多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→カイジ ファイナルゲーム


カイジ
ファイナルゲーム

1/15鑑賞

 面白くはあったけど、ラスト30分までカイジがほとんどゲームしないのがなんていうか…。
 勝負よりドラマを見せる感じで作ったのかなと思いました。
 あ、今までのしょーもないレビューはこちら。
 ・カイジ 人生逆転ゲーム
 ・カイジ2〜人生奪回ゲーム〜

 時は2020年、東京オリンピックが終わったあと日本の経済は急激に悪化し、物価は
5倍くらいに跳ね上がっていました。
 これマジでありえる展開だから笑えないよ…。
 で、弱った日本企業を外資が買収して、お店の看板が中国語とかばっかりになってるんですね。
 これマジで(以下略)。
 強盗とか起きてるけどこれ、某タレントさんのあの発言再現みたい…。

 で、カイジも労働報酬を受け取っていたけど、4000円くらいだった。
 これはさすがにないでしょ。
 いや日当なのかな…さすがに月の給与じゃないよね。
 カイジは所属している派遣会社の社長、黒崎に抗議するも、嫌なら辞めろで一蹴。
 杉山という名前の、具合が悪いにも関わらず子供のために懸命に働いている元時計職人の
人もいるんですが、そういう人らもとてもじゃないが治療なんて受けられないありさま。
 というか元時計職人に関してはオリンピック関係なしに今厳しいと思うんだけどな…。
 カイジの映画ではこういうちょっとしたことが伏線になるのはよくあるので、この方覚えて
おくといいと思います。
 そういうわけで不満を抱きつつ食堂っていうの、立ち並んでるとこにやってきたカイジ。
 缶ビール1本千円で高いと文句いってますが、誘惑に勝てず飲んじゃってるし。
 そんな彼に声をかけてきたのは班長。…誰?
 前出てきたっけ?(めっちゃ忘れてる)
 で、彼はカイジに金儲けを持ちかけます。
 それはバベルの塔というゲームでした。
 金持ちの娯楽のゲームで、ビルの屋上にほっそい塔を建てておき、その上にあるカードを
取ったやつは大金を手にするチャンスがある、というもの。
 でもそのビルは当日その場で発表されるので、どこに設置されているかはわからない。
 班長はカイジに「それがわかっているとしたら?」と持ちかける。
 おそらく黒幕に依頼されてのことでしょうね。
 カイジはその作戦を受けることにします。

 で。
 ゲームが始まり参戦するカイジですけども、発表の場にいて走っていかなくても、最初から
発表前のビルで待機しておいて、人がそこそこやってきた頃にうまいこと近道見つけた
フリしてやればよかったのに。アホだなこいつ。他の人が気づいちゃうリスクあるから
先に待機しておくほうがいいと思う。
 ともあれ皆が塔に群がって上り始めてる中、徒党を組んでカードを取ろうとする者、
ドローンで取ろうとする者などいます。知恵絞ってますね。
 で、カイジは隣のビルの上から鉄骨渡してその上を行くことに。
 アホなんかなこいつ。もうちょっとなんかいいもの用意しとけよ。
 なんで俺はまたこんなことやってんだとか絶叫してるし。
 そうだね、2つ目の映画でデスノコンビでチャレンジしてたもんね。
 当然カイジの動きに気づいたやつがいて妨害してきます。
 落ちたら死ぬとか叫んでるけどだからもう少しまともな方法考えなさいって…。
 ヤケクソでカイジ飛ぶも、カードにかすっただけで落下。
 カードを手にしたのはあの徒党組んでた子らでした。
 しかしカードは起動しない。
 スタッフらがやってきて、これは指紋認証であり、最初に触った人に権利がある、ということで
それはカイジでした。
 こういうところ、運は持ってるよね。

 ところが。
 カイジはお金より情報を選択した。
 これには見ていた班長も「え!?」です。
 というかこの班長このあとまったく出てこなかったけど、この話は結局どうなったんでしょうね…。
 
