第7話(11/02/22)多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ＆もろもろの感想→CONTROL〜犯罪心理捜査〜
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CONTROL〜犯罪心理捜査〜 |
第7話(11/02/22)
南雲が人間の記憶力についての講義をしています。
出来事の直後から記憶が失われていったり、書き換えが行われると。
顕著なのは目撃情報などですね。
例えば不審な人間を見た、というのが、時間経過してから尋ねると、妙に詳しくなって
いたりする。これはテレビを見たり雑誌を見たりしたことにして、余計な情報が加わって
しまうからです。最初、黒い服の男が逃げていくのを見た、というのが、30代くらいの短髪の
悪そうな印象の男があわてて逃げていくのを見た、服は黒いジャンパーにジーパンだったと
いう風に。
また、見てもなかったものをそういった情報によって「見た」と記憶を書き換えてしまうことも
しばしば。
有名な都市伝説で「事件現場でいつも目撃される白い車」ってのがあるんですが、大きく
報道されるような事件ではなぜか白い車の目撃情報が上がってくる、という内容です。これは
単に目撃者の記憶が混同されているにすぎなくて、それで見てもないものを見たと勘違い
してる可能性が高いんだけど、そうして目撃情報がいくつも出てくることから、都市伝説に昇格
しちゃったんですな。
あと、目撃証言の違いをうまく利用した話としては「D坂の殺人事件」が有名ですね。
南雲がこういった記憶の話をしていると、サングラスをかけた女が入ってきてナイフで
襲いかかる。とっさにあのいつも質問しに来てる女の子がかばうのがけなげでいいですね。
女はそのまま逃走。
驚く学生達に南雲は、席について、と言います。
女の子があわててるのをしり目に、南雲は筆記試験をするという。
さっきの女性の年齢はいくつだったか、服装は、身長は、凶器はなんだったか。
つまり、記憶の試験であったわけです。
つーか女の子の出番、今回これだけですか…。
この試験は警察学校でもあります。
突然講師が変な格好して現れて、一旦外に出て普通の服装に着替えてきて、さっきは
どんな格好をしていたか書け、みたいな。(今はもうなくなってたらすみません)
人間の記憶力テストとともに、証言にどれだけのブレがあるか知っておく、みたいなもん
ですね。
面白いぐらい違いが出るそうですが。
里央はこんな役をさせられるとはと怒ってますが、南雲は、自分も事件解決に協力して
いるのだから、ウィンウィンの精神だと、言います。そりゃそうだ。
その里央ですが、女性刺殺事件が起きたと呼び出されます。
めった刺しの状態のようですね。
発見者は同じ大学生の子で、ノートを返しに家に来たら開いていたので中に入って
発見したようです。
山田という町内会長が言うことには、両親は海外にいってて、ここで一人で住んでいたらしい。
近くにいとこの青柳という人がいるので、これから駆けつけるとのこと。
目撃情報としては、近所の主婦が、この殺された女性、須藤さん宅のチャイムを鳴らしている、
作業服の男を見ているようです。
また、帰宅途中のリーマンが、この家から出てくる、作業服の男を見ている。
うーん…本当に殺人をしたのがこの男だとしたら、かなりずさんな逃げ方ですよね。
目撃されたかったとしか思えない、的な。
こういうことに詳しい人間なら、目撃者の記憶操作、つまり、わざと印象付けて本当の特徴から
目をそらす方向に持っていきますからね。
人通りの多い場所で女性を刺殺した男が、レッサーパンダの帽子をかぶっていたのと同じです。
山田も、いつもの散歩道で、橋を渡っていく作業服の男を見た、と言います。
もう一度顔を見たらわかる、という山田。
あの距離でか…？
この作業服は須藤も着ていたことが、携帯の写真から判明。
彼女がある会社でバイトしていて、その時のものだとわかります。
家電量販店らしい。
聞き込みに行くと、中尾という人間が須藤と親しくしていたことがわかるのだけど、その中尾は今日は
体調が悪いとかで休んでるという。
昨日の午後に風邪で体調が悪いと早退して、今日欠勤ということらしいです。
寺西は昨日事件現場で電話報告してる最中、野次馬の中に中尾がいたことを思い出します。
こないだもそうだったけどあんたの記憶力ハンパねーな！
不自然な態度に、電話の後で事情聴取しようとしたらいなかった、という寺西。
電話の方を後回しにしろや！
里央は、中尾が容疑者として特定できたので、南雲の出番はないようですね、と言うのですが。
南雲は引っ掛かる様子。
おそらく、こんなにもすんなりと中尾に証拠が向かっていることが納得できなかったんじゃないかと
思います。
お通夜の席で、青柳が列席してるんだけど、あれ誰？とか大きな声で里央に聞いて、叱られる南雲。
相変わらずの空気読めなさっぷり。
