多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜未解決事件特命捜査〜


絶対零度
〜未解決事件特命捜査〜

第6話(10/05/18)

 今回の話は、子供だからこそ苦しむこともあるんだなぁって感じで、すごい感心させられた
というか、なるほどと思いました。つーか塚本がえらくかっこよかったよコレ。収二郎さん
どうしたのコレ。
 あと、今気づいたけど春菜ってLの映画に出てた人ですね。成長してたから気づかなかった。

 現場検証が行われるのですが、今回もウサギ全部が殺されてしまっており、犯行を
防げなかったことが残念な桜木。
 塚本はケガをかすり傷だといって見回りにいったらしいです。
 今回塚本は「マジ」ですねぇ…。
 そんな彼に配慮して桜木は、塚本がナイフで切りつけられたことは報告しませんでした。

 深沢らは春菜の家に向かうのですがこれがまたどうしようもない母というか、さっき
帰ってきたけどまた出て行ったので…みたいな感じで、深沢が「戻ってきたら連絡して
くれって言いましたよね」とか言ってもなーんも思ってない様子。
 
 母親は母親で、春菜がいない時に部屋をあさっていたらナイフとかあったんでビックリ
したらしい。
 ていうかさ、そういう風に隠れて探るんじゃなくて、ちゃんと正面から向き合って話を
聞けよ。親がコソコソしてたら思春期の女の子怒るよ。
 
 深沢は母親の了承を得て、部屋を調べることにします。

 桜木、塚本に話を聞こうとするんだけど。
 お前、ケガしてる腕を引っ張って行くって鬼か!
 要するに、春菜のことを報告しなくていいんですか、と聞きたかったらしいんだけど、塚本は
彼女の様子が変だった、あれは逃げようとして自分を切りつけたわけではない、と言うん
ですね。
 さすがやっぱ刑事だからちゃんとそういうとこ見てたんだなぁと思いました。
 そして、「お前がいったんだろ、あの子は犯人じゃないって」と。
 え…?桜木ここにきて春菜が犯人かもって疑ってるってことですか?
 お前ェェェ!それでも銀魂ついてんのかぁぁぁ!(氷河さんこれが言いたかっただけですよね?)
 自分で、あの子が犯人じゃないと思う、と言ったのならそれに責任を持て、桜木。

 そこに村山がやってきて、またやられたんだってなーちゃんと捜査しろォー!と怒りつつ
励ましてくれるのですが。
 え?なんで差し入れまたバナナ?え?はやってんのこれ?刑事モノにはバナナとかいうの
お約束になったん?これ。
 そういえば真選組のトップもバナナもらってたゴリ。やっぱり警察にはバナナゴリよ。

 科捜研では、竹林が、犯行予告の書き込みを解析していました。
 最初に日付、次に場所、そして動物の数だと。場所どうやって数字にしてんだろう…。
 書き込むサイトはいつも変えていて、そして書き込みも海外を経由しているのでわからないと。
 んでドタバタ動き回る桜木のことを皆見て、ミスしたと思ってる奴は、その場で動けなくなるか、
何かしてないと不安になってしまうんだ、あいつは後者だなと評価してました。なかなか結構
シビアな評価してるわけですね。
 確かにまあ桜木が第一話からほとんど成長してないの見るとなぁ…。いつかスラムダンク
決めてくれるさ!

 一方春菜の方はネットカフェ?マンガ喫茶かな、いるようです。
 
 ここで過去の映像が流れて、あの千山事件ニュースを見てあわてている女性が映ります。
と、そこに春菜が帰ってきてよかったーとか言ってる。つーことは春菜の母か。
 春菜は飼育当番で学校に行ってたの、というのだけども、彼女の方が、安堵する母とは別に
ニュースを見て凍りついてるんですね。
 ということは多分、どうしてユキがそこにいたのかを知っているのは間違いないかと。
 
 桜木達はあの事件を知っている人達に聞き込みをしているのですが、みんなは、あの事件から
春菜は変わった、と言ってます。
 なんでも、動物殺傷事件の第一発見者だったらしい。
 ああそういえばすっかり忘れてたけど、なんか前回の話で、春菜が見つけたというのを言って
いたようないないような…。
 このドラマちょっと話の展開が早すぎて、細かなエピソードも多いから忘れてしまうことも結構
あるような気が(汗)。
 
