第8話(09/03/07)多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ＆もろもろの感想→銭ゲバ
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銭ゲバ |
第8話(09/03/07)
最近のキシリッシュのＣＭが、もうお前らヤケだろみたいな感じでおもしろいです。
上司「効き目長持ちなんだぞ」
キシリッシュ内のキムタク「それ俺の労働時間増えるだけじゃないスか」
上司「しかも効き目長持ちということは売上が落ちるということだ！」
キムタク「なんでそんなことするんスか」
ってやつです。面白かったです。
えーっとなんだっけ、あ、あかねちゃんクランクアップの回でしたね。(それは役者
さんの方！)
あかねの首吊り死体を目の前にしても風太郎は動じることなく、ばかだなー死んじゃう
んだーって言ってます。
そうかなぁ。幸せな時を永遠にするためにあかねは死んだ、と考えればある意味
幸せともいえるよ。もちろん自殺を美化しちゃいけませんけどね。
まあ風太郎の物差しだと「ばか」なんでしょうな。ばかって言う人がばかなんだぞ！
病院の遺体安置所でみどりは風太郎を責めてるんですね。何したのって。
風太郎は「死んでようが生きてようがどうでもいい。興味ないといっただけ」と言います。
みどりは、「あなたがどんなひどい人でもあかねは愛してた」と言ってますよ。
で、風太郎はそれに「ボクは人を愛さないんですよ」って返してる。
なんでここの会話をわざわざ書いたかっていうとますます、デスノの月とミサの関係に
似てるなあというか、ちょっとこういうところ松山さんは藤原さんの月の演技を参考にした
のかなぁと思ったので。なんか雰囲気がかぶるんですよねぇ。どうなんだろう。まあミサの
方がもっと強かったし、月の方がうまく立ち回っていたし、これはあくまでも雰囲気が似てる
って話で。
そんで逆上したみどりはナイフを手に風太郎に向か…ちょっと待って。そのナイフどっから
出した！？あんたバッグにそんなもん入れてたんか！？
おまわりさぁぁぁん！銃刀法改正を知らない人がここにいます！
風太郎は取り押さえて、僕を殺したら人殺しの仲間入りですよーとか、地獄にいって家族
とは会えませんよーとか言ってるけど、その前に金がすべてとか言ってる奴がマジメに
地獄行きとか天国行きを信じてることの方が怖い！
というかきみらドタバタしてますけどね、あかねちゃんの顔をおおってあげるくらいしなさいよ。
ほこり立ってるよ。
次からのシーンの風太郎のうなされっぷりがすごいんですけど、こいつ飛び起きても
屋敷中何かを探しまわって、そのまま裸足で飛び出して会社にいって、金庫あけて札束
眺めてウヒヒとか。いやいやいや、それうなされてるっていうより単なるおかしい人！
お前はうなされて会社に裸足で全力ダッシュするんかい！職質でそんな答え言ったら
「キミ、ちょっと来てくれる」って連行されるぞ。
なんかこんなうなされ方してるの見ると、ご飯を口に入れて「うっ！」と反応して庭中
駆け回ったあと「うまい！」っていう柄本明みたいだ。
金を眺めているとみどりが、靴と服を持ってきてくれました。あんた、なんだかんだいって
面倒見いいな！
冷やかに見つめるつもりならこっからその寝巻で帰らせるくらいしろや。
ともかく、それで風太郎正気に戻りました。お前朝どんだけ寝起き悪いんだ。
社長業務としては風太郎はなかなかやりてで、みどりも皮肉ではあるものの一応ホメて
ます。
けれども小学校中退だから通用するわけがない、と風太郎は言うんですね。
みどりは働いたことがないからわからないんだと。
ただここでみどりは、風太郎にひとつお礼を言います。
あかねは私に、今幸せだと言った。それは本当だと思う。きっとその幸せを失いたく
なくて死んだんだと思う。
あかねに幸せを感じさせてくれてありがとう。
残念ね、世界でたったひとりの理解者を失ってと。
そのあと急に態度変わって「どーお、少しは心痛んだ？」とか。
怖い！みどりさんこぇぇえ！背後に般若のスタンドが見えるぜっ！
