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ナイトミュージアム |
3/21鑑賞
久々出ました。文句無しの大当たり(私的に)映画。これまで結構シリアスな映画見てきた
からか、メチャクチャ楽しかったです。これはもう現時点で「毎日でも見たい映画ナンバー1」
に認定してもいい。楽しい。
これは「DVDが出たら」といわずぜひ映画の大画面で、所狭しと(まさにこの言葉ピッタリ)
動き回る展示物たちを堪能すべきです。
みんな動かなくてもいい、自然史博物館に行きたい!
あーそうそう。鬼太郎CMが第3弾になってました。なかなか面白そうな内容に仕上がって
います。ただ、ウェンツがあまり映されてなかったのが心配です(笑)。まああんまり大根では
ないとは思うけど…。
それからダイハード4のCM、「ああ、20世紀FOXか」って感じ。ここ、タイトルロゴで結構遊ぶの好き
なんですよね。いきなり画像が乱れて、20世紀FOXのロゴ照らしてたライトが消えたかと思うと
CMの一環だったし。USJのターミネーターみたいな演出でした。
あとアクション相変わらずすごい。車が横になったまま飛んで来て、主役と男性が思わずしゃがんで
避けるのですが、そこへヒットしそうになったところへ、ブレーキかけながら突っ込んできた車2台が
丁度支えになってその飛んできた車がぶつからなくて済む、みたいなの。
アクションすごいですねぇ。
さてさて。ようやく本編。
博物館の展示物をぐるーっと見られるのがいいですね。動物はかなりリアルだけどこれは
剥製なんでしょうかね。
一方主人公。なんか道路のパーキングエリアに駐車してたんですけど、メーターが故障してる
と紙かいてかぶせてたら、赤字で「してない」って書かれてて、しっかり車輪止めもやられて
駐車違反キップ切られてます。登場からして情けないです。
どうも典型的なダメパパのようですね。子供には参観日だったのを知らせてもらえず、別れた
妻にも「また仕事なくしたの?また引越し?」と非難されてます。
しかも頻繁に出入りしている株トレーダーの男がいて、これがどうもパパの座を狙っている
のは明らか。
まあ焦りますわねぇ。
子供もこの株トレーダー男にいろいろ言われたんでしょうね、「fall back」な仕事を選ぶ、とか
生意気いってます。fall back、安全パイってあったけどどちらかというとまあ「安定してる仕事」
ですね。…株トレーダーが安定してるかバカめ。
ただパパさんことラリーも、子供がいるのであればいつまでも夢を追わずに生活できるための
仕事に就くのは必要だと思いますよ。夢を叶えたいと努力するのはいいけれども、それに子供を
つき合わすのはかわいそうだ。
さて職安でどうにかゴマをすって最後の働き口を紹介してもらったラリー。
自然史博物館というところの仕事のようです。ところが「皆断られる」とのこと。これは…博物館に
断られるってことかな?館長が神経質とかなんでしょうかね。
でもまあここの博物館、楽しそうだな。行ってみたいです。
ちなみに職安の職員は、ラリー役の方の、実の母だそうです(笑)。こんなところにも遊び心が。
おおっと、予想通り館長神経質だった。恐竜の骨に触ってる子供に文句言ってる。そんなに触って
欲しくなけりゃロープで囲うか書いとけ。
館長に案内されて行ってみますと、セシルという老警備員が仕事を紹介してくれました。
来館者が少ないからリストラで3人を首にして、新しく一人雇うんだってさ。
夜警と聞いて話を断ろうとするラリーですが、なんか強引に話の流れで働くことになってしまい、
館内の紹介をされます。んーでもここの3人の様子はちょっとおかしかったな。
模型すごいなおい。チャーリーとチョコレート工場の、ウンパ・ルンパが沢山いるみたいな感じ。
なんかずーっと眺めていてしまいそうです。
…っと、セシルの姿が見当たりません。
と思ったら、模型の一人に扮してて脅かしやがったよ。ドリフかよお前わよ。
ひとつ、アクメンラー王というファラオのミイラが紹介されます。これは架空の王の名前
ですが、中身の入ったミイラとして展示されていて(まあ大体包帯グルグル巻きにされてりゃ
中身入ってんですが)、純金の石版が展示されている、非常に貴重なコーナーでもあると。
そうして一日目の夜がやってきました。
何がすごいって、ろくな引継ぎしてないことですよ。
「誰も入れず、誰も「出すな」」だって。あとマニュアル。
…あの…セコムとかアルソックは…?
