多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ワンダーウーマン


ワンダーウーマン

8/30鑑賞

 うーん…結末から言えば期待外れ。
 これさ、本人が純粋に悪を判断してるわけじゃなく、こう言われたからって感じで
動いてるだけで、一歩間違ってたら悪人に手を貸してた可能性もあったんじゃ…って
いう、モヤモヤ感がぬぐえなかった。
 もっと、戦時中に宇宙から飛来した悪人と戦う、的なものを想像していたので。
 これ系はそういうのであって欲しかったな。
 まさか戦争とはねえ…。
 DCシリーズってそういう、なんか等身大の悪と戦うってのが多いですね。
 いや本当の敵は人外だったけども。

 物語はいきなり、主人公ワンダーウーマンことダイアナの回想から始まるからびっくりした。
 え、何がどうなって普通の暮らししてんの、みたいな。
 大学教授か何かやってるのかな。
 トランクケースが届いて、それを開けると昔のダイアナとその仲間、つまりこれから語られる
物語の一部である写真が出てきます。

 ダイアナがまだ小さい頃。
 彼女は女性しかいない島に住んでいた。
 これどうやって人増えてんのマジで。
 そこからしてもう疑問なんですけど。
 島はきれいでしたね。
 滝が流れていて、海もきれいだったし。
 そんな中ダイアナは、勉強よりも戦う訓練が好きという少女でありました。
 現女王であり母であるヒッポリタの妹にひそかに訓練をつけてもらったりと、なかなかの
やんちゃぶり。
 でも妹も、万が一の襲撃に備えることは大事、と言っててそれは本当にいいことだと
思いましたね。
 この平和が未来永劫続く保証はないもんね。
 ちなみにダイアナは、粘土で作ってゼウスに祈ったら人になったらしいです。
 …そんな説明でいいのか!

 ここでこの島の成り立ちが語られるんだけどいまいちよくわからんかった。
 ゼウスがいて、そのゼウスの息子であるアレスが、ゼウスが作った人間の事をねたみ、
ゼウスにはむかい堕落させようとした。
 そんでゼウスはこのアマゾンという女性軍団を作り、人間の心を愛で包み戦争をやめさせた。
 しかしアマゾンの女王は隷属からの反乱を起こしたと。
 この、隷属がいきなり唐突すぎて意味わからんのですが。
 愛で満たしたはずなのに奴隷扱いされてるってのが。
 それでよくわからんのだけど、アレスをゼウスが退けた時にゼウスは最後の力でもって
アマゾンたちをこの島に隠し、人目から遠ざけたということらしいです。
 うむ、さっぱり設定がわからん。
 あと、この島には神を殺せる武器が保管されているらしい。

 塔に保管されているそれを女王はダイアナに見せ、使われないことを祈ると言います。
 またそんなフラグを…。
 時は流れダイアナは立派な女性になっていました。
 女王の妹がずっと鍛えていたんだけど、女王はそれを見てショックを受ける。
 戦は起きないんだから戦いとか覚えてほしくない、的な。
 でも妹は、アレスはまだ生きている、来るのは時間の問題と説明し、ダイアナを強く
するよう女王を説得する。
 この女王がえらいなと思ったのは、我が子可愛さに危険から遠ざけるんじゃなくて、ちゃんと
妹の聞く耳を持っていたことですね。
 彼女は妹に、ダイアナを誰よりも厳しく、強く鍛えて欲しいと言います。

 ただし、あの子が何者で何のために生まれたかは覚られないで、と。
 何かあるらしいけどそれば妹が言わなければわからないでしょうよ。

 強くなったダイアナは妹と戦うんだげど、やっぱ妹の方が強いんですな。
 戦が正々堂々と行われると思わないこと、と妹言ってて偉いなと。
 ここでたまたまダイアナが腕をクロスさせたらすごい爆発が起きて皆吹っ飛んだ。
 すげえ!
 アマゾン族は腕をクロスさせたらこんな技が発動するとは!(いや多分そうではなくてですね)

