多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→インクレディブル・ファミリー


インクレディブル・ファミリー

8/2鑑賞

 まさかこれ2作目作られるとは思わなかったから嬉しかったです。
 ただちょっと気になったのは、あまりファミリーとしての活躍はなかったなって。
 どちらかというと前作をメインパートをイラスティガールに変えただけじゃないかみたいな
印象はありましたね。
 まあ子育て大変な様子をかいてるから「ファミリー」とついてはいるんだろうけど。
 どうしても全員の活躍、というわけにはいかなかったのは残念だなと思いました。
 前作レビュー「Mr.インクレディブル」はこちら
 わりとレビュー書き始めた初期だから内容が短いなあ。

 あ、今回短編映画がくっついてきます。
 中国の方が作られた作品なのかな。
 夫婦間の会話がない家庭で、奥さんが朝食に小籠包を作ってる。
 まず朝食がそれというのもすごいと思うのですが、あつあつのはずのそれを平気で
食べてくご主人マジ怖かった。ほおばって出ていくし…。
 ちょっとここらリアリティなくないですか?
 そんで奥さんも食べようとしたら最後の一個にいきなり命が宿った。
 唐突すぎ!
 さながら目玉の親父のように、小籠包から手足が生えた…。
 で、中身を入れてあげたりとか、普通の食べ物も食べられるみたいなので、戻ってこない
ご主人をほっぽいておくさんどんどん育てていきました。
 ある時子供たちにまじってサッカーにいこうとしてたのを危ないからと止めてたんだけど、
この小籠包はあちこち行きたくてたまらない。
 奥さんがボールをシュートして頭へこまないように危険から遠ざけてたのは笑いましたわ。
 つーかここら、この奥さんが過保護すぎるというのがだんだんわかってきますね。
 常に自分の手元に置いて、何もかもから遠ざけたいみたいな。
 ある時小籠包くんは反抗期になって家を出て行きました。
 仲間はあのサッカーやってた子ら。
 そんである時戻ってきたと思ったら、彼女を連れていた。
 彼女とともに出ていくって感じらしいですね。
 必死に引きとめようとするが、彼は言う事を聞かないのでついに奥さんは小籠包君を食べてしまった。
 こわぁ…。
 で、いつの間にか泣きながら寝ていたようで目が覚めると、出て行った本物の息子が帰ってきて
いて、ちゃんと仲直りするんですね。
 彼女というか嫁さんかな、一緒にいて小籠包作る、みたいな感じで終わりました。
 内容は面白いんだけど、息子がいたという情報がなかったから、夢から覚めた後の展開が
唐突すぎてビックリしたわ。小籠包が人間になって戻ってきたのかと思ったし。
 あと、自分の思い通りにならないと食べてしまうというのは愛情通り越してもう執着なので、
ほほえましくも、この母親の行き過ぎた愛情考えるとちょっとゾーッとするなあ、と思いました。

 さて本編。
 ディズニーが映画の雰囲気にあわせてお城アニメ調にしてきてて面白いです。
 リックがトニーに話を聞いていました。
 ヴァイオレットが好意を持っている男の子で、前回デートの約束を取り付けていた子です。
 なぜ彼が政府組織リックの取り調べを受けているかというと。
 彼の話からわかってきたのは…。

 ミスターインクレディブルファミリーが、町に現れた怪獣と悪いやつと戦ってる現場にたまたま
遭遇することになったトニー。
 間の悪いことにヴァイオレットをトニーがデートに誘い、別れた後でした。
(ちょうど前作、ダッシュの運動会帰り道からの続き)
 そんで町が破壊され逃げ惑う中で彼は、ジャック=ジャックの子守を押し付けられて怒っていた
ヴァイオレットの姿を見てしまった。しかも仮面外した姿を。
 で、トニーは逃げ出してしまった。
 それでリックが記憶を消すことにしたみたいですね。
 ヒーローの正体を知ってる人がいるのはまずい、ということらしい。

 さてこっからその戦闘がどうなったかの続きなんだけども。
 インクレディブル・ファミリーが連携して動くというよりも、自分が自分が(特に子供)って感じ
なので、悪党は金持って逃げるわ、掘削機はそのまま暴走するわで大変なことに。
 前回あれだけ力合わせて戦ってたのはなんだったんだ…。
 地上に出て大暴れの掘削機。
 めっちゃ町破壊されていってます。
 あと、ジャック=ジャックが心配というのならせめてベビーシッターに預けてくる
べきだったなあ。
 ここで相棒のフロゾンがかけつけてきてくれた。
 この人の方がすごい役に立ってる気がする(笑)。

