多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→BOSS


BOSS

第4話(11/05/12)

 冒頭、いつものバーで飲んだくれている絵里子ですが、様子がおかしい。
 バーテンが目で合図しあって、グラスに何か入れたのですが…。
 やられたとかいって倒れる絵里子。
 事件ですか!?

 次のシーンで、絵里子の机に写真と花を添えている野立。
 ボォォォォス!!!!!
 皆もなんか涙目なんですけど!?
 と、お菓子バクついてた片桐がいきなり「いつ退院なんですか」と。
 胆石だったらしい。
 死んでねーじゃんか!野立ェェェ!!!
 ともかく野立は、捜査はお前らでやれ、うまくすれば絵里子の代わりにボスになれる
みたいなこと言ってて、皆俄然やる気になってます。
 お前ら、少しはボスを心配しようとか…。

 絵里子退院するんだけど、野立花束を上げようとして、すぐそばを通りかかった看護師さんに
あげちゃってます。
 こらぁぁぁぁ!!!
 ここで冒頭の理由がわかる。
 飲んだくれる絵里子を見かねてバーテンが、酒を水に変えていたらしい。
 ああ、酔っ払いすぎると水でも酔うって言いますからねぇ…。
 で野立、自分はパトロールに行ってくる、ときりっとした顔でいいましたが。
 おい…。
 お前のパトロール言うんはきれいなナースさんの後ろついて歩くことかい!

 と、二人の知らないところで事件は起きてました。
 ボウガンで射られて男が死んでる。
 それを見ていた目撃者のジジイ二人が、えーらいこっちゃと交番にかけこんで
行きました。

 次のシーンで突然岩井が、自分が指揮を執ることになったと言って。
片桐「なってない」
花形「指揮は俺ですよ」
片桐「まだ早い」
田所「私いろいろ得意ですよ」
片桐「冗談はよせ」
山村(モノマネをしつつ)「事件だから」
 戻ってきてボォォォォス!一人ツッコミに徹してる片桐さんが大変だよぉぉぉぉぉ!!!!!

 絵里子は呑気に「事件かしら?」と言ってました。
 一瞬OPの音楽止まるのが面白いです。
 あんたの対策室が事件だよォォォォ!!!!!
 
 被害者はサナダという男で、ボウガンで殺されていました。
 あの、事件概要話してるのはいいですが、田所、本読んでて聞いてないんですけど。
 お前は本当にやる気があるのか!
 山村が前に絵里子がいなかった時みたいに指示出してるけど、皆スルーしてて、片桐が
パパッと指揮出したのへ、皆飛び出していくのが笑える。
 ちなみに山村、どさくさに紛れて「私はリカと交友関係深める。さ、みんな行って!」とか
言ってました。残った毛を全部バリカンで削るぞコラ!

 それを病院の待合室で報告受ける絵里子ですが、将棋の監督をしていた相手、黒木が仕事が
気になりますかな、とか聞いてるんですね。おじょうさんと呼ばれてうれしそうな絵里子。ま、
年上の人くらいしかいないですよね、お嬢さんと言われるの…。
 黒木は、将棋は精神力が勝負、と言います。
 で、絵里子の将棋の筋がいいとほめるわけなんですけども。
 ここで絵里子は黒木にどこが悪いんですか、と聞くけど、頭です、と黒木はいいました。
 しまったぁぁぁぁ!先にボケられてはツッコミできねー!(突っ込むつもりだったのかよ)

 事件現場には田所と片桐がやってきました。
 現場には変なマークが描かれていました。
 これ見て二人が、足跡と判断するのもすごいんだけど。

 花形らは目撃者から犯人像を聞いているのだけど、なんていうか私はここでジジイどもが、
いやに犯人の人相に詳しいのが気になりました。
 あんな暗い場所で見えてるもんかなと。
 
 あと山村と岩井はボスに昇進のチャンスとか言ってたけど、山村はヅラ解禁、岩井は
女装解禁とか言ってて、こいつらに指揮取らせたら解決する事件も解決しないなと
思いました。
 この後話をしながら階段上がっていくんだけど、これ全部会話アドリブだろうな…と思って
見てました。ちょっと笑える。つーかカメラも止めてやれよ!温水さんなんかずーっと演技
してるだろうが!

