多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新参者


新参者

第10話(10/06/20)

 犯人当たったイェーイ!でも、前回、克哉がお金なさそうなこと気づいてたんだから、
そこもうちょっと考えれば動機に至ったなぁ、と思いました。動機に気がついたのは
犯人が捕まるギリギリのとこだったので…。まだまだ読みが浅かったですねぇ。
 あとナカイ、別の意味で犯人だったよオイ。お前何してくれちゃってんだよ!お前が
本編に絡んできたせいで話がややこしくなってんじゃねーか!

 さてさて。
 清瀬が任同かけられて、ミヤモトはあわててコウキに連絡。
 加賀は清瀬が運ばれていくパトカーを見送ったあと、いつものOPのように手をのばして…
手を開きました。かめはめ波ー!←パトカー吹っ飛ぶぅー!

 加賀は、ダイヤマンのグッズを扱うお店にやってきます。
 すれ違いに明らかにオタクを意識したエキストラの人達がいましたが、むしろああいう
格好をしている人の方が最近レアな気がするのですが、どういう意図で出したのかちょっと
演出の方を問い詰めたいところです。
 
 加賀はまずダイヤマンカードを買って、発売イベントの日にあったという悪ふざけの話を聞いて
います。
 やっぱりこれ関係あったんですね。前回あまりにもさらりと流されてたから…。

 克哉のところには松宮らがいって押し問答してたんですが、そこに加賀がやってきて、彼は
犯人ではない、と断定しました。
 実は、清瀬に電話したのは別の目的があったためなのです。
 14日に克哉が車で清瀬のところに行き、話をしたあと、清瀬は車を拭き始め、克哉はお金を
確認していた。
 これが意味する理由が、イベントの日にあったのです。

 13日、お店にダイヤマンフィギュアの取り置きを頼みにいった克哉は、イベントにおいて
ファンがやらかした、そこらに落書きするという悪ふざけで車にも落書きがされているのを
発見した。
 それですぐ清瀬に電話したが通じず、改めて別の時間に電話して約束を取り付け、マークを
拭きとってもらったと。加賀は、克哉の車にたまたま消し忘れた落書きを発見したらしい。
 だから、4/13お店にいった証拠となり、克哉のアリバイは成立すると。
 ここで克哉が落書き被害とかで警察沙汰にしていればまだなんとかなったでしょうが、
克哉自身お店に行ったことを知られたくなかったわけですしね。
 あと清瀬が出なかったという証言もなぁ。それはそれで正しいんだけど、少ししてかけ直した
とか言わなかったのはひどい。

 どうしてお店に行ってないなどと嘘をついたのか、という松宮に加賀は、あなたの嘘は
自分をよく見せるための嘘だと言う。
 あのランチの時にもクレジットカードが使用停止になっていたし、4/13ダイヤマンフィギュアを
買いに行った時もお金がなかった。
 かっこいいパパであり続けたくて嘘をつき続けた。
 加賀達が聞いた時に嘘をついたのも、子供がやってきたからだと。
 つまらん嘘で警察ひっかきまわしたもんですな。気持ちはわかるけど、子供はちゃんと
見てますよ。

 清瀬はあなたにお金を貸したことを黙っている、それはあなたが黙っていてくれと
頼んだからだ、と加賀に言われて反省する克哉。
 もういいと伝えてほしい、と言いました。

 でもってお金に困っていた理由はやっぱりサイドビジネスの失敗だそうです。
 5年前はうまくいっていたけども、最近大損をして、生活のグレードを落とせなくて
お金を借りるようになったと。
 ここ、実は「嘘をついた理由」として語られていますが。
 さらに事件の動機につながる伏線にもなっています。すごいなぁ。
 欲に目がくらむとどうしようもないというお話ですね。
 関係ないですけど、前にテレビでやっていたのですが、ホストみたいな華やかな仕事を
していると、ホストを辞めて転職してサラリーマンになったとしても、1/10以下になる月給に
耐えられなくなって辞めたりなど、金銭感覚の違いに苦しむ人が多いみたいです。