 イラスティガールはけが人を出さないように、車や人を遠ざけたりしていて周りが見えてると思う。
 インクレディブルがめっちゃ破壊しまくってるのが、タイバニのタイガーを彷彿とさせるなあと
思いました。
 それで何とか掘削機は止めるわけですが。
 市役所結構壊れたなあ。これバックトゥザフューチャーに出てきた場所?雷落ちるとこ。
 あとファミリー、警察にとっつかまった。
 フロゾンはさっさと脱出するも、そんな彼に声をかけてきた人物がいました。

 警察でこってり絞られたインクレディブルとイラスティガール。
 ヒーローの活躍を禁止するという法律に逆らって出てきた上に被害を大きくした、というのが
警察の見解のようでした。
 銀行も保険入ってるからお金取られても問題ないって。
 いやいや。警察がそういう言い方したらあかんでしょ。
 前作のメカ敵倒した時には拍手喝采だった国民も文句ばっかりだし。手のひら返しはやっ。
 まあともかく、おとなしくしとけと言われるわけですよ。
 そこにヴァイオレットが、正体を見られたという話をするんですね。それをリックにインクレディブルが
報告してたから、それであのようになった、というわけですね。
 それからリックは彼らをモーテルに連れていったあと、証人保護プログラムが取り消されたと
報告してくる。ここにも2週間くらいしかいることが出来ないと。
 ここわかりにくいけど多分、ヒーローしてた分活動やめても生活していけるように保護されて
いたのが、今後支援がなくなるってことなんじゃないかな。
 前回住んでいた家は?と思ったけど燃えたんか。また家建てるとか…ああ、周りに正体
しられちゃったから住めないのか。
 子供らは相変わらずケンカばかりというか。
 ヴァイオレットがダッシュに「手洗った?」と言ったらダッシュ、まさにダッシュで手を洗いに
いくのだけど、戻ってきたら「ちゃんと石鹸で洗った?」と言われ洗って戻ってきたら「ちゃんと
ふいた?」と。細かいなヴァイオレット。
 彼女は両親にもっとちゃんと話し合った方がいいんじゃないの、と提案。
 つーてもなんか誰が悪いのか、の話になってるけど。
 子供らはジャックの世話放り出したと言われ、親は悪いやつをやっつけるのは今は法律が
あるからダメとか言ってるし。
 ともかく一番の問題は、これからどうして生活してくかということでした。
 どちらかが職につかないとって。
 あーインクレディブル、仕事クビになってたっけね。
 イラスティガールは自分が働きに出る、と言ってます。
 と、外で変な音が。
 フロゾンがやってきたのでした。
 彼は、自分の家はいつでも大歓迎だぜと言ってくれるけど、イラスティガールはさすがに
5人は悪いからと遠慮。つーかフロゾンも奥さんの尻に敷かれていたような。
 彼はある人間に声をかけられたんだという。
 ウィンストン・ディヴァーというリックの部下だった人でした。
 ヒーローとしての活動を支持すると言ってきたらしい。
 イラスティガールは懐疑的だけども、インクレディブルはいきたそう。
 フロゾン、古い方のスーツ着ていくと喜ばれるよって言ってました。
 かつて活躍してた頃のスーツってことか。

 てか子供らに留守番言ってるけど、アメリカでは子供らだけの留守番禁止だったような…。
 ヴァイオレットはちゃんとスーツきてるのに気付いてた。さすが。
 
 さて出迎えてくれたのはウィンストン・ディヴァーその人でした。
 長いから名前、ウィンって書きます。
 あと遅れてやってきたのは妹のイヴリン。
 つーかウィンのヒーロー大好きぷりみてると、ここにヒロアカの緑谷出久くんいたら、めっちゃ
ブツブツが止まらなさそうだなあと思いました。
 もともとウインの父親はスーパーヒーローが大好きでずっと支援していたらしいです。
 ヒーローへの直通電話も設置したくらい。
 ところが法律が変わり、ヒーローが活躍してはならない時代になって、ある時強盗に入られた
らしいんですね。
 それでウィンの父はヒーロー二人に助けを求めるも通じなかった。活動できないから出られないんで
しょうな。
 そうしてる間に父親は強盗に撃たれて亡くなってしまった。
 数か月後後を追うように母も亡くなったらしいです。
 ここで妹のイヴリンが、母と逃げてればよかったのにと言うけど、ウィンはさえぎる。
 でも私、イヴリンの言う事は正論だと思いますよ。
 ヒーローが来るといっても一瞬で来るんじゃないんだから、まずは逃げて自分の身を守らないと。
 なんかなあ。
 
