多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→獣医ドリトル


獣医ドリトル

最終話(10/12/19)

 前回ジュンペイの犬をボルザックつーて書いてたらバルザックらしい。
 くそう…配役のところに犬の名前は出ないからなぁ。(そういう問題ではない)
 あと、チューブ切った犯人にはしてやられました。
 そういう展開だったとはビックリです。
 あと私の中で息子Aの好感度があがりました。(名前ェェェェ!!!!)

 さて土門に「とーちゃん、俺だけどおれおれ、犬の手術に500万円必要なんだ、すぐ振り込んで
くれよ」と電話したジュンペイですが、土門に「私は安楽死させろといったはずだ」と電話を切られて
しまいます。
 …やっぱり振り込み詐欺はよくないよね、うん!(詐欺じゃねぇよ!)
 その様子を見ていた息子A。どうするつもりなんでしょうか。

 心臓の人工弁に関しては病院に話がついているということであすかが取りに行き…チャリとか
ないんですか?
 走ってってどんだけ時間かかるんだよこれ。
 しかも病院に到着して、人工弁受け取る手筈も整ってねぇし!
 これ届かなくてピンチになる展開かと思っただろうが。

 土門の方は柴山に、「ちょーマジブルセラの犬なんとかしてよ」と言われていました。
 
 あすかが人工弁を持って戻ると、金がないということでドリトルがオペしないと言って
いたのですが、あすかは、自分の借金にしていいからオペしてくれ、と言います。
 でもドリトルは怒る。
 いったいどれだけ借金背負うつもりなんだ、って。
 そうやって優しさのつもりで無料で治療引き受けたりして、破たんしていった獣医師を実際に
見てきたというドリトル。
 治療を決めるのは飼い主だ、とあすかを怒ります。

 厳しいようですが、ドリトルが言ってることが正しいです。
 かわいそうだからタダで助けてやる、あすかが払うから、みたいなことはもちろんできるでしょう。
 けども、そうしてたら、次に来た患畜も治療費払えなければタダで助けないといけない、あすかが
払えばいいなんてことにしていたら破たんするのは目に見えていますし、借金を代わりに背負うことは
決してやさしさではない。 
 だから安易に私が私がっていうあすかをドリトルは怒ったんだと思います。
 そりゃあすかが金持ちで、500万くらい簡単に払えるわってんならドリトルもすぐにバルザックを
助けたでしょうけどね。

 そうこうしているところに、息子Aがやってきて、以前ハムスターの治療で世話になったからと、
お金と輸血用血液を持ってくるんですね。
 自分がバルザック怪我させたからって。
 見直したぞ息子A!
 それでドリトルはオペすることにして、息子Aにも手伝ってもらう、と心臓の図解………あの…。
 ドリトルせんせえ。
 描かれている絵はそれは、ジャガイモでも写生されたんですか。
 あ、バルザックの心臓、なるほど……全然わからんわ!
 むしろこれで説明されて理解してる息子Aすげぇよ!

 土門の方は会議を開いて富沢以下を呼びつけています。
 おおっと、富沢の隣に座っているのは、第一話で終わりのキャラかと思われていた赤井先生じゃ
ないですか!
 こんなところでお目にかかるとは…って何か役に立ってんですかあんたは。(失礼)
 ブルセラに感染している犬の扱いについて富沢は、人間の勝手な都合で殺すのはどうか、と
言い、土門は、救いを求める市民の声がうざい、人間に感染したら大変ですよ的な話をし。
 犬の受け入れ先が見つからなければ安楽死させて下さいよ、というわけなんですな。
 しかも富沢に、あなたの教え子がやったんでしょ、安楽死も時には必要だというのならなんで
止めなかったんですか、と土門ツッコミまくりです。
 富沢は、だから犬の受け入れ先が見つからなかったら自分が責任もって説明するつってんだろうが
コノヤロー的な感じで(もっと温厚な話し合いしてた!)、引き受けることになるのですが。
 実はこれこそ土門の罠というかニヤリ、計画通りって感じなんですな。
 この件で富沢に全責任を押し付けるつもりらしい。
 赤井も、なんかそんなことになってすみませんと謝ってるけど、あんたホントに何しに出てきたんだ…。