 深沢の方は、春菜のパソコンを調べているのですがそこに、殺された動物の事件が、日時と
場所などでデータ別に並べてあるんですね。
 これは…どっちかってーと、殺したエモノの記録というよりも、今までの事件の記録という雰囲気が
あるんだけどなぁ。なんでかと言われてもわかんないけど。
 あ、そうか。
 殺人犯とか、自分がやった事件の記録を几帳面につけてる犯人って、「コメント」もある
ことが多いんですよ。その時自分はどう思ったかとか、ちょっと変わった状況があったら
それとか。
 その状況を思い出してより楽しむためです。秩序型犯人で記録つけてる奴って、えてして
こういう傾向があります。記念品として事件にかかわるものを集めてるのも同じことです。
 だから、淡々とデータだけ残しているというのなら多分春菜は犯人ではないと思う。

 特捜では、春菜は重要参考人になるみたいな話をしていました。
 確かに物証としては現時点ではクロだもんなぁ。
 知山事件では、ユキは飼育当番だったのになぜか、春菜が飼育当番をしていた。なぜユキは
事件現場にいたのか、これがカギとなる、と言われています。
 これは春菜でないと知らないんじゃないかなあ…。

 室長が残業している桜木のところに差し入れを持ってきてくれました。
 箱に入った食べ物っぽい。
 おおっ今度はバナナじゃねーぞ!(箱入りバナナだったりして…)
 たまには「おい、彩!お父さんと一緒に写真撮ってくれ」と言いながらソフトバンクの携帯を
持ってきてもいいんじゃないでしょうか。

 室長は桜木に、反省と後悔は違うぞ、と言いました。反省で立ちどまってるだけならいい、
後悔で後ろ向いたままだと、解決にならないぞって。

 春菜の方は刑事に見つかって逃げましたが取り押さえられました。
 逃げ方下手なんだよ。(一般人にどうしろと)
 その時にバッグからナイフが転がり落ちて、いよいよヤバイって感じです。
 つーか春菜さん、君は子供だから知らないかも知れませんが、銃刀法という法律により、
こういったナイフを持ち歩くことはできませんっていうかむき出しで持ってたらお前、背負った時に
刺さるぞ。

 桜木は、春菜の取り調べは自分がやると言い出しました。
 大丈夫かぁー。
 塚本がフォローするといい、桜木に、彼女は任意で連れてこられただけだから気をつけろ、と
アドバイス。

 …つーか。
 しゃべってすらもらえてませんけど、春菜に…。

 で、やっと口を開いた春菜。
 動物を殺したら死刑になる?人を殺したら?死刑になるなら話す、と言い出します。
 桜木キレた。
 いやいやいや!お前が手玉に取られてんじゃねーよ!取り調べするって言いだしたんだろうが!

 悪いことをした人に天罰は下る?そうならなんで人って悪いことを繰り返すのかな、という春菜。
 それはな、人が人であるからです。
 「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」
 かの盗賊、石川五右衛門が詠んだ句です。
 昔っから言われてることなわけですな。

 科捜研では、春菜の靴にウサギの血がついていたこととか、ナイフから、塚本の血が検出
されたということが判明してました。判明した時皆が一瞬固まるのが面白かった。

 当然、塚本と桜木、大目玉です。
 始末書!って言われました。
 龍馬さんのお兄さん、収二郎さんだって悪気があってやったわけでなし…。藩のためにしたんです!
(よそのドラマネタはやめてください)

 高峰らも、冷静な判断力失ってるわよ、と注意してます。
 現段階では春菜が犯人である可能性は高い、と言われて困る桜木達。

 学校に聞き込みに行くと皆は、動物を春菜はとてもかわいがってて、ひとりで世話をしていた
から、その動物が殺された時のショックは大きかったとか言ってます。
 そこに、動物愛護協会の人がやってきます。
 こいつ絶対怪しいだろ。
 後だしで書くわけじゃないけど、動物の情報正確に持ってるのってこいつだし…。