 それでウィンは通信会社を作って大きくした、今の立場であれば悪法を正すことが出来る、と
言うわけです。
 ヒーローの活躍が法律違反だと言われるのは、誰も活躍したところを見てないから。
 こないだの騒ぎだって、市民が見たのは破壊された市役所と、掘削機と、捕まって出てきた
ファミリーだけというわけです。
 そうなったら、この人らが下手に暴れたせいで、となっても仕方ないですよね。
 それをウィンは何とかしたいというわけです。
 そこで、屋敷入場時渡されたパスでした。
 小型カメラが仕込まれていたんですね。
 作ったのはイヴリン。
 これをスーツに埋め込めば何をどうしたかをちゃんと配信できるというわけです。
 確かにそれは大事かも。
 そして、ヒーローが建物を破壊した時のための保険も用意してるとのことです。
 まずは法を撤廃すべくヒーローの活躍を見せなければいけない、というわけで、有名なこの
3人が呼ばれたということのようです。
 ところがウィンは最初の活躍はイラスティガールに任せたいと言ってきた。
 インクレディブルとしては面白くない。
 でも、ウィンの集めたデータによるとインクレディブルは町を破壊しまくってるから、イメージを
良くするためには冷静に周りを見て事件を解決できるイラスティガールの方が都合がよいらしい。
まあ確かに戦略としては正しいと思いますよこれ。
 ただ彼女本人が乗り気でなかった。
 子供の世話もあるし、ジャック=ジャックのそばを離れられないと。
 そりゃそうですよね。
 ただインクレディブルとしては自分が復帰したいわけだから、彼女に頑張ってもらわないと困る。
 それでインクレディブルは子育て子守なんか簡単だよーと言って彼女を送りだすことにしました。
 
 これ差別でなく言うけど、育児したことのない父親が陥りやすいミスなんだよね。
 家事をしながら育児なんて簡単、一日中家にいるんだからパパッとやってしまえばいい、
それなのになんで妻はこんなにクタクタになってるんだ?っていう。
 そのメッセージ性を込めるという意味ではこの映画、なかなかわかりやすくていいと思いますよ。
話が進むにつれて奥さん(特に夫が育児に理解を示さず「お前は一日中家にいて楽でいいよな」とか
言ってくる人)はとても共感できる内容になってると思います。

 ウィンの依頼を引き受けるということでインクレディブル・ファミリーは、豪邸に招待された。
 前に彼が住んでいた家らしいんだけど、いろんなギミックがあるというか、あと秘密の出入り口も
あったりしておそらく、ヒーローにあこがれたウィンがせめて家だけでもみたいな感じで作って
もらったんじゃないかな。なんせ金は沢山あるしね。
 ただここでイラッとしたのが、ダッシュがリモコンのボタンをあれこれ勝手に押しまくって、ソファが
水没したり大変なことになってしまうの。こいつ落ち着きなくて嫌いだなあ。いや、こういう時期
なんでしょうけどね。少しは反省しろよ。

 そんでイラスティガールには新しいスーツが届いてました。
 色がちょっとという感じらしいけど、ガレージにあったバイクを見て彼女、すっかりテンション
あげあげになったらしく、颯爽とバイクで仕事にいきました。
 何もかも新しいのってワクワクするしね。
 ウィンがイラスティガールとともにやってきたのは、治安の悪い町でした。
 ここで起きた犯罪を彼女が制圧して、それを映像として流せば、ヒーローはいらないという
情勢が変わるかも、ということのようです。
 ウィンはなかなかやり手ですね。
 地道に活躍してても仕方がないってことなんだろうな。ヒーローに必要なのはこういう広報マンだと思う。

 あとインクレディブルの方は子供らを学校に送り出してほっとしてたけど、ジャック=ジャックが
ウンチしてて笑った。
 
 イラスティガールはバイクで裏路地待機。
 ウィンはイヴリンとともに警察の無線を傍受してた。
 イラスティガールは「昔、旦那が同じことしててきつく叱ったことがある」と笑いながら話してました。
 まあ自分がまさかそんな立場になるとはって感じだろうね。
 したら、今日モノレールかな、何かの開通式がある予定なんだけど、それを妨害しようとする動きが
ある、と通信が入ってきます。
 イラスティガールいよいよ出番ですね。

 インクレディブルの方はジャック寝かしつけてて、その後ダッシュがさんすうを教えてくれとくる。
 でもインクレディブルは、その計算違うと怒られた。
 あー、さんすうを数学でといちゃいけないってやつだなあ。面倒くさいよね。逆に大人になるとさんすうが
とけなくなるかも。
 と、ジャックがいつの間にか起きてしまっていた。
 テレビ見てたし。
 絵本読んで寝かしつけようとするも、インクレディブルがうとうとしてしまい、ジャックに起こされるの笑いました。
あとミルクの飲み方が堂に入りすぎ(笑)。

