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CONTROL〜犯罪心理捜査〜

第2話(11/01/18)

 今日も大学で南雲の講義を聞いている里央。
 あの…里央さん、タダ聞きは本来はやってはダメですよ?
 南雲は、無差別殺人事件について話をしていました。
 コロンバインの銃乱射とか秋葉原の通り魔とか。
 まあ弱者の犯行というよりも私的には、挫折の理由を外に求めることしかできない、
自らの欠点と向き合えない人の犯行と受け止めてますけどね。
 普通の人っていうのは失敗したりミスしたりしたら自分を受け入れるもんだけど、どうしても
それを認められない、自分がこうなのは社会のせいだ、周りが悪いから仕方ない、みたいな
意識を持つ人が爆発させてしまうのかなぁと。
 誰かひとり理解者がいれば違ったのかもしれませんけどね。
 話がそれました。
 その同じ大学で、梶間という人気大学教授というのが登場します。
 この人が今回の残念な人です。(被害者と言おうか!)

 里央が南雲の講義をためになった、と言いながら歩いてます。
 で、分室に来てほしいとか言ってて。
 さらに、南雲が出した本は絶版になってるようですよーと追い打ち。お前は事件協力者に何を言ってるんだ。
 こんなこと言っておいて、分析してほしい事件がたくさんあるんですよ、と言われてホイホイ喜んで
いくのはドMのさっちゃんくらいのもんだろ!(あのドMは銀さん専用です)

 と、里央が南雲をけなす前に珍しくほめるようなことを言っていたからか。
 姉さん、事件です。
 里央が手放しで南雲を褒めるとろくなことにならない!
 
 女子トイレで死体が発見されたらしく、それがさっき出ていた梶間でした。
 トイレで死体役も大変だなぁ。
 全身めった刺しのようですね。
 なるほど、これは死んだ相手をよく知っていて、日ごろ虐げられてきた人の犯行である可能性が
高いな…ってコナン君が言ってました。(待てよ)
 小板橋はまたまたうんざりみたいな顔で、南雲のおもりしててよ、と里央に。
 失礼だろ!
 どっちかというと南雲の方が里央のおもりしてるんだぞ!(余計失礼だろ!)

 梶間の下についていた平山という女性がいるのですが。
 寺西がいろいろ聞いている間に、ついてきた南雲は梶間も本を出していると知って、
こんなん売れてるの、とバカにしたように言う。
 でも里央に「ベストセラーですよ」と言われて真顔で驚いてるのが笑えました。
 大学教授って小遣い稼ぎ(正しくは研究費稼ぎ)に本を出したりするのですが、確かに売れる売れないの
差が激しくて、中には部数稼ぎに、自分の授業で著書をテキストとして指定するバカヤローもいるから
大変ですよ。なんで1500円もするような本を何冊も買わなきゃならんのかと。(しかもほとんど使わなかったりする)
 かなり話が私的なことになりましたけども、面白い本ならテキストに使われてても気にならないんです
けどねぇ。ホントに教授つーてもさまざまです。

 そんで、事件としては目撃証言はなし、犯人は逃げたけどかなりの返り血を浴びているはずらしいです。
 梶間の爪から犯人のものとおぼしき皮膚が検出され、鑑定中だとか。
 また、ネットに犯行予告のような書き込みが発見されました。
 寺西が調べてきたところによると、ひと月前から殺害予告が何度か書き込まれていたようです。
 こういうのって見た人は通報しないんでしょうか。
 それともいたずらと思って梶間も知ってたけど放置してたとか?
 
 南雲はためしに梶間の本を読んでみるんだけど、どれも似たような内容だ、と言う。
 1年に13冊も出版されていると聞き、ゴーストライターがいた可能性もあると。
 なるほどねー。
 
 そんな中、小柳という人間の存在が浮かんできます。
 大学を中退して、ゴロゴロしているらしい。
 梶間と接触して、口論になっているところを、平山も見たと証言しているようです。
 また、監視カメラ映像でも、梶間の後を追うようについてきているのが確認されている、と。
 まあここまでくれば警察は小柳をクロとみなして動き始めますよね。
 でも南雲は何か気に入らない様子。
 
 警察が小柳のところに向かうと、なんかもう自分が逮捕されるのがわかっていたような
口ぶりで、犯行を認めるわけですね。
 ワイドショー独占できるかな、とか警察に聞いてるあたり、タチ悪いっていうか。
 里央は、書き込みの「明日には消えてもらう」というのを読んで、小柳のことをさびしいやつだと
言ってました。
 そこに寺西が来て、犯行を小柳は認めたけどなんかひっかかる、と珍しく刑事らしいことを。
 