 今日の4時までとかムチャなことを言う土門。
 今日の会議なんだからせめて明日まで待てよ。
 ほんっと、安楽死させれば全部解決とか思ってるおっさんは始末に負えないな。
 つーか富沢先生。
 初登場時より白髪減ってないですか?若返ってませんか。

 一方ドリトルの方は心臓修復オペをやっておりました。
 心臓なだけにチーム・ドラゴン呼んでもよかったんじゃないか?(無理)
 ここのシーンはさすがに最終回だけあってじっくりと描かれていましたね。
 人工弁に置換して、穴も縫合して、これで心臓自体は修復できたはずなのですが。
 人工心肺を停止させて、バルザックの心臓が動き出すのを待つわけなのですが。
 最初動き出さなくて「死んだー!」とか大騒ぎするジュンペイ。
 さえずるな小僧が。(お前はゴッドハンド輝の北見か)
 ドリトルが一生懸命やってるのに「助からないんですか」とか怒鳴るなよ。
 元から死んでもおかしくない症状だったのに。
 あすか、麻酔をちょっとジュンペイに注射しちゃえよ!(ダメー!)
 ドリトルは、心臓マッサージをするのですが、それでも動かなくて。
 もうダメか…と思った矢先にバルザックの心臓は動きだしました。
 よかったー、ヒヤヒヤしましたよ。
 助からないのはあの野良犬だけにしておきたいですからね。あの話も本当は助かって
欲しかったけど。

 一方富沢の方ですが。
 受け入れてくれる施設があるという話だったんだけど、花菱がいってみると施設がいっぱいで、
あいている広い場所も、獣医師会によって非常時のために確保されているから使えない、という
ことがわかります。
 そこを使うには土門の許可がいる、と。
 面倒なことになってきましたね。

 で、花菱がいくけどやっぱり断られました。
 万が一の時には明け渡すからそれまででも、といってもけんもほろろ。
 もとから土門には話を聞く気がないわけですからどうしようもないですね。
 花菱はどうして命と向き合わないんですか、というけれども、土門は、花菱こそ全部の動物が
さけて通れない、死というものから目をそらしている、と言います。
 つーか土門あんたさ、前回それでドリトルにやり込められてるよね。
 それを花菱に返したつもりか?
 死から目をそらすことと、救える命を救おうとすることはイコールではないんですよ。

 ドリトルは、バルザックはまだ予断を許さない状況だ、と言ってます。
 息子Aがこれから先は自分とジュンペイに任せてほしいと言い出しました。
 ジュンペイは獣医師になるのを迷っているから、バルザックの看病で見えてくるものがあるかも
知れない、と。
 どうしたんだ息子A!最終回だからいきなりいい人になっちゃったよ!

 土門の方は秘書から、息子Aが血液と金を持ち出した、という話を聞いていますが…。
 なんかもう一つとか秘書がいってます。
 どうしたんだ。
 息子Aは大変なものを盗んでいったのか?
「それはあなたの心です」
 やかましいわ!(このセリフの意味がわからない人は、ルパン三世のカリオストロ城を見て下さい)

 ドリトルが珍しく、ワクワクしながらアフリカのDVD見ていて。
 ますます、アフリカ行く気なんだ…と誤解を深めるあすか。
 多分、ドリトルには見捨てられないものが多すぎて、行く気ないと思いますよ。
 ドリトルは目を輝かせながら、クワッカという動物の話をします。
 絶滅した動物らしい。
 今、地球上で1万6000種が絶滅の危機にあるというドリトル。
 生存競争や気候変動もあるが、一番の原因は人間だと。

 こっから命の大切さの話にいくのかと思ったらあすか、伝染病の話を持ち出してくるので
何かと思ったのですが。
 つまり、その伝染病を広げないためにやっぱり先生はアフリカいくんだ、応援します!的な
ことを考えてるらしい。
 まあいいか…ほっとけば…。

