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神在月のこども |
10/26鑑賞
やっっっっと見れました。
物語としてはちょっと物足りない部分もありましたが、私はこれ後半のある部分を
鬼滅の無限列車のとあるシーンと正反対だなと思いながら見ていて、そういう意味では
楽しめました。(パクリとかそういう意味ではないです)
あと面白いのが、出雲の人々とそれ以外の地域の人々との、神様への思いの違いと
いうかそういうのも描かれていたように思います。温度差ってやつですね。
私は出雲側の人間ですから、神様を大切に思う気持ち、敬う気持ちってよくわかるん
ですが、他の人からみたら、初詣に神社に行くくらい、ですもんね。それは仕方ない。
…てかコナンの声優陣多いな!
物語はある女の子が子供の頃の夢を見ているところから始まります。
母親と一緒に森の中を楽しく走っていたはずが母親だけ先にいってしまう…。
そんな夢を見て目がさめたのが授業中っていうベタベタな。
気持ちはわかる。
彼女の名はカンナ。神無月から名づけられたのかなーと思ったけどやっぱりそうみたいですね。
(後でわかる)
授業ではたまたま神無月の話をしていて、出雲では神在月と言う事、今でいう神様の
サミットが開催されるという話が。
そうだよ、 SUMMIT OF DIVISIONSだよ。(それヒプマイや。神様がラップバトルしたらいやだろ)
ちなみに何かの試験でこの旧暦の問題が出た時、10月について一般的には神無月ですが、
島根では神在月であるため、神在月と書いた生徒が続出し、その後旧暦でも10月は
問題に出さなくなったとかなんとかいう話を風の噂に聞いたことがあります。
出雲には神在月に神様が集まって密になります。
今年は確か神迎神事は11/14ですね。
それにあわせてこの映画で企画された旅行ツアーがあるはずですが。
この授業の時に、カンナの足に何か黒いモヤモヤが表れるんだけど、ここシーンがちょっと
わかりづらかったな。私は誰か別の子の足に現れてるのかと思った。
(この後体育の授業で何々さんがいませんって言ってたから、その子がとりつかれてどっかいったのかと)
先生に注意された後のカンナから、カメラが足元に下がっていって、そこにモヤモヤがあると
いう風にした方がわかりやすかったのでは。
体育の授業に、今度開催されるマラソン大会の練習をしているようだけど、カンナだけ
様子がおかしい。
練習を欠席してました。
先生も友人もなんかわかった風だったので何かあるんでしょうね。
その後うさぎ小屋でシロという名のうさぎを世話してる時にも黒いモヤが表れてました。
友達はカンナに、一年しかたってないんだからマラソン無理しなくてもと声をかけています。
でも彼女は父親が見に来ると張り切ってるから、と答えてました。
あと、ぜんざいを食べて帰ろうみたいな話してるけど都会の小学生は金もってんなあ!
しかも寄り道できるんだ。いいねえ。
このあとスーパーに寄って買い物して帰宅したカンナ。
父子家庭にしても買い物までするとはしっかりしたお子さんですね。
虚勢張ってる部分もあるのかな。
仏壇があって夢に出て来た母親の写真が飾ってあることから、母親が亡くなったこと、それが
一年前でカンナの何かトラウマに関係してることがわかりますね。
あと勾玉のブレスレットが遺品としてそなえられていた。
ここでまた黒いモヤ沸いてきたけど後から考えたらこの勾玉のブレスレットがあるなら
この部屋にわくのはおかしいのでは…?(勾玉は神具だったので)
まあともかくとして。
父親も気を使ってるのかマラソン大会のためのシューズを新調したりしてくれて
頑張ってるんだなと思う。
ただサイズがちょっと小さかったようですね。
この時期ぐんぐん成長するもんね。
マラソン大会の日になりました。
何事もなく走るカンナだったけどゴール前でトラウマがよみがえり走ることをやめてしまった。
そんなカンナに父親が駆け寄り、何位でもいい、ゴールすることが大事って母親も言ってたろと
声をかけるのですが、カンナはそんな簡単に言うなと言って走り去ってしまう。
雨も降ってきました。
カンナはいつも帰宅帰りに立ち寄っていた神社に行きます。
まあ気持ちはわからんでもないんだけど、まずここに至るまでの母親との思い出がほとんど描かれて
ないので、この時点でカンナ何いってんだって気持ちになっちゃうのが残念だなあ。
もう少しだけエピソード書いてもよかったと思う。
物語のきっかけになる部分のエピソード出し惜しみしたら感情移入できないまま話が進んで
しまうからねえ。
ともあれ彼女はたまたま持ってきていた勾玉のブレスレットをはめるのです。
すると時が止まった。
さらにウシの神様が現れた。
彼女にしたらバケモノでしかないわけですからビビります。
しかも助けてくれたと思ったヤツが鬼で、その神具を外せとか言ってくるし。
これ夏目友人帳の夏目だったらグーでブン殴ってるとこだぞ。
その鬼に体当たりしたのがうさぎでした。
…おかしいな…ここだけファンタジーみたいな世界になってるぞ…。
うさぎはカンナにそれを外してはダメだと叫びます。
話の展開が急すぎてついていけないよ。
整理しますと。
鬼は夜叉という名前で、韋駄天のポジションを狙っていた。
その韋駄天というのは神の使いで神在月の神迎祭にあわせて出雲へ馳走を運ぶ大変
名誉ある役目である、カンナの母やよいは先代韋駄天であった。
そういうとこですかね。
そして夜叉の一族は先祖が韋駄天に退治されたこともあり韋駄天とずっと張り合ってきたと
いうわけですか。
どうでもいいが着物の前ちゃんとしめろ。(ファッションンンンン!!!!)
