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CONTROL〜犯罪心理捜査〜

第1話(11/01/11)

 内容を見て、TBSの「LADY」と真っ向勝負してきたな、という気がしなくもありません。
もちろん向こうはプロファイラーが主役、こっちは心理学者と刑事のコンビという違いは
ありますがやってることは同じ。
 でもって見た感じではこちらの方がスッキリしていて面白かったです。
 ま、こっちはこっちで「ガリレオ」に似てるなと思わなくもなかったけど、それ言い出すと
きりがありませんので(笑)。

 さて物語は、思い切り熱血で熱血通り越してうざい刑事、里央の張り込みシーンから
始まります。
 彼女は上司の、捜査方針転換に怒ってるらしいんですが、張り込みして一月もかかって
成果なしなら、そりゃ見直しにもなりそうな…。
 と、ここで変化が。
 彼女が見張っていたホシが行動開始。
 里央は応援を頼んで単身追っかけ…たらあかんやろ!
 何持ってるかわからんのになんで一人でおっかける!
 つーかあんた走り方変だよ里央さん!それ欽ちゃん走りや!

 というわけで里央が追って行った犯人、拳銃をもっていて、里央いきなり撃たれました。
 …開始早々2分で主人公死にましたけど?え?幽霊になる話?(死んでない、死んでない)

 それから2ヶ月…いきなり時間飛んだ!ドラマだともうクライマックス差し掛かってる頃!
 あれですか、「早いものだな、あの戦いからもう2ヶ月か」とか言いながら里央が退院してくる
パターンですか?(男塾ネタをいまどきの誰が覚えていると…)

 あの犯人は里央が撃たれた後逮捕されはしたらしいのですが、彼女の無謀っぷりにあきれた
上司が、辞令を出してきます。
 本店、つまり警視庁への異動らしいんですが、新設された部署、ということで厄介払いの匂い
プンプンです。
 
 その頃、電話しながら歩いている男が背後から何者かに刺されていました。
 そんなことが起きているとは知らない電話の相手の女性、「今すぐ死んでやる!…ほら、そうやって
都合悪くなると黙るんだから!絶対死んでやる」と言ってました。
 いや、あなたが死ぬ前にこっち死にましたけど。
 気のはぇぇ彼氏だな!(殺されたんですがな)

 里央が新しい部署にやってくると、顔なじみらしい、寺西という刑事がおりました。
 気をつけろ!この男が真犯人だ!記憶をなくした神山を操っていろいろな人間の過去を暴いて…
いくドラマはもう終わりましたね、ええ。(ザ・クイズショウ)
 そこに、杉浦という刑事がまたか、といって刑事らは事件現場に飛び出していってしまいます。
 連続通り魔事件の3人目の犠牲者が出たらしいです。
 里央が行こうとすると、小板橋という上司に止められる。
 なぜかというと、彼女が配属されたのはここではなく、分室の室長としてだったからです。
 つまり、閑職なわけですな。
 わぁ、わかりやすい人事異動だことー!
 里央も辞令を見直してみて、手で持ってた部分をのかすと(分室)っていう文字が出てきて、ちょっと
笑いました。
 書類は隅から隅まで読もう!

 まああれだ、これでギャラはおんなじ!ならいいんじゃないですかね。
 黄金の豚の明珍ならそう考えるはずだ!
 うざ…熱血な里央だと物足りないんでしょうが。
 彼女がびっくりしていると、小板橋が、ある人物を迎えにいって欲しい、と言ってくる。
 それは、南雲と言う大学教授でした。

 その人の授業に里央は顔を出してみると。
 心理学の説明として、なんと偶然にも、里央が撃たれた際の防犯カメラ映像をもとに、南雲は
説明をしていました。
 美人刑事と噂の、と南雲が言ってるのが笑えますが。
 さておき南雲は、周囲の人に注目してほしい、と言う。
 ちょうど車が通りかかって、発砲音が聞こえず、周囲の人には里央が突然倒れたように見え、
彼女がどうして倒れたのかわからなかった。
 あの、南雲先生、ご高説ありがたいのですが、映像を映すために室内が暗くて、黒板に
何を書いていらっしゃるかずぇんずぇん読めませんが…。

 人が数人しかいなかったなら、里央を助けただろう。
 しかしここはたくさんの人がいたために、誰かが助けるだろうという心理が働いて誰も里央を
すぐ助けなかった。
 これを責任分散と言う。
 南雲はそう説明します。
 つまり、自分ではない誰かがやるだろう、ってことですね。
 発砲音が聞こえていたとしたら、まあ逃げ出してパニックになって、もっと通報は早かったかも
知んないですが。

