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リメンバー・ミー |
3/21鑑賞
これはいい話だなあと思いました。
少年が夢をつかむ話というよりも、「家族の可能性を信じる」みたいなことも込められて
いるのかなと。
なんでも頭から否定してかからず、やりたいと思うことをやらせて、自分で納得させる
ことも大事だなあと。
夢がかなうもかなわないも、やってみないとわからんですからね。
誰の名言でしたか。
「やった後悔はだんだん小さくなる。やらなかった後悔はだんだん大きくなる」
こういう言葉もあります。
最後まで見るとタイトルの意味がわかる、というのもいいなと思いました。
冒頭はアナ雪の新作。
かわいかったです。
まとめてDVDにして欲しいなあ。
それぞれのタイトルに収録じゃなくてさ。
今日はクリスマスらしいんだけど、オラフが「サプライズ!」とはしゃぎまくって皆に
「まだだよ」って言われてて可愛いです。
実は、エルサとアナは国民のためにお城でパーティを開く用意をしていて、それを
みんなに披露して驚かせよう、と思っていたのでした。
いやあの…クリスマスって普通皆静かに家で過ごすものでは…?(外国だと)
ワクワクしながら用意している2人。
鐘が届いて、それを城の塔にとりつけて鳴らすとクリスマスの始まりなんだそうです。
リメンバー・ミーにも鐘は象徴として出てくるんだけど…わざと一緒にしたのかな?
ともかく、エルサとアナが12時になったので鳴らすのですが。
城の扉があいて、皆をご招待!と思いきや。
皆ぞろぞろと帰っていく。
今日はクリスマス、家族と過ごす大事な日だからと帰って行ってしまうのです。
そりゃそうだよねえ…。
サプライズしたいのはわかるけど、皆とワイワイやりたければ招待状出しておかないと。
今までずっと鐘を鳴らすだけだったからだろうな。
オラフは、客のいないクリスマスパーティも斬新だよ、というけどやめろ。後ろから味方を撃つな。
あと、クリストフが励まそうと、トロール人形持って来たけど…うん、それはいいわ。
皆自宅で家族の伝統的な過ごし方してるんだね、と言いますがオラフは、エルサとアナに
何をするのかと尋ねる。
しかし二人にはクリスマスの伝統というか、過ごし方の思い出がなかった。
両親が事故で亡くなった後エルサは自室に引きこもってしまい、それからずっとお互い
1人で過ごしていたからでした。
エルサは、家族の伝統がないのは自分のせい、と責めています。
オラフは、自分が家族の伝統を探してくる、とトナカイのスヴェンとともに国民のところへ。
皆の伝統を聞いてヒントにしようというんですね。
変に二人に慰めの言葉をかけようとするより、自分が探してこようとするのは行動力あって
いいと思う。
途中、「うちの家ではご近所に歌を歌うのよ!」と言ってた一家が、とある家族に嫌がられて
いたのは笑いました。
まあ自分の善意が相手に受け入れられないこともあるからねえ…(笑)。
国民の家すべてを周って、一番最後の家は、変なおっさんの家だった。
ああ、オーケンさんか。
サウナにご招待って、オラフやべええええ!と思ったらやっぱり溶けてて笑った。
外に出てもとに戻ったオラフは、サウナをプレゼントされてます。
ううーん…。
あと、腰に巻いてるような伝統的なデザインのタオルも欲しい、と言ったら、それそのまま投げられました。
いやいやいやいや!
おっさんの腰にまいてたやつじゃなくてさ!
