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絶対零度 |
最終話(10/06/22)
ちょっと辛辣なコメントになりますけど、やっぱり最終話と前回の話は取り換えた方が
よかったと思う。
今回は死体を見た時点で謎がわかってしまって、むしろ保険金云々の時点で調べてる方も
わかるだろ的な感じがあったので…。失礼だけど全然感動も何もなかったなぁ。
やっぱり前回のようなのが最終回には合うと思う。
さてさて。
98年8月。
橋本という被疑者を追いかけている百瀬という刑事がいました。
もうこの時点で映像なくて発砲音だけだったから、「これは…」って感じだったんだけども(笑)。
焼死体が見つかって、警察手帳と、指から指輪が発見されたので、百瀬が橋本に殺された
として、橋本は逃走中という結果になったらしいです。
確かにこの時点で必ずDNA鑑定はするだろうからそれで本人と確定にはなるでしょうが。
警察手帳の指紋とか調べてると思うんですけどねぇ…そこの不審点をどう乗り切ったんだろう。
2010年6月。
工事現場のショベルカーが拳銃を発見しました。つかひっかけて発砲しちゃったようだけど
よくけが人でなかったな。12年も埋められてて作動するのかどうかはともかく。
その頃桜木は最終回だけあって、クリアした課題を室長に提出中。その光景はまるで
公文で問題を仕上げた子が意気揚々と提出しているかのようです。
で、室長はとっておきの課題を出すと言いました。
ここまで見て来て思ったのですが、課題を出している意味があまりなかったように思うの
ですが。
ともあれその課題は、どんな刑事になりたいか、というものでした。
面倒臭いからケータイ刑事(デカ)でいいんじゃないでしょうか。(ダメだろ)
一方塚本は、殺人課に配属が決定。殺人課っていうか捜査一課のことですね。
皆におめでとうと言われてます。
で、桜木を殴って夢じゃないと確かめていました。自分でやれ!
そしてある事件が再捜査になった、と室長がやってきます。
それが冒頭の事件だったわけですね。
今になって凶器の銃が発見されたと。
この事件は状況として、橋本を追い込んだ百瀬が返り討ちになった、と警察では見ている
ようです。
2発橋本が持っていたトカレフで撃たれていて、百瀬は発砲しなかった様子。
で、早速その状況を確認すべく、科捜研のメンバーと桜木、塚本は現場に赴くのですが。
最初にここで撃たれたっていってて桜木は百瀬役なんだけど、あのサディスティック星人が
「もっとうめきなさーい」とかいってて、最終回なのでドSっぷり全開です。
そしてその後、まわりこんで後ろから撃たれていた。
でも桜木は、一発目は正面から撃ち、なぜ二発目はわざわざ後ろに回り込んで撃ったのか
と言う。
確かにそうですね。
橋本役の塚本も最初正面から撃つ演技をして、竹林に「違います、後ろから撃たれてます」って
いってやり直してたもんね。
そんな二人を深沢はニブイ、と呆れたように言います。
百瀬は二発撃たれていた。しかし発見された拳銃は一発しか発射されてなかった。
つまり、背後から別の人間が一発撃ったということだ、と。
その状況から特捜は、追い込まれたから撃ったのではなくて、もとから百瀬を狙った
怨恨の線を疑い始めます。
白石を訪ねて中馬という刑事がやってくるのですが、これが当時百瀬がいた、殺人課の
上司でした。
そして後任は山口と。
…こいつはあまり何も知らないような気が…袴田だし。(役者さんに失礼ぃぃぃぃ!!!)
彼らは百瀬のことを名誉の殉職だ、という。
だから再捜査するにあたりいろいろモノ申すところがあってやってきたらしい。
橋本は暴力団に所属していて、客とトラブルになっていた、そういう背景があるから、
橋本を暴力団が助けるはずはないという状況らしいんですが。
別の視点から調べるという白石と中馬、対立。
…かと思ったらこれはいつものジャブみたいなものらしい。
中馬は何でもするから捜査よろしく頼む、といって帰って行きました。
ただここで白石が、なんで未解決になったんだろうな、というけれども中馬は答えない。
何かありそうですね…。
桜木は、刑事でも被害者になるんですねー、と改めて認識。
高峰に、危機感甘いんだから気をつけなさいよって言われてます。
大丈夫です高峰さん。案外こういう奴ほど生き残って、気をつけてる人ほど死んだりします!
(不吉なフラグ!)
桜木は百瀬のことを調べています。
子供がもう12歳になることに気づく。
当時の映像が流れて、神社の絵馬に「望の病気が治りますように」と願掛けしている百瀬。
もうこの時点で動機も状況もわかりますがな。あんまりこういうネタばれは感心せんのー!
