多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→銀魂オンシアター2D かぶき町四天王篇


銀魂オンシアター2D 真選組動乱篇

2/25鑑賞

 実はこの話、なんで四天王が争うことになったのかよくわかってなかったので見に行きました。
ようやくわかった。
 何年越しの理解なんだって感じですが。
 ようやく納得できた。よかったよかった。

 さて冒頭のBGオンリーでは、コラボグッズを考えているという話が。
 2回目の上映でそろそろネタギレだからと。
 昔やってたんですね、真選組動乱篇と四天王篇。知らなかった。
 土方のマヨをグッズ化したらどうかって土方被弾さすな。
 あと干物の実写が出てきたのも笑った。
 これコラボって渋いとこついてくるな。
 ピラ子とのコラボって銀時が言い出して、新八が恐ろしいこと言うなって突っ込んで笑った。
 ド下ネタのほうでしたか…。(笑)
 
 冒頭は平子が紅花の中にいるシーンから。
 彼女はかぶき町に訪れて、この町で最強の男は、と聞いています。
 ここで四天王のことが語られるわけですね。
 泥水次郎長と西郷は攘夷戦争の生き残りでもあるのでめっぽう強いこと、お登勢は
本人が強いわけではないけれどシマで暴れたら黙っちゃいねーやつがいると。
 そのあと平子は銀時に弟子入りするわけだけども、朝万事屋の外で寝てた平子に新八が
声かけたところ「いやーんカチコミー」って切られそうになってたのは笑った。
 めちゃくちゃ物騒。
 平子はそのままお登勢のとこにいき挨拶。
 お登勢は平子のことを知っていました。
 人斬り平子って呼ばれてるらしい。
 とんでもないもん抱え込んじまったなあ。
 とはいえそこの銀時も負けず劣らずの実力だけどそういうことをひけらかす人ではないだろうしね。

 ところが平子は花屋からショバ代取ろうとしたりなかなかに迷惑。
 銀時はお前は今日から万平子と名乗れと言う。
 びらびらが増えていって下ネタになっていくあたり、さすがというかなんというか。
 いさめてた新八でさえ普通にびらびら子さんとか言ってるしなあ。
 突っ込みがしれっとボケちゃいけねえよ(笑)。
 あと新八は平子からゴキブリ扱いされてた。

 このあと次郎長のところのヤクザに因縁つけられてドタバタあるんだけど、平子が本当に
暴力振るわれそうになった時には銀時が助けてた。さすがですね。
 神楽がまったく関係ないのにお金払っただけで全身骨折したーってなってたのは笑ったけど
お店に迷惑だからやめたげて…!
 でもこうして次郎長のところと抗争になってしまった。
 ここで神楽が出してきたのはコンクリ。
 なるほどヤクザをコンクリにつめて証拠隠滅してしまえば…ってその考え方が怖いわ!
 銀さんもやらない!
 犬の餌買いに来たカツオに見つかったし。
 
 そのころかぶき町の町内会議?という名の四天王集結というか。
 次郎長がいない中で華陀、西郷、お登勢が集まって話をしていた。
 華陀は三勢力で手を組んで次郎長をつぶそうではないかというやっかいな話を
持ち掛けてくる。
 そんなもん乗るわけないだろうって思うんですけどね。
 そこに次郎長が乗り込んできた。

 カツオらから逃げていた銀時は平子とともにあのコンクリのつまったバケツに入って
いたけど、そこから抜け出せなくなってた。当たり前だ…。
 銀時は次郎長につぶされた親の組の復讐なんてやめろというけど平子は、うちの親は別に
殺されてないし、花農家に転身してうまくやってるという。
 花を咲かすって別に間違ってなかったー!
 コンクリから脱出した平子は、カツオを背後から刺して、これで次郎長とお登勢の勢力は
対立を免れなくなったという。
 銀時が抗争しかけてカツオをやって逃げたというシナリオですか。
 銀時はコンクリに固まった姿のまま海に飛び込んでカツオを助けに行くのでした。
 こういう人だよなあ。

