多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ヤマトナデシコ七変化♥


ヤマトナデシコ七変化♥

第4話(10/02/05)

 今回は久々、この作品らしいドタバタでよかったんじゃないかと思いますよ。

 おばちゃんが帰ってきてみれば、まあスナコちゃんは料理のうまい立派な女性に…と
なってはいたのですが「誰がメシ炊きおばさんにしろと言った」とおばちゃんお怒りです。
 スナコちゃんの今の格好を、流行最先端のファッションでごまかすという頭は誰にも
なかったのか…!
 所帯じみてしまったと悲しむおばちゃん。
 いやそれ恭平も言ってるけど別に彼らのせいではないような…。
 ここで蘭丸が「俺が大人の女にしてやる」とかいっておばちゃんに殴られてたのは
笑える。さすが蘭丸、頭悪い発言だ!

 そういうわけでおばちゃんは、3日以内にレディにしろと、そんなことが出来たら世の中の
花嫁修業カルチャースクールはつぶれてしまうことを言い出します。
 なんでも3日後に、イケメン男性とお見合いがあるらしい。
 そっちの方がムチャクチャでござりまするがな!
 なんか釣書すげぇな!
 嘘を並べ立てた見本のようだ!
 ともかく、3日以内にレディにしないと家賃タダ取り消しと言われて焦る恭平。

 スナコもお見合いは気が進まないようで、恭平は、行くだけ行って断ればいいんじゃないのと
無神経の塊発言を。
 ホラーが好きじゃダメ?とかエステに行けばレディなんですか、とスナコちゃん言ってるけど
それは確かに思いますね。
 おばちゃんはレディレディ言うけど、見かけだけスナコがレディになって嬉しいですか、って
思うし。

 スナコはおばちゃんへ直談判に行こうとするのですが…。
 タケルにスナコが小さい頃のことを話して聞かせてるんですね、おばちゃんが。
 で、いろいろ遊んで楽しかった、と、良き思い出なのはわかりますが、それがどうやったら
「タケル、明日北極にシロクマ見に行こうね」という、どう見ても日帰り不可能っぽい旅行の話に
なるのかよく理解できません。
 これ以上北極に船が行くと氷が割れてしまいますのでやめてあげてください。
 この時におばちゃんが言った、旦那さんが花嫁姿を見たかっただろうなぁという言葉にスナコ、
何も言えず戻ってきます。

 戻ってきたスナコに恭平、「レディとは、優しい人だよ!家賃を払えない人を見捨てることができない
人のことだよ」と、散々考えた答えがそれかという発言を。
 ここに新世界の神がいたら「ダメだこいつ…」と例のセリフを言っていたに違いありません。
 スナコはおばちゃんの意志をくんでお見合いします、と言います。
 すると今度は恭平、「お見合いするってどういうことだよ。何か企んでるだろ」と。
 あなたは一体スナコちゃんをどうプロデュースしたいんですか。

 おじちゃんおばちゃんのために見合いを受けることにした、というスナコ。
 小さい頃から面倒を見てもらっていたのに、こんな恰好でがっかりさせた。おばちゃんには
悲しい思いをさせたくない、というスナコ。立派です。
 家賃のために平気でスナコの人生を踏みにじろうとしていた恭平にとっては、まぶしいほどの
立派な心がけです。

 おばちゃんは迷宮入りのマスターとも親しいらしくて、おじさんの闘病の様子がここでわかるの
ですが、若年性アルツハイマーで亡くなったみたいですね。
 まあ本当に症状が進むと家族でさえ「どなたでしたか」というのは本当にあるらしく、家族の
受ける衝撃やいかばかりかと思います。
 で、たまたま記憶を取り戻した時に、おじさんはおばちゃんに、「誰かに恋することを恐れちゃ
いけない。これからも誰かに恋して生きて行くんだよ」と言ったらしいです。
 だからスナコにも恋する喜びを知ってほしい、というのがおばちゃんの願いだそうです。
 それはとてもいいことですが、それを人に押し付けるのは「迷惑」と言います。

 スナコは、おばちゃんを悲しませる自分が大嫌いだから、形だけでもお見合いする、と言います。
そんなスナコを抱きしめる恭平。
 普通の恋愛マンガならここで「お見合いなんかやめろ」といいムードになるところですが、
相手は恭平です。
 これで俺の家賃タダ確定!と大喜びです。
 多分ここに武長や雪ちゃんがいたら、問答無用で蹴り飛ばしていたこと間違いなしです。

