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新感染 ファイナル・エクスプレス

9/13鑑賞

 私はこれ、邦題をつけた人のセンスが最悪だと思う。
 英語のタイトルの「Train to Busan」の方がよっぽどシンブルでいいわ。
 私最初このCM見た時に、新幹線の話だと思ってましたもん。
 いや韓国だからダメってんじゃないよ。
 新幹線だと思わせるやり口は嫌い。
 内容としてはとても面白かっただけに残念でした。

 ホラーものだから突っ込みどころが多々あるんだけど、ホラーはその突っ込みどころが
あるのがおいしいと思うので、それはいいと思う。
 ただ、あちこちで感動のエピソードが繰り広げられまくって気になったのと、いい人と
悪い人が極端だなとは感じた。
 お約束の、生き残る人もまあもうちょっと何とかならんかとは思いましたが。
 でも全体的に悪くない話でした。
 グエムル以来、面白いなと思いましたね。
 
 あ、もう一つ不親切だと思ったものが。
 タイトル、作中に出てくるニュース、エンドロールすべて、ハングルからの翻訳なしです。
 せめてニュースくらいは緊迫感出すものとして翻訳して欲しかった。
 内容に関係ないものは一切訳さないって感じなんだろうけど、これは残念でした。

 物語は、防疫中のゲートから。
 豚運んでる業者さんが防疫ゲートに「今度は何が発生したんだよ」って文句言いながら
通って言ったけど、薬剤の撒き方雑ゥ!
 あと、この業者の車が小鹿を撥ねたんだけど、小鹿、ムクッと起き上がりました。
 クマでなくて良かった…。
 というかすでに、この町から感染広がってたのね。
 ジニャンだっけ。ヂニャン?チニャン?そんな名前の町でした。
 
 証券会社にて。
 主人公のソグという男性が、顧客からの電話を雑に切ってた。
 なんか結構アレらしくて、キム代理という人を呼びつけて、株全部売れとか言ってる。
 経営的にやばそうだな。

 このソグには一人娘がいて、嫁さんは家を出て行って別居中、離婚も秒読み段階だと
言うことがわかる。
 嫁さんからは、娘、スアンが自分のところにきたいといってるからあなたが連れてきてと
言われていて、ソグは、そんなもん時間ないからむーりーという、典型的なダメ父親の
パターンですなあ。
 きちんと子育てに加わってたパパが育てるならともかく、いきなり子育て任された父親って
本当にあかんですよ。
 歩道歩くのでも平気で子供を車道側歩かせたり、自分スマホをいじりながら手を放して子供を
歩かせていたり。
 人ごみの中、子供の手は引いてるけど見てないから、子供がガツガツ人に当たりまくり
なんてのも見たことあります。
 もう少し子供の状態に目を配ろうぜ!
 ほんと、母親と一緒に手分けして子育てしてる父親はこんなことにならないんですけどね。
 話がそれました。
 ソグはスアンの誕生日プレゼントを買って帰るも、開けた彼女は嬉しくなさそう。
 プレゼントだったWiiはすでに、子供の日に買ってもらっていたからでした。
 どれだけソグが、物与えておけば喜ぶだろう、くらいにしか考えてないか、ってのがわかるね。

 ソグの母親は、ママがいるところに行きたいと言っている、あなたもちゃんと話し合いなさいと
言います。
 で、今日学芸会だったというスアンのビデオを録画してくれていたので、ソグ見てますが。
 スアンはソグのために歌ってた歌を途中でやめてしまうのが映ってた。
 まあ父親がきてないんじゃテンション下がるよなあ。
 ってか学芸会?
 翻訳おかしくないか?
 学習発表会じゃないのかこれ。

 そういうわけでソグ、午前中会社を休んでスアンを送っていきます。
 車でずっと行くのかと思ったら、駅まで車か。なるほど。
 てかお前、前見て運転しろよ。
 冒頭に出てきた豚運搬の業者もそうだけど、きみらは前見て運転する習慣はないのか。
 ソグ、消防車とかとぶつかりかけて慌てて止まる。
 マンションが火事になってました。
 これは何かのちのことと関係あったのかなあ。
 この町に広がってきてるってことなんですかね。
 それと、スアンが外に落ちてきてる灰を手にとって触れていたから、何か意味があるのかと
思ったら特になかった。
 ホラー映画だと何でも伏線って思っちゃうなあ。

 さてKTXという、高速移動の電車に乗り込んだ2人。
 別の車両では、野球部の遠征っぽいのがいて、マネのジニとかいう女の子が、ヨングクと
いう子に告白したらしく、つきあえーとか言って周りも冷かしてた。
 すげー強気な女の子だなあ。
 
