多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→JOKER ジョーカー 許されざる捜査官


JOKER ジョーカー
許されざる捜査官

第6話(10/08/17)

 前回までチラチラと見え隠れしていた、久遠の精神的なもろさが今回、スポット
当たってたと思います。私も、裏付けが取れてないのに「絶対あいつが殺したんだよ」
だけで行動しようとする久遠はとても危なっかしいと思ってましたし。今回は幸い外れて
ませんでしたけど、それでも後で間違ってました、じゃすまなかったからなぁ。実際
そうじゃないのかとハラハラしながら見てた。
 あと今回は久遠の読み方がくどうだとわかった回でもありました(笑)。
 でも伸ばして呼ぶ時には「くどおー」になるよなぁ、ツッコミ的に。

 ともあれはじまりです。
 あ、そうか、前回の夏樹の件を引きずってたんですよね。

 映像は5年前から始まります。
 夏樹が殺害されていた現場にやってきた片桐と伊達。
 そこに、今の伊達のようなひょうひょうとした感じで井筒がやってきました。
 でもって彼は、夏樹の遺留品から携帯電話を取り出し、これに手がかりあるかもとか
いって持って行ってしまうのです。
 井筒犯人説で見るならこの行動は証拠隠滅にとれるだろうし、別に犯人がいるのなら、
単独で井筒が探しにいったとも思えるし…。
 私は後者だと思ってんですけどねぇー…。

 それで、あすかがその事件資料を見ていると井筒がやってきて、捜査資料持ち出し禁止
だよん、と言ったあと、「片桐に何か言われた?」
 おおっ結構まともなこと聞いてるぞ井筒が!
 それに対してあすか「ダレですか?」
 うん、あのさ、井筒じゃなくてもバレバレだから!もっとマシなこと言おうよ!よりによって
知らないとかねぇよ!

 バーでは片桐が、神隠しの件をマスターにしゃべっています。
 まあ目の前に張本人がいるとは思ってもないでしょうが。
 神奈川県警の手がけた事件内の犯人だという片桐。
 確かにこれちょっと偏り過ぎだよなぁ。
 出張始末人とかないんですか伊達さん!
 はぐれ刑事純情派とかぶらり途中下車の旅とか。(番組の目的が違ってきとる!)

 久遠の方はというと、相変わらず派手なシャツでぷらぷら歩いています。
 もう警察でも皆ツッコミをあきらめたんでしょうか。こいつが制服着てたの第一話だけ
だったんですがあれはもしかして私が見た白昼夢だったのでしょうか。
 …よく考えたら最近現場にも出てないような…。
 交番に女の子がいるのを見つけた久遠、俺も警察官だからと胡散臭さ全開で警察手帳を
見せています。大人だったらさくっと無視して制服の警察官を待つと思うのですが、子供だから
素直に信じてしまいます。(一応本当に警察官です)
 久遠が派手なシャツだというのにツッコミを入れることもなく、その女の子は、「フミヤ君を助けて」
と言います。
 ああ、ギザギザハートの?(それフジイフミヤじゃね?)
 
 なんでもその文弥君というのは、虐待されているようなケガをしているんだけど、転んだ
だけと言っているらしくて。
 それで久遠はその文弥の家を訪ねます。
 いやあんた、警察として必要な順序いろいろスッ飛ばしたよ!?
 吉永と書いてあるそこにいった久遠は、出てきた酔っ払い父を突き飛ばしていきなり
中へ。
 この時点で普通ならニセ警察官がやってきたと思うところです。
 久遠クン、これ一応刑事ドラマなんで、警察官らしいふるまいをして下さい…。