 皆ドン引きしてる中、ダイアナもびっくりしてショックを受けて崖に走っていくんだけど
その時に彼女は、空のバリアみたいなものをくぐって現れた飛行機に気付く。
 それは海へと墜落していきます。
 ここ不思議なんだけど、ゼウスが神の目から隠したのはいいとして、簡単に人が出入り
出来るような状態にしてあるって、なんで今まで見つからなかったんだろう。
 しかもたまたまこの飛行機だけかと思いきや、これを追ってきた軍艦とかボートが次々
入ってきたし。
 何の意味もないやんか…。

 水中に沈没した飛行機からダイアナが助けたのは男のスティーブ。
 これが男?とか言ってるけど見たことなければ、ごつい女としか思わんような気も。
 まあともかく、彼を追ってきた軍隊と戦いになるわけです。
 そこに女王や妹らがかけつけてきて激戦。
 かっこいいなと思ったけど結構やられてて、ええーって感じだった。
 あと軍艦もくぐってやってきていたはずだけどどこに消えてしまったのか…大砲でも
撃たれていたらひとたまりもなかったはずなのに。
 そんな中ダイアナをかばった妹が銃弾に倒れてしまいます。
 神に守られているはずなのに銃弾で死ぬのかアマゾン族。
 やっぱ普通の人間なんか。
 妹は「ゴッドキラー、行くのよ」と言って息絶えました。

 皆は、この男が災厄を連れてきた、と騒いでおります。
 スティーブは自分はアメリカのスパイだと名乗る。
 英国の諜報機関で働いていて、ドイツに潜入していた。
 そんで、毒ガスを製造するマル博士の手帖を盗みだしたところ、見つかって飛行機で逃げて
たまたまここに逃げ込んできた、と。
 スティーブに巻きつけられている光るムチみたいなのは、真実を言わないと締め上げられるみたいです。
 これは楽チンだな…普通の武器としても使えるみたいだし。
 ドイツ軍が毒ガス爆弾を完成させたら大虐殺が起きる、早くイギリスに報告しなければという
スティーブですが。
 まあダイアナとかは、この戦争と言われてもなんの戦争かわかりませんわな。
 人間の世と隔離したところで暮らしてるのだから。
 女たちは、解放したら仲間を連れて戻るかもしれない、という。
 ダイアナは、これはアレスの仕業だと皆に話すけど、皆はやっぱ世界のことを知ってる
からか、ああ、まあね…的な鈍い反応でした。
 一度外にいって帰ってきたことある人たちなのかなあ。
 ともあれ、ダイアナはスティーブを解放するなら自分も行く、というけど女王は渋い顔。
 てか女王が「ダイアナはまだ経験値が低いからだめ。ほかの人をいかせる」と言っておけば
よかったのに。

 このあとスティーブがお風呂に入ってるとこになぜかダイアナくるんだけど、裸を見ることが
恥ずかしいという意識がないからか、ふっつーに見ていたのは笑った。
 ここでスティーブは持っている腕時計の話をしています。
 父の形見らしい。
 それはともかく、お風呂かっこよかった。
 デザインが。
 あと、スティーブが言葉が通じることについて話したらダイアナは、数十か国の言葉を話せると
伝える。
 人間が理解しえあるように、と。
 ここで改めてスティーブは、飛行機から助けてもらったお礼を言い、ダイアナはピンチを助けて
もらったお礼を言うのでした。
 
 夜、ダイアナは塔に忍び込み、神を殺せる剣と、真実を言わせるムチとマントを盗んでました。
 アレスを倒しにいくという決意があるのはいいけど、無謀だとは思わんのかね。
 まあ若いからこそだろうねえ…。
 ここの塔登って行くシーンで、ダイアナがかなりの怪力だったりすごいジャンプ力というのは
わかると思う。
 妹との訓練で本来の力に目覚めたんだろうな。

 てかこれ持ち去ったら、この島にアレスがきた時どうやって守るかって話なんだけども…。
(現時点では一応これがゴッドキラーだから)