つーかラリーよ。
館内放送で遊ぶな。
ほんっっっとにやる気ねーなこのおっさん…。
しまいにゃ遊び疲れて寝てる始末。
で、目を覚まして見回りにでもいくべーって感じですが。
おっさんちょっと待てや。
今のホール、明らかにおかしかったやろ!
行くなおい戻れ!
…と、見てる皆思ったと思うのですが。
玄関入ってすぐのホールにあるはずの、ティラノサウルスの骨が丸ごと消えていました。
青くなるラリー。
と、水の音に廊下を歩いていくと…。
なんとティラノサウルスが水を飲んでいたのです!
え?これ水飲んでも全部こぼれるよね?(今気にすべきはそういう問題ではない)
全力でダッシュするラリー。パニックになってセシルに電話するのですが、「マニュアルを
読め」と。多分セシルは知ってたんでしょうね。
この恐竜は危害を加えるのではなく、単に遊んで欲しかっただけと判明します。いや骨
投げるのはいいけどさ、それお前の肋骨だよね?
しかも走る時尾であらゆるものをなぎ倒していくし、戻ってくるの早いし…。
でもなんか愛嬌あってかわいかったです。骨投げるの待ってるシーンとか。骨だけで
ここまで「かわいらしさ」を表現できるってすごい。
とまぁこれは良かったのですが…。
動物は収集つかねーわ、モアイ像には「おいボケボケ、ガムもってっか」って言われるし、
アッティラ王はおっかけてくるし…おっかねーなここはよ!
それと、開拓時代のコーナー。サカジャウィアという女性とコンタクトとろうとしますが…。
ガラスにさえぎられてて聞こえてないのが分かってないラリー。いやあのさ、普通気がつき
ませんか?
動物のコーナーではサルのデクスターに鍵をすりとられ、マニュアルも破かれ大パニック(笑)。
ちなみにこのデクスターを演じているサルは本物のサルで、ノドジロオマキザルだそう
です。うわぁーわかりやすい和名。…名前つけた奴、でてこい。
アウトブレイクの「キャリア」としてもこの種のサルが出ていたそうです。調教することも出来、
飼うことも出来るそうですが、鍵を好むかはわからない、とパンフレットに書いてありました(笑)。
さてさて。
まだラリーの災難は終わりません。てかミニチュア模型コーナーの人間たちに総攻撃受けて
ますがな(笑)。ガリバー扱いかよ。
しかも機関車に轢かれそうになってあわてましたが、実際の大きさが大きさなので、顔面強打
したくらいで済みました。まあそうだよね!
ラリーがぶちきれてて、めちゃくちゃ笑える。
そこへ駆けつけてきたのが、同じくホールに飾られていたルーズベルトことテディ。この通称見て
思い出したのですが、確かあのぬいぐるみの「テディベア」もこの大統領発祥ですよね。狩猟が
趣味で、あるエピソードから、クマのぬいぐるみに大統領の愛称であるテディという名がつけ
られ、テディベアが生まれたはず。
ってえらそうに書いたらパンフレットにかかれてたよママン!
ま、そういう風に、国民に愛された大統領だったということです。
で、混乱中のラリーはテディに「1つだけ聞いてもいいか」と言うのですが「1つだけだぞ」と
切り替えされて、「願い事だって3つまでいえるぞ」と言ってます。お前が1つだけ、言うたんやろが!
テディは何故ここの展示物たちが動くのかを教えてくれます。理由はあのアクメンラー王の
石版。あれに不思議な力が宿っていて、その石版がやってきて50年あまり、毎晩ここの生物
たちは夜になると息を吹き返すんだって。いいなぁ。
ただし、彼らを外に出してはならない、とテディは警告します。日の光に当たるとちりになって
しまうから、と。
でももうラリーは辞める気まんまんです。
テディは励まします。
で、元の姿に戻った…と見せかけて近寄ってきたラリーを「わっ」と脅かしやがった。
なんかおちゃめでいいです、この大統領。でもここは一発殴っておくがな!
ティラノサウルスも戻ってきました。ちゃんと自分で骨はめ込んでるのがかわいいです。
てかラリーは辞めたいみたいだけど私だったらもうわくわくしちゃって、死ぬまで勤める決意を
するけどなぁ…。館長がヒステリーだろうがなんだろうが絶対やめたくないよ。こんな素敵な
ところ。
朝になって警備員3人がやってきたのですが、報復とばかりに脅してるラリーがメチャクチャ
笑えます。何やってんだあんたは。
で、辞めると宣言して出て行くのですが、まん前で子供とばったり会ってしまい、なりゆき上
もう一度博物館にもどるハメに(笑)。
ところが館長が呼ぶんですね。
何かと思って行ってみればなんと、西部開拓時代のミニチュアのところに、お隣のコーナーの
ローマ帝国軍の兵士がとっつかまっておりました。何してたんだお前らはー!!!!
