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記憶にございません! |
9/16鑑賞
久々に面白かったなあ。
言葉のやり取りが面白かったです。これぞ三谷節って感じだった。
冒頭も、もたもたした解説をせずにわざと見てる側が主人公と同じ視点から始まるように
してるのもいいですね。
最初に、これはフィクションですとしっかり注意表記出るのがいいですね。
さて。
冒頭映る部屋。
車椅子があるから病室だとすぐ分かりますね。
寝ていた男性が目を覚ましました。
今の状況が飲み込めず外に出ると、黒服の男性らが声をかけてくるもんだから怖くなって
外に飛び出した。
つーか病人にやすやす逃げられるSPって一体…。
で、外に出たこの病人、なんとマスコミにも気づかれず歩いてく。
マスコミの目はザルかよ!
道ゆく人も気づいてないのか…いや気づいた人も一応いるのか。
酔っ払いがこの病人に声をかけてくる。
お前のせいで金がたまらないじゃないかって。
ここで、観客はこの病人が総理だと気づくしかけですね。
まあ予告とか見てきてるから気づくも気づかないもないですけど(笑)。
食堂でご飯食べてるけどこん睡状態から目を覚ました病人がいきなり食べられるわけ
ないでしょうが、というツッコミはさておきそこで病人、質疑応答で言葉汚く相手をののしってる
自分の姿を目にして、食堂に鏡があったのでどうやら自分は総理大臣らしい、と理解する。
あと、食堂の店長にお金いらないから早く出て行けって言われて笑った。
支払いどうすんだろと思ったけどそうきましたか。
めちゃくちゃ国民に嫌われてるんですね。
(天海さんと山寺さんの出番はこのシーンです)
と、警察官がやってきた。
これがまた頭弱そうというかチャラいというか。
あんたがほんとの総理大臣なら俺SPでやとってくれよとか言ってる。
そんなうちに黒塗りの車がかけつけてきて、病人はあっという間に連れていかれました。
この病人、あなたは総理大臣の黒田ですよと言われるも記憶を失っていると判断
されました。
会見中に国民から石を投げられて倒れ、それが元で今まで入院していようですね。
小学校とか中学の記憶はあるけど、政治家になってからの記憶がない、奥さんのことも
覚えてないということでやばいですね。
あと、「驚いたなー」連呼してる野々宮、うるさいぞ黙れ。
ともかく記憶を失ってるので黒田はおどおどしてるのですが、秘書官である井坂とか
事務費所管である番場が気味悪がってるのが面白いです。
てか日ごろから態度も口も悪くて人を人とも思わないようなやつがよく総理大臣になれたな。
官房長官が仕組んでるかもしんないですね。
そういう人間でも支えていれば自分の人望はあがるからね。
で。
しばらくは記憶をなくしたことは秘密にして普段どおり振舞いましょう、という井坂の言葉で
町で会った人たちにも口止めすることになります。
んで黒田が目が覚めたと聞いて鶴丸官房長官がやってきた。
……。
この官房長官、イタズラ好きの予感しかしねぇ!(鶴丸違い)
というか国民人気も高いという時点で、影で政治牛耳ってるのこの人でしょうね。
記憶があるフリをしろといわれた黒田、鶴丸との話にほぼ黙ってましたけど、それでも
疑われなかったようですね。
こういう、勝手にうまくいくパターン好きだなあ。
公邸に向かう時に番場が立ち止まったので何かと思ったら、黒田は必ずここでお尻
さわってきたというのも面白い。
記憶ないんだからそれやらんでもいいでしょう。
中に入ると黒田の息子、篤彦がいて、番場は頭を下げるんだけど、一緒に黒田も
頭下げてるのメチャクチャ笑いました。
そりゃ知らないからそうなりますよね。
そんで部屋の中に入ってたっていた女性を黒田は抱きしめるのだけど、それは奥さん
ではなくて料理人の寿賀さんだった。
あぶねえよ!スキャンダルになるところだろうが!
