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絶対零度 |
第3話(10/04/27)
今回はなかなかこの手のドラマらしくて面白かったと思います。
でもちょっと深沢むかつく。
2002年、世の中はきたる日韓ワールドカップで盛り上がっていた頃。
神の処刑事件という、どう考えてもダッサダサなネーミングの事件が起きていました。
5月のはずなのに何故か逃げる被害者女性の息が白いのはさておき、4人が殺されて
髪の毛を切り取られ、腕にGODと刻まれるという事件でした。
それから犯人はパタリと現れなくなり、犯人死亡説がささやかれるようになって8年。
2010年、4月23日。
河川敷で野球していた少年が、逃げる不審者を発見。近寄ると死体がありました。
でもこれ髪の毛とかそのままだよね。手口がえらい違う気がする。
この、逃げた不審者の身元は割れました。…はやっ!
被害者をストーカーしていた男だったらしいです。
あと桜木が目を覚ましたのですが、この様子からして、またここに泊まりこんでた
みたいです。
こっそりおかしの袋とか証拠隠滅しようとしてるのが笑えるけど、そもそも調べもの
したりしてる時に資料が汚れかねないものを食うな!
あと塚本が桜木に無理やり野球のチケット押し付けてました。
彼氏くらいいますよとか言ってんだけど3ヶ月くらい連絡とってないとか。うん、それ多分
もう終わってるよ桜木!
案の定連絡取ってみたら電話番号変えられてました。
そんな中、事件の一報が飛び込んできて、8年前の事件を洗い直すことになります。
今回の事件と同一犯か、が注目されるところ。
白石は、あの事件の犯人はもう死んだと思っていた、死んでいなかったなら8年何を
していたのか、と言います。
ここの時点で私はコナンのKIDを思い出してました。あれも、父親のことを息子が
ついでますよね。っていきなりネタばらしになりますが。
今回もああいう感じじゃないのかなぁーと。
高峰は、同一犯かどうかは疑問だ、と指摘。
模倣犯の可能性もありますね。
以前の事件では遺体にGODと刻まれていて、髪の毛が切られていた。被害者はいずれも
イスに座らされた状態で死んでいる。
今回の事件との一致点は、両手両足が縛られていたことと、被害者の年代、ナイフで
殺されていたこと。
で、同一犯ではないようにも思われますがここで、ロープの結び目が特殊なやり方だった
らしいんですね。
それで同一犯の可能性も捨てきれないと。なるほど。
ここで深沢が説明するために桜木の手をしばったんだけど、この後誰一人桜木のロープを
とかないで捜査に出て行ってしまいました。桜木のポジションがよくわかるエピソードです。
事件は8年前も今回も4/23に始まっている。これは何かありそうですね。
ただし、襲われた被害者たちにこれといった共通点しかなかった。
深沢はこの事件はいろいろこだわりがあるようで、捜査本部に情報開示を求めるのですが
断られてしまいます。
ナワバリ主張しあってどうするという気もしますが…。
捜査本部のやつが「あんたらじゃこの事件解決できねー」とかいっててムカつく。じゃあ
コナンか金田一呼んでこいや!(呼ばずにこいつらで解決させろ)
高峰は今回の事件をプロファィリングして、同一犯ではない、と指摘。この指摘は確かに
当たってたなぁと思いました。
桜木達は、8年前の事件の被害者遺族に話を聞きにいきます。
該当でチラシを配っていたそのお父さんは、最初は厳しい態度をとったけど、今回の事件が
起きて関連性を調べているということがわかると迎え入れてくれました。
この家がですね、お父さん一人暮らしなんですね。
なんでも、被害者の女性はカメラマンで、個展が決まったと喜んでいて、あの日駅から母に
電話したらしいです。
けれども母親はテレビに夢中で着信に気付かなかった。その帰り道で女性は襲われた。
お父さんはそれで、母親が迎えにいっていたらこんなことにはならなかった、と激しく
責めて、母親は妹を連れて出て行った。
まあわからなくもないと思う。お母さんは自分が気づいていればと悔やんだだろうし、
お父さんはお前が気づいていればと責める。そうでもしないと立ってられないんだと思います。
悲しみの持って行き場がないんでしょう。
犯人が逮捕されなければいつまでも時間は止まったままですね。
8年前の事件で容疑者とされた人間の、今回の事件のアリバイを探ってみたが手がかりは
なく、深沢は塚本にチクチクイヤミとか言ってました。お前はイヤミ言えるほどえらいんかコラ。
桜木は科捜研に足を運ぶのですが。
え、なんで差し入れバナナ?ミスターブレインの時もそうだけど、警察の差し入れってバナナ
じゃないといけない決まりでもあるん?皆バナナ食うん?