 扉を開けて子供を見つけた久遠、女の子から話を聞いていたから迷わずこの子が
文弥だと思ったんでしょうが、これが座敷童子で、中に入ったとたん消えたらどうする
つもりだったのか。(ねぇよ)
 彼は文弥の体を改め、虐待の跡があることを確認する。
 つーかここで写真でもとっておけばなぁ…。
 虐待を認めようとしない文弥に久遠は自分の携帯を渡して、メル友になろうとか
言ってます。
 メル友以前に、お前の携帯を渡して仕事の電話きたらどうするのかとかいう突っ込みは
無視らしいです。あんたホント、警察からの呼び出しとかどうするつもりなんだ。

 女の子と会った久遠は、あれは虐待じゃないとキミには思ってもらいたいはずだよ、
大丈夫、俺が守る、と、まるでどっかの死神代行クンみたいなことを言うのでありました。
 俺が守るといって守りきれるのは主人公(でも1回負けたりする)、俺が守るといって
相手が死ぬフラグ立つのが脇役。

 捜査一課では、窃盗団の話が出ています。
 連続窃盗事件が起きてて、強盗傷害に発展したらしい。
 工具でこじ開けているから素人だろう、と話している中。
 来栖がなんか電話で謝ってるぞー!あの来栖が!
 それは、吉永から警察を通しての苦情でした。そりゃ来ますよねー。
 もはや当たり前のように捜査一課に入ってきてる久遠を叱る来栖。
 この一件は、一度所轄なども赴いて、虐待が否定されたので、片が付いているもの
らしいです。
 でも久遠はちゃんと見てない、と怒るんですね。
 気持ちはわかるけど、それでも手順踏まない捜査は違法捜査なんだよ久遠クン。

 そこに井筒が入ってきた!
 かっこよく刑事と久遠の衝突をなだめるかと思いきや!
 「よーし、やれやれー!」
 お前は子供か!
 ちょっと、黒いノートと死神持ってるお宅の息子さん呼んできてくれませんかね!
(だからその話は違うと)
 そして久遠に井筒は言いました。
「バケツ持って廊下に立ってろ。あと減俸3ヶ月ね。セット料金」
 いや、どこらへんがセット料金!?つーかお前は銀八先生か!
 久遠もマジでバケツ持って立ってるし!
 ツッコミが追い付かない!ツッコミ要員、ツッコミ要員もっと増やして!
 というかこのドラマの中に誰か一人くらいツッコミいないのか!

 久遠はバケツを持ったまま、帰ろうとしていた伊達に、携帯を借りたい、と言います。
(伊達はさっきのやりとりにもいました。セリフがなかっただけで)
 伊達は、しつけと虐待は判断が難しい、これ以上は動けないぞ、というのですが
久遠は、あいつらとあんたも同じか、となじります。
 そうじゃなくて伊達は、決めつけて動くと真実を見失う、あくまでも両方の線から
慎重に探れということを言いたいと思うんだけど。
 文句言う久遠の胸ポケットに携帯を差し込んで伊達は帰って行くのでありました。
 優しいなぁ伊達さん。私だったら操作ロックかけて渡しますけど。
(イミねえー!借りるイミねぇぇぇぇ!!!!)
 
 またまたバーでいちごミルク作っている伊達。
 このバーの冷蔵庫の半分くらい、牛乳といちごで埋まってんじゃないでしょうか。
 マスターは、久遠の経歴を調べた、と持ってくる。
 4歳に母を亡くしてそれから父にずっと虐待されて育ってきたらしい、と。
 どうでもいいけど資料としてある久遠の最近の写真も派手なシャツかよ。なんで
まともに映ってる写真がないんだよ久遠。お前制服をヤフーオークションで売っちゃったのか!?

