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ヴォイス
〜命なき者の声〜

最終話(09/03/23)

 なんか帰ってこさせられた33分探偵の予告してたけど、結局なんやかんやで帰って
くるんじゃねーかこいつ。


 さて場面は夜の公園から。
 女性がなんかひぇーみたいな顔で男を見てるのと、あと手に握られたナイフ…これから
わかることは…そうだね、お魚くわえたドラネコおっかけたサザエさんがそこにいた人を
刺しちゃったんだね!(違)

 石末宅では父が、辞任した報告の手紙に署名してたんですが、これはまあ最後らへんに
もってきてもよかったかなとは思うんですけどね。
 署名をあのボールペンでやってたのはよかった。
 あとでも、たびたびエピソードが登場するのですが、話の流れがちょっとぶっちぎられるので、
最終回の流れは流れとしてひとまとめにしておいて、その後みたいな感じで出した方が
よかったんじゃないかなとか言ってたらもう次のシーンだよ。

 パンを食べている秋ちゃんを、アホみたいな顔で眺めている加地君。なんかメガネが黄色い。
そっちの方がどーして!?だよ。実験器具か何かなのかな。
 ともかく加地君は、どうして最近パンばかり食べてるの!?とか言ってます。そんなん人の
好みだろうがぁぁぁぁ!
 お前は選ぶのが面倒臭いという理由だけでいつも学食でおいしくもないカレー食べてて
それを言うのか!

 秋ちゃんはシール集めてるらしいです。ああ、あの、シールを集めると必ずもらえるってやつ
ですね。
 昔は5点とか10点だったのが最近採算とれなくなったのが30ポイントくらい集めないと
いけないようになってきた、しかし白い皿がやたら多いみたいなアレ。でもたまに欲しい
デザインのはある、確かに。
 秋ちゃんが狙っているのはおしゃれ小鉢らしいんですけどそれ10個!?多っ!
 加地君は絶対使わないでしょ、とか失礼なこと言ってるぞ。
 いやいやいやこういうのはな、使ってるうちに割っちゃったりして10個あったのがいつの間にか
3個になってたりするんだぞ!(割るの前提かよ)
 でも小鉢はあると重宝しますよ!
 3品入れる品を考えてみろと言われて秋ちゃん、おからにひじきの煮物に冷奴とか言う
んですが、加地は「豆腐を料理にカウントしちゃいましたー」とか言いやがった。
 お前豆腐に謝れ!豆腐はな、実は納豆と名前間違えられて名付けられたんだぞ!
 
 ちなみに羽井君は興味無かったので、シールは全部捨てたらしいです。いるよなー
こういうの。沢山食べてるのに集めてないんだよねー。せめてシールはとっとけー。お母さんに
喜ばれるぞー。

 桐畑君は小鉢持ってても料理に使わないと追い打ち。
 お前ら絶対そのうち、秋ちゃんに毒盛られるぞ。

 シーン変わって桐畑君の家かな。
 おいおい後ろで加地君がハエタタキビュンビュン振りまわしてんだけど、何やってんですかー。
え、そのエピソード必要?
 いやいいけどさ。なんか思い切り壁叩いて自分でビックリしてるぞこいつ。本当に君は
最初から最後まで行動の読めない奴だったな、加地君!

 ゼミの打ち上げについての話をしていますがそれはともかくとして桐畑君へ。
 お前、さりげなく部屋の中にあるCSIののぼり、どっから持ってきた。

 それと、加地君が秋ちゃんのモノマネやってるけど確かに似てない。
 心底がっかりだよ、と羽井君も酷評だ。
 
 加地と石末が帰宅してますがここで、石末父のことがわかります。
 執行猶予つきの有罪判決くらいになるだろうと。
 医業停止も長くて一年くらいで済みそうだ、と。
 でも院長は辞任したと。
 こゆのは冒頭でパパッとやってもよかったかなぁ。
 ここの会話シーンを入れて、それで冒頭の女の子と男のシーンに切り替わる方が流れは
スムーズであったようには思う。

