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神の雫 |
最終話(09/03/10)
神崎 雫 は 「神の雫」 を 使った!
あたり に まばゆい光 が たちこめる!
なんと!
神咲 豊多香 が よみがえった!
上のことはウソですので気にしないように。せっかくなので前回の前振りを使ってみた。
えー、前回ナイフを手にしたパトロン、何をするかと思ったら、やっぱりリンゴをむくのでは
なくて、自分の手首を切ろうとしていました。
そんなあんた、病院にケンカ売るようなマネしなくても…。
ところが突然のつわりが彼女を襲い、彼女は自分の中に命が宿っていることに気づくのです。
(先生、氷河さんが、あとになってわかることをいきなりネタばらししてます!)
まあ見てる人の半分くらいはわかるかなってことでばらしてみました。
いよいよ神の雫のメッセージが明かされる場に、パトロンが駆けつけてきました。
私ここですごいなと思ったのは、内田有紀さんの演技です。
明らかにパトロンが「母」の顔になってるんですよ。これまでのような態度はもちろんのこと、
ただ単に遠峰に拒絶されても未練でってのでもない。命を受け継いだ母の顔になってたから
本当にびっくりしました。
こういう、雰囲気から変えられる役者さんというのは結構少ないと思います。
さて、パトロンはもちろん遠峰の代理で来ており、立ち会わせて下さいと頼んでいます。
雫だって断る気持ちはありませんから快諾。
そうしてメモがあけられました。
神の雫、それは永遠なるもの。果てしなく遠い扉の向こう、ただそこに永遠をつむぐ、
神がつむぐ一滴。
永遠なる場所ったら神々の領域ですかね。エリシュオン、シャングリラ、シャンバラ、
ユートピア、桃源郷、理想郷、様々な言葉で語られるとこしえの場所。それをつむいで
いくのはひたすらに「命」でしょうな。…元気ですかー!それはイノキ。
出ていこうとしたパトロンを雫は呼び止めて、ロベールからもらったメモを渡して
あげました。優しいなぁ雫。
遠峰の枕元で読みあげたら絶対この人「おぉぉぉぉぉぉぉ」とかいいながら起き上がるよ。
ゾンビか!
パトロンも嬉しそうでよかったです。
というか遠峰さんとパトロンって利害関係の一致じゃなく一応恋人ではあったんですね。
まあ第1話なんかまさにそうだろうしなぁ。夜景見てワインニヤニヤししながら飲んでた、
傍目から見たらとっても残念なカップル。
遠峰とともに神の雫へたどりつくと約束した雫は、マスターのお店にやってきてワイン
探しです。
なんか隣で部長と秘書が小ネタやってますが。
雫は、書かれていたのは大地のことでは、とか言ってて、テロワールだと皆がアドバイス
しています。
テロワールが意味わからなかったんですがつまり、その地方ならではのものをさすらしい
です。
特産品とまでは言わないけど、「秘密のケンミンショー」という番組でもやってるように、
同じ食べ物でも地域によって味、食べ方が違うというものがありますよね。そういうものだ
そうです。
テロワール、自然の恵みとか言ってるけど、いやだから、神の雫の文章読んでると
「命」にしか思えないんですけど。永遠に継承されていくものといったらこの地球ができた
時からつながれている「生命」の流れですからね。生きとし生けるものはすべて、子孫の
ために存在するといっても過言ではない。ま、これはDNAからの考え方なんでそうなると
ちょっとむなしく聞こえますけど。
おっとー、なんかまたパトロンがきました。あーたバタバタ忙しい人だな。気をつけた
方がいいですよ。ヒールもベタ靴にしてさ。
なんか雫の力を借りたい事態が起きたらしいです。
フランスの食品工業会とかいうのがあって、ワインの権威がやってくるので、ワインと
料理のコーディネートをしなきゃならんと。今までは神崎父がやっていたが亡くなったので、
