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黄金の豚 |
第4話(10/11/10)
今回の話は、シンコのやさしさが出ていたように思います。
権力に邪魔される話じゃ単調だから、こういう話もいいなと思いました。
シンコの母が、手抜き工事の新聞記事を読んで怒っています。
まっとうに働く人間からしたら、迷惑以外の何物でもない話ですよねぇ、こういうのは。
でも、その新聞読む動作がつらそうなので何かと思ったら、老眼鏡が目に合わないらしい。
と、みぞれが新しい老眼鏡をプレゼント!
なんていい娘なん…「お姉ちゃんワリカンね!」
鬼か!お前は鬼か!
見ろ、シンコなんて全財産20円だぞ!
…お前もどういう生活してたらそんなことになるんだ!!!!
金がないのを責められ、ブタの貯金箱割ろうとして止められるシンコ。
大きく振りかぶったら、ちょうどやってきた工藤にヒット。
すごいとばっちりだ!
つかこのブタの貯金箱、最終回にシンコが割りそうな気がする。
意図をもって、ですけどもちろん。
職場でも、シンコの全財産が20円ということについて、3歳児でももうちょっと持ってるとか
金田や角松はアレコレいってんですが。
おいおい、今どきの3歳児はどんだけ持ってるっていうんだよ!(突っ込みどころはそこじゃねぇ!)
角松、えらそうに、俺が金を貸してやらないこともないぞ、と言ってますけど、いばっているように見えて
今まで借金返してもらってないのにさらに金を貸そうだなんて、アホ以外の何物でもないと思いますが。
大人げないとあきれる金田。
と、工藤が気前よくシンコに1万円を貸してくれます。
ある時払いの催促なしか。
さすが、金に苦労したことのない人はやることが違いますね!(純粋な好意になんてことを)
シンコが、大人げない、こっちのパーはって角松に言ってるの笑えました。
そこに明珍が、出張の仕事をもってきます。
これが終わったら給与日ですよーと言われて俄然張り切るシンコ。
護岸工事のチェックらしいのですが、なぜかそれを聞いて逃げ腰になる角松。
水のあるとこ苦手らしいです。
え?泳げないシングルパー?(パー関係ねぇぇぇ!)
地方への交付金が40億あって、それで護岸工事をしたらしいのですが、周辺のネギ農家から、
これは手抜き工事ではないか、調べてほしいという要請があったとのこと。
それを聞いて角松ビックリします。何か心当たりでもあるのかな。
シンコの方は、ネギくらいでガタガタぬかすな、と失礼なことを。
そのネギだってなぁ、一生懸命作ってる人がいるんだよ。
ここで角松とシンコがくだらない言い争いしてるんだけど、シンコがゴムサック投げてるの笑った。
使う人に迷惑だからやめたげて!
というわけでいつもの4人で調査に行くことになるんだけど、角松はシンコに行くな、と言い出します。
おかしいと思ったら、行先は角松の実家があるらしい。
シンコが結婚詐欺師だったことは言っておらず、結婚する相手として写真見せたままだからまずい、
というのが角松の言い分らしいです。
が、仕事の早い工藤君が切符手配してました。
…残念!
そういうわけで村にやってきた一同ですが、村長以下の出迎えがすごいっていうか。
村長、漆原っていうらしいです。
奇遇ですなぁ!
うちの明珍も少し前までは漆原と名乗ってある病院で医者を…ってGMー!
ともかく、村長漆原は、1円でも不正があればあぶりだしてほしい、と言うんですけども。
大体こういうことを言うやつって、ちょっとやそっとでは不正を見つけられるハズがない、とたかを
くくってることが多いんですよね。だからこんな言い方になる。
金田らは、観光用バスがチャーターされていることに不信感を抱きます。
これであちこち移動してください、と漆原は言うんだけど、要するに誰とも接触させないための
隔離ですよね。
観光のような日程が組まれていることに驚く一同。
まあ金田なんかはバス見た時点でうすうす気づいていたようですけども。
工藤は浮かれている漆原に、川へ連れて行ってください、とビシッと言います。
それを見て交渉がうまくなったもんだと感心する金田。
まああれだけの経験してきて学習してなかったら、それはそれで困るんですけども。
この後、一人の女性が村中から無視されているシーンが入ってます。
これは後で意味がわかります。
作業服に着替えて検査に入る一同。
シンコが、ムショの服みたいとか言ってて角松があわてて制止。
苦労が絶えませんのう…。
で、図面通りに護岸ができてるかチェックしてるわけですが、特に異常は見つからないんですね。
中を空洞にして材料をケチるようなケースモあるけども、問題なくできてる、と。
ここでシンコが割ってみりゃわかるとかいってツルハシを振りかぶる!
