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サムライ・ハイスクール |
第6話(09/11/21)
今回はいい話ではあったんだけど、爽快感はないなぁ…って感じだった。社会的な
風刺を取り入れたつもりなんだろうけど結末をリアリティあるものにしすぎて、スカッと
しない感じ。
そりゃ失礼だけど視聴率もパッとせんわな…。
あの時間帯でヒトケタとか。
ま、ともかくあと3回でガッチリテコ入れまではできなくとも、スキッとする爽快感が
欲しいと思います。
期待していた当初とあまりにもドラマの内容が違いすぎました。そういえば社会風刺を
うたってたなと最近思いだしたくらいで。
気を取り直しまして、リストラされた父上。
母親、ものすごいキレっぷりです。父だってショック受けてないはずはないのに、ローンとか
学費とかどうするのよって叫んでます。
お前も働け。
男にばかり稼ぎをさせてんじゃねーよ。養って当たり前とか古いぞ考え方が。
仕事を探すよっていう父に、45歳以上の就職率6.5%だってニュースで言っていたよ、と
家族とは思えない厳しい発言をする妹。お父さん営業だから資格ないし潰しきかないよと、
圧迫面接でも面接官ここまで言わないよってくらい厳しい指摘。
お前には血も涙もないのか!
私、なんのために勉強してきたのよって怒る妹に小太郎が、「あんまり自分勝手なことを
言うな」ってフォローいれるのですが、その小太郎にさえ「勉強してないし、大学いけなく
たってくやしくないよね!」と言い捨てて去る妹。
…武士小太郎のラスボスはこの妹のような気がしてきました。何たる鬼畜!
いやショック受けてるにしても言いすぎだろうこれは。父親だって好きでリストラされた
わけじゃなかろうに、必要な時だけ頼ってこんな時になればクズ扱いかよ。教育間違った
んじゃないのか…。
世の中のお父さんお母さんはな、子供のためなら命惜しまないくらい働いてんだぞ。
前言撤回しろ妹。
(ここのシーンは結構本気でムカッときました)
えーさて。
小太郎は、これは戦国時代ならお家取りつぶしかー、ヒエーとか言ってます。
…どちらかというと配置転換を命じられた感じだよ。
しかも家臣の俺達は切腹ー?とか言ってます。
落ち付け小太郎。それくらいで切腹なら日本の人口今頃1/10になっとるわ。
つーか勉強してるしてない以前にアホさ加減に拍車かかりすぎだ!大丈夫か小太郎!
何となく最終回のラストシーンは大学合格で終わりそうな気がしてきました…。バカ田大学
のか。←違う。
小太郎が自室でアルバムを見ていると、妹の部屋から泣き声が聞こえてくるんですね。
それはいいとして何故小太郎はいつも自室のドアを開けてんだ。
朝、小太郎は昼食用のパンを買おうとしてためらって、アンパン1個だけ買ってます。
いい子だな。ちゃんとこれから先のことを考えてる。
そこに通りかかったお巡りさんが万引きするなよとかいらんこと言ってるし。お前それは
公僕にあるまじき言いがかりだな。
でも、小太郎の元気がないので声をかけてます。でも心配の仕方がおっさんくさくて
逆に鬱陶しい!
昼食がアンパン1つなのを見て、あいとか百合香が心配して声をかけてんだけど、父親が
リストラされて…という小太郎の話を「まったまたー」とか冗談だと思って笑い飛ばしてます。
あんたら…それはやっちゃいかんだろ…。
まあ小太郎もそれで冗談にしちゃってたから、本人が納得すればそれでいいけどさ。
クラス内はもう受験の話でもちきりで、そこそこの大学出てないといいとこ就職できない
とか言ってます。
ただ逆に今頃は、どこの大学出てても就職厳しいもんは厳しいって気がする。大変ですねぇ。
それでクラスメイトが皆夢があるって話をしていて、「私は獣医」「私は薬剤師」「私はお嫁さん」
…どっかの専門学校のCMですか?
小太郎も実はひそかに大学ライフにあこがれていたらしいですが…。今は戦国時代だ、とか
言ってます。
生ぬるいわボケ。武士小太郎が聞いてたら正座させられて説教されるぞ。
小太郎は担任に相談しています。
大学を辞めて就職を考えているって。
周囲の先生が、奨学金もあるし、働きながら夜大学に行く手もあるよって言うんだけど、
小太郎はそこまでして行きたくないらしい。
もう完全に就職する気です。
そこに校長がやってきて、無理に勧めるんじゃなくて小太郎本人が決めること、と指摘。
おおっこの人前回からいきなりいい人になってきたな!
