多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リセット


リセット

第5話(09/02/12)

 だんだんアンリが庶民化していきます。

 ぶたの貯金箱を手に悩んでいるアンリ。欲しいゲームソフトがあるそうです。一つ買う
分のお金ためて、ゲームやって飽きたらリセットして買う前の状態に戻したらええですやん。
 っていうか貯金箱の中身が461円とか、どこののび太だ。

 今回の主人公はしずくという美容師見習の貧乏女性。だーかーらー字幕出せっての。
この女性の名前が出たのかなり後ですよ…。
 お米がないとか言ってますけど、アパートの中にある家具や服から考えて、あんた
どんな金の使い方してんだ。
 そういうわけで彼女は、なけなしのお金で宝くじを買うことにします。残り2組で彼女は
左側を選択。
 そうしたところお隣に住むおばあちゃんがやってきて、残りものには福があるといいながら
その残りの1組を買っていきました。
 それと、しずくに夜中のドアの開け閉めがうるさいと注意。
 いますよねー、ドアの開閉に無頓着な人。一軒家ならまだしもアパートとかで、深夜2時とかに
平気でバタンバタン閉められる人って頭おかしいんじゃないかと思いますよ。近所中に響いてる
っての。

 ともあれ、彼氏のたける君を呼んで手料理…ってカップラーメンってどうなの。それなら最初から
呼ぶなよとか思うんですが。
 カップラーメンも値上がったんだから、2個300円くらいで買うなら、スーパーの総菜半額セールを
狙うとかもっと手があると思いますけど。そうすれば300円でもそこそこいいものになりますよ。
 このたける君は画家志望だそうです。
 あとこの部屋のインテリアでムダについてるライトを消せ。部屋の電気は別にあるんだから
電気代がもったいない。しずく絶対節約するとこ間違えてるよ。

 たけるはなかなか画家として認められず、貧乏暮らしが長いみたいです。
 つーかさ、路上で売ったりとかダメなんですかね。たまにいるよね。そういうのでもいいんじゃ
ないの。路上ライブからメジャーデビューする人達がいるように、画家もそういうのから認められて
いってもいいと思うけど。

 それからしばらくして、しずくはお隣のばーちゃんが、宝くじが当たったことを知ります。一千万。
あの時自分が右側を選んでいたなら…と悔しいしずく。
 はいそこに電話がかかってきてしずく、出たー。…今までアンリからかかってきた電話に出た
人は初めてじゃないですか?これまでは皆「何これ」と画面見て言ってたような気がする。
 ともあれ今回は宝くじ売り場の人の格好をしてあらわれたアンリ。口調もおばちゃんぽくなってて
うざさ倍増だ!
 「宝くじが当たってればなんでも買えたのにねー、たまご100個買い占めたりねー」
 しずく、「それ腐ります」と冷静に指摘。
 やっぱり男のところに現れるより女のところに現れた方が、アンリの突っ込まれ率高いような
気がする。
 というかもう「こんなかっこしてるけど私自身宝くじを売ることはできないのよ」「知ってます」
「飴ちゃんならあるけど」「いりません」とか。脚本書いてる人は、話よりもアンリと主人公の
やりとりに命かけてるように思える(笑)。
 そういうわけでこれまでの経過をリセット。しずくは宝くじを買う直前に戻りました。

 迷わず宝くじの右側をゲットし、発表の日を待ちます。
 やっぱりそれは一千万円当たってて、しずくはたけるを呼んで豪勢なお食事…ってかその
オードブル、スーパーで3000円くらいで売ってるやつですよね。なんていうかもっとこうさぁ…。
いいけどさぁ…。