はっ、そういえば大江戸警察の真選組もゴリラがバナナ食ってた!(あれ近藤さんだから!
ゴリラじゃないから!たまにゴリラって言われてるけど一応人間だから!)
と、そこに深沢も差し入れ持ってきた。
珍しいー。
深沢にとって8年前の事件は、自分が初めて刑事になって関わった事件だったらしいです。
だから未解決なのが許せない。
刑事魂か、えらいなと思いきや、あとでとんでもないことがわかります。
竹林が8年前の事件に使われたロープから、砂の粒子を見つけました。
それを聞いて「犯人はサーファー!?」とかアホなことを言い出す桜木。
お前、ちょっと黙ってろ!
桜木はまた今日も残って、被害者のことを調べていました。
第一の被害者の女性は、親に結婚を認めてもらえず家を出て、彼氏のところで暮らしていた
らしいです。
そして10日後に殺されたという連絡がきたと。
母親は、あの日のことを悔やんでも悔やみきれないと言いました。
あんな会話が最後になるなんて、と。
人間何があるかわからんのだからケンカはよくないですよ。
昔の人なんかはもう旅行とか行くのにしても危険が伴うことわかってたから、日々後悔
しない生き方してたとかいうし。
戦争はいかんです。ケンカをすると腹が減ります。by水木しげる
つーか調書とか読むのいいけどバナナの皮ちゃんと捨てろ桜木。そこらにおいておくな。
リボーンのディーノさんだったら、机の上にあるバナナでもすべって転ぶくらい器用
なんだぞ!
桜木は、殺される数日前の被害者の行動の時間帯に空白があることを発見し、当日の
行動をなぞって歩いてみることにします。
室長も、行動を整理するのはお前の得意分野だなと言いました。
でも桜木さん、室長が来て、家に帰ってないから臭うかもって言う前に、もっといろいろ
別なところを気にして下さい!
第一の被害者は、彼氏と結婚式場を見に行ってその後別れた。帰宅するまでの4時間
何があったのか。
その頃、捜査本部は殺人犯として容疑者を逮捕していました。ビデオ店の店員らしいです。
ええっマジで!?
今頃「ビデオ店」という言い方をするとは!(え…そっちなんだ)
容疑者の名は安岡。ああ、あの河川敷で目撃された奴か。すっかり忘れてた。
現場に残された指紋が一致したのと、被害者の血痕が付着していたらしい。
しかし、8年前の事件の時安岡は傷害事件で服役しており、同一犯ではなかった、ということが
わかります。
それを知り、黙って出て行く深沢。
おい…、一応偉そうにあれこれ言って皆に失礼なことしたの謝るくらいはせいや…。
翌日、白石に電話があり、8年前の事件すべてから、あの砂の粒子を検出したという
報告が入ります。
もし今回の事件でも砂が出たら誤認逮捕だ、と皆は言うけれども、捜査本部が情報を
開示しないので調べようがない。
桜木、忍び込んで調べたら…とかいって行こうとしてます。アホか。
で、このあと塚本が、確か知り合いがあそこの署にいたと言ってましたよねと桜木に言われて
潜入することに。
捜査員のフリをして忍び込む塚本が面白いんですが。
深沢はマスコミをとっ捕まえて、得られた情報を聞いてるんですね。
いや、その後ろに塚本君が直接捜査本部にいきましたけど…。
結局塚本は見つかってしまったんだけど、捜査本部の人間が特捜に乗り込んできて文句を
言ってるのをさくっと無視して白石とかが、砂あったか?とか聞いてるのは面白かった。
それで、砂はあった、同一犯の可能性が高まったということがわかります。
高峰は、そうなれば安岡は完全な誤認逮捕だと。
そこに深沢もやってきて、安岡は以前から被害者にストーカーをしていて、取りつけていた
GPSが河川敷でずっと停止しているのに気づいてあわてて外しに来て目撃されたらしい。
こいつもアホちゃーアホですね。
しかし、前の事件では被害者はめった刺しにされていたのに今回は心臓を一突き、手口が