お前はヘタリアのロシアかぁぁぁぁ!!!
なんでも壊しゃいいってもんじゃねぇんだよォォォォ!
で、上流の方も調べてみたい一同なのですが、なんか漆原達の様子がおかしい。
何かある感じですね。
この日の検査を終えて、自宅に泊まってくださいという漆原を無視し、ホテルに泊まるという工藤ですが、
そこのホテルは会議があって使えないはずだ、という漆原。
そして、他の宿もいっぱいと断られてしまいます。
つまり、是が非でも漆原、自宅に泊まらせたいわけですね。
シンコもムズムズする、と言い出します。
今日一日、村人の誰とも会ってない、と。
むしろ顔を合わせたくない角松は、ラッキーとか言ってシンコにバカにされてます。
そこは「あんたバカぁ!?」って言ってほしかったシンコ。
ともあれ、会わせないようにしてるんだ、というシンコですが。
そこでたまたま女性が角松らに声をかけてきたんですが。
工藤に「そちらの方もテンパー?」って第一声がそれか!
もっと言いようがあるだろうが!
後ろ向いたら見分けがつかないとか喜んでる場合か!
しかも振り向かせて、角松の方を見てガッカリ、って感じの女性。
顔か、顔が不満なのか!
というわけで角松母です。
シンコのことも、婚約者のヨウコだと思ってるので余計に始末に終えません。
仕方がないので角松、皆に母と紹介するわけですが。
まあいいのか悪いのか、家に泊めてもらうことになりまして。
金田は、どうして地元だといわなかった、と角松に言うんですね。
そりゃオメー、いろいろと言いにくいだろ。シンコとかシンコとかシンコとか…。
角松母はそんな複雑な状況は知る由もありませんから、やっとヨウコに会えた、と喜んで
おります。
ますます言い出せなくなる角松。
で、このままだとやばくなりそうなので、温泉に皆を引っ張って行ってます。
工藤の方もまたなんかしょーもない方向に誤解してて、ヨウコが死んだってことお母さんには
言ってなかったんですねだとかそれでシンコを勘違いしてんだな、とか一人納得状態。
どうすんだこれ…。
角松も説明するのたるかったらしくて、そういうことにしといて、とか言ってます。
こいつ説明をあきらめやがった!
シンコの方は温泉に入らず戻った、と言われてあわてる角松。
でも家に戻るとシンコは夜なのに出かけていったというんですね。
あーなんか意図が分かった気がする。
あと母、布団がないから、角松とシンコは1つの布団でいいよねとか言ってました。
お母さん、一応結婚前なんだから(しないけど)もうちょっと気を使ってください。
シンコは、居酒屋で飲んでました。
なるほどね、情報収集するならこういうとこですよね。
角松もやってきたんだけど、商店街がすっかりさびれてしまって、シャッター街になっている
ことに気づきます。
いったい何があったのでしょうか。
居酒屋で組合長に会って、仕事はと聞かれて今の仕事をバカ正直に答えようとする角松。
それをごまかすシンコ。
どうやら調査に来たことは内緒で話を聞いてたみたいですねぇ。
ここら辺がさびれたのは、護岸工事が手抜きされていて、水害でこんなことになってしまった
のだそうです。
しかし、村長はここらの交通やサービス業その他ファミリー会社を経営していて、村の人間は
そこで働いているから、誰も不正を追及することができない。
なるほどねぇ。
それとみんなは角松に、母親に余計なことはしないでほしいと伝えてくれ、と言う。
護岸工事の手抜きを知らせてきたのは、角松の母だったらしいのです。
犯人捜しを村長がしていて、皆ビクビクしてると。
みんなは犯人知ってるけど、それを村長にわざわざいうほど人でなしでもないが、表だって
かばえるほど余裕があるわけでもないってことですね。
だから村八分みたいな状態になってたのですか。怖いなぁ。
普通だったらお母さんは村を出てくかもしれませんが、そうしないのは、この村が好きだから
なんでしょうね。
家に帰った角松は母に、どうして自分に知らせてくれなかった、そうしたらやりようもあったのにと
言いますが、お国の仕事をしている息子に言えなかったという母。
年金ももらってるから暮らしは心配しなくていい、東京でなんて住めない、と言いますけども。
なんかそんな事情知ったら角松としてはますます、はいそうですかと引き下がれなくなりますよね。
なんとしてでも不正を暴いてやる、そんな気持ちになったのではないでしょうか。
そしてシンコも同じ気持ちだったと思います。
夜、撃沈してる工藤を前に、成長してると言ってる金田と角松ですが。
角松は、私情を挟んではいけないのは分かっているが、手抜きを見つけて糾弾したい、力を貸して
欲しい、と頼みます。
まあ金田だって言われなくてもそのつもりだと思いますよ。
翌朝。
シンコがいないということで焦る一同。
見れば、帰るって伝言が…。おいぃぃぃぃ!