 その頃国会議事堂の前では、仕事をよこせという人たちのデモが起きていました。
 さらに、何大臣だったか、ギャンブル狂いなのが発覚。
 高倉という秘書官が自分とジャンケンしてまけたらやめろとか言うてるんですな。
 3回のジャンケン勝負で、一度はグーを出さないといけない。しかもそのグーは金の
玉を握る。このグーで勝ったら金はもらうことが出来る。
 まあ負けるに決まってますわな大臣が。
 というわけで、デモをしていた人らは大臣辞任のニュースを見る。
 グーしか出さなかったらしいよ。
 アホですね。
 
 そんでえーとなんていうんですっけ、識者だっけ、要するに各界の重鎮が集められて
これからの日本について話をしているのですが、消費税を上げればいい、という意見に
対して、そういうのは今は逆効果だからやらないほうがいい、と高倉は提案。
 税金あげたところで支払える人がいなきゃどうにもなんないですからね。

 さてカイジは、情報を受け取るためにある屋敷に。
 そこには、加奈子という大阪でのゲームの勝利者が先にきていた。
 つかこの子の場合、カードがばら撒かれる方式でたまたま目の前に当たりカードが
降ってきたというだけらしいので、運はあるだろうけどゲームに強いかというと…。
 それに運をそこで使い果たしたともいえるわけで(私どちらかというとこっちの考えのほう)。
 なお彼女もお金より情報を選択したからここにいる。
 その理由は、各地で大金を手にした勝利者がそのお金目当てに殺されていたから
でした。
 そりゃそうでしょうな。
 情報だったら手に入れてもうまく売らないとどうにもならないし、そもそも売れる情報
かもわからないわけだしね。
 すると、秘書の廣瀬につれられて東郷という人が入ってきた。
 彼は、今政府は極秘裏に動いていて、国の借金を相殺するために国民の預金封鎖を行い、
新しい通貨を発行するつもりであるという話をします。
 要するに今持ってる金がただの紙切れになるってことですね。
 問題なのは政府の連中とエリート層が新しい通貨に先に切り替えて資産の保全を
はかろうとしていること。
 そのプロジェクトの中心人物が高倉という男だそうです。
 東郷は自分が余命わずかだと知り、この国のためにつくしたいと思い、ゲームの勝者で
情報を選んだ者を集ようとしていたようですね。
 高倉でも国の政策の決定を勝手にすることは出来ないから、預金封鎖が行われる前に
政治家に賄賂を渡して政策に反対するようにしたい、それには一千億は必要だが今
東郷の資産は500億で半分足りない、それをカイジらに稼いで欲しいということの
ようですね。
 お礼はするといわれて加奈子は二つ返事で引き受けてる。
 こいつアホやな…。
 で、カイジはそんなばかばかしいことはしないというも、このプロジェクトに関わって
いるのは帝愛の人間だといわれる。
 カイジにとっては因縁のある相手だから見過ごせないですわな。
 んで金を稼ぐゲームの相手が黒崎だった。
 黒埼もまた、エリート層として勝ち逃げしようとしている人間でした。
 カイジ、この勝負を引き受けることにします。

 そのゲームとは最後の審判、人間はかりというものでした。
 同じくらいの資産がある人間が、まあ要するに人望とかカリスマ性を競い合う
ものですね。
 友人知人やスポンサーがどれだけいるか、裏工作どんだけできるか、そしてその場の
観客をどれだけ引き込めるかにもよって違う。
 勝者は相手の資産をそのままうばいとれるというわけです。
 てかこれ金持ちでやりたがる人いるのかな…負けたら資産失うよね。
 小金持ちがやるみたいな感じなのかな。
 最終の、観客が支持するほうに金を投げ込むやつは、台座が高くなってるので
結構こぽれるみたいですね。
 下に落ちたのは開催側の儲けになる、と。
 なお下見は不可能だそうです。
 なんか調整にも時間がかかるらしい。
 そういう話を廣瀬がしてるんだけど、いちいち加奈子うぜーわこのキャラ…。
 また、ドリームジャンプというのがあるらしい。
 こっちは10人中9人が死ぬというゲームで、もともと自殺志願者を集めていて
一発逆転目指すものらしい。
 趣味悪いですよね…。
 てかカイジら見学できるとはいえよく行く気になるな。私だったら絶対にやだ。

 どのゲームもネット中継されてるらしくて、ワクワクしながらこのゲーム見てる
高倉も趣味悪いわー。
 あとカイジで見てたのに気づく高倉ですが、なんか見覚えあるような雰囲気出してた
けど接点ありましたっけ?
 黒崎が知ってるのはわかるけども。
 