 んで子供がまたコマを持ってきたので回すのですが。
 いやそんなリビングで回すのやめようよ!なんかいろいろと壊れそうだよ!
 でもコマ回りませんでした。
 加賀、自分が買ったコマを渡すんですね。するとこれは克哉回せた。
 ダイヤマンよりかっこいいー!とか言い出す子供。
 唐沢寿明に謝れぇぇぇぇ!(←それだいわはうちゅのダイヤマンXですから)

 ダイヤマンファンだったりパパカッコイイといったり、某政党のごとく意見がコロコロ変わる
しょーたクンは、「おじいちゃんからもらったコマが回らない」と言う。
 反応する加賀。
 もらったのは4/15だと言います。
 
 さっそく調べる加賀。どこで買ったかもわからないのに、いきなりお店に行っているあたり、
最終回なので時間ないのかなと思わなくもないのですが、そこでは確かに1つ売れている
という回答が。
 店員が、「売れたのは4/15だから(事件には)関係ないですよね」と言う。
 加賀、「関係ないのが重要なんです」と。
 そこに弥太郎登場!(田倉です)おおっどうした、郷回りですかぃ?(保険外交員の田倉です)
 彼は甥っ子の誕生日にコマでも、と言うのですが、加賀「私が全部買いますので」って。
 お前ェェェェ!可哀想だろうが!わざとやってないか!?
 まあ一見弥太郎への嫌がらせにしか見えないのですが(何度も言いますが田倉です)、
これにはちゃーんと意図がありました。

 加賀の笑顔に「またその笑顔だ」と言う田倉。犯人逮捕して下さい!と改めて頼みます。

 一方清瀬の方ですが、倉庫から発見されたヒモは、別に凶器ではなかったことがわかります。
たまたまそこにあったものらしい。
 おい…誰だこれ置いたやつ…。「新参者」のDVD-BOXで殴るぞ。

 加賀は買ってきたコマを鑑識へ。そして、何かの紙と一緒に渡していました。

 えー。
 トイレです。
 なんで上から映す必要があるのかわかりませんが、紙がないバトルでも始まるのでしょうか。
 その場合加賀は銀さんのポジションになると思うのですが、小嶋は間違いなくゴリ…近藤の
ポジションだと思います。
 倉庫で隙間を気にしていたという松宮ですが、加賀は段ボールの方を気にしていたという。
 で、松宮調べてくる、といって出たのですが、手は洗っていけと言われて戻って洗いました。
 律儀ですねー。
 加賀、小嶋も出てきたところを見ると、紙はちゃんとあったようです。チッ…。

 小嶋はいろいろあって毎日おなか痛いとか言ってます。
 勝手な行動とる部下がいると大変ですね、と他人事のように言って出かけた加賀ですが、
小嶋のポッケにあった白い封筒に気づき、「小嶋さん警察辞めるんですか」と尋ねる。
 あわてて隠す小嶋ですが…。ま、加賀の追求から逃れられた奴は誰もいませんて。

 松宮の方は倉庫で、段ボールの音が違う、と調べている。
 それで開けてみたら、空の段ボールに封がしてあったんですね。
 さらに床には倉庫の鍵が…。
 松宮、事件解決に王手です。

 コウキの方は最終回だというのに母親からもらった演劇論の本を一生懸命翻訳しようと
して、清瀬のことがあって落ち付かない様子。
 いやあの…最終回なんだからもうちょっと行動をさぁ…。
 峯子がこれを原書のままくれたのは、好きなら調べる気になるでしょ、ということかららしい。
 それで反発して家を出る時に、これを持って行きなさい、と渡してくれた。
 人生で意味がないことなんて一つもない、それがわかるまでは持っていなさい、と。

 加賀は町をほてほて歩いて、別の店でコマを買います。
 つーかみのもんたがなんでいきなり出てくるんよ。
 店の人の役らしいですが買い物にきた客に「奥さん!あんたの旦那、浮気してるよ!」
とか突然言い出しそうです。
 このご時世なかなかコマなんて売れない、というみのもんた。
 …そういえばよく考えたら、田倉もコマを買ってやると言ってましたが、売れない割に
なんかえらい狭い人間関係でコマ大人気なんですけども。
 なんですか、「第一回ドキッ男だらけのコマ回し大会!ポロリもあるよ」開催ですか。

 悪ガキが万引きするくらいだよ、という店主の言葉を聞いて加賀はそれを確認します。
 それは4/13でした。
 おおっとやっぱり凶器はアレなのかー!?