さてさて。
子供たちを案内しているレベッカ。
「過去を知ることが未来につながるのよ」と説明しています。
ここで後ろについていきながら、今は剥製に戻ってるデクスターに、本気で怒ってるラリーが
笑えます。
しかもサカジャウィアは耳に障害があったの?とかレベッカにくそ真面目に質問してます。
いやだから、ガラスが…って…。
でもラリーえらいなと思ったのは、きちんと歴史を猛勉強してるところです。そんでしっかりと
対策を立てて2日目の夜にいざ出陣。
ここでちょっと老警備員が変な動きを。気になります。
合鍵作りやがったよ。
まずティラノサウルスのレクシー対策。
骨をラジコンカーに括り付けました。なるほど頭いいぞ。
尾もちゃんと避けました。
次。
ミニチュア模型の西部開拓の代表ジェドと、ローマ軍代表のオクタヴィウスをつれてきて、
仲良くしろと説得。そうしたらたまには外に出してあげるからと。
マヤ族は展示用のガラスドアを閉められてしまっていて、あんな風になりたくなかったら
おとなしくしとれというわけですな。
ってか二人を戻してから次の場所いけやラリー!
で、デクスター。オモチャの鍵にとっかえててすりとり防止。
ここまではうまくいってたんですね…。
ラリーはテディがサカジャウィアに見とれているのを発見します。ってか話しかけようと
して逃げたよこのおっさん!
まあともかく、このあたりはほのぼのです。
アッティラ王にはマジックを見せようとして失敗しましたが。
あと、物言わぬ銅像の人物像が誰だかわからないみたいです。昼間に調べとけよ。
でもこのおっさんが後々、結構いい動きするんスよ!
動物があちこち走り回ってて「あれっ」となってるラリー。なんと本物の鍵をデクスターが
盗んでいたんですね。
それどころではなく、あのジェドとローマ軍の争いを鎮めたりとか、ネアンデルタール人に渡した
ライターで火事になってるのを消したりとか大パニック中。
ようやく事態に気がついたラリーは、デクスターから鍵を取り返そうとしますが。
サル相手に本気でひっぱたきあいすんなよ(笑)。
しかもテディだとデクスター、おとなしく鍵を渡しててメッチャ笑える。
残念なことに堪忍袋の緒が切れちゃったラリー。テディにひどい言葉を投げつけ、
レクシーを叱り飛ばし、絶対これで辞めてやるとばかりに歩いていきます。ところが
先ほどの銅像の男に窓が開いていることを指摘され大慌て。
外に出たネアンデルタール人がチリになるのを見てショックを受けるラリー。
そうして館内が大変なことになっている責任を取らされ、クビを言い渡されるわけ
ですが、なんとも間の悪いことにそれを遊びにきた子供、ニッキーが見てしまったんですね。
これではいけないと奮起したラリーは、もう一度チャンスを願い出て3日目の夜を
過ごそうとします。ニッキーをつれて。
また、レベッカにも声をかけますが「バカにしてるの?」と立ち去られました。
なんていうか、何も言わずに残ってもらって見せれば良かったのにね。
さて。
「このレクシーが動き出すぞ!さぁ!」とか言ってるラリーがむなしいです。
ええ、彼らはピクリとも動きませんでした。
石版を確認しにいったら案の定盗まれており、慌てるラリー。
警備員3人がクビになった腹いせに金目のものを盗み出してたんですね。
で、石版の真ん中の石を戻すとたちまちあちらこちらから生命の声が。
疑っていたニッキーの顔が輝きました。
でもさ、これですぐ石版は警備員らが持ち去ってしまったんですが、石をそのままに
して持ち歩いてる理由がわからないんですね。金目のものを盗むにしても、動き出してる
展示物たちがやっかいだし。
まあ彼らは夜になるとこの石版の影響で体が若返るといっていたので、展示物が
鬱陶しいよりもそちらを選んだのかも?