そういうわけでたくさんの「伝統」をソリで持って帰ろうとするオラフですが。
サウナのドアがあき、炭が飛び出してそれが荷物に引火。
たちまちソリは炎に包まれる。
このあと谷にソリは落ちて鎮火したー、とオラフ、いったん喜ぶものの、下で爆発してて笑える。
で、オラフは谷の向こうに取り残されたスヴェンを助けようと、「森の中回ってそっち側に行く」と
いうのですが。
森の中はオオカミがいたのでした…。
オラフが唯一もっていたケーキ目当てだろうなあ。
その頃エルサはアナを探していた。
アナはアナで、自分たちの伝統とは何か、というのを探していたらしい。
それで屋根裏の荷物をゴソゴソしてたんだけど、エルサの荷物には手袋がビッシリ入っていて
笑った。
これ保存しておかずに売ればいいのに…。
ともあれ、彼女らは自分たちの伝統といえるものを見つけたのでした。
スヴェンはあわてて自宅に戻り、クリストフにピンチを告げようとするも、こいつ全然気づいて
なかった。
でも偶然やってきたエルサとアナが、オラフが危ないと気付いてくれたのです。
さすがだな。
クリストフも言われて気付いて、スヴェンに「遊んでる場合じゃないぞ」って言ってて、こいつ
殴ってやろうかって思った。
オラフは森をなんとか抜けて、ケーキは無事だったー!と喜ぶも、タカにとられてしまった。
あーあ。
さすがのオラフも落ち込んでしまいます。
エルサたちは国民に声をかけて、オラフを捜索しています。
山に向かわず皆に声かけてると思ったらそういうことか。
確かに皆で探した方が早いもんね。
皆、クリスマスを過ごしてたとは思うけど…。←シッ
というわけで二人は、雪に埋もれていたオラフを見つけ出します。
伝統がないわけじゃなかったと。
2人で遊んでいた時から、2人の想像の友達はオラフであり、エルサが引きこもってしまった
後も、アナはクリスマスにオラフのイラスト、人形などを作ってプレゼントとして届けていたこと。
つまり、オラフこそが二人の伝統だったのです。
そんなわけでパーティになってましたけど、料理ここに運んできたのか…。
氷のクリスマスツリーは良かったですね。
オラフのモニュメントをてっぺんにかかげたりとか。
あとタカがケーキ返しにきたし。
どうしたんだ。
まあこれからはクリスマス、オラフとともに過ごすのが伝統になっていくんでしょうね。
この伝統を探すっていうのは、何となく、お袋の味は何か、みたいなの考えるのと似てるなと思いました。
うちはこれ、っていうのが大体どのご家庭にもありますよね。
そういう感じ。
さてさて。
本編です。
ディズニー城の旗がまた変わってますな。
冒頭、ナレでわりと重要な部分が語られるので注意して下さい。
主人公ミゲルが、僕は呪われている、と語り始めます。
メキシコには死者の写真を飾り、ロウソクや死者の好きだったものを墓にそなえる風習がある
ようですが、これマジで火事にならんのでしょうか。
ちょっと怖いなあ。
ミゲルが生まれる前の前、とある家庭では父親がミュージシャンとして成功していて、幸せに
過ごしていました。
ところがその父にはある夢があった。
世界に自分の歌を届けたい、というものでした。
ある時父親は妻子を置いて家を出て、二度と戻らなかった。
しかし母親には泣いているヒマはなかった。
娘を養っていくため、母親は靴を作る技術を身に着け、自分の家から音楽を一切締め出しました。
そして娘は大きくなり、結婚して夫婦で靴職人をやるようになり、その子供たちもまた靴職人になった。
で。
父親が出て行った娘がココ、かろうじて生きてるらしいです。
ココのひまごがミゲル。
つまりこの家庭、4世帯いるってことか。すごいな…。
死者の日、この家庭では故人の写真を飾るけど、出て行ったという父親の写真だけは顔が破られて
飾られていました。
また、ココの母親であるイメルダの教えを忠実に守り、この家では音楽を一切締め出していた。
なんかそれもなあ…。
悪いのは父親であって音楽ではないと思うんだけどね。
そしてミゲルは、ミュージシャンになりたいという夢がありました。