 さてカイジは東郷らとともに作戦を立てます。
 弟が50億円の資産価値がある土地を持ってるけど、これは娘の名義になっている
ので、まず黒埼側にばれて小細工される心配はないらしい。
 ほか堂本という昔からの友人がいて、黒崎になんかされないよう安全な場所に隠れて
もらっているそうです。
 ……なんか絶対裏切るフラグある気がする。
 廣瀬がカイジだけに、実は東郷には愛人がいて子供がいると言うんですね。
 3年もいるからよく知ってるとかいうけどたった3年でそこまで知ってるもんなん?
 てかこいつも裏切りそうだなあ、とこの時点でのメモに書いてらぁ…。
 ま、基本カイジって皆裏切るから!(暴言)

 東郷は突然二人を捨ててしまったが、絵画を贈っていてその絵画を手に入れることが
出来ればかなりの資産になるらしい、と言う廣瀬。
 でもなあ。
 まあカイジとしてはお願いして譲り受けることが出来ればということで、その愛人を
探すことにします。
 てか本当に愛人が突然捨てられたのなら、その絵画もうとっくに売り払ってんじゃないの。
 ドサ街って言うんですっけ、そこにやってきたカイジは愛人の話を聞きます。
 東郷はその愛人と出会ってからまともになった、と知ってる人がいるんだけども、その
愛人は子供を残してもう死んでしまっていると。
 その人もそこまでしか知らないんですね。
 そういう話をしていたら高倉が乗り込んできて、ここらは立ち退き場所になってるからと
強引にホームがレスな人たちを追い出してしまった。
 この後戻ろうとしてたカイジ、いきなり車に轢かれかけます。
 拉致したのは、バベルの塔ですんでのとこで大金取り逃したあの連中でした。
 
 てかカイジが驚くどころか逆切れしてるの笑ったし、ドローン操ってた人が、「俺の
下につけてやったんだ」と言われて「え?」てなってるのも笑える。
 多分仲間としてつるんでるつもりだったのに、部下扱いされててビックリしたんだろうな。
 ともあれ彼らは、匿名で「カイジは優勝した大金を持ち歩いてる」と情報が入ったので
襲うことにしたらしいです。
 それに対してカイジが、大金持ってるわけないし、顔も隠さずに襲ってどうすんだお前等、と
逆切れですよ。笑える。
 んでカイジは彼らを仲間に引き入れることにします。
 ツールは多いほうがいいですからね。
 てかオヤジの工場がつぶれて立て直すには金がいる、と言ってるわりに身なりはいいし
ドローンの人もドローン買える金はあるんだね…。

 黒崎の派遣会社では杉山が仕事を下さい、と言うも社員に怒鳴りつけられていた。
 人手不足なんじゃないのか…。
 そこにやってきたカイジ、杉山に声をかけます。
 あなたにしか出来ない仕事がある、と。
 
 カイジは東郷にちょっと話がある、と持ちかけていました。
 この時点で彼には勝利へのプランがあって、その途中途中で失敗したときのための
サブプランもあったんだろうなあ。
 カイジは確かにギャンブラーとしてはドクズだけど、作戦を立てるポジにつけたらこれほど
頼もしい人いないと思います。

 さて、いよいよ最後の審判ゲームが始まります。
 この時点で映画残り時間が1時間半くらいあったからちょっとビックリした。
 いやもっとそれまでに起きるのかなーとか思ってたんですけどね。
 黒崎、カイジを見て自分は一条や利根川のようにはいかない、と言います。
 それ敗北へのフラグですやんか。

 ここで黒崎、東郷両者ボディチェックを受けていて、東郷はスマホを持っていたのが
ひっかかって加奈子が持っててあげるとかいってます。
 これ秘書に渡さなかったから何かの伏線なんだろうなあ、って。
 
 ルールが開示されました。
 12時から17時までの5時間勝負(資産計算で時間がずれたので、12時10分から17時10分までに
変更)
 時間内に投下された金貨は有効
 ルーレットを回して友人とか支援者とかいろいろ選択して資金を持ち寄ってもらう
 そんで途中どちらが重いか計測する
 台座の中に入らず落ちたのはゲーム主催側の取り分

