多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ハンマーセッション!


ハンマーセッション!

第3話(10/07/24)

 ずっと、なんで楓の言うことにイライラするんだろうと思ってたんだけど、原因がわかった
ような気がします。
 彼女のツッコミには愛がない。
 というか、あれだ、「うぬぼれ刑事」のバーテンが、銀魂の新八的ツッコミなのに対して
楓のセリフってとにかく、ケチつけてるだけなんですよね。「そんなことして何の意味が」とか
「バカじゃないの」とか。照れくさくて言ってるならともかく、ホントにバカにして言いすててる
だけだから「なんだこいつ」って思っちゃうんだろうなぁ。
 このクラスに一番なじめてないの、楓の気が…。
 もうちょっとこう、何とかならないですかね。悟郎には懐かなくていいから、クラスメイトと
楽しそうにしてるとことか。損なキャラのポジションは可哀想です。


 さて本編。
 今回は海ですー!
 海といえば!?そうだね、お龍さんの「うーみっ!」だね!(もうそれいいよ)

 悟郎がシャツ脱いでたけどさすがもこみち、しっかりした体つきですごいなーと思いました。
 で、皆はわー!って喜んで走っていって、ひとりだけ「こんなのしたって…」とか言ってる
楓だけがぽつーんと取り残されてるのはいつものことですね。
 しかも、保健のレイナセンセもしっかりやってきてるし。
 あんた、学校の保健室どうしてんだよ!ハデス先生がいるのかよ!
(そのネタどれくらいの人がわかるのか)

 皆が体育の授業と称したビーチバレーで盛り上がっている中、こんなところでも携帯
いじってる奴が。しゃんとせいよ。
 彼の名は黒沢。父親は映画監督でしょうか。(違)

 で、女の子達にボールが当たったりよろめいたりするたびに皆心配するんだけど、楓の
時だけ「あーあ」みたいな感じで。そういうつるぺたに対する差別はよくないと思います!
(お前が一番差別しとるわ!)
 
 メンバー交代になって黒沢がコートに入るのですが、彼は日光でクラクラしてたらしく、
ボールを顔面に受けてバタンキュー。
 保健室(臨時)のある意味がねぇー!

 学校の保健室に運んだあと、悟郎らは「でっけぇー」とレイナの胸見てるし。
 そこじゃないだろ!生徒を見ろォォォ!
 ボールをぶつけた生徒、広瀬だっけ、彼が来て黒沢に謝るんだけど、非常におびえた
様子で、許してくれって去って行きます。
 それには理由がありました。

 ダダンダッダダンッ(ターミネーターのテーマで)って感じでやってきたのは黒沢母。
 お待たせ致しました、モンスターです!(モンスターペアレントです)
 教員達もびびって迎えてます。
 
 母、黒沢正宗の母です、と名乗りました。
 どーもぉーいつも息子さんにはお世話になっておりますぅー。今、日曜5時に「レッツ
パーリィ!」とかいって暴れ回っておられますよー。(マサムネ違い)
 えーいい感じにすべったところで。
 黒沢母は、広瀬のボールがぶつかったというのなら、広瀬にも同じようにケガさせろ
と要求してきます。
 はあ、それは傷害示唆ということでよろしいのでしょうか?ああ、この場合は脅迫も
つくか。
 お前も人の親ならどんだけ無理なこと言ってるか理解しろよ。
 黒沢が他の生徒にケガさせてその母親が「黒沢にもケガさせろ」って言ったらどう
思うんだよ。

 悟郎が話を聞かないとみるや、母、校長室に乗り込みました。
 うぜぇ…。
 PTA会長でもあるこの母は、息子をコロスケか!あ、違った、殺す気か!って激怒
してます。
 で、入ってきた教頭が、めっちゃすり寄ってて、このオバハンもいい加減鬱陶しいなって
感じなんですけども。
 こういう風に、教師たる信念を持たず、適当にやり過ごしてる人間は教師から外したら
よろしいのに。
 このままなら校長の進退問題にも発展するとか言ってます。
 
 今の世の中問題なのは、校長が自分の処分恐れて、教師を切り捨ててしまうことですね。
 たまたま厳しく叱っただけ、何度言っても聞かないから平手打ちした、というのに「暴力教師」と
レッテルを張ってその教師を処分し、何事もなかったかのように終わるというケースが多いん
ですよ。もちろん教師という権力を楯にやりたい放題する人間をかばう気は毛頭ありません。
 でも体罰と叱るという行為を一緒にしてはダメです。
 こんな現場を見て育った子供がまともになるわけがない。親の権力かさにきてやりたい放題の
クズに育ちますよ。
 モンスターペアレントには学校がしっかりと立ち向かわないとダメです。本当に子供のためを
思うならね。