 さて翌日、本当にタケルとおばちゃんが北極に出かけたので、スナコはみっちりお見合いの
練習です。
 まぶしぃぃぃぃ!と頭突きしそうになるのを恭平が阻止してるのは面白かった。
 で、清楚な格好をと言われてゴスロリなスナコちゃんとか。

 そして本当にすぐ帰って来たタケルとおばちゃん。
 北極土産が缶詰とか胡散臭さ全開です。
 しかも晩御飯がこれらしい。
 おばちゃんもお金あるんだから出前くらいとってやれよ…。

 スナコちゃんはというと、一生懸命フランス料理の練習をしていました。
 見合い相手のためかよ、と少々複雑な恭平。
 今までさんざん家事をやらせておいて、人のためにスナコちゃんがやり出すと面白く
ないとか、どんだけわがままなんでしょうか。あのジャイアンでさえ映画では良いジャイアンに
なったというのに。

 そしてお見合いの日、恭平らはなぜかドレスコード的な恰好してます。一緒にいるため
らしいです。それは見合いというんでしょうか。
 で、相手がやってきた…のはいいですがボディガード何人つけるつもりだこれ。
 しかもイケメンお見合い相手…やいこらこの「代役でナイト」野郎が。残り少ない毛むしって
やろうか。(そんな「BOSS」のネタ持ち出されても!)
 この見合い相手の久留米、写真加工しすぎです。ちょっと昔のとか言ってるがお前らの
故郷では30年前を「ちょっと」と言うのか。
 めちゃくちゃ怒るおばちゃん。
 しかし久留米が使っていたハンカチを見てスナコの表情が変わります。

 それは、有名な拷問道具の絵をあしらったもので、それをきっかけにして久留米もスナコと
同じ趣味を持っていたことがわかり、なんと意気投合。
 久留米はこれまでこの趣味のおかげで見合いしても振られっぱなしだったらしい。
 …いや…もっと別に気にした方がいいようなところが…ゲフ…。

 いつも拷問道具を持ち歩いているとか言う久留米。
 そりゃ自家用車とか使ってて検問も金の力で黙らせているとは思いますが、何か人間として
根本から間違っている気がします。
 家にはマリー・アントワネットが処刑されたというギロチンもあると聞かされ、スナコの目が
輝きます。
 で、家に招待してフランス料理出してるんだけど、どうして見合い一日目でいきなり家に連れて
きているのかとか、スナコが元の服装に戻るのをよくおばちゃん許したなとか、だからなんで
スナコは一緒に御飯たべないのよとか突っ込みどころ多すぎるのに誰も指摘しねぇー!
 しまったこの作品はツッコミ不在だ!

 えー、最初はおいしいフランス料理に喜ぶおばちゃんですが、毎日フランス料理が続くに
つれて、どんどんテンションは下がっていくのでありました。
 久留米は空気読めない男らしく、「おいしいよ、スナコ」って言って恭平に睨まれてますが。
 んで久留米の母親?これ?紹介がなかったんだけどなんか公式サイト見たら乳母とか
わけわからんこと書いてあった。
 ともかくその乳母は大喜びで話を進めたいわけですよ。
 スナコが幸せならと、うなずくしかないおばちゃん。

 皆は学食で、スナコちゃんが本当に結婚するつもりかなぁ的なこと言ってるんだけど、
恭平だけノーリアクションなので何かと思ったら、学食を食べるお金すらないらしい。むしろ
彼がいつもどうやって生活しているのかが気になります。
 つーかそこらの女から適当に恵んでもらえよ。
 雪が「おにぎり1個あげる」と優しさを見せたら2個ちょうだい!ですよ。
 こいつは鬼の生まれ変わりに間違いありません。
 
 そこにまた乃依登場です。
 場をひっかきまわすためだけに登場している気がなくもありませんがともかく、恭平の
ことをスナコに恋してる、と言います。
 どちらかというとスナコに変してる的な感じがしなくもありませんが。
 
 一方スナコの方は久留米をなんと部屋にご招待です。
 展開早すぎです。
 ヒロシを紹介してんだけど、久留米自身も昔マネキン相手に話をしていたという過去があった
ので、二人はますます意気投合。
 スナコがヒロシに語りかけている図はまだほほえましく(?)見守れなくもありませんが、久留米が
マネキン相手に話しかけているところを想像すると「この変態野郎!」という言葉しか浮かばない
のはどうしてでしょうか。

 恭平は喫茶店のマスターのところに行ってるけど、ボーッとして話聞いてない。ので殴られ
ました。
 あれ…?
 そうやってちょくちょく無駄金使うから学食食べるお金もなくなるんじゃね?

