多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ブルドクター


ブルドクター

第9話(11/08/31)

 うーん、今回は伏線回収がメインで、華麗に事件解決!てなのはなかったですね。でもその
かわりに、新たな事件の波乱みたいなのがあって、それは面白そうでした。
 あと八代の件全然伏線とかでもなんでもなく、ズバリでしたよ。ヒネリがなくて逆にひっかかって
しまいました…。

 タマミとチカは、武田が嘘の死因を書いたのは、きっと理由があるはず、と話し合っています。
 このボクサーの事件調べてくれる?とタマミは言うけれど、チカは、イチカチョウが仕切っているので
自分が首を突っ込むのは難しいという。(イチカチョウ…捜査一課の課長)
 なんか陰謀が働いていそうですねぇ。
 そういえば前回、ジムの会長が「代議士に頼んで圧力」と言ってましたね。これから出てくる
人と同一人物であろうことはわかるのですが。
 ミアの方は、来ない父を待って携帯に連絡を入れたりしていたのですが、「父がケガをして
運び込まれた」という連絡を受けてあわてて病院へ。
 あの高広が働いていて武田も所属していた病院ですね。
 高広がオペするらしいです。
 
 どうも、あの先週出てきた胡散臭い男が、奥山というらしいのですが、そいつが、武田と言い争って
武田が真実を明らかにする意志を変えなかったので階段から突き落としたらしい。
 それで、武田が誤って階段から落ちたということにして、運び込んできたわけですか。
 この時奥山と武田は「ミアの腎臓移植で何があったか」ということを言っていました。
 やはり、この病院に高広が所属していることから考えても、彼も関わっているのは間違いないんじゃ
ないでしょうか。
 腎臓提供のために、嘘の検案書を武田が書いたとか。
 でも高広は移植手術自体はしてるかどうかわからんですね。それならミアの顔知ってるはずだし。
 公式サイトに隠し事あるとあったから疑ってますけど、その秘密が、単にタマミへの不満だけだったり
して…。

 あ、あと、ここで奥山が、「この病院の理事長で代議士の秘書をしています奥山」と紹介しやがったんで、
こいつ理事長兼秘書してんのかと思っただろうが!そこは、理事長で代議士であるナントカの秘書をして
います、と紹介するもんだろうが奥山!広いデコに「肉」って書いてやろうか!

 奥山は白々しく、武田が何かに悩んでいたけど、またにしようと立ち去ったと言い、心配になって後を
つけてみたら階段から転落していたと言います。
 酒を飲んでいる様子だった、とも。
 名倉から飲酒のことを打ち明けられていたミア、あっさり信じてしまいます。
 名倉が余計なことしたばっかりに…!

 タマミもタクシーで駆けつけてきたのですが。
 あの、タマミさん、どう見ても料金払っていらっしゃいませんけど。

 武田は危険な状態にあり、意識が戻らないかも知れない、戻っても重度のマヒの可能性が
あるようです。
 ミアは、話したいことがあると言っていた、と皆に説明。
 タマミに、何か心当たりがないですか、と聞くけれど、さすがのタマミも、あの検案書のことは
言えませんでした。まあ追い打ちかけるようなもんだからなぁ。
 それで、何か携帯にヒントがあるかも知れないと考えてみんなで武田の携帯を見るのですが、
そこで初めて皆は、武田が誰かに脅されていたことを知る。
 そして、メールの主がタマミを外したがっていたことも。
 ここだけ見たら、煙たがってた名倉が疑われるところだよなぁ。
 それはともかく、成海とかが、誰がこんなことをと怒っていて、武田は人望があったんだなぁとちょっと
しみじみした。
 その後ろでこっそり逃げ出す八代。
 ここで、八代が送ってたんだとわかったわけですが、なんかこう、思わせぶりなフリをして違うとか、
出来なかったのかよ…。
 しかもあの奥山にも「分かってますよね」とか脅されてるし。
 あー、トリコの人気投票の結果?(それをわかってても意味ありませんから!)

 タマミは、武田を追い込んだのが自分にも原因あるかもと思い、すごく悩んでいるわけですが、
高広は励ます。
 それに、犯罪を隠ぺいしたくないという気持ちが武田の中で思い出されたわけだから、武田
自身も覚悟決めた以上、タマミには突き進んで欲しいと思っているのではないでしょうか。

 チカも武田が脅されていたことを聞いて驚きます。
 できる限りのことをするというのですが、上司、ハァ!?とか言ってました。
 武田が嘘の内容を書いていた、とか聞いても取り合いません。
 おーいダメだこいつ。
 杉下右京さん呼んでこい!
 
