多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→特上カバチ!!


上カ!!

第3話(10/01/31)

 前回までのあらすじ:魔法使い 住吉 が 仲間にくわわった!所長 は 嬉しそうな顔 を している!

 田村が帰宅しながら母と携帯で会話してんだけど、アパートに帰ってきて、「腐ったものなんか
食べてないよ!」と笑いながら食べてたのがジャムを塗った食パンの、さらに上に何かのせた
ような感じのものだったんですが。
 お前様…それはひょっとして世間的には「ポイズン★クッキング」とか呼ばれるたぐいのものでは
なかろうか…?(クッキングというほどではないですが)
 で、そこに駆け込んできたのがいかつい男と大家さん達。
 またですかぁ…。

 今回は賭けマージャンの負け金は払わなくてはいけないかどうかというもの。
 こなんもんクイズにするまでもなく払う必要なしですわ。
 ここで、レトロな映画の撮影風景になって、マージャンで負けたからとお金を払おうとすると、
カット!と田村の声がかかって、賭博罪になるので無効です、はいこのシーンカットねってなって
たのが面白かった。しかも田村に「法律君↓」とか名前出てるし。
 名前法律君てー!
 ちなみにこのことを知らずに払ってしまった場合、一度受け取ったものを返す義務はないそうで、
これを「不法原因給付」というらしいです。こっちのテイクは通って、住吉がてっしゅー!とか言って
たのが笑った。つくづく田村の出番もってくのね…。
 この後「スネている法律君↓」という名前に笑いました。

 ようするに、法律で禁止されていることを勝手にした人を、法律は保護する義務はない、と
そういうわけですかね。
 で、こわい顔の人たちは帰るわけですが、出て行く時に何のつもりかテーブルをひっくり返して
いった人がいたな…(丁寧に)。
 あとこの人たちが入ってきた時、くっさい…って言ってたけどやっぱり田村の食ってるもの
ポイズン★クッキングじゃねーか!

 事務所では田村は今日もバリバリ…雑用を頼まれていました。
 住吉の方は所長につれられて接待です。
 有資格者と補助者の違いってわけですね、これが。
 でも私は、補助者が雑用をこなしてくれるからこそ、有資格者が仕事専念できるんだと
思いますよ。
 ここで、「これは差別じゃない、区別だからな」ときっちり上司が言ってて笑いました。

 で、田村が文句言いながらもコピーしようとするといきなりコピー機壊れた。
 コピー機壊れるのって大体紙詰まりかトナー交換なんだからそれくらいやれよ。
 で、コピー機の修理の人を呼ぶと、子連れで来るんですね。
 田村はバ…人がいいですから、この子と遊んで修理終了を待つわけですが、子供が
熱を出してしまいます。
 実は前の日、アパートに帰ると「家賃滞納のため退去しろ」的な張り紙が張ってあり、家財道具が
外に全部運び出されていて、さらにカギも変えられてしまっているという、完全に違法なやり方で
追い出されていたため、野宿したらしいです。
 …ネットカフェ行こうとして子連れはダメなら、例えばカプセルホテルにとまるとか、交番に
相談するという手もあったような…。

 住吉の方も帰宅してましたけど…あんた…すごい散らかった部屋だな…。仕事はできる
けど片付けられないんですかー。
 私は本は散らかるけど服とか食べ終わったものとかその他を散らかすことはないですね。
脱いだ服とか片付けないと気持ち悪くないですか?(本散らかしてる時点でダメじゃん)
 で、ここで電話がかかってきて、友人の桂が相談にやってきてました。ヅラ…ではなくて
ケイと読むらしいです。

 ここでタイトルに行くのですが、キャラ名が立体でかっこいい。あと田村の登場がなんか
ヤッターマンみたいだ。
 で、ナレーションが、「敢然と悪に立ち向かう」って言ってたけど、ナンパしてる所長とか
なんか全然言葉と内容が合ってませんけど。

 で、そのコピー機の修理にきた枯草さんがあまりにも気の毒で家に泊めてあげた田村。
 家賃を払うために会社に給与前借しようとしたけれども断られたと聞いて、俄然田村の
闘争心に火がついた形です。