 黒沢母に対して言葉もない悟郎に、いい気味とかいう楓。
 お前も大概性格悪いぞ。なんでいい気味なんて思えるんだか…。
 悟郎は涼子や楓に、黒沢母はいつもあんな感じなのか、と聞いてます。
 前に、テストで10位以内に黒沢が入れなかった時にも、学校に母が乗り込んできて、担任に、
黒沢がこんな成績だったのは教え方が悪いからだ、といって、担任に授業してたとか。
 え?黒沢の頭が悪いからだとか考えないの?ある意味幸せな人ですね、黒沢母!

 悟郎は、黙っていいなりになっている学校にも問題がある、と言う。
 でも、黒沢父は有名な政治家で、圧力でものが言えないとかなんとか。
 アホか、政治家だったら、母親がこんなモンスターペアレントだとわかったら選挙で票
なくなりますわ。
 ばらしたればらしたれ。

 その夜、黒沢宅。
 寝ようとする黒沢に母、携帯を出すように言ってます。
 やりとりしたメールを消したりとか、ついてたストラップを切ったりとか。
 こぇぇ…。
 なんかもう、子供を溺愛じゃなくて、完全管理下に置くことが目的にしか見えないですね。

 翌日黒沢は、後輩のミカちゃんにストラップのこと謝ってました。つけていたおそろいのストラップを
母がぶった切ったらしいです。コワ!
 彼女とは付き合っているようですが、だったらメールのやりとりも母に渡す前に消すとか
なんとか偽装しておけばいいのに…。
 で、黒沢はミカに、「約束は絶対守る」と言ってます。
 何の約束かわかりませんが、今のお前には無理だろう。
 
 これが恋愛ドラマだったら、このいちゃいちゃしている2人のシーンが続いて、不思議と
誰もこの倉庫にやってくる人はいなくなるのですが、恋愛ドラマじゃないから、楓がものを
取りに来て中の様子にびびってます。
 さらに悟郎も来た。
 その時に悟郎はたまたま、黒沢の胸のあざを見ます。

 と、他の教師がやってきて、黒沢とミカは見つかってしまいます。
 まあ当たり前だと思いますが。

 それで校長室にて。
 黒沢はミカの手を握り締めていますが、母が「この女に誘惑されたんでしょ!」とか言った
とたん、ミカの手を話して「うん」って。
 は?何こいつ。ミカにいい顔しておいて結局母親のいいなり?
 どんだけクズですか?

 この女が悪い、とミカを指さして言う母ですが、悟郎がツカツカ寄ってきて、黒沢を
殴ったのはスカッとしました。
 どう見ても黒沢が悪い。
 最初からかーちゃんが大事とか言うならそうしとけ。母親と二人で生きていけ。

 悟郎はミカにも、「こんななさけねー男、自分からふっちまった方がいいぞ」と言ってます。
 黒沢母、ミカも悟郎も許さないと言って出て行くのですが、連れられて出て行った黒沢も
無言でした。ほんとうにどうしようもないな!

 翌日から職員室大騒ぎです。
 FAXだの電話だの。
 ちなみに現実でこういうことすると、業務妨害で逮捕されます。
 外でも追放デモとかやってるし。
 黒沢母よ、必要のない立ち入りは不法侵入って知ってますか?
 学校が警察呼ばないから問題にならないだけで、あんたのやってることは違法だらけだ。

 そんな中教育委員会がやってきました。
 どうしてこういう人達ののっている車はいつも黒なんだろう。

 教育委員会は、2日待つから、それまでに黒沢母と和解できなかったら処分します、と
言ってきます。
 えらい中途半端な日数だな。

 教頭がウハウハな顔しててすごいムカつきます。
 悟郎と校長が処分されたら次は自分が校長とか思ってるんだろうなぁ。
 まあこういう何の理念もない人が校長になると大体学校荒れますけどね。

 校長は謝る悟郎に、黒沢を殴ったキミは本当の教師のようだった、と褒めてます。
 まあ隣に涼子がいたからあわてて、「生徒思いの真の教師みたいだったという意味」と
ごまかしてますが。
 クラスの方では楓が、なんとか出来ることをみたいな呼びかけしてますが、みんなは
巻きこまれたくないから、とサクッと帰って行きました。ドライな子たち!

