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第6話(09/02/12)
前回自信満々で宣言したトリックが全然違ってて、実際はものすごい手の込んだトリック
だった。なんだよもう。幻灯機は明るかったら使えませんよ。←単なる光発射してるだけになる。
今回の始まりは今までのあらすじをバッサリすてて、むしろ今回の内容を簡単にやって
いたので逆に面白かったと思います。
廃屋に燈馬君ときている水原さんです。
これ頼まれた撮影のアルバイトとか言ってますが、終わりまで見て考えると、「仕組まれた」もの
なのかなとうがった見方してみたり。
ここは水原さんが通う剣道の先生のおじいさんが買い取り、不思議なことに、手入れをする
わけでもなくそのままにしていたところなのだそうです。だから中は荒れ放題。
つーか銅像があるんだけど。へんてこなのが。天真なんとかってー人の。
昭和初期に何らかの爆発があって、このまま放置されているらしいです。よく倒壊しな
かったな。
燈馬君はこの屋敷の由来を一応調べてきたらしいですよ!
というかこの銅像の目が動いていた理由が最後まで明かされなかったのですが、これは
何の意味があるシーンだったんだろう…。
というわけで燈馬君とはぐれてしまい地下へ降りてきた水原さんは、そこに変なおりを
発見します。
よせばいいのに中に入ってヒモを引くから、ガッシャンとそれが下りて出られなくなった
ばかりか、機械が作動して閉じ込められるんでい。
つーかキテレツ大百科かおい。
そゆわけで水原さんが目覚めてみると、そこは見たこともない世界。
彼女を起こしたのは、燈馬君によく似た塔場なる大学生。
燈馬君役の人、ふけ顔でよかったなというべきか、そもそも高校生役に無理があった
のではというべきか…(どっちも失礼ですから)。
で。
今が1934年、昭和9年と知りびっくりする水原さん。
微妙な年だなぁ…なんていうか…。
ま、ともかく水原さんは携帯電話を見せて自分が未来からきた、と言っています。この頃
電話ありましたっけ?(あったよ!)
それを見て塔場は一応信じてくれたようですが…。というか水原さん、ツーショット写真
とってますが携帯向ける方向違ってませんか?それとも機種によって違いますか?その
方向だと空がとれるような気がするのですが。
塔場君、なんか喜んでいると思ったらどうも21世紀にはタイムマシンが発明できたと
勘違いしているようですね。うーむ。
実際的な話、未来には行けるけど過去にはいけない、というのが今のタイムマシンに
関する理論じゃなかったですっけ。よく知らんけども。
ちなみに塔場君が言ってるのはウェルズが書いた小説「タイムマシン」のことですね。
これが世界最初とも言っていい、タイムマシン小説。ただ内容は結構悲観的というか、
読んでて面白い冒険活劇!ってほどではないです。
で。
塔場君は今おばさんの家に居候して書生をしており、なんとか虎男という人に支援受けて
大学にいっていたものの、この人が半年前に亡くなって支援が受けられなくなり、どうしたら
いいか困っている状態。
そんで今日はその弁護士に条件を満たせば支援をまたしてもらえると言われて、行く
途中だったところに水原さんに絡まれた、と。
そういうわけで水原さんは、服を着ものに着替えてその虎男の屋敷に向かうことに
なりました。塔場君みたいな袴がいいと言ったけれど、塔場華麗に無視。
その弁護士先生が水原父だったもんだから、水原さん、やたら「水原です」「水原です」
と言ってて笑えたけど、いきなり「できの悪い娘さんはいませんか」とか「バツイチだったり
しませんか」はさすがに失礼だろ!
その変わりに水原さんはあばずれって言われたけど意味がわからなかったようで塔場に
聞いています。が、多分意味を教えると暴れられると思ったんでしょう、塔場またもムシ。
彼は燈馬君より無視スキルが高いぞ!さてはムシキング!
(山田くーん!座布団全部持って行きなさい!)
えー弁護士の言うことにゃ。
虎男には子供が三人いた。
えーと、牛之助、猿彦だっけ、それと羊子さん。これらの名前は何か意味があるかと
思ったけど特になかった。金田一なら絶対意味あるのに!
んで彼らにはきちんと遺産が分配されたのですが、実は隠し遺産があることがわかり、
今モメていると。
これをあるかどうか見つけ出し、あった場合にはなんとかしろと、まるで悪魔の証明の
ようなことを言ってくれるな、弁護士よ。
ただし、弁護士は塔場に頼んだことがやや不満な様子。
でも虎男があえて彼に頼んだということは、彼の才能を認めてのことなんでしょうね。
帰り際またも水原さん「水原でした」と言って帰っていきますが。
弁護士先生のおばの末のお嬢様の結婚相手が水原らしい。
…それもう他人だよね。
虎男の家はすごいお屋敷でした。さすが初代仮面ライダー!(まだ時代的にライダーじゃ
ないから。てか仮面ライダー関係ねぇー!)