 片桐の捜査によって、サナダという名前は偽名であることがわかります。
 持ってた免許証が偽造だったらしい。
 リカの方は証言をもとにモンタージュ作ったらしいのですが、それをなんも疑わずに、
信憑性高いとか言ってる花形。
 ここで岩井が突然、片桐がリーダーぽくなってる、と文句言い出します。
 え、だってこの中では一番まともじゃん!ボケて踊れてツッコミもできるし!

 と、絵里子登場です。
 第一声があんたたちバカじゃない!?バカなの!?と、ボスらしい。
 で、また怒ってるから何かと思ったら、絵里子の写真に誰かがちょび髭書いてたらしい。
 …絶対野立だ。

 で、手がかりに関しては、半分残っていた足跡。
 あと、絵里子は、被害者の身元割り出しを全力でしろ、と言います。
 そんなところに田所が、野立は私を二代目にしようと思ってますとか言いに来るけど、
今どうでもいいし、あんたにはボスの器無理だから!

 その頃、第二の犠牲者が出てました。
 これもまた「自称イシダ」というらしいです。
 偽造免許だったらしい。めんどくさいのー!!!!
 さらに、前回と同じ縦半分の足跡があったらしい。
 それと、血まみれの万札が落ちていたようです。
 身元が分かる持ち物はなく、ライターとか直前に捨てた菓子パンの袋があるのみらしい。
 絵里子は変だと言います。
 普通もっと身元が分かるものを持っているはずだと。

 んで花形はまた目撃者に聞き込みしてんだけど、太郎が怖がっちゃってという目撃者の
言葉に「あ、犬ね」と言って怒られてるの笑えた。犬を犬と言って何が悪いんだよォォォ!!!
 目撃者は、のどにヘビの刺青があったと言います。
 そんな目立つやつがそれを隠しもせずに犯行に及ぶでしょうか?

 一方山村はリカに、自分が対策室を牛耳ることになるかも知れないとかほざいてます。
 と、そこに母親から電話かかってきて小言言われてんだけど、うざそーにしてたリカが
面白かった。
 リカ、山村に目つけられちゃったみたいですね…。ガンバ!

 黒木が何かノートに書いているところに絵里子やってきたのですが、絵里子が左側から
声をかけても反応がない。
 右側に回って声をかけるとやっと気づいた。
 この時点で視野狭窄が起きているか、何か脳の認識エラーが起きてますよね。
 将棋をしながら絵里子は今の仕事が手詰まりなことを話しますが、相手の出方で形勢が
変わることもある、構えてれば答え出ることもある、と黒木はアドバイス。

 山村ですが、銀行に寄るというので岩井ついていくんだけど、なんと山村がしようとしていた
のは、振り込み詐欺。さっきの母からの電話は犯人からで、山村見事に騙されていたので
ありました。お前刑事だろうがぁぁぁぁぁ!!!!
 岩井、よく止めた!
 と、ここで二人、たまたま貼ってあったポスターに、今回の事件の被害者の顔が映って
いたのを発見しました。お手柄だが、山村のことを考えるとプラマイゼロやないか!
 岩井は殺された二人は振り込め詐欺の出し子やったと説明。
 山村も自分が騙されていたとは気づかなかった!とか言ってて、アホー!と言われてるの
笑える。
 ほんっとどれだけそそっかしいんだよ!
 まだ銀行で「振りコメアル!」と米を振りまいてた神楽ちゃんの方がマシだわ!
(いや、アホさのレベルでいうとどっこいどっこいだから)
 しかも山村、振り込め詐欺の手口が巧妙と説明するのはいいけど、4回やられてるって
お前引っ掛かりすぎだろ!巧妙以前にお前のはアホだ!
 次岩井が説明するところによると、組織化されていて、出し子などは末端なので、トップとの
つながりがなくて、検挙できないことも多い、と。
 こういうのを刑事ドラマでやるってのはいいですね。
 見ている人もいるから気を付けようって気になるし。
 そして、簡単に儲かるからと、素人がやってるのも多い、今回のことも、暴力団が
苦々しく思って殺した可能性もあると。