そこに中尾が焼香にやってきて、南雲はじーっと観察。
帰る中尾とすれ違った山田は、見かけた男はあいつだ、と言います。
よくもまぁそんなに詳しく覚えてるもんですなぁ。
私、制服着替えられたら誰だかわからんよ？(記憶力なさすぎだろ)
山田は、二週間前に須藤と中尾が玄関前でもめていたのを見た、と言います。
本当かなぁ。再現映像見ると後姿しか映ってませんけど。
証人として警察に呼ばれた主婦は、たくさん並べられた写真の中から、迷いに迷って、中尾の
写真を選びました。
それは…写真が制服着てるからじゃないのか。
その様子に南雲も、いいのかな、と異を唱えます。
選ぶのに1分もかかっている、普通は確かな記憶であれば照合するのに2秒とかからない
はずだ、と言う。
つまり、主婦の心理としては、覚えてないと思われるのも悔しいし、警察捜査に協力しなければ
という義務感で選んでいる可能性がある、と。
警察としたら「わかりません」「知りません」というのも立派な証言ではあるんだけど、そういうの
知らないと、この中から絶対選ばないと！ってなっちゃうんでしょうね。
一方でリーマンの方はまったく別の人を選びます。
ここでびっくりした刑事が「この人じゃないの！？」と中尾の写真を示して、杉浦に怒られてました。
証言を誘導すんな。
山田は迷わず中尾だ、と言うんだけど。
気になる南雲は山田を呼び止めて、言い争っていた人物や、橋を渡っていたのが本当に中尾だった
かを確認。
でも南雲はあんなに遠目で見たのに断定するなんて、って感じですね。
この後南雲は会議で、須藤ともめていた男が絶対犯人だと思ってる、記憶の編集が行われている、と
山田の証言について指摘するのですが…。
皆は、自分らが足でとってきた目撃証言だから、と南雲の言うことを取り合わないわけですね。
なんだかなぁ。
ここで科捜研から凶器が特定された、という報告が出てきます。
ドライバーらしい。
家電量販店に勤めてる中尾なら使う、とみんな思ったでしょうなぁ。
おいおい世の中、キャトルミューティレーションで人差し指とかアナログスティックとかをドライバーに
された人だっているんだぞ！(それはもう少なくとも治りましたよね！？)
そういうわけでみんな、南雲の意見は無視して凶器探しに行くわけですけども。
今まで南雲の意見を無視して解決した事件ないぞオイ。
中尾は事情聴取に呼ばれるのだけど、パトカーの音が気になって、須藤のところにいった
ことは認めました。
刑事が、犯人は現場に戻るって言うからな、お前もそうだろう、と一昔前の刑事ドラマみたいな
ことを言ってます。(コラコラ)
事件当日のアリバイとしては、会社から帰宅途中に薬を買って、家に帰ってそれ飲んで寝てた、
ということなのですが、誰も立証できる人間がいない。
つまり状況としてはとても不利ってことですね。
つーか本当に中尾がやったなら、すぐ足がつくような作業着なんか着ないだろうし、ましてや
ドライバーも凶器として使ったりしないでしょう。
そんな中、川から凶器のドライバーが発見されます。
須藤のＤＮＡが検出、また、中尾の指紋も発見され、捜査本部としてはもう、中尾で決まりと
いったところ。
南雲は、水にぬれても指紋は検出されるのか、と木下に聞きに行ってます。
おお、なんか今回は珍しくまともにやりとりしてるな。
さすがにファン活動のネタもつきたか！
アパート近くに凶器を投げ捨てていることといい、制服を着て犯行に及んでいることといい、
工具箱といい、状況が整いすぎててわざとらしいわけですね。
でもそんな南雲の疑問を刑事らは取り合わないわけです。
小板橋は杉浦に、中尾を自供に追い込めとか言ってますし。
里央は南雲に理解を示します。
今回の状況や証言が、中尾にすべて向かってるのがおかしい、と。
里央が南雲の実験において、「身長が高かった」とだけ言われてたように、特徴だけが独り歩き
してるようですね。っていうか身長以外に観察してたやつはおらんのか！
南雲は青柳の薬局にいって、中尾の話をたずねます。
あの日確かに薬を、作業着を着たまま買いにきたらしい。
ここで青柳と須藤は実の兄妹以上に仲良く育ったという情報が。
その割には中尾の交際を知らなかったようですけどねー。
青柳は、中尾との交際で悩んでいたなら相談してくれればよかったのに、と言います。
この後山田のとこに行く南雲。
散歩している山田に、橋の上を歩いている作業着の男を見せて話を聞くわけですが。
その「男」が「私は男じゃない！」と叫びます。「彼」は里央でした。
遠すぎてそういう判別すら不可能な状態であるわけですね。
やっぱり顔まで判別できた、というのは山田の思い込みでした。
中尾の方は取り調べで、車に積んでおいた工具箱を盗まれたとか言ってます。
なんでお前は車にちゃんとカギをかけんのだ。
風邪でアパートに戻って車を降りたらしいんですが、その時に積んでた工具箱が何者かに
よって盗まれてたらしい。
でも刑事が信用するはずはないですねー。
