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第6話(09/05/21)
冒頭の映像からもう騙しははじまっていたんだなーと思った話でした。
日記を見ていた女の子が、多分それを書いたと思われる男に取り上げられているの
ですが、その後この男をなんですかこれはみたいなもので殴っているシーンと、もう
一人別の女の子が、授業中指名されて、スラスラと黒板の問題を解いていくシーンが
交互に繰り広げられます。
んで、男を殴った女の子が誰かに電話。
ここで男が先生だということがわかります。
おいおいおい、とんでもねー教師だな!日記の字が汚ねぇよ!(突っ込むとこそこォ!?)
さてこの死んでいた教師の名は増岡。エェー!?←それはマスオさんだろうが!
(しかしマスオさんの声優さんは増岡さんという名前)
で、絵里子のとこに事件が回ってきます。
というのも、学校が女子高だから、いかつい男の刑事にウロウロされると体面的に
困るという、典型的な自分達のことしか考えてません的要請が学校からあったから
らしいです。
野立の口添えもあって決まったらしいですが、部長は騒ぎを起こすなと釘さし。
どっちかっつーとあんたらが毎回無意味に騒いで、騒ぎを大きくしてる気がしますが。
一方、エレベータの中で花形が、大人の恋愛したーいみたいなことを言ってますが、
ドアが開くと、その大人代表の野立が、女性職員に平手をくらっているところだった。
彼は愛の告白だとか言ってますけど、どう見てもセクハラ発言が原因で殴られた
というようなシーンにしか見えませんが。
日頃の行いだよ、野立クン。これが片桐が殴られてたら「どうした、蚊でもとまって
たんか!」と聞くところですが。
っていうかホントエレベータが毎回熱画像装置の映像になってる意味がわからん。
さて、冒頭で問題を解いていた女の子は由貴というらしいんですが、増岡を
殺したとびびってるのはさおりという女の子らしいです。
で、この二人が相談してるけど、由貴は、刑事と言っても高が公務員でしょとか。
いやぁ、公務員の中でも逮捕権という特権を持っておられる公務員ですけどね。
まーナメてかかってた時点で既にお前は敗北していたのだよ!(バトルマンガ的表現)
花形は、大人になるってどういうことでしょう、とまだ悩んでいます。
片桐が「山村さんみたいになるってことだ」と。
彼がどういうつもりでいったのか知らんけど、「髪の毛がなくなるってことですか!?」って
花村、おめぇそれはひでーよ!
というわけで姉さん、事件です!
えー死亡推定時刻は午後10時〜12時で、翌日正午に、出勤してこないのを不審に思った
同僚が訪ねて来て発見されたと。
複数回殴られた跡があり凶器は不明。犯人が持ち去ったものと思われる。
犯人につながるものはまったくなし。
あたり一面には酵素入り漂白剤がまかれており、犯人が徹底的に自分の痕跡を消した
ということがわかる。
犯人は被害者に近く、とても頭の切れる人間であると片桐、絵里子は推理。
というわけで絵里子と木元はまず現場に、岩井と山村は現場周辺の聞き込み、花形と片桐
さんは学校での聞き込み、という感じで皆捜査に出ていきます。
現場はどこもピカピカにされていて、パソコンも完全に死んでるとか言われてます。
よくわからんかったけど、ウィルスか何か入ってるのかな、それでまったくダメだとか。
…これだけのことをやっていたら、物音とか周囲に聞きつけられる可能性とかなかった
んでしょうかねー。
絵里子はここで変なことに気付きます。
冷蔵庫には飲みかけのミネラルウォーターがあったのですが、現場、被害者の近くにも、
新しいペットボトルが転がっていたのです。普通、飲みかけのものから飲むのにこれは
おかしいと。
で、山村と岩井の聞き込みから、このマンションを出てくる人間がいたというのは聞けた
のですが、まだ詳しくはわからない。
絵里子は学校に向かいまして。
玄関で、土足でいいのか迷っていたら、通りがかった由貴が声をかけてきたのですよ。
つーか絵里子さん!
そのままおあがり下さいって張り紙があるがな!