 スティーブと落ちあったダイアナ、私をアレスの元へとか鼻息荒いです。
 スティーブは意味わからないながらも、戻れるならって感じで承諾してる感じだし。

 で、船で出ようとしたら女王以下が来た。
 彼女はこの日がくることをどうもわかっているようで、あなたはわかってない、とダイアナを
諭した。
 この島を出たらここにはもう二度と戻れないことと、外の世界がどれだけダイアナが守るに
値しない世界かを話します。
 それでも止めなかったのは、言っても聞かないってのがわかってたんだろうなあ。
 というわけで妹の形見を渡してました。
 あの冠ですな。

 ダイアナが島を出た後部下が女王に「本当のことを話すべきでは」と言ってたけど
女王は、「知れば知るほどアレスは迫ってくる」と言ってました。
 ちなみにこの伏線、特に回収されません。
(本当のこと、は意味がわかるけど、アレスは最初から気付いてダイアナに近づいた
わけではないので)

 船の中でダイアナは、アレスはアマゾンだけが倒せる、奴を倒せば戦争は終わると
言ってます。
 ドイツ軍もアレスを倒せば皆善人になると。
 スティーブ、ダイアナの誤解について説明を投げた模様。
 まあ気持ちはわかる。
 誰倒したら戦争が終わる、って単純なものなら皆そうしてるわ。
 今の、どこぞの独裁政権のトップならともかく。
 ドイツ軍だって悪というわけではなく、戦争は誰が悪誰が善じゃない、どっちから
見るかですよ。
 そこらがやっぱ見ててダイアナの危うさを感じますね。
 もし助けたのがドイツ軍の兵士だったら、大変なことになってただろうし。
 
 ドイツ軍の方ですが、「手帳盗まれたーもうダメやー」と、まるで部屋に隠して
おいたエロ同人誌を親に見つけられた子供のごとくヤケになっているマル博士に、
ルーデンドルフ将軍が、新兵器見たら皇帝はきっと講和協定にサインしない、と励ましています。
 それとマル博士、新しいガス作った、と将軍にかがせてた。
 今でいうドラッグみたいなもんなんだろうなあ。
 で、マル博士なんか閃いてた。
 世界が戦慄する、と。

 そんなことが起きているとは知らないダイアナ、ロンドンにやってきましたよ。
 キャンディというどっかの少女漫画に出てきそうなスティーブの秘書が出迎えました。
 服を着替えたんだけど、もうダイアナは戦うための衣装でいたからちょっと笑ったな。
 武器は危ないからとキャンディに預けてスティーブ歩いていくも、途中ドイツのスパイに囲まれて
ピンチ。
 それを助けたのがダイアナでした。
 腕の防具は銃弾防げるらしいです。
 便利ー。
 てかこのダイアナがつけてるアイテムこそが、ゴッドキラーなんじゃないの。
 キャンディもダイアナから預かってた剣で脅してたのはかっこよかったな。

 ともあれ倒した後はイギリス軍の会議に入っていくスティーブ。
 ダイアナは入るなと言われてたのにいきなり入ってくし。
 なんかここの展開見てると、ダイアナって強いことは強いけど、空気読めない痛い子って
感じでいたたまれん。
 モーガン卿という知り合いにスティーブはドイツ軍マル博士のノートを盗んできた、これで
秘密基地を破壊すれば爆弾製造を止められる、というも、皆は既に、講和協定にドイツも
サインすると言ってるから、いまさら刺激するようなことはするな、と全然乗り気でない。
 スティーブが命がけで盗んできたノートが無駄じゃん。
 まあノート見て暗号化されてるからわからんし無理ーってやる気ないなあ。
 というか、ドイツ軍が応じる気まったくないのに、サインしたらおとなしくなると思ってる
イギリスはアホなんかな。
 なんか…現代もそうですよね。
 某国がおとなしくすると言って、それ頭から信じて規制を緩めたら途端にミサイル発射
されまくってるやつとかね。