 それで、加地の話になって、今後どうするかという流れになっています。佐川には
感謝しているけれども、今はまだハッキリした答え出せてないと。

 解剖に運ばれてきたのは成瀬という男性。運送業。家族持ち。
 9時頃住宅街の公園で胸をナイフで刺されて死亡。
 刺したのは坂田という女子高生だけれども、彼女は成瀬がナイフを持って襲いかかって
きたのでもみ合っているうち刺さってしまったと正当防衛を主張。
 警察としては坂田さんの体に残った傷だとか、成瀬が過去強制わいせつ事件で逮捕されている
経歴(ただし不起訴処分)があることからしても、その可能性が高いと判断しているようです。
 うーん正当防衛って特に相手が死んでしまったような場合は、結構慎重に調べる必要が
あると思ったけど。当事者が男女だとしても、すんなり認められにくいのが正当防衛なんですよ。
 あと、ナイフはつばのないタイプであれば、坂田さんの手を調べれば嘘をいっているか
どうかはわかります。本当にもみあってて傷がついたか、刺して傷がついたか。

 ちなみにこの坂田はこの大学理事長の親類。うわこれでもうかなりモメそうじゃん。
 わざわざ署長にくれぐれもよろしくとか言ってるあたり。

 解剖すると、被害者は出血性ショックで死亡したものの、10〜15分は生きていたということが
わかります。佐川は何か気付いたみたいなのですが…。
 5人は、被害者には同情できないとか、女の子が一番の被害者だとか言ってます。
でも私は、そういう風に先入観を持って解剖の結果を判断してしまうことの方が怖いと思う。

 警察にて佐川は坂田とあっています。
 事件で負った傷を見せてもらい、写真にとっています。
 
 それからしばらくして、理事長が佐川のとこに怒鳴り込んできました。
 正当防衛じゃないってどゆことだと。
 やっぱりそう思ったんですね。
 佐川は、「正当防衛とは言いきれない」と警察に証言したらしいです。
 それで理事長は再解剖依頼をしたので、その結果によっては佐川の進退問題に発展
する可能性があると言ってます。
 いやさ、そりゃ身内が可愛いのはわかりますよ。だけどそれだからといって犯罪を隠して
いいってことじゃないだろう。
 このまま正当防衛が通ったら、残された被害者の家族はどうなるんですか。やってもいない
罪でずっと犯罪者の家族としてののしられるわけでしょ。
 で、坂田って子もどういう動機でこんなことしたか今はわからないけど、一生その罪の
意識を抱えていくつもりですか、と。

 佐川も言ったからには根拠があって言ったのだろうし、これは腰を据えているしかないで
しょうね。
 多分結果をゆがめるようなことはしないと思うけど、その再解剖の人。
 5人もめいめいに心配しています。

 加地くんは、もみ合って偶然刺したにしては刺し傷が1か所なのはおかしいと指摘。
 今から現場に行ってみない、と誘います。
 皆向かいましたよー。
 現場は、坂田の高校に歩いて5分、成瀬の家からは10分の距離。
 かなり近い場所ですね。
 こんなところで犯行に及ぶか?と言ってるけども確かに近いから犯行に及ばないとは
言いきれない。
 そこに、成瀬の友人らしき人がやってきて、彼も成瀬の奥さんも、過去のことは知っている
と話してくれます。
 つまり、過去のことを隠してたわけじゃなく、本人はきっちり清算っていったら変だけど
ちゃんと罪の意識を持っていたということですよね。
 そんな人が犯行に及ぶでしょうか。
 何かおかしい。

 加地君は図書館で過去の新聞記事を調べています。
 埼玉県所沢で成瀬は過去事件を起こしたのですが、坂田の出身もここ。
 そしてなんと、被害者は坂田の同級生だった可能性があると。
 秋ちゃんは、佐川先生がひっかかったのはそこではないのじゃないか、と言ってます。
 解剖の結果と加害者の傷から判断したんじゃないかって。

 佐川は今回の決定にかかわらずここを辞めるつもりらしい。
 教授会では、再解剖を担当した教授が正当防衛と判断を下したこともあり、佐川先生の
処分がほぼ決まりかけてるんですね。こぇぇ。事実が隠ぺいされようとしてるがな。
 それを知って皆走る。最終回だから豪快に走る。でも白衣は脱げ。いろいろひっかけて
危ないから。