もう老眼!?(待て)
由貴の推理がすごい。
業者ならまず正面から入らず裏に回るから、マスコミか警察、で、マスコミっぽくないから
警察だろうと。
すごいな由貴!ワトソンくらいにはなれるよ!ホームズはおめーにゃ無理だ。
自分の才能を鼻にかけてる限りな。
んで。
花形は女の子達に囲まれてウハウハかと思いきや、なんかバカにされてる感じで
笑えました。
片桐はモテモテですわー。さすが笹塚もどき。かっちょえーのー!
絵里子は、校長に話を聞くのですが、プライベートは知らんとけんもほろほろ鳥。…もとい
けんもほろろです。
ただ、二宮という去年、増岡のクラスの副担任をしていた先生というのが出て来て、
これがまたちょっと何か関係ありそうな感じです。
花形は、生徒、ちゃんと話さないでしょーとか言ってるけど、片桐は「いや、あっさり」と。
片桐人気すげぇわ(笑)。
彼の功績によって、増岡は手当たり次第女の子に手を出していたとんでもねー教師
だというのがわかります。
おいおいふざけんなよ。変態教師が。
そうして、由貴とも付き合いがあったことがわかり、絵里子は彼女を呼び出して話を
聞くことにしたんですが。
いちおーよいちおー、と絵里子が手をブンブンふってて、これに効果音ついてたのは
面白かった。
いやーここの、10代代表と、アラフォー代表の、火花散る対決をお楽しみくださいって
感じですごかったです。
両方ともなまじ頭がいいもんだから、ポンポンポンポン言葉が出て来て双方引きゃ
しねぇ。
んで由貴は増岡とつきあっていたこともあっさり認めました。
一月だけ付き合ってて、飽きて別れたとか。
それで絵里子が「(犯人は)頭のいい人には間違いないわ」と言って由貴が、「私みたいに?」と
聞いたら、絵里子が「ううんー、頭でっかちな子供じゃない」とバッサリ。
いやーこぇぇけど面白いです。
んで、おばさんを由貴が連呼するもんだから、バカの一つ覚え?、とか絵里子指摘するし、
「シワが増えるよ」と言われても「年相応全然オッケー!」と絵里子が答えれば、花形が
「シワサイコー!」とか。片桐も黙って手をあげててかわいかったです。
この勝負、絵里子の勝ちですな。
ともかく由貴の狙いは、さおりから目をそらして疑いを自分に向けること、だそうですが…。
甘い、甘いぞ由貴!
金田一とか読んでるとな、そのさらに裏に本当の狙いがあると思えて仕方がないん
だよ。
でなけりゃ誰が好き好んで疑われるようなマネをするかって話で。
こういう風に挑発するからには絶対、鉄壁のアリバイを持ってると思いますよ。
由貴が言った、犯行時刻に塾の自習室にいたというのは、出入り自由でまったく確認
とれないことがわかります。
また、増岡の携帯もなくなっていてどこにいったかわからない。
そういうわけで絵里子は、由貴に任意同行をかけると言っています。
それはいいけど絵里子と花形、ジャングルジムの上に座って由貴を待つのはよせ。
お山のボスですかぁーコノヤロー。
あっさり任意同行に乗ってきた由貴ですが、取調室の隣の部屋に野立が入ってきて、
「何かあったら迷惑かかるぞぉー…俺に」
お前になら構わん!
岩井が最初取り調べしてますが…うーん由貴にとってはこういうタイプが一番やりやすい
んじゃないかと思いますけど。つーか岩井じゃ無理でしょ。
案の定コテンパンにやりこめられました。
山村は反対に老後の心配される始末。
BGMかっこいいけどこれがかかってるってことは、収穫なしってことじゃねーか!
ともかく、木元は木元で数学の話で意気投合してるし。
野立が行きましたが…。
「どうもおつかれサマンサタバサ〜」
ちょっと、誰かこいつに麻酔銃撃ち込んで!
