多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ブルドクター


ブルドクター

第1話(11/07/06)

 うわぁぁあ、やばいです。期待せずに見たら面白かった。
 ただ、主役のタマミの演技が失礼ながら、ショムニと同じでそれがちょっと気になる。
 もう少し演技の幅が何とかならんのかなぁ…と。強気の女性像にしても。
 それが残念でした。
 話としては、「きらきらひかる」とか「ヴォイス」あたりとかぶるかなあと思いましたが(何より
石原さん出てるしね!)そんなことなくて面白かったです。
 これからどう広がっていくか、ですね。

 冒頭、勝先生が、「大切な人が突然死んでしまい、変死体で発見されてしまったら、なぜ死んでしまった
のか、真実を知りたいと思わないか」と言っています。
 先生、それは龍馬さんのことでしょうか!(もうJINは終わりましたぁぁぁぁぁ!!!)

 この先生は武田先生。法医学の教授らしいです。
 年間日本では17万体の変死体が出て、司法解剖に回されるのはたったの8000体。行政解剖と
合わせても全体の11%しか解剖に回されて無い。
 これでは真実が闇に葬られかねない。
 解剖率90%のフィンランド、50%のアメリカと比較しても日本は極端に少ない。
 武田先生はそう言います。

 これは日本の制度が大きく関係していると思います。
 この後生徒が質問していますが、解剖を決定する基準が警察に任されているというのも
ありますから。
 警察が事件性がないと判断すれば、基本的に解剖されることはありません。
 前に自分の娘を殺し、その遊び相手の子供を殺していた女が、娘を溺死させた時には警察は
川に転落死したものと判断した、と言ってました。法医学者の方は遺体の様子を見て「これはここで
転落しておぼれたのではない」と言ってましたが取り上げられず、しばらく経過してから母親による
殺人と断定されていたかと。
 ただ、警察官にも経験の差があるのは確かであり、それが、犯罪の偽装を見抜けないということにも
なったりするんだと思います。
 要するにこの国は、根本的なシステムが足りないんじゃないでしょうか。
 武田先生は、私さっき書いちゃいましたけど、日本での解剖基準は?という問いに対して、答えて
くれる先生が法医学教室に来てくれる、と言います。

 で、その先生はチャリに乗って走ってるわけですが。
 公園内を飛ばしていてジョギングしている人とぶつかりそうになるタマミ。
 あの、基本的に公園内とか人がいるところでは、自転車は十分速度落として走らないといけませんよ?
のっけから問題映像を流すなぁぁぁぁ!!!
 そのジョギングをしていた人は倒れこんでしまいます。
 おおっとこれはタマミさんが過失致死で人を死なせたとして逮捕でしょうか!?
 ブルドクター、俺達の戦いはこれからだ!
(なんでそんな打ち切りみたいな終わり方になってんだよ)

 タマミはポケットに入っていた免許証からこの人が赤井という人であると確認します。
 で、病院搬送に付き合ったのですが、死亡が確認されました。
 あっさりしてるなぁ。
 病院では医者が、事件性がない死でしょう、というけど、タマミは警察に届ける義務があるから
私が連絡する、と言います。
 そりゃそうだ。
 事件性がないかどうかを判断するのは警察であって、医者ではないんでは?
 んで通報によりやってきた女刑事が、チカさん。
 あなた数年前は法医学の学生の立場でしたのにねぇ(「ヴォイス〜命なき者の声〜」より)
 あの時も長い苗字だったのに今回も長い苗字なのかよ。
 チカとタマミが初対面なのに何故か火花散る会話を交わしておりますと、赤井の奥さんがやって
きて、前から胸が痛いと言っていた、病院に連れて行けばよかったと言います。
 
 えーと。
 確かに現実でもこれで心不全になる可能性はあるかもしれません。
 ただ私も人から聞いた話とかあるんであれだけど、病院に既往歴がなく、突然倒れて死んだ
場合はやっぱり解剖する必要がありますよ。都内なら監察医制度あるんですよね。遺族が拒否
しても確か解剖になるのでは…?

 チカは、ひと月前から胸の痛み訴えていたのなら、死因はそれでしょう、事件性はないと判断、
タマミに死体検案書を書いてと言います。
 ところがタマミは、死因は不詳と書く。
 心筋梗塞で死んだんでしょ、というチカですが。
 医師が状況がおかしいと言ってるのに、警察にやる気がなかったらおしまいだなぁ…。
 事件の可能性が低いから書いてほしい、いつもの先生なら書いてくれる、というチカに、一歩も譲らない
タマミ。
 そりゃタマミの方が正しいわ。
 いつもの先生なら書いてくれるってお前それは、犯罪見逃しに加担している可能性があるって
ことじゃねーか!
 お前ら二人とも医者と刑事今すぐやめろ。
 いるだけ税金の無駄遣いだ。

 司法解剖が必要か判断するのは警察の仕事、と言うチカに、死因を特定するのは医者の
仕事、というチカ。
 今ここに花火持ってきたら火が付きそうですね!