やっと妻の聡子に会ったのですが。
あと聡子の兄である影虎も。
そっと番場が黒田に教えてるの、ナイスアシストですよ。
それと寿賀さんがいつものアレ作りますかって言ってきて、黒田はわかんないから頼むんだけど
それチョコバナナだったのは笑ったな。
こういう、(記憶をなくす前は)とんでもねー人間が実はチョコバナナがすきというチグハグな
キャラ像作るの三谷さんはうまいですね。
そして官房長官記者会見で、いいニュースと悪いニュースがあるといってて、悪いニュースは
黒田が目を覚ましたと伝えてました。
こういうところが人気あるとこなんだろうね。
それを笑いながら見ていた黒田、電話がかかってきたのに気づく。
テーブルの上の箱の中にありました。
出ると、名乗らず会いたい言われたけど誰でしょうね。
寝る前に聡子を抱きしめる黒田ですが思い切り気持ち悪がられてたな。
仕方ないか…。
以前は夫婦関係冷え切っていたようだ、というのがわかりますね。
この話、視聴者側も黒田の情報がゼロから始まるから同じ目線で見れるのは面白いです。
多分黒田が記憶なくす前の状態を詳しく知ってたら「ああそうじゃない」「こんなこと言わない」と
内心突っ込みだらけで感情移入できなかっただろうと思うから。
井坂からぶらさがり会見があるといわれた黒田。
記者が(この公邸に)ぶらさがるの?と戸惑ってます。
笑える。
それくらいは一般常識で知ってるだろ!
んでなぜか外に出て、皆が逃げた?とあわててたら窓から黒田戻ってきた。
何してんだよお前は。
ここでちょっと昼食の注文について井坂が「総理の好きな言葉は『当店からのサービスで
ございます』でした」と言ってます。
これちょろっと覚えておいて下さい。
囲み取材で挨拶だけしたら切り上げるということになってるのですが。
ほんとに「元気です」と黒田がいったら井坂切り上げたよ。すげえ。
その中で女性記者が足すべらせて転ぶわけですよ。
したら黒田「大丈夫?けがしてない?」と声かけて立ち上がらせた。
記者びっくりですよね。
周りからはいまさらの点数稼ぎと思われたようですが。
それを上から見てるある記者がいました。
それはそうと黒田このあと対応に困ってサッと立ち去ろうとするんですけども
井坂が珍しくあわてた。
そこ、掃除用具室だったからなんですね。
黒田がモップ手にして出てきて仕方なく、黒田、井坂、番場、野々宮の順に
モップがけしながら去っていくのすごい笑ったし、野々宮のだけ柄が短くて
大変なのもメチャクチャ笑いました。
ほんとここ良かった。
このあとは閣僚への挨拶が待ってるんですけども。
一人クールビズしてる大臣めっちゃ気になる。
まあいいや。
で、遠慮して隅っこに座った黒田、その大臣に「そこ私の席です」って言われるんですね。
皆は冗談だと思ってるみたいでまあ良かったけど。
その大臣に、アレはアレで進めていいですか、アレがとか言われてわからんわ。
この後会議があるけども黒田なんとかバレずにごまかせたようですね。
会話面白かったけど。
この席で来月アメリカの大統領が来るという話が出ます。
この後番場が「野党第二党党首の山西と会う予定になっている」と言ってくるも
黒田は会う理由がわからない。番場も知らないという。
さらにこのあとのシーンで、井坂と聡子は浮気関係にあると判明します。
まあよくあることですね。
聡子、あんなことがあったのに何も言わない、と言う。
写真も見られてると。
なるほど。何かありそうですね。
黒田の方は山西に恐る恐る会いに行く。
なるほどこっちも浮気相手でしたか。
要するにお互い仮面家族だったってことですね。
山西が完全に肉食系女子で面白い。
井坂は車の中で小野田という建設会社社長と会ってました。