角松母は早くから出かける用事がある、と言ってたんですが、そういうわけで金田は、時間がない
からシンコはほっといて調査をしよう、と言います。
まあこの時点であのシンコが黙って帰るハズはない、とは思ってましたけどね。
シンコの方は、角松母を尾行していました。
細々とネギを作っていた角松母でしたが、村の中で買う人は誰もおらず、隣町にいって売って
いたらしいです。
なんかもう可哀想だなと思いました。
役場では金田は、土砂の量がかなり多いことを発見してました。
実際よりも多く掘削したことにすればその分経費を水増しすることができるらしいです。
しかしもう今となってはそれを確認できるすべがない。
んで、明珍は茶々に、証拠はないけどこのことをぶつけてみるつもりらしいです、と報告してん
だけども、まーた茶々が、そんなことは許可できない、とチャチャ入れてくるんですね。
周囲が注目する中、白毫を押す明珍。
お前は何やってんだァァァ!
やっぱりそれはスイッチか!スイッチなのか!
最終回あたりそこ押すと、口からミニメカが出てくるんじゃないだろうな!
ともかく白毫を押した明珍は、問題が起きたら私が責任を取りますのでやらせてください、と強気に。
茶々としても今回は国でなく地方が相手なので、特に問題視してないようです。
はい、出番終わりー。
角松母は、ネギを道端で売っているのですが思うようにいきません。
最近は農家のネギって高くても売れるのにねぇ、出所がしっかりしてるから。
で、シンコはそのまま村へ引き返します。
書類を探しても不正が見つからない、と悩んでいる角松らは、やはり上流に検査に行くしかない、
と決心する。
けれども漆原が黙っていかせるわけがない、ということで、工藤が接待を受けてくる、と言います。
どうしたんだ、前回からえらい代わりようじゃないか!リボーンの骸と契約でもしたのか!(してねーよ)
時間稼ぎをする、という工藤を信用して、角松と金田はこっそり上流へ向かいます。
すると、立ち入り禁止の札があって、前に警備員が二人いるんですね。
無理に通れなくもないだろうけど、すぐに漆原に連絡がいくだろうと考えた二人は山の中へ。
なるほど、別ルートか。
ここで道に迷って、小弥太こと高杉晋作と出会うわけか!
「ぼかぁ負けやーせんよ!」
(「十三人の刺客」と「龍馬伝」がごっちゃに!)
工藤の方は漆原にうまいこといって、接待受けさせていただきますねー、とやってます。
時間稼ぎされてるとも知らない漆原は、ニヤニヤしてますが…。
つか、やることが将棋かよ!
まあ、小弥太にでも出会えばよかったんですが、そんな助っ人いるわけないですから、進んでいく二人。
クマ出没注意の看板にビビッてると、やってきましたシンコさん。
その看板をはがすと、上流まであと1kmの文字が。
なるほど、隠してあったわけですか…。
上流でも計測してみても図面通りでおかしいところはない。
シンコは、川の中はどうなってる、と聞いてくるんですね。
調べられるわけがない、という角松に、水深6メートルというのを確認するシンコ。
彼女は、ツメが甘いと角松のことをバカにするわけです。
で、角松も腹が立って、お前なんか川に落ちていなくなれ、なんて悪態をつくわけだけれども、
なんとシンコホントに飛び込んだ。
この辺りは彼女のカンってとこですかねぇ。
あわてる角松。あわてるくらいならあんな悪態言うなよ、ウソでも。
水が苦手な角松が、それでもがんばって飛び込んだのはえらいと思った。
駆けつけてくる金田と工藤。
つーか。
あの、シンコさん、とっくに向こう側に上がってるんですけども…。
あと角松さん。
落ち着いて、そーっと立ってみよう!
シンコの言うとおり立ってみた角松。
水深は彼の腰ほどしかなかったのです。
角松が股下6メートルなんて驚異の体をしてない限り、こんなことはありえんわけで。
つまり、両側は設計図通りにしといて、誰も確認するはずがない、水深をごまかしてたってことか。
役所が調べにくるところを計算しつくしてたって感じですよね。
腹立つなーあの村長。
もみあげ全部剃って額にマジックでルパン三世って書いとけや!
村の方では、漆原をはげます会みたいなのが開かれていました。
ああ、禿増す会ですか?
調子こいている漆原の前に。
明珍をはじめとする一同が乗り込んでまいりましたー!かっけぇー!
シンコ、シングルパーに説明するように言ってます。
つーかみんなの前でシングルパーっていうシンコもシンコだけど、それで自分が呼ばれたと
認識する工藤も工藤だよ!