 さてやってきたたけるは驚きつつも顔が…もとい、顔色がすぐれません。
 どうやら、やっと20歳になったばかりの後輩弟子の方が先に個展を開かせてもらえるように
なったかららしいです。27になるのにこれじゃ…と焦るたける。
 いやさ、何でもそうだけどさ、何歳だから遅いとか何歳だから早いとか言ってるうちは、まだ
もののことわりが見えてない気がする。そりゃ会話の中で「何歳か、まだ早いねぇ」って言ったり
するけど、タモリさんだって30代だっけ、遅咲きのデビューをした人もいる。27歳なのに、と言う
ことはまだこの人の才能は開花してないってことなんじゃないの?
 そりゃ「後からきたのに追いこされ」ってのは腹が立ちますが、人生そんなもんでさぁ。

 ともかくお金があるしずくは、個展を自分達で開けばいい、と提案。
 たけるは、しずくに頼るのは悪いからと断ろうとするのですが、しずくは乗り気。
 そういうわけで個展を開くことになりました。
 …個展を開いてもダメだったらそれこそたけるは立ち直れないような気がしますが。

 しずくがアパートに帰ると、おばあちゃんが掃除をしてるんですね。
 リセットしなければおばあちゃんがお金を得ていたわけですから、罪悪感を感じるので
しょう。声かけたりしています。
 孫はいないよっというおばあちゃん。でもリセットする前にゲーム機を買っていたことを
知っているのでしずくは気になります。

 個展は無事開かれましたが、お客の反応はいまいち。
 っていうか見てびびったけど60万はひどいよ。いや自分の才能だからどう評価しようが
構わないけど、5万くらいにしとくとか、奇をてらって言い値でもってけとか、そういう風な
やり方があると思う。
 60万ってつけても黙って買っていくのは巨匠くらいでしょう…。

 そういえば最近は見ないですが前に、なんか外国人作家の絵の展示会がたびたび開かれて
いて、勉強になればと何度か足を運びましたが、失礼だけど「コピー」で100万近くもとるのは
納得いかないなぁと思っていました。本物ならともかく、いくら技術があーだこーだいった
ところで、単にコピーしただけの絵にそんな値段をつけるのはどうかと。まあこのあたりは
骨董と同じようなものですから、納得した人だけ買えばいいとは思うんですけどね。私が文句
言うのもお門違いだろうし。んで、好きな作家さんの画集は買いました。あれなら納得いく
値段でしたから(笑)。最近とんとこなくなったけどもう需要がなくなったんスかねぇ…。
 ともあれ、新人でいきなり60万とか100万はきついと思います。

 たけるがチラシ配りから戻ってみると、しずくがなんと「100万円の絵が売れたよ」と言って
きます。
 領収書はどうしたんだとか、100万をキャッシュで持ってていきなり買っていく人なんておかしい
だろとか突っ込みどころは山ほどありますが、たけるは嬉しがってました。うーむ。
 と思ったらやっぱり買ったのはしずくで、アパートに絵を持って帰っています。
 たけるは喜んで乾杯のお酒買って来た!とか言ってます。
 …それは名前がしずくだからですか?(神の雫)←違。

 先に言っておきますがこんなことしたってたける自身のためにはまったくならないですよ。
 売約済みの札をあちこちの絵に貼っておく方が、それにつられて買う人もいるかも知れんのに。
心理作戦ですね。

 ともあれどんどん絵を買い始めたしずく。もうこの時点でゴールは破滅しかないと思うのですが、
しずくはまだ気づいていません。
 たけるは絵が認められたことに気をよくして、今度のバレンタインに入籍しよう、というんですね。
 つか結婚はいいけどこの先どうするんだろうねぇ本当に。

 また絵を買って戻ると、おばあちゃんが腰を痛めて倒れてました。あわてて世話をするしずく。
孫の写真が部屋に飾ってあるのを見て、やっぱりいたんだなーと確信しています。でもって、
何かあったら壁を叩いて呼んでね、と。
 だから性格自体はいい子なんでしょうね。ちょっと空気読めてないだけで。

 個展に突然、たけるの先生がやってまいりました。
 が、絵を一目見て「なんだこの陳腐な落書きは」と怒り、たけるを破門してしまいました。まあ
先生にしてみれば、お前のような奴がプロきどりなど片腹痛い、というところなんでしょう。