 つまり振り込め詐欺っていうのは暴力団の資金源になっていた部分もあるのですが、
広まるにつれ、素人集団が出来心でやるケースも多いんですね。
 振り込み詐欺全体の検挙率は5%とかなり低く、後手後手に回っているのが現状です。
 だから、警察が逮捕しないのが悪いというのももちろんですが、被害者側で高い防犯
意識を持ち、被害に遭わないようにすることも大切です。
 そのためには地域で回っている情報を手に入れたり、ネットができるなら警察署の資料を
見たりして、各自家族での注意呼びかけが必要であるといえましょう。情報弱者でもある
お年寄りには特に、家族の協力は欠かせません。
 皆で振り込め詐欺を防ぎましょう。
 こればっかりは水戸黄門で取り上げるわけにもいかないからなぁ。

 さて。
 その振り込め詐欺グループの主犯の男がビルに戻ってきて、ここも引き上げるぞと言っている。
何も痕跡を残さないように掃除しろと。
 ちなみにメンバーであるらしい、徳川という男は出張で中国行ってるらしいです。
 …面子の名前、戦国時代の武将から取ってねぇか?
 サナダにイシダ、徳川に、のちにわかりますが主犯の男、オダって言うんですよ。
 ともあれこの後メンバーのうちの2人が帰宅しているのですが、ここを同一犯らしき男に
襲われます。
 今度は拳銃でした。

 絵里子は、今回は2人だったから凶器を変えた?という感じ。
 今回の事件目撃者は首にヘビのタトゥー、耳にはピアスをしていたという。
 あと、車のナンバーは静岡だったと。
 …おかしすぎるですねこれ。

 犯人はヤクザではないか、という話が対策室で出ます。
 なんでも、このあたりのヤクザのひとつが、稼ぎを持ってくグループをつぶそうと宣言し、
静岡から刺客を呼んでいる、と。
 で、田所が、血まみれの万札からヤクザの指紋が出てきた、それが目撃証言のヤクザと
一致したと言う。
 令状とって捜査、という絵里子に花形や山村は行きますと出ていくんだけど。
 田所「私も帰ります、家に」
 いやいやいやいや!
 まだ仕事中!
 おかしいからそれ!
 絵里子が「意味わからない」って言ってるの笑える。
 ほんっとに問題児だなこれ…。
 資料整理しなさい、という絵里子。
 これで一件落着?とか言ってるけど、納得いかない顔の絵里子。
 まだ解決してない部分がありますよ?

 山村、岩井、花形は令状持ってヤクザのとこに行くんだけど。
 出てきたヤクザを見て「あ!」とか山村が声をあげたせいで気づかれて逃げられました。
 山村アァァ!!!始末書書けぇ!
 前々回の鉄のヅラネタとかまだ引きずらないでいいから!つーかまだ持ってたのかよ!
 ここで果敢に岩井が逮捕しに行くのですが、盾を胸に仕込んでいて、ナイフで刺されても
動じず。まだこっちの方がかっこいいわ!
 でも山村が手錠かけて自分の手柄にするわ、花形に至っては岩井に手錠かけてるわ、
こいつらそろってハガネの女にリストラした方がいいんでわ…。(向こうでもいらん言うわ)

 絵里子はまたまた将棋に負けていて、指導している黒木が、攻めている間は強いが
守りに入ると弱いとか言ってます。
 確かに絵里子はガンガンに攻めてる方が向いてますもんね。
 黒木は、先入観にとらわれるな、と言ってくれます。
 常識を捨てないと新しい発想は出来ないと。

 で絵里子何か思いついたことがあるようで、片桐に電話します。

 岩井の方はヤクザを取り調べしているのですが、絵里子が、犯人はこのヤクザじゃないと
言う。
 証拠が整いすぎていると。
 現場は暗いのに、ピアスしてるというのまで見えるとは思わない、ミスリードされていた、と
彼女は言います。
 善意の証言を信じて疑わなかったと。