違うからまだ断定はできません。
室長は、やれることがまだあるはずだ、それを探そうと指示。
8年前の事件を調べていた桜木は、被害者4人のうち2人が、自分がいまいる噴水のある
公園前を通った可能性があることに気付きます。
そんな中、また新たな被害者が。完全に誤認逮捕とわかったわけです。
ま、普通は犯人逮捕と報道されたら、真犯人は「やった」と思ってしばらく行動を控えたりして、
出来るだけ疑いの目がそちらにいくようにすることが多いのですが。この犯人が何故危険を
犯してまで次の被害者を出したかはこれからわかります。
捜査本部も、解決できないと判断、特捜に主導権を渡し、情報開示も行うと言ってきます。
皆は、解決できなくなったら丸投げか、と怒ってるけど、それどころではありませぬ。
結婚を反対されて家を出た被害者の遺族のところにもう一度足を運ぶと、あの日お土産を
買ってきてくれた、と母親が話して、それがあの公園通りにあるお店だったんですね。
そしてロープに付着していた砂も、そこのゴルフ場のものだとわかる。
新たに、ブロープに使われるような動物の皮も検出。
つまり、犯人が被害者に目をつけた場所は、この公園を通ってゴルフ場の前を通るコース
だったことから、ここで働いている人間もしくは、ここを利用したことのある人間に限られて
きました。
つーかぶっちゃけ働いてる人間が怪しいんですけどね。
そういうわけで、合田というバイトの人間が浮上してきます。血のついたグローブが発見
されたらしい。え?ジャイアン様ですか?のびた殴った血ですか?(あれ剛田じゃん)
捜査令状を取って家に乗り込む特捜ですが。
ここすごかったなー。
半身不随っぽいお父さんがいるのですが、合田の気配はない。
あちこち探し回ってみてもどの部屋にもいない。しっかし広いセットですね。(セット言うな)
そして探し回っている時に高峰が、地下室を見つけるんですよ。なにこの秘密組織みたいな家。
合田はそこにいました。
んで逮捕された合田ですが。
高峰はおかしい、と言います。
どうして手口をわざわざ変えたのか、と。
異常におびえた様子を見せる合田に深沢、体を調べます。すると虐待の跡があった。
8年前出て行った母を恨んでいる人間は他にもいる、と。
つまりですね。
8年前の事件は合田の父の仕業だった。
それが脳こうそくで倒れて犯行が止まった。
んで今回、息子に代理をさせていたわけです。
日付は、母親が出て行った日らしいです。
まあ父親の方は当然死刑ですねこれは。
桜木は、恐ろしさが改めてわかりました、と言います。
未解決事件の数だけ犯人がこの世の中にいると。
確かにねー。恐いですね。
テレビでは捜査本部が記者会見してますが、なぜか解決したのが捜査本部ということに
なっててむかつくー。
でも室長は手柄くらいくれてやれ、と言います。
一方深沢は、これでスッキリした、人生において解けてない問題はなくなったと言ってます。
お前はそのために捜査してたのかよ。ハラたつな。廊下に立たせてやろうか。
そこに8年前の事件の遺族がやってきて、皆にお礼を言うんですね。
これでやっと前に進めます、と。
家族を失った悲しみは癒えるわけではないけれども、やっと時間を動かすことが出来る。
家族のことを大切な思い出としていけるってところでしょうかね。
こんな風に割り切れる人達ばかりではないと思いますが、やっぱり犯人はきちんと逮捕
されるべきだと思うし、罪に釣り合う判決を出していただきたいです。最近の司法は甘すぎる。
この話を見終わった後、もしかして19世紀の切り裂き魔、ジャックザリッパーがパタリと
姿を現さなくなったのも、ひょっとしたら同じ理由だったのかも知れないなぁと思いました。
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