で、小太郎は就職にします、と言いました。
というか小太郎の言動を見ていると、父親のリストラを、勉強しなくていい口実ができた、
くらいにしかとらえてないように思いました。
大学行くの勉強しなきゃいけないから、それなら勉強しなくていい就職にする、的な印象
しか受けないです。
あいは小太郎の就職を怒ってるんだけど、そんなこといったってあんた、父親がリストラ
されたっていうのを冗談って笑い飛ばしたじゃないですか。何言ってんだ。怒る権利があるのか。
剛は、自分は奨学金で大学に行くよって言うんだけど、小太郎は、そこまでして行きたいほど
勉強好きじゃないと。
どうしようもねーな。
あいは、これから就職先探すの、受験より大変よって言うのですが、小太郎はかるーく、
先にバイトすっから、と。
おーいこの人どこまでも遊び感覚だよー!
で、剛のバイト先に雇ってもらうことに。
バイト先を決めて得意満面で帰宅した小太郎に、母は勉強おろそかになるわよって心配
してんですが、小太郎が就職することに決めた、って聞いてまたまた怒ってます。
しかもその怒りの矛先がまた父に。
何とか頭下げて会社に戻れないの、とかって。
いやだから子供の前でそういうケンカをするなよ。子供の居場所がなくなるような。
外に出てきた小太郎と妹。
仕事が見つからなかったら、ローンのある家出て行くのかなと心配しています。
ローン払ってる間は銀行の抵当がついてますから、払えなくなれば当然差し押さえ
られますね。
まあ居座ってしまえばなんとかなるってのも今の日本の法律ではあるんだけど。
妹の妄想はとどまることを知らず、両親が離婚しちゃうのかなとか、私も高校辞めなきゃ
いけないのかなとか言ってます。
小太郎は大丈夫って言うんだけど、妹はなんでそんなこと言えるのと。
お前が神経質すぎるだけだと思うけど、妹。今まったく金がないわけじゃないって親も
いってるだろうに。一人で悩みすぎるとハゲるぞ。もーおー悩みむよー(そっちじゃない)。
小太郎は自分が働くことによって、妹の大学の学費をサポートするらしいです。ま、確かに
キミが高校出て就職すれば妹くらいは大学に行けるでしょう。
一人だけ大学に行けるとしたら、頭のいいお前がいった方がいい。
こういうとこはお兄ちゃんしてて安心しました、小太郎。
えー。
かっこいいところを見せた小太郎ですが。
バイトでは全然ダメで。
あのなー、二組の客が重なったら、一方を誰かに任せればいいのよ。テンパるな。
しかも失敗しちゃったぁーと剛にじゃれてめっちゃ邪魔者扱いされています。剛曰く、
「この仕事になれるの僕は半年かかった。受験より仕事の方が楽と思わないでよ」。
偉いですねー、剛。しっかりしてると思う。
でもさらに絡んでいた小太郎は店長に見つかって怒られています。
当たり前だわな。学校で遊んでる感覚でバイトされちゃ困るわけで。
そういうわけで駐車場の掃除をさせられた小太郎。
不良三匹が投げ捨てていったゴミを指摘するのですが、絡まれてやっかいなことに。
と、武士小太郎出ましたー!いよっ待ってました千両役者!
隠れてみていたあいもビックリです。つーかあんたも大概ヒマだな。
武士小太郎が、あくまでも丁寧に不良を呼び止めてゴミを持ち帰るよう言っていたのが
よかった。仏の顔も三度を実行してたのが尚いい。三度目でしばきましたからね。
(仏の顔も三度まで、は三度目はないという意味。三度許す、ではない)
つーか不良の武器が、それぞれ、素手、トンファー、ぬんちゃくってキミらはリボーンの
見過ぎだと思います。おおい、最強の風紀委員長とボクシング部のエース呼んでこい!
ぬんちゃくは…ランボでいいわ。(何故)
武士小太郎は火箸で対峙。かっこよかったです。
それですいませんでした!って逃げて行く不良が滑稽だった。
店長がやってきたので何を言うかなと思っていたら、めっちゃ怒ってクビ宣言ですよ。
は?
あんなのがうろついてるような飲食店など誰も来たがりませんけども?
