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サムライ・ハイスクール |
最終話(09/12/12)
結局どうしてこの世に現れたか最大の伏線をガン無視して終わった最終回は初めてです。
小太郎のことが気にかかって現れたと、とってつけたようなこと言ってたけどなんだかなぁと
いう感じでした…。
もっとうまくやればもっともっと面白くなっただろうになぁと思います。
なまじ三浦さんがメチャクチャいい演技していただけに、残念でなりません。
あれだ、電王の良太郎とモモタロスが憑依した良太郎みたいな感じですごかったと思う
のに。まあ来年1月のブラッディ・マンディで佐藤健さんと2人でやればいいよ!
(ブラッディ・マンディそんなドラマじゃありませんから)
えー先週から、部屋の中だけのロケが続いている剛君。
あの刀オモチャじゃないんだぞ、持っているだけで犯罪なんだ、と言われて、僕は知りません
と強い口調で反発。
小太郎に脅されてもいない、僕はただ信じているだけです、と言ってます。
強くなったですねぇ剛君。
武士小太郎と対峙して小太郎は「なんで逃げたんだよー。余計疑われるよー」と文句ばかり。
キミは…今まで何を学んできたんだね…。
武士小太郎、「はめられたのがわからんか。岩永父はわざとお前に刀を持たせて、息子の
過ちをなすりつけようとしたんだぞ」と、先週のドラマを見てきたようなことを言います。
彼がここにやってきたのは、過ちをこの手で暴くため。我が主、真田幸村の刀とここで巡り合った
のも運だ、と言います。
それでもまだ弱気な小太郎に、怒りだす武士小太郎。
そりゃそうだ。怒るわ。
ずっとお主の生きざまを見てきたが呆れる。流れのままにただ流されるだけ、生きることは
真剣に立ち向かうことだ。
まあご先祖様としては言いたくもなりますわなぁ。
最終回だからよけい言いたい放題って気もしますが。
愚弄されたら怒れという武士小太郎に、それならなんで400年も経って現れたんだよーと
いう小太郎。年数はどうでもいいんじゃ!
って思ったら394年じゃと武士小太郎訂正。お前も結構細かいな!
武士小太郎、いきなり机に油性マジックで何か書き始めます。
黒板に書けばいいのになんでよりによって落ちにくいマジックで書くんだ。
彼が書いたのは辞世の句でした。
それを見て「やるべきことをやったから未練はないという意味?」と聞く小太郎。
武士小太郎、「よう読み取った!」とちょっと満足げだー!
前日に書いたこの句ですが、翌日の合戦においてはこの通りに行かず、何もできない
まま死んだらしい。それでよみがえったと。
そんなんだったら無念のまま死んだ武士がよみがえってこの世は武士で溢れるわ!
よみがえったのは誇りを取り戻すため、と言われ、どうやって?と尋ねる小太郎。
義を通せば誇りを取り戻せるらしいです。
まあつまり、今のトラブルを武士小太郎なりに何とかしたいってことでしょうね。
あいらがやってくるんだけど、外に出ようとした小太郎を武士小太郎が押しとどめます。
小太郎も今までさんざん話を聞いていたのに「早く出て行かないと」とか、武士小太郎の
説明台無しです。
校長が、工具持ってきてドアを無理やり開けたんだけど、武士小太郎が「逃げも隠れも
せん。まことの戦をするだけだ」って言ってその迫力に気押されてます。
えー、やっぱりタイトルに使われてた文字は梵字でしたね。
ハッキリ見てなかったので今週見て確認しました。
「サムライ」と梵字で書いてあります。梵字使わずこの時代の文字使えばいいのに…。
まあいいけども。
職員室では、知らせを聞いてかけつけてきた小太郎の親が謝罪中。
あと2時間もすれば生徒が登校してくる、ということで、教室の中に閉じこもっている
小太郎に母親が声かけてんですけど。
いきなりヒステリー起こしてます。この母親は何なんだ。
話し合い以前に意志の疎通が難しい感じなんですけど。
それを父が教師に「(お母さん)持っててもらっていいですか」と言って交代してたのは
