多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ブラッディ・マンデイ2


ブラッディ・マンデイ

第9話(10/03/20)

 最終回に新しい設定を出すなというのに…。
 まあそれ以外のところでは、ファルコンが「これ以上誰も死なせたくない」と言っておき
ながら結局助けられてねぇじゃんとか、いつも通りだったような気がします。(待て)

 えー前回から引き続き首が折れている倉野さん。(折れてませんて)
 そんなに首をかしげて何がしたいのかよくわかりませんが、ともかく藤丸に対して
遊ぼうよの連呼な倉野。
 わかったわかった、トランプでも花札でも持ってこい。
 
 倉野は藤丸にまだ思い出さないの、とか言ってます。
 こういう、悪役のセリフでありがちな「まだ思い出さないの」というセリフですが、主人公が
思い出さなかったりすると大抵逆切れしだすので、だったらさっさと自分から真相を語るなり
ヒントを出せばいいのにと思うのですが。
 ずっとあなたを見ていた、とか言われても。え?ライオンの人?(確かにおはようからおやすみ
まで暮らしを見つめてるけども!)

 先にネタばらししてしまいますが、「ずっとあなたを見ていた」といっても今までの生活の
中で見ていたわけではなく、過去かかわり合いがあったということなので、犯人当ての
ヒントとしてはずいぶん紛らわしいセリフだったと思います。

 拳銃を構えつつめちゃくちゃ及び腰なファルコン。この体制で銃撃ったら間違いなく後ろに
コケるなこいつ。
 で、スパイダーは部屋を出て目的地へ。
 スパイダーを追えという南海に「行けるわけないだろ!」と、皆の願い全否定な藤丸。
 南海は自分で拳銃をこめかみにあてて、私が死ねば行けるな?と。
 ここまで人の話を聞かない奴が主人公なのも珍しいですね。そういえばマヤの時にも
引き返そうとして音弥に止められてましたね。
 藤丸は自分を助けてくれた人を犬死させることに関しては天才的のような気がします。

 サードアイの方は扉に阻まれて入れず。
 原子力施設だから強固に作ってあるのと、下手なことをすれば施設にも危険が及ぶという
点で躊躇してるらしい。
 …こりゃ話が終わった後に突入してくるパターンだな…。
(ドリルで地面を掘って下から入るというのはどうだろう!)

 ファルコンの方はまたパソコンが使える部屋にいってサードアイと通信。
 倉野がスパイダーであったことを告げます。
 おっと、みんなかなりマジに驚いてるっぽい。あの施設で働いていたのに誰も身辺調査
してなかったのか!

 そういうわけでファルコンは、スパイダーに乗っ取られたシステム解析は自動で
やっておいて自分はスパイダーのところにいくと宣言。
 原発システムのハイジャックは時間稼ぎで、その間にスパイダーは、ツァーリ・ボンバを
ここに設置して爆発させるつもりだったんだ、自分はまたスパイダーに先に行かれた、
というファルコン。
 悔しいのはわかったからさっさと話を進めろ。
 
 えーと響の方はまだビーストと撃ち合いしてました。
 この後レディバードが来るんだけど、よく考えたらビーストは同胞ではないので、こいつを
間にはさんであっさり撃ちました。響ももちろんビーストを気にせず撃ちました。
 マヤの時と違ったのは、どちらも、ビーストの存在をまったく気にしなかったことでしょうか。
 もう用なしっつーことですね。
 レディバードはビーストを見すてたわけですが、ビーストが最後の力でレディバードに発砲
してて、所詮テロリストってこんなもんだよなーとちょっと思ってました。
 でもレディバードもビーストに、スパイダーの本当の目的はお前達とは違う、本気でロシアが
助けに来るわけがない的なことをばらされて不安にはなったんでしょうね。
 あれ…それで結局「折原マヤはお前だけの名前ではない」はどこに行ったんだ?

 えーと。
 国民に選ばれたくせに一番ガキっぽい口ケンカをしまくってる政府の面々ですが、そこに
颯爽と萩原登場。
 倉野の目的がわかったと言ってきます。
 彼女の目的は日本壊滅。
 おいおいおい、いくら劇場版 銀魂 新訳紅桜篇がもうすぐ公開だからといって、そんな
高杉みたいな野望を地でいかんでも。(違います)

 撃たれながらもなんか移動してたっぽいレディバードは、モスキートの死体を見て驚いて
ます。やっとスパイダーが裏切ってたというか、自分達は見捨てられたのだと気づいたらしい。
 
 次のシーンでは八木君が病院に運ばれてました。
 …うん、まあ君らはどうでもいいわ!