 ちなみにこの手の心理は現実でもたびたび起きています。
 例えば子供を虐待する声が近所に響いていて、子供が死んでから、事件として警察が聞き込みを
行うと、近所はみんな虐待の事実を把握していながら、「誰かが通報していると思っていた」と答えたり
するケースですね。
 また、殺人がリアルタイムで行われていて、助けを求めている声が響いていたにも関わらず、「誰かが
通報しているはず」として誰も実際には通報せず、家族が帰宅して死体を見つけて初めて110番通報が
なされた、ということもあります。
 自分が面倒なことにかかわりあいたくない、それはもっともな心理だと思います。
 けれどもこの人たちは一生、「自分が通報していれば助かったかも」という後悔を抱いて生きていく
ことになります。
 それがいいことかどうかは私にはわかりません。
 難しい問題だと思います。

 ともかく話は進んで、南雲は、この撃たれた刑事がどうなったか知らない、と話しているわけですが。
 えーと…。その刑事、講義を聞いてますけど。
 里央思わず手を挙げて、生きてますけど、と言います。
 つーかあんたは授業に参加してんじゃねぇよ!さっさと用事を済ませろよ!

 この後のOPはなかなか面白かったです。

 んで南雲は自室にて里央と向き合ってるわけですけども。
 ビシバシ里央に機嫌悪いとか性格はもとから?とか空気読まない発言してるのが笑えます。
 ガリレオの湯川先生でももうちょっと空気読めたのに!
 この後の会話なんですけど、音楽が大きくてセリフにモロかぶってて聞こえないんですけど。
 まあどうでもいい会話ではあったけど。
 で、南雲がいきなりあ゛ーとかいうので何かと思ったら、自分の名刺を発見したらしい。
 どっかわかりやすいとこに置いとけ!
 この後タクシーで向かう二人。ジャムパンが好きらしい南雲はタクシーの中でムシャムシャ食ってます。
 ドラマ終わるまでに糖尿病になりそうだなおい。
 
 3人目の被害者は、これまでの犯行と同じく、鋭利な刃物で背中から刺されており、即死。
 ところが身元がわかるものがなかった。
 携帯はあったけれども本人名義ではない、ということで、所有者の女性にあたることになるのですが。
 この女性も半年前に声かけられて付き合い始めたということで、お互いに相手のことをあまり詳しく
知らないようです。
 なんていうか…どうしようもないな…。
 女性は、本名を明かさず付き合いたいといったのは自分から言い出したことだと言います。
 高校教師らしいです。
 別に付き合ってるならやましいことないと思うんですけどね。

 さて、早速到着南雲と里央。
 里央は刑事らに南雲準教授です、と紹介したあと、ジュンは准教授ではなくて名前のジュンです、と
説明してるのが面白かった。
 准教授の頃は南雲準准教授だったのか…あだ名はやっぱりジュンジュンだったんでしょうか?

 刑事らは、理屈ばっかりこねそうだなぁーって感じであまり南雲のことを歓迎してない感じです。
 確かに、自分たちにはたたき上げで積み上げてきた経験がある、という自負持ってるでしょうしね。
 南雲は協力する代わりに、非公開の資料が見たい、と言い出します。
 まあこの人に見せるくらいならいいんじゃないの。
 南雲は、3人目の素性がわからない、というのが不可解だと気になるようです。
 通り魔として無作為に選ばれた被害者が、素性がわからないというのは極めて確率が低い、と。
 お言葉ですが教授、確率が低いだけで可能性ゼロじゃないんだから、その素性がわからない人が
被害者になる可能性あるってことですよね…?

