多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ゴッドハンド輝


ゴッドハンド輝

第4話(09/05/02)

 冒頭からいきなり、「しょーじきにいってくれよぉー」とか四宮にすがっているおっさんが
います。
 どうした、レッドクリフの結末でも知りたいんか!
 それとも劇場版コナンの犯人か!
 四宮は大丈夫と言ってるんですが…。

 このお医者さんは自分はガンにかかってるはずだ、絶対見落とされてるはずだ、みたいな
マイナスの確信もっちまってるわけなんですね。
 あーなんかいるなぁこういう人。結局この思い込みがストレスになって健康だった体を
病気においやっちゃったりするんですよ。
 四宮はうんざりしてます。
 そこにいんちょがやってきた。
 患者さんの名前を覚えてるのはさすが。
 四宮は、「自分の診断を信じてくれないんです」と言ってますけど、お前それ、患者さんの
前ではいったらいかんだろ。バカにしてるのと同じことだから。
 こういうところがやっぱり技術だけを見ている四宮たるゆえんですかね…。

 いんちょは相槌をうちながら患者さんの話を聞き、レントゲンを見て「あんたここ来て
よかった、これはガンじゃないけどちょっとやっかいな病気だ。いい薬あるんだぜぇー。
特別な新薬だ」と、何やら言葉だけ聞いてたら怪しげな薬を売りつける詐欺師みたいな
ことを言い、患者さんを安心させています。
 一種のプラシーボみたいなもんですわな。
 その薬を四宮に渡して処方頼むわ、っていんちょは出て行きました。

 原作ではこの話、輝が立ち会ったものなんですが、ドラマとしては四宮が立ち会うという
もので、よりヴァルハラの医師と四宮の違いがくっきり出ていて、いいアレンジだと思います。
 理由を尋ねる四宮にいんちょは、本当に大切なのは、どうして異常を訴えていたのか、それを
見極めることだと言います。
 つまり、問題ないですよっていっても患者さんはなぜ安心しなかったのか、というそこを
掘り下げることが大切なんだよ、といんちょは言ったんだと思うんですが、四宮が理解したか
どうか…。

 あと余談ですがここのシーン、原作のいんちょはちょい芝居かかりすぎてたなと思ったんで、
これはドラマのいんちょ好演だなと思いました。

 さて、輝はというと、お弁当の買い出し。
 何やらブツブツ言ってると思ったら「なんであん時グーだしたんだろ…」。
 お前もっと別のことを後悔してろよ!遅刻とか直ったんか!?
 
 帰る時に彼は公園のベンチで、痛いよーと横になっている男の子を発見、「いやぁ仮病ですよ」
と言っている父をどかせて診察しています。
 そして内臓破裂の疑いがあることを見抜き、急ぎ父の車でヴァルハラへ。
 輝たのもしーですねー。弁当おきざりだけど(しかも父に蹴られた)

 オペに入るんですが、そんなかっこいい、オペ着を着るシーンいるか!?
 銀魂で言うと長谷川がかっこよくグラサンかけるのと同じくらい無意味だぞ!
(グラサンに失礼だろ!←長谷川じゃないんだ…)
 
 まあともかくオペが始まりました。
 四宮もやってきて、オペの詳しい内容が、映像と文字で出て素晴らしいです。
素晴らしいけど消えるのはぇぇよ!もう2秒欲しかった。
 ま、ともかく北見が次のシーンで後ろにいきなり立っててびっくりしたよ!お前突然現れるん
じゃねーよ。座敷童子かてめーは。
 
 あっさりオペは無事に終わりまして。
 親御さんも安心。
 父は輝に「あの時気づいて下さらなかったら海斗は助からなかった」としきりにお礼を
言っています。
 四宮、この言葉に反応しています。
 どうしてドジ輝が気づけたのか、とか思ってるんでしょうね。

 んでいつものように輝が結紮の練習をしているところに、皆が「あの父親、皇さんだぜ!」
と輝に雑誌を見せている。
 皇さんはゲーム会社の社長で、有名なモンスターハンターだったっけ、あれ作った人
らしい。というか実際のゲーム名出していいのかなぁ。
 ともあれ、輝はこのゲームの大ファンだったのでものすごい反応を示していますよ。
 で、病室にドキドキしながら行ってるし。
 うん、気持ちはわかるけどな!私情はあんまり入れるなよ。

 それで、皇さんとゲーム好きですという話をしたら、会社に招待されるんですね。
 ここに北見がいたら後ろから輝をスパーン!とハリセンで叩くくらいしてただろうなぁ(笑)。
 黙れひよっこ、みたいな感じで。

 休日の会社に招かれ、ウハウハでゲームをプレイする輝。
 一方で皇さんは、こういった技術を何か医療に生かせればと言っています。輝はオペの
シミュレーションなどどうでしょうといってます。
 なるほど、こちらではまだ開発してない設定なんですね。
 輝はやってみます、といった皇さんをすごい人、と褒めます。
 けれども彼はこれだけ成功が続くと、いつか不幸の払い戻しがあるんじゃないかと怖くなる
と言っています。
 