 桂の方も、契約社員として働いていたらしいのですが、契約期間更新してもらえると
聞いていたのが、契約更新してもらえず、契約が切れてもなんかダラダラ働いている形
となってとても不安だと。
 
 田村は、前借請求は当然の権利だ、ということでなんかすごい微笑みを放っています。
 でもさ、失礼だけど、今はそれでとりあえず家賃払えたとして、この先大丈夫なんですかね?
 あと、「これ飲んで下さい、体が温まりますよ」と田村が枯草に吸い物?だかくれたの
ですが…。
 まずっ!っていう字に笑った。
 田村…お前はどういう料理の腕をしているんだ。

 枯草は翌日、給与の前借りを改めてお願いしに行くのですが、黒川という取締役は、
「そんなに言うなら一月後に解雇と言わずすぐ辞めてくれ。治療費くらいはやるから」と
けんもほろろな対応です。
 お前は黒川じゃなくて腹黒に改名しろ!
 
 ここで、派遣切りがひどいっていう話が出てくるけど、黒川が悪魔の衣装来てウヒヒとか
やってたのは笑った。こいつ結構余裕だな!
 
 そういうわけで正式に事務所にやってきた枯草。
 田村が話を聞いていたんだけど、住吉がやってきてシュッと手帳を取り出し、いろいろ
聞き始めます。私がこの件はやります、と。
 確かに前回は勝ったとはいえ、田村に資格はないわけだし、住吉の力もいると思いますよ。
 つーわけで所長は2人でやれ、と言います。
 
 まずは住むところを確保ということで、アパートを管理する不動産に向かった一行。
 田村は「こんな可哀想な人を放り出してよく平気でいられますね!」とか言うけど。
 田村よ…そんな感情論ではダメだよ…。あんた今までよく仕事してこれたな。
 大声で相手を恫喝するだけじゃ意味がないでしょ。
 ここで田村が言った「いっぺんお前が餓えてみろ!」って言葉を、不動産屋がぽいっと
捨てたのは笑いました。コエカタマリンじゃないんだから!
 話にならんと呆れて立ち去ろうとした不動産屋の前に立ちはだかったのは、今まで
黙って話を聞いていた住吉。流石場数を踏んでいるだけはあります。

 賃貸契約では、よっぽどの支障がない限り契約解除はできず、家賃滞納が今回初めてで
あり、短期間であることを考慮しても、家主と貸借人の信頼関係が崩れたとは言えないと
いうことで、住吉は住む権利を主張してきます。
 こんな実力行使で家財道具を外に出したりすれば、住居侵入罪にも問われるし、逮捕も
ありうると。
 これは流石に不動産屋大ダメージだー!
 原状復帰してもらえない場合は損害賠償請求もあります、と言われてはなすすべなし。
「法律はあなたを許しませんよ」で不動産屋、撃沈しました。
 まあ確かにこの場合は圧倒的勝利でしょうね。
 枯草の方に重大な落ち度があったとは言えないんだし。

 で、家財道具を枯草と田村が運びこんでいるかと思いきや、田村一人でやらされている
のは笑いました。めっちゃこき使われてとるぅー!
 で、そこに枯草と住吉が帰ってきて、住吉はさすが気が利くというか、食材をいくつか
買ってきていて、水道やらガスも戻ったことを確認してます。
 確認するのはいいけどガス、つけたらえらい勢いの炎が出ましたけど、これ本当に大丈夫
っすか…?なんか心配だよ!ぶぉぉって感じだったよ!

 次は仕事の方です。
 娘がまだ熱が出ているので心配な枯草は、急いで集金をして会社に戻ろうとします。
 桃のジュースを買って帰るねって約束してたけど、他のものもしっかり食べさせましょう。

 ただここで集金終わって枯草は、前借りをする権利があるんだ…とか言って集金の金を
見てますが…?
 嫌な予感がしますなー。

 住吉は枯草と桂の会社にやってきました。
 そこに企画部長がいて、前の社長はとても社員思いのいい人だったんだけど、それが
死んで今の社長になってから、融資銀行が経営に口を出すようになってきた、と言います。
 それで送りこまれてきたのが黒川と。
 こういうの結構あるらしいですね。まあ、銀行のエリートが来たからといって必ずしも経営が
立てなおせるわけではないらしいですが。だって彼ら人員削減とかいって削るのは得意だけど、
利益を伸ばすわけじゃないからね。

