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黄金の豚 |
第5話(10/11/17)
さあ何やら物語がきな臭い方向に向かってまいりました。
朝っぱらから工藤が当たり前のように、シンコ宅で朝ごはん食べてるわけですけども。
母とみぞれは大喜びなんですけども。
みぞれが、遊園地のチケットがあるとかいってて、ひとりじゃ怖いとかお前何歳だよと思いつつ、
工藤が、シンコも来るならとか言って勝手に遊園地行きが決まってます。
君らはもうちょっと人とのコミュニケーション覚えよう!
工藤とシンコが課にやってくると、皆もう出勤していて、大忙しなわけですね。
内閣に報告書を出さないといけないから、早く来るの当たり前の時期らしいです。
大変だなぁ。
その大変な中、一番いないといけない人は、隠れてシンコの履歴書に書いてある
前歴の会社を調べているわけですけども。
該当の会社はない、と電話案内に言われてしまいます。
んで、角松が怒ってるから何かと思ったら、シンコが作成した資料が、コピー曲がってたり、
さかさまに閉じられてたり。
「あんたが逆さまになれば読めるよ」「出来るか!」ってのは笑いました。
資料の意味ねぇぇぇぇ!!!!
しかもブタの落書きをして可愛さを演出とか余計なことすんな!
手間を増やすな!
(ちなみに、公的な資料に「固すぎるから」といってプリクラ貼って出した奴もいますが…)
角松は、事務の派遣回してー!とか言ってます。
え、そこにいるじゃん?派遣やってた大前さんが。(今はシンコさんです!)
と、工藤が変な書類を見つけます。
全校生徒60人しかいないのに、全クラス800人分の改修工事を行っている学校が
あり、総額6億もかかっているらしい。
チェック見落としかもしれない、という金田に調査行くことになる工藤とシンコですが…。
朝早いので機嫌が悪いシンコ。
それでも、少し前のシンコなら確実にさぼっていただろうことを考えれば大きな進歩だと
思いますね。
学校に来ると生徒らがラジオ体操をしています。
びっくりするシンコと工藤。
マルオという子が夏休み出られなかった分こうして補って、皆勤賞を狙いたいらしい。
…下の名はスエオ?(そのマルオじゃねーし)
両親が離婚して不登校気味で、父に引き取られたらしいんだけど、その父がリストラにあった
ので、ノート買って欲しいとも言えず、皆勤賞のノートをもらおうと、こうして頑張っているらしいです。
えらいですね。
それは、シンコの立場ならスッと理解できたと思うのですが、工藤はほら、苦労知らずのボンボン
だから、ノートくらい父親に買ってもらえばいいのに、みたいな。
子供が気を使ってる、というのがわかんないんでしょうね。
ともあれ、耐震工事の件について工藤は切りだすのですが、校長は、決定権は教育管理委員会に
あるので、自分が決めたわけではない、という。
シンコ、何かひっかかります。
そのナントカ委員会に行くと、錦という会長が出迎えるのですが。
うわぁ、時代劇とかでも「こいつ絶対悪役」っていうわかりやすい顔してますね!
錦はバカ高い改修工事費について、子供の安全が最優先だと言います。
60人しかいないものを、使わないようなところまで改修工事すると、建物ってのぁある意味
生き物ですから、そういうところから早く傷みが始まりますよ。
ともあれ錦は、「のびのび体操」という、新しい体操を開発していると話してきます。
つーかグッズとか作りすぎだろ。
シンコ、何の考えあってか、そのグッズを一揃いもらってます。
うわぁ、こんだけ作ったら経費いくらになるんでしょうねー。
戻ってきてからシンコは、この「のびのび体操」のための協会を設立した場合の
金の出所を尋ねる。
まあ当然税金からなわけですが。
「のびのび体操」の出席カードを1枚100円で作ったとして、全国の児童に配布した場合、
7億円かかる。当然請け負った印刷会社としてはビックビジネスですよね。
欲の匂いがする、というシンコ。
明珍の方は、これ警察関係者かな、知り合いに、シンコの身辺調査依頼をしてました。
工藤とシンコは早速調査に出かけるわけですが、あれこれ文句言ってる角松に金田が、
手があいたら自分も加わる顔してるぞ、と言われてるのは面白かったです。
シンコらは「のびのび体操」協会の住所に行くんだけども。
おばさん一人しかいないんですね。
そこでシンコ、詐欺師の才能を生かして、生命保険会社の社員のフリをして、錦に紹介
されたのですが、と声をかけてうまいこと、職員名簿をゲット。
