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ヤマトナデシコ七変化♥ |
第8話(10/03/05)
主役が恭平に据えられている以上仕方ないっちゃ仕方無いんだけど…。最終回に向けて
ヘボドラマになってきたなぁという気がしなくもありません。
特に今回なんか「スナコちゃんいる意味ないじゃん!」みたいな。
スナコちゃんに振り回される4人、というパターンだから面白いのになぁ。
ともかく、恭平がスナコにつきあってほしい場所があると言った時、誰かがやってきました。
雪がめっちゃ慌ててるんだけど、それは蘭丸の婚約者という人物でした。
何を言っても無表情で「恐れ入ります」ってお前はヘタリアの日本か!
スナコがお茶を出した時に目からビームが出て「お嬢ビーム!」とかスナコがびびってた
のがかわいかったです。うん、普通の人は目からビームでないからね。
蘭丸はといえば、相変わらずデートの話とかばっかりで全然相手にしていない様子。
あー原作のあの話ですねー。私はお嬢様の珠緒ちゃんがかわいくて大吹きです。
蘭丸がなんで興味ないかというと、親が政略結婚で決めた相手であり、蘭丸としては、
エロくて遊び人であとくされない相手が好みだからです。
うん、こいつ…男のクズだ!
蘭丸が逃げようとして「ここ2階だから」って止められてたけど、いっそ止めないで飛び降りて
ケガでもすれば、逃げられなくなってよかったかも知れん。
彼が言うには16年前、蘭丸が5歳の頃に顔合わせで出会ってるらしいのですが、蘭丸の
ナンパに対しても「恐れ入ります」みたいな態度で、それでいたく蘭丸のプライドは傷つけ
られた、と。
要するにフラれたと認めたくないだけでは…。
お茶の差し替えをしたスナコちゃんがまたお嬢ビームにおびえてて笑える。
珠緒がやってきた理由というのは、蘭丸の父から手紙を預かってきたかららしく、何かと
思えば結婚式の招待客リストらしいです。
なんかもう勝手に日取りとか決まってそうですねぇ。
蘭丸は親に抗議しますが取り合ってもらえません。
というのも、蘭丸もすごい金持ちのお坊ちゃんだから、結局親としてはこの結婚は絶対に
無くてはならないものっつーことなんでしょう。倒産してしまえ。
蘭丸が、俺はおれしか愛せない男なんだよとある意味怖い発言をしたことに対して、それも
一種のコンプレックスだろ、と指摘されてますが…。
どちらかというとナルシストのような気がします。
でもって恭平はスナコを、この木なんの木気になる木みたいなのがある丘へつれて
きました。勇気が出る丘と呼んでいるらしい。
まるで綺麗に植えられたかのようにアブラナがきっちり並んで咲いてますね!
ここは、昔家に女の子たちが押し寄せてきていた時に、母親がよく恭平をつれてやって
きていたという思い出の場所らしいです。
…なんかいまいち設定が理解できませんが、ストーカーと化している女の子達に見つからない
という時点でここには何か特別なシールドでもあるんでしょうか?
ともあれ恭平は、親にも嫌われて自分がきらいだったというコンプレックスを話し、スナコのおかげで
ケリをつけてくる決心がついた、というのでありました。
皆には言うなよと念を押されたことをさっそくおばちゃんにはばらしているスナコですが、
まあおばちゃんは事情を知ってるからいいんですかね?
おばちゃんも恭平のことはかわいそうと言っていますが、そもそも子供に対して「存在が
迷惑」と言い放った時点で、その親とは永久に仲直りできないような気がするのですが。
おばちゃんは、心だって風邪を引くのよ。恭平のお母さんも心が風邪を引いたの、とフォロー
していましたが、その風邪が治るとは限らないからよけい厄介ですね。
で。
割とあっさり実家に戻ってきた恭平。
母親が買い物から帰って来たところに出くわして、ぎくしゃくと中で話をするのですが。
ここが和室なのはいいとして、電気ついてるのに床の間のあかりはいらんやろ。どういうセンスだ
これは。
母は、恭平にひどいことを言ったときちんと謝ってくれるのですが、鼻のかみかたが豪快
すぎます。せっかくいいシーンなのにたちまちドリフです。間が持ちません。
戻ってきた父は、今度飯でも食べに行こうといって、出張の準備があるからとさくっと自室に
引き上げました。
久しぶりの再会もなにもあったものじゃありません。
この家族は本当に家族なんでしょうか?
そういうわけで、スナコちゃんが考えごとをしていて、もう10分くらいテーブル拭いてるけど
大丈夫?と雪から突っ込まれているところに恭平帰宅です。
どうでもいいけど雪ちゃん「遅かったね」のアクセント変です。
蘭丸は何が何でも珠緒に嫌われてやる!と、恭平、雪、武長のマネをしましたが
全然効果がありません。というか結構ソックリだなおい!びっくりしたよ!
