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LADY〜最後の犯罪プロファイル〜 |
第5話(11/02/04)
すいませんがもうちょっとプロファイリングを使って事件解決していただけませんか…。
このドラマどちらかというと、プロファイリングするというよりも、そのチームの人間模様
みたいな色がどんどん濃くなっていくんだけど。
後半、方向転換図らないと厳しいんじゃないかなぁ。
踊る大捜査線なんかも本当は、青島の恋愛ものに持っていくつもりだったらしいんだけど、
3話目くらいまで様子を見て、刑事ものでいこう、とガッツリ方向転換したといいますし。
ま、恋愛ものだったらここまでの大ヒットになってなかったと思います。
さて前回少女を誘拐した、川口という男が、巽のやった犯罪すべてを明らかにせよ、と
要求してきます。
あいつはまだ殺している、と。
んで警察がもたもたしてるのに苛立って、次に電話した時に進展がないなら人質を
殺す、と言ってきました。
…川口さん、少女を殺されても警察は「せいいっぱい努力した」ですみますし、巽も
ノーダメージですが、あんた少女殺したら交渉のカードなくなりますよ?アホですか?
それともまた別の人を誘拐してくる?同じことくりかえしですよ。
やばいこの犯人かなり頭悪い!しかも自分ではなかなかいい作戦のつもりだ!
ちなみに川口、自分を、巽に殺された被害者代表とか言ってるらしいです。
…被害者じゃないですよね、あなた。正確には被害者遺族ですよね?
日本語は難しいのー!
結城は柘植に、どうして私たちを早く呼ばない、と言ってます。
柘植は、上がCPSが必要だと思ってない、という。
まあ前回までの状況見てればねえ…。間違いはやらかすし、スタンドプレー繰り返す
奴はおるし、全然命令に従わないし…。意思のある道具じゃ使いにくいでしょう、タテ社会の
警察では。言いなりになれというつもりはないですけども。
圭祐は、誘拐の検挙率は97%なんだぜ、と得意げですが、それ営利誘拐ですよね。
今回のことにはなんの意味もないデータ!
柘植は、自分はCPSを認めているから、力を貸してほしいと言います。
その一方で翔子は、自分は巽に会うと言い出しました。
ほらーまた始まった、スタンドプレー。
チームの意味ないじゃん。
結城も、いまさら巽が本当のことを言うとは思えない、と言います。柘植も、巽の事件に
関してはもう解決している、というのが上のスタンスだから、他に余罪があるとは認めない
だろう、的な。
んで柘植は、またかかってくるであろう川口からの電話に、交渉を頼む、と結城に言います。
なんだよあんた専門じゃないですか柘植さん。
交渉人って頭についたスピンオフまでやっといて!ねっ真下くん!
それから、誘拐された少女には持病があり、それは犯人には教えてないと藤堂は
言います。
確かにそれを教えるとまた犯人に有利な交渉になってしまいますからね。
少女が具合悪くなったとして、こういう時は「早く病院に連れていかないとあなたは人殺しに
なる。交渉のカードもなくなるわよ」というゆさぶりかけるくらいでないと。
結城さんならそれくらいの交渉やってくれるでしょう、うん!
つーか藤堂も、こういう不利なことを教えないのは交渉の基本ですよね、とか言い方が
回りくどい皮肉でムカつく!
靴下に唐辛子入れてやろうかてめぇ!
わぁ、この季節、つま先がぽっかぽかー…って嫌がらせになってない!
ま、CPSを使うよう、上に進言したのは藤堂らしいので、この人もまんざら悪いだけの
人ではないようですが。
その頃翔子は勝手に巽に会いにいってました。
毎回毎回こんな勝手なことをして、クビになってないのが不思議です。
事件解決に協力いうてもその前に危険な行為やらかしてるわけだし…。
やっぱこのドラマ、結城の立場を主役に持ってきて、勝手な部下に翻弄されつつ、
プロファイリングで事件解決という風に持って行った方がよかったような気がする。
川口から電話がかかり、結城がこれを受けます。
結城は、私も上がなかなか動いてくれなくてイライラしてるのよ、とまずは同調。
よし、つかみはOK!(つかみとか…)
巽はなんと言っている、という彼の言葉に勇気は、誰も他には殺してないと言っている、と
答えるのですが、川口はそんなはずはない、と言う。
そんな彼に結城は話を切り出します。
他にも殺されているという証拠はある?と。
誰が殺されたかまったくわからないから、捜査しようにもできない、と。
クイズ番組じゃないんだからノーヒントで捜査お願いしますって言われても困りますよね。
川口は、河川敷で巽とすれ違った、と言います。
服に血がついてたと。
そして、ある人がいなくなったきり帰ってこないと言います。
その話を圭祐が分析中。
川口は、いなくなった人に対しては失踪届も出してないからな!と得意げにいってますが。
お前はアホか。
急にいなくなったのに失踪届も出さない、巽に殺されたと警察にいった、というだけじゃ
動くはずないじゃん。
やばいこの犯人、うぬぼれ刑事に出た方がいいんじゃないですか!?っていうくらい
アホだ!