 てかマル博士、ノートなくても完成させたな、新しい毒ガス。

 ダイアナはノートを勝手に読み始めて、簡単に解読できる、と言う。
 新しいガスは水素系のマスタードガスだ、と。
 それでも皆は、休戦交渉が進んでいるのだから今更、基地を破壊するための軍隊なんか
派遣できないというんですね。
 スティーブは今ドイツ軍を止めなければ大変なことになる、と考え、自分が動くことにします。
 あとダイアナがアレスがどうのいちいちうるさい。

 仲間を連れていくことにしたスティーブ。
 詐欺話をして金を巻き上げようとしていた語学の達人サミーア、ケンカはからきしの狙撃手
チャーリーを集めました。
 で皆で話をしていたら、キャンディとともにモーガン卿もきた。
 彼は、公には賛成できなかったけど、基地を破壊しようという君の考えには賛成だ、と
スティーブに資金をくれた。
 ほほーう。
 てかR・J・ルーピン先生もいよいよRC作品にご出演ですかー。え、オオカミ男になって
戦うの?←ハリポタは完結しただろ(中の人が同じ)
 ここのシーン仲間を集めた時に、いろんな国の言葉が話せるというサミーアに対し
張り合うダイアナにちょっとムカついたな。サミーアが知らない古代ギリシア語を話して
サミーアが理解できないでいると、悦に入ってる感じがね。
 
 えースティーブはこのあと、酋長にあう、と言った。
 酋長というのはあだ名で、戦地で物資を調達する名人らしいです。

 ドイツ軍の方はあの将軍がマル博士とともに、新しく完成した毒ガスを実験していた。
 休戦すると言ってる連中らに試したんですな。
 ガスマスクを将軍が投げてて博士が、マスクは意味ないというけど、将軍はマスクの
取り合いをさせたかった模様。
 性格悪いな。

 戦場で酋長に会ったスティーブ。
 ダイアナはそこで虐げられている人々の話を聞くけど、スティーブは、突破不可能だと言う。
 ここの戦線は数年かけてまったく進めていない、と。
 ここでダイアナ、自分がいくというわけですよ。
 何かと思ったらふつーに銃弾飛び交う中を突っ切っていった。
 全然当たらんのがすごいですね。
 当たりそうなのは腕の防具で防ぐだけっていう。
 ほかの部分一切当たらないのご都合主義ですな。
 こうしてドイツ軍を蹴散らし、スティーブらも半ばヤケなのかしらんけど突っ込んでいった。
 もうワーワーなってるだけで何が何やら。
 んでドイツ軍が占領していた村にも乗り込んでいってこれをぶっ飛ばし、やっつけてました。
 ちなみにチャーリーは過去のトラウマがあるのか狙撃できなかった。
 最後いいシーンあるのかと思ったらそれもなくて、ちょっと気の毒でしたよ。

 ダイアナ、塔にジャンプして狙撃手を撃退…っていうか塔ごとぶっ壊すな!
 まあそんなわけで村はドイツ軍の支配から逃れたのでした。
 ここですね。
 冒頭に出てくる写真は。
 皆そろって撮影してもらってんの。
 てかダイアナすげーけわしい顔してるなあ。

 えーと報告をイギリスの方にしていると、明日ドイツ軍は最後の晩餐会があるらしい
という話が入ってきます。
 ダイアナは将軍がアレスに違いない、倒しにいくとうるせーんですが、イギリス軍は
スティーブらに休戦交渉前だから動くなよ、という。
 お前それダチョウ倶楽部の「押すなよ、押すなよ」ですやんかー。