この店長くねぇな…。
ともあれ武士小太郎は「クビだ!」という意味がわかっていませんから、あんな奴らのクビなんか
取る価値がない、と割と物騒なことを言っています。
そこにあいがやってきて、店長は立ち去るんですけど、武士小太郎にクビの意味を教えてくれるん
ですね。
あいももうちょっとオブラートに包んで言えばいいものを、「小太郎のお父さんと同じでしょ」とわりと
ひどいことをさらっと言ったよこの人。
武士小太郎、「なんと父上どのが!」と驚く。
あれ、中にいて聞いていたわけじゃないんだ。
そんな彼にあいは「なんでおしばいしてんの」と聞きます。
第6話にしてそれか…。
まあいいわ。
武士小太郎は、前にも申したが、気安く名を呼び捨てにするな、と言って帰って行きました。
んで武士小太郎のまま帰宅して、ぼへーっとしていた父に「父上どの」って話しかけるんですね。
普通に応対しかけた父が「あ、そっちか」って武士言葉に変えるのが面白い。
こういうとこは機転が利いてていい父だなって思うんですけどね。
バイトはクビと言われ申した、しかし自分はしくじってはいない、先方が物言いを気に入らなかった
様子だ、ときちんと武士小太郎は伝えます。
そして父はなぜ首を切られ申した、落ち度があるのなら仕方がないが、落ち度なく切られたので
あれば、許しはせぬって言うんですね。小太郎のことだから会社まで乗り込んでいきそう。
武士小太郎の真剣な様子に、父は、上司に仕事の失敗をなすりつけられたことを話すのですね。
前々から業者から不正な金を上司がもらっていて、それを指摘したら逆恨みされて、首にされたと。
でも、誰も味方してくれるわけでもない、上に逆らえるはずがないと。
いやそういうけどさ、それって要するにお父さんや、無実の罪を着せられてるってことですよ。
会社が不正を摘発した場合、あなたが逮捕される可能性もあるわけですが、それでも笑って受け
いれるのですか。
それは相当なたわけですよ。受け入れたとかまかり通らないこともあるとかそういう問題じゃない。
単なるおろかものですよ。言わせていただきますが。
人がいいのとたわけなのは明らかに違いますよお父さんや。
怒る武士小太郎に、正しいことが通らないのが会社だ、と言う父。
2人はしばらく「否だ」「然りだ」と言い争いしています。
お前らはあれか、「パブリック・エネミーズ」の宣伝でも頼まれてんのか。
(映画内で「Yes!Yes!Yes!Yes!」「No!」とか言うシーンがある)
子供に何がわかる、と大人の武器を持ち出した父。いやー、子供とか大人とか関係ないスよ。
むしろ子供のクセにとかそゆこと言っちゃいけない。子供ながらに一生懸命考えて文句言ってる
んだから。それ頭から押さえつけちゃダメだよ。
ま、そゆわけでらちがあかないと見た武士小太郎は、モップを持ち出してきて父に渡します。
この期に及んで掃除か?とボケた父ですが、今は武士小太郎なので全然笑ってくれません。
盛大に滑った形です。
武士小太郎は、自分が勝ったら筋を通されよ、と言います。
父は、売られたケンカは買わねば恥、と。
だったら会社行って上司のケンカも買ってこいや!まったく…。
内心の小太郎の方は「どうして武士ってすぐに戦いたがるんだよー。話し合えばいい
じゃんかー!」と言っています。
お前…。10秒前ほどに話し合いが決裂したのを見ていなかったのか?
武士小太郎の構えがあまりにも本気なのを見てとったのか、ごまかすつもりだったのか
わかりませんが、結局父の方が、チャンバラごっこはここまで、と逃げてしまいました。
ダメだなー。
で、父が去った後、武士小太郎はあいを呼びます。隠れて見てたの知ってたんですね。
あいの方は、武士小太郎をいきなり殴って「これじゃダメね」と。
次、体当たりしてました。
うん、こんな戻され方してたら最終回までに小太郎、ろっ骨折れるな!
んであいは、さっきの小太郎は何か、と正体を問い詰めます。
小太郎は、パフォーマンスとごまかしたのですが、あい、平手して「私が信用できないの!?」
って怒って帰って行きました。
小太郎が、父がリストラされたという話をした時に、まったく信じず、つまらない冗談と言ったのは
あなただったと思いますが?都合よくコロコロ変わるやつ嫌い。
ひみこに、もし正体を知られたら武士の魂ごと小太郎の体も消えてしまう、と言われて
いたことを思い出した小太郎は、知られるわけにはいかない、と決意を新たにします。
次の日、父はスーツをきちんと着て、仕事を探しに行くと出て行きました。
しっかり小太郎の目を見て行ってたから、何をするでも、父の腹積もりは決まったんだと思う。
そんで外に出た時に、小太郎に、今日は4時に帰って来い、昨日の続きをやろう。あれじゃ
いかん、と言ってます。
あんた受験生に4時に帰って来いとか…無茶言うにもほどがあるな!