 こんな感じですかね。
 なお最近の換算が適用されるとのことです。金の換算ルートとかいろいろ。
 現時点では00億ほど東郷の方が有利なのですが…。
 
 東郷は見ている人たちに、自分は派遣業として頑張ってきて、東郷の会社にたくさんの
派遣社員を派遣したのに、業績が悪化したということで一方的に切られた、生活苦で
自殺した人もいますと訴えかけます。
 いや、業績悪化で派遣切るのはあるし、次の仕事をあてがわなかったから自殺
したんじゃないの。
 冷静に聞くと黒崎の話おかしいよ?
 
 東郷は、確かに自分はいままであくどいこともやってきたけど、真剣に国のことを
憂いているし、生活苦で自殺といった事実はないと言います。
 いうても正直に全部言えばいいってもんでもないですけどね。
 黒崎がピンはねしてる件についても実際に金額をいった方がいいと思う。
 カイジはわかってるわけだし。
 そういうとこヘタだなあ。

 さてルーレットで友人が選択されたのですが。
 黒崎のところにはどんどん友人が駆けつけてくる。
 カイジは、これは皆派遣社員で、解雇されたくなければ金作ってこいと脅された
だけだな、と見抜いていました。
 さすがだ。
 東郷の方は友人が象牙とかサンゴ持ってきてくれたのですが、資産として換金
できないという結果に。
 ああ…登録されてないブツですか…アホなんかなこの友人。
 てかおい誰だ今「異議あり!」って言ったやつ。逆転裁判じゃないんだぞ!
 カイジか!
 そして東郷の信用できる人間、堂本がきたのですが…。
 彼は黒崎にベットしました。
 会社が粉飾決算してたのを黒崎にかぎつけられ脅されたようです。
 なんだ、家族でも人質にとられたのかと思ったけど。
 てか東郷の友人くらいだったらそういう脅されそうなこと潰してると思ってたけど脇が
甘かったようですね…。
 これはやばいですね。
 黒崎はそういうゲームだろ、と言ってます。
 まあ確かに。
 さらに黒埼、いつの間にか司会押しのけてなんか仕切り始めてるしなあ。
 観衆の心をがっつりつかんでしまいましたね。

 さらに銀行も、10奥の融資を約束していたのに、出してくれるのは三千万だけ。
あれだけ東郷に世話になっておきながらいざとなるとこれかぁ。
 一度目の計測ではかろうじて東郷が勝ちましたが油断できませんね。
 そして家族の項目になりました。
 なんと黒埼、3日前に結婚していた。
 カイジは、どう見てもこのゲームのための結婚だろ、というけどもそういう手を使っては
いけないってことはないからなあ。
 この子も資産持ってる上に、「たった110億しか出してもらえなかったのー」とパピーからの
小切手が。
 おいおい…。
 東郷の弟が駆けつけてきて、50億の資産価値がある土地の権利書だ!というも観客は
シーン。
 確かにね…さっき「たった110億」を見せつけられたんで…。
 テレビで芸能人が豪華な食事食べるのみながら納豆ご飯食べる、的な(納豆ご飯に
罪はないだろうが!)。

 ところが50億あるはずの土地の価格がめちゃくちゃ暴落してるんですね。
 黒崎によると、政府がたまたまその土地の周辺にゴミ処理場を作ることを発表したため
ついさっき価格が暴落と。
 絶対政府に黒崎と組んでるのがいるよなあ。
 まあ高倉なんでしょうけど。
 カイジ、これはまずいと感じ始めます。
 土地の情報やら堂本のことやら、誰かがこっちの情報をもらしてるやつがいる、と
いうことで振り返ったら、廣瀬が胸のバッジその場においていなくなってました。
 わあーわかりやすーい!