 教授会終わってでてきた佐川に皆声かけるのですが、皆と同じタイミングでここを去る
ことになりそうだ、と言ってますよ。
 鹿児島に行くと。
 地方はまだまだ人材が不足しているから、発展に貢献できればと。
 なんていうのかな、左遷じゃなくて自分の意志で行くならいいんじゃないの。教授とかは
転任しちゃいけないってこともないし。
 そーいや夏井川さんはどうすんでしょうね。

 皆が皆それぞれの道を考える時期にきていて、羽井君なんかは苦労して入った分
これからも頑張って行くつもりではあるみたいですね。
 もしダメだったら私の店をあげるからってお母さんもかなり豪快ですが。
 秋ちゃんも桐畑君も石末君も、加地君と過ごすことでこれまで抱えていたものから解放
されたり、わだかまりが解けたりして、出会いを感謝しているんだけれども、その肝心の加地
君はまだ迷い中なんですかね。
 キミ一休さんに出て「どーして!?」って言ってたらええやん。
 皆、加地君と佐川先生の言葉に助けられてきたんだから、佐川先生がいなくなったら
困ってしまいますよね。
 
 蕪木さんと桐畑君が会話してますが、桐畑君は科警研を目指すことに決めたらしいです。
難しいけどって。
 蕪木さんは、目指すのはタダだって彼なりの励まし方してます。まあ彼の下で鍛えられた
んだから、多分何とかなるんじゃないかな。

 加地君は実際に所沢に足を運んでいろいろ聞いていますよ。
 昔成瀬に襲われた被害者は自殺していたらしいです。親が、世間体を気にして告訴を
取り下げたために、犯人は無罪になったからと。
 なんかやるせない事件ですね。
 子供をさらしものにしたくない、という気持ちはわかるけども、それによって子供が余計に
苦しむこともあると思うし。
 性犯罪関連については日本は、まだまだ加害者に甘いと思いますよ。アメリカの
メーガン法も問題点は多いけれども、それでも日本のような、高い再犯率はなんとかしなきゃ
いけないと思う。(今回の事件とは直接関係ないですが)

 加地君は、正当防衛に関する本を読んでいます。
 読みながら、自分の手をつかんで確認してる。
 その上で、佐川先生は間違ってない、確信を持ってると思う、と言う。
 ここで加地君、秋ちゃんに本を返そうとするけども、その本をわざと離さない。
 で、本を持つ秋ちゃんの手をつかんだけれど、簡単に引きはがされた。
 そのあと、自分の手首をつかませて思いきり引っ張らせてる。
 それで結局秋ちゃんはうまくいかず、尻もちをつく形に。

 桐畑君に成瀬の傷口のデータを聞く加地君。
 彼の身長は179センチ。
 桐畑君は戸田と同じ身長だったので(覚えてた)とか言ってるがその戸田が誰だか
わかんねーよ!誰だよ!銀魂のキャラか!?(どう考えてもスポーツ選手あたりです)

 加地君が考えに入りましたね。
 179cmの成瀬の胸を一突きしたということは、もみあっていて刺さる高さじゃないと思いますけど。
どちらかというと振りかぶるとか、相手が油断してるとこを刺さないと無理では?
 
 偶然じゃなかったんだ。
 つぶやいて加地は走り出します。
 なんか知らんが間に合うんでしょうか。

 えーっと「ロケットマン」だったか忘れてしまったんだけど、同じようなものでも、刺された
位置の高さで、偶然か故意かを見破られる話があります。
 その傷の高さは加害者がナイフを振りかぶらないと刺せない高さだった、偶然刺さった
とかそういうものじゃないって。
 結局そうなんですよね。不自然な傷っていうのは大体わかるらしいですが。

 理事長室に5人は飛び込んでいって、佐川先生は間違ってない、正当防衛では
ありませんでした、辞めさせないでくださいとか言ってるけど、警察の発表待たないと
無理なんじゃないだろうか。身内をかばうことしか考えてなさげな理事長だし。
 これ場合によっては理事長自身の辞任問題に発展すると思いますよ。
 どうして先生がこの学校を去らなければならないんですか。彼女には殺意があったんです、
という加地君。ここの、声を荒げる加地君はなかなかよかったなぁ。普段ひょうひょうとしている
彼が初めて怒ったみたいな感じで。