 なんつーか伝染病を広げてるのも確かに人間の交通網が一因で、それが絶滅につながったりする
可能性もあるんだけども(もちろん渡り鳥によって広まるのも多い)、どちらかというと、人間の乱獲に
よって絶滅させられた動物の方が多いです。
 古くは、動物保護という観念がなかったころに、この動物の油が便利、この毛皮が便利、この卵が
美味ということで乱獲されたり。
 今でも、レッドデータに指定されたからこそ、珍しいから飼いたいという密猟などもあります。
 つい先日でも絶滅したと思われていたクニマスをさかなクンさんが見つけたというニュースが
ありましたが、その地域ではさっそく、それを釣ろうとする人たちが押しかけたなんてこともあった
ようです。
 これと似た種のヒメマスを釣ることは違法ではないので、それ狙いって人もあったでしょうが、
クニマスを釣ろうとやってきた、なんて人は、レッドデータの意味をもうちょっと理解してほしいと
思います。
 自分が欲しいから手に入れる、それが通用するのは、合法的に、きちんとした対価を払って
手にいれたものだけです。
 
 話がずれましたが、その頃ジュンペイは息子Aのことを心配していました。
 勝手に金や血液を持ち出して、大丈夫なのかと。
 息子Aははなから承知の上でやったんでしょうから、もういいと言います。
 殴られた時からもう決定的な亀裂が入ったと。
 どこにも俺の居場所はないと言う息子A。
 さては貴様、ここで働くつもりか!?

 息子Aはいろいろ獣医として過ちもおかしてきた、と言います。
 それはアレか、花菱みたいにカリスマ獣医師と騒がれなかったことですか?
 それともいまいち花がなかったことでしょうか?(どっちも失礼!)

 土門の方は、秘書から言われたことが気になったらしくて。
 なんか息子Aが別の病院の採用通知を受け取ったのがそれらしいです。
 要するにやめるつもりだったのか。
 それでも土門は、ここジュンペイに継がせるからいいし、みたいなこと言ってるんだけど。
 ジュンペイ自身も獣医ではなくて、普通の医学部受けようとしていると知り、土門はあわてて
ジュンペイの部屋を探ります。
 すると、何か小箱が出てきた。
 開けてびっくりする土門と奥さん。
 どうした!
 「はずれ」って書いてあったのか!?
 私はここ、動物の死体でも入っていたのかな?と思ったのですが、よく考えたらそんな臭いが
出そうなもの、とっておくはずがないですよね…。
 ともあれ、チューブを切った犯人、息子Aではない可能性が出てきましたね。

 んで、息子Aとジュンペイのところにドリトルがやってきて、話の続きをどうぞどうぞって感じです。
 ドリトルは、自分のところでもICUのチューブが切られていたことがある、と話し始める。
 ああ、ボケ老人騒ぎですっかり忘れてましたがそんなこともありましたね!
 私はてっきりあの老人がやったのかと!
 ドリトルは息子Aが犯人だと疑っていて、獣医師として過ちも犯してきたってのはそのことなんだろう
って感じで問い詰めるけど、同じ思いをしないとわからんらしいなと、バルザックが入ってる機械の
コードを切ろうとするんですね。
 ドリトルせんせぇ。
 チューブならともかく、電気の通ってるコードをナイフとかメスで切断しようとすると、感電することも
ありますよ…?ま、ドリトルは犯人わかってたようだし、切れば修復するのが大変なので、本当に
切る気はなかったでしょうが。

 切ろうとするドリトルを止めたのはジュンペイでした。
 やっぱりお前か。
 お前ちょっとフィリップに戻って反省してこい。(なぜ!?)

 ジュンペイは、土門を見ていると、獣医に希望が持てなくなってくる、なのに土門は自分に獣医になる
よう期待し続けた、それで、動物が忌まわしく思えて、動物を傷つけるようなことをしたと白状するんですね。
 …ああ…すっかり忘れてたな…。だって第一話、二話以降出てこなかったんだもん。
 あの時のヤガモだとか、切られた子犬とか、こいつのやったことでしたか。
 土門が見つけたのは「はずれ」と書かれている小箱ではもちろんなくて、血の付いたナイフの入った箱
でした。
 …あのぅ…。
 子犬の切られてるケガと、ナイフの血の量がぜんっぜん合わんのですけど。

 ジュンペイは、バルザックがこんなことになって、自分がどれだけひどいことをしたかやっとわかった、と
言います。
 こんなことにならないとわからないのもどうかと思いますけども。(シッ)
 土門は冷たい獣医だ、というジュンペイ。
 動物には寄り添わないし、祖父にさえ安楽死を勧める、土門は祖父にゆがめられたんだろうけど、自分も
土門にゆがめられたんだ、動物の痛みを気にしない人間なんだ、というのが彼の主張らしいです。
 でもドリトルはそれを否定。
 土門はあんなだけど、必要もないのに動物を傷つけたりはしないし、今まで多くの動物の命も救って
きた。なんでも父親のせいにして動物を傷つけてきたお前とは違う、とキッパリ。
 やってきたことはすべて自分の責任、罪を償わないと始まらないぞ、と厳しく言います。