 そんで廣瀬が絵をもって現れました。
 カイジも東郷もあーってなってる中で、加奈子だけがわかってなくて、何?何?とか
言ってるし…。
 
 この廣瀬が黒崎に全部情報を流していて、カイジを襲わせたのも廣瀬でした。
 いうても仲間になって戻ってくるのは計算外だったでしょうけども。

 廣瀬は、母を捨てた東郷を絶対に許さないといい、この絵画を査定に出して全額
黒崎にベットしてやると言います。
 あんたさー…。
 なぜ母親がこの絵を大事に持っていたか、というのは考えなかったの。

 黒埼も、どんな名画だろうなーワックワクといった感じで待ってます。
 愛人を捨ててその息子に裏切られて自業自得だねーとか言ってるのうぜえ。
 黒崎は東郷の弱みを調べてる過程で廣瀬が愛人の息子だと気づいたようですね。
 東郷は気づいていたんだろうか…気づいてない感じっぽいな。
 てかこの絵、廣瀬母が大事に持っていた経過を考えるとさぁ…。

 というわけで査定額が出たのですが。
 スタッフあわてています。
 そう、この絵には資産価値はありませんでした。
 額縁の代金として半分くらいの金のコインが。
 カイジも知ってたようですね。
 この絵は東郷が描いて廣瀬の母、ヒロミに贈っていたのでした。
 これから生まれてくる子供を想像して、その子を抱くヒロミの絵でした。

 たまたま仕事先で立ち寄った小料理屋、そこの女将がヒロミでした。
 東郷は心を通わせていくようになります。
 ホームレスの人が言ってた、愛人に会って変わったというのはこれでしょうね。
 そして東郷は奥さんと別れてヒロミと暮らしていこうと思っていたのですが、ヒロミは
妊娠がわかると同時に行方をくらまし、さらに、廣瀬を生んで亡くなってしまったらしい。
 元々からだが強いほうではなかったから、と。
 それからずっと廣瀬のことを探していたらしいです。
 というか東郷が手をつくしても探し当てられなかったってどういうことなんだろうね。
 子供ひとりどこかで生きてれば手がかりあると思うんだけど。

 ともあれ黒埼、なんの価値もないと知り廣瀬にクソの役にも立たないと手のひら返し。
 わあー態度変えるの早いなー…。
 
 カイジは廣瀬に、今の東郷の話が本当かウソか、3年そばにいたお前にはわかる
はずだ、と言います。
 3年の間に何度でも復讐の機会はあった、それでもしてこなかったのは、そばにいる
うちに、本当にこの人が母親を捨てたのかわからなくなったんじゃないのか、と。
 そんで、その半分のコインをどっちにかけるかは自由だというカイジ。
 廣瀬、母ならきっとこうしてた、といいコイン投げます。
 おい…東郷の台座に入れないのかよ。
 どこに投げたよお前。
 そこは東郷の台座に入れるとこだろうが!!!
 フラグを折るんじゃない!

 で。
 なんやかんやで二回目の計測では完全に黒崎逆転です。
 ざっと600億は集まってるから、100億くらいは稼がないとまずい。
 ここで観客がコインを入れる時間です。
 …なんで黒崎が仕切ってんの?
 ともあれ、コインにはナンバリングがしてあるから、どちらに誰が入れたかわかる、
勝者には倍になって戻ってくるという話をしています。
 まあ誰もが黒崎にベットしますよね。
 あと加奈子がいろいろうざい。
 カイジは最後まで俺は戦う、ひっくり返すために俺がいるんだ、と言いあの仲間達を
呼びます。
 そこにはゲームのための資金が。
 万が一のために東郷に頼んでカイジは10億ほど用意してもらっていたのでした。
 やはり先を読んでいましたね。
 ゲームの残り時間はあと30分、これを10倍にするとカイジは出て行きます。
 廣瀬迷ってたけど東郷に、無理をしなくてもいい、と言われいくことにしました。
 
 ところが外に出てみると主なゲームは終わっていた。
 こっちも黒崎が手を回してカイジが資金を用意できないようにしてたんですね。
 こいつも読んでたか…。
 と、遠藤がやってきた。
 この人もゲームを楽しむためにきたらいつもより早く終わってしまっていて、あの
バンジーしか残ってなくて見る気しなくてここにきたらしい。
 遠藤はカイジに、あんた絶対やめときなよ、バンジーやらせて殺すつもりだよと警告。
 こっちも修羅場くぐってきただけあって理解してますなあ。
 当たり番号を知らない限りは無理だねという遠藤。
 おおーっとざわざわきました!
 なんか気づいたカイジ走っていきます。
 で、加奈子はゴミ確認しにいくといい、廣瀬は機械を見に行くという。
 その加奈子を遠藤は呼び止めました。
 
