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ダ・ヴィンチコード |
5/21鑑賞
上映時間が大体2時間半だっけ。ハードカバーで2冊分、の内容の割にはおいしいところを
つまみ食いしたみたいな感じでよくまとまってたと思います。んー、途中はたまにダレたりしちゃった
けど、謎解きがすごい面白くて「あっなるほど!」みたいな。一休さんみたいだった。(え?)
あんまりよかったんでオフィシャルガイドブックとか解説本買い込んでしまいましたよ。サントラ
もほしいんですけど。あと、カバーも売ってました。ハードと文庫用どちらもあるので。持ってる
人は購入していそいそつけてみるのもいいと思います。かっこいいですよ!
物語は、おっちゃんが後ろ向きながらハーハー走ってるところから始まります。おっちゃん
後ろ見ながら走ると速度が遅くなるんだよ。
原作もちょうどこのシーンから始まっていて衝撃的で良かったと思います。これで私も
「えっ何がおきたん?」みたいに引き込まれたとです。(なぜヒロシ)
っていうかあの鉄格子、人を逃さないようには出来ても銃弾は防げないのね…。実際の
ルーヴルがどうか知りませんけど、これで弾外したら絵画に大変な損失ですねぇ。
おっちゃんは撃たれてからもなんかゴソゴソしてますが…これが今回の事件の始まり。
でも死ぬ間際にまで謎でメッセージ残されたらちょっと腹立つ。
で、サイン会してたラングドン教授が、コレ警部に「コレ見て下さい」と写真を差し出される
わけですね。(シャレではなく本当にそうだった)
それはラングドンもよく知っている、ルーヴル館長の遺体だったわけです。ただし、奇妙な
細工が施された。
ソニエール館長は一体どんなメッセージを残したのでしょうか?クイズ アタックチャンス!
んでこの後に物語のもう一人の主役?いや違うな、どちらかというと脇役なんだけど大物が
やっちゃってるからしばしば登場する役回りの、ファーシュ警部が出てきましたよ。
ここの会話が分からない。
ルーヴルのピラミッドを見てファーシュが「パリの顔につけられた傷」とか言うのですが。
単にピラミッドを批判してるだけ?
んー。まあ確かに嫌いな人もいるでしょう、くらいの認識でいいのかな。
そんでもって遺体を確認中、名前の発音しにくい人がきました。ヌヴーって言ったっけ。
でもソフィーでいいみたい。ウールトラマーン♪(それ多分ゾフィー)
ラングドンとソフィーがこの話の主役です。言わなくてもわかるかと思いますが…。
ソフィーは実に素晴らしいやり方でラングドンに、ソニエール殺しの容疑がかかっている
ことを知らせ、落ち合い、鮮やかに美術館から逃走。この時に暗号を解いた二人は、
カギを手に入れるわけです。展開はやっ!
ファーシュが、ソフィーがやってきた意図に気づいて車を手配する頃にはソフィーは
車をバックさせながらものすごい勢いで逃げておりました。
すごいなぁ、バックであのスピード。昔ジミー大西さんがさんまさんの付き人をやってた
頃に、ギアをバックに入れないで駐車場に入れようとして、後ろを振り向いていたさんまさんが
「看板が遠なるー!」みたいにビックリしていたら実は前に進んでいたみたいなことが
ありましたけど、よく考えたらまったく違う話でした。
一方、ソニエールを殺害したシラスという男。こちらも誰かに指令を受けて動いている
らしくどっかの教会にいって床をぶっ壊し、メッセージを受け取ってました。しかしそれは
シラスを混乱させただけっつーか観客も混乱したよ!
かぎについていたタグから銀行に向かった二人。そんでカギを使って貸し金庫?から
ハコを取り出しましたよ。ここすごいなぁ。カギを差し込むとびゅーんってなって、びゃーって
台が回って、くるくるーと貸し金庫が出てくるんですよ。便利ですねぇ今頃のハイテクって
いうのは。
ちなみに私が最近感心したハイテクは、踏んでも開かない自動ドアです。(不審者は
入れないのかと思ったら壊れてた)
銀行のトップ?あれなんて呼ぶのか知らないけど、この人の行動が意味不明。
お客様を警察から安全に逃がすって連れ出しておいて、森の中で銃をつきつけて
二人から貸し金庫の中身を奪おうとするんだもん。
殺人犯と知ったから?それだと連れ出さないだろうし…よくわかんない。フランス人の
考えはわかんない。
このトップからも何とか逃げ延びて、二人が示すは知り合いの家。
サー・リーだって。これは覚えやすい。サリーちゃーんサリーちゃーん♪
リーさんはラングドンの親しい友人なのかな。足が悪いらしくて杖をついています。
ここの執事はレミー。愛想悪いけど仕事は有能みたいな感じ。執事だ執事だー!