 さて開通式です。
 向かってたらイラスティガールにイヴリンが、あなた一人で戦ってたら被害出さずに解決できたのでは?と
言ってきた。それはわからんと思うけどなあ。
 で、開通式でテープカットされたのですが。
 モノレールがいきなり逆走を始めた。
 このままだと始発の駅にフルスピードで突っ込んでいってしまうことになる。
 イラスティガールの追跡めっちゃかっこいい。バイクが。
 つーかバイクより、飛ぶ乗り物の方が良かったのでは…。
 しかもダッシュが電話かけてきて、運動靴見つからんとか言ってるし。
 インクレディブルさーん!ちゃんと面倒見てくれないとォォォ!!!
 残り2分で始発駅に激突してしまうのでなんとかイラスティガールはモノレールの上に飛び乗り、苦労しつつも
運転車両と客席車両の連結を外した。
 なんか運転手の様子がおかしいから、外した方が早いみたいな感じになったのかな。
 それで、車両を捕まえて自分がパラシュートのようにして空気抵抗を多くし、見事ギリギリ止めたわけです。
 が、運転車両がゴンッて追突してきて車両落ちそうになってる。
 運転手をひっぱたいてようやくもとに戻ったようですが、彼が見ていたモニター画面にはスクリーンスレイヴァーと
いう名前が表示されていて「お帰り イラスティガール」というメッセージが。
 うわキモ。こいつストーカーかよ…。

 インクレディブルの方は、子育てにだんだん疲れが出てきました。
 ジャック=ジャックのベビーベッドに、勝手に出てこないようテーブルと重しを乗せてるの笑った。
 気持ちはわかる。
 そこにヴァイオレットがトニーとのデートから帰ってきたんだけど明らかに様子が変だった。
 彼女を心配するインクレディブルは何度も何度もしつこく問いただそうとして拒絶されてしまう。
 これヴァイオレットの気持ちわかります。
 親は心配だから聞きただそうとするんだけども、子供としたら話せるような状態になるまで
ほっておいて欲しいって気持ちあるんだよね。それをずーっとしつこくしつこく聞かれると本当に
殺意すらわくからねえ…。
 で。
 そういうドタバタがあってテレビの音がしたので見てみたらジャック=ジャックがいたんですよ。
 何とか寝かしつけたインクレディブルですが…。
 というか疲れて先に寝たというか。
 ジャック=ジャックは庭から変な音がしたので見てみると、アライグマが庭のゴミバケツを
荒らしていた。
 ジャック=ジャックとしては面白くない。
 ここで彼の能力の一つが発揮。
 ガラス窓を通り抜けたんですね。
 これでベッドから抜け出してきてたんだねえ。
 で、アライグマとの対決が始まる。
 ここは非常にコミカルで、ディズニーらしいのと、ファミリーって感じで良かったと思う。
 こういうのは確かに面白いです。
(こののちの展開はしばしば退屈でした)
 アライグマに対して小オニになったり、目から光線出したりしてすごいことやってるジャック=ジャック。
アライグマ、逃げて行きました。
 ここでやっとインクレディブルは、息子が庭で格闘してるのに気付いた。あと分裂してて笑った。
息子に才能があったと喜ぶインクレディブルですけども、前作ラストでめっちゃ発揮してた気が…。
 この作品のラストでイラスティガールが「ジャック=ジャックが初めての能力発揮するとこ
見忘れた!」と悔しがってましたけども、あなたがた前作ラストでごらんになったのでは?
 と思ったのですが、一作目見たら見てたのは敵であり、ファミリーは誰一人見てなかった。
 こりゃ失敬。

 イラスティガールから電話がかかってきて、インクレディブルは息子の能力を報告しようと
しますけども、イラスティガールからしてみたら、何かあったの!?って感じになりますよね。
 仕事をやめて戻ろうとする彼女にインクレディブルは何もないよ大丈夫、と報告するのでありました。
 んで彼はテレビをつけてイラスティガールが大活躍した報道を見ている。
 彼としては自分の方が強いのに、活躍できるのに我慢しなくちゃいけないという、嫉妬にも似た
感情があるんだろうなと思う。
 イラスティガールは知ってか知らずか、自分が終わったらあなたの出番よってはげましていて、
出来た奥さんだなあと思った次第ですよ。
 ここで気付いたけどこのお屋敷、階段に手すりなくて怖いわ…。

 このあとおそらくはイラスティガールの言葉に励まされたんじゃないかな。
 インクレディブルはさんすうの本を沢山読んで正しい解き方を模索してました。
 彼のこういう努力家なとこは好きですね。
 
