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神の雫 |
第1話(09/01/13)
甚だ失礼な話かと思いますがわたくしこのドラマは、メガネをかければ高遠さんに
激似、という田辺さんを中心に注目していきたいと思っております。(笑)
田辺さんすみません。
物語は花束を抱えた男性が墓参りしていることから始まります。どう考えても
日本の法律的にこんなところに墓を作れるわけがない、みたいな場所に墓があるの
ですが、フィクションだからオールオッケー!
(人間の墓を作れる場所には規制があります)
っていうか死んでるのが誰で、主人公が怒ってる相手は誰よ。
つーかワインを割るな!片づけろ!
なんですかこのドラマ。いきなり冒頭から犯罪行為満載ですよ!
並盛だったら肩に学ランひっかけた風紀委員長がトンファー片手に飛んできますよ!
んでとあるレストランでは、ワインに文句をつけてる客が。
風味がダメになってしまってるんですかね。
デキャンタくらいしろや。
と思ったら主人公の…誰?名前出て来てないんですけど。
ともかく、その人がなんかやってワインをおいしくしてました。それはそれでいい趣向として
芸のうち、で。
あ、これがデキャンタージュですか。
この主人公こと神咲雫は…って待て!なんだこの名前は!
雫と名がつく主人公言うたら、巫女さん姿の可愛い女の子だったりとか、バン片手に
遅刻遅刻って走ってきて角でぶつかった男の子を吹っ飛ばすようなそんなイメージでしょうが!
(せんせー、氷河君が壁に向かってブツブツ何かいってまーす)
いやいやともかく、雫はビール会社に就職してるからワインを飲まないといって、客の
申し出を断りました。なるほどここは接待の席でしたか。
接待の席でこんな上等なお店はちょっと場違いっていうか…大変だぞ、雫。
えーっと?
雫の父親が死にましたよ。
なんだよメイちゃんといいこれといいいきなり冒頭から親が死ぬのが流行りか!
父親は自分の容態が悪いのを雫だけには言うなって言ってたみたいです。
ともかくとして。
あの後ろ姿は!高遠さんですよ!
つか遺産相続の権利がどーたらこーたらとか言ってますが、養子がいようが、遺言状が
あろうが、実子である限り主張すれば遺留分がもらえるので、この弁護士の言い分は
おかしいです。さてはニセモノだな!?
高遠さんこのドラマでは遠峰さんと名乗っているのですね!(違)
田辺さん演じられるところの、遠峰さんという人は、養子縁組をして子供になっているので
彼にも財産を相続する権利があると。
でもって、神の雫と呼ばれる幻の7本のワインの銘柄を言い当てられたものに、財産を譲ると。
私なら遠峰さんにひとまず全財産相続していただいてそれから遺留分を主張しますが(笑)。それが
合理的だもの。
おいおい屋敷の居住権とかいきなり争いになってるよ?
こんなとこ住まなくてもいいっていうか、なんか遠峰さんワインの味について語り出したー!
おい誰か彦摩呂呼んでこい!(奴は「味の宝石箱やー」しかないぞ!)
雫はくだらない争いとして、遺産相続を放棄。それがいいと思いますよ。価値観なんて人
それぞれだしね。
遠峰さんには価値があって、雫には価値のない遺産だった、それだけでしょう。
遠峰は、ワインの銘柄でなく、ワインの味の表現で勝負とか言い出します。
うーん…雫はワインを本気で見下してるんじゃなくて、親への反発から嫌ってるわけだから、
勝負するしない以前だと思うけども。
私は雫の気持ちがわかるな。誰だっていきなり勝手に勝負の場へ送り出されたら納得
いかない。それが彼のことを思ってだとしても、言わなきゃわからないことなんてたくさん
ありますよ。
雫の父親!今すぐあの世から戻ってこいやぁ!
(死神代行黒崎一護呼んでこい!)