 四天王のほうは、一触即発の状態だったけれど次郎長の殺気に華陀の配下が反応、
これを切るついでに寺の仏像も切っちゃってた。何してくれてんのー!
 華陀は、それぞれの私闘を禁じ、これが破られた場合には残りの3勢力でそれをつぶす
という形にしてはどうかと提案。
 要するににらみ合いのまま誰も手を出さないという形に持っていきたいわけですね。
 平子がしかけちゃってるんですが…。
 平子としては、昔の次郎長に戻ってほしい気持ちがあるようです。
 といっても次郎長には次郎長の思いがあってそういうのを理解せずに、動いちゃうのも
なんだかと思うけど、そこはやはり平子が父親である次郎長に振り向いてほしい、自分を
もっとかまってほしいと思ったがゆえの暴走ですよね。
 もっと親子が話し合っていればこんなことにはならなかった。
 ある意味次郎長が、自分一人がわかってればいい、と割り切ったことがこの悲劇を生んだ
ともいえる。
 お登勢は薄々そういうところを理解していたのかなあ、とも思います。

 華陀と西郷が話していて、銀時とカツオがトラブルになったことを知る。
 アゴ美が口を出して「黙ってろアゴ!」って怒られて、「せめて美はつけて…アゴでいいから」
って言ったのは笑いました。もうそこそれでいいんだ…。

 西郷は銀時らは自分らから抗争を仕掛けるような人間ではないという。
 ここの話し合いのシーンすごいシリアスなんだけど、次郎長が切った仏像の代わりに
工事誘導の人形がすえられてて、そっち気になって仕方なかった。誰か仏像弁償しろ。

 お登勢が次郎長に喧嘩を吹っ掛ける理由はあるという平子。
 次郎長がお登勢の旦那を殺したからだと。
 いやそれは…また真実は違うんだけど平子は次郎長が言ったこと信じちゃったんだね。
 彼らは幼馴染だからそんなことするわけがないとお登勢はわかってる。だからこそ余計に
抗争をしかける理由がないんだけど。
 外で話を聞いていた次郎長が激怒して扉を切るのと同時に平子のちょんまげ部分も
切り落としてた。
 次郎長にしたら、大人の話にガキが首突っ込んで大事にするんじゃねえ、ってこと
なんでしょうね。
 
 お登勢のところに電話がかかってきて何かを話したあとお登勢はみんなでご飯食べに
行こうと誘う。
 先にみんなを行かせたお登勢。
 銀時が町中を走っていて、お登勢の店にきたとき彼女はおらず、置手紙がありました。
 お登勢は旦那の墓参りにいってた。
 誰にも迷惑かけることなくってことなんだろうなあ。
 そして次郎長もやってきた。
 言葉を交わさずにこことわかるってやっぱりそういう絆だなと思います。

 次郎長はお登勢にこの町から出ていくよう警告。
 戦争になると。
 お登勢は子供一人に振り回されたねえ、と余裕の顔。
 そしてこの人の前でそんな言葉吐いて欲しくなかったと。
 誰よりも平和を願い、天人と戦ったのは旦那と次郎長も同じだろうしね。
 
 銀時が墓場に駆け付けた時、そこで見たのは血まみれのお登勢だった。
 待ち構えていた次郎長をブン殴った銀時。
 やっぱり激怒すると強いなと思う。
 この後木刀砕かれたけどそれでも残った木片で次郎長にけが負わせてたし。
 
 この後、銀時とお登勢の出会いの場面が描かれます。
 饅頭を食っていいかと聞く銀時に、旦那にあげたんだから旦那に聞きなというお登勢。
 粋だなあって思いますね。
 銀時が饅頭を食べ始めたので旦那はなんていってた、と聞くと銀時は、死人がしゃべる
わけないだろうと。
 でも銀時はその時旦那と約束をしていた。
 旦那の代わりにお登勢を必ず守るという約束でした。
 かっこいいよねえ。

 そのころ平子は接着剤であのマゲを頭につけてた。
 そんな雑なつけ方して大丈夫なんか…。

 華陀は平子にこれで次郎長が自分を見てくれると思ってるのか、とあおり倒してるけど
平子にけん制されてた。
 まあそりゃそうだよね。

 お登勢は病院に運ばれてるのだけど、キャサリンがマジの真顔でずっと張り付いてて
この人もやっぱりちゃんとお登勢を慕ってるんだな…と安心しました。
 新八、神楽も軽口をたたきつつ帰らない。
 西郷がやってきて、せっかく逃げろと警告したのにと言ってくる。
 お登勢があの時受けていたのは西郷からの警告の電話でした。
 西郷は明後日、お登勢の店と万事屋を壊すことに決まったから早く出て行けと。
 銀時がやってきて、息子を人質に取られたかという。
 そうでもなければ西郷が華陀側につく理由がないもんね。

