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サンシャイン2057

4/15鑑賞

 イェーイ、久々出ました。
 なんだこのクソ映画は。
 「ダメだこいつ…早くなんとかしないと…!」by夜神月
 映画で見なくてもDVD新作レンタルしなくても、旧作5本で1000円レンタルしなくても、
レンタル100円の時に思い出したら見る、というレベルで構わんです、はい。
まだサウンドオブサンダーの方がストーリーある分面白かったわ。


 えーと、鬼太郎CMが何故か初期第1弾に戻ってしまっておりました。
 あとこの映画に限り20世紀FOXのタイトルロゴが違ってた。何かあったのかな。


 物語自体はめっちゃありふれたものです。
 太陽の活動がおとなしくなってしまったから、人類の中から選ばれたメムバーが
太陽に核爆弾打ち込んで活動を再開させようというもの。まーどう見てもメムバー
脱落は明らかなわけですが。
 7年前にも1回イカロス1号がチャレンジしたらしいのですが、通信が途絶えて失敗に
終わったらしい。
 つかお前らはアホか。
 イカロスて太陽に近づきすぎてロウで固めた翼が溶けて墜落して死んだアホの
名前やんか。そんな縁起の悪い名前をつけるんじゃない。
 もうそんな名前つけた時点で計画失敗は目に見えてるやん。

 船乗りもそうですが確か飛行機とか宇宙船の命名についてもこういったジンクスとか
名前の由来を重要視する人は多いはずで、普通にこういう名前をつけるわけがない
のですが。もうちょっと考えようよ…。イカロス知ってる人ならこの名前を聞いた時点で、
物語のオチが想像つくよ。
 そういう、細部にまで神経使えない演出てつまらんです。

 で。
 イカロス2号に乗り込んで長らく旅をしているクルーたち。
 スキンへッドのおっさんは太陽を眺めてます。フィルターあるらしいけど、確かに地上から
太陽直視してもしばらく目にダメージ受けるから、近距離で見たら網膜やけるどころか
眼球蒸発しそうだなぁ。
 ともあれ、こんな危険な太陽鑑賞を「おすすめだよ」って人に薦めんな。
 
 他のメンバーは、もうすぐ通信不能区域に入るので、最後の通信とかいってやってる
んですね。あー太陽って磁場とかすごそうだもんね。
「僕らのミッションが成功してから8分後、光が届く」って。
 光だと太陽から地球までたった8分で到着か。すごいな光って…。

 一方植物園の栽培も。
 そうか、確かに年単位での旅行となるとつめる食料とかも限界あるし、太陽光は
タップリあるんだから植物も育ちますわな。
 将来の宇宙船としては一番ありうるタイプかも。
 宇宙船の中で植物栽培。いいなー。でも虫を通して受粉するようなタイプだと大変
ですね。そういうのできないから。

 で。
 いきりケンカしてるから何かと思ったら、さっきのメッセージ送ってたにいちゃんが
ずっと独占してたせいで他のメンバーがもう通信できなくなってしまったんだって。
 いやあんたら何年も旅してきて性格すら把握しとらんのか。長くなりそうだったらそいつ
一番後にするくらいしとけや。
 まったくもう。

 そうしてる間にも宇宙船はどんどん進んでいくわけで、水星を皆で見ています。
 水星はご存知のとおり太陽に一番近く、そのため焼けついていて、温度も何百度も
あってとても生命が住める場所ではありません。
 まあなんで水星ってついたかっていうと別に水があるからと思っていたわけではなく
対応した神々の名前がそういう風な感じで受け継がれちゃったってもんなんですが。
 結構いい加減だよなぁ…。
 ともあれ、太陽系の中で一番軌道回る速度が速いから俊足の神の名前がついたってな
もんで。簡単に言いますと。

 話はずれましたが、そんで水星を通った時に、水星の鉄分がアンテナになって何かの
送信電波を拾ったと、キャプテンカネダが発表します。
 水星は内部構造で鉄の成分がもっとも多く、そのためアンテナを果たしたと考え
られます。
 で、それはイカロス1号からのSOSだったんですね。
 この発表に驚くクルーたち。
 イカロス1号は今太陽に近いギリギリのラインにいて、近づくのはとても危険なの
ですが、核爆弾をもう1つ積んでいる。つまりそれをうまく回収できれば、成功率が
2倍になるという単純計算なわけで。
 いいのかそんな簡単な足し算して。
 私ならやっぱまずはミッションをやった後余裕があれば回収って感じですが…。
成功すれば回収しなくてもいいわけだし、失敗すれば太陽活動は戻ってないから
回収できるたけの余裕はあるし…。
 てか普通そう考えませんかクルーたち。

 …立ち寄ることに決めちゃいましたよこの人達。
 それはいいけど軌道を変えたために太陽光から宇宙船を守るシールドの角度
調整を忘れ、太陽光が宇宙船直撃。たちまち船内大パニックに。
 計算をしたというトレイ、大パニックになって言い訳してますが、お前は黙れ。
 つかきちんと一緒に確認しなかった他のクルーも責任はあるでしょ。
 というよりも人工知能搭載してんだからこいつがちゃんと警告すればいいのに。
なんか肝心な時に使えないコンピューターだなおい。さすがイカロスと命名され
てるだけある。