 あと第一話と第二話の生徒達もちょっとだけど出てきました。よかった、安心した。
 でも協力はしてくれないのね…。

 今村の方はモンペってなんだとロクに聞いてて、説明聞いて怒り狂ってます。
 ロクとんだとばっちり!
 で、悟郎が危ないな…って呟くんだけど。
 ロクが「そうです、死ぬ!」って言ってましたが、別に悟郎はロクのことなんて心配しては
いなかったのでありました。
 飛びだしていく悟郎。

 一方、ミカがバイトしている商店街にも黒沢母となんかその仲間達みたいなんが来て、
わめきたてるんですね。
 あの…威力業務妨害っていう言葉をご存じですか?あと名誉棄損。
 あんたがやってることは政治家である夫の信用を落としてるだけだぞ!
 こんなんやってたらいくら圧力かけられたとしても意味ないわ!
 なんかなぁ…。でも実際、ここまでやるようなモンペもいるんですよ。

 悟郎が駆けつけてきて、遅かったか、とその様子を見てんだけど。
 隠れて見ていた黒沢に気づきますが、彼はそのまま帰ってしまいました。本当に
つくづくつまらん男やのー!
 
 悟郎はミカを励ましてて、こういうところは本当に教師らしいなって思いましたね。
 ミカは黒沢が自分はちゃんとした男になる、認めてもらえるようになる、あの母に彼女と
して紹介するよって言ってたからそれを信じる、と言います。
 どう見てもそれを言い続けてはや5年、なんてことになりそうな性格ですけど、黒沢。

 ミカは悟郎に、黒沢を助けてくれるよう頼みます。
 そして、明後日誕生日だから渡してほしい、とバースデープレゼントを悟郎に託しました。
 つか悟郎、それをふって「ん?ボールペンとか…?」って言ってるけど別に中身は
どうでもいいだろ!
(と思ったのですが、のちの伏線に)

 さてさて。
 何かを思いついた顔の悟郎は…?

 黒沢宅に涼子と悟郎がやってくるのですが。
 悟郎は黒沢を無理やり連れ出してしまいます。
 涼子の方は必死に母を止めてるんだけど、すったもんだしてる時に、悟郎だけひょろーっと
帰ってきて、黒沢の靴持ってくのは笑いました。
 
 悟郎は、お前にハンマーセッションだと言ってて黒沢も、それ受けて自分が男になれるの
なら、ということで受ける決心をしたらしいです。
 よかった、まだそういう気持ちは残ってたなら、変わることはできるでしょうね。

 明後日で18歳になるんだろ、と言う吾朗。
 それまで何が何でも逃げろ、と。
 ああなるほどねぇー少しわかった気がする。
 法律上の18歳って成人扱いなんですよ。もちろん、犯罪やらかして名前が出ない「未成年」は
適用されますけど。(そこのとこのズレがあって、面倒臭いことになってる)

 逃走しても次々見つかる悟郎と黒沢。
 「逃走中。」か、これは!
 つーか絶対これ発信機とかついてるだろ、黒沢に。

 悟郎は途中、市役所によって何か書類をもらってますが…。
 私これ、婚姻届の方かと勘違いしたんですよねー。そんな、ミカちゃんにもまだ将来あるしな!
(ひどい)
 これには見事に騙されました。

 あと、そうけんびちゃのCM今回も面白かった。

 涼子と楓は心配して待っています。
 言うと参加してくる可能性があるから悟郎は言わなかったのかなー。

 2人の方は、地面に段ボールしいて野宿してました。
 まあそれもいいけどさぁ。
 
 夜が明けてまだまだ逃げるよ!の2人。
 悟郎はどこに逃げても見つかる状況を考えて、黒沢に、親に携帯をいじらせてないか、
と聞く。
 案の定発信機が仕掛けてありました。
 最低な親だなホントに。
 携帯を投げる黒沢。
 カメラに向かって投げないように。一瞬画面がブレただろうが!

 山の中へ逃げる途中悟郎が足滑らせて転落して、ケガして動けなくなったので、代わりに
黒沢が食糧集めに行くのですが。悟郎ケガしたフリか。
 つーか、何の知識もない子に山の中で食糧取らせる方が怖い気が…。まあ魚とってきた
みたいだから大丈夫とは思うけど。
 このあたりちょっとおおざっぱだぞ計画が!
 まあでもこうやって自分でも何かできることがあるというのを理解していって、黒沢も
変わっていけると思うんですけどね。

 そういうわけで見事日付越えて18歳になりました黒沢。
 悟郎はミカからのプレゼントを取り出して黒沢に渡します。
 それはボールペンだったわけだけども。
 悟郎、サクッと書類を取り出してここにサインしろと。
 何の疑問も抱かずサインする黒沢。
 ちゃんと見て!何の書類か確認せずにサインしたらダメだろうがぁぁぁぁ!!!!

