです。
 まあ彼女らしくていいかなあ。

 ここは事前登録されたスタッフ以外は入れないってことですが。
 どう見ても共犯のやつ入り込んでるんだけど。
 
 コナンは子供らからおくられてきた元太の写真見てあることに気づきます。
 なんか千枚漬けをわしづかみにして食べててシャツ汚したらしい。
 いやいやいや。
 そういう食べ方するってどうなのよ。
 マナー悪すぎだな…っていうかヒントにさせられるためにそういうエピソードになるのもなあ。

 一方あの共犯の人は会場の警備システム切ってた。
 パスワードとか知ってるあたりもうここらで完全に犯人誰か見当つくと思うんですけども。
 
 関根が意識を取り戻したという連絡が入り。
 ここらの説明ですがまとめると。
 関根は名頃の事を探っていて、消息がつかめるのではないかと矢島のところにいった。
そして殺害されているのを発見、それで名頃の仕業ではと思いとっさに現場を荒らしたという
ことなんでしょうね。

 一方のあの共犯のおっちゃんですが、指示通り作業小屋に爆弾を仕掛けにいったんですが
箱をあけたらなんとそこで爆破。
 最初から殺されるようにしてたんだろうな。
 つーかこの人こそ一番ころされ損だと思うんですけど。
 この事件で一番雑だと思うのは、犯人の行動ですね。
 真実を隠したかったのならその人らだけ狙えばいいのに、こういう関係ない人を始末したり
テレビ局ごとどうこうしようというのが大げさすぎて納得いかない。

 爆発音を聞いて綾小路やコナン、平次かけつけていきます。
 その頃何も知らない紅葉と和葉は決勝の舞台へ。
 はい、お約束通り和葉勝ち進んでました。
 
 爆発現場にやってきたコナンは、木に指輪が刺さってるのを発見する。
 平次、それは阿知波の秘書をしていて行方をくらませていた海江田のものだと気付く。
 つまり爆発で死んだのは名頃と思わせて海江田だと。
 海江田をスタッフに入れられるのはあの人しかいませんわな。
 かるた札の送り先を調べてコナンは、一つが阿知波に、もう一つが先ほど送られている
はずだと推理。
 誰にするか決まってなかったのだと。
 決勝戦に残った相手に送られるものだったから。
 つまり和葉の携帯を調べてもらったら届いていたんですね。

 阿知波が紅葉と和葉に、「2人ともすまない」と言ったことからしてもう完全にこいつだなって
わかりますなあ。
 つかなんで人を巻き込むかね。
 
 この後はまあお決まりの展開ですね。
 決勝戦が行われているお堂の下で爆発が起きる。
 平次とコナンがバイクで駆けつけていって、何もしらんで勝負してる紅葉と和葉を助けようと
するんですね。
 コナンがサッカーボール膨らませて、滝の水が火に降り注ぐようにしてたの、シンプル
だけどいいですね。
 あ、和葉が気持ちを落ち着かせるくだりは、なんか唐突すぎてびっくりでしたよ。
 あれいるのかなあ。
 それよりも、雑念で集中できない、的な展開の方が良かったと思うけど。

 さて。
 コナンは洗車されてなかった件を平次に話します。
 名頃がこないのを知ってたはずだと。
 5年前本当はさつきは負けたのではないか、それで阿知波が名頃を殺したのではないかというコナン。
 そしてうっかり血の付いた手でかるたを触ってしまった。
 それに気づいたのが矢島だった。
 たまたま試合で札がかさなった時に気付いたんでしょう。
 だから矢島を殺すと同時にテレビ局を爆破してかるた札を燃やす目的だったけど、それが
失敗したので、次々狙われてる風にして、決勝でカタつけようとしたわけですか。
 おそらくここに失踪したことになっている名頃の死体がかくしてあるのでは、というコナン。
 それはいいけどさぁ。
 
 お堂で阿知波に、矢島が気付いたのではと指摘する平次とコナン。
 でもコナンは、かるたを証拠とするのはやめて欲しい、という阿知波に、殺したのは阿知波では
ないと気付く。
 さつきが名頃を殺してしまったのだと。
 
 前日対戦を申し込んできた名頃に、さつきは応じたが、何度も聞いて知っていたはずの
テープで負けてしまったのが屈辱で、思わず名頃を殺してしまったようです。
 動機浅っ………。
 