金のやりとりがあるみたいですが、黒田にあの秘密の携帯で電話かけてきたのは
この社長で、会うこと自体は井坂がやってたようですね。
まあ立場的にまずいわな。
井坂はマスコミがかぎつけてきているから総理と直接連絡を取らないようにと言ってました。
でもって聡子はフラメンコの番組のリハをやってんだけど、黒田から食事に誘われた
怖い、やる気なくしたと帰ってしまう。
なんてやつだよ。
生放送だったので仕方なく番場が出たらしいんだけど。
それを執務室で見てた黒田。
周りから、あなたが立場にもの言わせて奥さんが出る番組作らせたんだって指摘されてました。
そういうことか…。
そこに井坂が帰ってきて、小野田から受け取った金を金庫に入れておいてくれと。
この金は、K2ブランという計画のための金で、これも黒田が指示したものだとわかります。
また、総理に石を投げた人間が特定されました。
黒田は聡子の兄、影虎から自分と聡子の結婚のいきさつを聞こうとします。
自伝を書きたいからとごまかしたのですが。
実は元々聡子の兄が総理大臣であった聡子の父の地盤をついで政治家になり、ゆくゆくは
総理にと言われていたことがわかった。
でも彼は気が弱くてその器ではなかったために、父の党に入ってきた黒田が大変に聡子父に
気に入られ、聡子と結婚することになり、そして今に至ると。
こんなん言わされる影虎もたまったもんではないですね。
記憶を失っていた黒田にはわからないから仕方ないけど。
井坂と番場のシーンでは、これからの伏線になりそうなことが少し語られています。
井坂が政治家になってこの世変えたかったみたいな感じのことが。
さてバーみたいなとこにやってきた黒田。
変装するのはいいけど完全に怪しい人になってるやん。
記者の古郡に呼び出されたんですね。
一応SPつけてるけどこの人も変装させられてる…。
ともあれ、古郡にアレばら撒かれてもいいんだなと言われるもまったくわからない黒田。
そりゃそうだ。
なんで金持ってこないといわれてもわかりません。
ここのシーンめちゃくちゃ笑えます。
黒田がなんとかヒントを得ようとして、四角いもの?写真みたいなもの?とか言ってて、
さらには「それにタイトルをつけるとするとなんでしょうか」って。
のってしまう古郡も笑えるんだけど。
で、黒田やっとなんかやばそうなもんだと理解する。
見本とかないのと言われて古郡、渡したろ、さてはなくしたなと。
やばすぎる。
んで、ネガとか持ってるのと言う黒田に、今時古いだろ、メモリだよと言う古郡。
ここ完全にコントのやり取りだよ。
いくら払うと自分はいってたか、と聞く黒田ですがそれを割引交渉だと受け取った古郡応じない。
ここで黒田考えました。
「あと3万円割り引いて!」
「刻んできたな」
割り引いたらいくらになる?と聞く黒田。
それくらいわかるだろという古郡。
黒田が暗算始めたのであきれて1997万円だよと教えてやる古郡。
ここめっちゃ笑います。
帰宅して黒田、写真を探すがそう簡単には見つからない。
っていうか写真を隠すなら写真立てじゃないかと思うけどねえ。
古いやり方だけど重ねて飾るとかね。
んで奥さんの寝顔を見つめてるんだけど、目を覚まして聡子がすごい悲鳴あげてて
お互いに驚くのも笑えます。
その頃番場と井坂は警察署にいた。
実は黒田の息子、篤彦が飲酒で警察に補導されていたのでした。
こういうのって結局、親に注意を向けて欲しい現われなんだよね。
黒田、ミスしらたきって人と話をして、雑学を嬉しそうに周りの人に話してるのいいですね。
SPは白々しいなって感じだけど。
そこに、さくらんぼを食べて欲しいという陳情がきた。