笑いました。こういう細かな笑いどころ好きです。
お父さんはさすが説得ポイントわかってますねー。
剛がまだ警察にいる、というんですね。
流石に武士小太郎反応して「迷惑掛けたことは謝るが、わけあってこうしている」と
言います。
で、父がではどうしろというのかって言うと、岩永父を呼べと。
自分は刀を盗んでいない、それをつげて真実を正したいだけだと。
身に覚えのない疑いは晴らしたいっていうんですが。
今度は教師がブチ切れたー。うっとうしいなもう。
じゃああんたらは生徒が濡れ衣で逮捕されてもいいんですかと言いたくなるな。
父、そんな武士小太郎の決意をくみ取ったか、自分が岩永父のところにいって
説得してくるって言うんですね。
やっぱりいい父だなぁ。
議員ですよ、っていう教頭に「それでも同じ親です」って言ってたのは良かった。
校長も父の後押しをします。
今回のトラブルが退学がらみなら、きちんと話をしないといけませんって。
その会話に教室の中で武士小太郎が静かに頭を下げてて、こういうとこはやっぱ
義を重んじる武士だなぁとちょっと思いました。
そうして朝になりまして。
妹もやってきて、あいと話をした後2人はあるところに向かいます。
一方で父、岩永父のところに向かいましたが。
流石は税金泥棒ですから、話ききやしない。けんもほろろで、盗んでおいて何が真実だ、
とか言ってます。
息子さんが盗んでいないというなら、なぜ刀を持っているのかと聞かれて父、言いました!
「それはあなたと息子さんがご存じなのでは」と。
かっこいいですねー。
でも岩永父、今は息子反省してるし普通に暮らしてますってな感じですよ。
あんたは本当に金とか地位のことしか頭になくて、国民のことなんかこれっぽっちも考えて
ない議員なんですね。
まだ、息子と死なばもろともだった「オルトロスの犬」の熊切の方が好感持てるわー。
腐ったりんごは父親の方でしたか。
会話を気にしてる感じでチラチラとバカボンボンが見てたんで、こいつはまだそれなりに
良心てもんがあるんじゃないですかね。
さてさて。あいと妹、何をしにきたかと言いますと。
避難用ばしごを使って窓から教室に乗り込もうという手段らしい。
あいさん。
それならそれでスカートはき替えられた方がよろしかったのでは…せめてジャージとか。
まあいいですけども。
そしてはしごを降りようとするあいに、妹声をかけるのです。
「お兄ちゃんのこと好き?」
うん、空気読もうか妹!
今それどころじゃねぇぇぇぇ!
中にいた武士小太郎はさすが気配に気づきまして、さっと窓をあけるとあいがおりました。
中に入れてあげて、「そなた忍びの心得でもあるのか」って言ってたのは笑った。
で、あいは「出よう」とか言ってます。
いや武士小太郎は待つって言ってんだけど。
それであい、武士小太郎を元に戻すため、抱きついてみるんだけど、全然効果なしで、
最後の手段とばかりにキスするんですが、それに対して中の小太郎がめっさあわてていて、
「これが俺のファーストキスなんだよぉぉぉ」とか言ってるのが笑える。
ノーダメージっぽい武士小太郎だったんですが、驚いていたとみえて小太郎に戻りました。
…今ここで戻っても逆にピンチのような気がしますが。
逃げようというあいに小太郎は、武士小太郎がやりたかったことを尊重したいと思う。だから
ここで岩永父が来るのを待つ、っていうんですね。
あいは来るわけがないと言ってます。
えー剛君ですが。
刑事、相変わらず違法取り調べ真っ最中です。未成年にこんなことすると結構やばい気が
するのですが。
こんなことしてると帰れないぞーとかいつまでも続くぞーとか。
剛は、小太郎が間違ったことをするわけがない、って意志を曲げてないのが偉いなと思いました。
剛が捕まっていると聞いた小太郎ですが、あいつならわかってくれる、と言って刀を持って
飛びだしました。
武士小太郎のマネをして、「近寄るでない!」とか言いながら飛び出していくのですが…。
あれ、待つって言ってたのは?