彼の子供、望は病気であるらしい。
百瀬、俺が病気を治す、といって、まだ望くんが0歳児であるにも関わらず、グローブを買って
きたらしく、ピースサイン書いていました。
そして、俺に何かあったらこれ形見になるな、と。
ここまで死亡フラグをバンバン立てる奴も珍しいですが、逆に自分で何本も立てる奴に
限って死ななかったりするものです。
あと子供が野球嫌いになったらどうするのかとか、まったく考えていないようです。
母と一緒に特捜にやってきた望は廊下で待ちぼうけ。
おい…勝手に一人キャッチボールはじめんな。
そこに桜木がきたんですが。
ガキなんだから適当にお菓子持って来ればいいものをバナナですよ。
望は高飛車な態度で早く帰って練習したい、試合近いんだよとか言ってます。
よーし、こいつを氷帝テニスコートにほうりこんでこい!本当の高飛車を見せてやろう!
(向こうはテニスー!)
倉田は望の母と話しているのですが、昔望は難しい病気にかかっていて、百瀬の保険金で
治療受けられて今は健康になった、ということがわかります。
大金が必要だった刑事がたまたま殉職して、たまたま転がり込んだ保険金でたまたま
最新治療が受けられた…たまたまかぁ…銀魂。(違う)
倉田は、この事件は計画的犯行だ、というのですが。
奥さんの反応がなんかおかしいように思った。びっくりとかいうんじゃなくて、ギクッとした
ような感じですよ。いやもしかしたらこの人は知らないのかもしれないけど。…でも夫の計画を
薄々気づいていたかも知れないですね。
高峰は橋本の母のところに訪ねていってました。
お店やってるらしいんだけど、昔きた刑事は橋本をかくまってないかとあれこれ調べて
いったのに、高峰は自分の話を聞いただけであっさり帰る、変わってるねえとちょっと気に
いった様子。
でも高峰はしれっとして、あなたを信じたわけではなく、ウソをつくと兆候が現れるから
それを見て判断しただけです、って言ってました。
このサバサバした感じが逆によかったかもしれないですね。
それで橋本母は、彼がよくお金を無心にきていたことを話します。で、裏で便宜図ってくれる
刑事がいたということも。
そしてたまたま山口が現れたことも話す。
ここの錯覚は絶妙ですごく良かったなぁ。
で、桜木は山口が共犯者なのか?と考える。
皆は、身内への捜査になるから慎重にしたほうがいい、と改めて注意。
倉田は、ボールが落ちてたから望に届けてやれと桜木に。
あのクソ坊主練習しなきゃとか言ってたくせにボール忘れて帰んなよ!
塚本が山口を取り調べすることになるのですが。
塚本としてはこれから同僚になるわけですからとてもやりにくいわけですね。
それにお互い刑事だから手の内知り尽くしてるわけだし。
山口は、自分が橋本と会っていたというのは当然裏が取れているんだろうな、と言って
くる。
びびる塚本に、自分は橋本を調べていただけだ、と言います。
実は、以前にホテルラウンジで、橋本が百瀬の妻と口論しているのを見たからだそうです。
でも、いろいろ思いなおして詮索するのはやめたと。
桜木がボールを届けに行くと、望がのび太みたいな扱いを受けているわけですよ。
(つまり補欠)
駆け寄ろうとした桜木を、威勢のいいおっちゃん達が止めるわけですけども。
…あんたらは誰ですか…。いやいいですが。
おっちゃん達は、女に助けられたら男は傷つくからやめてやんな、という。
あと飴くれたおっちゃんがいました。
んで桜木はいろいろ望と話をして、望も本当は父に野球を教えてほしかったけど
ムリだからと理解していることを知る。
そこに白石から戻れという電話が。
百瀬の奥さんを倉田が取り調べているんだけど、奥さんは会ったこともないというつもりが
うっかり、ロイヤルホテルにはいったこともない、と口走ってしまう。
で、奥さんとしてはやましいというわけではなく、百瀬の名誉を守りたかっただけ、というの
ですが。
実は橋本とつながっていたのは百瀬だった。
橋本が母にお金を無心しにきた時に言っていた、刑事とつながりがあるってのはこのこと
だったんですね。
百瀬は望のために何か計画していた、という奥さん。
もう大体この辺でわかってくるでしょうなぁ。
以前も橋本が務める金融から500万を借りたりしていて、それを橋本にも確かめにいった
という奥さん。
そこは暴力団とつながっているからやめてと百瀬にもいったけれども、望には時間がない
から、という百瀬。
…警察なら結構な額を借りられますよ、銀行とかから。警察官という肩書ってものすごい
信用度あるもん。
まあともかく、神社で百瀬が誰かに電話をしていて、それは橋本の共犯であるっぽかったと
いう奥さん。
それで計画遂行に問題が起きて、殺されたのは百瀬だった、という特捜。
下手につつくとやばい、とびびってるとこに室長が、捜査は続行すると言ってきます。
科捜研でも、名誉の殉職じゃないなら調べるのやばくね?的な話が出ているのですが、
ドS女王が、タブーに手を出すのゾクゾクするかいって俄然やる気です。
まあ…この人がいてよかったんじゃないでしょうか…。
竹林も「やべっ!」とか言ってるから、おお、早くも何か見つけてくれたのか!と思って
たら「これWindows98じゃないですかー!」
いいから早く作業をしろー!