んでウサギについては、カンナを守るために顕現した因幡の素兎が学校で飼ってる
ウサギのシロの体を借りたということらしいです。
はい説明終わり。
で、シロとしてはカンナに神の馳走を運ぶ役割をして欲しいということでした。
いやたまたま彼女はブレスレットはめただけなんですけど。
おい、キュゥべえですらちゃんと契約の前には「ボクと契約して魔法少女になってよ!」て
一声かけるぞ。はめたら契約ってダメじゃないか!
まあ当然カンナは断わりますよね。
シロはその神具はめてると時がゆっくり経ってるから5日くらい経過しても元の時間では
1時間ぐらいなんだよと説明。
今から向かえば間に合うとブラック企業のようなことを言い出しました。
馳走が運ばれないと神様のサミットが行われないので、縁結び会議はなく、当然
ラップバトルもなく、来年のご縁が結ばれないことになってしまうのです。
(なんか途中、変なのあったぞ!)
母がどんな思いで出雲への道を走ったか知りたくない?と勧誘してくるシロ。
それは詐欺師の口上ではないのか…。
カンナは、出雲にいったら母親に会えるかもしれないと勘違いして、走るって言い出しました。
うーん。
黄泉比良坂は封印されてるからねえ…無理では…。
カンナは新幹線とかに乗ればって言うけど時が進んでないので走っていくことに
なるらしい。
せめて自転車はセーフにしろよ自転車は。
また、途中の神社いくつか寄って馳走をもらっていく役目もあるらしい。
うーん。
ウーバーイーツに配達頼もうよ(ダメ)。
今夜7時になるまでにつかないといけないらしい。
この時点で昼過ぎくらいで、元の時間であと7時間ってことは、話の後編で出雲たどり着いた
時には時間ギリギリだったから、時がゆるやかな世界で1ヶ月くらい過ごしたってことでは…。
小学生で一月ってかなり過酷ですよ…。
いろいろ準備して走りだしたカンナは自分を探している父と出会い、タオルをかけて
あげていました。
あと、車に轢かれそうになっているネコを助けたり。
このネコが後で恩返しにくる伏線とかあるかと思ったけどそうでもなかった。
まあそれやるとジブリになっちゃうから…。
カンナがいつも立ち寄っていた神社にて、シロがかしこみかしこみと祝詞を言うと
ウシの神様が出てきました。
出されたのはでっかいお餅。
そして牛神はカンナのことを小さな頃から見守っていたといいます。
優しい神様ですねー。
走るのに疲れたら歩けばいい、とアドバイスもくれました。
そして餅はシロの背負っていたひょうたんに収納。
これが今流行のインベントリってやつか…!(これ、なろう作品ではないので)
シロは、このひょうたんを狙うやつがいるから気をつけて、とこれからの展開をバラして
いくのでした。
そんなやりとりをこっそりつけてきた夜叉が見てました。
あちこちの神社によって馳走をもらうカンナ。
寄るの大変ですねえ。
疲れたというカンナに、韋駄天ってもっとすごいと思っていたとかムチャ言い出すシロ。
母親のやよいから何も言われてない上に知らずに役目請け負ったカンナに対して
随分な言い草だな…。
あと川の下で草むらに直に寝るカンナすごいよ。
と、起きたカンナ、ひょうたんを出して見せたとこで夜叉に奪われてしまう。
彼は、このひょうたんをかけて俺と走る勝負しろ!というのですが…。
ここでシロが語る、夜叉の祖先と韋駄天の話は神話にもあるので、興味ある方は
調べてみて下さい。
元々はインド神話に出てくる悪鬼だけどそれが仏教とあわさって、えーと毘沙門天の
部下になったはずです。
…この映画、神話が元なのに仏教出てきてる…いいけど…(笑)。
夜叉と勝負することになったカンナ。
当然やる気は特にないですから、夜叉が一位になり、やったーと喜んでるとこにカンナが
ほてほてとゴールして、シロが「よかったねーこれで一族の無念晴らせたねー」って白々しく
言うの笑いました。
夜叉はこんなんで出雲にいけるのかとか言い出した。
やよいはもっと早かったって。
それで夜叉も旅に同行する流れになるんですね。
ま、心底悪い子っぽくはないから良かった。
音楽かかりはじめたからここらは順調に進みますね!(オイ)
そんな中カンナは母親が亡くなった時の夢を見ます。
そして気がせくのでした。
まあ気持ちはわからんでもないけど。
ただカンナは何かの気配を感じる、と言います。
シロは神様の気配はないと。
おい、シロのサーチスキルあげられないのか。(ゲームから離れなさい!)