 ここで久遠の過去の映像になりまして。
 子供の久遠に、母親の形見のブローチをうっぱらって酒買ってこいとか言ってる父。
 もうお前、家売ってその金で一生酒飲んでろよ。

 で、現在の久遠。
 どっかの施設からの手紙と、ブローチ見てます。
 ああ、結局売らなかったんだね。
 えらいな。

 一方文弥。
 久遠からの励ましのメールが届きます。
 久遠も、自分が虐待を受けていたこと、学校ではバレたくなくてヘラヘラしていたことを
話します。

 今は児童相談所が、緊急時には踏み込める権限を持つようになりましたが、それでも
データ上では確か、虐待通報14400件のうち、実際にふみこんで子供を保護したのはたった
1件。極端なことを言えばそれ以外は単に訪問しただけで虐待が放置されている可能性が
あるということです。
 子供を放置して餓死させた親がいたり、子供を虐待して死なせた親が執行猶予つき判決で
実質野放しになったり、今のシステムは本当におかしいです。
 今回のドラマの中で伊達は「しつけと虐待は見極めが難しい」と言ってるけど、それは
あくまでも警察としての建前であって、実際はもっとバンバンふみこんで欲しい、と私は
思っています。絶対警察官だって、助けたいと思ってる人はいるはずなんだ。
 本当に虐待があるのなら、久遠くらいのムチャがあってもいい。
(根拠なしに踏み込むのはもちろん論外ですが)
 虐待は放置されていてはならないと思います。

 
 久遠が車に乗って文弥のアパートを見張ってます。
 つーかあんただからホントに仕事どうしてんの…?
 その横をするっと伊達が通っていく。
 伊達は伊達で、酒屋に聞き込みをしていました。
 文弥が父の使いでよく酒を買いにくるらしいです。未成年に売ってはいけないはずだけど、
それをするとまた暴力受けるだけだから仕方なくって感じなのかなぁ。
 酒屋の親父さんは、町内会会長らしくて、それよりもこの辺を荒らし回っている窃盗団が
なんで捕まえられないのか、俺が捕まえるぞとか文句。

 で久遠も何やってんですかー?と来るんだけど。
 伊達、「謝ってた」
 うん、それは見ればわかるんだけど、そういうこと聞いてるんじゃなくて…。
 そこに、久遠宛に(正しくは伊達の携帯に)文弥からメールが来た。
 これで伊達のことはどうでもよくなったらしい久遠は、文面の「きもち、わかる」という
のを見て大満足。
 しかも伊達から「なに?」とか聞かれて「ないしょー」
 …それ、伊達さんの携帯ですよね?

 あすかは片桐に、捜査資料をまとめたものを渡しています。
 夏樹の事件です。
 資料が1ページ抜けていたことと、井筒が容疑者って本当ですか、と片桐にいう。
 井筒の使っていた情報屋が殺されて、前日に井筒とこの情報屋が口論していたのが
目撃されていた。
 そのため、夏樹はこの関係を単独で洗っていて、それで殺されたから井筒に容疑が
かかったと。
 確かに状況的にはとても怪しいですね。
 しかも、情報屋と夏樹が殺されたナイフが同じものだった。
 さらに井筒が犯人だというタレコミもあったという片桐。
 物証はなしということで、井筒を伊達が取り調べることになった。

 …あの、取り調べ…?
 モノローグと映像があってないんですけど。井筒、取り調べ室でかつ丼食ってんですけど!

 まあつまりは、取り調べとは形式的なもので、実際には、その夏樹が殺された時に
伊達と井筒は組んでコンビニ強盗殺人事件を調べていたから、アリバイが立証されて
いたらしい。
 ホッとするあすか。
 でも片桐は「アリバイが本当ならね」と気になることを言うのでした。

 伊達が一課に帰ってくると井筒がいまして。
 あすかが、夏樹の事件を調べている、と教えてくれます。
 そのあと、お疲れちゃんとか言って帰って行きました。
 あんたいちいち言うこと古いよ!

