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妖怪人間ベム |
最終話(11/12/24)
すごくいい終わり方だったと思います。
人間になれる方法があんなだとは思わなかったので最終回予想は外れましたけども、
納得の最終回だった。
さて、人間になる方法とは、悪を取り込むことだというステッキ男。
いやいやアクは取り除かないとね!しっかりね!(それは鍋だね!!)
ベラはごめんだねと言う。
ステッキ男は、人間は誰も悪を宿している、そうでしょう、と隠れていた夏目に話しかけ…
るのかと思ったら瞬間移動で夏目の目の前に回り込んでいた。
こりゃビビるわ!
銀さんだったらムー大陸の入り口探しにいっちゃうね!そんで帰ってこないね!
目の前に立たれて嬉しいのは美形だけ!(コラ)
ステッキ男は夏目に、あなたにも彼らに人間になってもらいたいでしょ、と語りかける
わけです。
取り込めば私は人間を悪に導くこともなくなる、と。
というわけでなんかイマイチ、ベムらが乗り気でないっぽかったので、求めれば私はいつでも
現れると言ってステッキ男は去っていくのでありました。
ちなみにこの後、求めれば現れると言った割に、ちょくちょく自分から出てきます。最終回だからか。
ベムは夏目に、マコトを事故に巻き込んでしまったのは結果的には自分達だ、と
謝るのだけれども、マコトのことで前を向いていこうと決意した夏目は、彼らは悪くないと
言う。
悪いのはダレなんですかね、と。
プロデューサーだよ!(うぉぉぉぃ!!!)
人間になる方法について悩む3人。
取り込むのは嫌だけど、でも、あいつがいる限り、人間を悪に導き続けるということで、何かいい手は
ないかね、となるわけですが…。
夏目自身も、ベム達には人間になって欲しいけど、あれが中にいるのはねぇ…って感じですね。
つーか今までの犯人に、あれが中にいた感触を聞きに行ったら…と思ったけど、記憶がない
とか言ってたな。
ベラは、あれを中に入れて醜い心をさらすくらいなら、この醜い見てくれをさらす方がマシ、と
すごくいい事を言います。
今まで散々自分達を傷つけてきた人間になれだなんて、という気持ちもわかる。
ベムは、大切なのは自分がどうなりたいかではないか、と言います。
本当に俺達は心から人間になりたいのだろうか、と。
…ここにきてドラマ全否定ときたか!
そういうわけでまたまた彼らは、緒方のところに、胸の気持ちを探る方法を聞きに行くのですが。
なんかぐんにゃりしてるぞ緒方!曲がってる!
リスザルのエータローが逃げたらしいです。
予防接種しようとしたら、開いてた窓からすぽーんと。
閉めとけや!!!!
そういうわけで優しい3人はエータローを探します。
と、何故か小春を見つけるベラ。
上を見上げてジーッとしていたので、そこにエータローがいると思ったらしい。
ところが、彼女が見てたのは、庭木の剪定をする人でした。
やりたいと思えることを探してる、自分探しの真っ最中だったらしい。
探してるものが違ったよォォォォ!!!!
紛らわしい!
というわけで今度はベムが杖をコーンとすると。
何やら早足で歩いているお手伝いさんが!
急いで駆け付ける3人。
どっちに行きましたか!とかいきなり声をかけちゃうベム。
したら、ダイエットのために早足で歩いているというお手伝いさん。
痩せる必要などないですよ、と気を使うベム。あんた…。
若いころの自分みたいになりたい、とやってるらしいです。
確かに年を重ねると新陳代謝落ちてきますからなぁ。これを上げるだけでも結構
違うとは聞きますが、そのためには筋肉をつけないといけない、ということで結局
ダイエットには適度な運動が一番なわけですよ、うん…。←できてない人。
今度はベロが匂いをたどるのですが、やってきたのは緒方邸でした。
そりゃここにエータローの匂いはありますわな!