この町には世界にその名を知られたミュージシャン、エルネスト・デラクルスというのがいて、ミゲルも
それに憧れ、彼のようなミュージシャンになりたいと思っていた。
彼の曲で有名なのは「リメンバー・ミー」で、それを大舞台で歌っている最中、セットの鐘が落ちてきて
彼はその下敷きになり死んだ。
あまりにも早い死に世界は嘆き悲しみ、その偉業をたたえて銅像とか聖堂がこの町には作られて
いるようです。
ミゲルはデラクルスにはつながりを感じる、自分は同じようなミュージシャンになれるかも、と思って
いるけど、実際人前でギターを演奏して歌ったことはなかった。家庭が家庭だからねえ。
彼は靴を磨いていた男性から、今日は死者の日で、歌のコンテストがあるということを聞かされます。
で、腕前をちょっと見せてとギター渡されたんだけど、ひこうとしたらばあさんがやってきて、「このマリアッチが」と
客に激怒して靴投げつけてた。
なんかそこまで怒らんでもなあ…と思うんですけどね。
マリアッチというのは本来楽団という意味ですが、歌を歌う人、楽器を奏でる人も含まれるんだと思います。
ミゲルは靴磨きをしていたというも、この広場はミュージシャンが多いから近づくんじゃない、と言われた。
家族もミゲルのことを聞いてびっくり仰天。
ビックリしすぎてなめしていた靴が、手がすべって天井に刺さった。
つーか天井に刺さってる靴多いな!ヘタクソか!
ミゲルは屋根裏に隠していたギターを持ち出し、野良犬のダンテとともに、コンテストが行われる広場に
向かおうとするも、家族に見つかりそうになり、あわてて祭壇へ。
この屋根裏で、デラクルスのビデオ見てギター弾いてるの見る限り、完コピしてると思うしうまいと思うわ。
ミゲルが祭壇の下にギターを隠しているとばあさんがやってきて、今日からお前も靴職人だよとか
言い出した。
仕事の選択一切なしかよ…。
ここでダンテが供え物を食べてしまい、祭壇が崩れてしまう。
で、写真立てが壊れた時にミゲルは、ココとイメルダ、そして顔が切り取られた父の写真に折られて
いる部分があるのに気付き、彼が持っているのがデラクルスのギターだと気付く。
期待に胸躍ったでしょうねえ。
デラクルスの子孫なら音楽の才能あるって思っただろうし。
しかしそんなミゲルの言葉に家族は一切耳を貸さず、ばあさんはギターを奪い取って壊してしまう。
そこまでせんでもなあ。
ミゲルは、こんな家族もう嫌だ、と飛び出していきます。
そりゃグレるわ…。
死者の日イベントが行われている広場にやってきたミゲルだけど、楽器がなければコンテストには
参加できず、ギターを貸してくれる人もいない。
彼は思い立って聖堂へ。
デラクルスの遺品として飾ってあるギターを失敬しようというわけです。
セキュリティ甘々だしなあ。
彼はギターを手に取り、嬉しさのあまり引いてみる。
足元の花びらが光りました。
ここ、なんでこういうことになったのかは一切説明ないんだよなあ。
いいけども。
誰かが聖堂の中を覗き、ギターが盗まれていることに気づき、ミゲルは慌てて隠れる。
ところが、人々は自分に気付かないどころかすり抜けていく。
穴に落ちたミゲルを助けてくれたのは骸骨でした。
あちこちに骸骨がいるのに気付いてビビるミゲル。
死者の日だから死者が帰ってきたんだね。
ダンテだけはミゲルが見えるようです。
ここでミゲル、ご先祖様に偶然出くわした。
良かったですねえ。
皆も死者の日だから帰ってきたんだけども、イメルダだけが足止めされていてこの世への
橋を渡れないらしく、どうやらミゲルが関係しているのではないか、ということで皆一旦戻ろうと
いうことになります。
ここでなぜかダンテもついてきた。
不思議な犬ですね。
この死者の国の様子は、去年やってた「DESTINY 鎌倉物語」の世界観に似てる気がする。
皆それぞれ好きに過ごしてる、みたいなの。
死者の国には架空の動物の形をした精霊がいるようです。
秩序乱すのを見張ってんでしょうね。
そんな中、ミゲルを連れて家族が戻ってきたもんだから大騒ぎですよ。
今まで生者が迷い込むことはなかったんですかね?