 なんかこういうの見てるとやはり、井筒をハメようとする人間が別にいるのではないか、
と思ったりするんですけどねー。

 キャッチボールを文弥がしていると、久遠がやってきました。
 もうこの人一日中遊んでるんじゃないかとかツッコむ気力もありません。
 こまめにシャツは着替えているみたいです、久遠。(どうでもいいなソレ)
 キャッチボールをしながら雑談をする久遠。
 でもって、虐待のことを誰にも言わないつもりか、と聞きます。
 文弥としては、多分、親が最初からこうだったわけじゃなくて、やり直してほしい的な
ことを考えてるんじゃないかと思うんだけど。

 んで、久遠が部屋でぼーっとしていると、あすかが伊達を探しにきます。
 そこにメールがきて、ニヨニヨしている久遠を見て「最近ずっとメールですね」
「気になる?」
「全然!」
 あすかツッコミはえーよ!寸分の隙も与えねーな!

 あすかは久遠に、過去のこと引きずったりしますか?私はどうしても切り離せない、と
聞くのですが久遠は、いいんじゃん、それで、過去と向き合ってる方が立派だよ、と言う。
 そう言う意味では正反対の2人ですもんね。
 で、手紙にあすかが気づくと、父親はここにいるっていう。
 どうも施設に入ってるらしくて、2年前届いたって。
 2年間保存してたであろうそれをグシャグシャーってやってゴミ箱に捨ててますけど久遠。
 それは多分、あすかに対する「俺は大丈夫」的なポーズだったんだと思います。
 弱いところを見せたくない、みたいな。

 えー一課の会議中に伊達戻ってきました。
 虐待関係の聞き込みをしてたっぽい伊達に「そんなところに窃盗団いるわけがない」
と相変わらずチクチクいやみ全開な来栖。
 「すいません」と謝る伊達に「うざいうざいうざっ!」って言って出て行く来栖が可愛いです。
 前回からツンデレ属性を見せている来栖さん、一体どこまでいっちゃうんでしょうか。
 最終回間際、伊達に捜査資料を渡して「あっあんたのためじゃないんだからね!事件
解決のためなんだからね!ここは任せて早く行きなさいよ!」とかいってくれそうです。

 出て行った来栖は廊下で片桐が来るのに出くわして、こっから先関係者以外立ち入り
禁止だと止めるのですが、片桐は、これ伊達に渡しておいて、とよりによって来栖の顔に
ベシン、とファイルを押しつけて帰って行きました。
 …このドラマの一番の苦労人って来栖では…。

 
 文弥は久遠から、明日の巨人戦見に行こうぜ!みたいなメールをもらってほくほく。
それに返信していると、父が帰ってきました。
 酒がないと怒る父に、もうやめてよ、と言う文弥ですが…。

 悪夢見てた久遠は携帯の着信で目を覚まし…ってそれ伊達宛にかかってた電話
じゃないのか?普通に出てるけど。
 
 連絡を受けて向かった先は文弥のアパートでした。
 文弥が4階から転落死したということで久遠走って行きます。
 これ救急車呼んでないけどいいのかなぁ…。
 なんでも、あの窃盗団の盗みがまたあって、それを見回りしていた町内会長が
見つけて追っていたら、文弥が倒れていたのを見つけたということらしいです。
 久遠は、文弥から「楽しみにしてる」という返信があったのを見て、自殺じゃない、
と言います。
 ブルーシートから出た後、あすかが吉永に話を聞いているのを見たんだけど、その
吉永がひょうひょうと、「学校でいじめにあってた」と言ったのを聞いて久遠ブチ切れたん
でしょうね。
 気持ちはわかる。
 すごいわかる。
 でもここで「お前がやったんだろ」って殴っちゃダメだ久遠。
 加害者が被害者になっちゃうだろうが。そうしたらいろいろやりにくくなるぞ。

 で、久遠は取り押さえられて車に連れて行かれるんだけど。
 女の子が「ウソツキ!守ってくれるって言ったじゃない!」って怒ってて。
 そりゃショックだろうなぁ。
 久遠としても。