次からは遠峰がやることになっていた。もう料理は選んであるがワインはまだだった。
会長のアムロはとても気難しい人なので、この結果によってはまあワインが輸出されなく
なったり関係が悪くなったりするらしい。ガンダムやっとけよ、ガンダム。
おいこの会長の名前アムロにした奴出て来い。狙ってんのか。
で、遠峰さんが選んでいたのは和食なんですね。今まで父が選んでいたのはフレンチで、
そこからして多分、父と違う道をいって勝負挑もうとしていたのだろう、とパトロンは推測。
レセプションは3日後。
雫は快く引き受けました。かっこいいなぁ。
つーか和食なら日本酒出せ日本酒を。大体その国の料理はその国のアルコールに
見合うようになってるもんだ。(最低種類を選ぶ必要はあるけども)
なんか会社では、失敗したら国際問題かもウヒョーとか、部長の首が飛ぶかもーとか
言ってるけど、後者は多分ないでしょう(笑)。
ところがここで問題が。会場となるホテル支配人が、雫が代役することに関していい顔
しないんですな。どこの誰ともわからんような人がいくら神崎の息子だっていっても、実績
ないわけだし、不安があるでしょうね。パトロンが私が保証するとか言ってるけど、ホテル側は
もう代理人を用意している、と主張。
それはロベールでした。
あ、このおっさん一応そういうの出来るんだ…。(失礼ですから)
でもロベールの場合、ほんと失礼だけど、斬新な組み合わせというよりも、神崎父を
なぞったものになりそうな気がします。大きな失敗はないけど、新しい発見もなさそうな。
ともかくロベールは、雫に一任することを支配人に言いました。
そういうわけでまた仕事もせずに皆でワイン探してるのですが、部長は秘書の子が
部下によっかかって寝てるの見て不満そう。実は本編とは関係ないですが、隅っこで
ちょっとずつこれ進展していってて、見てて面白かったです。
本間はいいワインが見つからなくて日本酒出しますかって言ってるけどある意味
正解だよなぁ。
レシピを変えるという案は雫が反対しました。
んでみやびと会話してるけど、その後ろでアドリブの会話が延々続いていてこれは
すごかったです。
遠峰はまだ眠っており、パトロンは、神の雫のヒントを読み上げています。チッ、
てっきりこれで起きるかと思ったが…。
パトロンは泣きながら謝ってるんですね。
「ごめんなさい。私あの時…」
…って言わんのかい!すごい次の言葉を待ってたよ!
遠峰は夢の中でなんか変なとこさまよってた。さまようのはいいけど、夢の中とは
いえ、そのシャツの色はどうかと思う。
んで「あの光は…!暖かな光…」とか言ってる。
遠峰が天国いっちゃうぅぅぅぅ!
雫はマスターのお店でワインを探しているのですが、マスターが、最初にここに
来た頃とは別人だね、と褒めています。
それは連載当初とガラッと絵が変わった烈火の炎のことかー!(言ってません)
一方パトロンは、私達も戦わなきゃとか遠峰に声かけてました。何とだ。現実とか。
ともかく彼女がその遠峰の手をおなかにあてようとした時にセーラさんが入ってくるんですね。
彼女は聡いですからすぐ気付いたんですが、パトロンは「彼にはこのこと言わないで」とか言って
ます。
なんでよ、遠峰は結構いいパパになると思うよ。絶対生まれてもないのに姓名判断の本
と育児書を、「この棚の本全部下さい」って買う人だよ。服ももう「ここ一帯すべて買い取らせて
いただきます」って言う人だよ。
あと、子の前でワイン飲んで「おぉぉぉぉぉぉ!」って言ったり、「これこそが私の求めるもの」
ってワイングラス片手に言ったり。(いいパパというよりキレてるパパじゃねーか)
絶対親子そろって親はワイン子はジュースで「おぉぉぉぉぉぉ!」ってやるよ。
なんか野原一家みたいだなぁ。
さてさて、レセプションの日がやってまいりました。
うんまあもう皆が、雫についてきて、カウンターの下から眺めてるとかどうでもいいよ。
会社潰れるぞもう。全員で仕事放棄か!