 つかここで息子Aが、警察に行けって言うんですか、と言ってたけど。
 当たり前だろう。
 まだ17歳って、それはお前、理由にはならんよ。
 何歳だろうが人や動物を平気で傷つけるのは心がゆがんでるよ。苦しむのをわかってて傷つける
時点で危険なんだよ。

 なら俺が通報するというドリトルですが、ここでセリフなかったあすかが割って入りました。
 そうです、一応いたんです!
 あすかは、時間あげて下さい、と言う。
 それはそれで、ドリトルはジュンペイに殴りかかろうとします。
 思わず防ぐジュンペイ。
 それを見てドリトルは、これが暴力だ、と言う。
 カモや犬は今のお前のように抵抗すらできなかった、よく考えろと。

 ドリトル、本気で怒ってますね。
 でもちゃんと身をもって教えたのは偉いと思う。
 可能性があると思うからこそ、ジュンペイにやり直せって言ってるんだと思います。
 
 この後外で座り込んでいるジュンペイに、ドリトルのこと誤解しないでね、というあすか。
 いや、いくらなんでもちゃんとわかってると思いますけど。
 ともあれあすかは、動物を傷つけた分、たくさんの命を救うことで罪滅ぼししてほしい、
バルザックと同じように、他の動物を愛してくれたらきっと良い獣医になれるよ、とまとめに
入ったのでありました。

 一方、すっかり忘れ去られていた感のある、富沢と花菱ですが。
 四国で、預かり先が見つかりそうなのですが、話し合いは明日になるということで、安楽死させない
ために、どうしても一旦犬を移動させる必要が生じてきます。
 で、花菱思いつく。
 「もう一つありました。獣医師会を敵に回しても受け入れてくれる病院」
 …ドリトルのところですよね?

 あのバカどうしてる、とあすかに尋ねるドリトル。
 バカ呼ばわりです。
 ジュンペイのことかー!(クリリンのことかー!的口調で)
 あすかは、ドリトルの父はどういう人だった?と聞いてきますが、ドリトルは、仕事しろ、と言う。
 まあ父の設定決まってないもんね!←違う。
 と、そこに花菱から電話がかかってきて、ドリトルは受け入れを了承します。
 まあこの人は断るわけないですもんね。
 金はもらうけど。
 最悪、安楽死を頼むことになるという花菱に、ドリトルは安くはないぞ、と言いました。
 そんな風に言ってるけど花菱は、ドリトルが安楽死を嫌ってるの知ってるから、それを言うのは
つらかっただろうと思います。

 ところがここでまたまた問題が生じる。
 四国の受け入れ予定先がキャンセルを申し入れてきたのです。
 獣医師会が圧力かけたらしい。
 汚いやつめ!
 そんなにどうしても殺したいんですか、犬を。
 やってきた土門に富沢は犬を移した、と涼しい顔でいいます。
 話が違う、大臣に連絡する、という土門に、富沢は自分がもう報告した、と。
 その上で、自分とこの予算申請は取り下げたから、センター作ってね、と言うんですね。
 そして改めて、犬を救ってやれないかと頼むのですが。
 多くの命を救うためのセンターを計画しているのなら、救える可能性のある犬を助けることについて
向き合って欲しい、と富沢言うけれども、土門は、あなたの言うことには一生従わないといって
去っていきました。
 20匹の犬の命を、そんな下らん反発心で死なせるようなことすんじゃねぇよド阿呆。

 失意のうちに花菱はドリトルに電話を入れ、安楽死させることになった、と報告します。
 ドリトルだって、助けられればと思っていただけにつらいでしょうね。

 あ。
 息子Aとジュンペイまだいました。
 よく考えたらジュンペイ、君学校はいいんか。

 殺すのも獣医の仕事だ、というドリトル。
 それを乗り越える覚悟がないと務まらんと。
 彼の言葉は悪いかもしれないけど、いずれ直面することになる事実をハッキリというのは
やっぱドリトルの優しさだと思います。