諏訪大社にやってきました。
ここの神様はオオクニヌシ様の息子です、と説明するシロ。
ま、ここは説明は後回しにして話を見てみましょう。
現れた龍神。
夜叉もぺこりと頭下げてるのがかわいいなあ。
龍神はカンナに対し、こんなの韋駄天じゃねーし!と言い出して馳走が欲しければ
試練を乗り越えろと言い出します。
空中高く浮いた社に馳走があるから、宙にある足場をたどって手に入れてみよ、と。
夜叉も挑戦するのですがカンナがおっかなびっくりいってる間に夜叉の足場が
崩れて彼は落下。
カンナは彼を助けにいきます。
そらそうするよな。やよいだって絶対そうしたと思う。
そして自分の方が落ちてしまうんですね。
助けてくれたのは龍神でした。
……ぼうやー良い子だねんねしなー(日本むかし話のOPじゃねーから!!)
あと千と千尋のクライマックスシーン思い出したわ。
龍神は試練は失敗に終わったといいます。
けれども何のために出雲を目指すのかとカンナに聞いた。
彼女は、出雲で母に会いたいと言います。
なぜそれを捨ててまで夜叉を助けたのか問う龍神。
目の前で誰もいなくなるのを見たくないというカンナ。
龍神はその思いを聞いて馳走を託す、と言ってくれました。
この話では、龍神は出雲を離れこの地を守るという契りを交わしたから二度と出雲に
戻ることはかなわない、親の顔を見ることが許されないと語ります。
だからこそカンナの思いがよくわかる、託そうと思ったのだと。
国譲り神話ではもうちょっとかっこ悪くて(笑)、龍神、タケミナカタ神は国譲りの使者としてやってきた
タケミカヅチ神に勝負を挑んでそおい!と投げ飛ばされ(これが相撲の由来と言われている)
諏訪湖まで逃げて追い詰められて、国譲りに同意します、と言いました。
さらに「私はこの地を守ります、出雲には帰りません」と誓いを立てたのが今回の話の
元になってると思います。
だから今でも諏訪大社は神無月になっても神様はとどまったままです。
ある意味ここだけ神在月と言ってもいいかも知れない。
オオクニヌシ神のもう1柱の息子さんはこのあと出てきます。
ちなみに栃木県だったと思うけど板倉神社の神様は、オオクニヌシ神と親類であるゆえ、
旧暦の神在月が終わっても出雲にとどまられ、残業してからお帰りになります。
神様の世界でも社畜が…。
…龍神、急がないと間に合わないぞって言ってたけど、長野県の国境くらいまでは
送ってくれてもよかったのでは…。
去るとき御神渡りが発生してたのかっこよかったなあ。
夜叉はどうして助けたといいます。
カンナは、夜叉がいなければ一人で走り続けるのは辛かったから、と言う。
まあこのあたりは人間ならではですね。
そういうわけで二人はまた走り出します。
またあのモヤモヤ発生してるじゃん。
神様がさっきまでいたのにこれはやばくないですか。
途中でウサギいっぱいの神社が出て来たのは多分鳥取の白兎神社ですかね?シロの
体を借りてる因幡の素兎の実家なのかな。
この解釈は面白いなと思います。
そして出ました恵比寿様!
美保神社ですよ。
いいですねえ。
恵比寿様が活躍される「ノラガミ」もよろしくおねがいします!