 一方武田らは部屋で、今日新しく来るというタマミを待ってます。
 ああ、そういえば赤井を搬送してからそのまんま、でしたね。
 同じ大学内にはいるみたいなんですが…。
 で、ドアが開いたので一斉注目する一同。
 チカでした…。
 チカはタマミにはもう会った、非協力的と文句を言っています。
 犯罪の可能性をまったく考えないで、事件性なしとして一人の死を片づけることがお前の
仕事なら、まともな医者だったら「非協力的」になりますよ、チカ君。
 で、チカは名倉という准教授に検案書を書いてほしいと言う。
 あっさり書く名倉。
 お前か!
 そうしてチカは、また変死体が見つかったということでそちらへ。

 つかタマミも来てるのか。
 まあ医者が見た方が早いからなぁ。
 現場は寝室で、奥さんが朝起こしにきたら旦那が起きず死んでいたらしいです。
 不審な点はないというチカ。
 またそれか!
 しかし、尿から睡眠薬が出たことで、事態は怪しくなってきます。
 夫婦ゲンカが絶えなかったという近所の話もあり、チカは、奥さんが殺したのではないかと
考えている様子。

 一方武田らは、まだタマミを待ってました。
 タマミさん…一瞬顔出してもよかったのでは…。
 ちなみにこの研究室には武田のプッシュで呼ばれたらしいですよ。
 おお、やっとタマミさん到着です。
 どうやら武田とは親しい様子。あと、武田の子供もいました。
 この大学一年生で法医学を学んでるらしい。
 じゃあ娘の方はミアちゃんということで。
 
 さっきの変死体を解剖のために運び込むということで、皆は明日の朝いちばんに解剖と
いうことで、と帰ろうとしますが、タマミは今からやると言う。
 で、今日は都合悪いですか、5時でよろしく、とタマミが言うんだけど。
 成海という検査技師が「5時は無理」というとすかさず「5時10分で」とタマミが返したの
笑った。10分しかずれてない!
 成海が根負けして、5時15分でと言ってました。
 あきらめて5時でいいだろうが!

 遺体が運ばれてくると、解剖を担当する医師その他、刑事らは全員手を合わせます。
 しかし、タマミは手を合わせずすぐに解剖に取り掛かる。
 不審がるチカですが、タマミは理由を答えない。
 これは後になってわかりますが、なるほどって感じでした。
 でも理屈はわかるけど、死者への礼儀として手は合わせた方がいいんでは…。

 致命傷となったのは左側頭部の傷のようなのですが、殺人事件だと決めつけるチカに、
殺人とは断定できないというタマミ。
 確かにぶつけたのか殴打されたのかはわかんないですからねー。
 こういう外傷があると、すぐ事件のシナリオを描いてしまうのは刑事のクセというか、それが
元で捜査の方向を誤ったりすることもあるようですが。(ベテラン刑事はいろんな可能性を考える)
 寝入った後犯行に及んだんだ!というチカに、まだ断定できないと言っているタマミ。
 つーか遺体解剖してる最中だから黙っててくれませんかね、チカさん。

 この後、タマミがいきなりチカに「釜津田ー」と呼びかけるのですが。
 いきなり呼び捨てか!しかも偉そう!
 しかし言ったことはもっと偉そうだった!
 朝自転車を乗り捨てた場所にパトカーで送ってもらってました!
 なんだこの常に上から目線医師!
 ただここでタマミはチカに、赤井のことはおかしいと思わないのか、と聞く。
 胸が痛いと前々から言っていたのに、ジョギングをしていることがと。
 確かにそれ、刑事ならすぐ気が付かないといけないとこですね…。
 しかもジョギングで免許証を持っていたのもおかしい、と。
 それを「おかしくない」と一刀両断するチカ。
 お前はもう刑事やめろ!
 絶対零度の桜木の方がまだマシだ!(マシとか…)
 チカ、デートの約束あるのと言って早く帰りたい様子。
 タマミが、デートって何年もしてないなーというと、そうだと思いましたとか言ってるし。
 ああ、こいつ絶対タマミが独身のさびしい女とか勘違いしてるわ…。

 そのチカですが、デートの相手に、赤井のこともし他殺だとして死因を考えるとしたら、と聞いていて。
とんでもねー話を振るなこいつと思ったら、なんと相手は名倉。
 ああ、恋仲ならそりゃ甘い検案書も書きますねってだからそういうことをしたらいかんやろが!
 お前らは犯罪の共犯者か!