こういう、シンコの才能が発揮されるの、これからもあると面白いなぁと思いました。
理事長は白紙でしたが、他の職員を調べて行く2人は、特に金の匂いがしない、という
ことに気づく。
つまり、知らずに名前だけ使われてるか、本当に子供達のためになると思って名を連ねて
いるかのどちらか、ということでしょうか。
そんな中、みぞれの同僚から思わぬ情報が。
「のびのび体操」のカード印刷を請け負ってる会社の社長が自分の客だった、と言うんですね。
結構なワルだったらしい。
マリリンっていう人が、子供がいるからとこんな手口許せないと結構マジで怒ってて、
なんかよかった。よかったけど怒り方がこぇぇよ。
というわけでその高級クラブへ潜入した角松ら。
あまりの料金の高さに、これで経費で落ちなかったら割り勘だからなと言ってるのが
笑えます。
大変じゃのぅ。
で、そこに現れた印刷会社の社長と会ってる錦を早速発見。
つながっているのは明白です。
と、「のびのび体操」の、のびのびクン着ぐるみが登場しました。
…なんじゃこれ…。
突然の展開に戸惑いながらも金田はしっかりと、これは一晩百万コースだ、とチェック
してました。
こういうところって座っただけで料金発生するんですよねー。わっちのような貧乏人には
一生縁のないところでござんす。座っただけで椅子が壊れる店なら行ったことありますが。
(どんな店だ)
明珍は受け取った身辺調査書を見て、シンコが元詐欺師であったことに衝撃を受けます。
でも、久留米が連れてきたのならと納得しそうな気がしないでもないんだけど、彼には
なかなかそんな心の余裕がなかったみたいです。
今回彼だけがシリアス路線なのでちょっと気の毒な気もします。
ファイヤー!って言ってればいいよ!(よくねぇよ)
んでそんな明珍の気も知らんと、角松らが今回の一件を報告してくるわけですけども。
カードだけでも毎年7億円、その他ガイドブック、グッズ、着ぐるみなどを各小学校に配布
したりすれば、膨大な金額があの協会に落ちることになる。約100億。
シンコが「これは詐欺だね」という言葉に明珍メチャクチャ反応してます。
びっくりしすぎだろおめーは!
これを内閣への報告に入れましょう、と張り切る角松らをよそに、明珍はぼそっと、
「詐欺ってあんたもでしょ」と呟くのでありました。
言っておきますが明珍さん、罪を償った時点でそれは過去のことになるのだから、今詐欺師を
やってない限り、そういうことを言うのはどうかと思います。まあシンコは仮釈放中だけどさ。
さてまたクラブに来ている角松らですが。
またのびのびクンが来たよ、とか言ってる。
何かを見つけないと支払いが自腹になる、と割とマジに焦ってる角松。
で、これが出て行く時に、のびのびクンのポッケに何かを入れているのを一同、見つけるん
ですね。
しかもその、のびのびクンと錦が乗った車が向かう方向が、彼の家の方向じゃない。
角松らは、接待していたというだけでは証拠が残らないから、追い詰めるのが難しい、と
悩みます。
そんな中、「遊園地明日だね」と言い出す空気よめないみぞれ。
お前はいつでも「私のターン!」か!
ちったぁ会話の流れを読め!
シンコが行かないという中、ぱーっと遊んだ方がいい、というみぞれ。
いつもなら止める方の金田も「出来る男はオンとオフかー」と乗り気です。
お前はどうしちゃったんだ。
というわけで結局みぞれらと、いつものメンバーで遊園地に。
金田がマリリンの子供あやそうとして、くそ真面目な顔で「高い高い」やって
めっさ泣かれてました。
内蔵太、負けてはいかんぜよ!がんばるんじゃぁー!(by龍馬)
シンコもいるわけですが、角松の私服をダサイとか割と失礼なこと言ってます。
「相変わらずダサイ」と言ったので、あの時から思ってたのかー!と変なところにひっかかってる
角松。
うむ、これくらい細かくないと、会計の仕事はやっていけないのかも知れん!(そこじゃなくて)
で、またまた工藤が「あの時?」とか反応しまして。
角松は、あんときのイノキのモノマネしてごまかしてました。
モノマネ芸人のさらにモノマネをしてどうする。
そこにあのマルオを見つけて声をかける工藤ら。
シンコは「ここの入場料でノート一体何冊買えるんだろうね」と鋭い指摘を。
多分彼女は、母親と会ってると薄々気づいてたんじゃないかなと思うのですが。
工藤が声をかけてると、案の定母が来て、工藤は「一人でウロウロしていたので迷子かと」と
うまいことごまかしました。
そのフォローをどうして角松とシンコに使えないんだお前は!