 んーと前にどっかのドラマレビューで書いた気もしますが、今回のようなケースは別として、
事件事故の目撃者というのは、少しでも警察に協力を、解決に協力をと思うあまり、どんどん
自分で想像し、その結果を記憶に上書きしてしまう傾向があります。
 だから、最初にとった目撃証言と、後日とった目撃証言では、後日の方がよりはっきりして
具体的であったりする。しかしこれは目撃者の記憶によってつくられている部分が多く、
実際犯人が捕まってみると大きくかけ離れていることもあります。
 目撃証言をする人は、こういうことを頭に入れて、分からないことはわからないとハッキリ
言う、テレビや新聞で仕入れた情報を上書きしない、という風にされるといいかと思います。

 さてさて。
 片桐が、目撃者一同はみんな同じ俳句の会に入っていたということを突き止めてきます。
 それで絵里子はとあるお墓に赴いたわけなのですが。
 そこには目撃者一同がそろっていました。
「警察が来たら話していいと言われている」とジジイが言ったのですが。
 誰からですか、と聞き咎める絵里子。
 ジジイども自分からシッポ出しまくりじゃねーか!

 この墓は八重子さんという高齢女性のお墓で、とても優しい人で、2年前俳句の会に入った
らしいです。
 ところが振り込め詐欺にひっかかり、最初は息子を名乗り200万、次は弁護士が裁判で
解決するといって200万、合計400万を取られてしまったらしい。
 その後ほどなくして八重子は自殺したようです。
 何も解決してくれない警察に苛立ちを募らせた老人らは、それで協力して、プロを雇い、
振り込め詐欺犯を殺してもらうようにし、自分たちは嘘の目撃証言でミスリードしていたようです。
 八重子さんは殺されたも同然だというジジイども。
 気持ちはわかりますが、なんていうか、息子を騙っての時点で警察に相談していたら、弁護士
と名乗って騙されることもなかったような…。
 詐欺事件の被害額が雑損控除されないのは、詐欺は「被害者の意思に関係ない損失」では
ないからです。ですからこういう意味でも引っ掛からないよう気を付けましょう。

 やったのは八重子の幼馴染で、カタギではないというジジイども。
 絵里子は、犯人の情報を隠すとあなた方も刑務所行きですよ、と言いますが、ジジイどもは
怖くないと言います。
 まあちょっと制限ついた老人ホームみたいなもんだからなぁ…。(コラコラ)
 私らはあの時何もしてやれなかった、悔しいというじいさんたちですが、だったら皆が
付き添って八重子さんを一人にしないとかいろいろあったでしょうに。
 何もできなかったからかわりに復讐するというのも違いますよ。

 この後絵里子は黒木に将棋の勝負を挑みにいきます。
 師匠と弟子が対戦するのは2回だけ、入門と卒業の時らしいです。
 いろいろめんどくさいのー!
 黒木は絵里子のことを刑事と見抜きます。
 雰囲気でわかるらしい。
 ああ、独特のってありますからねぇ。
 余談ですが、「踊る大捜査線」が流行った時、青島のあのジャケットを刑事さん達結構着てた
らしいです。ミーハーめ!(お前も買ってただろうが!)

 黒木は自分は元ヤクザだと言います。
 …さっき…ジジイどもが気になることを言ってましたよね。
 絵里子は会った時から気づいていたという。
 刑務所暮らしが長ければ、自然に几帳面にものを片づけるようになると。
 黒木は、刑務所出てきたら世の中すっかり変わっていて、今の世の中はなんだ、と言う。
 振り込め詐欺のような汚い手口だとか、後期高齢者ということをいつから国が勝手に
きめるようになったと。
 確かにそういう人には生きにくい世の中ではありますよね。
 年寄りを敬わないで何を敬うんだ、という黒木。
 確かに最近はそういう傾向も薄れたなぁ…。
 黒木はもう覚悟しているのか、友人の話を始めます。
 振り込め詐欺にあって自殺した、暮らしを若くて最低なやつに壊された、と。
 俺は俺のルールで裁く、と。

 逮捕することになりますよという絵里子に、証拠がないという黒木。
 これだけは若いやつから学んだとか言ってます、黒木。
 つまり、振り込め詐欺とかでも証拠がないから逮捕されない、それのことですか。
 絵里子が王手かけたわけですが、黒木は卒業だなと言ってて、どうやらわざと負けた
っぽい。
 黒木は今度は手加減しないと言って帰って行きました。
 まるで次会う時があるかのような口ぶりですね。