桜木の方は百瀬の手帳を調べていましたが、書いてあることはほとんど望関係のこと
ばかり。
降りてきた室長に、百瀬が何をしようとしていたかを知りたい、と言います。
で、朝になって。
大変な事態が起きます。
捜査一課と特捜が対立することになってた。
中馬が捜査状況を聞きにきたんだけど、部外者には話せないという白石。
確かに今回ばかりは、一課の連中も対象にして調べているわけですから、おいそれと
話すわけにはいかないでしょうね。
白石は中馬らを追い返しますが…。
倉田は白石を強い人だ、と言う。
どんな結果でも向き合う覚悟ができていると。
そういうわけで皆調べ直すことになります。
塚本も白石の態度に思うところあったのか、深沢に「俺、確かにひよってたわ」って
いってました。
ここで塚本さらに何かいおうとして深沢が無視してて「俺今かっこいいこと言おうと
したんだけど」「興味ないです」
…君らはあれですか、曽良クンと芭蕉さんですか。
別にどうでもいいんだけど、絶対零度でもジェネラル・ルージュの凱旋でも日和という言葉が
出てくるんだけどはやってんの?ギャグマンガ日和。(このドラマはフィクションであり実在する
どの事柄、作品とも関係はありません)
高峰は、橋本の母に、橋本は頼りそうな人がいるかどうか、と聞く。
すると母は逆に高峰へ、あなたの子供が逃亡犯になったらどうする?と聞くんですね。
したら高峰は、恨まれても逮捕する、これが正しい道、と言う。高峰さんはこないだの
「新参者」を見ていたようです。
それに納得したのか、母はそれまでは何かあれば自分のところに来てたけど、12年前の
事件以来はまったく音信不通だと言う。
その捜査結果で特捜では、橋本の人物像などをもう一度洗い直そうということになります。
桜木は手帳に、事件前日に神頼み、と書かれているのを見つける。
一方竹林は削除されたメールを復旧させていたのですが。
メールの差出人が警察関連だったらしいんですね。
つーかこれもアホですね。
身内に協力者がいるとして、こんな簡単に足のつくやり方で連絡とってるというのが。
普通は携帯を用意してやりとりしますよ。ま、自分達が握りつぶせば問題ない、と高を
くくってた人達なんでしょうけども。
白石が、発進元たどれるよなっていってて竹林が「相変わらず簡単に言ってくれちゃう」って
いうのはちょっと笑いました。
望はあのおっちゃん達とキャッチボール練習をしてました。
桜木は神社に足を運んで、絵馬を探してます。まあ12年前のがそのまま残ってたらその
神社相当アレですが。
桜木は別の絵馬を見つけた。
ごく最近に書かれた「望、ヒット打てよ」と書かれて、ピースマークの入った絵馬を。
さっそく筆跡を鑑定すると百瀬と一致するんですね。
ところが、その絵馬から検出された汗のDNAを調べると、これは橋本と一致している、
という。さらに、警察手帳を調べ直したら、検出された指紋が橋本と一致した。
どういうことでしょうか。
ここで思い出してほしいのが、以前放送されていたドラマ、「Mr.Brain」ですな。あの中に
答えはあります。
さらにDNA検査をすると、百瀬と橋本母のデータが親子関係にあると出た。
となれば考えられる可能性は一つですね。
そんな中、橋本の指紋が検出されたお店があったらしいのですが、聞きこみをしてみても
橋本の目撃情報はない、という捜査結果が。
そうです、殺されたのは橋本だった。
誰かがデータをこっそり入れ替えて、死体が百瀬のものだと判定されるようにしていた。
このメールを送った人物が、そのデータを入れ替えた人間に違いないと。
そういうわけで中馬を引っ張ってくることになりますが。
桜木は百瀬が橋本を殺して逃げた、そんなことを見つけたかったわけじゃないという。
でも、それをあばかなければいつまでも橋本母は帰ってこない息子を待ち続けることに
なるし、望のお父さん像は壊れないかも知れないけど、でも救われない人がいる限り
真実は明らかにしないといけないんじゃないでしょうか。
室長はそんな桜木を励まします。
で、桜木達は野球場に。
望の試合を百瀬が見守っている以上、現れる可能性があると思ったんでしょうね。
聞きこみをするけどなかなか百瀬は見つからない。
あと望が、試合を見にきたといった桜木にチョーウザイとか言ってたので、こいつに
向かってバットフルスイングしてもいいですか。(だめぇー!)