 名倉は、薬物か毒物かなぁと言います。
 チカは、タマミは偉そうなこと言う割に遺体には手を合わせない、女一人で生きていくと
ああなるのかな、やだやだって感じですが。
 ここの会話から、名倉は別にチカに対してそれほど好意は持ってないけど、部屋に上がるの
くらいは許可してる、チカの方がぞっこんな感じがわかります。
 仕事にいい加減、楽することしか考えてないという点ではあんたらお似合いですけどね。

 そのタマミ、帰宅すると子供がお出迎え。
 おい誰だ一人ものとか言った奴は。
 ただ、なんていうかあんまり子供との交流がうまくいってない感じですね。
 子供の話は聞かないし、一方的に教育方針を押し付けてるし。
 
 翌朝、タマミは、赤井が倒れた現場に花を添えている人を見つけて話を聞く。
 朝は赤井ピンピンしていたらしいです。
 で、赤井のマンションにいって奥さんに解剖を勧めるのですが、奥さんは解剖を拒否。
 まああのバカ名倉が検案書書いてしまったからなぁ。火葬は合法的にやれるわけで。

 一方チカの方は、田口の奥さんを調べてるわけです。
 もう頭から犯人と決め付けてる感じ。
 奥さんは、仕事にもついてないのにカメラ買っちゃったりして激しく口論した時に、置物が
落下して頭にぶつかったが、何ともなかったとか言ってます。
 つーか無職でカメラ買ったらそりゃ怒られるわ、田口さんよ…。
 一方タマミは授業をしているのですが、そこにミアが「質問ー!」と言いかけたところに、
鼻息荒くチカが乗り込んできました。
 おいおいおい、「CONTROL〜犯罪心理捜査〜」のいつも質問に答えてもらえない千尋
じゃないんだから!
 チカは、赤井の奥さんに解剖進めたとか文句言いに来たらしいです。
 赤井を傷つけたくないと奥さんは断ったけど、それ本当に解剖したくない理由かな、と言う
タマミ。
 事件は終わったというチカに、終わったんじゃなく、終わらせたんでしょ?と厳しく言います。
 確かに、チカが捜査したくない、面倒くさいから無理やり終わらせましたもんね、あの事件。
 遺体は焼かれたら終わり、調べることは出来なくなるというタマミ。
 実際火葬はかなりの温度で焼くので、例えば山中から白骨死体が発見された場合でも
それを調べてかなりの証拠を手に入れることができるのですが、火葬されると骨はボロボロに
なってしまうので、そこから調べるのは難しいです。
 実際火葬されてしまったために、犯罪性を問うことが出来なくなった事件も過去いくつも
起きています。

 解剖医師は日本にたったの170人、と突然登場して言う名倉。
 この後何か言うかと思ったら言いっぱなしで立ち去りました。
 もっとちゃんと言葉のキャッチボールしようか!言いたいことはわかるけども!
 チカは殺人の可能性を優先させるべきと言います。
 で、凶器も見つけてきたと。
 あの置物か。

 田口の遺体を取り出して無理やり傷痕と照合しようとするチカ。
 タマミが、この置物は違うと言ってるのにも聞きません。
 よーしタマミ、その置物でチカをブン殴るんだ!(ダメだろ!)
 
 ということがありまして、タマミいきなり書道教室に。
 ああ、通ってんの?
 つーかここ、タマミの母親がやってるとこじゃん。しかも、タマミの息子の康介もいましたよ。
 ………康介クン……君は習字をするというより、全力で服を汚してないか…?
 その、めっちゃ汚れて帰ってきた康介に怒るタマミ。
 夫の高広も帰ってきましたが、洗濯して落ちない汚れなら、この服を習字用の服にすれば
いい、となかなか合理的なことを言います。確かに!
 でもタマミがガミガミ言うのであっさり引っ込みました。
 さらにタマミ、康介が話があるって言おうとするのですがさえぎってしまいます。
 あなた昨日もさえぎりましたよタマミさん。
 子供が何か話そうとしている時は聞いてあげようよ!
 電話で母に怒るタマミですが、逆に母から、康介の話をちゃんと聞いてあげなさい、と
説教されます。
 死んだ人に耳を傾けてばかりしてないで、康介の話も聞こうとしないと、いつか話してくれなく
なる、と。
 まったくもってその通りだと思います。
 タマミは、死んだ人が頼れるのは法医学者だけ、と言うけど、あんたね、子供が頼れる
のも親だけなんだよ?
 高広とタマミのしょーもないやりとりを聞いていた康介が怒ってるんですが。
 康介が書いた習字を広げるタマミ。
「三人いっしゅ」と書いてありました。
 DAIGO?(それウィッシュ)
 