 加納は、ひとりスパイダーと対峙しようとしているファルコンに、俺らの突入を待て、と
言ってます。
 待つも何もお前ら待ってたら最終回終わってしまうわ!あと臨界点突破してしまうわ!
 と、そんな間に霧島班突入。
 加納さん…。

 スパイダーの目的は日本を滅ぼすことと聞いて、それでも自分一人で行くとかふざけた
ことを言うファルコン。
 自分一人の行動いかんで取り返しのつかないことになるかも、というのは考えない
みたいです。

 と、そこに倉野自身が割り込んできて、「いいから藤丸にこせさろよ」みたいなことを
言います。
 そろそろ私が誰なのかわかったんじゃないですかーとか。
 結局聞いてんじゃねーかやりとりを!

 で。
 やっとこさ倉野の正体判明。
 誰もが忘れていたであろう、シーズン1に登場した敷村の娘でした。
 いましたね、そんな人も。
 ブラッディXをもちこんで、抗ウィルス剤をめぐってテロリストに殺された。
 …あれ?
 ファルコン、悪くなくね?
 逆恨みじゃね?

 子供時代に親友だった父たちによって、倉野と会っていたことを思い出した藤丸。
 それはそうと、敷村の名前が出ていたり最近まで会っていたりしたならともかく、母方の旧姓
使われてて、しかも会っていたのが15年以上前が最後なんてそれで思い出すもクソもあるか!
こんなんでわかったら連続ドラマじゃなくて2時間ドラマで終わってんだよ!
 やっと思い出してくれたもあるかコラ。
 黒崎一護なんか「思い出せ、ルキア!」つっといて最後は力技だぞ!(映画版)

 音弥は藤丸に、スパイダーの挑発に乗るな、と言いますが、パスを解いた藤丸は、遥を
頼むと言って入って行きます。
 藤丸君へ。
 5、6週くらい前から遥さん、誰からもノーマーク状態です。
 物語からめっちゃフェードアウトしておられます。

 そういうわけで最後のパスを解いたファルコン。映像の鳥のファルコンも赤いです。
 え?これ3倍速いとかそういう効果の話これ?
 スパイダーに体当たりするファルコンの図はいいけどどう見ても大きさがおかしすぎます。

 入ってきた藤丸に、「再会した時どうして思い出してくれなかったの」と全力でムチャなことを
言ってくるスパイダー。それはノーヒントでアタックチャンスと同じくらい難しいです。
 
 倉野は、日本が父にした仕打ちをずっと忘れなかったと語ります。
 藤丸父は日本を救った英雄と言われたのに、自分の父は悪魔のような存在だと言われたって。
 すいませんがもう記憶のかなたなのでいろいろとリアクションに困るなこれ…。
 そうでしたっけ?としか言いようがないなぁ…。

 ともかく倉野にとっては、同じ志を持って日本を守ろうとしたのに、どうして藤丸父は英雄で
自分の父は悪魔扱いされるのかが納得いかなかったらしいです。
 だったら父の汚名を晴らすことに全力を注ぐことだって出来ただろうに、「こんな国いらない」
ってなっちゃうのがガキなんだよ。
 
 スパイダーは復讐としてファルコンの大事な人間を奪ったと言います。
 え!?あれ大事な人!?どっちかっつーと音弥の大事な人じゃないの!?(あおいさんに失礼だから!)
 いやともかく、腹が立つからお前も同じようにしてやんよ、っていうのが理解できない。
 まあそれだけいかれた人間じゃないとこんなバカらしい計画をしようとは思わないでしょうけどね。

 で、平和のための原子力施設と、破壊のための爆弾、どちらも中身は同じ。私達みたいねと、
さりげなくいい方にたとえてみせる倉野。
 どうでもいいんですがその臨界点とかいうのがいまいちわからんから、今1200度とか言われても
あとどれぐらいでやばいのかとかいまいちわからないんですけども。
 藤丸もなんかリアクション薄い芸人みたいな反応になっちゃってんじゃねーか!