 でも紅葉がここで、さつきを辱めたくなかったからこそ前日に試合しにいったんだとフォロー。
 名頃はさつきのことが好きでどうしても試合をしたかった。
 単純に勝負がしたかったみたいです。
 ところが目の病気であと一年もすればかるたができなくなると言われていて、試合をするには
強引な方法しかなかったと。
 だから、前日は実力で勝負して、試合当日はわざとさつきに負けて、名頃会をたたむという
ことにして皐月会に皆を引き取ってもらう算段だったと。
 なんでそれをちゃんと話しておかんのですか。
 そうしていたら殺されることもなかっただろうに…。

 阿知波が「私はなんてことを」と後悔してるけど、そもそも紅葉とか名頃がちゃんとそういう
事情を当時話していたらまた違ったんじゃないんですか。
 コナンの登場人物それぞれ秘密を墓場までもっていきすぎだろ。
 あとこれだけの爆弾どうやって手配したんだよ。唐突すぎるわ。
 海江田にやらせたにしてもなあ。

 ここでお堂の基礎が崩れて大変なことになってきたので、コナンは阿知波と紅葉をエレベーターで
避難させ、どうやったかまっっっったく絵から理解できなかったのですが、ベルトでつってなんとか
下におろしてました。自分も降りてた。
 平次の方は和葉を助けて脱出しようとしてて、阿知波が持ってた最後の爆弾を爆発させて
その爆風で脱出。
 天国へのカウントダウンでもそういうのあったなあ。
 「しっかりつかまっとれ。その手話したら殺すで」ってのはかっこよかったけど。
 「まだお前に言わなあかんことある」とか。 
 これ前の映画でも言ってたような。んで結局言わないし。

 ただ思ったのはこの後助かったにも関わらず和葉が、助かったことを喜ぶわけでもなく、
平次にお礼言うわけでもなく、「言いたいことって何?」って言いまくってて、情緒も何も
なかったことなんですが…。
 もっとこうさぁ……。

 ラストは紅葉が平次に告白にくるんだけど、平次は「嫁にとる」とは言ってない、「強めに
とる」と言っただけと。
 強めにとったらどうなんだよ。
 ごまかしすぎだろ…。
 なんかなー…。

 しかも紅葉、ずっと想ってきたというわりにあっさり撤収したのがなあ。
 車にふるくっさい、缶がついていたのは笑いましたが。(結婚式で車についてるやつ)
 蘭は新一にかるた札送ったらこれが戻ってきたと園子に聞いてましたが。
 まあこっちはこっちでいいんだけどさ。

 話は恋愛中心でいいことはいいんだけど、全然盛り上がらなかったのがほんと残念。
 もっといい雰囲気になる展開が欲しかったなあ。
 あと、海江田が殺された割になんのフォローもなく、結局自分の妻の殺人を隠そうとして
関係ない人沢山巻き込んで死のうとするあたり、動機ひどすぎると思いました。

 ラストの脱出シーンですけど、ありきたりだけど、紅葉と和葉が落ちかかって、平次が
「和葉お前は後だ」って言って紅葉を助けるシーンとかあればよかったなと思います。
 紅葉は、自分が未来のお嫁さんだから助けてくれたと喜ぶも、平次はエレベーターに
彼女を突っ込んで見向きもせず和葉を助けにいく、的な。
(エレベーターの方はコナンに任せて)
 そこで和葉が間に合わず落ちたのへ、ためらいもせず助けに飛び込んでいけば、より
平次が和葉のことを想ってるって伝わっただろうと思うし、紅葉との気持ちの違いも
明らかになったと思うんですけどね。
 で、紅葉はもう理解しつつも最後、結末のわかっている告白をする、だったらすごく
情緒あふれる終わり方になっていたと思うし、平次がごまかさずにちゃんと断って
いたらもっといい、しっとりした終わり方だったと思うんだけどなあ。
 恋愛ごとに関してあんな風にごまかしてしまうのはちょっと、と思いました。
 ま、こまかい事言い出したらきりがないけど、内容は悪くなかったので、二人をもっと
進展させて欲しかったなあ。

 ラストは安室の声で「ゼロ」って。
 来年気になりますね。
 赤井さんは出るんでしょうか。(そっち…?)



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)