 で、そこで2人は見つかって取り押さえられるわけですが。
 悟郎は、黒沢母に「自分の息子をどこに連れて行くのか」って言うんですね。
 これは衝撃の展開!
 彼が黒沢にサインをさせたのは、養子縁組の書類でした。
 簡単にできるわけがない、という母に、18歳になったら成人とみなされる、戸籍を選べる
んですよ、という悟郎。
 つまり自分の意志で親を選べる、と言う。
 
 でも証人がいるというので悟郎は、たまたまそこに乗り込んできてさっきまで水まいて暴れて
いた、今村と涼子にサインを頼みます。
 涼子も少し考えてサインしてたのがよかった。
 
 それでもこたえない母に悟郎は、黒沢の胸を見たことがあるか、と問いかけます。
 いつも母が束縛していて、自分を見失わないよう黒沢は、常に胸のあたりを握り締めて
いた、その跡がついてるって。

 黒沢は母に、自分の気持ちを考えたことがあるか、いつもクレームを入れてて自分の存在が
学校で煙たがられていることをって言います。
 で、僕は僕の人生を生きるって。
 やっと自分の考えを言えたわけですが、まあこれで黒沢は大丈夫だと思う。

 黒沢を連れて行こうとする悟郎。
 黒沢母はやっと気づいたんですね、間違っていたのは誰かってことに。
 ここで、泣きながら自分の非を詫びる母のシーンがすごく良かった。
 自分がどれだけ息子を縛りつけていたかってことに気づくのが。
 それいいけどお母さん、オーバーリアクションし過ぎです。
 これ後ろに演歌流しても合うぞ!
「誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですかぁぁぁぁあ」みたいな。(天城越えかよ!)
 まあともかく、悟郎は耳をかさず黒沢連れて行こうとするのですが。
 黒沢は立ち止まり、母を選ぶんですね。
 悟郎がわざと「この人はお前をダメ人間にしたモンスターだ」って言うけど、これもまた黒沢を
試してるんたろうなと思ってみてました。
 男になっただけじゃなくて、人を思いやる気持ちがあるかどうか、みたいな。

 黒沢は悟郎に、やっぱり母を捨てることはできないと言い、自分も頑張るからと母に
声をかけるんですね。
 これぞ悟郎が狙っていた結果だと思います。

 合格だ、という悟郎。
 親離れしたがっていたけどそれだけじゃダメだ、と。
 男になるには優しさもなきゃな、彼女にも母にも。

 なるほどね。最後まで手を抜かないとこが悟郎らしいですね。崖から落ちるくだりはちょっと
わざとらしかったですが。

 校長は悟郎の話に感心しきりです。
 戸籍の法律について話をしていますが、悟郎しれっと、そんなものはない、と言う。
 黒沢母のように思いこみが強い人ほど信じやすいんですよねーと。
 18歳から成人っていうのは大抵の人が知ってるから、余計に拍車かかっただろうなあ。

 涼子は騙したと怒ってるけど、だから何です?
 黒沢母のやってたことの方がよっぽど悪質だったし、それに対して立ち向かおうとしなかった
人間が悟郎責めたらいかんでしょ。

 悟郎はまだやることがある、と言ってます。
 ああ、ミカが働いてた商店街か。
 客を取り戻すべく悟郎は着ぐるみ来て頑張ってますが。
 黒沢母が来て黒沢に、もっとしっかり配らないとってチラシを自ら配ってて面白かった。
 すごい頼もしい。
 あと、ちゃんと商店街の人に謝ってました。
 さすが舞台とかもやってるだけあってよく通る声だな、荻野目さん。

 ミカとも仲睦まじくなったその様子を悟郎、楓の肩に腕もたせかけて見てるわけですが。
 それで楓とモメてるのは面白かったなー。
 楓もいつもこんな風だといいのに。

 それを不安そうに見ている涼子。
 そういえば原作にあった、正体バレそうになるシーンとかはやる予定あるんですかね。
あれすごいコメディ色強くて好きなんですけども。
 楽しみです。


 まあ今回も無事セッション完了といったとこですね。
 次は不倫騒動です。
 



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