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ゴッドハンド輝 |
最終話(09/05/16)
前回までのあらすじ…ヤキソバンがヴァルハラ襲来。
1週間後にヴァルハラはオレと四英会のものになる、と聞かされびっくりするいんちょと
北見。
多分そのさらに一週間後には、「ヴァルハラは四英会のものになります」と聞かされて
ヤキソバンがビックリする番だな!
ヤキソバンはさすが「ヴァルハラ」の発音うめーな…。
一方で輝はオペ室の真ん中で先週からヘルプを叫び続けております。
セカチューならぬオペチュー。
まあそれはいいとしてだ。
ここの画面、緊迫感を出すためだとは思うんだけど、回転速度早すぎるよ。ぐるぐるぐるぐる
まわりすぎて、ガキが最高速度で回してる遊園地のコーヒーカップみたくなってんよ。
岩永が倒れ、輝は自分で心電図見ながらあわあわしてますが、岩永がその苦しい息の
下から、「せんせ、機械ばっか見んな」と言うんですね。
あやのさんが言うにゃ、麻酔科医は執刀医の手元を見るって。
あー誰だっけ。ゴッ輝のエピソードだったか医龍だったか忘れましたが、とにかくそういうの
ありましたな。医龍の荒瀬だったかも。
機械は二の次、とにかく執刀医の手元を見て次にどうするか予測してるっていうのが。
大切なのは数値ではなく、患者の体だと気づき俄然輝に落ち着きが戻ってきましたー。
もう大丈夫です。
ちなみにこのあとOPに行きましたが、提供の上下に「このまま引き続き怒涛のクライマックスへ」
とか書いてあって、最近はこういうの出るんだなぁーとか思いましたね。
で。
オペが落ち着いて皆は、四英会のことを話してるんですね。KZ病院のバックには四英会が
いてるとか。
輝は、そういうちゃんとした病院ならヴァルハラのことをちゃんと話せば事情を聞いてもらえる
のでは、とか言ってはいますが皆は否定。
四英会は、敵対するところはことごとくぶっ潰し、傘下に入れていくという、手段を選ばない
グループだからです。
それで、四宮を皆はスパイ扱いしてるんですね。輝はかばうんですよ。
いい子だなぁ輝は。
ところが、この様子を四宮がこっそり見ていて立ち去るのをあやのさんが見ていた。
(ややこしい!)
四宮はそのままいんちょに退職願を出すんですね。
結局、自分がいたら迷惑になるからと思ってであって、最初の頃の四宮だったらこんなこと
考えもしなかったと思います。
いんちょは、四宮の事情を承知で採用したんだから問題ない、と。
そこに輝がすごい勢いでだだだーっと入ってきて、これにはさすがのいんちょも「うおっ!?」と
びびる。
ここは面白かったなー。
やめるやめないで口論となって、さらに「決着って何よ」「決着は決着だー!」と収拾が
つかなくなったところで、いんちょが「お前らはまだまだ半人前だ」とまとめておしまい。
四宮の退職願を破りすてて、この問題は終了です。
まー四宮が抜けたところで四英会はヴァルハラを手に入れようとするのをやめないだろうし、
第一、いんちょがいなくなったら北見も多分ここを去る決意はしてるだろうから、そうすると仮に
四英会がヴァルハラ手に入れたとしても、最盛期の1/3も価値無いわけですよ。ざまーみろって
感じですよ。
四宮蓮は、いんちょも北見も輝も手に入れてみせると息巻いています。
うん、全然手に入れられてないけど。
ここで蓮が2歳の時心臓を手術してもらった、と四宮に話しています。
ここでもってくるかー!このエピソードを!
跡がまったくないんですね。
それをやったのが輝の父であるという。
まったく傷跡を残さない無縫の才能。
そういう才能を輝も受け継いでいるはずだ、と蓮は言うんですね。
いや…それはどっちかっていうと経験と技術なので、受け継ぐ以前の学習だと思うん
ですけども…。
才能と経験値は違うだろ。確かに以前、自力で誰もが考えつかなかった、最善の方法に
たどりついたことあるけどさ、輝は。(親指のエピソードです)
輝、あと3億あれば…とか考えているところに、寺尾という患者さんから電話が入ります。
彼はKZ病院に移ったのですが、酸素吸入をされて大ピンチになっておりました。
というのももともと障害があって、低酸素の状態に体が慣れているため、酸素が大量に
入ってくると逆に具合が悪くなってしまうとか。
そこには、ヴァルハラから移った看護師がいるんですけど、その症状を知っていたはずなのに
と輝は怒る。どうなってるんだこの病院は、と。
気持ちはわかります。
西村らもやってきて、何やってんだと輝を止めにかかるんですが、寺尾が「ここはヴァルハラとは
大違いだ。患者を金を運んでくる客としか思ってない」と言うんですね。
つーかならなんでこっちに移った。ヴァルハラにいればよかったじゃん。
ともかく、ヤキソバンがきて、輝を追い出せとか言ってます。
輝は帰るから、寺尾さんのことをちゃんと見てくれと。
…うんまあ、近いうちに医療ミスで殺されるんじゃないかな、この人…。
そんで、これ仕事終わった看護師さんかな?秘書が職場云々といってたからそうだと思う
んだけど、連れて来ていた5歳の子供がいなくなったと騒いでいます。片岡先生が一緒に
探そうとするんだけど、うちのセキュリティは万全だとか、人探しくらい誰にでもできるからと
いうことで、仕方なく会議へ。
輝が探すって言ってくれるんですね。
いなくなった子の名前は、たけしらしいです。
…どっかで野球してんじゃね?(山本武じゃねーよ!)