 久遠は取調室に入れられて、頭冷やせと言われました。
 つーかもうこいつが仕事してないこと、誰も咎めないあたりがすがすがしいです。

 鑑識結果では、手すりについていた両手の指紋、そして足の跡から自殺の線が
濃厚ということになる。
 虐待されていたのを苦にして自殺?
 まあ来栖らもいろいろ言いたいところはあるだろうけども、証拠がないからなぁ。
 メールを見ている久遠のところに伊達が入ってきて、小さく「バカヤロー」って言うのが
なんか伊達らしくて良かったです。

 でも自殺の線で固まりそうだ、と言うと久遠激しく怒る。
 そりゃそうですね。
 巨人戦見に行く約束をしていた、とメール見せるけど、その後に心変わりした可能性も
ある、判断はできないと言う伊達。
 さらに、転落で損傷すると、前の傷も判別不能になるから、虐待の事実もわからないと。
(実際は解剖して調べればそれくらいの区別はつきます)
 虐待の跡を自分は確かに見た、という久遠だけれども、それも証拠がないからどうしようも
ないですね。
 あの父は法では裁けないってこと?という久遠。
 彼は伊達に、吉永をさばいてくれと頼みます。

 でも伊達は冷静に、父親が虐待していた、殺害をしたという確証は得られないと言う。
 自分は動けないと。
 久遠は必死に、文弥は虐待を受けていたことから変わろうとしていたんだ、と訴えかける
けども、伊達は、「憶測で動くのならそれは犯罪者と変わらない」ときっぱり。
 父親を拉致した後で間違いでした、事実がわかりました、じゃどうにもならんですからね。
 法で裁けない悪人を始末しているからこそ、きちんとその裏付けが取れないと動いちゃ
いけない、伊達はそれを知っているわけで。
 
 伊達はまたラーメン食べながら、取り戻したと思われる自分の携帯を見ているのですが。
何かメールで気づいたことがあるらしいですよー。
 そう言うわけで伊達、すぐに文弥の部屋へ。
 吉永は、現場検証もう終わったんでしょーとか言ってますが、伊達は「自殺じゃないかも」と。
 おお、伊達がそう言いだしたのなら確証を持って動き始めてるってことですよね。
 裏付けを取るために。

 伊達は指紋の話をします。
 文弥は飛び降りる時に左足を手すりに乗せている、グローブなども左利き用のものを
持っている。
 けれども彼は実際は右利きだった。
 左投げの選手に憧れてそれにしていただけで、普段の生活は右利き。
 これは友達にも確認してたらしいです、伊達。
 さすが仕事が早い!
 つまり、自殺をする時に左足を乗せるのは不自然だ、と。
 これは私には十分な違和感です、と吉永にいう伊達。

 「自分の子がどちら利きかわからないなんて、よっぽど興味がないか、気が動転して
それどころじゃなかったかですね。私は誰かが殺したと思っています」
 まあこんなこと言えば吉永は自分が疑われてる?とか思うわけで。
 さらに伊達は、鑑識がこんなものを見つけた、と文弥のバッグから酒びんを取り出します。
 これは…!
 文弥が隠れて飲んだくれていたということか!(違います)

 文弥はお酒を父にやめて欲しかった、元の父親に戻ってほしかったのでしょう、と伊達は
言うんだけど、吉永は開き直って、あいつは自殺を苦にして死んだと取り合いませんでした。
 改心無理だなこいつ…。

 取り調べ室。
 なぜか久遠を見張ってるのは井筒でした。
 他の人達は忙しいらしいです。
 あんた…。
 で、井筒はおもむろに立ち上がる。
 どこに行く、と言った久遠に「トイレ」って言ってたけどあんたそのジェスチャー、タバコ
吸いにいくつもりだろうが!
 さらに井筒言いました。
「逃げんなよ?逃げんなよー」
 お前は「落とすなよ、落すなよ!?」っていうダチョウ倶楽部か!