 2年前、春菜とこいつは出会ってたことがわかります。
 まだ動物が殺される前の時に、飼育小屋の前に佇んでいた春菜に、こいつが声をかけたら、
もうすぐ5/30、友達が死んだ日って言ったと。
 私のせいでユキ、殺されたと。
 その後動物が殺されて、春菜一時期不登校になったらしいですね。
 
 高峰はそれを、サバイバーズギルトだと言います。
 知られていませんが、この現象割とよくあります。
 事件に巻き込まれて生き延びた人がPTSDになるっていうけども、この理由も多かったはず。
 緊急避難という言葉がありますが(カルネアデスの板など)、頭でわかっていてもなかなか
気持ちの整理がつかない、そういうものだと思います。
 だからこそカウンセリングが重要になってきて、ひとりで抱え込んでしまうような人だと、これが
大きな心の傷となって、ずーっと残ってしまうことがあるから要注意です。
 特に春菜みたいに、友達が死んだというようなケースはなおさらです。

 春菜、自宅に戻ってきたのですが。
 机の引き出しを引き抜いていたから、隠してたデスノートでも出てくるのかなと思ってたら、
ナイフが隠されてました。お前どんだけ物騒なんだ!
 外では塚本がずーっとマンションを張ってました。
 陰で努力する人ですねー。

 翌日、また春菜の取り調べが始まります。
 不安そうな母に高峰が声をかけて、自分のことを話してフォローしてるのが良かったです。
「私は、娘のことを無条件に信じないようにしているんです。娘が、被害者、加害者になる
可能性もゼロではないから」って言ってる高峰の言葉が良かったです。
 犯罪やって捕まった未成年の親が「ウチの子がそんなことするはずない」っていうのが
往々にあるけど、信じることは素晴らしいけど、実際やったんならそれも受け入れろとは
思いますね。特に、お金さえ払えばいいんでしょ、とか言ってるバカ親。

 塚本は、春菜がだんまりなので、ユキの話をして欲しい、と言います。

 一方深沢達。
 動物殺傷事件の5件目までは春菜は目撃されておらず、6件目からは目撃されるように
なったらしい。
 これそういえば何も触れられてませんけどどういうことだったんだろう。
 春菜が不登校から立ち直って探し始めたってことかな?
 
 桜木、いろいろ考えるのはいいんだけど、ノートに罫線引いてあるのになんでお前は
わざわざ斜めに字を書くんだ。逆に気になるだろうが。

 深沢は桜木に、「(証言とか証拠を)絞り込んで行けば自然と…不自然か」みたいな
こと言ってて、自分でも何かひっかかったらしいです。
 この子時々一人でボケツッコミしてんなぁ。

 で、深沢、塚本に春菜の見張りの件を励ました後、ガムあげようとしてるんだけど、ちょうど
そこに高峰がやってきて「仲いいんだ」って声かけたもんだから、塚本の方が「いらねぇ!」
って言ってて面白かったです。

 高峰はまたも泊まり込んでいる桜木に、ケア用品持ってきたらしい。
 つか桜木もそういうとこきちんとしたほうがいいよ。
 家に帰らないで泊まり込んでれば何か見つかるってわけじゃないし、きちんと生活のメリハリは
つけんと…。

 桜木は、春菜のことがわからなくなった、証拠や証言は春菜が犯人だと示してる、と室長に
相談。
 室長は、千山事件は、事件前日の5/29に慰霊碑のところにやってきて花を置いて行く人が
多い、事件当日にはどうしても来られないんだ、それだけ傷は深いんだと説明。
 覚悟きめて向き合え、と桜木を励まします。
 桜木は、室長にはあるんですか、向き合うのがつらい痛み、と聞く。
 室長は、当然、刑事だからな、とか言ってます。
 つい先日もお母さんに「お前が邪魔で彩が見えん!」とか怒られてましたよね、室長。
(ソフトバンクのCMですやん)
 
 深沢は、6件目の事件以降に春菜が見られてるのはなぜかと考えています。
 本当に犯人であるならば、姿を見られすぎだと。
 犯人が別にいるのなら今度は逆に目撃されなさすぎだと。

