多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→東京DOGS


東京DOGS

最終話(09/12/21)

 由岐さんは、見ている方にとっては「大人しくしてろって言われてんだからしてろや!」
以外のなにものでもないような気がしました。

 さてヒロトが殺されたという連絡を受けて病院に直行する奏とマルオ。
 取引に警察をおびき寄せてまんまとヒロトを殺したのだ、ということに気づいた奏。

 一方で、由岐が西岡と一緒に帰った、ということを聞いて「何をしている」と問い詰める奏。
 由岐「ごめんなさい」と謝る。
 最終回までこの二人、会話のキャッチボールできてないんですけども大丈夫なんでしょうか。
 あとなんで奏は窓際で仁王立ちなんですか?今はやりの仏像ブームですか?(違う)

 奏は、もし病院の中で西岡に会っていなければ、ヒロトを殺しにきた神野と接触していた
可能性もあるんだ、と言って怒ってます。
 …つーか結局由岐が、マキを巻き込んでまで会いに行った意味ぜんっっぜんなかったと
いうことですよね。しかも神野勝手に来たし。待ってれば会えたのでは…。
 ここまで、やってることが空回りするキャラも初めてのような気がします。

 皆が悪いのは私とか言ってて最終的に「やめて!悪いのは私よ!」とマルオが割り込んで
きたのは笑えました。
 でも言葉の勢いで「心配して何が悪い!」と本音が出た奏は良かったなぁ。
 で、場がシーンとなってマルオがひきつった感じで「皆さんにはお帰りいただいて…」とか
言ってて面白い。

 ヒロトを使って神野に会おうとしたんだな、なぜ神野に会いたいと聞かれて無言の由岐。
 ハァーと溜息をつく奏。
 多分奏に説明しても理解できない感情なんじゃないですかね、それは。
 いつもの調子で「何故だ!お前は何もしなくていい」って言われそうだから。
 まあ私なら頑張って説明してそんなことを奏が言いやがったらおはじきでデコピンして
やりますけどね!(何故だ!)

 捜査本部では、忙しくしてやる、と神野が言ったのはヒロト殺害のことか?という話が。
 いやそれは殺したの誰か丸わかりだし、忙しくならんでしょ。
 
 ヒロトのことか、と言われて「でしょうね」と言ってたミサが、大友が「そんな簡単なことじゃない」
と言っていたので「そんな簡単なことじゃないわ!」とすぐ意見変えていたのは相変わらずな
感じでいいですねー。
 益子がジロッとミサ見てたし。
 今回は最終回だからか、堀川、益子、ミサが三つ巴の舌戦繰り広げててホント面白いです。

 そして、24日は巨額の麻薬取引があるが、場所も相手もトップシークレットであるらしく、
幹部は誰もしらない。
 忙しくしてやるといったのは、これのことなんでしょうか。
 鈴江さんは、益子に、どちらにしろ24日は(コンサートに)いけなかった、奥さんに先見の
明がありましたねって言うんだけど、ミサの壊れた笑いっぷりがすごい。ほんとゆがんで
ますなぁ…。

 そこに、うんくさい…じゃなくて胡散臭い男が入ってきたと思ったら、ニューヨークでの
奏の上司らしいです。ええっ!?この見るからに無能そうな、英語もまんま日本人英語の
この男が!?(ひどい)
 神野の麻薬取引の件は我々が仕切る、警視総監から許可取った、と言ってます。
 マルオは、ここまで神野を追い詰めたのは俺らだぞと、え?あんた何かやってましたか?
と思われるような発言をしているのですが、大友が特に異論なさそうなので三上が陣頭指揮
とることになりそうです。

 三上は奏に、ニューヨークの件はお前が悪いんじゃない、お前を買いかぶって任せた
俺の責任だ、と言ってます。
 えーとすいませんけど、お湯湧いてますかね。それでお茶入れて、三上の頭からぶっかけて
差し上げたいんですが。ジスイズジャパニーズティー!!!とか叫びながら。