 あと、ジョンギルとインギルっていう姉妹かな。乗りこんでいました。
 この二人は特に大きなエピソードはないんですがある意味キーマンでもある。

 発車寸前のこの電車に飛び乗ってきた、もうゾンビなりかけな女の人いるんだけど、むしろ
どうやって改札通ったんだよキミは。
 中入ってから襲われたのかな。
 つーか車掌全スルーとかすごいな。
 で、発車してから窓際に座っていたスアンは、ホームで人がゾンビに襲われていたのを見たん
だけど、ソグは電話してて見てなかった。
 他の人は見てなかったの?
 これもすごいなと思うんですが。
 それと、ドアは鍵で閉めるんですかね。ちょっとびっくりした。

 トイレにいくスアン。
 と、一つのトイレで騒ぎが起きており、それを見に行ってます。
 なんでいっちゃうのかなこの子は。
 そこには浮浪者がいた。名前わからんので浮浪者で通します。すみませんが。
 彼は、皆死んだとおびえていました。
 騒ぎは少し前から起きていたようだから、路上で生活してる彼らの方が早く事態を察知
してた可能性はあるなあ。
 そんで電車に乗って遠くにいって生き延びようとしたんだろうね。
 乗務員が対応していて、あと、バス会社勤務のヨンソクというやつも見てんだけど(この人が変な
奴がいると通報した)、見に来たスアンに「勉強しないとこんなやつになるぞ」と言ってた。
 なんかなー。
 スアンが、「ママが、そういうことをいう人がそうなんだって言ってた」と返すと「じゃあ君の
ママは勉強しなかったんだな」と。
 引き下がれよオイ。
 というかまともな大人なら「子供は見ない方がいいよ」って向こうにやれよ。
 スアンが移動すると、別のトイレにはサンファという男性が。中に、嫁さんのソギョンがこもっている
らしく、別のトイレ使ってと言われます。
 ええい。
 ただ、こういう形でさりげなく、この後のメインキャラ見せてるのは面白いなと思いました。
 
 えーと、乗ってる車両がよくわからんのだけど、プサン行きで、先頭に向かって番号が
増えてくのでいいのかな?
 12号車のあたりで乗務員が、先ほど滑り込み乗車した女性に襲われてました。
 完全にゾンビになったみたいですね。
 んで乗客は事態を把握しないまま逃げる。
 後ろの方ではまだわからんわけです。
 この手のやつで思うんだけど、早々にトイレ閉じ込めたら終わりそうな気もするな。
 いやそれだと残り1時間半、トイレのドアを押さえるだけで物語進行しちゃうんだけど。
 そこから話を膨らませられる監督さんお待ちしております。(無理)

 で、ソグはそんなことが起きてるとは知らず、目が覚めたらスアンの姿がないので
探してた。
 ソギョンはようやくトイレから出てきたんだけど、そこにどーっと人が逃げてきて、
目の前でゾンビに人が襲われたので、知らず、サンファに助けてあげてとか言ってる。
 あぶねーよ。
 で、起こしたら尋常じゃない状況だったので逃げると。
 スアンもなんとかソグと合流して逃げました。
 ドア閉めろっての。
 
 ニュースでは市民の暴動が起きたと報道されてるんですが、どう見てもこれゾンビに
襲われてますね…。
 皆別の車両に避難してドアを閉めた時に、逃げ遅れたサンファとソギョンがやってきて
ドアを開けろ!と騒いで何とか入った。
 で面白いのはソグが観察してて、取っ手からドアを放せ、奴らは開け方を知らないと
言ってる。
 見えてるから襲うんだって。
 まあ大体のゾンビはそうですね。
 それでソギョンが水かけて新聞紙で窓覆ったらおとなしくなった。
 頭いいな。
 で、サンファが言うことあんだろとか言い出して。
 つーてもドア閉めたの身を守るためだから、ソグに謝れというのもおかしな話だけどね。

 あと、ドアあける方法は知らないにしても、これ自動で開くんじゃなかったの。
 手動にしたのかな。
 それにしてもロックできないんですかね。

 そんな中、車内アナウンスが流れます。
 この列車は次の駅を通過するというものでした。
 乗客は、今車内どうなってるか知らんのか、と憤る。
 この時ソグは母からの電話を受け取っていました。
 そのやりとりでソグは、母がゾンビに殺されたらしいことを感じ取る。
 かわいそうになあ。
 マンションで襲われたのかね。
 