皆は出国できなくてめっちゃクレーム入れてたイメルダのとこへ。
イメルダこええ…。
彼女はすぐミゲルに気付き、彼が写真を持って来てしまったから渡れなかったのだと気付く。
許しを与えるとすぐ戻れるということでミゲルを戻そうとするのですが。
ここで、「許しを与える。これからも音楽をやらないこと」と言い出すのが不自然だとは思うの
だけど(彼らはミゲルが音楽やってるのは知らないはず)まあいいや。(のちの伏線なんで)
現世に戻ったミゲル、やったーと喜んでギター片手に駈け出そうとして、またあの世に戻ってきた。
皆が「2秒で戻ってきた」とあきれてます。
秒で約束を破るな、秒で。
ミゲルは、音楽を禁止されたくなくて、この写真の主、つまりデラクルスに許しを得ればいいんだ
と考え、ちょっとトイレといって飛び出して行く。
ここで案内係の人が「死者の国にトイレないけどいいんですか」みたいなこと言ってて笑う。
飲み食いするのにトイレはないのかあ。
ここで死者の国から出ていくには、誰かの祭壇に写真が飾られていないとダメだというのが
わかります。
ヘクターという男が有名な女性歌手に変装して出ようとするも、バレて止められてた。
デラクルスと知り合いなんだぞ、という言葉にミゲル反応する。
知り合いだから連れて行ってくれる、というのでミゲル、行動を共にすることにします。
イメルダの方はミゲルが逃げたと知り、精霊を呼んでミゲルを探すよう命じてました。
精霊操れるとかこの人すげー人なんじゃ…。
ヘクターはデラクルスのとこに連れて行く代わりに、お前の祭壇に俺の写真を飾ってくれ、
という。
そうしたら死者の国から現世に行けるからと。(死者の日に)
それから、靴墨でミゲルの顔を黒くして、パット見死者に見えるようにしてあげてました。
彼は、変装のためにドレス借りた人のとこへ。
なんか振付とか担当してる人なのかな。
デラクルスのステージの演出を担当してて、これがなんていうか、なんともいえないというか
確かに奇抜だなっていう感じで。
ミゲルはこうしたらいいんじゃない、とかアドバイスしてた。
が、ここにはデラクルスはいなかったのです。
今はパーティらしい。
リハーサルしないでパーティとかいいご身分だな。
ここでミゲル、ヘンリーは友達だと言ってるのに呼ばれてないのは変だ、と気付く。
ヘンリー素直に嘘だったと認めて、パーティにいけるのは招待状がある人か、広場の
コンテストで優勝した奴だと話す。
ミゲルはそこで優勝を狙うことに。
ところが、ギターがないからこれを調達しないといけない。
で、ヘンリーの知り合いのとこにいく。
その人はもう消えかかっていました。
祭壇に写真も飾られず、生きている人間に忘れ去られるとこの国からも消え去ってしまうらしい。
どこにいくかわからないといってたけど、無ではなくて輪廻じゃないのかなと思うんだけどね。
キリスト教にはそういう考え方はないんだっけ。
そんでその消えゆくおじさんの最期の頼みを聞いて、ヘンリーは弾き語りをしてやる。
これがなかなかうまいんですよ。
そうしておじさんは消えていきました。
あとヘクターは、デラクルスの師匠だというけどミゲル思い切りバカにしてた。
お前なあ…。
さて広場での演奏曲を何にしようか、というのだけどヘクターは、リメンバー・ミーは駄目だと
いう。
ヒット曲すぎて皆がその曲演奏してるんですよ。
そりゃ聞く側も退屈ですわなあ。
そんでミゲルは、ウンポコロコという曲にするという。
これはなかなか陽気でいいらしいです。
ヘンリーは、歌を披露するのは初めてだというミゲルを励ます。
いいですね。
つか骸骨の楽団が演奏していたけど、空気はどっから入っているんだろう…。(管楽器)
そしてミゲルの演奏が始まりました。