まずは家にいた猿彦に話を聞いています。
彼のいうことには昔虎男は隠し財産について、足元の十二支の名前が書かれた円盤
みたいなのをさし、ここにある、と。
そのあと天井をさす。
お前に足りないのは思考力だ、と父は言います。
なぞが解けたらお前のものだと。
猿彦は自分が事業継ぐとか言ってますよ。無理だろ。
本当はハリウッドにいって映画スターになりたいらしいです。
そんで羊子さん。
彼女には父は「私に何かあったら、私にはお前がいつも見えている」とかなんとか。ともあれ
彼女は父の肖像画を、遺産とは別にもらう約束をしたらしいです。
つーか今は3人バラバラだけど、皆が父からそれぞれ聞いたことをちゃんと皆で話し合って
探せば、その隠し財産というのは見つかるんじゃないですか?そんな気がするゥー。あると思います。
牛之助が戻ってきました。
彼は放蕩息子みたいで、なんか飲んでた時にたまたま止まってしまった父の懐中時計が
欲しかったみたいです。いい時間に止まったからこのままにしておくらしい。8時か。末広がり
ですね。
で?
水原さんは、兄弟そろって、十分な遺産を手に入れたはずなのに、隠し財産にこだわる
3人はみっともないと批判する塔場に、そうでもないんじゃないかなと言ってます。
財産はお金とは限らない、と。
この子けっこういい視点もってますよね。
水原さん、帰宅途中であの廃墟だったところに人がいるのを発見。
天真のおっさんがいた。
私を未来に返して、とか言ってます。
さてどうなりますことやら…つーかこの人に言っても仕方がないような…。
そういうわけで塔場君の部屋で寝るという、燈馬君でもしてないようなことを堂々と
やってのけてしまう水原さんですが、明日の晩には天真博士が実験するので帰れる
らしいです。
そんで塔場に燈馬君の話をしてあげています。
いつもあれこれ言って無理難題押し付けてるが(自覚はあるんですね…)、ちゃんと
期待に応えてくれる、それが嬉しいと。
その気持ちにこたえられているかわからないから、一生懸命向き合ってると。
塔場はいい友達だと誉めます。確かに信頼関係築けてきてるもんねぇ。
翌朝。
なんと大変。
絵が消えたというのです。
なんでも、3人であれこれ話し合っていた時にはまだあって、各部屋に引き揚げたあと
猿彦が牛之助の部屋を訪ねたらもうなくなっていて、大騒ぎで探したと。
羊子は、自分にくれるって言ってたのにーと残念がることしきり。
塔場は冷静にからっぽの額縁を見ています。
その額縁を取り外すと何かのスイッチがあらわれ、絵を外すと光が床の、戌の場所を
照らすようになっていました。はたしてこれは…?
さらにそこへ、羊子を誘拐したという手紙が届きます。…なんかこれは偽装臭いな。
あの肖像画を要求しているあたりが。
そういうわけで塔場は自分がこの取引場所に行く、と言います。虎男にこのことの解決を
頼まれているからと。
水原さんにもついて来てもらえばいいんだろうけど…多分絶対断らない子だけど、
帰ることになってるから塔場は誘わないでしょうね。
夜。このまま帰る水原さんに塔場は「全部うまくいったらあなたのおかげです」と言います。
実験室であのおりに入る水原さん。
さてどうなりますことやら…。
塔場、誘拐犯が待ち受ける場所に向かいましたが、なんかお面つけたふざけた連中が
出てきたぞ。
絵は盗まれてないんだ、というと本当に見つからないのか、みたいなことを言ってます。
つーかさ。
塔場君を押さえつけてるけど、ないものをどないせーっちゅーねん。
そんな彼のピンチにやっぱり水原さん、やってきました。実験を諦めたんだね。
軽く流されてますけど、彼女の未来がかかった重大な決断でもあったわけで。
それを彼女は、塔場がピンチかもしれないという思いだけで戻ってきた。なかなか
出来ることじゃないと思います。
ひと暴れした拍子に水原さんの携帯が落ちましたよー。
逃げだした誘拐犯を塔場は追わなくていいといいます。
おそらく羊子なら大丈夫だろうからと。
むしろ塔場はなぜ水原に来たのかと聞いています。
水原さん、ものすごくあっけらかんと言うんですね。
「いいじゃんそんなこと。いざとなったらこの時代で生きていく。住めば都って言うし」
最後のはなんか違うとは思うけど、水原さんらしいなぁ。親とか燈馬君とかその他の人たちにもう
会えないこと、一人ぼっちで残ることをまったく気にしてないんだから。
で。
屋敷に戻るとやっぱり羊子さんは戻ってきていた。
塔場の謎解きが始まります。
まずなぜ誘拐犯は肖像画を要求したか。
それは、隠し財産のヒントがこれに隠されていると思っており、探したかったから。
絵を盗んだのは…と塔場は、続けて「羊子さん」というのですが、二人にみられてフルフルと
首振ってるのは面白かった。つーか燈馬君も塔場君も関係ない人の名前あげるのやめなさい。
「ではなくて」って言ってますが。
猿彦が犯人らしいです。
それは、肖像画が盗まれた時に牛之助を疑う発言は一切出てこなかったのに、羊子が
誘拐されて肖像画を持ってこいとなった時に、牛之助が人を雇ってやらせたんだろうと
言ったからって?