 加賀が戻ってくると青山がいまして。
 上杉がお前のこと一流と言っていたぞ、ペンのインクが切れるまで取材してみろ、とまた
加賀はペンを渡していました。
 刑事じゃない調べ方で出てくる事実もあるでしょうしね。

 岸田の方は事務所でなんか調べものしてたんですが。
 ここのシーンメチャクチャ笑いました。
 電話かかってきて、出ようとすると切れるんですよ。
 また戻って調べものしてるとまたかかってくる。
 で、首をかしげながらも出ようとするとまた切れる。
 気になった岸田が外を覗いてみると…。
 加賀が立って携帯電話を耳にあててこちらを見てました。
 完全な嫌がらせじゃねーか!!!!

 加賀はまず、峯子と親しかったかどうかを岸田に尋ねます。
 確定申告の時にいろいろ聞かれるくらいの付き合いだ、という岸田。
 そして、お孫さんにコマをあげたそうですね、でもうまく回らないみたいです、今度回して
見て下さい、といって去って行きました。
 ある意味加賀なりの牽制なのではないかと思います。

 一方青山は、前田という青年を訪ねて、上杉の息子のことを聞いていました。

 さてさて。
 松宮、清瀬に、アリバイが証明できた、と言います。
 あの倉庫で見つけたカギ、それは、ナカイという名札がついていました。
 で、松宮が訪ねていったところ、以前からこいつは洗剤をちょくちょく盗んで金に換えて
いたことがわかりました。
 リストラになってからあの日、こっそり倉庫にいって洗剤を盗んでいたところ、鍵が開いている
のに気づいた清瀬が入ってきたのであわてて隠れた。
 清瀬は出しっぱなしになっていた洗剤につまづいて倒してしまい、あわてて清掃。そして
落ちていた(関係ない)ヒモを見つけてそこらの棚に適当に押し込んだ。
 でもって、薄める液を準備するため一旦外へ。その間にナカイは逃げたと。
 カギをかけて出て行ったというけれども、だったらこの落ちていたカギはなんだと問い詰め
られるナカイ。
 ああ、やっぱり、その様子を見ていて自分が拭き取っていたという嘘を言ったわけですね、
ナカイは。これは推理通りですな。
 でもこいつのおかげでとんだ迷惑だよコノヤロー!これ以上この事件をややこしくするんじゃない!
 そういうわけで清瀬のアリバイは成立したのでありました。

 さて加賀は、克哉のところを訪ね、しょーたにまた確認。
 コマをくれたのは4/15だったと。
 でも、4/13にもきていたとしょーたが言い出します。
 奥さんによると、岸田が来たのは7時過ぎだったらしいのですが、いつもはそんなにはよく
こないで、3ヶ月に1回くらいだと。
 なのに4月は2回もきた。事件前後に。
 これは加賀ひっかかるものがあるはずです。

 そしてしょーたが決定的なことを言う。
 ダイヤマンの記念日にもコマ持ってきてたんだよ、でも、ヒモ忘れたって、と。
 その時岸田は、コマを発見したしょーたからあわててコマを取り上げて、今度コマを持って
きてやるから、今日持ってたことは内緒だよ、と言った。
 つまりそれが4/13だったわけです。
 日付をもう一度確認した加賀は、ちゃんと回るコマと交換しないか、といってしょーたから
コマをもらうことに成功しました。
 