2人は外に出て雑木林みたいなところに。
で、ここで彼はあいにお礼を言ったあと消えます。
見渡す限り雑木林なのに走るの速いな!
一方岩永父。
仕事に出るからこれ以上父がそこにいると不法侵入になるよとか鬱陶しいこと言ってます。
頭下げたら通ると思うの大間違いですよとか。
え?それは…「なにとぞこの岩永に一票を!」って言ってる時に有権者が言えばよろしい
ですか?
「頭下げたら一票入れてもらえると思うの、大間違いですよ」って。
はらたつのーこいつ。
学校には警察が行きます、先ほど通報しておきましたからと、最後まで憎たらしい岩永父。
こいつこそ成敗されればいいのに。
岩永父は、ここまで偉そうなこと言うからには大した仕事についてんだろうなーとか
聞いてくるわけですよ。
小太郎父、胸を張って、リストラにあって今失業中だ、と答えます。
職を失って初めて息子と腹を割って話すことができた、だから息子を信じることができますって。
ああ、あの公園でやってた大チャンバラか…。
ご近所で噂になってないようでなによりです。
バカボンボンはそれを影で聞いていて相当なショックを受けたみたいですね。
まあ自分はまったく信用されてないわけですし。半分以上自業自得の気がしますが。
えーと。
小太郎なんですが。
ひみこのところに来ていました。
何かと言うとここ。
小太郎は本気で解決する気があるのかっていうかちっとは自分でなんとかしようとせいよ!
ひみこは、侍を追っ払って欲しいと言っていたくせに今度は、義を通すって味方するのか、と
冷やかしてます。
小太郎は、もし途中であいつが出てきたらこの刀で人を切るかもって心配してるみたいです。
お前…武士小太郎の一体何を見てきたんだ…。全然、武士小太郎の言いたいことひとつも
理解してないじゃないか。
まあひみこがすっぱり切ってくれたんでここはスッとしましたが。
彼女は、「刀はそんなに安くない。斬る価値があるものしか斬らない。そんなんで侍のふりを
するな」と怒ります。そりゃそうだ。
あんたの義の通し方ってなんなの、と問われ、出て行く小太郎。
その後ろ姿に「本懐、お遂げ下さいませ」って言ってたひみこがかっこいいと思いました。
この人もまた、武士小太郎の思いにこたえてよみがえってきた人なんかも知れませんね。
刀を持って歩いている小太郎をあのお巡りさんが見つけるんですが、「今から俺、義を通しに
行こうと思います」って言われて「行って来い!」って通しちゃってるのが笑える。その後ハッと我に
返って追いかけてんですが。
学校には警察が来てたんですけど校長がばっと立ちふさがって、警察権力を入れるつもりは
ない、って言ってました。
生徒達もやってきて、小太郎は俺達のクラスメイトです!って言って、おお、みんなかばって
くれるのか!いいやつだ!と思っていたら、「あいつ何したんだよ」「逃げたんだろ」とか。
みんなひでぇ!