小太郎の方は、自分から言い出したんじゃないしと引き気味です。
どうしようもないなこっちは。
登校してきた剛に、あいは小太郎のことについて問い詰めてます。
最初告白か何かと勘違いしてた剛がかわいかった。
で、あいがいろいろ話をしている時に、あいは木の陰にいたから気づいてなかったんですが
向こうから小太郎がトボトボやってきてて、剛がチラチラ気にしてるのもかわいい。いやー
城田さんほんっとこの役はまってますわー。演技うまいなぁ。
あいは小太郎にびっくりして逃げ去ってしまったのですが、剛はわりとあっさりと、「殿には
別の人格が乗り移ってるだけだよね」と。
あんなに強いってことは戦国時代の武士かなーと。
いきなり核心ついてくるなとびびってたら、子供のころそういう、強い人間が乗り移った
人の話を童話か何かで読んだことがあるらしい。
小太郎はあわてて否定。
よりによって剛に言い当てられるなんて、とかなり失礼なことを思っています。
結構こいつひどいな。
小太郎が帰宅すると父、がっちり待ち構えていました。
一本取った方が勝ちって言ってたんだけど、ちょっと頭ボケてて、「え?この木刀を
1本とったら勝ちなの?」とか思ってました。どんだけ〜!
小太郎はもう逃げ腰っていうか全然戦う意思ねーし。父も無理に家の中で木刀振りまわさない!
お母さん帰宅して家の中メチャクチャになってたらまた卒倒するわ!
戦いたいなら上司と戦えって言った小太郎に、もうやってきたって言うんですね、父。
もう自分は間違ってないと言ってきたらしい。でも会社には戻らない、そんな世間は単純じゃないと。
これがなー、ちょっとつまらないなと思いました。
リアリティなくていいからスッキリしたいですよ。勧善懲悪って感じで。
ま、行ってよかったと言ってたからよしとしますか。
ここで、相変わらず木刀振りまわしてんだけど、父がテーブルはさんでいきなり素振り始めてて
ちょっと面白かったです。
みなさんのおかげでしたの木梨さんか!
さてさて。
外に転がり出てもなおもやっている2人。近所から奇異の目で見られています。
えー、先ほどの発言を訂正したいと思います。
お母さん帰宅して家の中メチャクチャになっていたら卒倒すると書きましたが、帰宅して
ご近所から男二人の変質者っぷりを聞かされても卒倒すると思います。
つーかよく通報されなかったな…。
父、いいこと言いました。
大学には行け。俺の失業を口実にするな。お前は受験をやめたいだけだろ、って。
父は、小太郎が自分に筋を通せと言ったのだからお前も通せって言いたかったんですね。
いつまでも逃げるなと。
それで小太郎もヘタレながらもやり合う気になりまして。
公園で2人やりあって、いつしか日は暮れていました。
決着はつかなかったようですが、まあ納得はいったんじゃないのかなと。
なぜか侍は出てこなかった。オヤジなんかを強敵とみなさなかったのか、それとも出てこない
理由があったのかと思う小太郎。
私は、武士小太郎は親子の真剣な語らいを邪魔するほど無粋な人間ではないと思いますよ。
妹がやってきてバッカじゃなかろかといいながらタオルをくれました。
パート終えた母も帰ってきて呆れてはいましたが、まあこれで元通りになれそうなんじゃないで
しょうか。
そういうわけで進学します、と担任に報告した小太郎。
周囲の先生方も喜んでくれています。面接先を探してくれていた教師とかいて、まんざら捨てた
もんでもないなと思いました。
で、小太郎が頑張りますと言ってると校長がやってきて、便利な言葉ね。受験に失敗しても
頑張ったって言っておけばいいものね、って言う。
少し前までの校長だったらイヤな奴だなこいつって思うけど、前回を見るとやっぱこの校長も
皮肉ばっかりで言ってるんじゃないんだなって思うようになりました。
小太郎は「受かってみせます」と宣言。校長は「はい、合格!」と言いました。
小太郎の意志を試したわけですね。
そんな彼に担任は山ほどのプリントをくれました。これを暗記しろって。
小太郎はうぇーってなってるけどお前、私が大学行くために勉強した量を思えばそれ簡単な
方だぞ…。(私もちょっと事情ありまして、専門教科の先生にはものすごいお世話になった口です)
でも小太郎には一抹の不安がありました。
もし入試の日に、武士小太郎になってしまったらどうしようと。
と、いきなり武士小太郎が出てくるんですね。
おいおい、特撮ヒーローでも「変身!」くらいは言うぞ。
と思ったら変なおっさんたちでてきた―。(おっさん言うな)
大勢の、どう見ても忍者のコスプレばかりじゃないですっていう人間に囲まれて、それでも
一歩も引かない武士小太郎流石。
あっという間に数人を片付け、不利と見たか連中は去って行きました。
武士小太郎、右手の甲に擦り傷をこしらえていましたが…それを何と見たのか。
(なかなか手ごわかったと感じたのか、この体にとりついてから腕が落ちて来ていると思ったのか)
「いやな風じゃ…」のセリフとともに次回に続きます。
うん、武士小太郎に活躍してほしいとは言ったけどそういう活躍とかじゃないんだ!
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