ここはちょっとわからんかったな。
ともかく、牛之助に嫌疑をかぶせたかったと言いたかったのかな。
そんで持ち出したるは幻灯機。
これで撮影した絵をうまく肖像画に重ねて、はたからは絵がなくなったように見せたらしいです。
補色という、重ねると暗い灰色になる色を応用したそうです。
この辺はよくわからんからへえーと思っておけばいいんじゃないかなと。
で、二人が外を探している間に絵を抜きとったらしいです。
羊子さんの誘拐が狂言だと見抜いたのは、絵が盗まれたと聞いた時に犯人がそれを疑わず、
本当に盗まれたのかと確認だけしていたことからだとか。
塔場君は隠し財産もありかがわかったようです。
肖像画の額縁を外すと戌のとこが照らされる。
そのまま振り向けば父の書斎がある。
つまり…。
羊子さんは、飼っている犬と一緒に、父が母と暮らすために買っていた牧場へ行くらしいです。
猿彦は隠しボタンを見つけ、父が自分のために用意してくれていた映写機を発見。
牛之助は父の書斎から時計を見つけていました。
それぞれ戌に関係のある場所から父が自分のために用意してくれたものを見つけたという
解釈でよろしいか。
そういうわけで塔場も援助を再開してもらえて前途洋々です。
そんで。
塔場、水原さんに「もしよかったら…」と言いかけるのですが、水原さん聞いちゃいねぇ。
エントツが立ってるから爆発は起きてないつまり、天真博士の実験はまだ成功してない、
ということは私帰れるー!と感激。
そんな彼女に塔場、意を決して「ここに残ってもらえませんか」と言ったけれどもやっぱりその
言葉を撤回して「お気をつけて」と。
水原さん気づいてないのか知らないけど、今この人はとても大切な告白をしたんだよ。
ともあれ、水原さんは天真博士のもとに向かったけれども塔場は誘拐犯に会った工場の中で、
水原さんがおとして忘れていた携帯を見つけていました。
きっと宝ものになるでしょうなぁ。
現代に戻ってきて水原さん、寝こけています。
やっと現代に戻ってきたことに気付いたけど…やっぱり夢オチじゃないのかなぁとかいう
思いを捨てきれないでいるのですが。だってこれQEDだしなぁ。
屋敷の外では、待っていた剣道の先生がおじいさんに「本当に取り壊してよろしいんですか」
と聞いています。
じいさんはいいとか言ってるけど、その先生がこの屋敷にまつわることを聞いてもはぐらかして
答えませんでした。
その窓ごしには、屋敷の前で写真をとってはしゃぐ水原さんと燈馬君。
そしてやっと水原さん、携帯電話がないことに気付きました。
その携帯は…おじいさんの手に、大切に握られていました。
おいおい70年ももつのかよこの携帯。どこのメーカーよ。(ロマンがない)
この終わり方は良かったなぁ。
ただ欲を言えば、水原さんが帰った後に実は塔場、水原さんによく似た女学生と出会った
というようなエピソードが入っていたらもっとよかったと思います。ちゃめっけということでひとつ。
それからおじいさん役を演じるなら、声を無理にしわがらせるんじゃなくて、おなかに力を
入れて、手でのどを少し強く押さえながら話すといいよ。多少しわがれて聞こえます。
次回は金庫が消えて謎の海賊ジャックが。つーか思い切り日本人顔ですけど。
ジャックの下の名前がスパロウでないことを祈ります。
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