 町を出てくよう言う銀時にキャサリンが食ってかかる。
 こんなシーンが見られるなんてね。いつもは逆だもんね。
 守るものはなくなったという銀時。
 彼がこういうことを言うときはたいてい、一人で戦う覚悟を決めている時です。
 
 かぶき町ではうわさでもちきりでした。
 この町で戦争が始まる、お登勢が死んだらしいと。
 華陀と西郷がつるんでお登勢をつぶしたらしい。
 それをマダオが、源外が、狂死郎が、辰巳が、鉄子が、お妙が聞いていた。
 
 新八らは荷物を持って万事屋を見上げていた。
 まあでもおとなしく出ていく子らじゃないでしょ。

 カツオは銀時に、あの次郎長がお登勢をやるとは思わなかったと話す。
 二人は幼馴染で、お登勢が次郎長の素行をいさめることで彼は任侠でありながらも
顔役にまでなったのだと。
 その彼が負けたのがお登勢の旦那、寺田辰五郎だった。
 ケンカののち親友になった二人だったけどただ一つ悲劇だったのは、二人が
同じ女性を好きになってしまったこと。
 それがお登勢だった。
 彼女が辰五郎を好きだと知った次郎長はその思いを胸に秘めて二人を見守って
いたんでしょうね。
 ところが攘夷戦争で辰五郎はお登勢を残し死んでしまった。
 それも次郎長をかばう形で凶弾に倒れた。
 次郎長としたらそれはもう、自分は幸せになってはならないと思うに十分だったん
じゃないかなと思います。
 だからこそ戦争から戻ってきたら妻子を捨て、かぶき町に腰を据えることにしたんでしょう。
表向きは対立してるように見せかけてお登勢を守っていたんだと思います。
 カツオは銀時に、これであの親子幸せになれるんか、とか言ってるけど、この現状を
見てそう思えるなら目ん玉くりぬいてアルミホイルでもはっとけ。

 銀時はカツオにババアを頼むと言う。
 その時お登勢が意識を取り戻した。
 あんたの死に際見たくないよというお登勢に銀時は、家賃は返す、だから待ってろと
言って出ていくのでした。
(お登勢の手紙には、滞納した家賃はいらないから町から出ていくようにと書かれていた)

 平子は次郎長に、銀時と次郎長は似ているという話をしていた。
 ともに一人の相手(辰五郎)に約束をしていること、お登勢を守るため一人はすべてを抱え込み
一人は力でねじ伏せてきたところ。
 すべて終わったら平子のところに戻ってきてほしいというけれどそれは無理でしょうな。

 銀時はお登勢の家で十手と刀を持ち出そうとしていた。
 そこに新八らが現れます。
 銀時に「あんたは死なない」ってすごく強い口調で言っててめちゃくちゃかっこよかったです。
 銀時が持ってきた団子をみんなで食べてるけど、たまは食べて大丈夫なの。大丈夫なのかな。
 
 西郷らが取り壊しにやってきた。
 お登勢の店には暖簾がかかっていた。
 驚く一同。
「なんて働き者なの!」
 アゴ美、つっこむとこ違う。
 中には銀時が。
 いやーやっぱりこういう時のきめ姿はいいものですね。
 というわけで戦いが始まるんだけど、華陀のところにいるであろう西郷の息子の救出には
キャサリンが向かってた。キャッツアイみたいになってる。
 
 店が燃やされそうになった時消火に現れたのは辰巳だった。
 そして鉄子や小銭形、源外も現れ…メカの中にマダオまじってるぅぅ!なんか段ボールで
メカみたいになってるー!
 めっちゃ笑った。
 ホスト集団もきました。
 いいね。
 あとお妙が、この町はキャパ嬢のものよって真顔で言ってた…。
 
 西郷と平子は神楽と新八が対峙するんですね。
 平子は自分は引っ込んでいて弱い二人にやらせるのかと言ってるけど、そりゃ強いから
銀時が任せてるわけで。

 新八はどんだけ傷つけられても数日すれば忘れてやりますよ、でも僕らの町のおふくろさんを
傷つけたお前は許さないという。
 神楽も、簡単に奪えると思うなよ、見せてやるよと強い口調。
 アルとかネがついてないあたり本気なんだなと。
 ここら本気で激怒してる様子が伝わってきてかっこいいと思います。
 勝負は一撃でついた。

 西郷はやっぱりわざとやられたのもあるんでしょうね。
 銀時が子供は何とかすると言ってました。

 あと西郷のところの手勢が狂死郎に順番に刺されていたのめちゃくちゃ笑った。
 まあそれでやられたフリってとこなんでしょうが。
 「百須斗神剣」も笑ったけどアゴ美の「加魔仙流」も笑った。
 完全にあの世紀末になってんだろうが。
 