みやびがやっぱり緊張するのか手が震えててちょっとかわいかったです。というか
今回のみやびはでしゃばらず、陰から雫を頑張って支えてるって雰囲気があって
とってもよかった。ここまでおとなしくしなくてもいいけど、こういうのがもっと各話で
みられていたら、もっとみやびを好きになれたのになぁ。
…というかここでフランス語で会話してるのにフランス語の字幕いらないんじゃね?
あ。遠峰起きた。
誰もいないとこで起きたよこの人!
今までの前振りとか台無しだ!何もったいないことしとんじゃー!
ここは、涙で語りかけるパトロンの前で目を覚まして歓喜の包容とか、セーラが窓
の外見てたら目覚まして「お兄ちゃん!?」とかおいしいシーンがあるだろうが!
全部台無しだよ!
ということで遠峰さん、目覚めるシーンからやり直してください。
セーラが入ってくると、ふっつーに遠峰起きてました。
しかも目が見えるようになってる。
ああ、ぐっすり寝てたからな…。
まあそれはそれでいいとして、今日は何日だ!?という遠峰。
今日何日って聞かれると「今何時 そうねだいたいね〜」の会話ができんじゃないか!
ワインをついでいる雫ですが、どうもアムロはあまりいい顔をしていません。ほらー、
ガンダムに乗せてやんないからだよ。赤い奴がいないからだよー。
つーかカウンターの向こう側でなんで部長以下体育座りなんだよ。無駄にかわいい
演出しやがって。
このシーンはめっちゃ、茶目っ気あってよかったと思います。録画もしくはDVD出たら
ぜひ見てみてください。こういう細かな演出は大好きだ。でも仕事はしろ。
で、雫は次に出すワインを飲んでみて、これではダメだというんですね。けれどももう
最後の料理は出されたのでなんとかしなくてはならない。
そこへなんと!颯爽と!
怪人二十面相が現れた!
…では大変なので、セーラとともに遠峰が現れました。
これまでのいろいろな苦悩が消えて、さやわかな笑顔でワインを差し出しました。彼には
ちゃんとワインの選択ができていたからこその、このシーンなんでしょうね。
遠峰が選んだのは「登美の丘」という日本のワインでした。
日本のテロワール、友好のあかしですと言って出す雫。
アムロ大絶賛。まさにアムロいきまーす!みたいなテンション。
日本にもすばらしいテロワールが受け継がれている、と。
そして雫のことも、さすがはゆたかの息子だと誉めています。
…遠峰も紹介してやれよ雫。本当にすごいのはあの人、と見るだけじゃなくてさ。
んで遠峰と雫は一緒に墓参りをして、雫は父のワインカーブにあった手紙を見せて
います。
雫の母がほのかに会ってくれるよう父に頼んでいたこと、そのことでほのかがお礼を
言っていたことを知り、遠峰も満足げ。
彼のことも父はちゃんと思っていたと。
遠峰は、眠っている間に夢を見たと話します。
その時に君の声もちゃんと聞こえてきた、いろいろありがとうって。
そういうわけで2人はお互いをたたえ合い、あの決戦の場で会う約束をしたのでした。
一言付け加えておくならば、遠峰はあの光の中に神の雫のヒント見出していたと思う。
屋敷では弁護士がロベールとともに感慨深げに「ついに終わるんですね」と言ってた。
ドラマも終わるけどな。
この後どうするかということでロベールは、俺はただののんべえよ、好きに飲むさって
言ってました。そういうのが一番いいね。酒の席でうだうだと、酒の由来だとか話を
されてもまずくなるだけで。好きな味をとことん追い求める、ただののんべぇが本当に
うまいものを知っている、そゆことですね。
2人がやってきました。
遠峰はパトロンを連れています。どうしても来てもらいたいとか。ああ、何となく展開は
読めましたが、ここは、言ってはもったいないから見守りましょう。
今回は2人同時に飲んで、また遠峰さん「おぉぉぉぉ!」とか言ってますな。
で、「永遠なるものそれは、受け継ぐこと」と2人声揃えて言ってます。
遠峰のワインに関する説明はちょっと省くとして、その後で遠峰は「ありがとう、まきさん。
これからは私の妻として、われわれの子の母としてそばにいてもらえませんか」と
プロポーズしました。なんかもうめっちゃかっこいいですよ。
パトロンに微笑みかける遠峰と、それにこたえるパトロンが2人の世界〜って感じ
でした。
そいで雫も、付き添ってくれたみやびにありがとうってお礼を言って頭を下げてました。
うむ、さすがにこっちはプロポーズしませんな!