家族がいなくなって失踪届出さなかったら、自分たちが殺したんじゃないかと疑われても
しょうがないし、いなくなった人が老人なら、年金不正受給してるってことじゃねーかてめぇ。
川口の言ってることもなんかいろいろおかしいんですよね。
少女を殺すという川口は、電話で両親に呼びかけさせようとしますが。
おい、警察よ。
交渉の場になんで両親入れてるんだよ。
そんなことしたら何口走るかわからんだろ。
それによって一気に交渉が不利になることだってあるんだぞ。
別室で待機してもらえ!
マイクは切っていたものの、病気の発作がでかけていることに気づいた母が、どこかに
薬を持ってるはずだからそれをあげてと叫びだして、それに引きずられる形で結城は、
薬をあげて、その子病気、と言ってしまいます。
…なんだかなぁ…。
川口は、薬をやるかわりに巽と直接話させろと言ってきました。
慣れたプロファイラーなら感情に引きずられることないし、こっからでも形勢建て直して
いくんでしょうが、結城には無理だな。経験が足りなさすぎる。
というわけで、藤堂めっさ怒ります。
そりゃそうだ。
巽と面接している翔子は今までの巽の行動をなぞった後、もっと殺したんじゃないの、と
切り出してます。
つーかセットの壁紙のシワシワが気になる。(いいから!)
7人じゃない、もっといるよと言い出す巽。
彼は、協力させてと言い出します。
死ぬ前に罪を償うチャンスをくれ、と。
どう見ても嘘ですな。
あれだ、パチンコで、あと1000円つぎ込んだらきっと勝てる、みたいな。(オイ)
藤堂は、巽に余罪があったというのは認められない、と言いますが柘植が、犯人を逮捕しても
子供が生きて帰らないと意味がない、といいこと言い出します。
…巽の声真似得意な人を呼んできて話させたらどうだろう!
CPSは、川口は少女に対し「母に別れを言え」と電話でいっていた、つまり母子家庭だったと
プロファイリングします。
と、そこに、翔子が巽と勝手に面談しているという知らせが入り、捜査本部ざわめく。
そりゃそうだ。
戻ってきた翔子、結城に叱られています。
つーか藤堂あたりからクレーム入って辞めさせられそうな気がしなくもないんだけど。
このテンションでこの先も続くのは結構しんどいな…。
結城は、必要な面談だったという翔子に、あんたのはただの興味本位、とビシッ。
よくぞ言ってくれました結城さん!
翔子は、彼は他にも殺したことを認めました、と得意げに言うけど、お前プロファイラーが
殺人犯の言うことすんなり信じてどうすんだよ。
翔子に異常なまでの興味を示していた分、彼女を面談に通わせるための嘘であることが
こういうケースの場合往々にしてあるんですよ。
情報小出しにしていって、その分通わせたりね。
巽はこの件に協力したいと言いました、と巽を全力フォローする翔子。
まだだ、お前のフォローはフォロ方十四フォローには遠く及ばないッ!
当然結城も信用できないと言いますが、この人も交渉でポカやっちゃってますから、
柘植は、他の方法で今から少女を救えるのか、と言う。
で、巽と話せるようにする、というのですが。
これで事件解決しても翔子のおかげって全然思えない展開だな…。
結城は発作が起きて薬を摂取してるんだけど、柘植がやってきて、大丈夫か、と声をかけ
ます。
この二人の雰囲気は良くて好きなんですよね。
大人ーって感じで。
先天性のものだ、という結城。
え?先天性のボケ?(それは銀さんんんんん!!!)
病気がわかるとCPSまかせてもらえないと思ったから、という彼女に柘植は、気をつけろよ、と
優しい言葉をかけるのでありました。
巽に会ってる翔子は、誰を殺したか教えてと言います。
協力すると言ったでしょ、と。
巽は、自分は誘拐事件に協力すると言っただけ、と。
ほらぁぁぁぁ!ちゃんと確認しないからでしょうが!誰だこいつをプロファイラーとか言ってるのは!
お客様の中にプロファイラーはいらっしゃいませんかぁぁぁぁぁ!!!
そこに川口から電話がかかってきます。
翔子と寺田は別室で待機して巽に指示を出すという形なのですが、どうやったらこれで巽が
おとなしく協力すると思ったのか、その辺を聞いてみたいものです。
川口からの電話に、7人のほかにも殺している、という巽ですが、遺体はどこ、という川口に
だんまりの巽。
別室から「早く話して!」と指示を出す翔子。明らかに焦りすぎです。
どう見ても「ずっと俺(巽)のターン!」じゃねーか!遊戯王カードバトルやってんじゃねーんだぞ!