 朝、学校にいったヴァイオレットは、トニーに「私引っ越したの」と言い、ロッカーに新しい住所
書いておいたからね、という。
 いやお前個人情報…。
 ところがトニーは、君誰だっけと言うのです。
 ヴァイオレットからしたら、嫌われたからわざと知らないフリされたって思ったんだろうなあ…。
可哀想。
 
 その頃イラスティガールは、ウィンの紹介によりヒーローを復活させようと支持している派の大使と
会ってました。たまたま大使もテレビに出ていて、その帰りにイラスティガールとバッタリという感じ。
大使は彼女の大ファンだと言って喜びます。
 彼女はこれからテレビの司会者と対談する予定だったのですが…。
 その司会者がいきなり、大使を乗せてるヘリも乗っ取れるんだぜと言い出した。
 そうです、あの…えー………(ネット検索中)あーそうそう、スクリーンスレイヴァーです!
なんて悪い奴だ!(名前忘れてんじゃねーよ)
 彼女は廊下に飛び出した。
 モニターを見ていたスタッフは動きが止まってしまい、廊下を歩いてたスタッフらはどうしたの?って
感じなのがなんとも。
 で、モニターを割ってスタッフに彼女は「モニター見ないように」と指示し、大使が乗って帰っていく
ヘリに飛び乗りました。
 洗脳された他のヘリが攻撃してくるので、まずはそっちを何とかしておいて、大使の載ってるヘリは
みんなに泳げる?と聞き、泳げると言った人は下の川に落とし、大使は自分が連れて逃げました。
 すばらしい行動力だと思います。
 
 そんなことが起きていたとは知らないインクレディブル。
 朝起きてヴァイオレットがトニーの文句を言っていると気付き、リックが記憶を消したのかも知れないと
説明します。
 そりゃーヴァイオレットは激怒しますよね…。
 ヒーロースーツ持って来て、ディスポーザーで粉々にしようとするも出来ない。
(ディスポーザーとはアメリカのご家庭には結構な率である、生ごみ粉砕機でこのまま下水に送る
ものです。アメリカではきちんと浄化処理されるけど日本は対応してないので、あまり取り付けはお勧め
できません)
 彼女が荒れる気持ちもわかるわあ。
 あとダッシュがやっぱりこの年代の男の子に特有な、無神経発言で腹立つ。
 彼が嫌いなわけではないです。生意気盛りの様子をものの見事に再現してて腹立つだけです(笑)。

 イラスティガールですが、車に乗っていたら歩道に人があふれていて、スクリーンスレイヴァーを
捕まえられなかった自分へのデモ?とビックリするけど実はそうではなくて、彼女をほめたたえる人
ばかりでした。
 少女が看板持っていたので窓をあけて見るイラスティガール。
 そこには「スクリーンスレイヴァーはまだそこにいる」と書かれていました。

 ウィンは今度海の上でお偉いさんやヒーローを集めて会議をする、そこでヒーローを復活させる
法に署名だ、というのを企画してました。
 スクリーンスレイヴァーはまだ捕まえてないし何か仕掛けてくるというイラスティガールだけど
なんかあんまり聞く耳持ってないなぁウィン。
 彼女の心配は正しいと思う。
 で、別のとこに連れていかれると、マイナーヒーローが沢山いた。
 ここで覚えておけばいいのは、イラスティガールの大ファンだと言ってたヴォイドかな。
 光の輪を出して物や自分自身その他を転送させられる能力を持ってます。

 このあとなし崩しにパーティみたいになってたけど、なんか面倒くさそうだなあ。
 なまじ人数が少ないから下手に抜けられないというか。
 この後イラスティガールはイヴリンと話盛りあがってました。
 妹は、自分はアイディア考える方でいい、兄のように表舞台に出るのはうんざり、みたいな
考え方のようです。
 そういう話のあとイラスティガールはスクリーンスレイヴァーをおびき寄せるいい作戦を思いついた。
 わざと自分がテレビ出演して、ハックしてくる回線を追うというものでした。
 機械に強いイヴリンならお手の物というわけです。
 
 インクレディブルはリックに電話して、トニーという子の記憶消したろ、ヴァイオレットのことまで
消えてしまってるぞ、と文句を言う。
 ただ文句言うだけでなく父親として何とかしてやろうと思ったわけですよ。
 両親の飲食店でアルバイトしていることを聞き出した。
 それで、ヴァイオレットとダッシュ、ジャックをつれてその店にいったんですね。
 んで水飲んでたヴァイオレット、トニーがきたのにびっくりして水吹いた。
 ここ私の記憶違いだったら申し訳ないですけど、鼻から出てたような…。
 顔を見られないようにしてるヴァイオレット可愛かった。