 黒木は20年の刑期を終えて出てきていて、昔ながらのヤクザらしいです。
 と、そういう話をしていた時に野立が、保護命令が出たといってくる。
 振り込め詐欺の主犯、オダが出頭してきたと。
 そして振り込め詐欺に関しては友人がやったと言ってるらしいです。
 徳川という人間が行方不明で自分も狙われてるかもしれない、保護してと。
 エレベーターに乗り込んだ時に、徳川の血まみれの写真が貼られていて、
それで結構びびっちゃったみたいですね。
 あーはいはいわかりました。それではもっとも安全な、留置場にお入り下さい!
 警察の目もあるし、横にもなれるし、ちょっと檻があるけど快適だよ!

 今警察が「友人」のオフィスを調べているようですが、八重子などのデータはあった
ものの、オダとこれを結びつける証拠がない。
 それがない以上、一般市民だという野立の上司。
 あーハラ立つなぁ。
 オダが、早く犯人捕まえてよ、警察の怠慢だよと言ってるのが腹立つ。
 お前はろくに税金収めてないクセに警察に頼るなよ。
 絵里子がやってくると、SP10人くらいつけてよと言います。
 は?お前は天皇陛下にでもなったつもりか?
 SP(しょーもない・プータロー)なら10人くらいつけてやるからさっさと帰れよ。

 会社に戻るというオダに絵里子は、自分がついていくと言います。
 大丈夫なのーというオダに、心配なら一人で行けばーという絵里子。
 やってくれますね。
 対策室では片桐がかかってきた電話を取るのだけど、それは黒木からで、徳川を
預かっている、今からいう住所に来いというものでした。
 来れば徳川を返す、と。
 …じゃ、徳川を奪還に行くのでオダの警護はナシということで!(無理)

 連絡を受けた絵里子は、部下たちに現場へ急行するよう命じます。
 あ、行かないのか。
 絵里子はオダとともに家賃一千万とかいうビルへ。
 お前な、オダよ、そんな高いところに住んでいると経営行き詰った時あっという間に
放り出されるぞ。

 オフィスに入り、オダは機密事項があるからと外に絵里子を待たせて自分一人
中に入るのですが。
 オフィスの中セキュリティ大丈夫と言ってたけど、その割にパスワード打ちこむことなく
ドア開けてましたが本当に大丈夫なのか!?

 片桐らは徳川を助けにいったのだけど、室内で犯人が銃を乱射していて入れないと言う。
 ああ、映画「RED」でも使われていた手ですね…。
 銃弾をフライパンでカンカンに熱するとはじけて外からは乱射しているように見える。
 ただし危険なので仕掛けしたらその場から逃げないと自分も銃弾を浴びる。
 …つーか、徳川殺されてるんですけど。
 結局誰一人助ける気はないっていうのと、ここに警察をおびき寄せる手なんでしょうね。
 その報告を受けて絵里子は、自分たちのところにすでに黒木は向かっていると実感。
 オダを連れ出そうとするのですが、全然危機感持ってないオダは、「まだファイルコピー
してんだからー待ってよー」みたいな。
 …窓から放り投げるぞてめぇ!
 相手が銃を持ってると言っても、ジジイの一人や二人大丈夫というオダ。
 だったら警備頼みにくんなやボケ!
 燃え盛る本能寺で平敦盛の踊り踊らせてやろうか!
(織田信長が好んで用いていた「人間50年、下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり ひとたび
生を得て滅せぬもののあるべきか」というものから)
 黒木中入ってきてんですけどー!
 ギリギリオダを引っ張って連れ出した絵里子。
 文句言いながら階段下りていくオダ、狙撃されて初めて本当にやばいと思ったらしく、
俺を助けろよー!と、ドイツに文句言ってたらフランスがやってきて「俺を守れー!」と
ドイツの後ろに隠れるロマーノのような態度になってます。
 めんどくさい!かなりめんどくさい!
 地下駐車場に逃げた絵里子。
 助けてくれよー!とうるさいオダ。
 てめぇの大声で相手に位置わかっちまうだろうが!黙ってろ!口にトマト詰め込むぞ!