…日本で想像すると大体「じいや」ですね。
リーさんはダ・ヴィンチの絵に隠された様々な謎みたいなのを見せてくれます。
ここはセリフだけでなく絵もあったのでとても分かりやすかったです。
最後の晩餐の絵の解釈っていうか、こういう謎があるみたいなのはすごく興味深かった。
…しかし私は前半少し寝てた。(アホ)
ところがここにも警察の手は迫ってきまして。4人はやむなく脱出。このあたりは簡単に
書かれているけど、原作はすごかったです。警察の手腕もすごいなと思うし、それに
気づかれないよう脱走するために、レミーさんが車のライト消したまま森の中をわざと
つっきるところとか。すげぇー!私なんか間違えて昼間もライトつけたまま走ったりしてるのに。
あ、そうそう。ここでシラスが何故か場所をつきとめてやってきて、ラングドンはピンチに
なるんだけど、リーさんが倒れつつスライディングタックルみたいなのをやりつつ杖で
シラスを殴って終了。
リーさんかっこいいよ!敵の攻撃をモロにくらっても「ぬぉー痛いゾー!」で済んじゃう
しんちゃんくらいかっこいいよ!
んで、リーさんの飛行機で国外脱出になるんですけど。
警察もバカじゃないからちゃんとチェックしてる。
先回りして待ち伏せです。
ここでリーさんまたも見事にやってくれたんですが、「撃つなら撃て!…この男からな」と
レミーさんを見ていうのがすっごい笑えた。周囲からもクスクスって声があがってて、あー
やっぱり緊張感ある場面でのジョークって面白いよなぁと思ってました。
ここはわたくし的見所。
そんで、次のヒントの場所に行くんですけど、何故か開放されたシラスがまたまた参上
みたいな感じで、ソフィーを人質に。っていうかさぁ、ラングドンさんももう少し周囲を
警戒しようよ。リーさんの家でもやられたばっかじゃんさぁ。
実は裏切り者はレミーだったのです!さー大変大変。レミーはシラスとともに、殴り倒した
リーさんを引きずっていきましたよ!某宅配業者ももう少しまともに荷物を扱うと思います。
んでレミーマルタンは(違う)シラスを送りとどけて「ボクちんが導師だよぽよよん」みたいな
こと言って帰ってくんですよ。やばい今までずっと「尊師」だと思ってた。流石にこれはやばいか。
一方からくも逃げ延びたラングドンとソフィーはバスの中で、乗り合わせた青年に携帯を
借りて図書館の情報検索。ほうほう、便利なものですなぁ!
ラングドンは何かヒントを見つけたみたいで急いでバスを降りましたよ。
レミー。これは導師の視点から見たレミーみたいだけどなんか飲んだら死んじゃった。
ああ、導師って別にいたんですな。うわーさすが、一つの謎じゃ終わらない、みたいな。
ラングドンがたどり着いた場所に導師も姿を現しましたよ!二人の命と引き換えに謎を解け
と迫りますが、そうはどっこい、これで渡したら映画終わってまうやろ!みたいな感じで
ラングドンはあのクリプテックスを放り投げ。導師はあわてて受け止めたもののお見事タッチダウン。
中身はパア。あーあ…ビネガーがもったいない…。(そっちか)
まあこんなことをラングドンがわざわざやる意図ってのが別にあったわけですが。この後
彼は無事聖杯の場所にソフィーを導き、んでシラスは撃たれて亡くなり、なんか神父さん?の
一人は重傷。
これでめでたしかと思いきやもう一ひねり。これはラングドンだけが気づいた謎みたいな
感じで。とても美しい、誰かにそっくりなマグダラのマリア像。
最後の最後まで大どんでん返しがあり、ポセイドンでいえば「いつもより多めに回っており
ます〜」みたいな感じで本当にすごかったです。
ただ全体的にセリフの量がものすごい多くて、会話だけで進むシーンもあってそこがちょっと
疲れたかなぁ。
やっぱ面白かったです。迫力が違います。でもファーシュのやったことは完璧違法捜査
だと思う。
それと映画を見てわからないところは原作を読んで補完するとかした方が、より楽しめる
かなぁと思いました。やっぱ説明不足というか、原作を読んでいるとこれをこうした意図は
こういう理由ってのが分かるけど、映画だけだときついかなーってのもあったので。
悪役だったけど、シラスの役やった人は素敵な人だなぁと思いました。
小説だと手を止めて「この謎はどうかなぁー」って考えることが出来ますけど映画だと
分かる分からないに関わらずパッパッと進んでしまうので、そこに謎解きの楽しさはありません。
でも今回は、謎を解いたプロセス?みたいなんの驚きはあるかと思います。
時間が限られているので展開も速かったけど、その分無駄なところがそぎ落とされていて
楽しかったかな。
次見る時は頑張って寝ないように全部見たいと思います。
ダ・ヴィンチコードが後世に伝えたかったのは、キリストの、マリアへの大いなる愛だった
のかもしれません。
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