 一方奥山の方は誰かに謝ってると思ったら、噂の、理事長で代議士の、蠅…何さんでしたっけ?
(縄文寺ィィィィ!!!似てるけど蠅じゃないから!)その縄文寺に謝ってるのでした。
 武田の行動がやばかったらしいですね。
 ただ、酒を飲んでいたのが幸いして、本当に不慮の事故として片づけられているらしい。
 後任も探しているという奥山。
 まあ絶対あいつだろうなという見当は付きますね。武田以上に言いなりになってくれるでしょう。
 その話をスルーして、雑誌の写真の映りがよくないという縄文寺。
 おーい、デスノート出演時の写真持ってきてあげて!(中の人、中の人!)

 ミアは、誰がこのメールを出していたのか、メールもとに返信します。
 普通こういう脅迫メールだと差出人を偽装したりするものですが、そんな知恵はなかった
ようですね。
 で、八代は携帯が鳴って、鳴るハズないのにとビビる。
 おおっ「着信アリ」か!?(昔そういう映画がありました)
 んで成海らが、別れた彼女から?とか冷やかす中、こっそりメールを見るのですが、
メールガードとか張ってなかったために後ろからのぞいてた二人に丸見え。
 「父を苦しめていたのはあなたですか」というミアからのメールで、脅していたのが自分だと
バレてしまいます。
 というわけで皆の前で説明する八代。
 この人もまた、脅されていたようですが。
 言われた通りにメールを書いていただけという八代。
 金もらってたようですが、その相手は言えない、と。
 じゃあ携帯落として誰かが拾って、それを勝手に調べる分には問題ないな!
 タマミもここで携帯サッと取り上げてチカに持って行くくらいすればいいのに。

 ミアがこの会話を聞いていて、誰がやったんですか、と言うけど、軽々しく「メールごめん」とか
言う八代。
 いやそんな軽く謝ってすむ問題じゃないんですけど。デコ野郎が。
 まあ皆も、八代がたかが金のためにそんなことする人じゃないとフォローするのはよかった
ですね。
 この後八代、脅されてたんだーと言いつつ逃げました。
 いやあの、説明は!?

 チカの方も苦労しまくってました。
 この上司、面白いネタだねーとか言って全然相手にしてません。
 おーい天よー!
 こいつの上にでっかい隕石ば落としてくださーい!!!!

 タマミは武田の入院している病室に行くのだけど、ミアに、あまり来ないで欲しいと言われる。
 タマミのことでこんなになったとか言って。
 …確かにそれはあるかもしれませんが…半分以上はあなたのことだと思いますけどねぇ。
 この後、外で会話を聞いていた高広が、出てきたタマミにナイスフォローしてて、本当に
いい人だと思いました。
 ただこの時点でタマミ、自分のことでいっぱいいっぱいなのはわかるけど、もう少し高広にも
気を使ってあげて欲しいな、と…。

 チカは名倉と話しているのですが。
 ザ・空気クラッシャーの名倉、武田が検案書に嘘を書いていたことを聞いて納得したとか
言っちゃってます。
 おーいダメだこの人。
 やっぱ13人の刺客に成敗してもらうしかねぇわ!
(少し前に「13人の刺客」という映画がありましてですね、稲垣さんが悪役を演じたのであります。
…今回説明しないとわからないネタが多いな!)
 チカは、やむを得ない理由があったのでは、捜査を認めてもらう材料を見つけたいってな
感じなんですけど、名倉は、上に逆らうべきじゃない、と。

 残念な話ですが、実際の社会においては、名倉のような事なかれ主義ばっかりが上にどんどん
行っちゃうんですよねぇ。チカのように、埋もれていく犯罪を見逃さない、何とかしたいという人は
組織から疎まれて、閑職に追いやられたりしますし。
 自分がやらねば、なんて思って行動する人が邪魔者扱いてホント残念ですね。
(我欲のためにやりたい放題してメチャクチャする人もいますが)