 その頃イラスティガールはあの司会者のテレビに電話出演してました。
 そこにやはりスクリーンスレイヴァーが電波ジャックして現れた。
 彼女はイヴリンの追跡装置を使ってスクリーンスレイヴァーの住処を突きとめます。
 ここ一生懸命スクリーンスレイヴァーがしゃべってるけど、イラスティガールのアクションかっこよくて
やつが何いったか全然聞いてなかった。
 そしてアジトを突き止めたイラスティガールでしたが…。
 まあ当然激戦になりますわな。
 あ、この部屋での戦い、光と模様がすごいので、てんかん持ちの方十分気を付けて下さい。
 ケガを負いつつも何とか追いつめて、マスクをはぎ取ったイラスティガール。
 するとスクリーンスレイヴァーであろう犯人はキョトンとして「え、なに?」って感じになった。
 しかも部屋は仕掛けられた爆弾で爆発。
 物的証拠そのものはなくなったわけですね。
 でもイラスティガールのスーツに仕込んだカメラ映像があるから、立件は出来るでしょう。
 警察にスクリーンスレイヴァーを引き渡したものの、彼女は何か釈然としないものを感じていました。

 インクレディブルの方は、昔自分が乗っていたヒーローカーが金持ちの家のコレクションに出てると
テレビを見て知り、ショックを受けていた。
 これはいかんなあ。
 修理屋がパーツもないし廃車にするしかないって言ったから、そのまま預けたらしいんだけど、
そいつが悪いやつだったらしく、直して金持ちに売りつけたようですね。最低やな。
 ただしリモコンがないと動かない(もしくは所有者の音声認識が必要)ということは知らなかった
ようで、インクレディブルはリモコン持ち出してきて得意げ。
 いやそれテレビに向けて押しても動かな……なんで動くんだよ!!!
 まあここらは漫画だから、ということにしとくか。
 ダッシュが奪っていろんなボタン押してたのうぜぇ。本当この世代のおガキさまはボタン
なんでも押すよね…。
 ミサイル出しそうになってあわててインクレディブルはリモコンを取り上げ、しまいます。
 
 あとジャックがまたクシャミで飛んでいってヴァイオレットの部屋に突っ込んだらしいんだけど、
小オニになったらしく、ビックリして出てきたヴァイオレットにちょっと笑った。
 でもインクレディブルも限界だったみたいで、自分だって一生懸命頑張ってる、どうすれば
いいんだよ、と怒鳴ってた。
 この人の気持ちもわかるんだよなあ。子育て楽観視してた部分はいけないけど、自分でも
精一杯やってるんだろうから。
 で、ジャックがまた飛んでいくにあたり、インクレディブルはフロゾンを呼んで助けを求めることに
しました。
 フロゾン、一つ提案してくれた。
 それはエドナに頼ることでした。
 私この人すごく好きです。面白いから。
 最初は、子供だから嫌ということで拒否してたエドナだけど、ジャック=ジャックが自分そっくりに
変身したのを見てとても気に入ったらしく、エドナおばさんが預かりまちゅよーっていってインクレディブルを
さっさと追い返してました。態度変わるのはぇぇな!
 
 イラスティガールの方はパーティに参加していて、ウィンらと話しているのですが、ここの会話、
マイクのハウリングとかちょっとした芸が細かいな。手から手に渡すのでちょっとフォンッって感じで
鳴るんだよね。
 イラスティガールはまだ、あのスクリーンスレイヴァーのことを気にしていました。
 そこで、スーツの映像があるところにいってちょっと調べることにします。

 インクレディブルはヴァイオレットにトニーのことを真剣に謝った。
 そして改めていいパパになりたいと。
 良かったですね。
 
 イラスティガールが映像を見ていると、イヴリンが入ってきた。
 で。
 彼女がおかしいと思ったのは、スクリーンスレイヴァーの部屋に踏み込んだ時の映像でした。
 あんな一瞬を良く見てるな。
 部屋の中でスクリーンスレイヴァーが、自分のスーツに仕掛けられたカメラ映像を見ていた
ことに彼女は気付いたのです。
 モニターにそのままスクリーンスレイヴァーが映ってたからね。となるとそのモニターはカメラ映像を
受信していたということになる。
 さらにマスク取った後普通の人みたいになったのもおかしいと。
 ここでイヴリン、彼女の隙をついてある特殊スコープをつけた。
 これ、スクリーンスレイヴァーがつけてたやつですね。
 やはり黒幕はイヴリンだったか…。
 イラスティガールがまったく無警戒だったのが残念ですね。