 しかも、由岐は我々の監視下におく、とか言い出す始末。
 容疑者のような扱いです。
 食事と睡眠以外は事情聴取を受けてもらう、とかいう三上。
 おいおいおい、それはやりすぎだろう!
 せめて昼寝とゲームとテレビと読書タイムを要求する!(どこののび太君だよ)
 マルオは、これ任意なんだろ、ひどい扱いだと怒りますが、由岐はイインダヨ!グリーンダヨ!と
受け入れます。何考えてのことですかねー。
 奏はあっさり、何かあったら連絡しろ、と。

 マルオはそんな彼を見て、ニューヨークのメンバーに逆戻りしたような冷たさだ、と怒るの
ですが、奏は「俺はずっとニューヨーク市警の人だ」と言います。お前その、マルオがいった名詞
そのままで返すクセやめろ。はたから見たら奇妙な会話になってんぞ。

 そんで、ディビスだっけロッソだっけ。…あれ?ロッシ?
 あ、ディビスはROMESだ。素で間違えた。
 ああ、ディビット・ロッシか。これ先週デイビットで覚えてたから、皆がロッシロッシ連呼しやがる
ので、ずっと2人いると思ってたじゃねーか!(ちゃんと覚えておけよ)
 つーわけで以降ロッシになります。
 そのロッシくんですが、神野に「話が違うじゃねーかよてめー、情報がもれてんよー!」とか
抗議中です。
 神野はうまくやる、と言ったようですが。
 神野の部下が「麻薬王も案外臆病ですね」とか笑ってたけど、そこまで用心深くないと上り
つめることなんてできないんじゃないの。

 一方奏は、由岐のいなくなったマンションで、冷蔵庫に貼られていた、ふわふわオムレツの
作り方のレシピをしみじみと見ていました。
 オムレツゥーふわっふわー♪(byヘタリアのフランス)
 そこにマルオが部屋から出て来て、レシピをあわてて戻そうとして落ちて、キョドってるのが
面白い。
 すっげーしんみり見てたとか指摘されてるし。

 このあと、由岐がいなくてさみしいならさみしいって顔しろってマルオが言ってんだけど、
「俺はさみしいって顔する」って実際やってるのが面白い。でもそれどっちかっていうと
変態の顔だよマルオ。(ひどい)

「そもそも神野を逮捕すればこの生活は終わる。時期が少し早くなっただけだ」
「あんたがそんなことだから由岐ちゃんあっちに行っちゃったんだろ!この鈍感のドンちゃんが!」
「鈍感のドンちゃんってなんだ」
「女の気持ちをこれっぽっちも理解できねぇ、ドドドンのドンちゃんだよ!」
「ドドドンのドンちゃんて、そういうキャラクターがいるのか」
「俺が今考えたんだよ、あんたは今日からドドドンのドンちゃんだよ!」
「なんで勝手にドドドンのドンちゃんなんて呼ばれなきゃならないんだ!」
「じゃなきゃあんたは…もういい」
 おっと今日は消化不足で終わってしまいましたー!残念。

 さて取引の方は日程がまだわからず、でも三上は、ロッシが来日しているという情報を
早くも掴んでくるんですね。
 驚く捜査陣。
 ただしここで奏が何かを言いかけるけど三上故意に遮った。
 おいおい、それがのちの命取りにならなければいいけどな!

 マルオは、何とかして三上をギャフンと言わせたいらしいのですが、ミサは、あれは言うのが
似合わない顔だわーって言ってて、益子さんに言わせてるんですね。
 益子が「ギャフン」って言うと皆で「似合う」。
 いじめだよコレもういじめだよ!

 えー堀川君入院してます。ああ、刺されたやつか。入院するほどひどかったんだ…。
 つかなんでシゲオいるの?

 堀川、マルオと奏に向って「今2人で暮らしてんスかー、キモイですね」とかなり容赦ない
言葉を。これ奏がことば理解してないからいいけど理解してたら無言で撃たれるぞお前。
 奏が「だからそのキモイって何なんだ」と言いかけた時、今までずっと背を向けてフルーツを
向いていたマキが(画面的にホラー映画に出てきそうな感じです)「由岐ちゃんつらいと思う」
っていきなり言いだすんですね。

 ここでマキの言葉によって奏は、由岐が自分のせいで周囲の人が傷つくのは嫌だから
神野のところに行こうとしていた、というのを知ってしまいます。
 まずいといった感じで堀川がマルオにアイコンタクトしてるのが笑える。
 つーか!
「神野を止めたいといったのか」「言ってないけど推測です」
 マキィィィィィ!
 