里央の方は犯人の足取りを追っていて、橋を渡ったあとの目撃証言はゼロだ、と突き止めて
いました。
つまり、橋を渡った後犯人はどこかで服を着替えて逃走した可能性がある。
と、二人は立ち寄った神社で何かを発見してます。地面をじーっと見る里央。
え？目玉のオヤジでも埋まってました！？
ここが画面見ても何かわからず、後になってわかったのですが、車のタイヤ痕でした。
よく見つけたな！
戻ってきた里央は寺西にあることを頼みます。
これは、捜査の目を中尾に向ける計画犯罪だという南雲。
それで多分寺西も協力する気になったんでしょうね。
里央は須藤のアルバムを調べていて、写真が不自然にはがされていることを発見します。
で、両親に見せたらそこらが、町内会の催しでの写真であることがわかったので、またまた
山田のとこへ。
つーかこの手の古いアルバムなら、はがされていても、フィルムの内側を調べればどんな
写真だったかわかると思うんですが。(現像液の痕跡とか)
山田によるとそれは、花嫁衣装を着て映ったもので、はがされていたところには、青柳と
須藤が、結婚式のような形で映っていました。
寺西の方は聞き込みをしていて、作業着を販売している店で購入の情報と、防犯カメラ
映像をゲット。
里央も科捜研の方から、神社のタイヤ痕がある男の車と一致したという情報を得ます。
つまり、今回のことは、中尾に罪をなすりつけるための犯人の工作だったとハッキリした
わけです。
里央は青柳の店にやってきて、風邪薬を調合してほしいと言います。
んでわざと、眠れないので睡眠薬も、というけど、青柳はそれは医師の処方箋がないと
出来ない、という。
睡眠導入剤ならＯＫじゃなかったですっけ。(今それはどうでもいい)
青柳に南雲は、青柳が須藤に妹以上の感情を持っていたことを指摘、それで中尾に取られた
のが我慢できなくなった、と言います。
それで、里央が、ある場所にあったタイヤ痕があなたの車と一致しました、と言うのだけど
青柳は、あの神社は駐車場代わりに使ってる、と言う。
はい、自白きましたー。
っていうか神社を駐車場に使ったらダメだろ！神様もいい迷惑だよ！セコム呼ぶよ！？神様の
セコム、ウリエルだからね！？←それ神様は神様でも西洋の神様！
まあこれだけでは犯人と断定するのは弱いのだけど里央は、中尾がここで調合してもらった
という風邪薬から睡眠薬が検出されたことも突き止めていました。
つまり、中尾がたまたま風邪気味で早退したことを知った青柳は、これで中尾を眠らせて
アリバイをなくし、自分はよく似た色の作業着と、盗んだ工具箱を使って犯行に及んだという
わけですね。
南雲は、中尾との交際を知らなかったといった割に、お通夜の時にすごい目で中尾をにらんで
いた青柳の様子から、疑惑を持っていたようですね。さすがです。
結婚写真を須藤がはがしたのも、どうやら青柳が強引に彼女に迫って、嫌気がさしたっぽい。
なんていうか、思い通りにならないから殺すってのも勝手な理屈だなぁと思いますけどね。
青柳は、小さいころは須藤は自分のお嫁さんになると言ってたのに、大きくなると離れようと
して、家の鍵も変えたりして自分から離れていったのが腹立たしかったようです。
小さいころの約束を律儀に果たすのってお前、それ漫画とか映画の中だけだから。
須藤を誰のものにもしたくなかったから殺した、という青柳に里央の怒り爆発するのはよかった
ですね。
あなたの人形じゃない、って。
自分の欲望を満たすために人生を奪う、自分勝手な理屈を絶対に許さない、と。
できれば前回のエピソードを生かすためには、この話、第５話くらいに持ってきたら、より説得力
あったんだけどな。
南雲は青柳の行動について、感情の反転、と分析。
あれですよ、自分がこれだけ好きなのにと拒絶されると憎悪に変わるタイプ。
ストーカー殺人に多いタイプですわ。
自分勝手な理屈で殺される被害者はたまったものじゃないと思います。
さてさて。
課長の会見です。
また、自分はわかってたとかほざいてます。
もういっそテロップで「一部内容を誇張してお送りしています」とか「個人の感想です」出してやれよこいつ。
さて、寺西、里央、南雲は屋台でラーメン食べてるわけですけども。
いろいろ話をしていて「いるんですよね、人の気持ちがわからないやつ」みたいなことを言ってる
里央。
寺西と南雲、絶句してましたけど多分心の中で「オメーだよオメー！」とめっちゃ突っ込んでいると
思います。
このニブチン大魔王、今回も恋愛フラグバッキリ折りました。
「せんせー、里央が寺西の気持ちに気づくのはいつですかー。お妙が近藤さんとくっつくのと
どっちが先ですかー」
「それはどちらも男側の死亡回避フラグっぽいので最終回近くまでありえません。…というわけで寺西は
廊下に立ってなさい」
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ＆もろもろの感想→CONTROL〜犯罪心理捜査〜