 桜木は、慰霊碑を訪れている人に聞き込みをやっているのですが、皆は、ユキがここに
きてたらわかる、事件の後に来ていたことを知ってびっくりした、と話しています。
 どうも、裏口からこっそりやってきた可能性があるのではと。

 深沢らの方は事件の真相に王手って感じでしたよ。
 犯人は事前にも目撃されていない、下調べをする必要のなかった人間、そして、学校にいても
違和感のない人間だった可能性もあると。

 桜木は、事件現場にて、当日のユキの行動を追っています。
 つか誰も目撃してなかったであろう動きまで想像できるのはすごいとは思いますが。
 あの時ユキは誰かのリュックを探していた。
 ここ、予想と違って、春菜のリュックでなくて残念でした。
 桜木は、「高野」という子供のリュックに行きつきます。

 一方。
 真犯人の方は、時間がないこともあってか、割とあっさり警察に捕まって…ねぇよ!
逃げたよこれ!なんで警察包囲するのに逃げ道残しておくんだよ!
 犯人はやはり、あの動物愛護協会の奴でした。やっぱりなぁ…。
 ナイフを振り回しつつこのおっさん逃げるんだけど、そこに春菜が立ちふさがるんですね。
 でもかなうわけがない。
 そこにカッコよく現れたのは、塚本でした。
 あっという間におっさんを抑え込んだのは流石刑事。

 塚本は、春菜は自分達と同じ、と言います。
 ずっと犯人を追っていた、事件を止めるつもりだったんだ、と。

 このおっさんがですね、人を殺したわけじゃない、動物殺しても3年以下か罰金
なんだよぉーとか言っててムカつく。
 しかも動機が、あの2年前春菜と会った時に彼女が泣いていたから、子供達の泣き顔を
見るのが楽しくて仕方がなかったみたいな、もうクレイジーとしか思えない理由なんですよ。
 あと知山事件の犯人自体はあの犯人で間違いなかったみたいだけども。

 春菜が殴ろうとしたのを、塚本が先に殴り倒したのは当然だと思う。
 深沢が慌てて止めてましたが。
 おっさん、弁護士呼んでくれーとかいいながら連れていかれました。
 お前につける弁護士なんかいねぇよ。(と言いたいけど一応法律では保証されてる)
 
 桜木は春菜に、自分が調べてきたことを話します。
 高野君という男子に告白できないでいる春菜に、ユキが手紙を渡す役目を引き受けてくれた
こと、その代わりにユキの飼育当番を春菜がかわったこと、あの日、ユキは裏口からこっそり
やってきて、置いてあったリュックの中に手紙を入れていたこと、その時不幸にして犯人に
襲われたこと…。
 
 だから春菜はより強い罪悪感を持ってしまったんでしょうね。
 自分がユキを死なせた人間なのに、皆が優しくしてくれることが苦しかった、という春菜。
 もし母がちゃんと春菜の話を聞いていたら、もっと春菜は苦しまないで済んだかも知れません。
 こういうことって子供は、しゃべっちゃいけない、自分が抱えていかなければいけない、と
思うものですからね。
 
 ここで塚本が何を思ったか、春菜に、千山事件に加わった罪だとかいって手錠をかけました。
 で、桜木に鍵を渡す。
 そして、もういいんじゃねーか、と春菜に声をかけました。
 ここはちゃんと空気読んだ桜木。
 手錠を外してあげました。
 もう自分を許してもいいと思う、って。
 
 運命っていうのはいつ誰がどうなるかわからないもんだから、確かにこんな結果になって
しまったのは皮肉な話だけれど、春菜はユキの分まで生きていったらいいと思う。それが
一番の罪滅ぼしだと思います。

 村山がやってきて、桜木にお礼を言って帰って行きます。
 なんか去り際が踊る大捜査線の和久さんみたいだなぁ。

 そうして特捜はいつもの光景に戻りました。
 塚本も、いつものだらしない感じになってましたけど、あのかっこいい塚本を見ると、あっちの
方が本当で、いつものコレはポーズなんじゃないか、と思ってしまいますね。
 電話でケンカ腰になって切られてる塚本には笑いました。

 次回はなんかちょっと変わった展開で面白そうだなぁと思いました。
 

 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→絶対零度〜未解決事件特命捜査〜