 岸田が帰宅していると、正面から加賀が歩いてくるんだけど。
 なんでこの人は普通に行動してるだけで、ホラー映画に出てきそうなシーンになってんで
しょうか。

 加賀は、コマを回してほしい、と言います。
 しょーたからもらってきたコマですね。
 でも岸田がやってもうまく回らない。
 不良品かな?と首をかしげる岸田。

 ここで加賀、コマを渡したのは4/15ですよね、でも4/13にも持っていた、と聞く。
 岸田はヒモを忘れたんだというのですが。
 加賀は今度は自分が持ってたヒモを出し、それでコマを回すとうまいこと回るんですよ。
 つまり、コマは不良品じゃなかった。
 ヒモが違っていたわけです。

 コマには種類にあったヒモを使わないとうまく回らない。
 このコマには、よりヒモがあっていて、組みヒモではない、という加賀。
 つまりですね。
 ほおづきやという、岸田が4/15に買ったコマの店は全部組みヒモで回すコマだった。
 ここで岸田は適当なコマを選んで買い、そのヒモを、13日に入手していたコマにつけて
しょーたに渡したと。
 コマを選んでいたことは、全部購入した加賀が鑑識で指紋照合してもらい、岸田の指紋が
出たことから立証できる。

 …ほおづきやで買ったコマをそのまま渡したらいかんかったのでしょうか…?わざわざ
つけ直す理由が分からない。私なら少なくともコマごと渡しますが。似ている模様を探せば
あるんだし。
 え、ボケ老人…?(失礼だから!)

 ちなみに凶器に使用されたのもよりヒモでした、という加賀。
 4/13にコマを万引きされたと言っていたちどりやでは、よりヒモを使ったコマだった。
 絞め跡も一致した。
 見覚えありますよね、という加賀に知らないという岸田。

 加賀は岸田のあの日の行動を話し始めます。
 4/13の夕方にちどりやで、よりヒモのコマを万引きした岸田は、足がつかないように
公衆電話から、峯子に会う約束を取りつけた。そしてマンションにいって殺害し、その後
克哉のマンションに行ってアリバイを取り繕おうとした。しかし隠していたコマを孫に見つけ
られてしまった。
 流石に殺害に利用したヒモを孫に渡すわけにはいかず、黙っているように約束したあと、
4/15に組みヒモのコマを購入し、ヒモをつけかえて孫に渡した。

 岸田はそれでも笑顔で違います、と言う。
 これ役者さんの演技すごいと思いました。
 私思わず、「あれ、この人実は犯人じゃない?まだ何かある?」とか思いそうになりましたもん。

 しかし加賀も負けてはいなかった。
 このコマに違う種類のヒモがついていた理由があるんですね、と聞く。
 岸田は「わかりません」とまだ笑顔です。恐いです。

 「お孫さんは、万引きしたコマを回そうと必死になっていました。あなたは心が痛みませんか。
このコマを回して凶器じゃないと証明しなさい」
 加賀の強い語調に岸田、コマを回そうとしますが、やっぱり回りませんでした。

 そして取調室にて。
 岸田は、峯子から慰謝料だの、新しく入った秘書(ミヤモト)のことだの聞かれたのが
始まりだ、と言います。
 この時清瀬がちゃんと峯子に話していればねぇ…。

 で、峯子は、自分の口座がありましたよね、それのお金をくれと言いだした。
 これは税金対策のために峯子に作らせていたものだったのですが、岸田が管理して
いたんですね。
 ところが岸田はこのお金を使いこんでしまっていた。金額五千万。
 それで、殺害前日に峯子が、口座がどうなっているか見せなければ清瀬と話す、と言って
きて、着服がばれたら身の破滅だと思って殺害を考えてしまったと。

 あとは加賀が推理した通りでした。
 コートも着てましたね。

 ヒモはその日のうちに処分し、コートもボタンがなくなっているのに気づいて処分したという
岸田。
 なんだかんだ言いながらもなかなか抜け目ないような気がするのですが。
 本当にすいません、と松宮に謝ったけれど、謝る相手が違いますよ、おっさん。