井坂は断るけども黒田は少しだけ、とそのさくらんぼを食べておいしいとベタボメするんですね。
これは良かった。
ただ井坂は、こんなことしたら直接の陳情がくるだけと叱ります。
黒田の気持ちもわからんではないですが。
あと残念だったのはこのくだりがのちのアメリカ大統領とのやり取りに生かされてなかった
ことだなあ。
黒田はもう続けるの無理じゃないかな、辞任したいというけども番場は、記憶をなくした
あなただからこそ出来る政治があると励まします。
農家代表の言葉に足を止めた総理や自分の言葉で気持ちを述べる総理もいい、って。
そんな中、石を投げた犯人が見つかったと連絡が。
大工の南条という人でした。
80すぎてとび職をやってたじいさんが腰を痛めて働けなくなり生活保護を受けていたの
だけれども、黒田が生活保護のお金を引き下げるといってたからそれに腹を立てて石を
投げたんだそうです。
それと番場が出してきたお菓子に文句言ってた。ハッピーターンはダメらしい。
バウムクーヘンみたいないい菓子出せって言ってた。
確かに官邸でなんでハッピーターン出てくるんだよ…。
黒田は石投げてくれてありがとう、おかげで生まれ変わるチャンスが生まれたって
言っててハッピーターンをあげてました。
今思うとこれって…ってとこだったなこのシーン。
このあと黒田は小学校時代お世話になった恩師を呼び出してました。
これをきっかけに政治を学びなおそうと思ったのです。
恩師にはしっかりバウムクーヘン出てるの面白いですが。
この恩師、柳先生も変わった人で、支持率気にするなっていってますね。
この国は枠にはまらない人間を排除しようとする良くない傾向があるって。
それは私も思いますね。
柳先生が「きみはすべて忘れてしまったわけだ?」と確認すると黒田、「いえ
はじめから覚えてなかったみたいです」というの笑えた。
わかるなー。
子供のころつまらなくて仕方なかった授業が、大人になって魅力あるものに思えて
くるっていうのはあるんですよ。
そういうわけで勉強会が始まりました。
井坂さんもいっしょに学んでるようですね。
ただ、総理の暮らしは国民があこがれるものでないと、みたいなのはちょっと今の
政権をヨイショしすぎかなとは思った。
この作品確かに面白いんだけど随所にこういうヨイショはあります。露骨なのが。
黒田は山西と会い、関係を終わりにしようと告げていました。
あのことまだ許してくれてないの?といわれたけどうまく話あわせてたな。
まあ奥さんとよりを戻したい、と言われて山西もあっさり興味なくしてくれたのは
良かったですね。
その後レストランで聡子と篤彦がいて。
黒田がやってきました。
すごい上機嫌。
SPにも君等も食べたらと言うけど彼らは仕事だからと辞退。
でも黒田は店員に、彼等にも席を用意してあげてというんですね。
SPらはこれも人気取りか何かだろうなと本気ではとりあってないのですが。
軽食が出てきて感激してた。
黒田の席にオーナーがやってきて「当店からのサービスでございます」と
ワインを差し出すけども黒田は「そういうの困るよ」と下げさせようとする。
貸切にしたのも特別扱いしないで欲しい、と。
でもこれだとオーナーの面目丸つぶれなので聡子が気を使って「私そのワイン
のみたーい」と言ってあげてました。
で。
彼にもグラスをと黒田、篤彦のことを言うんだけど「ぼく未成年です」と言われて
あわてて「炭酸水を」と。
ここのやり取り細かいの忘れたんだけど面白かったですよ。
こっからさらにギャグが加速していく。
「かつひこ君に質問なんだけど、私はどんな父だったかな」とそれとなく聞き出そうと
するわけですよ。
最低って言われますよね。
で、篤彦君が「ぼくはかつひこじゃない、あつひこだよ」て。
