多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→えいがのおそ松さん


えいがのおそ松さん

3/27鑑賞

 始終ギャグに終わるかと思ったら思ったよりいい話でびっくりしました。

 前説劇場が始まって、カラ松が俺に任せろー!ってやってたけど、伏線はここから始まって
いたわけですね…。
 あとテンションすごい高かった。
 俺がいるからヒットするぜーって言ってチョロ松に突っ込まれてるのは面白かったな。
 ただこれ、アニメ一期の後に上映されていたら、確かに大ヒットしただろうな…とは思うん
ですけどね。おしいかな、時期を大幅に逃したなって感じは否めない。
 ともあれカラ松のポジティブさは安心するなあ。
 このあと普通に映画ロゴが出たんだけどしばらく、「これどこでボケてくるんだろう?」って
見てたわ。
 本当に普通のロゴだった!

 この後のシーン。
 海を見ながらベッドに横になっている女性が映ります。
 最初っから伏線出してくるのいいなあ。
 そこに現れた猫が窓の外に消えていきました。

 その頃。
 赤塚高校同窓会が開催されてた。
 松野家の六つ子はきてるのかな?と思ってたらいました。一松がすみっこいたの
面白かったな。
 トト子はナンパされまくってて「かわいー」と言われるのへ「ありがとう、知ってるー」って
返してて、ここは斉木〜の照橋さんとは違うなと。
 私同じ美少女なら照橋さんの方が好きだな。
 内心黒くてもちゃんといいとこあるし。

 六つ子はきてよかったーとか言ってますが。
 同窓会は何楽しいかさっぱりわからんなあ。
 高校の頃別に何か良かったと思うことはないし、仲がいい友達は普通に連絡取り合ってるしね。
 さておき、ここでおそ松がトイレにいくといって席をはずす。
 その間に同級生が六つ子らに、今仕事何してるのと答えてくるわけですよ。
 いきなり心閉ざすの笑った。
 顔がすげぇ。
 で、トド松かな?サラリーマンやってると。
 皆もそれに続くわけですよ。
 一人くらいフリーターとか言っとけよ!
 というか同級生のほうも、皆サラリーマンやってると聞いてなんでびっくりするんだ。
 で、どんな会社か聞かれて赤塚ホテルと答えるのですが、実際に赤塚ホテルで働いてる
同級生きてピンチに。
 自分らはCMに出たりイベントに出てるキャラだからーとごまかしてる時におそ松戻ってきて、
皆でニートしてると暴露。
 現場凍りつきますよそれは。
 この空気ほんと好きだなあ。
 てか、同級生だけでなく同窓会会場のスタッフまで見に来てるの笑うわ。
 そして始まるOP。
 うむ、気まずい。
 あとOPで必ず裸になるのは何かお約束なのか。
 このあと同級生に正座させられて説教くらってるニートらですが、それは説教される必要
あるかな。説教するほど人生生きてるのかっていうか。
 まあいいや。
 ニート村というパワーワードが爆誕した。
 その頃トト子は、「高橋さん」という子が来てないねーと言ってました。
 これがキーワードだろうな。

 そういうわけで二次会にも行かず帰ることにしたニート村。
 ま、同級生に説教されるいわれはないとは言ったけど、働いた方がいいのは間違いない。
 6人養える両親って月給いくらもらってんだよって思いますけども。
 チビ太のとこでおでん食べてるんだけど。
 イヤミが横から十四松のおでんとって場外乱闘してる。
 のに、本編の会話にまったく絡んでこないの笑える。
 他のニート村はチビ太とともに、高校生の頃いい思い出あったはず、とか、自分は高校いってないから
うらやましいみたいな会話繰り広げてますよ。
 このあとイヤミと皆で乱闘になったけど…あっこれ金払わずに逃げたやつだ…。