 成瀬と坂田にはおよそ30センチの身長差があった。けれども被害者の傷口を見ると、
上の方から刺されている。もみ合って刺されたにしては不自然さがある。
 そして手首の傷にしても、藪の中に引きずり込まれそうになったにしては、逃げようとする
相手を思い切り引っ張る時に、残っていた傷から判断できる掴み方では、力がうまく入らない
と加地君は説明。

 これは実際にやってみるとわかると思いますが、人の腕を、同じ方向から掴むのか、逆方向から
掴むのかでは強さがまったく違ってきます。
 (ナイフを)振りあげた手をつかんで止めたのと、人を引きずりこもうとして握る手。それの傷跡の
違いを佐川先生は見抜いたんだと思います。そしてそれに加地君も気づいた。
 佐川先生はちゃんと見抜いたからこそ正当防衛ではないと言ったんですね。
 つーかこの再解剖で正当防衛と判断した奴はもう法医学者やめろ。人間関係に引きずられて
間違った判断下すような奴に死者の声が聞けるとは思えない。確かに判断は難しいもので、
そういう人間関係なしに下した結果だとしても、それならそれで事実を正しく受け止めきれてない
のならやっぱりこれからも、死者の声を聞いていけないと思う。
 坂田さんの手やその他の傷を見て、事実を見抜けなかったんだから。

 まあ実際は、刺された時に掴んだという設定みたいですが。
 つまり最初から坂田は成瀬に殺意を持って近づき、用意していたナイフで襲ったと。

「僕は先生の判断は正しいと思っています。いずれ警察の捜査でも殺意を裏付けるような
証拠が見つかると信じています。理事長関係者に不利な判断をしたからといって大学を
追われるのはおかしいと思います」
 まったくもって正論ですね。
 なんか理事長、いずれ裁判で決着するとか言ってるけど、裁判以前にだから警察が証拠
見つけてきたらどうするんだと。
 その時に「圧力で事実をゆがめようとした」として罪に問われ辞任するハメになって泣くが
いいわ!ワハハハハ!(氷河さん悪のボスみたいになってます)

 理事長は、佐川が生徒の自主性を重んじすぎることに疑問の声があり、キミみたいな生徒が
いるから今回の処分になったんじゃーとか言い逃れしとる。
 むかつくやつだな!
 理事長!あんたは間違っている!
 大学では正しくは「学生」っつーんだよ。教育者なら覚えとけ!
 
 この理事長はもういっそ「リセット」に出てもらって、どちらを選んでも破滅の人生を歩んで
いただきたい。

 佐川は2人の間に割って入り、「自分が間違っているとは思わない。学生は死者の声を拾おうとする
あまり、枠を踏み出すことがあるかもしれない。でもその経験は間違いじゃない。ご遺体やご遺族の
悲しみを理解しようとして考え行動した人間にしか拾えない行動がある。私はそう信じている」と
言います。
 それが佐川の、生徒の自主性を重んじるということですよね。
 だから間違ってはいないと思うし、やり過ぎだと言われることでもないと思う。

 後日。
 刑事が坂田に話しています。
 俺はね、ある一人の先生の解剖に対する姿勢をとても信頼している。その先生と仕事してると、
解剖台の上のご遺体に、この人にみてもらえてよかったなと言ってあげたい気持ちになる。
 この先生が全部あんたの言いたいこと聞いてくれるぞ、って。その先生は残念ながらこの事件を
正当防衛じゃないって思ってる。

 夏井川にセクハラもどきの発言してるのとはえらい違いだなお前!
 でも、その先生は残念ながら、で一呼吸おいた芝居は流石だと思った。
 これから佐川が去ったら、解剖室は夏井川とこの刑事の会話でさぞかし寒いものになるんで
しょうね…。

 屋上で佐川と加地は話していました。
 さしもの加地も反省したらしいけど、教師冥利につきるよ、と佐川は満足してるらしい。
 けれど加地、もう一つ引っかかることがあるんですよね、と見抜いてた。