 胸のもやもやが何なのか気になって仕方がない恭平。
 それを聞きに、おばちゃんのとこに来たんだけど、おばちゃんも「あきらめなさい」と、〆切
前のマンガ家に印刷所の人が言うみたいな言葉をかけています。
 うっかり、スナコはおばちゃんのために必死で…と言いかけるけど黙る恭平。
 すんでのとこで約束は守りましたね。
 おばちゃんはそんなことを知ってか知らずか恭平に、昔は人とできるだけ関わらない
ようにしてたけど、今はスナコのことちゃんと考えてくれてるのね、と声かけてました。
 スナコのことというよりは家賃の比重の方が重いように思われます。

 で、スナコと恭平を呼びつけた雪達。
 前回ストーカーがほっていた落とし穴に2人を落とすんですね。
 埋められてなかったことも驚きですが、場所をコロッと忘れているスナコもすごいです。

 皆の計画では、穴に落ちた2人がラブラブになる展開らしいです。
 それは構いませんが、上にきっちり蓋をすると酸素を消費して2人は仲良くなる前に天国に
逝ってしまいますのでやめてあげてください。お前達は2人をどうしたいんだ!
 武長はその様子を家の中から見て呆れてました。
 なるほど、蘭丸と雪が考えた計画だからこんな、一歩間違えれば窒息死しかねない
バカな計画に…。
 この後蘭丸、乃依、雪がなんか決めポーズを取っていましたが果てしなくどうでもいいです。

 スナコは見合い相手のことを、まぶしくないから楽、と言います。
 …別のところがまぶしいんじゃ…とでも言いたげな恭平。
 まあそれなりにいい雰囲気になりかけていた2人なのですが、久留米が騒ぎを聞きつけて
登場。
 蘭丸達に文句を言っている時に、スナコが「まぶしぃー!」とか叫んで恭平に頭突きした
らしく、恭平穴から飛び出てきました。こんな勢いで頭突きされたら普通死にます。

 久留米は、ためらう様子もなくスナコを助けに飛び込んだんですが、恭平はそんな彼を
見てどう思ったんでしょうね。いや多分恭平もやるとは思うけれども。
 で、スナコと久留米はまるで、台所のすみっこでジッとしているゴ○○○(獄寺ではありません)の
ように「落ち付くねー」とくつろいでしまいました。

 自室のこたつでうだうだしている恭平。
 蘭丸が入ってきて、恭平とスナコ結構お似合いだと思ってたけど、と冷やかすんですが、恭平は
「結婚すればいいじゃん」みたいな答えを。
 まあこいつが素直になった時は間違いなくこのドラマ最終回でしょう。
 そこに久留米が入ってきて、安心した、スナコにプロポーズするって言うんですね。
 あんなに趣味の合う女性は初めてだ、ボクはイケメンじゃないけど、愛と財産はある、と。
 愛と財産はあるのに髪の毛はないんですね…。(失礼)

 そういうわけで久留米はスナコに、魔女狩りで使われたという指潰し器をあげて、僕のうちへ
来てくれませんか、と言います。
 目を輝かせてうなずくスナコ。
 久留米以外の人は皆思ったでしょう。
「完全に勘違いしてるな」と。

 おばちゃん、スナコちゃんのウェディングドレスを作らせていました。
 サプライズで明日結婚式だそうです。
 サプライズすぎます。
 本人の意思をもっと確認してあげてください!
 おばちゃん自身も嬉しいけど複雑な感じらしいですし。

 恭平がなんかイライラしてキッチンをあさっていると、久留米の部屋から妙な音がします。
覗きに行ってみれば久留米が一人SMごっこをしてました。
 恭平、いや、見なかったことにしますと珍しく空気を読んだのですが。
 久留米がスナコにこれをやらせるつもりだったと知り激怒。
 ところがどっこいあの多すぎるボディガードに抑え込まれました。
 多すぎて向こうの方は恭平に触れもしてませんが。