 自宅で酒飲んでるニート村。
 十四松がアルバム出してきた。
 なんで今みたいになったんだろうとか言ってますがそりゃ君ら、結局現実から逃げ続けた
結果だろうよ。
 そんなもんよ。
 ま、親が養える金があったのが悪かったのか…。
 なお、今日の同窓会は卒業式の日にあわせたということがわかります。
 あと前日に、ハタ坊が街中に出たゾウに追っかけられて逃げて車の多重衝突に巻き込まれて
すっ飛ばされて飛行機にぶつかって飛行機爆発したらしい。
 よく生きてたなそれ…。
 ただ、その事件を知ってるやつと知らないやつがニート村の中にいる。
 なぜだ、と一松疑問に思ってたけど結局皆寝た。
 なるほど、後で理由がわかるようですね。

 そして眼を覚ましたカラ松。
 他の松の寝方について突っ込みまくってるのはいいけど、部屋の中が変なのに気づいた。
 高校の頃の内装になってたんですな。
 皆がパニックになってると猫がきた。
 あの冒頭出てきた猫です。
 で、外を見ているとみんなの目の前でハタ坊がゾウに追いかれられ…のくだりが。
 この時落ちてきた飛行機のパーツが当たっておそ松ぐったりになってたの細かくて面白かった。
 ここで一同、高校生の頃の自分が帰ってきたのであわてて逃げる。
 誰だったか靴ちゃんと持ってきたのえらいけど…それ、高校時代の自分らの靴が一足ずつ
消えるのでは…いいけどさ。
 この時帰ってきた松は制服のため誰かわからず。
 「松野君へ」という手紙を見つけていました。
 これがキーポイントだな。

 で、過去に来ていると理解した六つ子。
 トド松未来に戻るにはこの方法だー!とバックトゥザフューチャーのパロやりやがった。
 これ今の世代わかるのか…?
 で、直前で自分(博士役)は戻れないことに気づいて車制止してて笑う。
 てかトド松であってるかな?
 さらに街中を歩いていると、ところどころドットがかけていたり、町の向こうがブラックホール
みたいになっていたり、生物がグチャグチャだったり、人の顔がへのへのだったりしてへんなことばかり。
 デカパンに接触した六つ子はそこで、過去に戻ったのではなく誰かの記憶の世界だと説明
してくれた。
 トド松、説明するのに「ギャグだとこういう時楽だよね」とか言わない。
 で、その記憶の持ち主が覚えてない、あいまいなことはほころびがあるんだと。
 んでデカパンは知り合いだから形がはっきりして見えると。
 この世界にきたのはおそらくこの記憶の持ち主の後悔が原因だろう、ということです。
 その後悔を取り除かないと現実には戻れないと。
 さらにこの世界にひたりつづけるとミジンコみたいになる、あまり知り合いに接触しないほうがいい、
ということらしいです。
 後悔している人間は誰なのか。
 みんな心当たりないとか言ってますが…。
 ここで、郵便局のゆうの字が怪しかったり、月極が「げっきょく」って書いてあって、記憶の持ち主は
漢字がわからないやつだと判明。
 お前ら全員じゃないのか。
 いやチョロ松、トド松あたりは大丈夫かな。
 
 一松は眼を閉じてて、思い出の世界直視するの無理、と。
 気持ちわかるわあ…。
 ダヨーンと遭遇した六つ子ですが。
 なんかエグい展開になった…あまりこの世界で知り合いに出会うなってこういうことか。
 ダヨーンの最終形態が「銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」の銀さん(仮)の姿
みたいだった…(笑)。
 ハタ坊、病院から出てきたようですね。
 つーかあのケガで退院できるのかよ!
 学校の前で高校生の自分らを見張ることにした六つ子。
 チョロ松は自分に恥じることはないって言ってるけど、そういうフラグたてたやつは大体自爆
するんやで…。
 と、出てきたのがメガネかけてたチョロ松。
 先生にマジメな生徒アピールしてて、声高いし、これはやられるわ(笑)。
 さらに転んでかばんの中からはエロ本。
 チョロ松、恥ずかしすぎて逃亡した。
 その後出てきたのはトド松でした。
 今よりさらにぶりっ子で、兄がいないと何もできないよーみたいなことになってるね。
 はぐれて交番にいってチョロ松に迎えにきてもらってるし。
 うーん。