 南雲も取り調べの様子を見てるんだけど。
 小柳は、動機に関しては饒舌になるんですね。
 けれども、犯行後のことになると、裏門から逃げたとか、ナイフはどぶ川に捨てたとか、供述が
あいまいというか、ボヤけたものになる。
 本当にこの人の犯行だったら、認めている以上隠すことはないはずです。
 だから、それにひっかかりを感じた南雲は、犯人を逮捕したと発表したら笑いものになりますよ、と
小板橋に警告。
 犯行動機はおそらく本当だろうけども、逃げた時のことを語る時には動作がおかしくなっている、これは
自分を守ろうとしてやる動作だから犯人じゃない、と。
 杉浦もナイフの物証が出るまで待ちましょうか、と助け舟。
 誤認逮捕したら課長責任ですからなーと言われて、うっとなる小板橋面白い。
 というわけでけくそ寒い中、明日どぶさらいらしいです。
 お疲れ様です。

 南雲は梶間のお通夜に行ってくると言い出します。
 絶対こいつ、いろんな人の反応見るつもりだよ!
 
 案の定南雲は、取材を受けている平山のところにいって、小柳のことを尋ねます。
 平山は口論の内容についてもう警察に話しました、というんだけど。
 身柄を拘束されている、ということを聞いても「そうですか」とけんもほろろな対応。
 里央はそんな南雲に勝手なこと言わないで、まだ逮捕してません、と怒るんだけど、当然
南雲はそんなことは百も承知。カマかけたんでしょうな。
 そこに、平山の婚約者という人が現れるんだけど、南雲はよそよそしいのが気になる様子。
 離婚協議中の夫婦みたい、と。
 例えが微妙にリアルすぎる!

 里央はあれからもネットの小柳の書き込みを見ていたようなのですが、今までに何度も
犯行予告をしておきながら、理由をつけては中止していたのが気になります。
 あれか、ダイエットは明日から、とか、これ腐らせたらもったいないからこれは食べる、とか。

 しかし本当に殺人事件が起きた前日だけ違うらしい。
 理由が見つかったから明日(殺人を)決行する、と書いてあったようです。
 一方刑事らはどぶさらいをしていましたが、ナイフ見つからず、本当に捨てたのかな、って感じです。
 犯人の言葉通り探さないといけないから大変ですよねー。
 どうでもいいけど宇宙旅行が可能になって、例えば犯人が「ナイフは太陽系の一番外側に捨ててきた」
とか言い出したらどうするんでしょうか。
(その時には多分パトカーもワープ機能標準搭載になっているだろう)

 里央は大学にいって、小柳の足取りを追ってみることにします。
 南雲もいるんだけど彼はコンビニの防犯カメラ映像を調べることに気づいたようですね。
 で。
 この映像を鑑識に持ち込んで調べて下さい、というんだけど、忙しいから無理、とキッパリ断られる。
 ここで南雲、サイン本を木下に渡す。
 木下、「ご協力いたします」
 お前さっきと180度態度が違うだろうが!
 安い買収じゃのー!

 そしてこの映像から、逃げていく小柳が発見されるわけなのですけども。
 刑事の方はナイフは見つからず、がっかりといった感じ。
 そんな中小板橋は、科捜研から、梶間の爪から発見された皮膚片が小柳のDNAと一致したことの
報告を受けます。
 ところが里央がやってきて、裏門から逃げる小柳の映像を手に入れたけどおかしいことを指摘。
 逃げる小柳は上着を着ていました。
 つまり、返り血が全然ついていないということ。
 ついていたら上着脱いで逃げるでしょうからね。
 例えば服を用意しておいて、返り血を隠すために上着を着て逃げた、ということが考えられるにしても
そこまでできる犯人だったら、逃げ切る気なわけですから自分から犯行を明らかにしないでしょうし。
 
 推測としては、あの日、梶間と争いはしたが殺しておらず、そのあと誰かが殺したということに
なります。
 里央は自分が小柳を調べたい、と言い出します。
 そして取調室へ。
 おおっと寺西がまた記録係だ。
 突然のブチ切れ要員でしょうか?と思ったら今回は特にキレませんでした。
 ここでキレなかったらどこでキレると言うんだね!(そういうキャラじゃないし)