 チカは名倉の言葉に、「名倉先生は私だけの味方してくれないの」と言う。
 こないだは名倉がチカに言ったわけですが、あれは、好きだから味方してくれという意味では
ないんじゃないか、って。
 名倉は自分のことが一番好きなんだと思う、って。
 チカさん今頃気づいたんですか!視聴者はとっくの昔にまるっとお見通しでしたよ!
 それでチカは別れをつげて帰っていきます。
 チカが正しいと思うよ!
 …と思ったらその直後戻ってきたので、どうしたんだ、やっぱり料理が惜しくなったのか、と
思ったら、「なんで追いかけてこないの、ホントにダメみたいだね」と言って帰っていきました。
 名倉のことだから「だってまだ食事の途中だし…」とか本気で思ってそうだ。

 タマミは、武田から預かった封筒をどうしようか悩んでいました。
 高広に電話しても留守電。
 ところが、病院に電話したら高広はもう帰った、と言われるんですね。
 まあ、自由にやりたいこともあるんじゃないですかね。
 こないだだって、友達と会う予定があったのをタマミに強引にキャンセルさせられたわけだし。
 奥さんにやりたいようにやらせておくのと、奥さんに振り回されるのとじゃ違いますしね…。

 高広が帰宅してタマミ、どこにいってたの、飲んでたの、とかすごい責めてます。
 タマミさん、こないだ高広を強引に帰宅させて、一晩ほったらかしたあなたが言っていい
事ではないと思いますけど。
 高広はついにここで、自分もずっと我慢してきた、と不満爆発です。
 そりゃそうだ。
 タマミは、自分がアメリカに長い事留学していたこと?とか聞きますが、逆に高広から、
「あの時期は一人満喫していた」とか言われてショック。
 同じ「一人楽しすギルぜ!」でもプロイセンと高広は違うということか…!
 高広はタマミが留学していた時は気楽だった、と言います。
 なんか気持ちはわかる。
 一人で遊びにいっても怒られないし、自由時間できるしね。
 タマミは、ここは気の休まる家ではなかったの?と聞きます。
 高広にしてみれば、夏休みになって頻繁にタマミの母が来るようになったことも、気を
使ってたらしいです。
 ああ、先週もアレな感じでしたもんね、朝。
 ただ逆に高広の母親が来たら来たでタマミが文句言ってたでしょうね。
 要するに、夫婦てなお互い様なんですよ。
 高広は、ゲームを買い与えたのだって、簡単にしたわけじゃない、康介がゲームをして
いる間、自分の時間ができるからと言います。
 確かに、タマミこのところずーっと面倒見てもらってたもんね。そりゃたまには息抜き
したくもなるわ。母に預けっぱなしだったらそれはそれで高広に文句言っただろうし。
 あと、高広、料理の味が薄いと言い出した。
 お前それは今言っちゃいかんよ!それはもっと早い段階で言え!それは、「ずーっと
我慢してきた」の延長上で言ったらいかん!
 なんで気づこうとしてくれなかった、という高広ですが、最後のだけは言わないと
わかんねーよ!

 それで高広は今日は病院に泊まる、と出ていきます。
 ま、一度くらいはこんなケンカした方がいいんですよ。
 夫婦げんかは犬も食わないと言いますし。

 ショックを受けて呆然としてるタマミに泣いてるチカから電話かかってきます。
 あ、忘れてたけどこっちもか…。
 つーかタマミだって泣きたいわ!

 名倉は反省してるのか、それとも「チカどさくさに紛れてお金払わないで去っていったよなぁ」と
考えているのか知りませんが、バーで酒を飲んでいると電話がかかってきます。
 あの奥山からでした。
 つかそのグラス、藻が発生してますよ!?(そういうデザインなの!)