マルオが、母親と一緒にいたこと、誰にも言わないで、と言ってたのが、なんてか
すごいいじらしいと思いました。
子供だって親に気を使ってるんですよね。
そんな姿を見ながら工藤は、母親ならノート買ってくれそうだから頼めばいいのに、という。
角松も、普通は頼むよな、って。
そこにシンコは言うのです。
あんたらの普通ってなに、と。
母親と会ってることは内緒、ノートが欲しいことは内緒、それがあの子の普通なんだよ、と。
明珍は悩んだあげく、シンコの実家にやってきて、母に話を聞きます。
母、小学生の時は…と言い出す。
露骨な話題逸らしに入りやがったー!
でも、母、自慢の娘なんかじゃないけど、でも根っこは1ミリもずれてない、と言うのです。
弱い者いじめをする奴は許さない、シンコが憎むのはそういう人間です、と。
…結婚詐欺の件は…?(シッ)
バカな娘ですけどよろしくお願いします、と頭さげられちゃ、明珍だって黙って帰るしか
ないですよね。
まあ確かにやってきたことは悪いことだし、「法的」には悪人です。
けれども、シンコの中には一本通った芯があって、そのために動いてるってのは彼女を
見てればわかるわけで。
明珍がはたして茶々にどんな報告をするのか。
シンコが学校にやってくると、大雨の中、マルオが一人でラジオ体操してんですね。
銀魂の神楽ちゃんみたいだなぁ。
だんだんメンバーが増えていって、みんな協力してくれんの。
やってきた明珍もビックリして声をかけますが、マルオは倒れてしまう。
風邪ひいて熱があっても皆勤賞目指して頑張ってたんだね。
で、父親がやってきて校長は、ノートのことを話してしまうんですね。
それくらい買ってやるのに、という父。
シンコは、ほっとけば、と言う。
もうこの子は子供じゃない、と。
そうですよね、今ここで父親が「ノートくらい」と買い与えたら、じゃあ今までのマルオの
頑張りは何だったのか、ということになる。今まで彼がコツコツ頑張ってきたことを親が
否定することになってしまう。
そこは知らないふりをして、マルオがノートをゲットしたら一緒に喜んであげるのが
親の務め、じゃないですかねぇ。
いろいろあって、という父にシンコは、今までだってちゃんとみてなかったんだろ、だったら
見てないフリをしろ、と言う。
言葉悪いけど真実ですね。
父や母に気を使って、その頑張りを父親づらしてムダにすんな、と言い捨てて帰って
いくシンコ。
明珍は怒るわけですが、あんたも父親だったらわからんのですか。シンコがどういう
思いで言ってるか。
校長が呼び止めて、何か話があったんじゃないんですか、と言ってますが。
…そういえば別にラジオ体操見にきたわけじゃなかったですね…。
シンコは錦のことを後輩としてどう思うか、を尋ねる。
立派な教育者「でした」と答える校長。
つまり金で変わったということを暗に言ってるんでしょうね。
明珍も、人は変わる、金や権力でと言ってて、彼は立場的に身にしみてるんだろうなと
思いました。
でもシンコは、自分に言い訳しながら人を裏切る、最低だと一蹴。
まー難しいですね。
明珍の生き方も間違ってるとは言えないし。
守る家庭があるから、納得できないからやめますなんて言える立場じゃないですからね。
大変だと思いますよ。
まだクラブに通ってる角松。
トイレで札数えながら、飛んでく、俺の諭吉がって言ってたの笑いました。
私は自分の財布に諭吉が入ってたことほとんどないんですけども…。
シンコの方はのびのびクンの着ぐるみを見はっていて、それが女子トイレに入って
いくところを目撃します。
つーか中で脱ぎにくいだろ実際。
普通は脱いで入るもんじゃないの?
角松らもそれを聞いて驚く。
「お兄さんがお姉さん!?」って。
その驚き方おかしいだろ!
最初から女が入ってたと考えるべきだろうが!
まあ中身が女ということなら仮説は立ちます。
隠れ家と女を印刷会社側が用意して、錦はそれを受けてたということですね。
シンコが、こないだ見た着ぐるみは右利き、今回は左利きだった、と鋭い観察眼を発揮。
すごいです。
あと横でまたまたマリリンが激怒してて怖いです。
そこに工藤が、妙な話を聞いた、と言ってくるんですな。
錦がマルオを「のびのび体操」の宣伝に使うって。
錦が、今回の体操の景品をのびのびクンのぬいぐるみに変更する、と言ってきた
そうです。
そしてマスコミの前で授与式をして、正式に「のびのび体操」をお披露目するらしい。
子供をダシに使うなよクソヤローが。
ノートが欲しい、ぬいぐるみなんかいらない、というマルオに、学校で決まったことだから
言うこと聞きなさい、という校長。
は?お前何ほざいてんの?