 街中でも次々とゾンビが現れていて、一人モロ空から地面に落ちたスタントマンいたけど
あれは大丈夫だったのか…。
 ツイッターを皆見たりしてるけど、ハングルだから何書いてあるかわからん。
 ここらも翻訳表示してくれればいいのに。
 緊迫感出るから。
 
 通路でスアンを席に座らせたソグですが、スアンはインギルを見て座らせてあげる。
 そんな彼女にソグは、今は非常事態だから譲らなくていい、と。
 このあたり、まあ人間として普通の感情ではあるなあ。
 
 ソグは顧客の軍の人に電話して、テジョンにこの電車行くらしいんだけど大丈夫なんだな?と
確認する。
 相手は、テジョンにいったら感染拡大防止のため皆隔離されることになってると告げる。
 で、ソグは自分と娘だけ助けて、今度確実な銘柄紹介するからと言ってます。
 まあ気持ちはわかるわ。
 こういう時は他人を助けて〜なんて美徳言ってられないもんね。
 テジョン駅についたら、誰もいないんですね。
 ウヒョー!
 こういうとこに降りるの怖いなあ。
 ってか私だったらむしろゾンビをすべて外に下ろして、自分らは電車で逃げようって考える
かもしれない。
 でも電車は線路ふさがれたら逃げようがないもんなあ。

 誰もいない駅を皆避難していくのですが、途中ソグは、軍の人に指示された道へ行きます。
ちょっとイラッとしたのは、スアンが「みんなにも教えてくる」とか言い出したこと。
 教えなくていいと言われたら「パパは自分のことばっかり!」とか言ってる。
 自分が守られてるって自覚はないのか。
 なんかいい子ちゃんキャラで。いや子供ってそんなもんだけど。
 浮浪者もきて、自分も連れてってくれと言う。
 で、軍の人がきたんで浮浪者がこっちーと走り寄るんですが。
 それゾンビでした。
 軍部が襲われてどうすんだよ。
 と言うわけで逃げる。
 別経路から避難してた人達も、下にいたのが軍のゾンビだったのであわてて逃げることに。

 いち早く電車に戻ってきたヨンソクが、これまたクソなんですけど、皆乗せてない時点で
自分らだけで早く発車させろと乗務員に言うんですね。
 ホームにもゾンビ戻ってきて危険だからと。
 残念だったのは、ゾンビ乗ってる車両切り離したかったけどその設備がなくてできなかったこと。
 これが出来てたら良かったんでしょうが。
 というわけで電車は再び走り出す。
 ソグらも懸命に戦って逃げるのはともかくとして、今度は逆に、ガラスドア閉めてたサンファに
あけてくれーというのは皮肉なもんでしたね。
 ソグ腰抜かしまくっててはよ逃げろよとは思ったけど。
 つーかここから、動き出した電車に追いつくのすげーと思うのですが。
 一行、電車が動き出したのを見て慌てて飛び乗ることに。
 すごいわあ。
 これで間に合うっていうのが。
 私はてっきり、乗れずにここから歩きかと思ったけど、ホームにゾンビおるからあぶないわな。
 
 運転手は、テジョン駅に停車できなかったのでプサンに行くことを許可して下さい、と通信で
告げます。
 鉄道会社の方も、線路をあけると。
 てか鉄道会社どうなってんだろうね。
 
 なんとか電車の後ろの方に乗り込んだ、ソグ、サンファ、ヨングク。
 ソギョン、スアン、インギル、浮浪者は別の車両に乗り込んでいたのですが、ゾンビがそこに
おり、ドアが開いていたのでソギョンがそーっと閉めようとしてた。
 なんで一番身動きできない人がいっちゃうかね。
 まあ仕方ないか、この面子では。
 で、ドアを閉めようとする直前にゾンビに見つかってしまう。
 彼女らの運命は!?

 一方、先頭車両の方に乗り込んでたヨンソクとか、ジニとかその他は、消火器で窓を
白くして見えなくしてた。
 頭いい。
 てか後ろもこれやればよかったのに。
 消火器って各車両ごとに乗ってるから、使えばよかったのにこれきりでしたな。もったいない。

 ヨンソクはもうすっかりリーダーきどりで、あれしろこれしろとうぜー。
 エゴむき出しの男ですわ。
 と、ジニにあのヨングクから電話がかかっきてて、彼が生きていること、後ろの車両に乗って
いることをジニは知ります。
 良かったねえ。
 あと、サンファのスマホにソギョンから着信があったので慌てて出たらスアンからで、ソギョンは
今必死にトイレのドアを押さえており、スアンが代わりに助けを求めて電話してきたのでした。
 これは助けざるを得ない。
 