翔子さらに、人を殺して反省してると言いなさい、といいますが。
巽の謝罪がどう見ても棒読みです。
某冬季オリンピックで周囲に促されて棒読みで「反省してまーす」と言った某選手といい勝負です。
というわけで視聴者の予測通り、翔子の指示を聞かずに巽は、ボクはモンスターとか言い出します。
家族の墓は僕だけが知ってる、と。
で、墓を教えてやってもいいから人質を解放しろ、と言う。
川口、殺人犯に命令される覚えはない、と。
………いやだから、誘拐の条件として他の殺人を暴くことだったんですよね?
お前がその巽の交渉を拒否してどうする!
結局どっちも解決しないだろうが!
ボケばっかり存在しすぎてどうにもならんわ!
ともかくこの後は、「俺はお前ほどじゃない」「いやいや俺はお前ほど卑劣じゃない」という、ガキの
ケンカかてめーらはという状況に突入しまして、電話切れてしまいます。
翔子らはなぜ指示に従わなかったと怒っていますが、むしろ巽が本当に指示に従うと思ってた
方がビックリだわ!
捜査本部でも、大失態というにはあまりにもひどい結果に、翔子の言うことなんか信じるべきじゃ
なかった、と言ってますが。
そこに、犯人確保の一報が飛び込んできます。
圭祐があの通話中に居場所をプロファイルしていたらしい。
川口は巽との会話に感情移入しすぎて、そういうことをすっかり忘れていたんでしょうね。
そういう意味では怪我の功名というか…でも翔子がやったことがなくなるわけではないな。
圭祐、巽との電話は無駄じゃなかったです、とナイスフォローです。
やはりフォローとはこういうことを言うのですね!
で、犯人は逮捕されたんだけど、案の定少女は一緒ではなかった上に、薬もこいつが
持っていた。つまり、薬を与えてないということです。
結城の交渉全然うまくいってねーじゃねーか!
監禁場所吐かせるのに落としのシゲさん連れてこい!
般若心境唱えてもらえ!
というか誰か、巽は数日後に死刑執行されるから、少女の監禁場所言わなければ、一生
身内の墓はどこにあるかわからんままだぞ、と言ってやれよ。
柘植は川口に、身内とは母のことか、と言います。
CPSでは巽の真相を解き明かしましょうと翔子が提案。
遺体の瞼を接着剤でとめてあったのは、何かを見たくないという強い暗示だ、という
情報が出まして。
背中を四角に切ってるのも気になる、と寺田が言います。
それで資料を見ていた時に翔子、巽が参加していたという大学の公開講座で、
父の同僚が教えていたことに気づきます。
ああ、翔子の父のカウンセリング受けてたっていってたの本当に嘘だったんだ。
それで父が精神的に引っ張られたとばかり思っていたけど、確かに巽が真のモンスターで
ないのなら引っ張られることはないですね。
つーことはもっと深いところに本当のモンスターが身をひそめてる可能性があるな…。
で、翔子は、その時教えていた今泉という教授に会いに行く。
今泉は、ちょうど翔子の妹のカウンセリングをしておりました。
彼は、最初自分の公開講座に参加したのがきっかけになって、巽のカウンセリング相談を
受けたと話します。
ずっと自分がモンスターなのではないかと悩んでいたらしい。
つまりこの時点では彼は「生まれながらの」モンスターではなかったわけですね。
それで、今泉はテストを行ったら、4歳より前の記憶がないことがわかったという。
…ふつう幼児の記憶というものは、3歳か4歳が限界なんですけども…。
ともあれそれで逆行催眠をかけると、幼いころ巽は、突然母に押入れへ閉じ込められ、
そこから母が父を殺す場面を目撃してしまったらしいです。
それで、納得した、と巽は言ったらしい。
自分は人殺しの血を引き継いでいたと。
今泉はなんでここで何のケアもせず返したのかすごい疑問なんですけど。
記憶から消し去られる(という設定と考えて)ほどの体験は当然、思い出せばPTSDになります。
逆行催眠をかけてそれを呼び覚ましたのなら、それに対するケアもしないと…。
まあいいわ。
そういうわけで巽は、殺人に存在意義を見つけ出してしまった、だから7人を殺してしまった
ということらしいですが…。
マリエに情報を調べてもらっているのですが、そういう事件はない、と言われてしまいます。
でも必ずあるはずだ、ということで、結城は検索条件を変える。
するといきなりヒットしました。
翔子は巽が4歳まで住んでいたという、今は空家になっている家へ向かいます。
いわゆる、事故物件というやつで誰も住まないから廃墟になっていくんでしょうね。
ここで巽の行動をなぞる翔子。