最終手段として女性を何人か連れ込んでみましたが、珠緒には「精進致します」とか言われる
始末。
…むしろ素の蘭丸の方が嫌われる要素アリアリな気がしてきました。
雪は珠緒に、どうしてそこまで蘭丸のことを思うのか聞くのですが。
迷宮入りにて珍しく男ども4人そろい踏み。
雪は珠緒から聞いてきた話をしています。
曰く、16年前のあの時から珠緒は蘭丸に一目ぼれしたらしいです。
え?あの軽薄なナンパのどこらへんに惚れる要素がありました?
蘭丸は、そんな重いのは嫌だ、とわがまま言ってます。
マスターは、人を愛せなくなった理由ってのがあるはずだろ、と指摘。
蘭丸は家のせいで、中学のころ初恋の相手にふられた経験があるらしい。
駆け落ちする約束をしていたけれどその相手はこず、数日後にその相手が別の
人間と仲良く歩いているのを見たと。
親からしてみれば、結婚相手はもう決まっているのだから、という感じで強引に別れ
させたらしいですが、それが純粋な蘭丸少年の心を痛く傷付けたと。
結構純粋ってわけですね、蘭丸も。
それであんな遊び人になったというのはわかりますが、とっかえひっかえの方は
地のような気がしなくもありません。
一方女達の方ですが、なぜかスナコちゃんの部屋で酒盛りになってます。
男どもも飲めや騒げやでもう手がつけられません。
こっから見た人は「え?これそういうドラマ?」と勘違いしたと思われます。
そんな中恭平は、今日親と会ってきた、と口にします。
あの…皆一気に酔いがさめてますけど。え?これそんな重い話題?
ともあれ、みんなも前を向いて生きていって欲しいという恭平の言葉にますます
盛りあがるのでありました。
ちなみにこの後酒をラッパ飲みしてましたが、マスターが吹いたのが演出なのか
マジにむせたのか意見の分かれるところです。
恭平はキッチンでスナコに、親と飯に行く約束したけど正直怖い、って素直な気持ちを
話します。
スナコは、あの思い出のえびフライはどうでしょう、と結構いい提案してくるんですね。
で、お前うまいから作ってくれ的なことを言い出した恭平に久々頭突きして、自分で
作って食べてもらいなさい!と一喝。
おかんかお前は。
あとえびフライ作るのに恭平、背ワタとるの面倒がってましたが、それは本当に取った
方がいいですよ。うまくないし。
そういうわけですごい頑張って特訓を始めた恭平。
たんに殻を向いて背ワタをとって、衣つけて揚げるだけなのに、なぜ恭平がやると
格闘技みたいになってしまうのか…。
キャベツの切り方がすげぇよお前!なんでそんなへっぴり腰なのにきれいに切れるんだよ!
蘭丸の方は勇気を出して珠緒を呼び出して、結婚は納得いかないからまず付き合ってからね、
みたいなことを言うのですが。
そこに今付き合ってるっぽい女性が現れて、今夜の約束忘れないでねってちょっかい
出してきて、ショックを受けた珠緒は走り去ってしまうのですよ。
なしてそこで蘭丸は追いかけないのか…。
これがなんていうか、「自分、不器用ですから…」的な男の悲しいとこですねー。
頑張れ蘭丸!最終回まで時間ないぞ!
恭平の方はもうすぐ母親が来るんですが、ギリギリでえびフライできました。
…おかず、えびフライとキャベツしかねぇぇぇぇ!
雪と武長は母親に紹介してもらった後で気を利かせて席を外しててえらいなと思いました。
スナコも逃げました。笑えます。
で、この後えびフライ食べておいしいーとなるはずだったんだけども。
母親の様子がおかしくなるんですよ。
彼女にとっては実は、勇気が出る丘で食べたえびフライになんて全然いい思い出なんか
なくて、むしろ、恭平のことで周囲から苦しめられた嫌な記憶でしかなかったわけです。
なんかそういうのもどうかなと思いますけど。
そして恭平に向かって「生まなきゃよかった!」と最悪なことを言いはなつ母。
お前…それは親として一番いっちゃいけない言葉だ…。
このお母さん役の人、なまじ演技がうますぎてリアルで怖いです…。
よく考えたらお前が来てれば何とかなったんじゃねーのという父親から、母親は落ちついて
眠っている、という連絡を受けた恭平。
彼は父からもう母とは会うなと言われてしまいます。
まあ可哀想といえば可哀想だけど、そんなことを平気で子供に言える親なんてろくでもねーと
思いますよ。
子供のために苦労したって、それを子供のせいにしたら子供はどうすればいいのよって
思うだろ。
というわけで突然ドロドロ昼ドラ的展開になってきたヤマトナデシコ。
この収拾をどうつけるのか一体予想もつきませんが、出来れば本来の明るいコメディに
戻っていただきたいところです。
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