 それでシールドを外に出て直している間に、太陽光がモロ植物園直撃して
船内に火災が。このままでは鎮火できないと判断したイカロスが、船を回転させて
そこを影にすることによって被害を最小限にするとか言い出すんですね。
 ところがこのまま回転すると、表に出てシールド修理しているカネダとキャパが
太陽光にさらされ死んでしまう。
 クルーは慌ててイカロスに回転をやめろというのですが…。
 で、冷静な一人が酸素を大量投下することで鎮火に成功するのですね。
 それはいいんだけどさ。そこで船の回転をストップするわけにはいかなかった
んでしょうか?
 ここでカネダ脱落。というか焼け死にました。
 おっさんよー、最後にカネダに「何が見える?」とか聞いてんじゃねーよ。
 あと、植物園が焼けたことについてえらいパニック起こしてた女性も気になりました。
頭おかしくなったのかと思ったよ。火災発生してるからそこ閉鎖されてるのに、
開けようとしたりとか。意味がわからん。
 植物園が大事なのは分かるけどさ、そこ開けたら火災が広がりますがな…。
 
 で。
 この一件でクルーのチームワークバラバラ。
 一応イカロス1号とドッキングして中の探検に行くのですが。
 ここでね、変な映像がサブリミナルみたいに入るんですよ。やめて欲しいんだけど。
あのポケモンのパカパカみたいで気分悪くなるし、意味わからんし。ほんっっっとに
この映画作った人ド素人ですか?
 
 イカロス船内は人間を除きほぼ無傷の状態で発見。
 これなら使えると喜んだのもつかの間、コンピューター自体はボコボコに破壊されて
おり、結局ドッキングも無意味だったことが判明。
 さらに悪いことに何故か突然手動でドッキングが切り離され、帰る手段を失う
クルー4人。
 しかもキャプテン代理になったやつがもー意地汚いというかなんとかいうか。
 宇宙服1つしかないから、核爆弾を扱えるキャパを帰らそうということになった
んですけどそこに割って入って「俺はキャプテンだ!だから俺が生きて帰るのは
当然だ!」って。
 おい誰かこいつ宇宙に放り出せ。
 カネダが生きてたら絶対先に「キャパを帰す」って言っただろうに…。

 キャパに宇宙服を着せ、そのキャプテン代理のウゼー男ともう一人は、断熱材とか
いろいろ体に巻きつけてキャパと脱出を試みます。おい、ドアの「警告」が日本語で
書いてあるぞこれ。
 でもう一人は残って手動でドアを開ける役目を。これは死を覚悟しないといけません。
 そんでまあなんとかキャパとキャプテン代理の男はイカロス2号に戻れるのですが、
もう一人は戻り損ねて宇宙の藻屑に。
 残った人も結局どうすることも出来ないし、一人死の宇宙船の中ですごすよりは…と
イカロス2号が1号から離れる時に、太陽光を浴びて燃え尽きちまいましたよ。
 ていうかこの距離なら塵芥として残るというより蒸発だと思うんだけど。まあいいや。

 さてなんとか戻ってきたクルーたちなのですが。
 このままでは酸素が足りないということがわかるんですね。
 もとよりシールド破損トラブルの時から戻れる力がなくなったと気づいてはいたのですが、
それでもミッション成功するまでの酸素が足りないと。
 そもそもあのドアを手動で切り離したのは誰かという問題もあるわけですし、彼らは
トレイを疑うわけです。でも彼はあのショックから薬で眠らせてあって、行動できるわけも
なし。
 つかお前ら日中起きてなくてずっと寝てれば酸素消費量押さえられるんじゃないの?

 で、何とかしようと思ってトレイのところにいったらとっくにトレイは自殺していたと。
 ではドアを切り離したのは誰か?
 はいこっからこの映画、ホラー映画になります。クソです。
 あと、この段階にいたっても責任転嫁しかしてないキャプテン代理を、やっぱり真っ先に
宇宙へ放り出すべきだと思う。

 結果はどうであれ、一人減って酸素が確保できたことに安心して、いろいろ修理をしていた
キャパにイカロスは、「このままではミッション継続が不可能」と告げるのです。
 この船にもう一人乗っている、と。
 その人物が展望台(あの太陽光見てた場所)にいると知りあわてて駆けつけるキャパ。
 なんかこのクルーたちいつも一人で行動しかしませんが、なんで皆に相談しないのか。
 駆けつけたキャパはその正体が、イカロス1号の船長であることを知り、愕然とします。

 っておいおいおい。待て待て。
 このおっさん、神に抵抗するのは無意味とか我々は死ぬべきとか言いながら、イカロス
1号の中で6年半生きてたわけですが。あんた何がしたいん?死ぬならさっさと死ねカス。
 このおっさんに襲われてキャパはあわてて逃げるのですが、逆に閉じ込められてしまい。
おっさんはおっさんでおお張り切りで、イカロスの機能を停止させ、残りのクルーを襲って
いくんですな。
 で、何とかキャパは脱出して、核爆弾を手動で引き離して爆発させて終わりと。
 地上ではキャパの映像を見ていた姉が、光り輝いた太陽に感動していましたとさ。


 責任者でてこい。


 この映画で唯一感動したのは、真田広之さんのすんばらしい英語発音だけです。



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