 住吉はまず桂のことについて、契約期限を越えて更新せずこれを雇用してた場合、正社員に
する必要があることを告げます。

 ここで戦国時代に。
 住吉と桂が殿に、「大変です殿、派遣期間をすぎて戦ってしまいました。冬の陣だけかと
思ったら夏の陣もあったので」と報告してます。
 そんな長い時間過ぎるってどんだけうっかりさんよ!
 あと田村もいたんだけど「田村(死にかけ)」って出てたのメチャクチャ笑いました。死ぬなー!
 殿はそういうわけなら、と雇ってくれるんだけど、田村が死にかけから死亡になったー!
 田村死んだー!
 今回の例え話はわかりやすかったし面白かった。
 
 で、契約期間を過ぎた日数がどうであろうと関係なく、正社員にする義務があるから、それを
しないなら行政指導もありますよ、ってな感じになるんだけど。
 黒川あんまりダメージ受けてないっぽい感じだな…。
 企画部長も、桂は有能な戦力だから、とフォローして、黒川は桂を正社員にすることを承諾
します。なんかあっさり通った分何かありそうな気がしますね。

 一方枯草なんですが。
 警察に捕まったと言われびっくりです。
 会社の金を横領したらしいのですが…。

 つまり一旦きちんと集金して戻ってきて黒川に渡す時に、前借りしたい日当分を差し引いて
渡したらしいです。
 それを黒川が横領と警察に通報したと。
 アホですか黒川は。
 確かに枯草のやり方にも問題あったかも知れないけど、それは横領じゃないと思いますよ。

 で、警察に行った住吉と田村。
 田村はまた警察にあーだこーだギャアギャアと言ってますが、住吉颯爽と、法律用語を並べ
立てて警察官をけむに巻いた感じです。
 ハテナがいっぱい飛び回ってて笑いました。
 田村、「そんなムチャクチャなカバチ…」とか思ってるのも面白い。
 で、トドメに子供が今病気で、と住吉がいったから警察も釈放の方向に動いてくれるんですね。
法律論を説いてのちに感情論か、やっぱり交渉強いですよ住吉は。
 この後「ちょろーい」って言ってた住吉がかわいかった。腹立つけど(笑)。

 枯草はこんなことになって情けない、と反省することしきりです。
 このご時世で契約でしか仕事がないと。
 あんな政権ですもんねぇ…。自分を「まあ裕福な家庭に生まれたものですから」とか言っちゃう
たわけですから。
 そこに娘さんが、桃ジュースを「皆で分けて飲もうよ」って持ってきて、その危なっかしい手つきに
すごいハラハラしていたのですが、無事皆にわたっていい感じの雰囲気になってました。
 
 そんな中住吉に桂から電話がかかってきます。
 正社員雇用になったものの、なんとパート扱いにされて、今までの給与の半分になって
しまったとのこと。
 えっ………パートって正社員なんですか!?←そっちかよ!

 住吉はやると思ってた、って言うんですね。
 つまり正社員にする義務はあるけど、その身分については特に指定はないらしい。
 だから黒川はそこをついてパートにしたらしいです。
 こういう手を使われるとどうしようもない、とがっくりする住吉。
 田村は、労基署に言おう、と言うのですが…。
 そんな二人を所長がいやーな声で呼びます。

 入ってみると、はい出ました、一発で名前変換できない検備沢センセ。
 紅茶に金粉入れて飲むなよ。
 前歯にくっついて金歯みたいになんぞ!
 彼女は、枯草、桂のいる会社の顧問弁護士として、忠告にやってきたらしいです。
 ひとまず枯草の給与前払いの話は一応認めさせたけど、これ以上あれこれ職務の
権利を超えて行動すると、行政書士としての権利をはく奪申し立てをすると脅しを
かけてきました。
 つまり完全に先手打たれた形ですね。
 で、所長はこの件はこれまでだ、と決断。
 住吉も今はまずいと思ったのかわかりましたと言うんだけど。

 はい、問題児が黙っているわけがありません。
 田村めっちゃ怒ってますが、これは上司が強制的に黙らせました。
 まあ押すばかりでなく時には引いた(と見せかけた)方がいいこともありますからねー…。