ダンテがヘクターも引っ張りだして一緒に踊ってるのよかったです。
会場も大盛り上がり。
ところがミゲルは家族が捜してやってきたのを見つけて会場から逃げ出す。
会場内に生きている子供を探している、というお知らせが入り、ヘクターは、「お前家族はいないと
言ったじゃないか、嘘つきめ」と怒る。
ミゲルがデラクルスの許しを得て現世に戻りたい、と言ってたのをヘクターは、他に家族がいなくて
出来ないからだと思ってたんですな。
ミゲルはミゲルで、ヘクターだってデラクルスと知り合いではなかった、と言い返し、二人はケンカ
別れしてしまう。
ダンテはミゲルを引っ張ってヘクターのとこに連れて行こうとしてたけど、追い払われてしまいました。
バカなガキだなあミゲル。
精霊に見つかって逃げるミゲル。
イメルダにも見つかってしまった。
しかし彼女は逃げるミゲルを呼び止めようと歌を歌ってみせたのでした。
ココが生まれる前、イメルダは音楽が大好きだったのでした。
でもココが生まれて音楽よりも、子供を育てることを優先しなければと思うようになっていった。
音楽と家族両方は無理だって。
でもそれはイメルダの都合であって、ミゲルもそうだとは限らないけどねえ。
そうやって、どちらかだけ、の選択を迫られたからココの父親も家を出たんじゃないかなあ。
可能性を信じたくて。
そりゃ確かに家庭を顧みず音楽を追い求められるのは迷惑、現実を見て、家族を大事に
して、というイメルダの気持ちもわかりますよ。
だけど、ココの父親は多分、自分の可能性を試したいという要求を通したかったんじゃないかな。
身勝手ではあるでしょうけどね。
ミゲルはデラクルスのパーティ会場に行くも、招待状がないので放り出された。
まあそりゃそうだ。
その後、あの広場で演奏していた楽団を見つけてお願いして、一緒にもぐりこみます。
ミゲルが逃げたおかげで彼らが優勝して招待状を得たらしい。
デラクルスの姿を見つけたミゲルですが、沢山の人がいるため声が届かない。
そこで彼はギターを弾き、歌を歌うことを考えた。
DJが気付いて音量下げるのいいな。
ミゲルが歩いていくと皆道を開けてくれます。
優しい。
ところがどっこいこのアホ、足元見てないからプールに落ちた。
お前…。
それをデラクルスが飛び込んで助けてくれた。
そりゃあ少女漫画だったらここから恋愛展開だよなあ。(あ、片方が女性での話ですよ)
メイクが落ちてミゲルは生者だとバレてしまうも、デラクルスは孫の孫と聞いて、ミュージシャンの
夢を応援すると言ってくれます。
そりゃ嬉しいでしょうなあミゲル。
屋敷内を案内してもらえるのだけど、あちこちギターの山やら供物の山やら。
ファンに供えられたものらしいです。
こんな時鬼灯さんがいたら徹底利用しただろうなあ。
飾られてだけいるのはもったいないし。
ミゲルはデラクルスに、音楽の道を選んで後悔してないか?と聞く。
デラクルスは、辛かったというも、これ以外道はなかったと。
彼はこの後のコンサートに出ないか、というも、ミゲルは早く帰らなければというので、
許しを与えようとします。
ここのシーン絶妙だなあ。
イメルダが許しを与えようとした時と、明らかに違う個所があります。
と、ここでヘクターが現れた。
彼はまたあの女性歌手に変装して、招待状ゲートをパスしてたんですね。
つーかなんでいちいち女性に変装するんだよ…。
ヘクターは、自分の曲をデラクルスが盗んだ、という。
君の為なら天も地も動かすというのは嘘だったのかと。
ミゲルはやり取りを聞いて、それって映画の話じゃないのか、と言うけれども実際は、
ヘクターとのやりとりをそのままデラクルスがパクって映画にしたものだった。