ともあれ、上流の水深は80cmであり、それが人目につかない地域1kmにわたってそういう
設定になってた。
これでは台風がきたらあたり一帯の畑は水浸しになって、名物のネギも作れなくなるのも
しょうがない、と言ってます。
周囲のマスコミたちはザワザワ。
で、シンコはいくらちょろまかしたかの計算をします。
全部でざっと8億のごまかし。
工事の発注先はすべて、漆原のファミリー企業。
ごまかしもやりやすかったことでしょう。
このことを釈明できますか、と尋ねる角松。
珍しくかっこいいですね!(珍しく、とか!)
こんなところでネギ作ってても意味ねーだろ!と怒り出した漆原を写真撮るマスコミと、
あわてて止めようとしている秘書みたいなおっさんが対照的でした。
自分が東京にいってやっととってきた金だから何に使おうと自由だろ、と漆原は言ってるけど
そもそもそれはお前の金じゃねぇよ。
この村の、その村民の、安心できる生活をするためのものだろうが。
何言ってるヤセダヌキ、というシンコ。
あんたは金をかすめ取ってるだけだろ、と。
この村ではあんたを皆が怖がってる。何をされるかわからないから。
でも耐えて頑張っている人もいる。
ここを生きる場所と決めてるから。
その気持ちを考えない村長はいらない。
親戚にばらまいた8億円、きっちり黄金のブタにお返しいただきます。
この後角松が「金返せ」っていうのがよかった。
ここのシーンはマジかっこよかった。
彼にとっては大切な大切なところですからね。
明珍も、「近々またお会いしましょう、会計検査庁でした」と、「古畑任三郎でした」みたいな
ノリのこと言って帰っていきました。(いいシーン台無し!)
いつもの飲食店で工藤が、村長のリコールが始まったらしいですよと言ってますが。
お前、市民つったけどあれ村民だろ?
村に市民がいるか?
で。
祝杯にシンコも来ればよかったのにと言ってる工藤ですが。
角松ふと思い出して、1万円返してもらったか、と尋ねます。
すると工藤は返してもらった、という。
今日給料日だったからと。
「なぜそっちは返す…」とつぶやくように言ってる角松に笑いました。
さらに、あんな女協調性ゼロじゃん、と文句言ってたところに工藤が「シンコのことが好き」とか
言い出してビール吹き出す角松。
なんてことをするんだ!ビールもったいないだろうが!(違う)
まあいいライバルになりそうですね、この二人。
明珍はみんなも自分も少しずつ変わってきている、という日記を書いていました。
もっといろんないいことが書けるようになるといいですね。
あと、金田が戻ってきて、報告書仕上げないと、といってたんだけど。
明珍は彼を、だんだん変わってきたね、とほめます。
それへ金田は、別に皮肉とかじゃなくて、もう頑張っても上に上がれないから、
というようなことを答えるんだけど、明珍は、「キミは正義の人です」とほめたのでありました。
私も金田はシンコ側の人だと思う。
嫌ってはいるけども、逆にシンコのまっつぐなところをうらやましくも思ってるんじゃないかと。
そうやってみんな少しずつ、シンコのように真ん中に一本こう芯が通った銀魂を持てる
ようになるといいね!(銀魂かよ)
と、明珍、茶々に呼ばれていくのですが…。
呼びに来たやつの目がこぇぇよ!
こいつ絶対人殺してる目だって!
その茶々ですが、今回チャチャ入れられなかったのがそんなに悔しかったのか、最後になって
チャチャ入れてきやがったよ!
なんと、シンコの身辺調査を明珍に依頼するのです。
さて明珍が、正直に報告するほど肝っ玉の小さい男か、それとも「何も怪しいところはありませんでした」
とシラッと言ってのける人間か…。
次回わかりますね。
シンコの方ですが、角松母からネギをたくさんもらってました。
荷物が届いたところを見ると、角松母は、ちゃーんとシンコの正体を知っていたようですね。
それでいてわざと角松に騙されたフリをしていたのですか。
やっぱりかーちゃんにはかないそうもありませんね、どこも。
さらにこの後シンコは、母にネギをあげてさらに、初任給も渡してるんですね。
安すぎてもらってらんないから家賃のかわりにとっといて、なんて彼女らしい照れ隠しだと思います。
あと、チョコパンもあげる、って言ってました。
きっとうれしくて買ってきたんでしょうね。
ちなみにお母さん、初任給もらえるまで仕事続けてられたら商店街逆立ちして歩いてやるよ、という
例の約束は…?
部屋に戻って、また30円からの出発といってるシンコ。
全額渡さないで1万円くらいはとっておきましょうよォォォォォ!
ご利用は計画的にって言われてんだろうがぁぁぁぁ!
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