聡子も「驚いた、本気で間違えてたの?」とあきれるわけですが黒田は「いやいや
知ってたよ」と。
さらにこの後、ただひこと言ったり、聡子をなつこって言ってあわてて「聡子」と
言い直して「なつひこくん」「篤彦だよ」。
このへんの会話ほんと三谷作品だなと思いますね。
ここぜひスクリーンで見て欲しい。丁々発止のリズムを。
要するに家族にとって黒田は最低の父親と思われてることはよくわかりました。
黒田はこのあと国民の暮らしをよくすることに考えてますが井坂から、K2ブランを
やめたらいいと言われる。
そもそもは黒田が幼馴染の建設会社社長である小野田にいい顔しようとして、中に
スーパー銭湯がある第二の国会議事堂を作ろうとしたのがこの計画らしく。
これやめたらかなり税金の節約になるようですね。
つーか議事堂の中に銭湯あるって、国会の中にサウナあるフィンランドじゃないんだからさ…。
そういうわけで黒田は小野田に直接会って金を返すわけですが小野田は当然あわてる。
間に挟まれてる井坂迷惑そう…。
でも黒田に「あなたを悪者にしたくないんだ」と言われて小野田ハッと気づきました。
中学の時も不良相手に殴りこみに行こうとした自分をたった一人黒田だけがそう
言って止めてくれた、と。
それであっさり小野田はK2プランの計画中止に賛同します。
まあこのあたりは映画ですから…。
井坂が驚いてるの笑えるな。
あと抱きつこうとしてる小野田を止める黒田、臭って言ってて面白かった。
さて次にやることは鶴丸官房長官をはずさせることでした。
5代総理大臣が変わる中彼はずっと官房長官をやってて権力を持ちすぎてるというわけですな。
なるほど。
何か仕掛けて自分からやめさせるしかないと。
それをやってくれるジャーナリストはいないか、という話をしていたところ黒田は古郡のことを
提案します。
自分が脅されてるのによく提案できるな。
あと井坂は、鶴丸を潰す上で総理側のやばいことを何とかしておく必要があるということで
先に謝罪会見を開きましょう、と言います。
つまりは失言とかを謝罪するってわけですな。
鶴丸は自分のところに話が来てないと激怒しています。
怖いですなあ。
で、謝罪会見が開かれてるわけですが。
容姿をバカにした女性記者に「あなたですね、すみませんでした」って言うけどここ、のちの
展開のヒントがありますね。
書いちゃうけど、本当に記憶をなくしていたら、容姿をバカにした記者は誰だったかなんて
黒田本人にしか分からないはず。
まあこのあとSMクラブに8回行きましたとか言ってたのは笑ったけど。
これにはSPもさすがにびっくりしてるんですね。
その夜、古郡が公邸にやってきました。
こいつさりげなく灰皿パクってんぞ…。
で、鶴丸を潰して欲しいという黒田。
自分は記憶を失ったと正直に話します。
古郡も昔は自分も政治部の記者だったけど、金に負けて記事を出さなかった、それからは
金で記事を書くことばかりしてるようです。
でも今回に関しては血が騒ぐのか知らないけど引き受けてくれました。
あと自分が脅されてる写真の支払いについても黒田、工面してるといってて、早くしてねと
古郡がいうのも面白かった。
さて。
アメリカの大統領がやってきますよ。
英語とかも全部忘れてしまっているので井坂、ミートゥーで乗り切りましょうって。
そっちできたかー。
最初はなんとか乗り切ったものの、翌日のゴルフがやばいらしい。
黒田はプロ級の腕だったらしいのですが、今はグラブ?クラブ?握り方もわからないらしい。
持ち方がおかしすぎて笑える。
バトンみたいに持ってたし。
で、影虎に事情を話して教わることになるのですが…。
ちなみに寿賀さんがキャディとしてついてくることになった。