 カイジはバンジーのとこにいって、もう終わりだというスタッフへ10億ベットするから
自分ひとりでやらせろと言います。
 そこのスタッフは、ここしかなかったらカイジは来るからなんとしてでも殺せと黒崎から
言われており、断る義理はないのでカイジの挑戦を受ける。
 今の時点では確率的に1/10ですね。
 黒崎は報告を受けてシメシメって感じ。
 で、自分の台座にコインを入れてた連中に、もうやめろ俺に入れるなと言ってます。
 自分の取り分が減るからと。
 ああ、コイン入れれば入れた分だけ勝てば倍にして返さないといけないから、取り分が
減りますね確かに。

 カイジ、選ぶフリをして加奈子を待ってますねー。
 廣瀬は機械室見て、あのバンジーのやつの電源を切った。
 実はこのバンジーは挑戦者が選んでからあたり番号を決めることが出来る仕組みになって
いたのでした。
 おそらく金持ちを適度に勝たせたり負けさせたりするためでしょうね。
 こういう仕掛けはやばいんじゃないかと思うけど…。
 ともあれ、それを出来なくさせたわけです。ここらあたりは遠藤の情報でしょう。
 そのため、前回と同じ当たり番号になってしまった。
 その番号は9番。
 
 スタッフはリセットできなくなって慌てふためいてますけど、このゲームの責任者は、
カイジは殺せといわれてるし万が一生き残っても黒崎の破滅につながるなら自分に
とっては問題ない、ということで続行を指示。
 まあ幹部といえども足の引っ張り合いなわけですね。

 加奈子がやってきて廣瀬とともに強引に中に入り、下からカイジに当たり番号を
教えようとするが、声が届かない上にスタッフに取り押さえられそうになる。
 口の形からカイジは、9か10だと見当をつけます。確率が1/2になりましたね。
 10でいこう、とカイジ言ってます。
 あー…。

 というわけで黒崎のとこには、カイジもう死ぬってよと連絡が届きました。
 ニコニコしてますよ。
 俺の勝ちだーと宣言する黒崎。
 東郷倒れました。
 おいおい。
 ところがそこにカイジが入ってきた。
 東郷を運んでくれとスタッフに指示。
 てか人が運んでいくのかよ。担架くらいないんか!

 実はカイジ、直前で番号を変えたのでした。
 9か10かわからない状況で、加奈子が後ろ手で、「キュー」のポーズをしていたんですね。
 加奈子は実は出会ったときから「はい、キュー!」(カメラが回る合図)を口癖のように
言ってて、そのポーズをカイジにしてみせた。
 それで9だとわかったわけです。
 あのウザいのがここで役に立つとは…。
 なお当たり番号を突き止めたのは、捨てられている番号の中にない番号を探したのでした。
さすがですな。
 
 しかし時間はもう17時10分を示しており、ゲームは終了だと黒崎は言います。
 カイジ、時計を見て「あと5分ある」と。
 皆が手元の時計を確認するとまだ17時5分でした。
 うん、説明はいいから早く持ってきた金入れようぜ!
 入れながらでも説明できるやん!

 ただカイジ以外入れることは出来ないという黒崎ですけども、ここであのドローン
登場ですよ。改良して金塊を運べるようにした。
 投げ入れる権利を譲渡したということでこいつらでもできると。
 んで観客にも「こっちにコインを投げ入れてくれ」とカイジは促します。
 運ばれる金塊と投げ入れられるコイン。
 
 黒崎がここで、今コイン投げ入れるの認めてやる、入れたやつは正社員にしてやると
言ってたけど、自分が負けるかも知れないのになんでそういう対応するのかはちょっと
わかんなかったな。

 あと坂崎っていうおっさんもきた。
 ああ、一緒にゲームする相手でしたね。一条のとこのパチンコで負けてた。
 そういうわけでどんどん入れていってタイムアップ。
 東郷は倒れたので変わりにカイジが体重の調整をしてはかりに乗ることになりますが。
 黒崎の方が重かった。
 ところが。
 あのゲーム用の時計の針が動いたらそこに入ってたコインがころころーと入ってきて
カイジの台座に入るんですね。
 それでも黒埼の方が重い。
 と、かけた半分のコインが転がり落ちてきてカイジの方が重くなるんですね。
 そこまで変わるかって感じだけどまあそこは演出で…。