 そういうわけでソグらは突破して会いにいくことに。
 うーん。
 あと、通過するのはいいけど一つ一つドア閉じて行けばいいのに。
 そうしたらゾンビ増えないのにね。
 そこらちょっと気になった。
 いやホラー映画だから突っ込むのヤボですけど。

 と、ソグ達はここで重要なことに気付く。
 トンネルに差し掛かるとゾンビらが攻撃をやめたんですね。
 光や音には反応するが、攻撃対象を見失うらしい。
 これはいい発見だ!
 というわけで今のうちに通り抜けることに。
 ギリ通り抜けてました。
 ここのゾンビはヨングクの友達だったので彼が戦闘不能になっててピンチだったん
ですなあ。
 気持ちはわかる。

 この後ソグはサンファのスマホを借りて電話番号を見、トンネルに入った後
サンファのスマホを後方にすべらせ、着信音でゾンビをひきつけて突破という
すごい方法を。
 すばらしい。
 できれば、ヒモをつけておいて、切ったあと回収できるようにしておけばもう一度
同じ手が使えたな!
 
 なんとかソギョンらがいるトイレにやってきた3人。
 良かったですね。
 ソグもスアンと再会できて良かったでしょう。
 と、トンネルを抜けたのであわてて向かいのトイレに隠れる3人。
 洗面所かな。
 向かいにもあんのかよ。
 ソグはスマホで、次のトンネルは2分稼げる、と計算していた。
 どこに逃げるかですね。
 そんなソグにサンファは、父親は家族の犠牲になるもんだ、と大きなフラグ立ててます。
 やめろや。

 一方前方車両の方ですが、このまま皆が逃げてくると言う連絡をヨングクから受けたジニが
話してるんだけども、ヨンソクが、そいつら感染してたらどうすんだと騒ぎだす。
 いや感染してたらまず電話しませんし。
 皆がなんか賛同しちゃうのが嫌な雰囲気だなあ。
 私だったらこっそりこの間に、別のトイレに隠れてますね。
 もしくは運転手のとこに入れてもらう。
 どうせ1人消えたとこで把握できないだろうし。

 次の車両にいくのにゾンビが多くて、皆、荷物棚を移動してるんですが、だから、今度はヨングクの
スマホ使って後ろの車両におびき寄せ、ドア閉めるという方法は無理だったのか。
 今までのドア閉めておけば、後方車両のゾンビもこれなかったから有効だと思うんだけどねえ。
 なかなかこう、うまくはいきませんか。
 理路騒然とゾンビのいる車両を通行していく物語もつまんねーからなあ…。

 この網棚をいくのが思ったほどすぐ進めなくて、荷物を後方に投げてゾンビを引き寄せるも、
途中で降りるのに浮浪者が失敗して取り残される事態に。
 で、ソグ助けに行くんだけど、一気に逃げようとした時に浮浪者が空き缶踏んで大ピンチ。
 なんで君らは足元も確認しておかないのか。
 しかも、ドアあけて逃げようとしたら、ヨンソクによって封鎖されておりドアがあかない。
 消火器で視界ふさぐとかないのかなあ。
 
 ここでサンファが犠牲になってしまうんですね。
 皆を助けるために。
 ソグに、ソギョンを連れて逃げてくれっていうのかっこよかった。
 そんで、ソグらがヨンソクらのいる車両をギリあけて中に入るんだけど、インギルはなぜか
一人残ってゾンビの犠牲になる。
 助かる状況だったのになんで残ったのかよくわからんのだけど。
 それをたまたま、しらーっと、客同士のいさかいを見てるだけだったジョンギルが目撃
してしまいショックを受ける。
 そらそうでしょうよ。
 死んだと思ってた姉が生きてたと思ったら目の前で取り残されて殺されたらねえ。
 しかも、自分らだけは助かりたいという、身勝手な乗客のせいだったら余計に。
 …次のトンネルが3分後とかいう話はどうなったんだろうな…。まあいいけど。
 
 やっとの思いで車両に入ったものの、ヨンソクをはじめとしたほかの客どもは、感染が
どうのこうの騒いで、先頭の方にソグらを追いだすことに。
 バカなんか。
 感染してたらもうとっくに発症してるし、自分らがゾンビに近いとこに残って、ソグらを
安全な場所に移動させるとか意味わからん。
 ともあれソグらと、ヨングクと離れたくなかったジニはより先頭の方へ移動。
 ヨンソクは客に命じてドアが開かないよう固定させてます。
 バカだな。
 ゾンビが突破してきた時に逃げ場所失うだけなのに。