剛の方はまだまだ警察の取り調べだったんですが、何故小太郎を逃がしたと聞かれて、
逃げてるわけじゃないとわかったから、って答えてました。
誰かを傷つける、脅すためじゃないって。
なぜわかると聞かれた剛、「友達だから」。
迷いのない答えがかっこよかったです。
「18年待っただけあった、最高の友達です」
それはいいんですがお前最終回だというのに40分くらいここのシーンでいいんか。
学校にきた小太郎、警察官に囲まれますが、5分間だけ話をさせてくれって言います。
んでこっそり、バカボンボンも来てたんですよ。
お前…よく考えたら部外者になるから不法侵入じゃないのか。
まあともかく小太郎は、皆に騒ぎを起こしたことを謝ります。
それで警察に行ってきちんと、疑いが晴れるまで話してくるって。
最後まで戦いたいと。
自分が頑張ることで皆に迷惑かけるかも知れないから咲に謝りたかったと。
それで、武士小太郎のことを友達ができた、という形で話してたのがよかったと思いました。
そいつは偉そうでガンコで17で死んだけど、そいつに言われた。
お前は生きてるのに生きてないって。すげー腹立ったけどグサッときた。
そいつに会うまでの俺、いつも笑ってごまかしてたから。
今、俺の中には、教えてもらったこといっぱいある。
戦わない限り絶対に勝てないってこと。
最後まであきらめちゃダメってこと。
間違ってたらきちんと違うって言うこと。
イケてないことを人のせいにしないってこと。
生まれてきたなら、必死で生きてみろってこと。
だから俺は戦うよ。
すごいいいこと言いましたが、それが生かされるのが最終回ってどうなのよって気も
します。
そういうわけで警察に確保されかけた小太郎ですが、なんとあのバカボンボンが
ちょっと待ったコールです。
まあこれそういうドラマじゃないんで普通に「俺が刀を置きました」ってちゃんと言って
ましたけども。
退学が悔しくてハメようとしたんだ、って最後になっていい奴になりやがったこいつ。
そんな中、小太郎が倒れます。
どうも寝てるらしいんですが、最後までこんなグダグダっぷりでいいんでしょうか。
小太郎が目を覚ますと川のほとりに武士小太郎がおりました。
立派に戦ってくれたと褒める武士小太郎。
最初はふがいなさに呆れて、性根を叩き直そうとしたが、お前の中にも立派な剣が
ある、という武士小太郎。
おめーらそれでも銀魂ついてんのかァ!というあれでしょうかね。それともエクスカリビャー
の方でしょうか。(言えてねーだろ)
ちなみにここで、18代前の先祖であることが判明しますが別にどうでもいいような気が
します。
あの戦で武士小太郎は死んだけど、その前にいいなづけが身ごもっていたと。それが
今の小太郎につながって行ったらしい。
俺と同い年でもう子供が!?とびびる小太郎。
お前もそれくらいの甲斐性を持てとかどうでもいいことを武士小太郎、言って消えて行き
ました。お前…最後の言葉がそれって…。
小太郎、目を覚まして現代かと思いきやまだまだ戦国時代で、武士小太郎の姿になってて、
いいなづけと一緒にいることに気付きます。それで辞世の句を書くわけですが、ここのシーンは
別にいらないだろって感じでした。意味がわからん。
で、今度こそ目を覚ましたのは病室でした。
翌日警察でメチャクチャ絞られましたが一応無罪放免となって、剛、あいらと合流。
侍のことを改めて2人に話し、黒板に辞世の句を書きます。
全部覚えてたのがすごいな。
そうしてその後資料館にいってみせればひみこの姿はなく、そこは10年前からカフェだった
と聞かされます。
ひみこも思いがかなったので戻っていったんでしょうね。
センター試験の日。
相変わらずな感じで父と小太郎出かけていくのが面白い。
担任が神社にお参りしていて、それを見つけたお巡りさんが、ぶっちゃけ俺の子供
作ってみないか、って言ってたんですが「お断りします」って一刀両断されてました。
でも、そんなに悪い雰囲気じゃなかったので、近い将来結婚することになるといいなぁと
思いましたね。この二人はさわやかカップル未満って感じでよかった。
ところで小太郎とあいの方はまったく伏線無視で、いい雰囲気にも何もならなかったん
ですがどうしたらよかったんでしょうか。
えー。
センター試験にて。
小太郎君…君のこの三ヶ月は一体なんだったのかね…。
織田信長が死んだ場所もわからんとは!っていうかこんな簡単な問題が歴史で出て
たまるかー!
と、悩んでいたところに武士小太郎が、「このたわけが!」って答え教えてくれるんですね。
あれ?これ結構便利じゃね?
でも多分英語とか理科になると「自分の力でなんとかせい!」ってなると思いました。
まあなんつーか最終回の割にはアレな感じで、こんなんで土9大丈夫かって内容でしたが、
三浦さんと城田さんの演技力はハンパなくすごいなと思いました。
三浦さんならこのまま時代劇に出ても映えると思いますよ。ぜひやっていただきたいものですね。
そういうわけで何となく消化不良な感じがなくもないドラマでした。
もうちょっと派手派手に武士が暴れてくれるのを期待してただけに残念です。
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