 翌朝。
 久留米の乳母に叩き起こされたスナコちゃん、結婚式の準備に連行されていきました。
 有無を言わせないにもほどがあります。
 で、あっという間に結婚式会場に。
 皆も集まってんだけど、恭平の姿がなくて携帯もつながらないことに、「(結婚式が)やっぱり
つらいんだよ」とありえない解釈を。
 恭平の方は、雪らがそんなありがた迷惑な勘違いをしているとは知らず、一生懸命
どっからともなくわいてくるボディガードと戦ってました。恭平強すぎます。

 スナコの方はびっくりしてたんだけど、拷問道具がすべて君のものだよとか言われて
なんか心傾きかけてます。
 めっちゃ丸めこまれそうになってます。
 で、なんとか我に返って拒否したんだけど、久留米に手錠でつながれるんですね。
 いやそれは…皆の目の前でどうかなって感じですが。
 そこに戻ってきた恭平。ボディガードももっと遠く離れたところに監禁しておくなり考え
なかったんでしょうか。
 恭平、変態野郎!と激怒してます。
 スナコも、逃げろと言われて久留米を殴るんだけど。
 もっとぶってー!とか言い出す久留米。
 流石の恭平も「Sかと思ったらドMかよ」とびっくりです。
 銀魂だったらさっちゃんが「銀さんの罵りは私のものよー!さぁ遠慮なく罵声を浴びせて!」
とか現れるところです。
 
 まあともかくこの後、恭平のブスナコがまた炸裂しまして、スナコと2人でボディガードを
ちぎっては投げちぎっては投げ状態で脱出。手錠は引きちぎりました。
 おばちゃんや武長ら、誰一人止めないのがすごいです。
 呆然とするおばちゃん。
 やばいと思う武長らですが「なんてカッコイイの!」って言われてコケてたので問題は
ないみたいです。

 この後乳母におばちゃん、肝心なところを隠したまま結婚するつもり?私もまだまだね、
大切な姪っ子をこんな男と結婚させようとしてたとは、って言ってくれてちょっとスッキリしました。
 あと久留米にも、趣味のせいでダメになったわけじゃない、まず自分を好きになって素敵な
恋をしなさいって言ってたのもよかったし。
 
 恭平とスナコは家に戻ってきてました。
 えらい一気に戻られましたな…。
 恭平、なんで結婚するつもりなかったのにプロポーズ受けたんだよ!と。

 スナコがフランス料理を作っていたのは、おばちゃんがフランス料理が好きで、喜ばせ
たかっただけで、別に久留米のことは眼中になかったっぽいことがわかります。
 はいここで皆さん振り返ってみましょう。
 スナコがおばちゃんにお見合いの話はなかったことに…と言いにこようとして、タケルと
おばちゃんの会話を聞いて言い出せないシーンで、タケルとおばちゃん、釣書を見ながら
フランス料理が好きなところが同じ、ということを言ってます。…すごい伏線だ!

 で、皆がワクワクしながら「あの2人いい雰囲気かな」と戻ってみれば。
(そう思うならもっと気を利かせてゆっくり帰れよ、と思わなくもないのですが)
 恭平、スナコちゃんが作った和食に「うめー!」と大満足。
 俺の胸のもやもやは、フランス料理を食べ続けたことによる胸やけだったんだー!と。
 宇宙の果てまで飛んで行ってしまえ!

 雪が「ばかぁー!」って言ってたけどちょっとかわいかったです。
 でも、スナコの姿をこれぞ日本のレディだと皆が絶賛してるとこへ、また例の「まぶしぃー!」が
炸裂してました。
 台無しだ。

 ま、おばちゃんとスナコも分かり合えたし、これはこれでめでたし…じゃなくて、やっぱりスナコには
立派なレディになって欲しいおばちゃん。
 だからレディって何ですか…。

 そういうわけでまたおばちゃんは旅立つのですが。
 最後に恭平らに恐ろしいことを言って行きます。
「ハッピーバレンタイン!」と。
 それを聞いて「魔の季節が!」と言う4人。
 次回は「阿鼻叫喚!地獄の釜の蓋が開く!四人を取り巻く女達の怨念。うなれスナコの鉄拳!」を
お送りいたします。 



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