さて、雫の会社にみやびという女の子が訪ねてきます。あの店でワインのトラブルで
雫に助けてもらった人ですね。つーかなんかすごい強引っていうか結構イケイケな
子なんだな。イメージと違う。
ってか「あの神咲さんの子なんでしょ」とか言ったらダメだろ。
なんでビール会社に就職したかとか考えなさいよ。
で、お店に入ったらマスターがワイン捨ててた。
おいおい料理に使えや。飲むばかりがワインじゃないだろ。
なんか娘とモメてるみたいですが、「ママじゃなくてパパが死ねばよかったんじゃない」
とか言われてますよ。お前そういうのを親に向かっていったらいかんよ。
ただ雫にとっては自分の状況を客観的に見せられたようなものだろうから、どう思ったで
しょうかね。自分のことだとなかなか受け入れられないけど、人のことはよく見えるよね。
えー、この店は評論家にぼろっくそにかかれて人がこなくなったらしいです。
…遠峰ぇぇぇぇぇぇ!
私はこういうの嫌いですね。おいしい店だけ取り上げておけばいいんじゃない、みたいな
感じです。まずいものをわざわざ書かなくてもっていう気持ちがあります。それは、人の味覚が
全員同じじゃないからです。だから、その人がおいしいと思っても別の人にはおいしくないかも
知れない。けれど、まずいと書かれていればまず誰もいかない。だからこそ、まずい店というのは
わざわざ取り上げるべきじゃないのでは、と。行きすぎれば営業妨害ですからね。
ただし、おいしかった店がまずくなったというのなら別ですが。レミーのおいしいレストラン
思い出しました。
みやびは、あのお店をなんとかしたいらしいですね。つーかあなた仕事は?
雫「助けるってどうやって?」
みやび「それはこれから考えます!」
ここで思わず鞄を取り落とす雫が面白かったです。
それと、マキという人間がいまして、これが遠峰のパトロンだかハトロン紙だか知りませんが、
いろいろ利害が一致して彼を支援してるらしいですね。
うーんどうでもいいけどホテルの最上階で、外を見ながらワインを飲むなんてベタな展開を
まだやってるカップルがいるとは思わなんだ。
内田さんは医龍からこっち、この手の役多いな…悪くはありませんが。こういう雰囲気演じるの
うまいと思うので。
雫、この後に及んでもワイン飲まないのか…。あとみやびが酔っ払ってタチ悪い。
でもここの酔っ払いとの語り合いは面白かったです。何となくアドリブ入ってるっぽい。
雫は、ワインだけに原因があるのではなくて、店にも何か原因があるのではと思います。
つーか典型的な、料理とワインがあってないタイプでしょ。何のためにワインが白と赤、そして
ロゼとわかれてるのか、そしてそれぞれ軽いものと重いものがあるのか考えないと。日本酒でも
そうですよ。ピザに日本酒だと日本酒が重すぎて合わないこともありますからね。ピザには
コーラ、日本酒には刺身、みたいなね。もちろんそれもまた魚によって違ってくるとは
思いますが。あとその日の天候とか気温とかお客の胃の具合とか。
すべては組み合わせです。常識にとらわれない。
あと変な老人出てきた。
ワインをごちそうしてるけど、雫は何か変な顔。
わかったかも知れませんね。
昔父親とレストランにいった時に、料理に合わせて父は雫の飲み物を選んでいた。つまり
父はわかってたんですね。その料理に合う飲み物を。
ワインを飲んで表現するっていうと思いだすのは美味しんぼだなぁ。あれはいろんな
食べ物の表現がなんかすごかった。
わたしゃどうもああいう、なんとかのようでなんとかであーたらこーたらってのは苦手です。
テレビのグルメ番組ならともかく、普通は「おいしい」でええやん。
お店のために信念をまげて、ワインを飲んだ雫はなんかいきなり歌い出したよ。大丈夫か
この人?
誰かー救急車呼んでー!!
っていうくらいなんか展開がついていけん…。
毎回これやられたらちょっとしんどいぞ。(笑)
おおっとまたやってきました遠峰。名前の変換がいちいち面倒なのでできればもっと
簡単な名前にして欲しかったですがそれも仕方がない。
つーかお前地味にメガネフレーム変えただろ。
遠峰、普通に話せるんだなぁ。今さらですが。
で、次の料理を出す時にそれはおきました。
ワインこぼしちゃったよー。
そこで雫大活躍。新しい別のワインを取り出しました。つーか知識あるんじゃん。なんだ
かんだいっても。
いいなぁ、このドラマ見てるとワイン飲みたくなりますね。私は日本茶派ですけども。
(酒ですらねぇだろ)
いやいや、日本茶もしっかりといれればおいしいんですよ。口に含んだ瞬間にふわっと
甘みがあったりしますからね。レッツトライ!