 田口の家で凶器を必死になって探しているチカ。
 凶器、と考えてる限り見つからないだろうなぁ…と思うのは私だけでしょうか。
 そこにタマミもいるのですが、田口の娘がやってきて、その子はユカちゃんと言うのだけど、
母が田口を殺してないという証拠がある、と言う。
 それは仲直りレシピという、奥さんが田口と仲直りするために考えた料理でした。
 いろいろ借金がかさんで手に入れたこの家を手放すことになり、田口が死んだ日は結婚
記念日だったので、この家でやる最後のパーティとしていろいろ計画していたようなのです。
 だから殺すはずがないと。
 しかし、奥さんが殺したに決まっている、と信じ込んでいるチカは、証拠にならないと突き返す。
 ユカは、田口も仲直りしようとしていた、と言って、それにタマミが反応。
 その証拠があるかを聞く。
 ユカは寝室の棚のことを知らせます。
 そこには内緒で田口が作っていたというアルバムがありました。
 表紙には外から家を撮った写真が。
 なるほど、なんとなく見えてきましたよ!

 タマミ、これは重要な証拠よ、とユカに言う。
 そしてカメラを持って外に出るんですね。
 ミアもいるんだけど、草むらに出てくると滑ってこけてます。
 それでタマミは気づいた。
 田口が写真を撮った位置にくると、草むらに隠れて見えないブロックが置いてあって、そこに
血痕がついていたのです。
 つまりこれが、田口は事故死であるという動かぬ証拠。
 えーと?
 殺人だとかおっしゃっていた方は?

 タマミはアルバムを奥さんとユカに見せて、口論した後田口は自室でこのアルバムを作って
いたのでしょうと説明。
 写真も朝こっそり撮りに出て、その時に転んで頭をぶつけたが、何ともなかったので戻った。 
 しかし頭の中で少しずつ出血は始まっており、それが最終的に死に至ったと。
 これ結構よくあることなんですよね。
 頭をぶつけてその時は大したことないと思ってて、後で意識不明や死亡につながるっていうのが。
 だから頭をぶつけた時にはきちんと病院行ってCTとか撮ってもらいましょう。
 自覚症状がないならなおさらです。

 タマミは、眠っているうちに血液が脳幹を圧迫し、痛みを感じることなく亡くなったでしょう、と言います。
それが唯一の救いだったかもしれませんね。
 アルバムも家族3人の写真があってすごく幸せそうな感じで、もし田口が生きていたら、家を失っても
このアルバムを糧に、明るく生きていけたんじゃないかなぁ…と思いました。
 そして最後のページには奥さんに向けた手紙があって、ダメな自分だけど仕事探し頑張るみたいな
ことが書かれてありました。
 というすごく感動のシーンなのですが。
 あの、チカさんがものすごくブッスーとしているのですが。
 どうしたんですかチカさん!殺人殺人とすごい得意げにおっしゃってましたけどそれはもういいんですか!?

 外に出たチカにタマミは、赤井の葬式は明日、と言います。

 ミアは部屋に戻ってみんなに、タマミがすごかった、まさにドクターデカとか言ってるけど、デカじゃなくて
ポリスじゃね?とか突っ込まれまくり。誰かからアメリカではドクターデカと言うとかウソ聞いたようだな。
 武田先生がコソコソーっと逃げていったのですが、まさか…。

 タマミは仕事を終えて帰る途中、康介の学校に行ってて一緒に帰ってます。
 聞き損ねた康介の話とは、どこか行きたいということでした。
 どこか遠くへ行きたい?(詞・永六輔、曲・中村八大、歌・ジェリー藤尾『遠くへ行きたい』)←ちげぇよ。
 旅行に行きたいらしいです。
 この後帰宅して、康介が連絡帳みたいなの出してくるんだけど、そこには「しゅくぶつずかん」と書いて
ありました。
 なるほど!生命の縮図の図鑑が欲しいと!
 …タマミはこれを見て、しょくぶつ、でしょーと言うわけですが。
 それではたと気づきます。
 三人いっしゅではなくて、三人いっしょだということに。
 アメリカで生活していたため康介君は、「しゅ」と「しょ」がごっちゃになるらしい。強引なネタだな!
 で、何をするかという話で、バーベキューと意見がそろう家族3人。
 アメリカか!アメリカ好きかおい。