 と、そこに刑事の一人が、身元がわかった、とやってきます。
 早速両親がやってくることになりました。
 南雲はさっきのことなどどこへやら、遺体を確認に行きたいと言い出します。
 南雲はどちらかというと、遺体より両親の様子を確認したかったみたいですね。
 ずーっと両親の表情を見てました。
 
 里央は南雲に、遺体を見て何かわかる?、と聞くんだけど南雲に、無理と言われて、見に来た
意味がないと怒ってます。
 南雲は、なぜわざわざ来たのか理由を説明しようとしたんだけれども、里央が怒っているのを見て
今はやめておくと言います。
 今の里央では自分の話を冷静に聞けないからと。
 こういうとこはどちらかというと理系っぽい感じなんですけどねー。
 計算で物事を考える、みたいな。
 
 寺西から被害者の父が銀行の副頭取であることを聞いた南雲。
 何か納得するものでもあったんですかね。
 で、寺西は里央のことを信頼できる刑事ですよ、と言ってて、南雲が「知ってる」と答えた
のはよかったですね。短時間の間に把握してるよ、みたいな。

 この後南雲は行きたいところがある、と真面目な顔で切り出すのですが。
 …鑑識にいってみたかっただけらしい。いやもちろん別の目的もあったんですけども。
 鑑識の上司木下がメチャクチャ真面目な顔で質問に答えてるのが面白い。つーか医龍の松平先生!
 この人がこの役で出てくるのはなんか合っていて面白いかもなぁ。
 南雲は、3人の犠牲者の刺され方を聞いています。
 一人目は腹部、二人目はあごの下から、三人目は背中かららしいです。
 南雲が里央相手に再現しながら聞いてるのが笑える。
 木下がずっと仏頂面なので部下の香坂は課長怒ってる…というわけですが。
 実は木下、南雲の大ファンで、著書を家においてるのでと、シャツにサインしてもらってたの
笑いました。
 何やってんだあんたはー!
 このあと木下、いつでもご協力いたします、と言ってました。
 部下に示しがつかねぇぇぇぇぇ!!!!

 みんなが捜査で出払ってる中、里央と南雲は夜遅くまで残っています。
 資料読んでてジャム落として怒られる南雲。
 食いながら大事な資料読んだらダメでしょうがぁぁぁぁぁ!!!
 南雲は今は冷静だ、という里央に、遺体を見たくていったわけではない、両親の表情を見ていた
と話します。
 あの両親は何か重大なことを隠している、と。
 実はあれ息子じゃなかったりして、と思ったのですが、事件はそこまでややこくしはなかったです…。

 南雲は、その判断は間違いの可能性があるかもしれないから、遺体を見に行った時に怒った
里央が外に連れ出してくれたことによって自分も冷静になれた、と言ってます。
 そして頼みたいことがあると言うので、捜査のことかと思ったのですが…。
 パン買ってこいよ、だった。
 しかも里央が戻ってくると南雲寝てやがった!
 明日8時に起こしてってメモ乗っけてるし!
 明日の朝、こいつの耳元で拳銃ぶっ放してやったらいいんじゃないですかね。
 起こし方の指定はなかったし…。

 翌日、殺された3人に意外なつながりがあったことが判明します。
 捜査二課が内定していた、振り込め詐欺グループの犯人だったのです。
 さらに、彼らは金の取り分でもめていたこともわかっており、リーダーが、殺してやるといって
いたことも判明、つまり、このリーダーの犯行ではないか、と捜査は一気に急展開。
 でもって、里央はそれを聞いてあわてて南雲を起こしますが。
 南雲は、3人目の犠牲者の両親に会いたいと言い出します。
 里央にしてみれば、今の話、聞いとったんかーい!と言いたくもなりますな。

 で、南雲と里央は両親に会いに行きまして。
 名刺を忘れたという南雲。そして両親と握手をします。
 やたらそのフレーズ出てきた気がしますが、疑ってる相手にはいつもこれなのかな、南雲。
 
 南雲は遺体に直面した両親に、安堵の表情があったことを指摘。
 何を隠している、と言うのですが、母親に激高されてしまいます。
 それで叩き出されたようなもんですが、南雲はこれになって、あの母親は父親の支配下にあると
確信した、と言う。
 あーなるほど、よくありがちなアレですな。
 何かっつーと、誰のおかげで生活できてると思ってんだとか、息子の教育はお前に任せてるとか
平気で言うタイプの夫。

 南雲は、早く母親だけと話すべき、SOSのサインが出ている、と言う。
 自分たちの目の前で怒って見せたのは夫へのアピールだと。
 何かありそうですねぇ。

 一方で、振り込め詐欺グループのリーダーは、話的にはどうでもよかったと見えて、暴れはしましたが
あっさり捕まってました。
 ところが杉浦が、3件目の犯行は自分じゃないと言っている、と伝えてきます。
 南雲は、3人目は犯人が違うと言う。
 里央は南雲に言われたことをバカ正直に信じて、と言ったら聞こえ悪いけど、それでも信じるものが
あったんだと思いますが、雨の中ずぶ濡れになりながらも、母親に訴えかけてました。
 つーか大声で叫んでたらそりゃ確かに迷惑だこれ。
 ところで杉浦さん、あなた別の署では上杉と名乗って、背の高い、加賀という刑事と捜査されて
ませんでしたか?(by新参者)
 