 次は一松でした。
 すごい、普通にコミュニケーションしてる。
 見てる一松が恥ずかしさのあまり自殺しようとしてるくらいだ!
 でもがんばってる感がすごくて、相槌適当だし、必死だったんだろうなあ一松。
 みんながんばってるけど、一松は本当にがんばっててちょっと好感持てますね。
 クラスメイトとハイタッチしてるの見て、一松が耐え切れず死にそう!
 ただこの時点から引きこもりの片鱗はあったみたいで、皆が話してると自分からは入って
いけない、みたいな雰囲気はあるようですね。
 なんか一松は共感できるなあ…。
 試着にビビってる一松。わかるなあ。
 なお、皆からはイチと呼ばれてるようです、当時の一松。
 ここでちょっと●●してくる、みたいなの一松言ってたけど聞き取れなかった。
 次は十四松。
 うわあ…高校生十四松、イキってる…。
 オラついてたんだね。
 十四松メチャクチャ汗かいてて笑える。
 で、タバコ吸うのかと思えばエアタバコ、バイクもエアでかわいいっちゃかわいいんですが。
あと、ふとした拍子に素の顔出るのが。
 さらに社会の窓開いてるし、ズボンさげすぎてケツ出てるしで、いいとこないじゃないか!
 散々バカにされてきた一松が十四松に「目あけよーか」と言ってて十四松が「大丈夫です」と
言うの笑うわ。
 本当黒歴史暴露大会になってて笑える。
 次はおそ松か。
 はずかしーとか言ってるけど、はっきりいって当時からクズなの変わってないですやん。
 ある意味裏表がないというか、黒歴史がなくてうらやましいのか…。
 で、一旦休憩に入るわけですが。
 一松はずっとついてきていた猫を見つけた。
 一松、気になるといってトド松とともに向かいます。
 このさなか映る駐車場、全部看板が「げっきょく」なのも細かい。
 その猫についていった先にベンチに座ってる松の誰かがいて、一松が手を伸ばそうとした時。
 トド松がクラスメイトに見つかってしまうんですな。
 皆はわからないから一緒にカラオケ行こう、と半ば強引に連れて行かれてしまった。
 猫、しょんぼり。
 この松にはニキビがあったから、まだ出てきてないカラ松だということになりますね。

 チョロ松は、結局誰かの後悔ってなんだったんだろうと考えている。
 確かに記憶はひどかったけど、後悔に結びつくほどひどくはなかったと。
 いや全員の過去見てないやん。
 誰も気づいてないのかな?
 カラ松も何かいいたそうにしているけど邪魔されて言えず。
 と、チョロ松と十四松が消えた。
 トト子ちゃん見かけたので見に行ってたんですな。
 この頃は本当に性格いい美少女って感じでかわいさを鼻にかけずいい子だったらしい。
 チョロ松興奮しすぎて、いつもボケ役の十四松が止めに入ってるがな。
 チョロ松はそこで、高校時代のニャーちゃんがトト子に会ってるのを見てますます興奮。
 弾けましたがな。
 え…これ大丈夫…?十四松ガチでびっくりしてるやつやん…。
 
 一方、カラオケにつれてこられたトド松と一松。
 どうやって逃げるかをトド松は考えてるんだけど一松は、このマラカスとタンバリンは
どのタイミングで使うんだ…!って言ってるの笑う。
 そんな場合か。
 で、なんかいつもとキャラ違くね?と言われてトド松、がんばってぶりっ子。
 いや、こっちは楽なんだよ。
 問題はイチこと一松だよ。
 ハイタッチがんばれ…!