 伊達はまだまだアパート付近をウロウロ。
 そこにあすかがやってきて、思いだしたように「アレ?窃盗事件どうなった?」とか聞く伊達。
あんた本来自分がすべきことすっかり忘れてるだろ!
 しかもあすか「兄の事件について聞きたいことが…」って。
 お前も今の窃盗事件気にして!来栖達だけが頑張ってる!
 あすかは、井筒の犯行は不可能だったのでしょうか?と聞くのですが…。

 えーそこで事件勃発。
 なんと、窃盗犯を来栖達が捕まえるんですね。
 お手柄やん!
 それで戻った伊達らですが…。
 戻ってくると井筒が休憩してる。
 久遠を見ててくれたんじゃ?という伊達に、
「目を離したすきにどっかいっちゃったー」
 あの、すいません、ここにポットないですかね?ああ、そこの花瓶でいいや。
 ドタマブチ割るぞクソ上司がぁぁぁぁ!!!!

 まあマジな話、井筒が久遠の危なっかしさを計算に入れてわざと逃がしたのか、
伊達が何とかするだろうと思っていたのか、真偽のほどはわかんないですねー。

 どっかのキャバクラから酔っ払った吉永と店の女の子が出てきましたよー。
 んでもって久遠がその後ろからきた。
 彼は吉永に銃を突き付けて、あんたが突き落としたんだろ!と聞いてますよー。
 だからー…そういうやり方したらまた前と同じようになるじゃんよ。
 あの教師の時みたいにさぁ。

 あすかは窃盗団を取り調べているのですが。
 見張り役だったという子が、「俺見ちゃったんだ」と言うんですね。
 見はりをしている間にメンバー2人が盗みに入るという手筈だったんだけど、その
見張りをしていて何かを見た直後に、見回りの町内会長に出会ってばばっと逃げた、と。
(そのあと、会長らは倒れている文弥を発見した)
 その真相やいかに!?

 マスターの方は、久遠が車でやってきて、吉永を連れてきたことにうんざり。
 この男を始末して欲しいという久遠にハンパなことしやがってと怒るマスター。
 虐待で子供を殺したこいつが許せるわけがない、終身刑に出来ないなら自分が
殺す、という久遠。
 マスターは、ガキの虐待を自分の復讐にしようとしてんじゃねーぞと怒る。
 と、伊達に(一応遅れて来てました)あすかから電話が入る。
 窃盗団の見張りがたまたま、文弥を落とす吉永の姿を見ていたと。
 犯行がばれるのを恐れてその目撃証言を言い出せずにいたらしいです。

 伊達は久遠に、目撃者がいた、吉永は逮捕できる、という。
 ここで、文弥が暴力受けてぐったりして、殺したか?とびびった吉永が、意識のなくなった
文弥を抱きかかえてベランダから落とすシーンがあったけど、これはまあ映像で流す
よりも経過を後で話すくらいにしてもよかったような気もしますけどね。ちょっとリアル
すぎるなあと思って。

 伊達の言葉にも久遠は、刑務所入れてもすぐ出てくる、こんなクズはいなくなった
方がいい、と言う。
 伊達は、それは君が決めるべきじゃない、法で裁ける奴は償わせる、俺達がやってる
のは復讐じゃない、ときっぱり言いました。
 確かに伊達だって過去の遺恨をこれで晴らしてるわけじゃない。法で裁けない悪人が
いて、遺族の悲しみを晴らすためにやってるわけだから、復讐なんていう綺麗事言っちゃ
いけないんだと思う。自分達がやってることは絶対に許されないこと、という気持ちがなければ。
 そういう気持ちがなくて、久遠は誰かのためにしてやってんだ、俺達がやってやるんだ
みたいなのがあったから、簡単に行動に移しちゃうんでしょう。
 必殺仕事人シリーズとかがありましたが、あれだって自分らが復讐のためにやってるとか
陳腐な正義感もってやってるというのならお金を取らなかったはずです。自分達がして
いることは決して許されることじゃないという自覚を持っているからこそ、正当化せず、
お金をとって相手を始末する、そういうことなんだと思います。