 会社にやってきた住吉ら。「依頼を断るため」という話でしたが。
 住吉がここで席を外したから何かと思ったら。
 桂とともに、幹部会議に乗り込んでいったんですよ。
 ここはやるな、と思いましたね。
 住吉にしてみれば、検備沢に言われて引く気などさらさらなく、かといって打つ手は
もう流石にないので、社長に直談判というわけですか。

 それで会議に乗り込んで社長はどなたですか、と住吉は聞いて、契約社員として
桂を雇い直すことと、解雇を撤回して欲しい、と頼みます。
 
 これまでの桂の働きっぷりだとか、自働的に契約が更新されてきたことなどを考えると、
契約更新は拒絶できず、解雇するなら正規雇用と同じ解雇事由が必要になると説明。
 裁判所の判例もあるから実質法律と同じ、と住吉詰め寄ります。
 ここまではすごいかっこよかったんですがねー…。

 黒川は、正当な解雇理由はリストラだ、と言うのですが、そんなリストラだから簡単にクビ
ということは出来ず、きちんとした説明や、回避対策をしたという証拠がいるらしいんですね。
 つーか経営陣を見るとみるからに、リストラ回避のために給与カットとかそういう感じしない
しなぁ。大体リストラというのはまず上が給与減額したりして対策してから行うものですからね。
それすらせず、幹部は高給もらってて下ばっかりバタバタ解雇されるってアホな会社が多すぎる。
 無能な経営者は社会の害悪です、と言いきった住吉。
 ところがここで検備沢がのりこんできて「これ以上発言するなら懲戒請求しますよ!」と叫んだ。

 検備沢 が 現れた!
 検備沢 は マヒャド を 唱えた!
 住吉 に 150 のダメージ!
 住吉 は 動けない!

 ただこの後で、黒川が桂に、君はクビだ、何の能力もないのに的なこと言ってますけど、これ
立派な侮辱罪ですから。弁護士のいる前でなんつー発言しとんねん。

 ここで田村が割って入ったー!
 あんたこそ何様だ!と。
 それはそれでいいんだけどこの後「社長はどなたですか」って聞いてて。
 社長、二度目の「私だ」です。
 存在感ねぇぇぇ!
 つーか田村も、上座に黒川ともう一人しか座ってないんだからどう見てももう一人が
社長ってことわかろうよ!何度も「社長はどなた」って聞かれて可哀想だよこの人!

 黒川は田村の説得にも心を貸さず、ノルマを達成できないのは自己責任だ、と言います。
 けれども自己責任と言いながら、黒川がやってきてから会社の業績は下がり続けていて、
自己責任を問うならお前からだ!と言われてしまいます。
 グラフを田村出してたけどなるほどこりゃひどい落ちっぷりだ!
 多分、コスト削減とか言いながらリストラをしまくった結果、コストは一時的に削れたかも
知れないけど、今度は社員の間に不信感が広まって、誰もきちんとした仕事をしなくなった
結果業績がどんどん下降していったのではないでしょうか。

 田村は社長に人こそ宝、もう一度考え直してほしいと言います。
 ここですごい拍手が起きて、社員が皆入ってきて皆拍手してんですよ。
 うん、いいシーンだな。
 …誰も仕事してないよね!

 企画部長が、先代社長は我々を家族と思ってくれていた。我々も若社長のことを家族だと
思っています、ってすごいいいこと言ってたんだけど、聞き間違えてバカ社長かと思った。(ありがち)
 
 社長の目もやっとさめまして、銀行には経営から撤退してもらう、苦しくなるけど皆で頑張ろう、
って言ってました。
 まあ黒川もこういう形で帰れば確実に昇進コースから外れますね。

 検備沢も、発言は問題あるけど、社長がいいって言ってるからって帰っていきました。
 いやー命拾いしましたね。
 この後珍しく住吉が助かったと田村にお礼言ってて。
 えらいなと思ったらやっぱり、「あなたのことを相変わらずプロの法律家に向いてないと
思うザックリ言って」と言いきってました。
 ここでまたタクシーに乗って逃げてて「またタクシーかよ!」って田村が言ってたらさらに
面白かったかなーという気はしますが。
 ま、このコンビ、意外と面白いです。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→特上カバチ!!