ボール打つのわたわたしてて面白かったなあ。
鶴丸が忖度しろよみたいなこと言ってる。
あと大統領側のキャディさんから黒田、腹パンくらってんだけどどうもたらしこんでた
みたいですね。
SPに「腹パンされたのに守ってくれなかった」とか文句言ってる。面白い。
山の中に入ったボール捜してたら古郡がいた。
キャディに変装して鶴丸のことを探っているらしい。
このあとグリーンに乗ったボールの扱いに対して黒田、ちょっと鶴丸と口論になるの
だけど、SPは総理の言うことが正しいと思います、とちょっとフォローしてくれました。
問題はまだまだあった。
なんと黒田、大統領に自分が手料理振舞うことを約束してたらしいです。
できもしないことを大言壮語するやつだなあ。
帰宅する予定だった寿賀さんを無理矢理引き止めて料理作らせてごまかしてた。
ひでー…。
んで、アメリカンチェリーを食べながら語り合う場で、黒田ふつうに蚊取り線香に火を
つけてたの面白かった。
そういう庶民感が。
ここで黒田、井坂に促されて、アメリカンチェリーの関税引き下げは出来ません、と言います。
この国の農家を守る義務があると。
私ここで、先日のさくらんぼ食べたエピソードを言って欲しかったんですよ。
「直接食べる機会があったけどあれはおいしかった、ぜひあのさくらんぼを守らないとと
思った」くらいにはね。
鶴丸はアメリカの言うとおりにすべきとか言ってるけど。
ここで外相が「あの大統領次の選挙でどうせ落ちるから適当にやっときゃいいんだよ」的な
こと言うけども。
なんと大統領が日本語で話し出した。
この大統領、日系人で日本語もちゃんとできたんですね。
わからないだろうと思ってボロカス言ってた二人大恥ですな。
んで黒田、本題に入りましょうといったら大統領に「さっきのが本題だった」といわれた。
お前もいらんところで恥かいてんじゃないよ!
んでアメリカと日本の共同会見にて大統領が、彼は私の貿易の提案を拒絶した、と言うのですね。
鶴丸はこの会見を見て黒田をおろして次の総理を用意しようと秘書官に指示してました。
でも大統領続けて、それはとても素晴らしいことだといいました。
言いたいことをきちんと言い合える関係、本来こうあるべきだと。
ただ彼の作った鴨料理は火が通り過ぎてたけどねって。
テレビ見てた寿賀さんが「そんなことない!」と怒ってるの笑える。彼女が作ったんだもんね。
ともあれ会見は大成功で終わりました。
番場も大喜びです。
黒田が歩いてくると鶴丸がめちゃくちゃ笑顔で出迎えてました。
さすがですね、って。
ああ、手のひら返しするやつかこいつ…。
でも鶴丸は何かおかしいと思ったようで、黒田が入院していた病院の医者を連れてこいと
命じる。
ところが古郡の方が早かった。
鶴丸に関する決定的な証拠を手に入れたようです。
彼からの情報を手に入れた黒田は鶴丸と会い、宣戦布告をする。
真正面から言うのもなあ。
まあ今の黒田だからなんでしょうけども。
そんで黒田は自室でやっと、隠されていた写真を見つけた。
額縁の後ろに隠してありました。
それは、井坂と聡子の浮気写真でした。
まあある程度想像はついてたんでしょうけどね。
翌日黒田、クールビズメガネだと思うけど、アレの件はどうしますかと言われて中止と
言ってました。
そして鶴丸も真相にたどり着いたらしく黒田を呼び出した。
記憶喪失をタテに辞任するよう迫るんですね。
総理、記憶は戻ってますと言います。
鶴丸の秘書が出してきた大臣の写真を見て名前を言うわけですよ。
でも一人名前が出なかった。
知らないというと鶴丸がガッツポーズするんだけど、その人は秘書官の父だった。
そりゃ知らんわ!
つーかそういうひっかけをいれてくるんじゃない!