 ドリトルは検査に行くという。
 もしかしたら感染してない犬がいるかもしれない、と。
 ここで、「安楽死注射の代金が浮くからな」と言って出ていくドリトルに息子Aは、あの先生の
本心はどこにあるんでしょうね、みたいなこと言うけども。
 あすかはちゃんとわかってました。
 一匹でも助けられるなら助けたいんですよ、って。
 ドリトルなりの憎まれ口というか、ストレートに言いにくい性格だから、代金が浮くみたいな言い方に
なるんでしょうね。
 検査しているドリトルは、一匹の犬が妊娠していることに気づきます。
 それでも殺さなければならないのだから残酷ですよね。
 結局検査の結果は全滅で、20匹全部を安楽させなければならないと言うドリトル。
 妊娠していた犬も、ブルセラに感染していると流産の危険があるので、どちらにしても無事生まれる
可能性の低い子供なんだ、と。
 やりきれないですよねー。

 ドリトルはあすかに薬を手配しとけ、と言います。
 それと、最高級のドッグフードを買ってこい、とも。
 ここであすか、私が作ると言います。
 うぉぉぉい!安楽死させる前にポイズンクッキング食わせるつもりか!
 と思っていたらやはりドリトルも思ったのか、突っ込みました。
「それは食えんのか」と。
 ともあれあすかは準備しに行くんだけど、このあとドリトルが一人になったところで、すごい
泣きそうな表情してて、ひょうひょうとした風を装っててもつらいんだろうな、と思いました。

 さて土門です。
 死にそうな親父さんのところにいってんだけど、もう土門を認識できなくなった父に向かってブツクサ
文句のオンパレードです。
 何も言わずにあなたが死んだら、自分は何のために頑張ってきたのか、と。
 ところがここで死の淵にあった父親が、正常に戻るんですね。
 つらかっただろう、すまなかった、私が間違っていたと言い出す父。
 大きくなったな、私の宝物だ、と土門に言います。
 ここのシーンはちょっとグッときたな。
 やっとこの親子が和解できた瞬間だと思います。

 んでそこに息子Aとジュンペイがやってきました。
 あんたら…結局学校行くのやめたのか。(今それどころではない)

 あすかは食事を作って出してやるのですが。
 人参星形にするとか凝るのはいいのですが、どう見ても食べずに残しているように
見えるのですが、犬。(いやいやちゃんと食べてるのもいる!)
 ここであすかが思わず犬たちを見ながら泣いてしまうのですが、ここのシーン、気持ちは
わかるけど尺が長すぎです。
 2分くらい延々と、犬とあすかを流されたらちょっとしらけますよ。
 ここは犬とあすかを映した後、引きでCMへっていうのがよかったように思いました。
 最初はよかったけど、ずーっと泣いてるあすか見て「早くシーン変わらないかな…」と
思ってましたし。

 土門は息子らからすべてを聞いたらしく、息子Aはジュンペイ連れていまから警察に行く、と
言います。
 こんな風に考えたのもドリトルのおかげみたいなことを言ってて、土門は「俺はお前達の
なんだったんだろうな」と去ろうとするわけですが。
 なんだったんだろうなって、総院長だろ?(違)
 息子Aが突然「お父さん!」と叫びます。
 …って次何もいわないでシーン変わっちゃったよ!←演出だよ!

 翌日。
 安楽死の準備をしているドリトル。 
 そこに花菱も手伝うとやってきます。
 せめてもの責任の取り方なんでしょうね。

 で、犬を出していよいよということになるんですが。
 この子犬が「なんすか?」みたいな表情しててちょっとかわいかった。
 すまない、と声をかけるドリトル。
 第8話の冒頭がやっとつながりましたね。
 と、そこに富沢がすごい勢いで入ってきました。
 土門の同意が得られて、前に断られたあの施設に収容が決まったらしいです。
 ギリギリセーフで安楽死は免れました。
 わかってはいたけど、助かってよかった。
 
 ところが奇跡はそれだけでは終わりませんでした。
 あの、妊娠していた犬の陣痛が始まったのです。
 富沢が、奇跡を起こす、だから命なんだろうねと一人まとめに入ろうとしてますが誰も
聞いちゃいねぇよ。
 うれしそうに出産の準備を指示するドリトル。
 そりゃあ獣医師の名にかけても無事生ませるでしょうね。