 夜、村は和気あいあいとしてました。
 ダイアナとスティーブもなんかいい雰囲気になってた。
 それはそれでいいとして。
 翌朝。
 ドイツ軍のパーティが開かれる場所に皆行くんだけど、招待状がないと入れないらしい。
 あとダイアナはその衣装では目立つから、とスティーブ、自分が行くと言った。
 この話を皆でしてる時に酋長がどっかいったから何かと思ったら、なんと、あっという間に
車を調達してきていた。さすが。
 そんで、スティーブが招待された軍の人間、サミーアが運転手ということにして忍び込む
わけです。
 招待状についてサミーアが門兵のとこで、招待状を忘れたということを言い出していて、
スティーブが話をあわせて「お前は泥道にはまった上に招待状を忘れたのか」と怒鳴りつける
のは面白かった。
 門兵としても、後ろの車が詰まってるから、通さないわけにはいかないということで
通してしまった。
 ここらはやはり、スパイ映画とは違ってゆるゆるですね。しゃーないか。
 M:Iシリーズだったら、やり取りしてる間に他の仲間がハッキングして、パスを発行したり
しちゃうんだけどね。あれはあれで面白いですけども。

 ともあれ、中に入った2人ですが。
 ダイアナは勝手にどっかいって、車から降りた女性を見つけるや、どうやら衣装と招待状を
はぎ取ったらしく。
 てかこれ、女性が目を覚ました時に大騒ぎにならんのか。
 そういうこと考えないあたり、ダイアナ頭悪いというか、考えなさすぎというか。
 こっそり忍び込む、という意味わかってないだろ!

 スティーブはマル博士に声をかけて情報を引き出そうとするも失敗。さらに、ダイアナが
入ってきたの見てビビッてる。
 ダイアナは背中に剣を隠し(ものすごいバレバレ)スティーブのとこにいこうとするも、
将軍がダイアナをナンパしてきた。
 テメー。
 将軍が物騒なことを言うので彼がアレスだとすっかり勘違いしたダイアナ、剣を抜いて
切りかかろうとするも、間一髪スティーブが止めた。
 あぶねー!
 今殺したら何も止められない、というスティーブ。
 アレスがいなかったら?と言うもダイアナ、人の話聞きません。
 ちょっとこの主人公、チェンジしてもらえないですかね…。

 と、すごい音がしたので外に出ると、毒ガス爆弾が村に向けて発射されたことがわかる。
 あわてて村に行くダイアナでしたが、皆殺されていた。
 てかあんたは毒ガス浴びても平気なんかよ。
 やっぱり人間ではないんだなあ。
 ここらがなんか、いい加減というか。
 まあともかく怒り狂ったダイアナは、やってきたスティーブに、あなたが(将軍を殺そうとしたのを)
止めたから、と怒るけど、この人のせいでもないやろ。
 なんかなー本当に未熟なんだなこの主人公。

 と、酋長からののろしが。
 将軍を見つけたというやつなんかな。
 でも将軍はさっき会ってたから見つけたも何もない気がするんだけど。
 まあいいや。
 行ったり来たり忙しいな。

 基地のなんか見張り台みたいなとこに将軍おって、ダイアナはここにやってくる。
 増強剤を吸って強くなった将軍相手にダイアナ苦戦してるけど、なんかここはちょっと
がっかりな展開だったな。
 薬つかってるとはいえ、ただの人間にここまで苦戦すんの?的な。
 それで将軍を殺したダイアナですが。
 戦争はもちろん止まらなかった。
 下でドイツ軍兵士らが毒ガスを飛行機に詰み込む準備をしてるんですよ。
 そらそうですよね。
 アレスがいると信じていたのはダイアナだけで、これは現実の戦争なんだから。
 ダイアナは、母の言う通りこの世界は救うに値しなかったと言います。
 いやいやもともとあんたが、やめなさい言われてるのに押しかけていっただけですやん。
 勝手に押しかけてきて勝手に救ってあげるって言って勝手に絶望されても。

 スティーブはこの戦争を終わらせたいなら力を貸してくれ、とダイアナに言うけど、
ダイアナはやる気ナシ。
 ダメだなこれは。
 スティーブらはこの国を世界を守るために下へ降りていきます。
 えらい。
 
 ふとダイアナは、見張り塔の中で地図を見ている男に気付く。
 モーガン卿でした。
 つまりこいつだったんですな。アレスは。
 つーかアレスが実際にいたことにビックリしたわ。
 ここでダイアナ、剣を抜こうして天井に将軍ごとブッ刺したままの状態だと気付くん
だけど、次のカットでは剣をすとっと持ってた。
 え、アレス、ダイアナが上にあがって取ってくるまで見てあげてたの。
 優しい!
 アレス優しい!