ヘクターはデラクルスに飲み物に毒を入れて殺されたと説明する。
家を出てきたはいいものの、音楽で成功していくうち、ヘクターは一度家に戻ろうとした。
しかし、ヘクターの曲がなくては歌い手として続けられないデラクルスは、ヘクターの意思が
固いと見るや「最後の乾杯をしよう」と酒を飲ませ、それに毒を入れて殺したのでした。
そしてヘクターのカバンから、たくさんの曲が書かれている手帳を奪いとり、今の地位を
築いたというわけです。
きたねーやつだな。
デラクルスは警備員を呼んでヘクターを連れて行かせるも、ミゲルは数々の符合があることに
気付き、デラクルスを疑い始める。
それで彼はミゲルをも閉じ込めてしまいます。
閉じ込めるっていうか。
巨大な穴の中だね。
サンクタムという映画に出てくる、よじ登れない水の底というか。
困り果てているとヘクターがやってきた。
彼もここに放り込まれていたのか。
ミゲルは、さっさと戻れば良かったとグチグチ。
そんな中、ヘクターが倒れます。
彼は、唯一自分のことを知る娘が忘れ去ろうとしてるので消えそうになっている、と言います。
ココに会いたい、パパは家に帰ろうとしてたんだよ、と。
それに気づいたミゲル。
持っていた写真を見せます。
ヘクタービックリ。
ミゲルとヘクターこそ、実の家族だったのです。
「えっ?」
「俺達…」
「入れ替わってるー!?」は君の名は。なのでともかくとして(オイ)、2人は家族であった
ことを喜びあいます。
あのギターも、デラクルスが奪ったものでした。
つまり、デラクルスとは家族ではないから、彼がミゲルに許しを与えようとした時、あの
花びらは光らなかった。(イメルダの時はちゃんと光った)
ここで一つ仮説が立ちます。
死者の日にデラクルスが家族に会いに行かずコンサートを開いていたのは、死者の国に
残る人たちにチヤホヤしてもらえるからでもあっただろうけど、会いにいきたい家族その
ものがいなかったのではないか、と。
現世でデラクルスを知っている人はいっぱいいても、家族はいない可能性がありますね。
だから橋を渡ろうとすることすらなかったのでは。
ヘクターはココが写真を飾ってくれたら会いにいけたのに、と残念がる。
もはや覚えているのはココしかいない、と。
まあココもかなり耄碌していたから、痴呆が進んでるって感じなのかなあ。
さらに、リメンバー・ミーも皆に聞かせるような歌ではなくて、ココのために作られた
曲だったということも判明します。
家を出ていく自分をどうか覚えておいて、とココに歌って聞かせたものでした。
とはいえ、出る手段はなし。
そこにダンテとあの精霊とイメルダがかけつけてきました。
まあそうなると思ってた。
かろうじてヘンリーも助けてもらったんだけど、しっぽにつかまされてて笑う。
あとダンテの色が変わった。
彼もまた、精霊だったようです。
なんだこのすごい展開。
羽生えたからと飛び立つも、落ちていったのめっちゃ笑った。
(何とか飛んで戻ってくる)
イメルダはヘンリーにあんたは他人と怒るけど、ミゲルも真実話してとりなしてやれば
いいのに…。
でも聞き入れないから無理っぽいなあ。
イメルダは、ヘンリーがミゲルに渡した自分の写真がデラクルスに取り上げられたと聞いて、
写真さえ取り戻したら家に帰るのね、と確認。
音楽をやめることも。
しつこいなあ。
デラクルスにどう近づくかですが。
ここでミゲル思い出した。
リハーサル会場で演出を考えていたあの人です。
実際のコンサート会場で、演出に交じって舞台裏に入ったミゲルら。
デラクルスに会い、写真を取り上げます。
イメルダが、「よくも私の愛する人を殺したわね!」と靴で殴ってて面白かった。
デラクルスが「知らない」というとヘンリーが出てくる。