 輝は、僕は運命って立ち向かっていくものだと思っています、と言った。
 確かに、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」by安西先生だもんね。

 皇も、あなたは大きな幸運を持っている気がする、と言います。
 そんな折、奥さんが倒れたという一報が入り、彼らはあわててヴァルハラへ。
 症状自体は大したことなかったのですが、四宮が皇さんを呼んで話があると。

 おなかの胎児に心臓の問題があり、心臓弁が完全に閉じてしまっているそうです。
 輝は出産後にオペすればいいと言うんですが、北見が「出産まで生きられない」と。
 最初から死ぬ運命にある胎児というのは皮肉な話です。

 ここの高嶋さんの、なんていうの、皇さんが冷静に話していたところから一気に動転する
演技は流石だと思いましたね。うまいわー。
 さすがフォーゲルパークに番組の取材できたはずが、ずーっと鳥だけ眺めてただけ
あるわ!(それ今関係ねー!)

 出て行った彼を追いかけようとする輝を北見は止めます。
 結局何をどう言っても、助けられない限りかけられる言葉はないだろうから。
 皆同じ気持ちなんですよね。
 助けられるものなら助けたい。けれどもその方法がないと。
 北見も相当悔しいんだろうなって感じですね。

 海斗クン退院の日が来まして、彼と奥さんははしゃいでいるけれども、皇さんはすごく
ぎこちない。仕方無いよなぁ。
 そういうわけで輝はいろいろと医学書を調べ始めます。

 あとちょっと気づいたんだけど、北見先生の髪の毛はヅラか地毛か知りませんが、
前に出ているとなんかもっさりした雰囲気を受けるので、できれば全部後ろに流す
ようにしたほうがすっきりして見えるかと思います。
 そのへんはねぇー、どうしても映像と絵の違いですね。

 熱心に調べている輝に、四宮は、治療を待っている他の患者さんもいる、と注意
しています。
 でも多分輝だってそんなことはわかってて、空き時間でやってると思うんよ。

 結局何の手だてもないまま、朝の診察の時間になって。
 ちょくちょく出て来ている師匠さんが、ボトルシップを作ったと見せてくれます。
 すげぇなおい。お前こういうの作るのもいいけどもうちょっと運動もせいよ。
 で、輝ひらめくんです。ひらめいたついでに傾けて部品もげたけど…。

 中に入ったまま治せばいい、と。
 子宮の中から出してオペしてまた子宮に戻せばいいと。
 理論は単純ですが実際は難しいわな。
 ここでCGでるのでわかりやすいです。
 北見は危険の方が大きいと指摘。流産の可能性も捨てきれないと。
 で、隠れて話を聞いていたいんちょが出てきまして、「でもよー不可能じゃねぇよな」と。
 結局彼もかけてみたいんでしょうね。
 救える命が目の前にあるならって感じで。
 さすがいんちょ!よっ、女殺し!(違う)
 
 奥さんはあっさり承知。
 普通の出産でも母は命をかける。だから怖くないって。
 そんで、いんちょは自分が執刀すると言います。
 皇さんは、そのかわりに、輝を立ち会わせてほしいとお願いしています。
 確かに、彼がいれば何となく安心できるっていう気持ちが皇さんにはあるんでしょうね。

 四宮もスタッフに入れてもらおうとしますが、当日、いんちょと北見がこれにかかりっきりに
なるから、片岡先生と組んで他の人達の対応にあたって、みたいなこと言われてまたブーブー
ですよ。
 つーか原作でもおめーいなかったんだから仕方ねーべ。

 そういうわけでオペのためのカンファレンスが何度も何度も開かれました。
 いんちょも珍しくまじめな顔で話を聞いていますよ!
 普段の仕事もそれくらい真面目にやってくれ。

 早くもマスコミに取り上げられて、危険すぎると批判する人もいれば、この手段しかないと
いう人もいる。
 それくらい難しくて、あまり例のないことなんでしょうね。

 四宮は家で蓮と不満丸出しで話してます。
 蓮は、成功率は低いとニヤニヤしとるし。ムカつくなこいつ。
 成功できるのは、輝の父親だけだ、と。
 四宮ビックリ。
 えっ…今まで輝の父親がDr.イーストって知らなかったんスか?マジで?
 多分キミ以外皆知ってるぞ…。

 さぁ、オペ当日ですよー。
 いんちょもノリノリです。口ずさんでいたのは美空ひばりさんの歌でしょうか?
(愛さんさんとーっていうやつ)
 北見も輝に、このオペはもっとも難易度が高いものだ、と言ってます。
 全力でアシストするぞ、って。