 カイジは、お前がバカにしたこの半分のコインで勝ったといいます。
 で。
 時計に関しては、普通これだけでかい時計があると皆手元の時計を見ないから
その心理を利用したと言う。
 いつの間にか時間を進ませて油断させる必要があった。
 そこでカイジは杉山さんに頼んだんですね。
 このゲームはメンテがいろいろ必要であること、専門家が調整に必要なのを逆に
利用して、時計職人である杉山とともに仕掛けを考え、清掃スタッフとしてもぐりこんだ
杉山が点検として時計をメンテしてる時に仕掛けを設置、カイジが時間を稼ぐために
出て行くと同時に観戦客として紛れ込んでいた杉山が仕掛けを作動させる。
 時計は少しずつ早く進み、5分のタイムラグを生んだ、というわけです。
 すばらしい。
 このトリックはすごいなと思いました。

 カイジは、哀れだな黒崎、お前がコケにして足蹴にしていた派遣社員に足元を
すくわれたんだよ、まさに自業自得、と東郷に彼が言ってた言葉まるっと返してます。
 こういうの好きです。
 
 今までカイジに負けた面々見てきたけど黒崎はどうするのかなと思ったら
カイジ死ね!と結構ストレートだった。
 
 というわけでゲームは終わったのですが。
 高倉がいて、預金封鎖は止められない、一日前倒しで政策は決定したというわけですよ。
 あーあ。
 このゲームは国民の目をそらすいい当て馬になったわけですね。
 さらに東郷が病院で息を引き取ったという知らせが入ってきます。
 一千億今手にしても何の意味もなくなってしまった。
 すると、加奈子が持っていた東郷のスマホに着信がありました。
 非通知設定になってますな。
 誰でしょう。
 出たカイジ、お前やっぱりラッキーガールだ、と加奈子を褒めてます。
 あーその設定忘れてた。

 その頃政府の大臣らがスーツケース(預金封鎖のための新紙幣が資産分入ってる)を
持ってウキウキで隠し場所に向かっています。
 パスワードが2つあって、倉庫の入り口、さらに金庫かな、中に入るために必要なのですが、
2つ目があかなかった。
 連絡を受けていた高倉のところにカイジが入ってきました。
 実は東郷は政治家に賄賂を贈ろうとはしておらず、あることに金を使っていました。
 彼自身も資産を確保してもらえるリストに入っていて、パスワードをもらっていた一人
だったのだけれど、新しい紙幣を作る印刷局に金を渡して、この隠し場所のパスワードを
変更させていたんですね。
 んでカイジは正しいパスワードの封筒が欲しければ預金封鎖を廃案にしろ、と高倉に
提示する。
 封筒を無理に奪ってもパスワード全部はカイジの頭の中にあるらしい。
 そういうの記憶できる記憶力はあるんだ…。

 カイジはじゃんけん勝負を持ちかけます。
 ただし高倉は強いから、3回のうち一度でもカイジが勝てばいいということにする、と。
 高倉はそれではカイジが有利すぎるからあいこの場合でも高倉の勝ちにすると言います。
 …それだとカイジが不利じゃね?
 1/3の確率でしか勝てないけど、高倉は2/3の確率で勝てるんだからさ。
 あと3回のうち1回は必ず金の玉を握ってグー出すルールも、高倉これで相殺できる
上に勝てるから有利だし…。
 ともあれカイジはそれで勝負を受けた。
 てか私これ、後ろにいる部下が何か合図を送っている(カイジが玉を握ってるかどうか)かと
思ったけど、さすがにそんな低レベルの小細工はしてなかったわ。
 高倉の場合、玉を握った筋肉や肩の動きで見抜いてただけでした。
 1回負けるごとにパスワードを渡さなくてはいけなくて、1回目倉庫のパス、2回目、出入り口の
パスを渡すことになったカイジ。
 まあご想像通り、3回目はカイジが勝ちました。
 カイジは筋肉の動きとかで読むのを見抜いて、玉を持っていたフリをしてたんですな。
 ともあれそれで最後のパス(預金が入ったトランクのパス)は守り抜いたーと加奈子ら
安心するも。
 高倉いわく、トランクのカギは1日後に自動的に開くようになっているからパスがなくても
問題ないのだと。
 殴りかかろうとするカイジ止めてる警備員が完全に逃走中のハンターですやん。
 高倉はカイジに、お前等底辺はなんでも力で解決しようとするな、と言って去っていきます。