 と、もうすぐ爆発するよォーって感じだった倉野なのですが。
 温度が゜1543℃で止まって、なんでみたいな顔になってます。
 えー。
 さらっと言われてましたが、ファルコンが自動でやってたあのパス解析みたいなので、システムを
ハッキングし返してロックして、それで爆発を防いだらしいです。
 あんまりあっさり成功したもんだから一瞬意味がわかりませんでした。
 なんだこの、決めゴマがすごい小さかった恒君のような展開は!(ストレンジ・プラス)

 そういうわけでわりとあっさり野望を阻止しまして、藤丸は倉野に、復讐はやめてくれよ、
自分もたくさん大切な人を失ったけれども、だからといって誰かを恨んだり復讐していても
いつまでたっても終わらない、どっかで終わりにしないといけないと言います。
 第一話あたりで絶対に許さないとか言っていたような気がしますが、寝言だったんでしょうか?
 というか藤丸君も説得するなら「生きて父の正当性を証明しろ」くらい気の利いたことを言って
いただきたいものです。

 藤丸の言葉に感動していた倉野ですが、自分の頭にあてていた拳銃をぱっと藤丸に
向けるんですね。でも表情ががらりと変わったから彼に向けたんじゃないんだろうなと思って
いたら、やっぱりしぶとかったレディバードがいました。
 なんとか戦隊とかでも最終回あたりによくある、改心した悪者を残った最後の力で始末する
敵役のポジションですね。(改心した奴はヒーローを助けて大体死ぬ)

 拳銃を向けてにらみ合うレディバードとスパイダー。
 あのう、緊迫した空気の中大変恐縮ですが、間に藤丸君をはさんでいるので、このまま発砲
するとまんまビーストの時のような状態になるのですが。

 あ、やっぱり撃つんだ…。
 この後のシーン藤丸がびくっとしてたので撃たれたのかと思ったら無傷でした。
 紛らわしいリアクションをしないように!
 しかもレディバードまだ生きてるよ!案外しぶといよ!
 
 倉野は藤丸の腕の中で「何故あのままじゃダメなの」と、クリスマスツリーの飾り付けをしていた
頃を思い出しながらつぶやいて死んでいきます。
 多分…大人になってもサンタの存在を信じていたらそれはそれで寒いからじゃないでしょうか?
(そういう「ダメ」じゃなくて…!)

 つーか走馬灯で、ネットでクモの巣を見ている倉野と藤丸という映像があったのですが、クモが
大好きな女の子もどちらかというとアレな感じがします。
(ネットはクモの巣という意味なんだよ、と教えていたのはいいとしても、いろんなクモ見せられても
嬉しくありません…)
 
 んでレディバードはまた立ちあがって藤丸を撃とうとするのですが、そこにまた助けが!
 …どなたですか?

 この後、銃を構えてた霧島らの前に、藤丸が戻ってくるのですが。
 やりとりを見て背負ってたのが響だとやっとわかりました。レディバード押さえた時あまりの
形相に全然わからなかったよ。こぇぇよあの顔は。
 つーか藤丸、響背負ってくるんだ…。倉野放置か…。

 そういうわけで事件は解決しまして。
 サードアイの面々もぐったり、といった感じです。

 あと八木君は手術で一命を取り留めて遥も一安心なのですが、結局この人たちのことに
関しては全面カットでもよかったんじゃないか…と思います。
 最後まで自分達だけで話展開しやがった。

 総理と教授は、祖国は戦争を仕掛ける意志はなかったと世界に伝える会見を開くことに
します。
 でもって藤丸は久しぶりに我が家へ帰宅。
 すると遥がうたたねしてまして、それを見ながら自分も休もうとするんですが。

 もはや誰もが忘れ去っていたであろうJです。わざわざ藤丸に電話をかけてきました。
 今回のことはKを助けるためにやったことというJ。やっぱり放射能を浴びてるとかもウソだったん
ですね。
 皆にも悪いと思ってるとか言いつつ、僕にも守りたいものができたんだ、とハウルのような
ことを言いだすJ。
 あ。よく考えたらファルコンはKが生きていたの知らないわけですから、そりゃあKの
ためにやったと聞かされてびっくりしますわな。
 そういうわけでもう二度と会うことはないけども、さよならを言いたかったという。
 あとパンドラの箱に入ってたのは希望、といってJは切りました。
 どこまでもマイペースな男です。
 …あれ?
 ちゃっかりテロリストでホタル生き残ってね?


 とまあここまでのフリも全部なかったことにして藤丸は、腹がへったから何か作って
やるよーみたいなことを遥に言ってるのですが。
 彼のこのドラマ最後の言葉は「で、フライパンどこにあんの」でした。
 待てやこらァァァ!!!




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