 伊達は文弥からの最後のメールには続きがあった、と言います。
 「ゆうきをくれてありがとう」って。

 文弥は耐える日々から抜け出そうとしていた。
 今度は君が抜け出す番だ。
 闇に葬るのはその男じゃない、過去の自分だ。

 久遠は拳銃を海に向けて発砲しました。
 いやだから撃つなっつーてんの。
 音聞かれて通報されたらどうすんのよお前は。
 まあいいですけど…。

 吉永は自分の犯行を認めました。
 伊達と久遠は取り調べを受けてます。
 あ、一応久遠が上に羽織っただけとはいえ制服着てるよ!どうしちゃったんだよ久遠!
悪いものでも食ったのか!
(着たら着たでこの言われよう)

 そして久遠は、あの手紙を頼りに施設に入ってる父のもとを訪れて行くんですね。
 父は、絵を描いていました。
「あいつはいつもこの海を書いていたなぁ」
 その言葉に思わず「あいつって?」と尋ねる久遠。
 でも父は、彼の顔を覚えていませんでした。
 どなたですか、と言われた瞬間、久遠の胸に去来したものが何だったのか、それは
わかりません。
 けれどもこの時やっと久遠は、過去の苦しみから逃れられたんじゃないかな、と思います。
 久遠は父に「大事にしろよ」と母のブローチを握らせて帰って行きました。
 この後父の表情が明らかに変わったことからして、多分気づいたんだろうと思います。
 今のが息子だったことに。

 久遠がまた自室でぼーっとしているとあすかがきました。
 落ち込んだ時に誰かがいてくれるとほっとする、というあすか。
 で、久遠は「さんきゅ」とお礼言うのですが。
「チューして」
「ダメ」
 早い!あすかさん、かぶせ気味の即答だったよ!バッサリだよ!

 まだまだ諦めてなかった片桐さん。
 捜査一課に入ってきちゃいます。
 その時いたのは来栖。
「だからー!」とか言ってるのが面白いです。
 捜査資料渡してくれた?と聞く片桐に、渡したという来栖。
 この人も真面目なんだよなぁ。
 で、なんであんな解決した事件を追ってるんだ、と聞いてくる来栖は、あの事件の
時に夏樹が殺されたって話を聞いて、それで、伊達は俺と組んでた、井筒が捜査に
加わったことは一度もない、という。
 片桐の顔色が変わりましたよー!

 バーではマスターと伊達が、夏樹の事件を話しています。
 あすかが夏樹の事件を追い始めていると。
 
 5年前まだマスターが警察官だった頃、伊達に対して、なんで井筒をかばった?と
聞いていました。
 伊達は自分は井筒が犯人じゃないと思ったからだと。
 警察全体が井筒をクロだと決めてかかっていたかららしい。
 その後夏樹の事件は捜査が打ち切りになった。
 内部犯であることは間違いない、でも不祥事ということになるからその前に、打ち切りに
してしまおうと。
 伊達とマスター双方納得がいかないのは一緒だけど、違う点がただ一つ。
 マスターは言いました。
 俺は井筒がホンボシ(犯人)だと思っている、と。

 と、噂をすればハゲ…じゃなくて影。
 バーに井筒がやってきましたよー!
 何しにきたんでしょうか。
 まさか伊達に対抗してバナナミルクを頼むつもりか!
 あいにくだがこの店にはバナナは置いてないんだよ!おとといきやがれ!
 というわけで衝撃の次回に続く!

 今回私の好きな高杉亘さんが悪人役ということでハラハラしてたんだけど(踊る大捜査線で
SATの草壁さんの役やってた人)、さすが役者さんですねぇ。どうしようもないぐうたら親父の
役を見事に演じておられました。すごかったです。満足。




 真犯人よ、闇で消えろ。
 体脂肪率よ、もっと落ちろ。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→JOKER ジョーカー 許されざる捜査官