つーかたけし、プールに沈んでましたけど。プールっつか使ってない風呂?
セキュリティ万全ですか…万全…へえ…。
秘書からケビンにその連絡が入り、あわててたけしに手当している看護師を冷ややかに見て、
医師に任せろとか言ってんですよ。
片岡が駆けつけてきて、心臓マッサージとかんやってくれるんだけど、このまたヤキソバンが
もうムダだ、それよりこのことが外に漏れないようにしろとか言ってる。
おいおい、誰かこのヤキソバンをこの風呂に沈めてやれよ。今なら外に漏れないぞ!
そこに連とあのヘンテコなDAIGOもどきの医師がくるわけですよ。
会議に参加するはずだったらしいのですが…。
輝がきて、片岡の代わりに自分が心臓マッサージを行う。
ヤキソバンはそんなことしても無駄だ、もう死んでると言う。
蓮は黙って見ている。
輝は皆に、救急カートもってきてとか、あれこれ指示を出すんだけど、みんな立ちつくして何も
しない。
これが医者かよお前ら。
輝は「この子が死ぬというなら、運命の方が間違ってる、俺は誰も死なせない!」と懸命に
心臓マッサージを行う。
それに動かされて片岡がまず、救急セットを看護師に指示、そして皆が動き始めます。
ヤキソバンは「お前ら皆首だー」とかあーだこーだ言ってたら蓮が来て、ひややかーに
「あなたは最高のビジネスパートナーだ。…人間としてはどうかと思うけどね」と一発かましてる。
ざまあみろって感じですね。
子供の心臓マッサージをしながら輝は、自分が父に助けてもらった時のことを思い出して
るんですね。
父の必死の叫びを聞いた輝だからこそ、絶対にあきらめきれないんでしょう。
必死のかいあって、たけしは息を吹き返しました。
あ、やっぱここで胸に手形はつかないんだ。(それだと輝が死んじゃうオチ)
どうして2時間もたって蘇生したのか。
それを蓮は羊水の記憶だ、と言います。
さがしものはなんですか〜♪←それ井上陽水。
沈んでいたのが冷たい水だったのも幸いした、と解説をするDAIGO風のあやしい医者。
ここで、このプールみたいなとこに映像が映り込むのは面白かったなぁ。
低体温になることで、体の機能が最低限のところで保たれるようになるんですね。この
傾向は子供ほど顕著であり、大人になるほど生存が難しくなると言われてます。
クマの冬ごもり(正しくは冬眠ではありませぬ)と似たしくみみたいなもんです。クマはそれを
意識的にできるっつーだけのことで。
そういうことで蓮、運営会議は仕切り直しということで去って行きました。
と、そこに今度はヴァルハラが大変〜という一報が入ります。あわてて走って行く輝。
秘書がニヤニヤしててうぜぇー。
神楽ちゃんに「秘書、また見えてるヨ。シミツキパンツが丸見えネ」って言って欲しいくらいだよ。
(そのシチュエーションにどうやったらなるというのか)
ヴァルハラに、工場のけが人が大量に運び込まれているのだそうです。
ヤキソバンは相変わらず、庶民がどうなろうが知ったことかと言っている。
さすがに片岡怒った。
クビにでも何でもすればいい、私は医者だ、と。
名札を捨てて走って行くんですね。
ここは少しだけスローになっててよかったな。よっさすが源さん!(新選組!で井上源三郎を
熱演。五右衛門もまっさおの弾丸斬りを見せた)
ヴァルハラはてんやわんやになってましたが、いんちょが落ち着いて指示してました。
うむ、少ないスタッフでも、上がしゃっきりしてるとな、うまく動くからねぇー。
輝もやってきてメンバーに加わります。
ここで片岡以下KZ病院に行ってた連中が戻ってきて治療の手伝いさせて下さい、と
言うんだけど、北見はガン無視。
いやなんで北見に言う?って感じなんだけど。まずはいんちょが先なんでは…。
輝に患者より大切なものはないと気づかされた、という片岡。
そんな彼らにいんちょが「どこでさぼってたかしらねーけどよ、ムダ口叩いてるヒマ
ねぇぞ」と。
それをきっかけに北見も「入れ」と言ってます。
つーかここはちょっとなー、なんかヴァルハラじゃないって感じしたなー。
どちらかというと、片岡らが手伝わせて下さいって言った後に、いんちょがふっつーに
「そこでぐだぐだ言ってるヒマあったら早く治療始めろ」くらい言う展開でよかったと
思う。
何より北見がこういうくだらない時間のロス嫌う人だと思うし…。
あと北見に言うっていうのもなぁ。いんちょでしょ、常識的に。
んでまあ北見はいんちょに「そういうことでいいんですね」って言ったらいんちょが「このこのぉー」
とかつついてて、ここはなんかほのぼのしててよかったですね。
北見がギャグパートほとんどなかったからなぁ…。
それでなんとかバタバタしてたのはおさまったみたいなんだけど、北見といんちょがもう
観察室にいるぅぅぅぅ!お前らもうちょっと働けー!