 ジョンギルは、姉さんはなんでも私にゆずってバカみたい、とか言いながらゾンビの
いるドア開けてました。
 もううんざりしたんだろうね。
 そういうわけで車両にゾンビがなだれ込んできて大騒ぎに。
 先頭の車両に移動していたソグらは皮肉にも生き延びることに。
 てかトンネル入って暗くなったのにゾンビ騒ぎまくってるけど。
 設定忘れるんじゃねーわ。

 ソグはキム代理からの電話で、プサンは防衛に成功したということを聞きます。
 さらに今回の騒ぎは、彼らが株で助けた、バイオ社がやらかしたことらしい。
 ちなみにこの原因については特にこの後言及されることはないという。
 なぜ発生したのかとか広まったとかの説明はなし。
 まあホラー映画だしね!
 そのあと、電車が急停止します。
 前方がふさがれていてもう走ることが出来ないらしい。
 運転手は、別の動かせる電車を探しに駅へ向かいました。
 で、ソグらは降りての移動を余儀なくされる。
 ここで暴走電車が突っ込んできて、各自行動が分断されてしまいます。

 なかなか見どころがあるなと思ったのは、倒れた車両との間に閉じ込められてしまった
ソギョンとスワン、浮浪者なのですが、電車の窓を割って出てきたゾンビから二人を助けて
浮浪者が犠牲になるんですよ。
 すごい。
 二人は、車両の下からギリギリソグが助け出してました。(最初ソグが脱出して周りを確認してた)

 さらに、ジニとヨングクなんだけど、隙間に閉じ込められた時に、車両のドアをこじ開けたものの
向こう側のドアが開かない。
 別の車両に移って探せよと思ってたんだけど、なんと、生き延びていたヨンソクが、ゾンビから
逃げるためにジニをつき飛ばし、彼女がゾンビに襲われてる間にドアの窓を割って自分が
逃げるというクズっぷり。
 すげえ。
 ゾンビになってしまったジニを抱きかかえ、ヨンソクはそのまま襲われて死亡。
 この二人はかわいそうだったなあ。
 ちなみにヨンソクは電車から脱出する時も、たまたま一緒にトイレに逃げてた乗務員を犠牲に
して逃げてます。
 最低やで。

 運転手はディーゼル列車を見つけて動かしました。
 で、ヨンソクが乗せてくれーとくるんだけどゾンビに襲われる。
 運転手もほっとけばいいものを助けにいって自分がやられたんですよ。
 何やってんだお前は…。
 
 というわけでソグ、スアン、ソギョンはなんとかこのディーゼルに乗り込みます。
 が、ゾンビが手すりとかつかんできて、ソグは必死にけり落とす。
 いやさ…あんたらがいつまでもそこにいないで、ゾンビから死角になる場所にいけば
ええですやん。
 ワーキャー騒ぎながら見てるとかアホなんですか?
 んで何とか振り切って、運転席あけたら感染したヨンソクが出てきた。
 ギリ意識を保ってたようだけど、あなたは感染しているというソグの言葉に逆切れ、
戦闘に。
 いやだから、ソギョンとスアン、マジ邪魔だから反対側にでも逃げてればいいのに。
 下手に反撃して襲われそうになって、それを助けようとしてソグが結局噛まれたしね。
 で、鎖を体に巻きつけたソグ、捨て身で身を投げ出してヨンソクを放り出した。

 このあとソグはソギョンに、「これブレーキだと思うから適当なとこで降りて逃げて」と
スアンを託します。
 スアンは泣き叫んでいたけど、なんかあんまし感情移入できなかったなあ。
 で、ソグはスアンが生まれた時のことを思い出しながら、完全にゾンビになる前にと
列車から身を投げてました。
 ここのシーン、深読みするならば、生まれた時のことしかなかったから、その後はずっと
働きづめで、ろくにスアンのこと見てなかったのかなーと考えることも。

 ともあれ列車は動き続け、トンネルの前で停止します。
 フェンスとかでふさがれていて、死体も転がっていてそれ以上いけないから。
 てかここの死体はなんで動かないんだって思うんですが。(ピクッとは動いてたけど)
 暗いトンネルを歩き出す2人。
 うーん…まあいいか。
 向こう側には軍がいて、トンネルを通ってくるものは射殺、みたいな感じでいたのですが、
兵士が歌に気付いて射殺を中止する。
 スアンが父のために歌っていた歌でした。
 こうして2人は多分助かったのです。

 まあ最後ちょっと納得いかんけど、悪くない話でしたよ。
 大体この手の話は弱い立場の人が生き残るっての多いですな。
 


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