というわけで何とか乗り越えた黒田。
こんなこともあろうかと大臣の顔と名前覚えたらしいです。
今度は古郡のターンですね。
鶴丸の秘書官とあって「鶴丸は以前からヤクザとつながりあるよね」と話していたらなんと
鶴丸本人がきた。
こんなもんはたいしたことないという鶴丸に古郡はもう一枚の写真を見せます。
すると鶴丸の態度が変わった。
翌日。
アロハシャツで会見にやってきた鶴丸。
官房長官やめまーす。もう飽きちゃってー。
ずいぶんあっさり片付いたな…。
それだけ致命的な写真だったということなんですかね。
黒田も古郡から写真見せられています。
ヤクザとの黒い交際なんか問題にならないほどやばかった写真とは。
ゴルフ場でズルしてる写真でした。
ボールを別のとこに移動させてる写真ね。
ゴルフ協会の名誉会長勤めてる鶴丸からしたら、こっちが世に出るのがやばかったという
わけですか。
なるほどねえ。
さてさて。
普通ならこれで終わるとこですがまだまだ終わらない。
改造内閣に影虎を入れた黒田、SPにある人間を採用したいと言い出しました。
それはあの警察官。
彼はちゃんと約束を忘れてなかった。
まあ…井坂の方が口封じに極地へ飛ばしてたようですが。
この警察官もクセがある人間というか面白いですね。
総理のSPになれたとめちゃくちゃ張り切って仕事するんですよ。面白い面白い。
そんな中スキャンダルが明るみに。
井坂と聡子の浮気写真がすっぱ抜かれたのです。
古郡、金払わないから…って言ってるけど少しくらい待ってやれよ。
辞めようとする井坂を黒田は引き止めます。
まあ彼自身は知ってたわけだし、有能な秘書官を失う理由にはならないだろうしね。
私の責任だ、と謝る黒田も良かった。
で、許すから妻とは別れてくれ、好きなタイプなんだという黒田。
この後しつこく「好きなタイプ」って言ってて、もうそれはいいと番場に言われるのも面白かった。
このスクープが出ても世論を味方につけるにはどうしたらいいか。
一世一代の見せ場が始まりますね。(そんなたいしたもんじゃないけど)
黒田は山西に電話をかけてあることを頼みます。
番場は旅に出るとヤケになってる聡子をなだめ連れ出そうとするも、マスコミだらけで
外に出ることが出来ない。
寿賀さんに助けを求めたところ、なんと隠し通路があった。
すげえ…。
国会中継が始まりました。
ここで黒田は妻の浮気の記事を認め、すべての非は自分にある、妻にどうしても伝えたい
ことがあると言ってカメラの前で語り始めるんですよ。
やりなおそう、好きなタイプなんだって。
きみ一人幸せに出来ない男にこの国を幸せにはできない、といわれたらまあそりゃ
うれしいでしょうね。
皆が見てるのもいいね。
鶴丸、これを見てヤクザに連絡してスナイパー雇ってとか言ってます。
物騒だなあ。
で、国会のあと黒田、戻ってきた聡子と抱き合って一番盛り上がるところですよね。
演説の時にスリングショット使って玉飛ばしてきたスナイパーいたけど、SPが今度は
ちゃんと玉止めました。
あの元警察官が張り切ってスナイパー捕まえにいったのもいい。
そうして一連の騒動は治まったのですが…。
この後実は驚くべき事実が明かされます。
黒田は子供の頃の作文で、頭にサッカーボールでも当たれば性格が変わったフリして
やり直せるのにみたいなことを書いていたんですね。
番場がそれを黒田に言うと、最初は本当に記憶をなくしていたんだと語り始める。
もとの悪い総理に戻ることも出来たけれど、石があたったのをきっかけにしてやり直したかったと。
作文は国家機密になりました。
ま、特別に面白いってわけじゃないけど、言葉のやり取りとかいろいろ面白いなって
感じでした。
暇つぶしに見に行くにはいい作品だと思います。
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