 で、ともかくむいたフルーツ出てくるんですが。
 あのう…これはどんな動物のエサでしょうか…。
 なんでも皮だけむけばいいってもんじゃないよマキさん!
 キウイは切ったのになんでグレープフルーツとかリンゴとかミカンが丸ごとなんだよ!
食いにくいよ!
 奏、冷静に「剥きすぎだ」
 皆が食べられますよーとか言ってる中、なおも「動物園なみだ」という奏をマルオ、引っ張って
連れ出していきました。
 つーか会話がグダグダで笑えます。

 由岐のところにマルオがちゃらりーんとやってきました。
 奏は、捜査資料を見ておく必要があるということで来ないらしいです。
 奏のモノマネして笑わせるマルオがいじらしくて良い。
 
 それでマルオあっさり帰ろうとするんだけど、なんかいきなり逆スローモーションで帰って
きて怖い。どうした、呪いでもかかったのか!
 由岐盛大に引いてますけど。
 なんか引き留めてほしかったらしい。
 で、マルオは奏もさびしがってると思うよ、オムレツレシピ見てたからね、といって今度こそ
帰って行きました。
 マルオのこの気遣いがすごいいじらしいですね。

 資料を読んでいる奏は、ロッシは神野と敵対していたはずだ、ということを三上に言いたかった
らしいんですね。
 なるほど。なのになんでわざわざ会おうとしているのか、ってことですよね。

 そこにマルオが帰ってきて、奏、出て行って「コーヒー飲むか」と。
 一休みするとかいうわざとらしい奏の言い訳がかわいいなぁ。

 いらね、コーヒー嫌いなのというマルオに「飲め」とかいう奏。
 マルオは気味悪がって部屋に戻ってしまうんですが。
 コーヒー入ったぞ、入るぞと強制的に奏持ってきてしまう。
 ああ、つまり由岐がどういう様子だったか知りたかったみたいなんですね。
 「由岐の様子が聞きたいだけだろ!」と言われてめっちゃ棒読みで「え、由岐に会った
のか」という奏。アホだろお前。バレバレですよ。
 コーヒー飲めよ、とまだ言う奏。
 しかも「言いたいなら聞いてやってもいいぞ」ってお前どこのツンデレだよ。
 と、マルオが根負けして言いかけた時に、神野とロッシが会食するという情報が入って
きたらしく、奏はパッと飛び出していってしまいます。
 切り変えが早すぎだろ、とあきれるマルオ。
 仕方無いよ。これが高倉奏という人間だもん。

 奏とマルオは張り込みしています。盗聴器で会話は聞き取れているものの、神野は
まだ来ていない様子。
 神野って時間ルーズな人?と軽い調子で言うマルオに「黙って監視していろ。そうしている
うちにもー!」とかいきなり奏が声張り上げていたので何かと思ったら。
「もしもし奏ちゃん?ママです」
「今はまずいんです。20分後にかけ直します」
「ちょっと待って、死んじゃうかもしれないの!」
「え?」
「ママのたまごっちが!」
「たまごっち…今頃?」←奏君は知らないみたいですが、今年も新しいシリーズが出ています。
「ママ忘れて外に出てきちゃったのよー!今頃たくさんうんちして病気になってると思うの。
奏ちゃんおうちに帰ってうんち流してくれない?」
「無理です。今はうんちは無理です!」
「出来れば病院連れてってお薬飲ませて沢山遊んでごきげんも満タンにして欲しいの」
「無理です、すいません」
「私の三人目の子供なのよ!奏君の弟!」
 …そりゃ切るわ!
 しかも今回切って振り向いたらマルオいたー。
「うんちがどーしたって?」
「誰もそんなこと言ってない!」
 ゴールデンタイムにうんち連呼のドラマ。銀魂か。

 と、ここでシリアスに戻るんですが。
 奏らが狙撃されるんですね。
 つまりこの会食自体が、彼らをおびき寄せる罠だったわけです。

 三上は、なぜ動きが読まれていたと、自分の無能っぷりを棚にあげて激怒しています。
大友は涼しい顔で、捜査を翻弄するために神野がわざと情報を流した可能性がある、と
指摘。さすが年の功ですねー。
 三上はありえないって言ってるけどどちらかというとお前のネクタイのセンスがあり得ないよ!
(失礼だよ!)