 里央はズバリ、殺してないですね、と言います。
 隣の部屋で杉浦が「いきなりソレか」とツッコミを入れるも届かず。
 殺そうとして侵入し、ナイフを手に争った。
 しかし抵抗され、逃げた、という里央に小柳は否定。
 里央は、防犯カメラに映っていたが、返り血がついていなかったことを話します。
 このままでは犯人になってしまう、というんだけど、小柳はそれでも自分がやったというんですね。

 確かにこのまま起訴されたとしても物的証拠に欠けるので公判維持は難しく、無罪になる
可能性が高いと思います。
 もちろんそこまで考えて小柳が誰かをかばってるのかはわかんないですが。

 里央、屋台でめっちゃ荒れてます。
 ヤケ酒に付き合わされてるのは寺西ですが、こっちはまんざらでもなさそう。
 まあ好意を持ってる相手とサシで飲んでるわけですから、内心「これってデート?いやいやまだ
早くね?でもどっちかというとデートっぽくね?割合でいったら4-6でデートっぽくね?当社比で」とか
思ってそうです。(どういう思考なんだ)
 しかし。
 少し離れて南雲がおりました。
 寺西君、残念!
 一同は、どうして嘘をついてまで犯人をかばっているのか、と考えるわけですが、南雲は、犯人を
知っているからかも、と指摘。
 それがかばうに値する相手だった、ということですか。

 平山のところに南雲がやってきて、借りていた梶間の著書を返す、と言います。
 その平山、南雲が入ってくる前梶間の椅子に座って踏ん反りかえってたのちょっと笑った。
 南雲は平山に、小柳が自白した、と伝える。
 横でまた里央が「勝手なことを」と怒ってるけど、マイペース先生は知ったこっちゃありません。

 南雲は昨日の平山のインタビューを見た、と言います。
 梶間との良い思い出を語る時に、右上を見ながら話していたが、過去の経験というのは左上を見る
ものだが、未経験のこと、想像で語ることは右上を見て話すことが多いんですよと。
 平山は平然と、その理論は立証されているんですか、と聞き返す。
 南雲も傾向があるだけです、と言う。
 多分南雲が見たかったのは、そのインタビューの時の様子じゃなくて、これを伝えた、今の平山の
反応だったんじゃないかと思いますね。
 内心うろたえるのか、本当に、何をバカなことをみたいな表情しているのか。
 それで多分期待通りの反応を得られたのではないかと思います。

 そのあと南雲は、梶間の著書について、あなたが書いたのでは、と指摘します。
 平山、帰ってくださいと言い出しました。
 南雲は、小柳が自白したと伝えた時、平山は驚いた顔をしていたといいます。それを隠そうと
していたと。
 つまり犯人じゃないと平山は知っているということですよね。
 南雲はこの後、平山の婚約者に会います。
 まああれこれ聞いてみるわけでけすが、それを全部里央が聞きたがったからとかさりげなく
責任押し付けないように、南雲先生。
 で、南雲はフィアンセの態度を観察していた。
 両手をポケットに突っ込んでるから、大事な情報を隠している可能性がある、と。
 ただし調べるのは里央の仕事だと言ってます。
 里央さんはあんたがあれこれ好き勝手やらかしてる始末で大変だと思うんですがね!

 このあと、やはり平山は論文のゴーストライターをしていたり、助教授への推薦が来たり
していたのを梶間が勝手に断っていたなどしていたことがわかります。
 つまり平山が殺害した可能性が出てきたわけで、里央はそれを小板橋に報告するんだけど、
上司全然うごかねぇ。
 さらに平山から、里央チョーうぜぇ的な抗議がきたことを知らされます。
 
 で。
 自分がやったの一点張りだという小柳に里央は、あなたの人生そんなにダメだった?と
問いかけるのですね。
 梶間を殺さないといけないほどだめだった?と。
 さすが貧乏の底辺を極めた暮らしを経験してきたゲゲゲの女房が言うと重みがありますね!