 黒木は絵里子に、残りあと1発だろとか言ってます。
 そして、なんでそんな奴を助ける、と。

 市民を守るのが警察の仕事、という絵里子に、クズが市民かという黒木。
 …いやどちらかというと都民では?(今そこのとこはどうでもいい)
 で、絵里子の方は弾が切れちゃったりしちゃったわけですが。
 出てこいという呼びかけに真正面から出ていく絵里子。
 ところが、「もう積んでます」と黒木に言うんですね。
 なんと、黒木の左側に(絵里子から見れば右側)、片桐らが拳銃を突きつけていた。
 かっけー!
 ここのシーン、黒木をぐるーっとカメラ回っていくのよかったですよ。

 絵里子は黒木が脳梗塞を起こし、脳の一部がマヒしていることを話します。
 それで左半分が見えないと。
 「半側無視」というらしいです。
 詳しい解説が出るのはありがたいですね。
 つまり、左半分の認識が出来なくなるというものです。
 脳ってのは不思議なもんで、目からの情報が8割なわけですから、それを元に
脳内の映像を調整してることが多く、普段私たちが「盲点」(盲点の確認の仕方は
各自ネットで調べてね!)を意識しないでいられるのも、この脳の微調整によるものが
大きいです。
 ただし、脳が映像を補足しているために、盲点に他の部分とは違うものが紛れて
いた場合、認識されてないことがあります。
(例えば、盲点の位置に車がいてその存在を認識できないなど)
 だから車の運転などは頭を動かして位置を変え、しっかり確認することが必要なんですな。
 半側無視から話がずれましたが、ともかく絵里子は、病院で会った時から気づいて
いたという。
 将棋は頭の中にイメージを浮かべられるからまだ何とかなるが、手帳に文字を書いている
時も、1ページの右半分しか使用されておらず、絵里子が左側から話しかけても気づかなかった、
だからわかったと。
 そして足跡も半分残ってたのは、半分しか認識できていなかったからだと。

 黒木は観念して、絵里子に逮捕されるなら納得だと言います。
 そして、後は任せたよと。
 片桐に連行されていくんだけど。
 この後、せいせいしたって感じのオダかメチャクチャ腹立つ。
 でもやってくれるんですねぇ、皆が。
 花形がまずわざと足払いをかけて、オダを転ばせて去っていく。
 この後山村が「大丈夫?…君の会社」と声をかけるんですね。
 徹底的に捜査するから、些細な罪でもしょっぴくよと。
 で、岩井は、証拠見つからないにしても情報を怖い兄ちゃんたちに流すから、と言う。
 気ぃつけやーと。
 いやースッキリですね。
 市民にこんなことしていいのか、というオダ。
「すいませんねー、どうしようもない部下で」と、すまないとは思ってない顔で謝る絵里子。
 あいつらの顔忘れないぞ!と悪態をつくに絵里子がトドメ。
「徳川が殺されたのを洗えば、あんたとの接点は必ず見つかる。あんたの顔、私が忘れ
ないから」
 今回のラストはみんなに拍手送りたい気分でしたね。

 絵里子が対策室に帰ってきて書類まとめてると。
 存在を忘れられていた田所が出てきて、「期待はわかるんですが、二代目は無理ですと
野立さんに行ってください」と帰って行きました。
 事情を知らない絵里子が、自信もてと励ましていて笑えたけど。
 ひょっとして絵里子は二代目のことではなくて、今の田所に自信を持てと励ましたのかな?
とちょっと思いました。
 それにしても田所のキャラがうざすぎる!

 この後、絵里子に木元から、黒原のことで新事実ありというメールが。
 …黒原って誰?あ、元長官か。
 ま、おいおいわかっていくでしょう。
 やっぱり今回の最終回は2年前の事件と、絵里子が木元を飛ばした本当の理由、につながって
きそうですね。

 胆石が出たと喜ぶ絵里子、またあのバーにやってきて野立と大騒ぎ。
 今回もカラアゲいらない!とか言ってますがスポンサー的には…。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→BOSS