いんちょは、これが自分達が夢見ていた病院だ、ここには最高の志がある。皆が同じ
思いで、同じ方向を向いている。俺がいなくなっても心配ない、と言ってます。
まあ、いんちょの気持ちはわかるんですよね。
仕方なくここを去るわけだけれども、それでも後ろ髪引かれながら去ることになるよりは
(そんな髪の毛もないが)、ここならもう大丈夫だと、安心してされる方がいい。
そういうわけでかばんを持ってよっこらせとロビーから立ち上がろうとしているいんちょの
とこへ、輝らがやってきました。
お見送りですわー。
皆が勢ぞろいしてます。
うん、お前ら患者さんどうした。
医者やめるわけじゃねぇ、と言ういんちょですが…。
ヤキソバンが秘書とともに、出迎え御苦労とかいいながら来たよ。
皆がここでくるっと背を向けて立ち去れば面白いのに…。
いやまあそういうギャグドラマじゃないのでしませんけど。
ケビンはいんちょに、「いいざまだな」とどう見ても頭悪いです的なイヤミを言ってますが
いんちょはけろっと、「いーだろこの背広」と、そういう「いいざま」じゃねーよ的なボケ返しして
ます。右から左へイヤミを流したぁぁぁぁぁ!
で。
ヤキソバンが、ここは2年以内につぶして駐車場にする、貧乏人のことなんか知らんと言ってて
みんな愕然。
負け犬ーとかいんちょに言ってるぞ。
お前、おきすぎてふやふやになった焼きそば頭からかけてやろうか。
そこに誰かがやってきましたよー!おおっと鳥好きで番組忘れかけた高嶋さんじゃありませんか!
(ものすごく一部にしかわからないネタ)
駆けつけてきたのは、トランクを持った皇さんでした。
ここに3億ありますと。
水臭いですよーと言う皇さん。のはらひろしは足臭い。
ここは命の恩人なんだから、なくなっては困るという皇さんにいんちょが困っていると、
患者さん達がずらっと勢ぞろいしてて、受けとってくれいんちょー!と言うわけですよ。
うん、お前ら治療はいいのか。
ここはもうかっこいいの一言につきますね。
輝らも上を見上げてビックリみたいな感じですよ。
受けとって下さい、患者のために、と輝に言われて。四宮も頭下げるんですよ。
いいなぁこれ。
ちなみに後では秘書がぼけーっと立ってました。おねぇさん、演技忘れたらダメ!