んでこの恵比寿様がオオクニヌシ神のもう一柱の息子、コトシロヌシ神です。
知恵の神様であり、漁の神様としても親しまれます。
七福神にも数えられますね。
さああと少しですが。
カンナは夜叉に、母は自分のせいで死んだと打ち明けます。
出雲まで走りきれたら会ってくれるかなと。
マラソン大会に体調崩して具合悪いのに見にきてたみたいですね。
自分が頑張れれば母も闘病頑張れるはずだ、と思って挑んだカンナはゴール前で転んで
しまい、4位だった。それでも立派な成績だと思いますけどね。
悔しがるカンナに対して、賞状を見せてもらおうとしたところで倒れたやよいは病院に
運ばれそのまま亡くなってしまった。
だからカンナは自分のせいだ、と強く自分を責め続けたんでしょうね。
やよいからしたらそんなことはないよと言いたかったけど言えなくなってしまったし…。
親類の人の、安静にと言われていたのに無理してマラソンを見に行ったという口さがない
話も彼女の心に追い討ちをかけたと思います。
神社で泣いていたカンナを父親が迎えにくるシーンがあったのですが、そこを牛神がちゃんと
見守ってた描写はいいなと思いました。
カンナは母に会えたらもう走るのをやめていいか聞くつもりだと言います。
もう疲れたんだって。
まあ気持ちはわかりますが。
もう出雲近くということで火も暗く、皆で仮眠を取るシーン。
ここは自慢したい!
風景見て、あー猪目洞窟近くだなここってすぐわかりました。
これは予想当たってて嬉しかったですね。
ちなみに車で行くのに平田側からのアプローチはお勧めしない。死ぬほど怖い。いくなら出雲
側からをお勧めします。あまり道はよくないけど…。
夜叉はカンナに母親とどう会うつもりだ、と聞きます。
シロが、出雲にはあの世に通じる場所があると言ってた、と聞いて何か気になるものがある夜叉。
ま、あちこちあるんですよね実際には…。あの世に通じるといわれてる穴がね。
カンナはふと自分を呼ぶ声に目を覚まします。
呼ばれていった場所は猪目洞窟だった。
休んでたとこから1分も歩かないとこにあるんですよ。
でもここ近く恵比須神(ここは字が違う)祀られてるので神様の助けとかあったら
面白かったんだけどな。展開上そうしたら面白くないか。
猪目洞窟にたどり着いたカンナはそこで母の姿を見ました。
目をさました夜叉はカンナがいなくなってること、ひょうたんもなくなってることに気づき
急いでシロとともに探します。
母の幻はカンナに、お役目なんてどうでもいい、自分のことだけ考えればいい、ここで暮らそうと
言います。
いや洞窟でどうやって暮らすん。あとそこにも神様が祀られてる社あるからね?
ここの展開、必要だったとは思うんだけど祀られてる神様が2柱あるのにそれ無視しちゃうの
もったいないなー。
ともあれ、幻にとらわれてしまったカンナは、元気な母と応援してくれる父、そしてマラソン大会で
一位を取った自分の思い出の中に浸ってしまいます。
夜叉はカンナを狙っているのは神になりきれなかったマガイモノだという。
てかそれ疫病神とかそういうものでは…。
カンナを助けにきた夜叉とシロに対してカンナは邪魔しないで欲しいといってしまう。
マガイモノからカンナを助けて夜叉足に怪我をしてしまったしねえ。可哀想ですな。
夜叉は自分の知ってるやよいは娘を立ち止まらせるようなことしない、娘を傷つけるようなことは
しない、と言います。
でもカンナは母に会いたい、出雲にいくのなんてどうでもいい、夜叉が馳走を運べばいいと
逆切れしてきました。
まあ小6だからね、仕方ないとは思うけど…。
そして走るのが好きだろという夜叉に対して、わかったようなこと言わないでと言って神具を
引きちぎってしまう。
動き出す時。
……あのー…カンナさん出雲に瞬間移動したことになりますがいいんですかね。
帰りどうすんだろ。
ここ、人滅多にこないからとどまっててもなかなか発見されないぞ。周辺に家はありますが。
(現実的な話はいいので)
でですね。
ちょっと脱線するんだけどここのシーン、私は鬼滅の無限列車を思い出しました。
夢にとらわれて幸せな夢の中で知らない間に現実では鬼に食われて死んでしまう人たち。
炭治郎らも夢にとらわれました。
彼は去り際に「ここにいたいと思うよ。でも俺はもう失った」と言います。
彼は心の強さで乗り越えることが出来た。
でもそういう人が稀有なのであって、大体の人はカンナのように、自分に都合のいい夢、
幸せな夢の中にとらわれてしまうんじゃないでしょうか。それが普通の人だから。
さて話戻りまして。
夜叉はひょうたんを拾って自分が届けると走り出します。
いい子だなあ本当に。
しかもあいつに無理させてたんだよとちゃんとわかってらっしゃる。
夜叉もまた、カンナと旅してくるうちに優しさを知ったのもあるんじゃないかな。
やよいとずっと走ってたからなんていうか、人間が他人を慈しむ気持ちとかも知ってたと
思うんだけど、それを理解したのはカンナとの旅ではなかったのか、と思うのです。
俺の先祖だってもとは神だったという夜叉。そうですね、頼もしいですね。
猪目洞窟で呆然としていたカンナですが。
誰かが走ってくる音を聞いた。
外に出てみると。
それは何が見せたのか。
小さい頃のカンナと、そして走ってくる母でした。
冒頭の記憶もまた再現されてますが今度はやよい、神具はめてますね。
私の記憶違いだったら申し訳ないんですが確か冒頭のシーンではつけてなかったと
思うのですが。
走るの大好きと答えている幼い頃の自分。
大切にしてねその気持ち、とこたえるやよい。
カンナはそれを見て思い出します。
ちゃんと、走ることが好きだったのだと。
自分の好きを信じたい、と決意します。
そして彼女は母がそうしていたように神具を髪の毛に結ぶ。
え、これ結びなおしたらまた時がゆっくりになるとかそういう便利設定ないの?