 おそ松のほうは競馬場にいって馬券買おうとしてた。
 カラ松、あきれてます。
 いやおそ松くんさあ。
 これ過去にタイムスリップじゃなくて記憶の中の世界だから。
 稼いだお金、当然現実には持っていけないんだぞ?
 そこに現れたのはイヤミですが。
 歯と一部だけ残した透明人間になってんぞ。
 記憶の持ち主がイヤミに興味ないっていうのがよくわかるな。
 おそ松は馬券買って当てまくりにはしゃいでるしさ…。

 その頃トト子見てたチョロ松と十四松ですが。
 トト子、崖の上にいって、ヒロイン無理!とか叫んでた。
 この頃は完璧美少女キャラ演じるの疲れてたのか。
 照橋さんを見習いなさいよ。
 ただまあトト子が悩んでいたところで、彼女の思い出の世界ではないことは確かで。
 さらに、チビ太はレストランをクビになっていたのを彼らは見つけました。
 飛び降り自殺はかったチビ太をあわててとめようとするも。
 落ちても彼は死ななかった。
 まあ記憶の世界だからね…。
 
 一松、ハイタッチがんばってました。
 えらい子や…。
 そして十四松、チョロ松らはトト子やチビ太からこの頃自分達が仲が悪かった
ことを聞かされる。
 小さい頃何をするにもずっと一緒だったのが、最近は目をあわしもしないって。
 それって…思春期なんじゃないかなとも思うんだけどね。
 六つ子じゃなくても、仲良く育った兄弟がある程度の年齢になったら一緒に行動
しなくなって、それぞれ交友関係を築いていって、仲たがいとまではいかなくても、
休日あまり一緒に出かけたりしなくなるというのは、成長だと思うのです。
 ともあれ、クラスメイトも心配していたようでした。
 と、ここでチビ太が十四松とチョロ松に、なんで自分のことなのに他人事のように
聞くんだ?と突っ込んだところで世界の崩壊が始まった。
 やへべえええ!
 で、皆逃げ出したらなんとか世界が戻ってきた。
 ハタ坊はこの時ガレキにあたってまたケガして病院へ。
 
 六つ子は入学式のことを思い出していました。
 まあ六つ子だったら驚かれるよね。
 松野君と呼ばれればみんな振り返るし、何をするにも一緒だった。
 でもそれが段々クラスメイトからは敬遠されるというか、なんか線を引かれるというか
そんな感じになってきたようですね。
 松野君といえば皆振り返るし、いつも一緒で入っていけない空気感があるって。
 でもそれは六つ子のせいではないし、クラスメイトもひどいこと言うなって思うけど、それだけ
彼らもまた子供だったということなんでしょうね。
 うちらの頃にも双子はいたけど普通に下の名前で呼んでたし、苗字かぶる子も下の
名前で呼んでたりしたけどなあ。

 こうして、松野君と誰かがからかいまじりに呼んでも六つ子は振り返らなくなったし、
一緒に行動することもなくなっていきました。
 そして卒業式を迎えることになったのです。
 なんか…これ見てると原因は周りにもある気がする。
 もちろん、誰かの記憶の中だから、都合よく改ざんされてる可能性はあるけどね。
 自分がこうなったのは自分のせいじゃない、周りが悪い、みたいな。

「なんで俺たち6人もいるんだろうな」
 と皆が結構落ち込み気味だったところに、相変わらず空気読まないおそ松が、ビール持ってきた。
 みんなお互いしんどかったよって言ってるけど。
 会話参加してないのいるだろ。
 あと、過去見てないのも。
 気づけ!
 十四松は、六つ子というのが嫌だった、と話す。
 皆も、いちいち比べられるのが嫌だったと。
 わかるなー。
 ここでカラ松がようやく言いました。
 後悔しているのは自分だ、と。
 実は卒業式の前の日に手紙をもらっていたと言います。
 六つ子が記憶の中の世界にやってきて逃げた時手紙を手にしていたのはカラ松だったわけですね。
 高橋さんという人から手紙をもらったそうです。
 皆知らないとかいってるけど思い出せよ!
 あと十四松はボケるんじゃない。
 つーかそのバット背中にいつもしまってんの。
 そんで卒業式の時に皆に相談しようと思ったら、何がどうなったか些細なことから口論になり、
殴り合いになり、気がついたらその手紙は消えてしまっていたようです。
 なぜ読まなかったのか。
 それは「松野くんへ」と書いてあったから。
 カラ松はずっとそのことを後悔していたのでした。
 つまり、手紙を読めたら後悔はなくなって今の世界に戻れるというわけですが。
 なんで今まで言わなかったというおそ松の問いに、言えばあのケンカのことまで思い出すからと
いうカラ松。
 彼にとっては手紙をもらったことは、卒業式の日にケンカをした最悪の思い出とセットだったのだろうね。
 んで、高橋さんが誰かという話になりますが、ようやくチョロ松が思い出しました。
 同窓会の時にトト子が「そういえば高橋さん来てないね、会えると思ってたんだけど」と言って
いたことを。
 六つ子気づいた。
 高橋さんは女子で、六つ子の誰かが女の子から手紙もらってたことになる、という事実に。
 すげえテンションになってますわ。
 パンツ脱ぐな。丸裸になんじゃねー!
 まずはトト子に会って高橋さんのことを聞こう、と飛び出していくのだけど、服着ないと、と
コソコソ戻ってくるの笑った。