 どうしたらいいかわからないまましずくが戻ってくると、壁を叩く音が。あわてておばあちゃんの
ところにいってみれば、息子夫婦と孫がいました。
 仲が悪かったんじゃなくて、遠すぎてなかなかこれなかったみたいなんですね。心配かけたく
なくて、誰も来やしないとか、さびしくないって言ってたのかもなぁ。

 で。
 それどころじゃない、問題は今後です。
 預金通帳の残高が29円とか。キン肉マンが29周年(去年)だからそれにかけてるんですか?
 というか一千万使い切るってどんだけぇ〜。
 今日も絵が売れたとか言ってる場合じゃないぞ。
 っていうか売れたのはいいけどその分税金かかりますよ。宝くじで得たお金は確か税金
かからないはずですが、絵の売買はかかりますから、領収書に印紙も貼らないといけないし、
たけるは確定申告もしないといけない。となると、本当にお金が入ってきたわけでもないのに
税金だけとられるし、翌年の様々な税も上がります。ばっかじゃなかろうか(by笑うかのこ様)

 というわけでさすがに不審に思ったらしいたけるは、しずくの後をつけてアパートへ行き、
やっぱり彼女が絵を買っていたのだと知り激怒します。
 そら怒るわな。
 彼にしてみればバカにされたとしか思えんし。
 絵を破り捨ててたけるは、実家に戻って親父の家業をつぐ、と言い、婚姻届も破いて
出て行ってしまいます。

 たけるのためにしたとかしずく言うけど。たけるが言うとおり、全然彼のためじゃないよ。

 で。
 携帯に電話がかかってきてしずくは「たける!?」とか言いながら出ましたが、「残念
ながらアンリです」とドアからアンリ入ってきたー!しかもたけると同じ服。
「なぐさめになるかと思って服同じにしてみました。でも逆にイラッときますよねー」
 これは右ストレートで殴られても文句言えないだろう…。
 今年一番の空気読めない男はアンリじゃないスか?

 しずくの「全部お金が悪いのよ」発言にアンリは「そうでしょうか。彼の心を壊したのは
あなた自身じゃないですか?彼の才能を認めなかったあなた自身が」と、珍しくいいことを
言います。
 おめーがそんなこと言うから次の日は春一番で日本列島強風だったじゃねーか!
 アンリはリセットするか?と聞きますが、しずくはリセットすると記憶を持ったままで
戻るわけだから、そうするとまたたけるを裏切るのと同じだから、自分の罪を償うために
このままでいく、とリセットを拒否します。

 というか私としてはリセットして、コツコツ頑張っていくのもいいんじゃないかと思い
ますけどね。こちらのたけるはまだ、自分の才能を信じていけるんだし…。

 ともあれ、バスで帰ろうとしたたけるのもとへしずくがやってきて、絵筆を手渡して
います。謝って、自分の力で夢をつかんで欲しいと。最初見た時、マイ箸かと思いましたよ。
 そんで、何年経ってもいいからホワイトデーにまた私の絵を描いてくれたらうれしい、と。
 そういうわけでたけるはバスに乗り去っていきます。
 ここは思わず「乗るのかよ!」と突っ込んでしまった。
 でも、泣きながら帰るしずくの背中に声が掛けられます。振り向けばたけるはちゃんと
バスを降りて来ていた。
 もう一度頑張ろうと、決心したんでしょう。

 ただちょっとショッキングゥ〜な話しとくと、画家の世界は結構閉鎖的なので、師匠に
破門されると、個人でコンクールに出しても当選できなかったりしますよ。
 まあ2人のことですから、一緒に頭を下げにいって、もう一度チャンスをもらえるとは
思うのですが…。
 2人ならやり直せるよ。2人ならLに並べる。2人ならLを超えられる(なんか途中から
デスノートになってますけど)。
 今回はさわやかな感じで良かったですね。
 と思ったら次回はドロドロの定番、不倫がテーマらしいです。
 

 さあ本日のリセット、選ぶとしたらどちら?



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