 で、金の使い道を聞かれて。
 ここで借金返済に使ったと言う岸田。
 事務所のやりくりに困って、ギャンブルで大金を稼いで返そうとしたら大変な大損を
してしまったと。
 競馬とかに使ったと言われて加賀、「去年の日本ダービー何勝ちましたっけ」と聞くん
ですね。
 加賀は既に岸田の嘘を見抜いてたんだなぁとビックリしました。いや私も、金を着服したと
言ってた時から「変だな」とは思っていたので。この人自分のためにそういうことするような
人ではないし。
 岸田が思い出せないでいると加賀が「えーと、エメラルドルビーだっけ、強かったですよね」と
言う。
 岸田、同意するのですが。
「間違えました。エメラルドルビーはダイヤマンのライバルのキャラでした」と、加賀は店で
買ったカードを出して置く。
 これは加賀に一本!でしょう。

 まあこの時点でもう誰をかばってるかはわかりますね。

 加賀、上杉に会いにいって、岸田の件を報告したあと、まだ嘘をついている、真実をはかせ
られるのは上杉だけだ、と言います。
 もう警察をやめた人間だという上杉に、「小嶋さんまだ辞表出してないですよ」という加賀。
 …それは…上杉、無断欠勤扱いになってませんか…?
(多分謹慎処分扱いだとは思うのですが)
 
 加賀は、人殺しのような残忍な事件が起きた時、犯人を捕まえるだけでなく、なぜ起きた
かを追及する必要がある、でなければ同じ過ちが繰り返される、と言う。
 そして、一流記者の話を聞いてから(復帰を)決めてくれって言って青山と前田つれて
くるんですね。
 憎い演出ですね加賀。

 というわけで復帰した上杉。
 岸田に、自分の息子の写真を見せて話をします。
 息子の違反を握りつぶしたこと、息子が失望したこと、その後事故で亡くなったこと。
 でも息子に自分の思いは届いていたこと。

 前田に何を聞いたかというと、族を抜けて真面目になろうとしていた上杉息子だったん
だけど、前田のバカどもが、抜けるなら父親がやったことをばらすって脅してて、抜けない
代わりに絶対言うなって口止めしてたらしい。
 まあ要するに、ちゃんと父親のこと考えてたってことなんでしょうね。

 加賀は、まだ息子さんは生きている、あなたは殺人を犯した罪を償わなければならない、
ただ、嘘を抱えたまま償ってはならない、その嘘は誰のためにもならない、と言いました。
 5年前からどうのこうのと岸田が言いだした時点で妙に符合するところがあったので、
大体見当はついていましたけどね。
 そうして岸田は話し始めました。
 以前から克哉は会社の金を八千万ほど使いこんでいて、泣きついていたと。
 おいおい金額が段々大きくなっていくじゃねーか!
 それで岸田は金を用立てしてやってたと。
 アホか。それで殺された方は割が合わんわ。
 んで清瀬にも会社の経営を立て直せるとかいう口実で、不正経理を持ちかけてついでに
自分の着服の件もごまかそうとしたけど清瀬は不正経理には同意しなかった。
 前回の終わり、シュレッダーにかけていた書類がそれらしいです。

 克哉の方は松宮がいってんだけど、会社が儲かっているというからお金もらってた
だけだ、とかふざけたこと言ってます。
 お前な、これ社会派ドラマだからいいけど、踊る大捜査線だとかあぶない刑事だったら
そんなこと言った時点で刑事から殴られてるぞ!(暴力ダメ!絶対!)

 なぜ父は嘘をついたのか、という克哉に、あなたと同じですよ、という加賀。
 あなたの前では頼りになる父でいたかったのだ、と。
 岸田は罪を償うと言っている、そして憎まれてでもあなたに償わせようとしている。
 あなたも父なら、しょーた君のために償いなさい。
 加賀、厳しい時は厳しく決めててかっこいいなぁと思いました。

 そうして事件本部は解散。
 復帰した上杉は小嶋に、どうして退職願を受理しなかったのか、と聞く。
 以前上杉は、現場の刑事を守れと言ってて、何度も小嶋は上杉に守ってもらったことが
あった、だからそれを今回やっただけだという。
 上杉も、もみ消しを公表した上で刑事人生を全うする、と約束しました。
 この後照れ隠しか、小嶋がトイレに行くのが面白かったです。
 …あんた…ドラマ最後のセリフが「おなかいたい」って…。

 このあと加賀に上杉が、ホントに余計な捜査ばっかしてんな、って悪態つくんだけど。
 「よけいなことはしていません」という加賀に、「じゃお前の余計なことって何」と聞く上杉。

「上杉さんとのこういう会話です」
 加賀ァァァァァァ!!!!!