なんか唐突にドライブに行くことになってますけど。仕事はいいのか。
一方で、あの食堂のゆかちゃんが帰宅してくると、お店から怖い人たちが出てきました。
中をこっそりのぞくと、真一が作ったらしい借金の取り立て屋がきたらしいです。で、お店の
中はめちゃくちゃ。奥さんは、ゆかちゃんが帰ってくる前に直して店を開けるよっ！と気丈に
ふるまってますが…。
つかね、成人してる子供の借金を親に取り立てするのは違法行為です。連帯保証人とかに
なってたなら別ですが、真一の場合勝手に作った借金であるようなので、こんなこと出来ません。
ましてや店を荒らしたとなると立派に器物損壊脅迫とかついてくるので、本当の取り立て屋さんは
こんなことしません。
生命保険に加入しとけと言ってたけど、保険会社もバカじゃないですから、入ってすぐの不審死
だとか、大きな事故というのは必ず調べます。かなり古臭い、やり方が。
なんかこの辺は話の展開上仕方ないとはいえ、ものすごく時代に逆行してるなぁという印象を
受けました。
ここだけ80年代みたいな感じでちょっとそぐわないなと。
例えば真一が勝手に家の権利書持ち出してた、くらいの設定があれば、無理がなくて
良かったと思いますよ。
ちなみに借金2000万円。真一が自己破産申し立てたら終わりのような。
ゆかちゃんは見ていて何を思ったんでしょうかね。大体視聴者が想像した通りだとは
思うのですが。
荻野さんは荷物持って警察から出て来てるんですがあの部下が声をかけてきます。
三國あかねが死んだそうです、とか言ってるけど、荻野はもう「お前かっぱに尻子玉でも
抜かれたんか」ってくらい生気のない目で「俺は警察の人間じゃないから」と言いました。
で、みどりさんと風太郎はドライブにいってますが、みどりさん、風太郎に皮肉をチクチク
言うのは構いませんがよそ見しないでください。
風太郎の死を見届ける前に心中してしまいます。
風太郎は左目をケガしてから視神経がおかしくなり、世界がゆがんで見えるように
なってしまったようです。
それも不幸な話ですなぁ。ただそれで心もゆがんでりゃ世話ないけどな。
それで２人は海岸に来たのですが…え、なんですか、ここから２時間サスペンス的展開の
崖の上で危機に陥るみどり、の図ですか？
とか思ったら違った。
なんか小さな小屋に風太郎来たかったらしい。
子供時代、父親に追い出された時に、偶然この小屋を見つけて２人で過ごし、つらい
ことがあったらまたここに来ようと決めたらしいです。
うん、追い出されて波打ち際歩くのはいいけど、なにもわざわざ波で足がぬれるような
ところを歩かなくてもいいと思うんだ。ちょっと高い波が来たら引きずり込まれるぞ、風太郎。
ちなみに宏を殺した時にもきたらしいです。
お兄ちゃんを殺しちゃったーとか言ってたけど財布にお金があるのを見て、金があれば
いいんだよ！とか。
お前はビール飲んで「グリーンだYO！」とか言ってるドリフまがいの外国人か。
つかこの子供役の子、すごい熱演なんですが、熱演すぎて声が裏返ってヒステリーみたいに
なってるのはちょっとだけ気になります。
あと人様の小屋の柱へ勝手に「金持ちになって幸せになってやるズラ」とかほるな。迷惑だから。
その夜、眠れないでリビングにみどりがいたら風太郎も入ってきまして、眠れないんですかぁー、
ボクは眠るのが怖くてーとか言ってます。
つーかあんたのおびえようはどっちかってーと夢にフレディが出てきたみたいな感じだな。
そりゃ眠るのが怖かろうて。…ジェイソン呼んでこい。
しかもいきなりしりとり歌合戦しますか、とか言ってますよ風太郎。
はい、みどりさんの番ですとかふってますが、当然みどりさん、歌う雰囲気じゃない。
ばかだなみどりさん。こういう時はにっこり笑顔で、次の言葉に関係なく「死ね死ね団のテーマ」でも
歌うんだよ！(実在する歌です)
で、ひとりで続けてるけど、お前しりとりを一人で続けることほどむなしいことはないぞ。
そんな彼を見てみどりは、あなた死ぬつもりじゃないでしょうね、と言うのですが、風太郎は
はぁ？と返事。
今の時点では死ぬ気はないでしょうなぁ。
見ていたハルちゃんは冷静に「この家そろそろダメズラ。仕事さがすズラ」って言ってました。