 理由が見つかったというのはどういう意味?と聞いても、あなたにはわからない、という
小柳。
 認めてもらえない僕たちの気持ちはわからない、と。
 そういう風に自分からドア閉めるから、ますます理解してもらえなくなるんじゃないの?
 声あげても聞いてもらえない、という気持ちはわかるけど、聞いてもらう人を探す努力は
しましたか、と。
 まー私も自分で書いてて、言うのは楽だよなぁと思っちゃったりしますが。

 ここで寺西が、平山のことが気になった、と言い出します。
 事件直後、梶間の死体を発見した女性のとこに来た時に、平山は白衣を着てなかった、と。
 そして科捜研の方でも、コンビニ映像に平山を見つけたと言ってくる。
 裏門からコンビニにいって何か荷物を送っていた。
 大学が騒ぎになっている真っ最中に何を送ったのか、と。
 
 里央は早速宅配便の発送伝票を調べにいきます。
 すると、平山が自宅へ本人発送してたんですね。
 そういうことを考え付く余裕はあるクセに、防犯カメラあるとこに行っちゃうのね…。
 いいですけどね。

 寺西も里央も血染めの白衣を送ったのではないか、ということに気づきます。
 この後二人は、平山のマンションのゴミ捨て場にいって捨てられた白衣を探す。
 …捨ててない可能性もあるんじゃないの…?
 いやいいけども。
 つーか犯人の心理としては一刻も早く捨てたい、というのはあるでしょうが、同時に、
絶対に見つかりたくないとか、確実に捨てたいという気持ちも働くので、どちらかというと
離れたとこに捨てにいったり…ということを考え出すとこのドラマ、一時間では終わらなくなるので
おいときましょう。

 翌日。
 助教授になったらしい平山のとこに南雲がやってきます。
 つーか准教授では?
 で、南雲は、本当ならもっと早くなれてたのに、その恨みが積もり積もったんですね、という
話を始める。
 平山は、著書に関しても自分が書いたのは納得の上だと話す。
 ここで唐突に南雲、最後の藁の話をします。
 君は話に一貫性がないと言われたことはないのかね、南雲君!
 言いたいことはわかるけども!

 最後の藁というのは、千里の道も一歩からという言葉と逆の意味だと思っておけばいいかと。
(わかりにくい!)

 南雲は意味を説明した後で、ラストストローです、といきなり英語で言い出します。
 なんで「最後の藁」じゃダメなんだ。
 平山にとってのラストストローは何だったんですか、と尋ねる南雲。
 そこに里央と寺西がやってきて、捨てられていた白衣を差し出します。
 血痕も一致することを確認。
 やりましたね。

 平山は観念して、ずっと我慢していた、ということを話します。
 今度こそ、今度こそこの下積みの立場から逃れられると踏ん張ってきたらしい。
 で、本にも平山の名を乗せるとかそういうのを梶間は、次はちゃんとするとか言いながらずっと
約束を果たさないままだったらしいですね。
 で、平山が抗議すると「イヤならやめてもいいのよ」と。
 自分の力だけで成功が手に入るとでも思ってんの、と言ってたらしいです。
 もし平山が本当に梶間の下から離れて自分で本出したり研究始めたりしたら、困るのは梶間だと
思いますが、そんなことをすれば多分圧力かけてきたでしょうしね。

 さらに平山のフィアンセも梶間が横取りみたいなことをしたらしいです。
 それでよそよそしい態度だったわけですか。
 で、トイレで小柳とぶつかって、中を見たら梶間がいて、ナイフが落ちていたのでやっちゃった、と。
 白衣、燃やせばよかったのにねぇ。大学だと焼却施設とかあるから。

 そういうわけで平山は連行されていきました。
 里央は小柳にそれを報告します。
 そして、なぜかばったのかを聞く。
 小柳は事件の前に平山が罵倒されるところを見ていた、と言います。
 自分自身も大学3年の時に梶間から、大学院に進めと言われてたんだけど、それを断ったら
ボロクソ言われたようです。
 それがあって、平山のことを見たからやろう、という気になったんですね。
 小柳にとってのラストストローは平山でしたか。

 世間から認められない人というのはたくさんいる。
 けれどもそういう人たちは、だからといって人を殺そうとはしない。
 里央はそう言って小柳を改めて殺人未遂で逮捕します。
 確かに小柳の言うこともわかるけど、認められないから人を殺していい、と言うことにはなりませんもんね。
 同じ立場でも頑張ってる人はたくさんいる。
 そういう人たちを勝手に小柳が代表したらいかんのじゃないでしょうか。

 えー記者会見にて。
 私の読み通りとか言ってる小板橋。
 おい、誰かこいつに靴投げつけろ。
 なんでまたお前の手柄やねん。

 里央は南雲に、皆誰かに認めて欲しいんでしょうね、みたいな話をするのだけど、南雲はどうして
人の評価を気にするのか理解できない、と言う。
 そんな南雲に里央、キッパリ言いました。
「だから教授の本は売れないんですよ」
 お前はオニか!



 


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