 タマミのとこにやってきたチカ、関係が終わったみたいですとか言います。
 ただ、始まりからしてもなんとなくのようだし、誘うのはずっとチカからで、さらに、名倉は
ほとんど誘ってくれず、泊まりに行くようになってからボチボチ誘いがきたということらしいから、
付き合っていたかと言われれば、なんだかなーという気がしなくもないですよ、チカさん。
ど突きあってる関係だな、どちらかと言えば。
 タマミも、高広のことわかった気になってた、と猛省中なのですが、そこに「だから言ったじゃ
ないですかー」と伏線回収に入るチカ。
 つーかあんたも今の状況、人の事言えませんから!
 タマミは、いい父親であること、いい夫であることは簡単ではないのに、高広に甘えすぎて
いた、と言います。
 まあ反省してやり直せばいいんじゃないですかねー。
 チカにコーヒーを淹れながら、最後に高広にコーヒーを入れてあげたのいつだろう、という
タマミ。飲みたかったら自分で入れると思ってた、と。
 や、それはそれでいいんじゃないですか?
 自分が飲む時に高広に入れないっつーのはいけないですが、座ってて「お茶」とかいう
奴には頭からそそいであげればよろしい。
 ま、ともあれグダグダと会話してまして。
 チカ、コーヒーまだですかとかうるさいよ。
 そしてタマミは、武田から預かった封筒の話をします。
 高広に相談しようと思ってたけどこんな状態だから、と。
 開けてもいいと思う?と聞くタマミ。
 こんなに謎があるのに、意識が戻るかわからないのだから開けるべき、というチカ。
 さっきまでグダグダしていたのが刑事の顔に戻ってていいですね。
 で、あけると、カギとUSBメモリ出てきた。
 なんかUSBUSBって連呼してますけど、メモリですよね、お二人さん?
 そのメモリの中にあったのは、たくさんの検案書ファイルでした。
 前回の大山のものもありました。
 つまりこれは、本当の死因の方の検案書だったのです。
 チカは、これを今ある検案書と突き合わせて調べてみると言います。
 おそらく武田は言うなりに検案書を書いてはいたけれど、自分でこっそり本当の記録を残して
いたんでしょうね。何かあった時のために。
 これが公になれば脅していた相手も無傷ではすまんでしょうし。
 となればおそらく鍵は、その証拠となる組織片などを保管しているところの鍵、と見る
べきかと。

 名倉の方は奥山と会ってました。
 奥山は縄文寺が名倉に期待していることを伝え、次期教授になってくれるなら後ろ盾を
約束するとか言ってます。
 でもって死因究明室の室長も兼任、と。
 要するにそのまんま武田のポジションということですね。
 あっさり受けてる名倉。
 まーこいつは操りやすいでしょうよ。上には逆らわない、言われた通りに検案書を書く
くらい簡単にするでしょうし。
 そこには美学もなにもないですけどね、名倉先生。
 そんなことのために法医学者やってるのなら医師免許返上しろ。

 チカは検案書を突き合わせて調べていました。
 やはり、実際の死因と違って偽装されていたようです。
 
 奥山も名倉に、検案書を状況に応じて融通をきかせて欲しいといいます。
 地位のある人は死因を公表できないこともある、と。
 バカだなお前。
 検案書は公表する必要はないから、そこに本当の死因が書いてあっても、自然死だの
病死だの遺族が適当言っても罰せられることはないんだよ。
 役所に提出するだけですしね。

 ともあれ、チカが持ってきた話にタマミは、どうして武田はこんなことをしていたのか、と
考える。
 事実を知って欲しかったのでは、何かあれば不正を明らかにする目的があって、
タマミに預けたのだろうと考えるチカ。
 ただしこの記録だけでは不正の証拠にはならないらしい。
 二人はこの鍵がカギになると考え(シャレじゃないよ)、どこの鍵なのかを探すことにします。
 そして、解剖室の隅にあった冷蔵庫つーか、いろいろなものをしまっておくところの鍵だと
いうのを探し当てるのです。
 その中には案の定、組織片が入っていました。
 これがあれば証拠になりますからね。
 たまたまやってきた成海に血液検査を頼むタマミ。
 
 その一方で奥山は武田の病室に忍び込んでいました。
 殺すつもりらしい。
 まあ、縄文寺の病院ですから、これこそ死因は操作できますわな。名倉という強力な
アホ…傀儡もできたことですし。
 八代の方はなんかどっかから飛び降りようとしてた。
 あんたもこのまま死んだら全部なすりつけられるだけですぜ?

 成海は血液から薬物反応が出たと言います。
 本当の死因が隠ぺいされていた案件です。
 チカはこれらタマミに渡したのは、武田自身身の危険を感じたからではないか、と考える。
 つーかそれは検査依頼する前に気づこうよ!
 というわけで飛び出していく二人。
 今回成海先生、二人にふっとばされてました。
 お気の毒様です。
  
 さあ次回武田の運命は!?
 というか殺されて名倉が検案書書くことになると思いますが、そこで自分の意思を貫くか
どうかですね。
 あんたも最終回間際くらいいい事しろよ。
 残り、あと2回!



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