こいつの冷静さが怖いズラ！
一方父は、また遊び呆けてました。酔っ払って寝て金取られなかった方がびっくりだよ。
風太郎のところに荻野が来て、一つだけ聞きたい、と言ってるんですね。
なぜ宏が死ななければならなかったのか知りたいと。
風太郎は一言だけ、「宏さんのことは大好きでした」と答えます。
荻野はそれを聞いて、殺されるようなことをしたわけじゃない、ただ、その優しさがあだに
なってしまったと悟ったんでしょうね。
施設から抜け出した子供の風太郎を見つける前に宏は荻野に電話をかけてきていた
そうです。
風太郎を引き取って育ててやりたいって。
宏が風太郎を見つけなかったら、人を殺さなかった、人生は変わったはずというようなことを
荻野はいいますが、風太郎はそれを否定。
いずれにしろ同じ道をたどっていたと。
貧しくてもみんなそうなるとは限らない、貧しくてもお金を恨まない人はいるけれども僕は
違っていた、ただそれだけです、と。
ただ私は、風太郎がそう言って荻野も救われた部分があるんじゃないかなと思いました。
宏を殺してしまったために風太郎がこんな人生になってしまっていたら、宏も悲しいと思うし、
不謹慎だけども、宏を殺していようがいまいがこうなっていた、というのなら、どこかで荻野の
中で納得できると思うんですよ。
弟のせいじゃないって。
殺されておいて変な言い方ですが。
そんで荻野が出て行ったあと風太郎に電話かかってきます。…電話の横におもきし
子機が置いてあるんですが。子機の意味ねぇ！というかこれは内線用と外線用が分かれてる
ってことなんてしょうか。
ともかくその電話の相手の主はゆかちゃんでした。
つまりまあ、自分の体を差し出す代わりに金を貸してくれと。
なんかなぁ…必死なのはわかるんだけど、風太郎にとっては母親が死んだのと同じくらい
ショックだったんじゃないかなと思いました。
ゆかを殴って「なんでそんなことするんだよ！お前らだけは違うんじゃなかったのかよ！」と
言ってますよ。
ここはちょっと風太郎の気持ちわかるなぁ。
けれども、ゆかの気持ちもわかります。食堂の人たちの気持ちも。
そんで食堂にけろっとした顔の風太郎が来て、こないだの態度を詫びた後、定食を
食べてるんですね。
そこにおっちゃんが、借金の申し込みをするんです。
風太郎はわかっていて、「ボクがお金持ちだから、返せるあてのない借金を作っても困らない
から？」と尋ねてます。
ちょっとぉぉぉぉ！風太郎のお母さん！あの世から戻ってきてこいつお尻ペンペンしてやって
下さいよ！つーか寝てる時に、枕もとと言わず胸の上に立ってやってもいいくらいだ。
大事なものは心じゃなかったんですか、そういう計算するのも心なんですか、と風太郎、
チクチクイヤミがすごいです。
どんなことがあっても笑顔で受け入れればいいんじゃないですかとか。
おっちゃんたまらず包丁出してきて、奥さんもお金！とか言ってんですよ。
結局この人たちもお金だった、と風太郎は思ったでしょうね。
大切なのは心、というのはきれいごとにすぎなかった、って。
衣食足りて礼節を知る、という言葉があります。
簡単に言うと、生活に余裕が出て来て初めて、礼儀などのことを考えられるようになるという
ものですね。
私は人間の本質がそういうものである以上、借金があれば人は周囲を見る余裕なんてなくなるし、
きれいごとも言っていられなくなると思っています。
だからこそ、風太郎は自分が豊かになったからといって、この食堂の人たちを卑下する権利は
ないと思うし、這い上がってくる前の自分を否定したようなものだと思います。
あとのその背広、ハレーション起こしてるからやめろ。
食堂の人たちももし、風太郎がお金持ちだって知らなかったら、いつもどおりニコニコして
出迎えたと思いますよ。そうして借金のことだって笑い話がてら話していたかも知れない。
そうしたら多分風太郎だって黙って借金を肩代わりしていたでしょう。
おっちゃん達は風太郎という逃げ道があるのを知ってしまったから、そちらに入ってしまった、
それは悪いことじゃないけれども、風太郎の生きる未練みたいなものを砕くには十分だったん
でしょうね。