 インクレディブルの方はそんなことになってるとは知らず、17時間寝てスッキリお目覚めのあと、
エドナのとこへ。
 非常に楽しかったらしく、エドナ、夜を徹してジャック=ジャックのためのスーツ作ってたらしいです。
 炎が発火したらすばやく消火するゲルが出てきて、食べても安全なものだったり、四次元にいって
しまってもモニター見ればどこにいるかわかるように出来る、とか。
 素張らしいですな。
 まあお代はきっちりもらうと言ってたけどインクレディブルからしたらありがたい限りでしょうね。
 あと、今活躍してるイラスティガールのスーツが自分デザインでなかったのはちょっと気に入らなかった
様子。それは気持ちわかる。
 エドナ、ジャック=ジャックの世話ならいつでも、と言ってくれました。

 目を覚ましたイラスティガールは巨大な冷凍庫みたいなとこに拘束されてた。
 ウィンは何も知らないらしいです。
 彼はヒーローを信じすぎるというイヴリン。
 親もですね。
 だから強盗に襲われた時に母は早く隠れようといってたのに、父は来もしないヒーローに電話していて
命を落としたんだ、ヒーローを復活させないため利用してやるというのが今回の計画のようです。
 イヴリンの言い分はわかるけども、悪いのは強盗であり、ヒーローではないからそこは逆恨みかな。
 ヒーローを活躍できなくさせても犯罪が減るわけじゃないから。

 インクレディブルの家にイヴリンから電話がかかってきて、イラスティガールが大変なの!と言ってきた。
何が起きてるかは知りませんから、彼はフロゾンを呼んで自分は駆けつけることにします。
 子供は家で待機。
 フロゾン、電話受けて出ていくんだけど、奥さんに「スーツきていくんじゃないわよ」って釘刺されてて
笑える。(もちろん着ていった)
 
 留守番が退屈なダッシュ。
 こっそり戸棚探して、あのヒーローカーのリモコン見つけた。
 お前…。
 ここでヴァイオレット、もしもの時のために、とスーツを着ることにしました。
 彼女は用心深くていいですね。
 すると家に訪問者がきた。
 それは、イラスティガールに紹介されてたヴォイドらで、しかも洗脳スコープをつけた状態でした。
 つーか簡単にあけるなよダッシュさんよォ…。
 そこにフロゾンがやってきた。
 さすが呼んでおいて良かったですね。
 ここで戦いになるわけだけども、ダッシュが車のリモコン押したのは非常時だからまあ認めよう。
 車がエンジンかかって飛び出していくんだけどあの金持ち、女性の後ろに隠れてて、女性が
ムッとしてて面白いです。
 フロゾン、俺の車に走れーというも敵の数が多いのと、能力うまいこと使われてなかなか脱出
できない。
 このピンチにあの車がかけつけてくるわけです。
 おそらくリモコンがあるとこに駆けつける機能なんだろうね。
 そんでフロゾンは操作を知ってるらしくて、乗りこんで名前を言え、と叫ぶ。
 これでヴァイオレットとダッシュがユーザーとして登録された。
 すごい機能だ。
 フロゾン、敵によってスコープを付けさせられてしまった。
 でもとっさにヴァイオレットは脱出するよう車に指示、難を逃れます。
 
 一方インクレディブルですが、洗脳されたイラスティガールと遭遇、あっさりスコープ
装着させられてた。
 お前…。

 ヴァイオレットは付けられていること考えたらエドナのとこにはいけない、ママもおそらく
同じことをされている、どうしよう、と考える。
 と、船が出ていくのが見えるんですね。
 あの船にのって調印式がどうのは聞いてたから、ダッシュが思わず「あの船に追いつけたらなあ」と
言ったところ、車が命令だと認識、海の上を走り出します。
 なんて有能なんだ!
 3作目作られた時はぜそこの車出てきて欲しいですね!
 ただ船と並走してても仕方がない。
 ヴァイオレットがどうしよう、と言ってたらダッシュが「こんな車なら飛び出すシートの機能が
ついてるんじゃない?」と余計なフラグを。
 お前ェェェェ!
 というわけで船に強引に乗りこまされたヴァイオレットらですが。
 ダッシュに、ジャックといるようにいって、自分は様子を見てくる、と出ていくも、ダッシュがおとなしく
そのままいるわけはなく。
 つーかジャックがママーと壁をすり抜けていっちゃったので、ダッシュとしては探しにいくしかない。
 
 船の中ではそんなことになってるとは知らないウィンが調印式を進めていて、スコープを付けられた
インクレディブルらが登場しています。
 テレビ中継もされてるから、ここで大暴れさせるつもりなんだね、イヴリンは。
 