ちょっとここで気になったのが会話の訳のおかしいところ。字幕では警備員、
「手当てしな」と言ってますが英語だと多分「(逃げないよう)固定しとけ」もしくは
「痛めつけろ」みたいなこと言ってるんですけど…。
ともかくアクメンラー王のところに閉じ込められて大ピンチになったラリーとニッキー
ですが、ラリーはこのファラオを起こすことを思いつきます。
このミイラを守護する、かぶりものした像はよく見るんですが…これ何だったかなぁ。
ラー神かセト神なのかな。すいません不勉強で。
蘇ったアクメンラー王。おどろおどろしいかと思いきや、意外にとっつきやすそうな
若者なんですね。この解釈はなかなか面白い。
つか英語話せるのはなんで?と思ったらケンブリッジで学んだって。
はぁ?と思ったら、ケンブリッジ大学の考古学科でしばらく保管されてる間に
学ばれたようです。勉強家ですね…(笑)。
そうしてテディに、「私はただの蝋人形だが、君は生きた人間だ」と励まされた
ラリーは、王を守る見張りに「王は任せて!」といい、アクメンラー王とともに盗まれた
石版を探すことにします。この時の見張りが「はっ!」と構えの格好とるのがかっこいい。
モアイの一喝で静まった館内にラリーは事情を話し、指示を出します。
もうね、かっこいいんすよ。これがあのしょぼくれてたラリーかと。
ここらあたりの説得の仕方は、軽くでいいので主にアメリカの歴史知ってたら面白いと
思います。
南北戦争してる連中に「悪いけど北が勝つよ、奴隷制度はよくないからね」とさらりと
いったりとか。ジェドとローマ軍には「君達は似てるんだ」と言ったりとか。
そして皆で石版を取り戻そう、と。かっこええー!
一方あのジジイども。
お前らまだ逃げてなかったんかよ!
強欲め。
ちなみにニッキーがあの銅像の男をコロンブスだと教えます。
彼はネアンデルタール人と協力してジジイの一人を捕まえました。ここに至って
ようやく言葉を発するのですが、剣を抜いて構えて、すごいかっこいいです。
ジェドとローマ軍は、逃走用車のタイヤ空気を抜いてます。必死な様子と、遠目から
見た車全景(何も変化なし)のシーンが交互に映されてて、ここは笑いを誘ういい演出が
なされています。
次。
海洋生物コーナーに走りこんだジジイ。クジラの潮吹きにやられました。ザマー。
そうしてラリーは、ジジイどもの後を追うのに適役を思い出し、サカジャウィアの
ところへ。ガラスを割って彼女に出てきてもらい、セシルを追おうとします。
彼女はなんと!すぐに車の逃げた方向をあてました。しかも事故ったことまで。
…目の前で車が電柱に突っ込んでたからです。
これは劇場内で大爆笑おきましたねぇ。そりゃ笑うわ。
と、そこへ飛び出してきた馬車が!
間一髪、彼女を助けようとテディが真っ二つに。まあこのあたりは蝋人形だから支障ありません。
で、テディの馬を借りてラリーは彼を追います。
この、セシルが使った馬車というのは現金輸送に使われた馬車らしいです。つか朝日が
昇ったらチリになるがどこに逃げるつもりだお前。
それはともかく、この馬は暗号を言わないととまらないのだそうです。
と聞いてラリー。
ニヤリと笑って「ダコタ」と叫びます。
そう、彼はちゃんと歴史を勉強していた。少なくとも展示されているものについては
すべて学んでいたんでしょう。
馬は停止し、投げ出されたセシルは見事御用。
アッティラに八つ裂きはダメと釘を刺したけども、「ちょっとだけは?」って聞かれて、
ちょっとならとOK出してるラリー笑えた。
マキカガってなんだー!と言いながら引きずられてくセシル笑える。
夜明けが近いと知ったラリーは、アクメンラー王に頼んで皆を呼び戻します。
その光景を見て目を輝かせるレベッカ。
サカジャウィアにもあえて感激ですが、まだ名前を間違えるラリーに3人で訂正いれて
るのが笑えます。
そうしてジェドとオクタヴィウスも戻ってきて安心。
ここのシーンはなんか、アクション映画で主人公がボロボロになりながらガレキの中から
立ち上がる感じでよかった。ちょっと感動しました。ほれそうになりましたよ。ジェドかっこいいぞ!
館内はものすごーく破壊されてまして、ラリー、館長にクビにされかけますが、いろんなものが
目撃されていたために、朝から客がどっと押し寄せていて夜警続行決定。
あのジジイ3人も黙っていてもらう代わりに掃除夫として雇われていて一件落着。
最後は懐中電灯を「指パッチン」で消してナイトミュージアム、いざ閉幕。
明日はあなたもどうぞいらして下さい。夜に、こっそりと。
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