 息があった成瀬はあえて助けを呼ばず、死を受け入れようとしたのではないかと。

「逃げようとした私を呼びとめたんです。」
 坂田が供述しはじめてました。
 成瀬は坂田が被害者の友達ではないか、とわかったみたいで。ずっとなんてことしたんだろうと
思ってた、ずっとずっと申し訳ない気持ちだった。ごめんね、と。
 殺意を持って刺した人にそう言われたら坂田はどう思ったでしょうか。
 なんていうのかな、友達の仇を討ってやる、絶対許せないと思ってた気持ちをどうしたら
いいかわかんなくなったんじゃないかな。
 のうのうと生きていた、幸せそうな結婚して何事もなかったように暮らしていけるなんて
おかしいって思ったことが、実はそうじゃなかった、加害者もずっと苦しんでいたって知って。
 殴ろうと思って振りあげたこぶしのやりどころがなくなって、刺しはしたけれども坂田も罪の
意識で苦しんでたんじゃないかな。成瀬がそうであったように。

 まあ…現実の犯罪者が全員こんな風に反省してくれていたらいいんですがね。
 そういうのがないから、再犯とかもあるわけだし、消えない苦しみもある。
 難しいものですね。

 加地君は佐川先生の言葉を思い出しながら歩いています。
 お前の推測は正しいのかも知れない。でも俺達法医学者は想像するだけで終わらせちゃ
ダメなんだ。それを裏付けるために事実を積み重ねていく必要がある。
 プロとしてやっていきたいなら、お前のそのイマジネーションは解剖室の中でだけ発揮される
べきだと思う。
 でも、お前にしか聞けない声が絶対ある。俺はお前に出会った時からずっとそう思ってる。

 今加地君は、佐川先生のゼミにきて出会った時から、と思ってるだろうけど佐川先生は
もっともっと前、あの事件の時から、という意味で言ったんだと思います。

 ちなみに佐川の後任は夏井川先生らしいです。
 ウヒョー。
 まあこの先生もきついことはきついけどしっかり調べてくれるから安心といや安心だね。
学生にはストレス溜まりそうですが…。ま、蕪木さんは安心ですね。
 で、このあと鮨屋に行くらしいです。最初にした賭けは先生の勝ちだからって。
 そんな第1話の伏線を持ってくるのかぁぁぁ!いやいいですけどよく覚えてたな。

 5人は打ち上げをしてるのですが、アメリカにいったらもてそうーと秋ちゃんに言ってる
けど、それ聞くと確かにこっちじゃモテそうにないような言い方だよなぁ。
 羽井君は箸を人に向けるな!
 羽井君の母が怒ってるんだけど、「そうだー!」と同意する秋ちゃんの声がアニメ声
みたいだった。
 ここで加地君が「大事にしたいんですけどー」で一瞬BGMやんで、みんなで「ねぇー」
とか。ひどいだろお前らそれは。
 あとお母さんのオバマのモノマネには静まり返ってました。
 君らもなんやかんやで結構ひどいな!
 あと就職決まらなかったら石末の病院に行くとかなんとか。経営なめんなって石末が
言ってて笑えます。

 そんでなんかノリで今から花見に行くらしいけど、秋ちゃんは加地に「どーしてわからないなんて
言うんですか」って聞いてる。
 え?チノパンと夜桜の関係が?
 あ、法医学を続けるかわからないって言ったことか。
 つーか丸めたゴザをのぞいてる今の加地の行動も十分わからんのだけど。
 何が見えるんだよそれで。

 加地君には自分の中で答えがまだハッキリ出てないみたいですね。
 けれども秋ちゃんは、好きでもないことをそんなに考えないはずだ、と指摘。興味があって
答えを探したいからどうして、って思うんだって。
 こっから2人、いい雰囲気になるんだけど、加地君がいきなり目を閉じてとかいってて、
秋ちゃんドキドキしながら閉じてるんですが、顔にパンのシールがはりつけられただけでした。
 大体想像はついたけど加地ひでぇな!
 ただいまの顔の得点、3.5点とか。
 よし秋ちゃん、そのゴザでフルスイングだ!
 つーかせめて5点はやれよ。

 加地君、あとからやってきた石末に呼ばれてダメ出しされています。
 そりゃそうだ。
 というかここの桜道通りって、ドラマ「HERO」に登場した場所じゃないですかね?