 いんちょが出てくると、外に蓮がいるんですよ。
 失敗すればあなたは失脚とかとんでもないこと言ってるし。
 こいつはもう失敗するところが見たくてたまらないんでしょうね。ヴァルハラをつぶしたい
から。
 いんちょ、ひょうひょうとして、「リスク高いとか関係ない、オペは成功させる」と言ってますよ。
蓮は「成功願ってます」とか言ってますけど、反対の気持ちが顔に書いてあるぞテメー。

 奥さんがオペ室に入っていって、それぞれが準備を進めてる。
 ここ、スローで映像が流れて、変なセリフもなくて、いい感じだと思いました。

 そうしていんちょが入ってくるんですけど…あれ、なんで頭にかぶるやつがいんちょだけ
アロハ柄っていうかそんな感じなの?あれぇここ笑うとこ?
 そういう無意味な演出はやめましょーよ…。
 このままいんちょが祭りの夜店やりそうな感じだよ。
 患者さんの上で焼きそば焼き始めたらどうすんだよ。

 一方でそわそわしている四宮。
 片岡が、ここすんだら見に行ってきたらいいよと言ってます。
 いい人だ片岡せんせー。最終回までに生え際後退しないことを祈ってます。

 四宮がモニターのある観察室に入ってくるとすでに蓮がいました。
 顔から笑顔が消えてるあたり、やっぱりさっきのは作り笑顔かっ!

 オペの方は順調に進んでいました。
 いよいよ胎児の心臓をオペということになってCGが出てきましたよー!
 今回はいんちょが変身するらしいぞ!
 ラミパスラミパスルルルルルー、ゴッドハンドじゅんちゃんになぁーれ!
(氷河さんそれ、変身解ける呪文の方です)

 ここ、映像はちょっとアレなんだけど(オペ室ぐるぐる回ってるだけ)、BGMの
選択と、ムダなセリフをとっぱらったというのは素晴らしいと思います。
 んで、心臓弁も開き、うまくいったのですが、蓮はまだ失敗の可能性があると
言っています。
 ちょっとー、誰かこの人に「ザ・クイズショウ」の招待状手渡してあげて!

 さて順調に進んでいるかと思われた中、母体の血圧が下がり始めます。それと
同時に胎児の方も鼓動が弱くなってきたと。
 蓮、ニヤリとしてる。
 お前人間じゃねーよ。ほんとに…。
 人の命がかかってる時にそういう表情できるなんておかしいよ。
 100円のアイスが「全商品特価、1個198円」ってなってたスーパーのチラシくらい
おかしいよ。

 輝は見守っているだけ。
 いんちょは落ちついてオペをしています。
 そして輝に子宮を持ち上げていろ、と指示。
 呼び戻すんだこっちにと。
 オレ(いんちょ)と北見の呼吸、そして母子の鼓動を感じろと。
 そんないっぺんにできねーよ。聖徳太子ですかコノヤロー。

 そういうわけで縫合が終わり…。
 輝は「生き続けて下さい、家族のためにどうか」と祈る。
 ここでしばし無音になるんですね。
 いいシーンだと思います。
 かたずをのんで見守るという雰囲気がよく出てるし、視聴者としてもそうなるだろうし。

 と、バイタルが戻ってまいりました。
 安堵する一同。
 ここで北見が、信じられないみたいな顔で輝を見ていたのが印象的でした。
 そして、いんちょと胎児の手がちょうど握手してるみたいになってます。
 原作のこのシーンすごい好きなんで入れてもらえてよかったです。
「さあ戻るんだ、母なる海へ」といんちょ、そっと戻します。
 ここはやっぱせっかくだから「また会おう、生まれ来る日に」っていうのを入れて
欲しかったなぁ。

 そういうわけで蓮はもっそい不満顔で帰って行きました。
 誰か塩まいとけ!

 いんちょは輝に言います。
 お前の父が生きてたらやっぱり手術してただろうな、って。
 皆にお礼を言ったあと、皇さんは輝に言いました。
「運命って立ち向かっていくものなんですね」と。

 いんちょは院長室で、輝の父の分もグラス用意して祝杯でしたね。
 多分やっぱ一番不安だったのはこの人なんじゃないかなと思いました。
 上に立つ者としてそういう不安を出すわけにはいかないから、今が一番ホッとした
状態なんでしょうなぁ。

 で。
 四宮が来ましたよー。
 なんで輝にあの時子宮を持たせてたか、というのを聞いています。
 いんちょ、輝の持っている絶対的天運を味方にしたかった、と言ってます。
 どれだけ腕に自信があっても、最後の最後は成功を信じる力だと。
 四宮がどんだけ納得したか知りませんが、少なくとも蓮の方はめっちゃ苦い顔で
成功を伝える新聞を読んでグラス傾けてました。
 こりゃ最終回あたりは一騎打ちですかのぅー。

 ま、今回のエピソードが次の回の伏線にはなってると思いますが、ヴァルハラが
乗っ取られるにしてもその相手がヤキソバンだとは!(ネタが古い)




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