 んでマルオは奏を、由岐が今いるマンションの下につれてきて、卓球のあれなんていうの、
あ、ラケットか、それと球をを渡してます。袋にくらい入れとけとか思うんですが。
 早く行けと背中押されて、「押すなー!」とか言ってる奏も面白い。
 由岐の方は、料理の本の、オムレツレシピのとこみてたんだけど、奏が来てあわてて隠して
いて、かわいいなぁと思いました。
 ラケットを手渡されて「何これ」と聞く由岐。卓球のラケットと玉とまんまのことを答える奏。
 やっぱり会話のキャッチボールができてないような…。
 で、帰ろうとする奏を引き留めて、お茶を出す由岐。
 どうでもいいけど奏君のカップのもち方少しおかしくないですか?
 カップを鼻と反対の方向に持ってきて飲んでるような。すごい飲みにくくないですかそれ。

 で、由岐はマンションに男二人ってキモイわーって言って、奏がまた「だからそのキモイって
なんだ」と言うのですが教えてくれないし。
 こいつこのままニューヨークに帰ることになりそうだな。
 
 そして23日。
 由岐はSPを従えて堀川、マキらと会いにきていましたが。
 そこにメッセージカードが届くんですね。
 名前はなかったけど神野だとすぐわかる。
 由岐を自由にしてあげるとかいう、うわキモ!みたいな感じの内容が書いてありました。
 神野も「キモイってなんだ」って言いそう。

 約束の場所で待っている、と書かれて、あたりの様子から記憶を取り戻す由岐。っていうか
倒れましたけど、やいSP。倒れる前に支えろよ。なんのためのSPよ。

 三上は麻薬取引の警備体制手配をしていますが、奏は、神野の目的はロッシの命では
ないか、と指摘するんですね。
 今ロッシを暗殺すれば、アメリカの麻薬に関する権力を90%握れることになると。
 三上はそんなの関係ねぇ!はいおっぱっぴー!って感じです。うっぜーわこいつ。

 由岐は西岡と話してて、約束の場所を思い出した、という話をしてるんですが…。
 三上がやってきて強引に場所を聞き出そうとするんですね。
 それを止める奏。
 ここで痛快だったのが、これは任意だから、本人が帰りたいと言えば帰れるはずです、
と奏がいい、由岐は帰りたい、といって帰って行くことです。
 三上は、もうニューヨークに戻る気はなさそうだなとか言ってるけど、その前にお前が
アラスカだのロシアだのに飛ばされる可能性も考えておけよ。今回の捜査次第でな。

 それで車に乗せて帰るのはいいんだけど、西岡先生は置き去りでいいんでしょうか。

 奏は車には乗らず、行くところがある、と一人で歩いて向かいます。
 マルオと由岐が顔を見合わせてニヤリ。なんかこいつらたくらんでるぅー!

 奏が来たのは高倉家でした。
 明日は仕事で来られないかららしいのですが。
 ツリーの飾りつけを当たり前のように参加してる中谷。もうこいつ家族になっちまって
んじゃねーか!というかお前、自分の家族はいいんか。
 そこにチャイムが。

 母が出て行って、その時に中谷が「あ、あのお兄さん。俺刑事になりたくなっちゃって」
というのを「無理だ」と即答する奏。容赦ない切り捨てっぷりが笑えます。
 あだ名を「元ベースボールプレーヤー」にして欲しいとか言われて「長い」とも言ってるし。
うん、それは確かに長いぞ中谷!ちぢめて「元ベ」でいいじゃん!(もはや原形をとどめて
ないよ!)