絵里子がいって、絵里子の彼氏の話をしているんですが、木元がえらくびびった反応
してました。何かあったのか。
んで、二宮のことが絵里子への電話連絡で出て来て。
由貴がニヤリとしたから何かと思ったら。
二宮の住まい近くから、増岡に関係あるいろいろ怪しい品物がゴミとして出てきたとか。
なんだ片桐いないと思ったらこっちを探してたのかー。
つーことはこれは犯人の工作とみるべきでしょうな。
あそこまで完璧に証拠を隠滅した人間がこんなずさんな捨て方をするわけがない。
するとしたら、誰かを疑わせたいからでしょうね。
それで彼女を任意同行したら、こっちもあっさりと交際を認めたと。
二宮の写真を見せたら、誰か出てくるところを見ていた隣人もこの人だと。実は婚約者が
二宮にはいたらしいんですが、別れ話をしようと増岡のところにいったらもう死んでいて、
あわてて出てきたと。
どうなってんだ人間関係。ドロドロじゃねーか。
玲子さんは分析で、犯人のものと思われるマニキュアを見つけました。
メーカーが特定できたのですが、その購入者の中に、二宮の名前があった。
これで彼女が犯人として決定的かと思われますが…。
金田一なら絶対ここはひっかけだよなぁ。
二宮は犯行を否定。
絵里子も、彼女をシロと判断しました。
今回の犯人は、徹底的な証拠隠滅から考えても、冷静に現場でものを考えることができる
人間だと。恋愛のもつれでカッとなって殺したというような人間が、冷静になれるわけがないと。
うむ、遠まわしに二宮のことけなしてるな!
さてそこに驚きの事実が飛び込んできます。
たまたま由貴が立ち寄ったコンビニの映像が発見されて、時間帯的に増岡のマンションに
行くのは無理なのでアリバイが成立する、となったわけです。
いやーまだわかりませんよ。
本当に死亡した時間がずれていたとしたら?
と私はこの時点で思いながら見てたんですが。
さおりに言われて由貴が駆け付けた後も実は増岡はまだ生きてた、とかね。
マンション近くで、タクシー搭載のドライブレコーダーにたまたま、二宮の姿が映って
いたらしいですよ。
これでますます二宮にとっては状況が悪くなってきたわけです。
状況証拠はすべて、二宮が犯人だといってるわけですからね。
んで。
絵里子は一計を案じます。
それは、さおりを任意でポリグラフにかけることでした。
さおりは絶対イヤー!とかもうパニックですよ。
それで、絵里子は由貴とカフェで落ち合って話をしてます。ポリグラフを受けるよう
言って欲しいとか。
捜査が手詰まりだとか。
二宮のことも犯人とは思えないとか。ジムが一緒で、Doスポーツプラザ豊洲店
だとか。
由貴、めっちゃ興味なさそうに聞いてる。
そして、増岡が日記を書いていたということを絵里子はあかします。
なるほど、冒頭で読んでいたのはこれか。
それが見つからないのだとか。
由貴は興味なさそうに立ち去りました。
つーか絵里子さん、由貴が食べなかったスイーツ食うなよ!意地汚いな。
んでさおりがポリグラフ受けることになったのですが、由貴がついてきます。
小野田はメチャクチャ怒ってます。
つーかこの人の怒りどころがわからん。
警察の威信にかかわるからか、それとも子供だからとかばってるのか…。
ともかく検査は始まるんですが、由貴すぐに、隠れて自分の反応を見ていると
見抜く。
流石ですな〜。何かしらそういう心当たりがあるんだね、由貴さんよ。
ここでのらりくらりと、「実は死亡推定時刻間違えててー、あなたでも(犯行)間に合う
のよねー」みたいなこと言われてますが…。
なんかここらは、計画のうちという気がします。絵里子の顔を見ていると。
第1話目の取り調べの時と同じく、全然あわててる感じがしないもん。
それで、絵里子は花形と山村に何か頼んでんだけど、山村がまたベルトだけ
持ってでて鞄忘れてて、木元が「山村さん、やまむー!」とか叫んでて、あー
強くなったなーって感じでちょっと良かったです。
絵里子は由貴を迎えに行くんですね。
取り調べ室にまた呼んで、今度は殺人罪で逮捕する、とストレートに言ったんですよ。
まず現場に転がっていた水ですが、調べてみたらトリハロメタンという、水道水に含まれる
成分があることがわかった。
つまり、いったん中身を電気ポットに入れ、あたためてからまたペットボトルに戻したことが