 一方スティーブらは、ガスマスクをつければ誰が誰だかわからないと思いついて
うまいこと潜入していた。
 これお互いに見分けつくのか?
 
 で、えーとアレスですが、要するに人間ども殺しあえーですわ。
 しかも剣で刺したら剣きえたー!
 伝説の剣がー!
 ちょっと代わりにネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲持って来て。
(完成度高くても無理だから!)
 ゴッドキラーはお前だとかアレス言った。
 ああ、定番の「神を倒せる武器はお前自身なのだ」ってアレかよー。
 すっげどうでもいいわぁー。(シッ)

 つまりダイアナはゼウスと女王の子というわけですね。
 アレスの妹やん。アレスは妹萌え…(違う)。
 アレスは、人間がこの世界を荒廃させたんだからさあ、お前もこっち側こいよという
風に説得をするんですな。
 マル博士に入れ知恵したのも、スティーブらを支援したのもすべては戦争を終わらせ
ないためか。
 ちなみにこの毒ガスを積んだ飛行機はロンドンに向かう予定らしい。
 しかも飛ばなくても時限装置で爆発するから、ここにいる人間も死ぬ。

 ここでダイアナとアレスのバトル始まるんだけど、人間そっちのけというのはなかなか
興味深いな。

 スティーブの方は、飛行機を止めるにはこの方法しかないとある考えを胸にダイアナの
ところに走った。
 ダイアナちょうどアレスにふっとばされていた。
 あと、耳がキーンとして何も聞こえない。
 ここの演出はちょっと憎いなと思いました。
 スティーブは彼女に父の形見の時計を手渡していきます。
 バトルの中よく無傷だったもんだ。

 スティーブはそのまま飛行機に乗り込んだ。
 操縦士らを始末し、上空へ。
 彼は、水素系ということを聞いた時から、火で爆発すると知ってたんですね。
 上空で、弾を爆弾に打ち込めば爆発すると。
 ここの、撃とうとして少し迷ってるシーン、うまいなと思った。
 そりゃただの人間だからいろいろ葛藤があるよなあと。
 自分ひとりの命をかけるほどのものだったか、ほんとにこれでよかったのかなあ、的なのも
あったと思う。
 チャーリーらもピンチに陥っていて、やられたダイアナ見てたんだけど、上空で飛行機が
爆発したのを見て怒りで力がさらに目覚めたようです。
 というわけでアレスを倒して(雷を身に着けてたけどこれはゼウスの力と考えてもいいのかも)
終わり、というわけですね。
 マル博士は生き残ったと思う。
 アレスが殺せと言ったけどダイアナ殺さなかったから。

 とってつけたようにダイアナが、私は愛を信じると言ってたけど、それもなあ…まあいいや。
 キーンとなって聞こえなかったスティーブのセリフが、アレスを倒す前によみがえるのは
なかなか良かったですね。
 最後彼はダイアナに愛してる、と言って去っていった。
 
 そういうわけで、今のダイアナに戻ってきて、写真を見ながら「愛だけがこの世界を救える」と
どっかの「熱くなれ」(大黒摩季)の歌詞みたいなセリフで映画は終わるのでした。
(正義が社会を救えないなら愛しかないでしょう、という歌詞がある)
(こちらは説明のための引用であり、著作権を侵害する目的はございません)
 
 最後ダイアナ、戦士の格好で飛び出していったけど敵おるんか。

 なんか本当にがっかりって感じの映画だったなあ。
 戦争で戦うっていうのがね。
 普通に、悪とはっきりわかる立場と戦ってくれた方がすっきりする。


 


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