夜叉は稲佐の浜にたどり着くも、神迎神事は終わってしまっていた。
出雲大社に直接馳走を届けにいくしか、というシロですが、夜叉が倒れこむ。
マガイモノに受けた傷は実は結構深くてかなりの出血をしていたのでした。
シロが運ぼうとするも転がってしまうひょうたん。
それを拾い上げたのはやってきたカンナだった。
…よく地理わかりましたね…猪目洞窟→稲佐の浜ってかなり距離あるんですが。
あの短期間でよく二人に追いつけたな。
で、カンナは声は聞こえるが見えない状態らしくて、ひょうたんを届けるといって走り出します。
てか神具つけてても今度は人に見えるんですか。
うーん。
夜叉はやよいとの会話を思い出しました。
娘にカンナと名づけたことについて、神様の力がなくても自分の力で運命を切り開いて
いって欲しいという思いから、神無月よりとってカンナ、と名づけたようですね。
いい由来じゃないですか。
ちなみに稲佐の浜から出雲大社本殿も結構距離あります。まあこちらは歩いて
10分ほどかなって感じだけどさっきの猪目洞窟→稲佐の浜は車で20分くらいは
かかるような…。…韋駄天だしな!
祓社飛ばされちゃったの残念だなー。
ここで挨拶して神様が誘導してくれる、くらいの演出欲しかった。
本殿近くに行くと巨大な階段が出現しました。
エスカレーター、エスカレーターはないんですか!!!!
神様は飛べるからいいけどさあ…。
で、頑張ってあがったカンナですが、扉を開けると中は真っ暗で静まり返っていた。
間に合わなかったと泣くカンナ。
しかし神具が光りだしカンナの衣装が韋駄天の姿に。
そしてあかるくなりオオクニヌシ神が現れました。
ほう、デザインこうきましたか。面白いですね。
夜叉とシロも迎えられてやってきました。
カンナの届けた馳走をオオクニヌシ神が受け取り宴が始まりました。
八雲が描かれているのいいですねー。
あとオオクニヌシ神の声優さんが神谷さんだったのはやはり神つながりで…?
宇宙人っぽい神様もいて面白かった。
カンナはオオクニヌシ神に母に会わせて欲しいと言います。
しかしそれは(オオクニヌシ神が言ってることから推測すると)かなわないことだったのだと
思います。
いやあなたのお父さんなら多分いけますよ。←オオクニヌシ神の祖神様はスサノオ神なので。
あの世に近い根の国に住んでるから。(神様にムチャ振りすんな)
カンナはこの旅の中で母に会えた気がする、というのでした。
というわけでその後どうやって戻ったか知りませんが。
カンナはすっかり走るのが好きな女の子に戻ってました。
シューズもサイズ変えてもらったんでしょうね、もらったやつはいて走りにいってた。
その様子を上から見てるシロと夜叉。
まああの神具もあるしまた競争はいつでも出来ますね。
EDも、暗い画面だったのが後半明るい画面になる演出いいなと思います。
そして製作委員会がこの映画では「神在月のこども製作御縁会」になってたの
素敵だと思いました。
てか今思ったんだけど、カンナがあのブレスレットたまたまはめなかったら誰が
馳走運んでたのかとかそういうツッコミはダメですかそうですか。
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