 小板橋が里央を呼び戻せとか言ってるとこに鑑識が、3件目のナイフの傷が今までのものと
一致しない、という報告を持ってきます。
 寺西は、里央のやってることに少し乗ってやったら、とフォローしてますが。
 そこに里央が母親を連れてやってきました。
 説得に成功したということでしょうか。
 …つーか彼女が主役なら、そこのシーンを見せ場として持ってこないと意味ないような…。

 ともあれ杉浦と寺西が話を聞くことになります。
 南雲が、杉浦のことをさすがと言ってるので何かと思ったら、自分が見抜いたことを杉浦は
一瞬で見抜いた、というんですな。
 この母親は罪悪感を持っている、ということを。
 
 母親によると、まあ典型的な、甘やかして育てたために、グレてまともに働かないような
ロクデナシ息子だったらしいです。
 息子は、真面目に生きる主人の背中を見て育ってきたはず、と言いますが、それでもあんたが
甘やかしてたら意味ないと思いますよ?
 何をしても許される、と学んでしまったら親がきちんと止めない限り、とまりゃしませんよ。

 息子は、自分が振り込め詐欺やってることがばれたら父親の立場が危うくなることを利用して、
金を無心してきていて、限界だと思った両親が、自らの手で殺すことを決意したらしいです。
 気持ちはわからんでもないですが。

 ここでいきなり寺西がブチ切れて私はビックリしましたよ。
 止めなかったんですか、って感じでバーンと机叩いてて。
 …あれ?これ里央の役目じゃないの流れ的に。別室で見ていたのをばばーんと入ってくるとか。
 クールだと思ってた寺西がいきなりキレたから、ノーマークでびっくりしたよ!
 お化け屋敷でゴールだと思ったらトドメのジェイソン出てきました、みたいな。

 その里央はというと、怒るわけでもなく、実の息子なのに…とつぶやいてました。
 実の息子だからだよ、と返す南雲。
 彼は、この方法しか思いつかなかった家族にやや同情してたのかもしれませんね。

 里央は南雲に犯人が最初からわかっていたのか、と尋ねます。
 南雲は、3人目だけ背中から刺されている、正面に立てなかったのだ、と説明。
 里央は、それは父親だからか、と聞くけど、南雲は「父親なのに」と言う。
 つまり最後の最後になっても息子とちゃんと向き合えなかった親の弱さを南雲は指摘してたん
でしょう。
 なんか…家族はもうとっくの昔からバラバラだったんじゃないですかね、ここは。

 記者発表で小板橋が全部自分の手柄として発表してて、右側の髪の毛だけ全部燃やしたろか
てめぇって感じなんですけど。
 
 一件落着と安心しているところに、南雲は気になってることがある、と言います。
 被害者が交際していた相手、つまり素性を隠したかった女性の方は、今回のことで全部
ばれただろうな、と。

 というわけで里央が連絡を受けてあわてて飛んでいくと。
 その高校教師、ビルの屋上から飛び降りようとしていました。
 南雲に説得を頼む里央ですが、高いところ嫌いだから無理、と南雲。
 ええい、電話せんか電話を!

 仕方ないので南雲は里央に説得のノウハウを3つほど伝えます。

 その1、大声を出さないこと。
 …里央、思い切り叫んでますけど。
 オイ!と下からツッコミを入れる南雲。
 ダメだセンセ!そんなことじゃ聞こえない!
 新八先生、銀さんとともに良い例をお願いします!
「オィィィィ!大声出すなつってんだろうがァァァァ!お前はアホですかぁーコノヤロー!」
「おめぇも大声なんだよォォォォ!!」
 はい、皆さんやってみましょう。(やるな)

 その2、命令しないこと。
 里央、こっちきなさい、言うこと聞きなさい、と思い切り上から目線です。

 その3、自分の考えを押し付けないこと。
 あ、ダメですねもう。

 何とか里央、女性を抑えることはできたのですが、南雲と里央の先行きはかなり真っ暗な
感じです。
 まーこの先何かやらかしてくれることは間違いないでしょう。
 小板橋がストレスで入院するのが早いか、ドラマの最終回が早いか、楽しみです。




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