わかる。その時にポットに残っていた水道水の成分がまじったと。
なぜそんなことをしたかというと、死体を温めるためだと。
それで死亡推定時刻をずらしたらしい。
しかも、死体をゴロゴロ転がして、死斑を移動させたりもしたらしい。
おいおい専門家顔負けの知識じゃないですか、由貴。
高遠さんもびっくりだよ!つーか彼はそこまでするくらいなら、頭を使ったトリックを
出すでしょうが…。
マニキュアもわざわざ、そこに忘れてあったのかおいてあったのか、ともかく
それをつけて増岡の服につけるという徹底ぶり。
ところがその時まだ増岡は生きていて、たまたま日記を読んでいた由貴はそれに
気づいてとどめの一撃を加えたと。
やっぱりそうでしたかー。
さおりは自分が殺したと思いこんでいるから、由貴には都合よかったんですね。
なぜそれがわかったかというと、さおりが殴った時に飛んだ血痕の上に漂白剤を
まいたけれども、そのあとまた由貴が殴って飛んだ血痕の上にまた漂白剤をまいた。
これによって、乾いた血痕とそうでないのとでハッキリ差が出るのでわかるらしい。
それでもまだ由貴は動機はとか言ってますよ。
これも絵里子は解明済みで。
捨てられていたゴミから見つかった、増岡と二宮の写真ですが、実は由貴も依然
増岡とデートした時に行った場所だったらしいです。
Nシステムから増岡の車を割り出し、徹底的に映像を探したらしい。
それでデート現場だとわかったとか。
その写真を現場で見た時に、自分とのデートは、二宮とデートするための下見と
わかり頭にきた、さらに、日記にもひどいことを書かれていたのではと絵里子推理。
けど、由貴は0点どころかマイナスねとか言ってる。むかつくなーこいつ。
なんでかっていうとこれらは状況証拠で物的証拠がないからだって。
そこで絵里子が「ごめんね、でてきちゃったー」と、増岡の日記を出してんですよ。
これがすごい。
どこから探してきたんだと思ったら。
スポーツジム豊洲店の二宮と書かれたロッカーから出てきたと聞いて由貴、
「やったじゃん、こういうのを確たる証拠っていうのよ」とか得意満面ですが…。
絵里子が黙っているのを見て、不審に思うんですよ。
すると絵里子は、出てきたのは二宮のロッカーじゃないと。
二宮が通ってたのは豊洲店じゃなく、南砂町店にあるので、出てきようがないと。
間違えてあなたに伝えちゃったーと。
つまり、豊洲店にあるのは絵里子のロッカーで、彼女はわざと自分のロッカーの名前の
上に、二宮の名前を張っておいた。
すると、由貴がのこのこと日記を隠しにあらわれたわけです。それは、張り込んでいた
花形や山村が確認し、ロッカーに隠れていた木元も写真を撮っていた。つーかどこに
隠れてんだ木元って感じですが。
絵里子としてはわざと由貴にだけ、豊洲店のことを言っているわけですから、絶対に
犯人以外がこの日記を入れるはずがない、ということでまあこれがホントの「動かぬ証拠」
ってわけですな。
増岡の日記には、由貴のことはまったく書いてなかったそうです。
他の女のことはボロクソに書いてある。けれども彼女だけはまったくなかった。
つまり…書く価値のないつまらない人間だったということなんでしょうか。
何も書かれてなかったから、頭に一撃お見舞いして、自分の痕跡残したとか。
まあ動機はガキっぽいといやそうですが…やったことは看過できないくらいやばいですねぇ。
今度刑務所から出てくる時には私もおばさんぽい動作をするようになってるのかな、と
いう由貴に対して「悪くないよおばさんというのも」と、絵里子は結構優しい言葉をかけて
いたように思います。
これはちょっと意外だったなー。
もっとびしっと厳しいこと言うかと思った。
でも、動機を聞いて子供っぽい理由だと納得したからこその言葉かもしんないですね。
そういうわけで一応事件解決ですが、なんとも今回は手ごわいというか、すごい犯人
だったなーと。
あと、「自分にも16歳の時期が」という話がっていうか当然ながら、絵里子の時は
皆すごい驚きっぷりだった。
いや誰でもあるだろ!絵里子も最初からアラフォーだったら怖いわ!
んで絵里子と浩がまたあの居酒屋で過ごしてるんですけど、絵里子聞いてない。浩
一生懸命しゃべってるのに聞いてないよ!
次回はまさに女同士の対決って感じっぽいです。
次はよりスッキリする結末がみたいですね。