 コウキ、舞台終わって片付けしてると、「次の主役は期待してるぞ」と劇団の偉い人っぽい
奴に言われてんですね。
 次回、「ゲゲゲの女房」絶対見てくれよな!(オイ)

 んで清瀬がやってきて自分はどういう父だった、と聞いてくるんだけど。
 顔も見たくないと思ったことがあった、と結構辛辣なことを言うコウキ。
 それに対して、私も話すのが嫌だった、という清瀬。
 おいおいお互いにクリティカルヒットくらわしてる場合か!仲直りすんじゃないのか!

 後日清瀬と愉快な下僕ども(家族ゥー!)は峯子のマンションを掃除してました。
 取り計らってくれたのは加賀らしいです。
 で、青山は演劇論の本を見つける。
 峯子が翻訳していたものだったんですね。
 翻訳家としての第一歩となるはずだった作品。
 そこの最終章に「人生に意味のないことなんて一つもない」という言葉があって、
コウキは、だから母が「それがわかるまで持っていなさい」と言った意味を理解します。
 そしてあとがきにかえてという文章に彼らは、峯子の言葉を見つけました。
 夢を追って家を出て行った息子を見て、励まされた思いで翻訳家になろうと離婚を決意
したこと、仕事がなくて苦しかった時に、夫が働いて家庭を守ってくれていたからこそ、翻訳の
勉強ができたこと、二人によって自分は翻訳家になれたこと、家庭がバラバラになって初めて
その大切さがわかったことが書かれてありました。
 2人に再会したら「ありがとう」って言いたいって。

 清瀬は加賀に、この部屋掃除させてくれたのは、この本があると知っていたからでは、と
聞きますが加賀は答えませんでした。
 清瀬は、峯子とコウキが自分に求めていたことは、ガムシャラに働くことじゃなくて、もっと
簡単なことだったのかもしれない、「ありがとう」とかね、と言う。
 加賀は、やっと黙っていたことを話してくれましたね、家族への思いです、と言いました。

 人形町を散歩していたのも峯子のことを知りたかったからでしょう、って。

 ここの一連の流れを見ていて、「ファミリア」っていう歌を思い出しました。
 今「家庭教師ヒットマン REBORN!」のエンディング(2010年6月現在)で流れてるん
ですが、これも家族とか友達への「ありがとう」という気持ちをつづった曲で、結構好き
なんですけども、そういうのがこの家族には足りなかったんだなぁと思いました。

 さて町に日常が戻ってきました。
 あのクアトロの店員さんが無事出産出来たと、コウキと青山に、もし妊娠したら今度は
私があなたたちのためにお参りに行くからって言ってました。あれ、ヅラとかは…?
 ちっ、最終回だからといって皆でるわけじゃないようだな!

 松宮はあのタイ焼きの店に。
 加賀が来て並ぶんんですが、松宮が改めて「なんで並ぶんですか」って聞いてて。
 加賀は、行列ができる謎を解明するためだ、と答える。
 そこに青山がやってきて加賀は「今度は何を取材するか楽しみにしてるぞ」と声
かけるんだけども。
 青山は「いくら並んでもタイ焼きが食べられない刑事なんです」って言う。
 …加賀のことじゃねーか!

 そこに店員さんが「おめでとう!」とやってきたので、「おお、ついに買えるのか!」って
思ったら。
 「ううん、売り切れ。今日で買えないの50回目なの!」って。
 嬉しくねぇぇぇぇ!50回目っていうくらいならサービスで1つくらいくれよォォォォ!!!!


 そういうわけで血も涙もない青山、早速取材を始めます。
「あなたは何者ですか」



 「この町ではただの新参者です」




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