 んで、入ってきたお客様とやらは、マルオと由岐でした。
 メチャクチャキョドる奏。
 妹が相棒って聞いて紅茶大好きなんですか?とネタフリしてるし。それ前もあったけど、今回も
きっちりマルオが右京のモノマネしてて面白いです。
 この間の奏が、口を開いてアワアワしてるのがほんっと面白い。
 で、由岐を見て中谷が「お兄さんの彼女ッすか?」と聞いたんだけど、こっちは容赦なく殴り
飛ばしてました、奏。すげぇ!モロ左ストレート入ったよコレ。
 
 マルオを引きずって帰ろうとする奏に、お母さんがお守りを三人に渡してくれるんですね。
交通安全だし安産祈願だし合格祈願だし…お母さん、何ひとつかすってません!全然捜査に
関係ありません!
 でも奏はしみじみして受けとっててよかった…んだけど。
 この後またお母さんが「胸を撃たれたと思ったら実は生きてて、胸のポケットから「このお守りの
おかげさー」って出したらお守りに弾が刺さってるの」
「…これ貫通しますよ…」
 ちなみに伏線にならないのでこの後お守り出てきませんでした(笑)。さすがに後のシリアスな
場面で「これで助かった」とか言われたら神野も怒るだろう。

 それで、三人でマンションに戻ってきてお茶してるんですが。
 この三人での暮らしが終わることを、由岐やマルオもさびしいと思っているようですが。
 奏は神野を逮捕して終わりだ、と。
 ここで由岐に、約束の場所思いだせてないんだな?と確認するんですが、由岐うなずく
んですね。あれ?思い出したって言ってなかったっけ?

 さて24日です。
 奏は、コンサートのチラシに気づきます。益子が、自分だけ行けなかったと文句言ってた
コンサートなんだけど。
 またミサがケタケタ笑ってて、益子が悔しいもんだから「呪われるよー一生幸せになれないよー」
とか言ってたけどミサ、「はぁー!?」って感じでした。こぇぇな!

 奏はなぜそのコンサートにひっかかるのかわかりました。
 そのコンサートはニーナという女性が演奏するのですが、これがロッシの娘だったんですね。
 それで大友に急いで電話して、ロッシは取引には来ない、このコンサートを必ず見に来るはずだ、
と言います。
 ということはつまり神野も麻薬取引現場には来ず、ロッシを暗殺しに、コンサート会場に
現れるということになりますね。
 これは大変なことになりました。

 麻薬取引の方は順調(?)に始まってました。
 今頃の取引はお金の支払いもネットなんですのー!私にゃさっぱりわかりませんがー!
 コンサートの方は確かにロッシいたんですけど。
 おいおいお前席買い占めてんじゃねーよ。ぽつーんといたらニーナも気になるだろ。
 
 えーと音楽に合わせて麻薬取引現場で、警察と組織との銃撃戦が始まったのは、なんか
踊る大捜査線を彷彿とさせるなぁと思いましたね。スピンオフの交渉人で演奏が始まって、
刑事らが仕掛けられた爆弾を去り除くっていうのがありましたが。

 ともかく、神野がコンサート会場に来ると聞いて慌てている益子。自分達の奥さんと子供が
ここにいるから心配も尋常じゃないんですけど。
 ミサがバチンと目の前で手を叩いて黙らせていたのは流石だと思いました。
 
 神野の方はミキサー室かなこれ、乗り込んでいってました。
 スナイパーも潜入してます。
 皆も会場に入って神野探してるけど、会場内で動いたら目立つので、まずそこはありえんでしょう。
あと、会場から見るとミキサー室は暗くて中の様子が見えづらいので結構死角になりますよ。

 突然電気が落ち、スナイパーを見つけた奏はこれを何とか確保。
 神野は気づいて計画を変更します。
 つかこれで電気がついたとたん客が一斉に逃げ始めてんだけど、ここわかりにくかったです。
奏とか誰かが「逃げろ!」とか叫べばまだわかったんですけど。コンサ会場で停電してたのが
電気ついたからといっていきなり逃げ出す客はいないよ。

 で、一気に刑事らが動き始めて、ロッシ逮捕に…と思ったんですけど益子だけは、奥さんに
見つかってメチャクチャ怒られてます。ここはギャグではあるんだけど、報われない益子が
少し可哀想だと思いました。どっかでフォローあればよかったなぁ。

 ミサがロッシを見つけてかっこよく逮捕しようとするんだけど逆に銃を向けられてピンチな
状況に。そこにかっこ良く現れたのが鈴江さん。すげぇー!あんた光ってるよ!…頭が。
(謝れ!今すぐ謝れ!)