そういうわけで、弁護士さんが正解を開きましたが、二人見事正解。
この戦いを通じて得たものは多く、雫は、この戦いがなければ僕たちは出会ってなかった、
ありがとう兄さんとお礼を言い、遠峰も、お礼を言うのは私の方だと言い2人は固い握手を
交わしたのです。
で。遺産は半分こですか?(今はおいとけよその話は)
ロベールはワインを神崎父の分もついで祝ってました。このシーンに幽霊というか残像
として出演するためだけに父役の方呼ばれたんですかね…。
それからしばらくして。
雫はフランスへワインの勉強をしに行くことを決めました。
ここで、秘書が泣いてるのを部下が慰めるという、部長ふられるの図が(笑)。
みやびは屋上にいました。
雫にみやびは「らしくていいと思います」って言ってます。
最低でも2年行くそうですが、その間休職扱いってずいぶんと優しい会社だな。戻ってきたら
無くなってそうな気がするけど。
そんで立ち去ろうとするみやびに、「みやびちゃん!好きだよ!」となんか「え?隙アリ?」
みたいな感じで声をかける雫。
もう1回言って!と振り向くみやびですが、雫が言うより先に「私も好き!」お前が言うんかい!
ここでEDながれてますが歌詞を聞く限り、彼女ができたから「バイバイ孤独な日々よ」
なんでしょうか。
まあいいけど、次のシーンで、遠峰とパトロンがベビーカー押して歩いてるのはぶったまげ
ました。
遠峰!こわい!
「どうして泣いてるんですか。いないないばあ」が夢に出てきそうなほど怖い!お前そこは
もうちょっと勉強してくれ!
パトロンが仕方ないわねーみたいな感じであやしていたのがすごい微笑ましかったです。
多分出産の時なんか、遠峰は知らせ聞いて仕事場から駆けつけてきたもののどうしたら
いいかわからず、分娩室の外で立っては座り立っては座りをして、翌日ひそかに筋肉通に
なってた、とかならいいと思いました。(作文!?)
それで生まれたと聞いて中に入って行って「この日のためにワインを用意していました」
とかいってバカ正直にワインを取り出すの。で、まきさんにたしなめられる。とか。
そんでセーラさんは相変わらずCM大人気みたいで。
で、秘書と部下はすっかりくっついてしまい、お茶の間愛憎劇場は幕を閉じているわけですが、
まあ家庭あるんだから自重しろよおめーは。本間さんにも突っ込まれてるけど、ぶちょ。
そこに郵便が届きます。
フランスの雫からで、自分が収穫したぶどうで初めて作ったワインで、みやびみたいな味に
なったとメモがついています。
自然に微笑みがこぼれるようなワイン。
飲んでるやつ、「目覚めよ、バッカス」とか「おぉぉぉぉ!」とか小ネタすんな。
さて。
EDでは多分フランスという設定にしたいのであろう、バリバリ合成だとわかる背景を前に
走っている雫の姿がありました。台無しだよこれ…。
最終話は大きな展開ってほどの展開ではなく、どちらかというと穏やかに終わったように
思いますが、遠峰がつき物が落ちたような笑顔になってよかったなと思います。
雫よりはこっちの方が心配でしたからねー。なんか高遠さんも子供に対して敬語で
接してるとこがあるから最後のシーンなんか面白かったなぁー。
というわけで神の雫それは、古代より脈々と受け継がれていく生命のことでした。
…ロベールの正体って結局なんだったんだろう…。