北見もうなずいたところで、いんちょニヤリって感じで。
手をかっこよく挙げた。
ヴァルハラはこっからだー!と。
ヤキソバンがめっちゃ苦い顔してて、後ろで北見もニヤニヤって感じで。
「お前が何をしかけてこようと、必要としてくれる人がいる限り、絶対負けない」by輝
あれ…それどちらかというと、いんちょが言うべきセリフじゃね…?原作でもそうだった
けどさ、なんか輝が言うと違和感あるんだよねぇ…。
まあいいわ。
そうしてヤキソバンは、うっかりお湯を捨て忘れてそこにソースを入れてしまった
焼きそばを食べた時のような顔をして立ち去りました。
そうしていんちょは皇さんにお礼を。
皇さんも言うことがかっこいい。
「いい病院ですね」とただそれだけ。
いんちょも言いました。
「俺の自慢の病院です」って。
週刊誌にKZ病院のことがスッパ抜かれてて、岩永が「次に四英会どーすっかなー」
とか言ってるんだけど、ハッと気づいて口押えてるのが面白かったです。
後に四宮いましたからね。
彼女は立ちあがって屋上に移動。
そこで輝が来て、ま、中途半端な会話の感じで去って行きました。
うーんここはもうちょっとなー。
つかこれなら逆に、ここはスッパリおとして、むしろ原作のトイレにこもるいんちょと、その
前で怒ってる北見のシーンを入れてほしかったなー。
借金を引き受けて皇が新理事長になるっていうとまた説明が面倒だから、経営権を買い戻した
かわりに半分は皇さんに移るってことで、それを承諾したというのをトイレの中から報告する
いんちょと、深いため息をついてる北見、それで、「まあ今まで通りやっていいって言われたから」
と出てきたいんちょの胸倉を北見が「そんな保証がどこに!?」とつかみ上げるとか。
そんなところに救急車搬送の一報が入る、というのなら次のエピソードにもつなげやすかった
と思うんですよ。ケビンが運ばれてくるシーンへ。
KZではスタッフと患者がどんどん去ってました。
経営方針についていけないからっつーわけですな。
ほらな、いずれこうなってたんだ。
蓮に、四英会の力でなんとかーとか言ってますが、蓮は「ここまででしょ」とあっさり。
そりゃそうだよ。
自業自得ですわなー。
秘書も去りました。こいつ結構薄情だな!
雨の中歩いてるヤキソバンだけど、大体落ちぶれた人のシーンって雨が降ってるよね!
あんまり晴天の中歩いてるの見たことねぇ!
心臓を押さえて倒れ込むヤキソバン。
こんな所で死ぬのかとか言ってますがな。
彼は過去、まあ簡単にいや銭ゲバの風太郎みたいな経験をしてるわけですよ。
外国の救急車は有料だから乗せてもらえなくて、それでお母さんが死んでしまったという。
まー実際のところはここまで非情じゃないけどね。こっそり「帰るついでだから」と乗せて
くれたり、融通きいたりしますから。アメリカとか結構そゆとこある。
それでヤキソバンは銭ゲバになったと。
お前おしかったな、もう1クール早かったら銭ゲバ出演出来たぞ。(出来てどうなるという
ものでもない)
で、ヤキソバンがもうろうとする意識の中目をあけると、輝が懸命に自分の手当てをして
くれていた。
もうすぐ救急車が来るから頑張れと。
なぜだ、ってケビンは言ってるけどそれが「医者」だろうがよ。
今回のオペはもう時間がないのでサクサク進みます。
輝、最後の変身です。
「チェンジ!プリキュア!ビートアップ!ヴァルハラハートは命のしるし!ピチピチフレッシュ、
キュアゴッド!俺は最初からクライマックスだぜ!」
…4人目のプリキュア、輝でいいじゃん。
夜が明けまして。
いんちょ室で珍しく北見がにこにこしてる。
いんちょはゲームやってます。
お前らほんっと緊張感ねぇな…。
ともかく北見が笑顔で報告してるので、いんちょが「あら、あらら?」とか言ってて、
とたんに北見がムスッとした顔になるので面白いです。
そういうわけで輝に助けられたケビンは憎まれ口を言ってますが、輝は気にしてない。
どんな人でも命は命、目の前に震える赤ちゃんがいたら護ってあげたいでしょう、と。
確かにお金は大事ズラ(風太郎入ってる)、でも所詮金は金なんだと。
輝のまっつぐな心が、ケビンにもようやく届いたってことでしょうねー。
四宮がたまたま聞いてたんだけど、彼女にもまた届くものがあったようで。
私はここに残る、まだ決着ついてないから、と。
そうして2人はまた今日も、HOTの声に走って行くのでありました。
…で、あのDAIGO風医者の正体は!?
えーっと全6話という、どう見ても明らかにキムタクドラマへのつなぎです、的な
ものではありましたが、それでもエピソードをうまく使っていたなと思いますね。
詰め込みすぎず欲張りすぎない展開でよかったと思います。期待してなかった分
よかったなぁと。
北見@別所さんも2話以降は普通になじんでたと思うし。
いやーこれは少ない予算と短い話数でよく頑張ったな、と思いました。
特に四宮のキャラづけが、原作とはまた違った四宮象がうまく出てたと思いますよ。私は
見てドラマの四宮の方が壊れっぷりがすごくてやばいなと思いましたし。それが最終回に
向けて明らかに輝のおかげで変わったというのがわかる。(というか途中からどんどん
人間的になる)これは好演だったと思いました。
まーパート2はないとは思うのですが、悪くない構成だったと思います。
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