そんな中、また飴をくれた人の姿がなくて、他のおっさん達に聞いたら帰ったと言う。
桜木は気づきました。
キャッチボールを以前やっていた時に、望と同じクセを持っていたことを。
(1歳にもならない子が、どうして同じクセを知っていたのかというツッコミどころはあるの
ですが)
桜木、いきなり走り出す。
走りだすのはいいけど、他の皆に教えていかなくていいのか。自分一人で行って
取り逃がしたらどうすんでしょうかこのタワケは。最終回までダメダメか!
神社に行った桜木、絵馬を書いている百瀬を見つけます。
一方で白石の方は中馬をひっぱってきてました。
流石に一筋縄ではいかないんだけど。
白石と塚本はメールを出して、証拠は上がっている、というんですね。
これ以上俺を失望させるな、って。
それで中馬は語り始めた。
昔、百瀬の子供の容体がよくなくて、橋本から金を借りた百瀬は、バックの暴力団に
ゆすられていた。それを中馬は知って心配したんですね。
で、いいことを教えてやるから言うことを聞けと。
まず百瀬は橋本に連絡をして、必ず逃がしてやるという約束であの場所に
やってこさせた。
それで、先に中馬が腹に向けて撃ったんですね。
トドメをさせないでいる百瀬に中馬は、どうせ今見逃しても暴力団が殺すんだ、息子を
助けたくないのか、と言って、それで百瀬は橋本を殺した。
で後は発見されたとおりってことですね。
百瀬は気づかれたことを知って逃げようとするのですが、刑事が向こうからもやって
きてました。
悪いけどここでちょっと笑ってしまったのは、桜木と百瀬が話してる間、他の刑事らが
「だるまさんが転んだ」でもやってるみたいにジワジワ寄ってきてたことなんですけど。
なんかもうちょっとこうさぁ、なんとかしようよ!しまらない最終回だな!
あと、逃げようとして刑事がやってくるのに気づく百瀬、ずるっとすべってますがこれ
マジゴケじゃないですか?とても演技ではできないようなレベルのすべりっぷりでした
けども…。
望とは赤の他人だ、という百瀬に桜木は、慣れるわけがない、あなたは父だ、その
事実は変えられない、と言う。
逃げないで罪償ってと。
わりとあっさりここのシーンは終わってました。
なんじゃそら。
望の方はヒット打ったらしいんだけどアウトになって、そんで負けたらしい。
最終回なんだから景気よくホームランくらいさせてやれよ!
ともかく、今度は絶対打てるにきまってる、と決意する望なのでありました。
高峰の方は橋本母に、息子は死んでいた、と報告しに行きます。
言いにくいですよねぇ、そういうの。
でも母が、「言いづらかったでしょ、ありがとう」って言ってていい人だなぁと思いました。
塚本の方ですが。
皆に「転属おめでとー」とクラッカーを鳴らされた後、言いにくそうに、行くのやめたい、まだ
やれることはあると思って、とか言ってて、それでこそ塚本だと思いました。
でもシーンとしてて「なにこの空気」って言ってたのが笑える。
得意のギャグがすべった、みたいな。
んで桜木、クラッカーゴミ回収しましょう、と言うけど。
おいおいこういうとこなんだから、ゴミの出ないクラッカー使うくらいしろよ!今どき
100均でも売ってるよ!
片付けながら塚本が「クラッカー代俺払います」って言ってたの笑えました。
室長は桜木に、事件捜査は必ずしも絶望だけじゃない、お前も未解決事件を背負うかも
知れない、でも希望は捨てるな、と言います。
希望だけが未解決を晴らすことができる、と。
桜木も、課題はもう少し待ってほしい、私なりの答えを見つけます、と言います。
そういうわけで今日こそは帰れと言われる桜木。
ま、今日もお泊りしてんですけど。
「またやってしまった!」
お前家賃ムダだから部屋解約しろ!
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