 加奈子と廣瀬が絶望する中、カイジだけは笑ってました。

 翌日、政府によって預金封鎖のニュースが流れ、国民はあわてて金融機関にいって
お金を下ろそうと大パニックに。
 てか不景気になってもまだ銀行使う人いるんだ。使う価値なくなりそうですけどね。
 
 政治家どもはワクワクでトランクをあけて、新通貨に大喜びしてるのですが…。
 札束は表だけ新紙幣で中身は旧紙幣のままでした。
 
 高倉はどっかのスタジアムにきてました。
 そこにはカイジの姿が。
 トランクの中身をやったのは東郷から金で頼まれていた印刷局の人達でした。
 まあこの人らも自分の資産はそのままで政治家だけがって思ったら協力するわな。
 カイジとしてはゲーム吹っかけたのは、パスを2つとも奪えば勝ちだと高倉に思わせ
たかったからでした。
 トランクが自動的にあくのも東郷から話を聞いて知っていた。
 だから高倉としてはトランクのパスは捨てて2回勝てばいいという思いでくるだろうと。

 スタジアムに設置された大画面では、政府による預金封鎖はウソとのニュースが
流れていました。
 デマだったということにしたわけですね。
 自分らの資産を守るために。
 とんだ茶番でしたな。

 さらに政治家どものこの動きも全部隠しカメラで撮影されてて、ネットにアップ
されてました。
 彼らは全員辞任を余儀なくされるでしょうね。

 高倉、カイジを殴ろうとするけどこいつもなんやかんやで力に頼ろうとしてるやん…。
 この国を救おうとしたんだという高倉にカイジは日本とは俺たちのことだ、誰が何に
ベットするかは自分で決めるといいます。
 勝負するかしないかは自分で決めることだ、と。
 そして去っていくカイジ。
 傘拾ってけよー!!!

 東郷が会合に使った屋敷の前にて。
 協力した連中に政治家の資産が入ったキャリーが渡されてます。
 ほんじゃあの政治家のトランクの中の金って適当に抜かれたもんなんかな?
 でないとおかしいもんね。
 で、加奈子とカイジと廣瀬が残って。
 ある大臣のトランクと総理大臣のトランクどっちがいるかって加奈子がカイジにいい。
 カイジは大きいトランク、総理大臣のトランクを選んでました。
 ろくなことになんねーぞお前。
 廣瀬はこれから自分の生きる道を見つけていく、と言ってました。
 ここで少し笑ってたの良かったね。

 さてカイジは豪華にご飯を食べまくってます。
 まあ気持ちはわかる。
 金はいくらでもあるからーと生ビールのおかわりを要求。
 そしてトランクをあけると。
 中身はミネラルウォーターでした。
 あーあ。
 そうです、加奈子が遠藤に呼び止められた時彼女は情報料を要求していた。
 加奈子が取り分は決まってるというと遠藤はカイジの分があるでしょ、と。
 ただしカイジにもチャンスをあげるというわけで、どっちのトランクを取るかためさせたわけです。
 で、カイジは大きいトランクをとった。
 こりは遠藤とのギャンブルでもありました。
 つーか遠藤相手だと負けるなあカイジ。
 なお総理大臣のトランクに入ってた金は加奈子が自分のバッグに詰め替えてました。
 やるね。
 カイジ、やけになってきたビールを「キンキンに冷えてやがるー悪魔的だー」と言って
ました。
 CMで見たシーンここかよォォォ!!

 うーんと。
 今までの話に比べたらゲームよりドラマ重視でちょい物足りなかったかな。
 作者さんどこに出てたかわかんなかったよ。
 てかスタッフさんに泉谷しげるって人がいたけど同姓同名なのか本人なのか。
 EDで東郷の遺品から、息子を想像して書いたであろうスケッチブックが出てきたのは
良かったですね。



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