 西郷は平子に華陀にはめられたのだという。
 お互いつぶし合わせて勢力をそぎ、街を独占するのが華陀の計画だったのだと。
 華陀としては平子の思いを知ったことでうまくかぶき町の戦力をそげると思ったんで
しょうね。
 
 華陀と対峙している次郎長。
 ここで華陀の正体が明かされます。
 彼女は春雨の第四師団の師団長だった。
 でも自分は戦ってないから全然強そうに見えないんだよね。このあとの話、「丁か半か」では
廃人になって牢屋に入れられてるし。
 
 そのころかぶき町ではお登勢が姿を現していた。
 銀時は神楽と新八に西郷の子を救出するよう頼みます。
 こっからR-18タイムだ!と言われてますが実際はPC-12です。(メタ発言)

 西郷の息子のとこにはキャサリンが救出にいくも怪しまれて扉閉められてたのは
笑った。
 そのあと新八と神楽もきたけど、キャッツアイの曲流れてるし、やっぱりまた扉閉められてて
めちゃくちゃ笑いました。鉄板ですなあ。
 
 そして西郷のもとには息子救出の連絡が。…フンドシ一丁だから仕方ないんだろうけど
そこに携帯入れてて汚くないのか…。
 もはや西郷は華陀につく必要はなくなり、そこに現れた華陀の配下と戦うことに。
 
 次郎長のところに駆けつけた銀時は華陀の手下と戦ってた。
 なんかところどころ不自然に静止画が入るのは何か意味があったのかな。
 演出なのかなあ?
 部下が全滅し、下からもかぶき町の連中がきたと知った華陀は捨て台詞をはいて
逃げていきました。
 二人には追いかける余裕はさすがになかったようで。
 次郎長はキセルを取り出し吸いながら、自分も辰五郎と一方的に約束をしたのだという。
 このキセルをもらう代わりにお登勢を守るって約束したんだね。
 平子だけがあの「辰五郎は自分が殺した」という言葉をそのまんま受け止めて
しまったんですな。
 
 ここで今まで影かかってた辰五郎の顔がはっきり出ます。
 どちらがこの町の番人かはっきりしようじゃねーか。
 その言葉で切りあった次郎長と銀時。
 折れたのはキセルだった。
 なぜ自分を切らなかったという次郎長。
 銀時にとって、辰五郎の大事なもの、お登勢の大事なものを守るという約束の中には
お登勢の幼馴染である次郎長も当然含まれていたってことなんでしょうね。
 次郎長もそれを理解したんだと思います。

 次郎長は目が覚めると病室で、隣にはお登勢がいた。
 西郷もいました。
 いい雰囲気で話してたとこでみんながなだれ込んでくるの面白いなあ。
 撮影もしてるし。
 
 銀時がなぜ次郎長のようにならなかったのか。
 それは、自分も誰かを支えているのだと気づかせてくれる存在がいたからだというお登勢。
 彼女は次郎長に、あんたには果たさなければならない約束がたくさんあるという。
 私は今とても幸せだと。
 ここ辰五郎の声が初めて出たんですね。
 次郎長よかったねえ。

 外では闇討ちしようとしてた華陀が平子と対峙。
 まあ銀時に華陀は叩きのめされてましたけど。
 土下座する平子に銀時はメモを渡してここでまっとけと言って立ち去りました。

 EDが流れてるんだけど、源外にマダオが改造されてたのは笑った。何になるんだ(笑)。

 紅花が咲き誇る中現れた人影に平子はアニキですか?と声をかけた。
 仁義を切ってきたのは次郎長だった。
 失礼ながらお手前はと聞かれて平子も、どもりながらも答える。
 いいですねえ。

 そしてBGオンリーに戻ってきて。
 次回の告知っていうからもう決まってるの!?ってびっくりしたんだけど
「銀魂オンシアター〇D だったらいいよね〜」ってタイトルだった。
 ということは多分これ年内にはもう上映予定ないのかな。
 決まってたらちゃんと出してるだろうし。
 あと〇に入る言葉がヒントって言ってて新八は4D?とか言ってたけど、数字じゃない
ような気もする…。何がくるんでしょうね、楽しみですね。
 10月からはアニメ銀八先生あるみたいだけど地方じゃ放送ないだろうなー。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→銀魂オンシアター2D かぶき町四天王篇