 奏は神野を追っています。普通に走っているはずなのに悠々歩いている神野になぜか
追い付けない奏。
 まあ細かいツッコミはさておき、ここで神野の部下と格闘になり、なかなか勝てないん
ですね。神野側近でしょうからかなり手ごわい。
 ここにマルオがきて加勢してくれるのですが。

 また由岐がいなくなったと電話です。
 自分の意志で神野に会いにいったらしい。しかも場所も思い出している、とくればもう
慌てるしかないでしょう。
 つーかだからほんっとに前回までの流れは何だったのって気もしますが、由岐。
 自分でなんとかしようという気持ちはわかるけど、迷惑にしかなってないのに、さらに
また迷惑な行動をするっていうのがなぁ。ま、ドラマ上の流れだから仕方ないけども。

 約束の場所で由岐は神野に会います。
「やっと会えたね」と、まるでどっかの恋愛シミュレーションゲームのラストシーンのような
寒いセリフを吐く神野。
 由岐の前でだけいい人ぶろうとする努力が涙ぐましいです。

 えーっとここでとってつけたように神野が殺されたという由岐の記憶の説明がされます。

 あの時神野は撃たれて死んだふりをしていたらしいです。
 そこに由岐がいたのは計算外で、そのために取引に由岐を連れて行くハメになって
しまったと。
 ああそれで爆発ボーン!でヨロヨロ出てきたってわけですか。ドリフか!

 その死んだふりをしたっていうのは、神野が死んだという情報を流して、組織の裏切り者を
あぶりだすためだったらしい。そんなことしなくてもわかったような気はしますが。
 んで、神野は由岐に、一緒に行こうというのでかすが拒否します。

 今一番大切な人があなたを追ってる。あなたは、その人を殺そうとしている。そんなの
耐えられない。

 ここまでは良かったんだけど、だからといってナイフを取り出す由岐にちょっと突っ込んで
しまいましたよ。
 いやキミそれで本当に神野が黙って刺されてくれると思ってたんかい!その考え方に
オドロキだよ!
 結局自分の意志で会いにいったといっても、それでまた神野が由岐を人質にとって奏を
殺そうとしたらどうするつもりなんだこの女。
 せめて一緒に行くフリをして近づいて刺すくらいの根性は見せろや。

 というツッコミをしている間に「やっぱりキミも私を裏切るんだね」と友達少ない発言をする神野。
 拳銃で由岐を狙ったところに奏がマルオとともにやってまいりましたよー!

 ここで神野、「由岐を守ってくれてありがとう」って言うんだけど奏が「ふざけんな!」と言う。
神野も負けずに「私は本気だ!」
 わかったから、いい大人が日付も変わった頃の深夜にツリーの前で怒鳴り合いすんな。

 17年前お前は、俺の大事なものをうばった。もう二度と大事なもの奪わせはしない、と
言う奏。
 うん、奏にはこういうどさくさまぎれの告白が似合うと思う。

 んで奏と神野、なぜか知りませんがいきなりお互い横に飛びながら撃ち合い。
 おいおい、マトリックスの見過ぎだよ君ら。
 奏撃たれたんだけど、今日に限って防弾チョッキ着てないんか。お守りは!?(貫通する
って言われただろ!)
 ここでマルオがなにおーと出て行って撃たれました。
 マルオ君よ…なしてキミは策もなく、武器を持っている男の前に出て行って何もする
間もなく撃たれるんだね…。