 子供らは敵に見つかってピンチですが、何とか逃げ……うーんジャックの暴走が始まりましたね。
 その頃調印式を負えたウィンやお偉いさんらの前にあの洗脳画面が出て、テレビ中継は切られて
しまう。まあそれは結果的にオーライだ。
 洗脳されたインクレディブルらは船長室を襲い、船の向きを変えて町に突っ込むように設定してしまいます。
 ここでママを求めるジャックがやってきた。
 彼はまっすぐイラスティガールのとこに飛びついて、スコープを取ってしまった。
 これで彼女の洗脳が解けるんですよ。
 正気に戻った彼女はフロゾンのマスクも取り、協力してインクレディブルのマスクも取った。
 展開早いな。
 で、イラスティガールはやってきたヴァイオレットからスーツを受け取って着替え、他の洗脳されてる
ヒーローと戦いながら、船を何とかすることに。
 ジャックの活躍目覚ましい。
 イヴリンはウィンを洗脳からさまして、この船から脱出しようとするも、状況に気付いたウィンは
これを拒否。
 いい人だね。本当にこの人はヒーロー好きなんだなってよくわかります。
 ここでイヴリンが逃げようとしてると気付いたイラスティガール。ヴァイオレットは行ってと言います。
元に戻ったヴォイドを連れてイラスティガールはイヴリンのもとへ。
 一方インクレディブルは船の向きを変えようと水中に潜って奮闘。ダッシュがヴァイオレットの合図と
ともに彼を引き上げる役目をします。
 ここ、ちゃんと分担できてるのが偉い。
 ヴァイオレット、最悪船の向きが変えられなかったら自分がここに残ってバリアで皆守るからって
言ってるし。
 前半は自分が自分がだったもんね。
 分担して必要な役割をこなす、これが大事ですな。
 
 イヴリンの飛行機に乗り込んだイラスティガール。
 ピンチになりながらも何とか彼女をぶっ飛ばして飛行機の外に出した。
 私はここ、ざまあと思ってたんだけど、敵であるイヴリンも救おうとするイラスティガールはさすが
ヒーローだなって思いました。
 あとダッシュ「まだ?まだ?」って気が早いよ。ちょっと落ち着きな。
 そんで何とか船の向きが変わり、皆はお偉いさんたちを船の後方に誘導します。
 皆さすがヒーロー、テキパキしてます。
 ヴォイドの働きで、飛行機の外に飛び出たイヴリンを助けたイラスティガールもワープで
船の上に戻ってきました。
 この後フロゾンめっちゃ頑張って、船が陸に上がっても建物にダメージないようにしてた。
 一番頑張ったの彼ですやん…(笑)。

 イラスティガールが、ジャックが能力使うの見逃した!と言ってたけど、インクレディブルが
もう17回くらいやってると言ってて面白かった。
 
 イヴリンは捨て台詞はいて警察に連れていかれましたけども、まず、ヒーローに仕返ししても
胸の内が張れるわけじゃないってことに気付いて欲しい。
 ヒーローが活躍することで助かった人が多いことに気付いて欲しい。
 あと、ヴァイオレットがウィンやヴォイドからモテモテで可愛かった。
 ヒーローカーがやってきてダッシュ、僕の車って言ってたけどにらまれてインクレディブルに
リモコン返してました(笑)。

 そうしてヒーローはまた活躍できるようになったのでした。
 あとヴァイオレットはトニーとまた知り合うところからやり直したようです。
 ただしトニーの「キミは水吹いてた子…」っていう記憶は消えて欲しかっただろうな。

 そういうわけで映画を見に行くことになったんですが、トニーが車に乗るとなぜか一家勢揃い。
 これは…トニーを見に来たのか、単に自分らも映画行きたかっただけなのか…前者だな。
 そうしたところ、映画の頭のほうで逃した敵なのかなこれ、現れて、一家は行くことに。
 ヴァイオレットはトニーを下ろして、飲食物買っておいてと頼み、「予告終わるまでには戻るから」と
いってしまいます。
 いいんじゃないかな。
 ただ路上に金ばらまいちゃったのは拾ってやれよ(笑)。

 一家が乗ってたのはヒーローカーですね。
 また出番がきて良かった。
 EDデザインいろいろ面白かったので是非最後まで見て帰りましょう。

 最後「BUD LUCKEY」という方の名前が出ます。
 ピクサーのベテランアニメーターさんらしいです。
 また前作のリックの声の人でもありました。
 良い作品をありがとう。

 テーマがファミリーだからか、子育てのパートに多く時間が割かれていたのはわかるん
だけど、ヒーローものだと思って見に来てたので、全体の活躍がほとんどなかったのはちょっと
残念です。
 そこのバランスもう少し欲しかった。
 悪い作品ではないと思いますけどね。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→インクレディブル・ファミリー