 土門はセンターの計画を取り下げたらしいです。
 でもって、警察から出てきたジュンペイをいきなり突き飛ばしてるので、おいおいライダーに
変身させるつもりかおっさんと思ったら、突き飛ばした後、抱きしめてあげていて、それで
ジュンペイとも和解できた感じでよかったです。
 この家族に足りなかったことは、こうして親が子を抱きしめてあげることだったんじゃないかなと
思います。

 さて二週間後。
 すっかり忘れ去られていたバルザック回復しました。
 土門が引き取りに来ていて、なんかつきものが落ちたような顔でドリトルに、息子が世話になった、
と言ってたのがよかったです。
 ドリトルは相変わらず、おかげで稼がせてもらった、と言ってたけど、これを訳すと「べ、べつに
うれしくなんかないんだからね!」というところでしょうか。

 このあと、カレー食ってうまいと言うドリトル。
 あすか の 料理の腕 が あがった!
 あすか は 味付け を マスターした!
 あすか は 「まともな料理」の特技 を 手に入れた!

 で、あすかはこれでお別れですからとか言ってるけど。
 あ、ああ、最終回だから?
 お世話になりました、というあすかに、「一つ聞いていいか。お前、どっか行くのか」と言うドリトル。
 そうなりますよねー。
 あすかは、ドリトルがアフリカにいったらここにいるわけにはいかないから、と言うのですが。
 バカか!とか言われてますよ!
 俺がいつアフリカに行くって言った、と。

 …花菱が行くのかよ!!!!!
 ま、病院も閑古鳥状態だし丁度いいやって感じらしいです。
 ドリトルより自分の方が役に立つ、と言っててドリトルも今日ばかりは「そういうことにしておいてやる」と。

 ルミが、無事に帰って下さいね、と心配していましたが、イスカンダルへ放射能除去装置を取りに行く
よりは安全だと思います。(ヤマトか!)
 ドリトルも珍しく、お前は世界一の内科診療医だとほめていました。
 あのドリトルが手放しで人を褒めるとは!
 嵐で飛行機飛べないなんてことにならなければいいのですが…。
 つか結局花菱がオペのトラウマ乗り越えるエピソードはないのかよ!

 このあと、犬を散歩させながらあすかがドリトルに、本当にアフリカいかなくてよかったんですか、
と聞いてて。
 ドリトルは行けないという。
 おいていくにはたくさん気がかりなことがありますもんね。
 それに、ドリトルの腕を必要としている人はたくさんいるし。

 まあ花菱の方も成田空港でチヤホヤされていたし、人気は回復しつつあるんじゃないでしょうか。
 この後、あすかが、「頑張って看護師になる」と宣言してまして。
 これがフジテレビだったら「海賊王になる」だったでしょうが。(何の話だ)
 いい雰囲気になりかけたのをまたドリトルがあすかの額をたたいて、「蚊だ」と言ってたの笑いました。
 

 どうでもいいですが、「JIN-仁-」の予告で、ホルマリン漬けの赤子が目開くのに効果音つけてん
じゃねーよ!余計に怖くなってんだろうが!


 動物ってのは口がきけない分周囲の人間が様子を見てやらないといけません。
 また、具合が悪いのを隠したがる生き物です。
 ペットの爪にマニキュアがどうの、新作のイヤリングがどうの、そういうのをあてがって満足してる
金があるなら、もっときちんと生態を把握したり、その動物が生き生きと生活していける環境を作る
ことに注意を向けて下さい。臭いから消臭剤をかける、というのが当たり前ではない、というのを
理解してください。散歩として連れまわすことがストレスになる動物もいることを知って下さい。
 「ペットのため」としてやっていることが自己満足に終わっていないか。
 それを今一度考えて欲しいと思います。



☆☆☆☆☆☆酒の肴に動物の話☆☆☆☆☆☆
動物はきちんと死を理解する。
ゾウは仲間が死ぬと、その周囲に集まり、撫でるようなしぐさをしたり、草や土をかけてやる
行動をすることがわかっている。
また、チンパンジーやゴリラなどでも、群れのリーダーや親が死ねば、ある期間そばを離れず
そして静かに去っていく。
老いや死の感覚は人間とずれがあるにしても、死を悲しむ感情が人間だけのもの、とするのは
大きな間違いである。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→獣医ドリトル