 その頃武田のとこに名倉がやってきて、どうしてタマミを呼んだのですかと問いただしています。
 武田は、たとえ現状が変えられなくても、おかしいことはおかしいと言えたり、信念を貫ける人が
いたらいいなぁと思って、と。
 ただしこの後武田のところに誰からか「余計なことしようとしてませんか」というメールがきて、
いきなりガタガタ震えだす武田。
 この人も何かありそうですね…。
 しっかりしとおせ、勝先生!戻るぜよ、あの世界へ…。(戻っちゃダメぇぇぇぇ!!!)

 チカはその頃赤井のマンションを張っていたのですが、事件発生と聞いてそちらに向かう
ことに。ところがその直前、奥さんが友人と出てきたのに気づいて、靴を脱いで足音立てないように
上がってくのが面白い。なかなかやるじゃないですか、この刑事も。
 奥さんは友人と、葬儀ですべて終わるのねとか、やりたいことすべて我慢して生きてきた、とか
意味深な会話を。
 そうして調べたところ、赤井の奥さんもその友人も夫に多額の保険金をかけており、同じような死に方を
していることがわかる。もと看護師だから知識もある、と上に掛け合うのだけど、上司は取り合わない。
 あんたが事件性なしと早々に判断して書類上げた結果がコレですよチカ君。

 タマミもジョギング仲間から赤井のことをもう一度聞いていますが、朝、ビタミン入りカプセルを飲んだと
言ってたなぁと聞かされる。
 つまりそれに毒が入っていた可能性があるわけですね。
 タマミは、赤井の遺体から血液を採取すると出ていきます。
 この時に突進していくのはいいけど、何も歩いてる人全員にぶつかっていく必要ないだろうが!
 皆はその様子を見て、ブルドーザーみたい…と言ってます。
 いやあれはむしろイノシシだろ!
 チカもあわてて葬儀場に向かいます。
 焼かれたら終わり、というタマミの言葉がよぎるのですが。
 チカが到着すると、タマミが来ていました。
 ご遺体は?と聞くチカに、タマミは黙って煙突を見上げる。
 そこからは白い煙が出ていました。
 間に合わなかったんかい!

 タマミは、以前自分は救急の医者だったと言います。…速水先生がいたところですか?(他局な)
 そこでは患者は死んだら終わり、だったけれども、10年前に法医学に移って初めて、死んだら
終わりじゃない、どうして死んだかわかるまでは終われないと気づいたと注げます。
 本当の死因がわかるまでは、死者の冥福を祈る気持ちになれない、だから手を合わせないと。
 まあ解剖前に手を合わせるのは死者への礼儀とともに、死因を究明する誓いでもあると思うの
だけど…。
 だから遺体が焼かれる前にできる限りのことをしたい、というタマミ。
 チカが話を聞いてしみじみしているとタマミが突然「到着よ」と言う。
 赤井葬儀ご一行がやってくるところでした。
 これからかよ!
 おぃぃぃぃ!!!!
 まだ来てなかったのかよ!
 思わせぶりに煙突見上げんな!紛らわしいわ!
 それとも散々タマミをコケにしたチカへの嫌がらせか!?
 というわけでチカは何も知らずにやってきた赤井の奥さんに近寄っていきました。

 赤井は青酸カリ入りのカプセルを飲まされて毒殺されていたことが後日判明しました。

 この終わり方についてですが、私は今回は間に合わなくて焼かれてしまって、完全犯罪に
なってしまった的終わり方でもよかったと思います。
 これをバネに次から徹底的にやる、みたいな。
 でもそれだと確かに第一話としてはしまらんですね。
 それにチカとしても、いかに安易に事件性がないと判断したり、最初から殺人と決めつけて
捜査することが危険であるか、とわかったんじゃないかなと。
 …次回忘れてそうだな…。

 ま、このドラマ展開によっては面白くなりそうです。
 あと武田のことですが。
 ちょっと思ったのは過去殺人に関わった(検案書の内容を偽造して書いた)などして、監視されて
いるんじゃないでしょうかね。
 その罪をタマミが暴いてくれるかも知れないと思って呼んだとか?
 公式サイト見たらタマミの旦那も隠し事があると書いてあったから、この事件に関わってるとか。
 これで浮気してましたレベルだったら許さんぞ。 




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