世の常とはいえ、残念なことです。
ただ、奥さんが言っていた「家族守るためならなんでもやる」っていうのもまた事実だと
思います。
風太郎はお金が大事、お金より大事なものはないっていうけどこうして、家族の命という
大事なもののためにお金を必要とする人もいる。
大事なものを得るためにお金というものはあるんだから、お金が一番っていう考え方は
どうかって思いますけどね。お金がないと何もできないっていうのも事実だけど。
そうして、食堂の人たちの姿を見て風太郎は言います。
「がっかりだな。がっかりだ」
お前なんで二回言った。お前なんで二回言った。
風太郎ももし食堂の人たちが何も言わなかったならお金を貸すつもりでいたみたいですね。
こうして汚い面を見てしまったからがっかりだとか。何べんも言うがハレーション起こしてるお前の
スーツにがっかりだ。
んで風太郎なんか思いついたのか知りませんが、笑顔でニヤニヤしながら出ていきましたよ。
どうした、甘いものが切れたのか。(それＬ)
んで夜、風太郎のところにマダオ父がやってきました。
10億って重いね。あ、わかった？今の言葉には2つの意味があるんだよー。文字通り重いって
いう意味と重圧がねー。
山田君、こいつの座布団全部取っちゃいなさい！
なんかマダオは、ポケットに6万５０００円が入ってるくらいがちょうどいいそうです。何その
具体的な数字。
だからこのお金返すってさ。つーかずっとトランクのままで持ち歩いてて誰にもとられなかった
のが不思議なくらいだ。
そんな父に風太郎は母から、お父さんは本当はあんな人じゃない、一生懸命働いていた
けれども、会社に悪い人がいて、不正をすべてお父さんのせいにされてクビになってから
やる気なくしたということを聞いていた、と話します。
で、母親とお父さんを嫌いにならないと約束したから殺せなかったっぽい。
風太郎は、どうぞ生きて下さい。たったひとりでお好きなように、と言ってます。
父は出ていく前に言いました。
1つだけこの世界のルールを教えてあげようか。
子は親より先に死んじゃいけないんだぜ。
風太郎は「親によるだろ」って返しましたが、私はこの父の言葉は、風太郎を心配して
言った、父の思いやりなんじゃないかと思いました。
あれこれ口じゃつまんねーこと言ってるけど、やっぱり親なので。
でも子供時代にしたことは許されないとは思うけどね。風太郎が金に固執する原因は
父にもあると思うし。
で、父は出ていくのですが。札束ひとつくらい持ってればいいのに…。
あ、いけね全部返しちゃった、ちょっとくらいもらっときゃよかった、と言ってたのもマジですね。
つーかすぐ「500円！ワーオ！」って言ってるけど。
場所的に、来る時にあんたが落としたんじゃないですか？
んで翌朝は風太郎ものすごいおだやかに目覚めました。まるでギリギリ入稿すませて
力尽きたマンガ家が目覚めた時のようだ。
んでみどりが目ざとく風太郎を見つけて、声をかけるんですが、風太郎が死ぬつもりって
返事したもんだから、見届けるって車に乗り込みました。
後ろには爆薬積んでありました。えっこれ獄寺君に届けるやつ？(違います)
みどりは、見届けられるかなぁーという風太郎に、バカな人間が一人死ぬだけでしょ、と軽く
言ってますが、車の中で火つけられたらどうするつもりなんでしょうね。巻き添えですが。
いやまあともかく、またあの小屋にきましたよ。
風太郎は死ぬ理由を、僕が間違ってなかったとわかったから、とか言ってますけど、
そんな小さな世界で物事見て全部わかったような気になってんじゃねーよ。マザーテレサとか
ローマ法王に会ってみてからものをいいなさいな。
ともあれ、小屋に入って風太郎はダイナマイト巻きつけて、ライターで火をつけようとしています。
あのう、隙間風が強すぎてつく前に消えそうですけど。
一方外から見守っているみどり。
…その距離だと間違いなく爆発に巻き込まれますよ、みどりさん。
んで火を付けたけど、導火線を投げたからてっきりそれでドキドキハラハラ脱出大作戦！
だもやるのかと思ったら、本当に導火線が長いだけだった。
むだに長い！
次回いよいよ最終回！
…導火線で１０分引っ張ったら怒りますよ。