 (高校生の)トト子は高橋さんのことを知ってるといいます。
 おそ松と一松と同じクラスだったと。
 よくみんなのことを見ていたと。
 六つ子の誰かを好きなんじゃないかとうわさになったこともあるよーと他のクラスメイトも言う。
 まあ有頂天ですわな、六つ子。
 ここでまた騒ぎにハタ坊が巻き込まれてケガしてた。
 なんとしても手紙の行方を追わないと、というとで一旦自宅に戻ってきたのですが。
 卒業式を前にして感慨深い父親が、これから進学か就職してうちを支えてくれるかなって
言ってましたが、そもそも卒業の時点で進路決まってないのおかしいやろが!
 誰も突っ込まんのかーい!
 
 あとカラ松が、宛名には小さくカラ松と書いてあったとか言い出してる。
 言い争いしてたらこの時代の母親に見つかって逃げ出す六つ子。
 いやなんでわが子の顔わかんないの。
 ドロボー!て。
 親の顔が見てみたいってあんたらだよ!

 さて翌日。
 卒業式です。
 高校生一松が皆と話しつつソッと抜け出すのかっこよかったわあなんか。
 皆カラ松に呼び出されて屋上にきていたのでした。
 ここでやっぱりケンカになってしまうんだけど、割って入ったのが六つ子でした。
 変装すごいな…どうやって調達したんだ。
 黒歴史予防お兄さん「思春期バスターズ」らしい。
 ネーミングセンス、カスやろ(笑)。
 んでなんかそれぞれやりあってんだけど、止める時に「さすが童貞だよね」ってエグってて
笑える。でも君らそれブーメランじゃないの。
 高校生六つ子はそんなことねぇし!って言ってますが六つ子の「絶対バレるウソ、
絶対バレる相手に言ってるよね」と突っ込まれてるのつらい(笑)。
 それで手紙を読もうとするわけですが。
 なんか乱闘になったぞ。
 でもここで高校生六つ子がそれぞれ皆助けようするのはちょっと垣間見えるね。
 お面とれて正体がばれてしまった六つ子。
 なんとか手紙を手に入れて開くのですが。
 それは白紙だった。
 皆気づく。
 誰も読んだことがないのだから、思い出の世界で当然内容までわかるわけがない、と。
 本当に過去にタイムスリップしてれば…!
 見ていた猫もビックリしてる。
 想定外だったのかな?
 世界壊れそうになって六つ子は、そうだ、高橋さんに会いに行けばいいんだと気づく。
 つまり、思い出の中の高橋さんだったら、何を書こうとしたのか最適解が出るってことかね。
 多分そうだと思う。
 現実に何が書かれていたのかではなく、記憶の中の高橋さんならこういいそう、みたいな
ことでも、後悔は晴れるんじゃないかな、と私は解釈しました。

 話は少しそれますが、夢の中でも往々にしてこういうことはありますね。
 面白そうな本を見つけて手に入れたのにまったく読めない、読もうとしたら目がさめた
みたいなの。確かに、「面白い」内容がわからないのだから読める状況に至らないのは
当たり前かなと思いますが。
 この手紙が白紙だったのもそういうことなんでしょうね。