今回は描写がちょっとソフトでしたが、それでも押入れを開けて覗く様子がマジ怖いです。
一方捜査本部では、どうたどったか知りませんが(多分圭祐が頑張ったのでは)少女が無事
発見、助け出されていました。
というわけで本部はもうすっかり解決ムード。
結城は巽事件は終わってないというけれど、まあ藤堂らにしてみれば、もう終わったって
感じなんでしょうね。
柘植の方は河川敷の言葉を手がかりに人海戦術で遺体を探してました。
この人は努力家だなぁ。
巽に面会にいったCPSチーム。
いきなり電気消してます。
え?節電?(違う)
今までとはうってかわって明らかに動揺する巽。
押入れの様子を再現するってことですかね。
翔子は、巽の最初の殺人は、捜し歩いて見つけた自分の母だ、と言います。
そのあと連続殺人をやるわけですけども、巽は、いろいろな人間が理由を求めてきた
と言う。
理由なき殺人が怖くてしょうがないみたいで、と。
ここはなかなかいいとこついてると思いますね。
よく、ゲームの影響とか放送していたアニメの影響とか、犯人が適当にいったことを
真に受けて解説しちゃうアホンダラがいますが、そんなもんで影響受けて殺人に走ってたら
サブカル大国の日本、全国殺人者だらけですわ。
つかその理論でいえば、ゲームとかアニメがなかった時代にはまったく殺人がなかった
という矛盾した状況になるわけで。こんなのしたり顔で報道する方も方ですが、真に受ける
方も方。
話がそれました。
生まれながらのモンスターだとまだしつこくいう巽に翔子は、違う、と言う。
命を奪いたくての解剖ではなく、生き返らせるスイッチを探していたと。
大切なものを生き返らせるスイッチがあるという妄想が消えてない、それが巽の
真実であったようです。
解剖したあとはいつも後悔して、白い布で弔った、というのが証拠らしい。
スイッチが見つかれば、今まで死んだみんなが動き出すと信じていたんだろう、という圭祐。
四角に切っていたのは、ロボットの電池BOXに見立てられていたらしいです。
なるほどね。最近は四角ばかりじゃないですけどね!(シッ)
翔子は電気をつけながら、人にはこのスイッチはないの!と、やる気スイッチ大否定です。
あのスポンサーがこのドラマについてたら(絶対ないけど)この話は最初からポシャッてたな…。
さらに翔子は、巽も知らなかった事実を突き付けます。
母は父を殺してない、と。
あの日、強盗が押し入り、気づいた母がとっさに巽を隠したらしい。(ここ、説明がなかったんですが)
その直後、父は強盗に襲われて刺し殺され、押入れを開けた巽が見たのは、その父から
包丁を抜いていた母の姿だったらしいです。
救急車が来るまでぬいちゃいけません!出血がひどくなって死ぬ場合もあるんだぞ!
その事件後精神的に追い詰められた母は、巽を公園に置き去りにして、巽は別の家の人に
施設を通じて引き取られたということですか。
多分みんな巽が記憶がないのを、忘れた方がいいといってあえて説明しなかったから、余計に
こんな悲劇になってしまったんでしょうね。
巽が里親に引き取られてから、巽の母は彼を引き取りたいという手紙を散々送っていたようですが、
それは巽の目に触れることはなかったようです。
なんてことしてくれんだよ里親!
こいつらのせいで8人もの命が奪われたようなもんじゃん!
巽の心の傷がいえるきっかけになったかもしれんのに。
震える巽に、あなたは心の弱い一人の人間と、言います。
死ぬ前に、命と向き合ってその重さを感じればいい、とムチャ振りをする翔子。
死にゆく人にガシガシ追い打ちかけてる気がしなくもないのですが。
この後翔子いろいろ言葉かけてたけど、なんつーかちょっとこのあたりはクサすぎてどうでもいいわ。
そして川口。
…あれぇ、深刻なシーンのはずなのに流れている曲がポップだよ!?
ものすごく明るい感じだよ!?
その中で神妙な顔で母親の遺品を出してきても説得力ないよ柘植さん!
この後いつものお店で結城は、川口は巽の弟だったといいます。
あの事件当時、弟を身ごもっていたらしいですよ、母。
それで巽を捨てた後、川口を生んで、育てていて、巽を引き取ろうとしたんでしょうね。
救いがないなこのドラマ!
死の間際何を感じたんだろう、という寺田に、最後はモンスターとしてではなく、人としてこの世を
去ったと思いたい、としめる翔子。
どうでもいいですが君のお父さんの件は結局どうなったんだ。
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