 ちなみに桜はどこにも咲いてなくて、羽井の錯覚ではないかという結論に。
 羽井さん、やっちゃったー!と言って逃げていく桐畑君と、それ追いかける羽井君が
面白かったなぁ。

 加地君は明日になれば皆別々の道を歩き出すとかいってしみじみ。
 ともに笑いともに悩み…ってそれ、先日離婚した某格差婚と言われた結婚式で歌われた
歌じゃなかったですかね。

 佐川の部屋に加地君が行くと、先生は新聞記事を見せてくれました。
 加地君が現場に居合わせたあの事故でした。
 実は俺もここにいた、と聞き驚く加地君。
 知らずに話していた相手が佐川先生だったわけですねっていうか顔覚えてないのか。
さしもの加地君でも無理だったか。

 子供でありながら死者の声をくみとったともいえる加地君。
 カルテを作っている時に、「死んじゃった人にお医者さんはいらないの?あの人たちは
もうこれで終わっちゃうの」と加地君から聞かれた若き日の佐川先生。
「なくなった人にもちゃんとお医者さんはいるんだよ。そのおいしゃさんが亡くなった人の
最後の声を大切な人にちゃんと伝えてくれるんだ」
 この時佐川の心はきまったんでしょうね。ずっと法医学を続けていくって。
 だからこそ、加地の名前を見て、強引にっつーかまあ自分のゼミに入れたんでしょうね。
ここでこのドラマ最大の伏線ともいえる、きっかけが回収されたわけですか。

 加地君も法医学を選んでよかった、これからも続けていくと佐川に言いました。
 そこにノックがあって、行政解剖の依頼が入ったという連絡が。
 そして坂田も殺意があったことを自白したらしいという報告も。

 解剖室に向かう5人の姿はいつもより丁寧に描写されていたと思います。
 セリフのないそこに、5人の様々な思いが現れていたとも思います。

 佐川先生はいつも通り言いました。
 解剖室に入ったら個人的感情は一切捨てること。ご遺体と向き合うことだけを考えろ。

 人は死んだらおしまいだ、僕らはそう思っていた。
 医学とは消えゆく命を救うため、死を少しでも先延ばしにするために存在するのだと
そう思っていた。
 でも失われた命にも医学は存在した。失われた命から発せられる声に必死に耳を
傾けようとする医学がここにはあった。

 最後石末と夏井川が歩いてて、俺がやめるのさみしいんじゃないですか、と冗談で彼が
言ったら、そうかもと肯定されてあわてて、一緒に飲みに行ったりしてもいいのか、とか
交渉してて笑えます。
 羽井と桐畑君はお勉強中。仲いいねぇ。「邪魔しないで下さいよー!」「邪魔って言った!?」
でまた取っ組みあってるし。
 皆がうまくいってる中、鹿児島大にいって「法医学教室って分かる?」と学生に聞いたら
「うちにそんなのあったっけ」とそっけなく逃げられた佐川先生がお気の毒です。
 いじめ!?これいじめ!?

 一方で加地君も、秋ちゃんの荷物持ち…って多すぎるだろ!
 なんでこんなにいるのよ!
 バスの運転手さんに荷物預けて、二人またいい雰囲気になってますが、なんか加地が手を
出してるよ。何をねだるのかと思ったら握手して、ベンゼル・ワシントンのサインもらってきて。
離れろ!ワシントンから離れろ!
 秋ちゃんもキスするでなく、加地君の前髪いじくっていっただけだし。ここはもうひとひねり
欲しかったなー。デコピンとか。
 でも変にラブコメ路線にならなかったのはよかったと思う。
 
 うーん…。
 最終回としてはさわやかでよかったけど、理事長謝罪くらいせーよ。少なくとも最後に、理事長
辞任のニュースくらいは欲しかった。腹立つじゃん。お前が諸悪の根源みたいなもんだろ。

 法医学は何でもわかるわけじゃないとか、現実の厳しさとかいろいろあって、やたら法医学を
持ち上げただけに終わらないドラマでとても良かったと思います。
 それと同時にもう少し最後、日本にはまだまだ監察医制度が整ってないとか、法医学の現場では
常に専門家が不足している現状も取り上げてくれたらよかったかなと思いました。
 それこそ、最終回こそ二つの話を同時進行してもよかったんじゃないかなと。
 ともあれ今日も加地君は法医学の道を進んでいることでしょう。
 国際電話掛けて秋ちゃんに「どーして!?ねぇどーして連絡してこないの!?」と文句いいつつ。


 あと、次のドラマで皆ハシになんか揚げ物持って映ってるんで、え?これ何?はやってんの?
と思ったらカツだった。
 婚カツってドラマだからカツか…山田くーん!!!!
 
 


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