 一松が猫と会話して、高橋さんの家を知っているようなので連れて行ってもらえるらしい、と。
 六つ子は高校生六つ子にも声をかけて一緒に行くことにします。
 ハタ坊は世界崩壊の割れ目に落ちてた。
 お前…。
 あとなんかいろいろ思い出のキャラみたいなの出てきたけど、邪魔とばかりにキックかまされてるの
笑う。
 さらにチビ太が怪物みたいになって出てきたし。
 なんで記憶の世界でこういう邪魔入るんですかね…。
 次はトト子か。
 ヒロイン疲れたのトラウマですか。
 さらに次はイヤミ。
 まあザコっぽく倒されていたけど、巻き込まれまくったハタ坊が心配です(笑)。
 イヤミも元の姿に戻ったしよかったよかった。
 
 ここ走っていく過程でそれぞれが高校生の自分に、将来について励ましているのが
いいですが、ニートって時点で説得力皆無だよお前ら。
 それとドサクサにまぎれてスケバン刑事の鉄仮面伝説パロのクラスメイト出てきたぞ。
 あれ大丈夫なのか版権的に。
 世界が崩れていく中、六つ子は力を合わせて高校生六つ子を高橋さんの家に送り届けます。
 自分らも後ろにくっついていくんだけど。
 出てきた高橋さんは、世界がこんななってることに驚いて、帰れるの?とか言うし。
 ド天然というかマイペースというか。
 カラ松は手紙に何が書いてあったのか聞こうとするけど高橋さんはたいしたことじゃないと
言いました。
 そんで、写真撮ろうと。
 さすがの六つ子もあきれるくらいのマイペースだな…。
 ただ高校生六つ子、ラブレターじゃなかったんか、話違うとかモメてる。
 しらんがな。
 で、高橋さんが写真撮ろうとするも皆アレだからバラバラになったまま。
 でもまあ、写真撮れて良かったですね。

 こうしてカラ松が次に目を覚ましたのはいつもの部屋の中でした。
 皆、最悪な夜だったといってます。
 そんでご飯食べるのですが。
 見ていた猫はいつの間にか高橋さんの姿になって、町並みを歩いていました。
 高校生の頃の高橋さんのまま。
 六つ子は卒業アルバムを見てあれこれ話を。その中に一枚の写真があった。

 「急な手紙でごめんなさい。もうすぐ卒業だね。
 私はちょっと遠いところに行くことになりました。
 もう会えないかすも知れない。
 私、皆のこと大好きでした。
 うらやましかった。
 皆に会えて良かった。
 もし良かったら、皆の思い出の中に入れて欲しいな。
 もう1回だけ。
 ありがとう。
 さようなら」

 現実世界で書かれていた手紙って、この内容だったんでしょうね。
 知らないほうがいい現実もあるってことで…。
 六つ子が持っていた写真は、記憶の中の世界でとったはずの六つ子と高橋さんの
写真でした。

 エンディングでは高校時代の六つ子と、それを見ているトト子や高橋さんが出てくる。
 成長にしたがって六つ子が離れ離れになっていくのもわかります。
 そして卒業室前日高橋さんは書いた手紙を持ってきたけど、六つ子らがなかなか帰って
こなかったから、ドアにはさんで立ち去ったのか。

 現実世界。
 高橋さんはそのまま赤塚高校の前に立ってました。
 そこに高校生時代の六つ子が現れて、手紙ありがとう、と言ってくるんですね。
 これはもしかしたら高橋さんの願望だったかも知れない。

 おそらく高橋さんは治ることのない病気で、同窓会に参加することも出来ないまま
亡くなったのかなと思います。
 ただ、多分後悔はなかったんじゃないかなと。

 最後、はしゃぐ六つ子がマッパで喜んでる時に、猫がそれ見て目を回すシーンで
終わったのは笑いました。
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→えいがのおそ松さん