シンコも当然怒ります。
なんだソレ、と。
無理やり押し付ける権利あんの、応援してくれた友達やあんたの気持もゴミ箱に
捨てんの、と。
でも校長ここで、あの「のびのび体操」協会の理事長打診されたというんですな。
まだローンとかも残ってて生活苦しいから受けるらしい。
だったらお前のポケットマネーでノート景品にするくらいの根性みせろや。
ここでシンコの銀魂に火がついた。(銀魂かよ)
ワゴンを工藤に用意させて、自分がのびのびクンの着ぐるみきて、潜入しようってん
ですな。
なるほどね。
本物の着ぐるみの方はうまいこと金田が確保してまして。
田舎のかーちゃん泣いてっぞと声かけるのちょっと笑った。
金田って知ってる人がいないとこだとなんかそういう面白い部分出てくるなぁ。
シンコ、錦とともに乗り込みました。
体当たりですなぁ、まさしく。
エレベーターに乗り込んでる中で錦が抱きついてきて、シンコ、マジに突き飛ばしてる
のが笑えます。
で、部屋に無理やり連れ込まれたんだけど。
追いかけてきた角松と工藤の目の前で、「もういい、帰れ」と追い出されたシンコ。
シンコは、ここの部屋の名義調べておいて、といってキュウリ渡して立ち去ります。
角松と工藤は????って感じですが…。
「あ!」と叫びました。
これ、この後のシーンで意味がわかります。
授与式会場にて、印刷会社の社長に、昨日のアレはなんだ、男だったぞ!と怒って
いる錦。
はーい、イミがわかりましたねー。
分からない子はお父さんに聞いてみよう!(うぉぉぉぉぃ!!!!)
さぁてそこに、シンコら4人が入ってまいりました。
歌の作曲料3000万とあるけど、どこの誰に頼んだらこんな金額になるんだ、とか、
体操の研究費用が3億とかおかしい、と指摘。
でも経費だと言い張る錦に角松、接待の話を出します。
会合だと譲らない錦。
そこで、のびのびクンのことをシンコがばらします。
それでもしらばっくれる錦に「この接待バカボンが!」とシンコの命名炸裂。
シンコがエレベーターの中で錦に渡された、プレミアだという純金ののびのびクングッズも
クラブのおねぇちゃん全員が持ってるらしいです。
なんだそのバレバレな手口は。
ここで計算開始です。
クラブの飲食代9600万、おねえちゃん貸し切りの代金やらマンション、その他もろもろ
あわせて1億908万、きっちり黄金のブタにお返しいただきます。
「金返せ」
帰ろうとするシンコらに錦が、公益法人は8000ある、一つつぶしたくらいでゾンビと
同じで復活するだけだ、と言ってます。
アホかお前は。
ゾンビだって頭潰されたら蘇ってこねーんだよ。
そういうわけでマルオ、見事ラジオ体操をやり遂げてちゃーんとノートをもらってました。
よかったですね。
(これから)大丈夫?と気遣うマルオに、先生が間違ってた、とちゃんと言った校長が
よかったです。
マルオ、友達に言いました。
「ノートゲット!」
ポケモンみたいに言うな。
角松らは調査してた分、提出書類の完成が遅れてて、おわらねーとか言ってます。
お持ち帰りはダメですよ、と言われて「うまいこと言うね。…ふざけんじゃねーぞ」と
ノリ突っ込みしてて笑った。
そんな会話してる余裕あるなら大丈夫だな…。
明珍の方は茶々に、シンコは何も問題なかった、というのですが。
茶々は多分、シンコのことを知っていて明珍を試したのではないか?と思いました。
キミ、気を付けなさいよ、とか言ってるし…。
まあここで明珍が「お役に立てるようにと一生懸命調べましたが、残念なことに後ろ暗い
ところは見つかりませんでした」とでも言える頭を持ってたら、もっと早く出世してたで
しょうけども。
そんな明珍に、車に乗ってた久留米が声をかけてくるのですが。
たまたま見かけた秘書っぽいもんがあわてて走ってく。多分茶々に報告したんじゃ
ないかなぁ…と。
そして人事異動が発表されます。
明珍は栄転するらしい。
皆喜んでます。
しかし…。
明珍を皆が見たのはそれが最後でした。
深く見えない闇が忍び寄ろうとしていたのです。
なんかいきなりホラー路線になってないかこれ!
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