あと、自分の子孫をえらい目に遭わせてくれた分、と殴って、デラクルスが「知らない」と
いうとミゲルが出てきた。
コントかよ。
デラクルスが警備員呼んだのでてんやわんやの状態になり、一同もみあっていると、
ステージが始まり、イメルダがステージへ。
ここは奈落で、イメルダはたまたまステージに上がる場所に立っちゃっていたのでした。
これは…(笑)。
ミゲルに頼まれてイメルダ、逃げる時間を稼ぐために歌をうたいだした。
大変ですなあ。
しかしあとちょっとで逃げられるというとこで、デラクルスに行方を阻まれてしまう。
何とか脱出したイメルダとヘクター、ミゲルに許しを与えようとします。
イメルダは音楽を禁止しようとはせず、家族がどれだけあなたを愛しているか二度と忘れ
ないで、というルールでミゲルを帰そうとするも、デラクルスに阻まれた。
しつこいなこいつ。
で、ここのやりとりを家族が気を利かせてカメラ中継するんですよ。
デラクルスはそうともしらず、ヘクターを殺して曲を盗んだことを堂々白状する。
そしてミゲルをステージの上から投げ落とそうとする。
そこに駆けつけてきたダンテが助けるのですが。
ヘンリーの写真は落ちてしまった。
知らんふりしてステージに戻ったデラクルスだけども、すべては観衆に伝わっており、彼は
ブーイングを受ける。
さらに精霊がデラクルスをブン投げました。
殺人やってた奴が死者の世界にはいられないってことなんかね。
デラクルスは吹っ飛ばされ、鐘にぶつかり、鐘に押しつぶされました。
生前と同じ目に遭ったわけやね。
観衆、やんやの喝采です。
ここ面白かったのが、食べ物を買いにいってたと思しき男性が「何かあった?」と。
いますよねえ、こういう、タイミング悪い人。
私も大体そうなんだけど…。
ところがヘクターはもう余命いくばくもない感じだった。
ミゲルは写真を探してくるというも、それでは間に合わないと。
そしてイメルダは無条件で彼を現世に返してくれます。
というかミゲルも早く受け取れ。
間に合わなくなるだろ。
現世ではすっかり朝になっていた。
あわてて戻ったミゲルは、ココに、ギターでリメンバー・ミーを聞かせる。
ばあさんが叱ろうとしたのを父親が止めてました。
するとココの目に輝きが戻る。
パパがよくその歌を歌ってくれたといい、引き出しをごそごそして写真を出してきます。
これはあのちぎられた写真の一部、まさにヘクターが映っている写真でした。
一年後。死者の日。
デラクルスの銅像には「忘れてやる」と落書きがされ。
ミゲルの家は、素晴らしいアーティスト、ヘンリーの家として有名になっていました。
彼がココに送っていた手紙が全部保存してあったこと、それに書かれていた曲が、
彼が作った曲の証明になっていたようです。
多分ミゲルが頑張ったんだと思う。
そしてミゲルは祭壇に直した写真を飾っていました。
ヘンリー、イメルダ、ココが映ったもの、そして亡くなったココばあちゃんの写真も。
この後死者がまた戻ってくるんだけど、ヘンリーがいけるかドキドキしてて、イメルダと
ココと手をつないで渡ってくの良かったですねえ。
…ココ死んだときの年齢なの!?若返るとかないの!?
ミゲルの家では、ダンテが精霊(こちらでは猫の姿)連れてきて遊んできてて、彼は
死者が見えるらしくて一緒に楽しんでるのも良かった。
ヘンリーも一緒にギターを弾いて楽しんでいます。
最後に、先祖を大事にしろみたいな教えが出るけども、まあ、家族や先祖のつながりを
大切にすることは大事だと思います。
そして、家族が追う夢の可能性を信じることも。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→映画の感想レビュー→リメンバー・ミー