おおっと、遠峰ものすごいホクホクで帰って行った。
一年前酷評したかいがあった、評論家冥利につきるとか。いやいやいやそういう愛が
感じられる評価ならもっと人きてると思いますけど!そう言えばなんでも許されると思うなよ。
あと店の力だけじゃないことばれてましたね。
雫は評論家が嫌いとハッキリいいます。父も関係ねぇわな。つーか遠峰のキャラクターも
ちょっとはっきりしないなぁ。クールであってみたりえらいはしゃいでみたり。クールである
べきなら、ここでももっと淡々と話してほしかったな。
あとまだ遠峰約束のこと忘れてなかった。よし誰か後ろから殴って記憶を飛ばすんだ!
まあいろいろあったけど、この店自体は持ち直せそうでよかったですね。
この料理にはこのワインが当たり前、という組み合わせを頭から信じるんじゃなくて、本当に
それでいいか確かめることも料理人には大切なことですからね。
オーナーの奥さんが好きだったワインを出してもらって飲んだら花畑いっちゃったよ雫!
これ最終回あたりそのままあの世に連行されちゃうんじゃないのか。大丈夫かこのドラマ。
ともかく雫は理解したんだと思います。
このワインは母の墓前にもそえられていたもので、父は母に花畑をプレゼントしたかったの
だと。決して花束を持ってこなかったわけではないのだと。
でもだからといって納得できるものでもないと思う。無理やりこんな戦いに巻き込まれて。
おいおい約束の場に現れなかった雫はともかくとして、みやびが勝手にいってワイン奪ってるし。
何やってんの?
さすがにこれはでしゃばりすぎですよ。赤の他人だろ。財産狙いとしか思えないけど。
そんでそこに遅れて雫登場。ついでにへんな老人も登場。
父の親友であり世界的テイスターだってさ。
おおっと、自分のことをただののんべぇだと言ってるあたり、この人の舌は確かだと思う。
親しい人だからとか事情があるからとかで絶対に評価を曲げないでしょう。
ワインを飲んで遠峰が語ってるけど、ごめん聞いてなかった。ワインにそこまでのストーリー
求めちゃうの!?って気はしましたが。どうせなら全米が泣いた!クラスのものにして欲しかった
です。全米震撼でもいいんですが。
雫はこれを飲んで母が死んだこと思い出したみたいですね。丁度この味が、自分が幼い
頃食べていたブドウであって、その時に母が死んだのだと。
もしかしてこれらの神の雫のワインは、彼の記憶の中にその味があるものではないんで
しょうか。最初から遠峰にとけっこないのを分かってて養子にしたのかも知れない。それは、
遠回りどころか地球一周分くらいしてる父の雫への愛なんかなーと思いました。
こんなわかりにくい愛情表現はいらん。
ただ状況的には遠峰の勝ちだそうです。ワインの言い表した状況が、父親がワインを飲みたく
なった状況に似てたらしい。
それはそれとして、結局遠峰に挑まなければ父に負けたことになるって雫は言ってます。
私は寧ろこういう回りくどいことをする父の計略には乗りたくないですけどね。そこにどんな
愛情が隠されていたとしても。
変な老人は雫のことを高く評価しています。
さてこの先どうなりますことやら。
みやびと寄った店のマスターが出してくれたワインをこれだけは飲めないという雫。
何があるんでしょうか。
うーん、全体的に面白くはあるんだけど、みやびの存在が原作はどうか知りませんが、
ちょっと鬱陶しいです。もちろんこれから、雫を助けたり励ましたりはしてくれるんでしょう
けども、かなり無神経だったりでしゃばりすぎたりと、ちょっと反感をもってしまう部分がある
ので、もうちょっと彼女なりの頑張ってる一面を出すようにして欲しいなと思いました。
遠峰さんはキャラの軸をもっとしゃっきりさせてほしいキャラクターですね。それによって
よきライバルになるか、皮肉屋で終わってしまうかわかれると思うし。多分、イヤミなだけの
キャラではないと思うんですよ。そこのところを、がんばって田辺さんには表現して欲しいと
思います。
ワインを通じた人間ドラマみたいな感じになるといいですね。
でも神の雫というワインを探す、というあたりなんとなくヤッターマンのドクロリングを探せを
思い出しました。