 んでまあ撃ち合いになりまして。結局奏も神野も撃たれまして、無傷なの由岐だけと
いう状況になるのですが。
 由岐はさっさと救急車呼ぶとか警察呼ぶとかしないんでしょうか。
 奏はぐったりした神野のとこに張って行って、念願だった腕の傷を確認して、手錠をはめて
いました。
「生きて罪を償え」と。
 良かったなぁ奏。もうちょっと遅かったら由岐にそれ断ち切られてたかも知れんぞ!由岐は
刺し違える覚悟だったし。

 そういうわけで無事事件は解決し、奏にはニューヨークに戻って来いという指令が出ます。
まあ三上は間違いなく左遷食らうでしょうね。
 あっさりとしている奏に皆が声かけるんだけどミサが「実は惚れてました」と爆弾発言をして
皆びっくり。
 刑事として、とか言いわけしてたけど、絶対人間として、という本音もあったと思う。

 堀川の方は、マキと結婚します宣言してんだけど、皆に「知らねーよ」って言われてて
笑った。
 大友もニューヨークでミスったらまた戻って来いって言ってて、いい人だなぁと思いました。
 やっぱり三浦友和さんは悪役やりませんねー。予想外れて残念だけどまあよかった。

 空港にて。
 見送りに来たマルオと由岐に帰れという奏。あっさりしたもんです。
 涙のお別れが苦手らしいけど、つーか家族はこなくていいんでしょうか。

 いろいろ会話がありまして、登場手続きに向かう奏。
 マルオは由岐に、あっさり行かせていいのか、と声をかけます。
 で、走って行く由岐。
 後ろから奏に抱きつく!


 まあ誰もが予想してたとは思いますが、やっぱり由岐投げ飛ばされて踏まれそうに。
「最後にまた投げられたー女の子なのにー」という由岐。
「だから背後はとるなといっただろ!」という奏。
 まあいつものことですね。
 あわてすぎて「涙のお別れが台無しだろ!もっかいやり直すからもっかい家まで戻れ!」
とかムチャなことを言うマルオ。つーか転がってる由岐ちゃん誰か介抱してあげて!

「涙のお別れなんて最初からするつもりはない」
「あんたフランダースの犬見てねーの?パトラッシュとの別れイメージしろよ!」
「俺をパトラッシュ扱いするな」
「おい、パトラッシュを侮辱するんじゃないよ」
「俺にパトラッシュを押し付けるなと言っただけだ」
「もういいあんたにパトラッシュを語る資格はない」
「じゃあお前はパトラッシュの何を…」
「パトラッシュパトラッシュうるさい!」
 あ、由岐復活。

 で、行くぞと歩きだした奏。
 手がスッカスカですけど?トランクは?
「あれぇ!?」とか言ってるし。大丈夫か奏。

 と思ったら謎の外国人が盗んでたー!
 いきなり空港内で発砲する奏。
 「アメリカーン!」とか叫びながら追うマルオ。
 相変わらずな2人で終わったのはよかったと思いました。
 由岐がどっちかとくっつく流れじゃなくてこういう終わり方はやっぱ似合ってると思います。
 …これで飛行機飛ばなくなってまた左遷じゃないですかね、奏…。

 全体的にバランスいいドラマだったと思います。
 続編をぜひ希望したいところですね。
 続編じゃなくても、マルオと由岐がニューヨークにこっそりたずねてくるというSPとかで、
回想編やってもいいと思うし。
 …まあ、ニューヨークにいっても奏は、お母さんからの、時差を無視した電話に翻弄
され続けると思います。
「もしもし奏ちゃん?ママだけどー!」
「…3時間後にしてもらえませんか」
「今、ママ、すっごく困ってるの!緊急事態なのよー!」
「え?」
「晩御飯を何にしたらいいかわからなくてー!」
「…こっちは深夜3時ですが…」
「でもこっちはまだ5時よー!」(後ろで「お母さん俺がお兄さんの代わりに考えてあげますよ」と
いう中谷とマルオの声が)「あっ、そうねー奏ちゃんもういいわーバイバイ!」
「えっ、あのバイバイてちょっ…」ブツッ…。

「中谷ィィィ!!!マルオォォォォォ!!!!」




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