緒方は、エータローの家を作ってあげていました。
つかあの、ちょっといいですか。
サルの家作るなら、立っても頭ぶつけないくらいの高さはあった方がいいですよ…。
ともかく、手伝うベム。
うん、ステッキは離そうか!両手で木を持ってないと危ないよ!?
そんで3人手伝うんだけど、ベラが裁縫してて、針を引っ張ったらすーっと糸が抜けちゃって、
「なんでだい!?」とか言うの可愛くて面白かった。
玉止めをせんかぁぁぁぁ!!!つーかお手伝いさん教えてあげなよ!
ステッキ男の方は全然ベムらに呼ばれないので退屈してるっぽく、町の中の様子を見て
いました。
すると、大きな荷物を抱えている男を見つける。
声をかけるステッキ男ですが、まあいきなりだったわけで、キモいとか言われてました。
この男はどうやら仲間と、何か襲撃計画を立てているようですなぁ。
ベム達がフラフラ歩いていると、夏目がユイを写真撮影しているとこに出くわす。
昼食に誘ってくれたので、なんの抵抗もなく「お言葉に甘えて」とか言っちゃうベロ。お前
一度くらいは「いったん断る」というスキルを身に着けようよ!
ここでベロは、ユイがポケットに入れているプレゼントに気づきます。
普通人間ならなんか思っても空気読んで黙っておくものだろうけど、ベロはこの通り空気読む
以前の問題なので、なんか勝手に勘違いして、ハハーンって感じです。
お前が何か企むとロクなことがない!!
夏目一家らと写真を取って、ベラがぐったりしてるのが笑える。
写真初めてじゃないでしょうに(前に遊びに来た時にも撮ってた)。
まあ、こうやってしっかりポーズ決めてってのは初めてか。
プリントアウトして渡しますね、と夏目に言われてうなずくベムだけどベロに、知らないのに
うなずいたでしょ!と言われてるのちょっと笑いました。
しかもここでベロ、ユイは誰かに恋してるんだよ、プレゼント渡せないんだよ、相談してみなよー
とか言い出します。
ベロ君、ちょっとあっち行ってお話しようか。
お前…子供だからまだいいけど大人だったら「余計なこと言うな!」とかめっちゃ怒られるところ
だぞ!
ユイは、そのプレゼントを出して、夏目ら二人に渡したかったと言います。
それは、ピアノコンサートのチケットでした。
マコトが死んで以来、二人が、マコトに関することを避けていたのを知っていたユイは、
自分なりになんとか二人が乗り越えて欲しいと思っていたようですね。
無理して笑わないで、苦しかったら苦しいって言ってよというユイ。
いい子に育ったなーと思いますね。
で、夏目は後日、ベムらもコンサートに誘う。
緒方家、夏目家、ベム家大集合ですねという夏目。
…ベム家…いいけど…。
夏目は、マコトのことを乗り越えられてなかったのは自分だけだった、みたいな
ことを言うけど、どちらかというと、それぞれが家族に気を使って言い出せなくて、苦しみを
分かち合うことが出来なくてそれぞれで悩んでいたんじゃないかなと思います。
だから、ベムらの存在を通してマコトの事故の真実が明らかになったことで、家族は
改めて苦しみに向き合い、乗り越える一歩踏み出せたのではないかと。
ベラはそんな夏目に、人間は大変だね、喜怒哀楽があわただしい、みたいなことを言う。
ベロは、面白いと言うのだけど。
そんなところにステッキ男登場。
なんだよ、望めば現れるとか言った割に自分から来ちゃうのかよ。
「べ、別にほっとかれてさびしくなんてないんだからね!」といったところでしょうか。
私も早く人間になりたい、名前が欲しい、誰かに呼ばれたい、必要とされないのはどれだけ
むなしいか、あなた方ならわかるでしょうと言うステッキ男。
…名前ステッキ男でええやん。
つーかよく考えたら、こいつと融合して人間になったとして、どっちの人格よ。
フュージョンみたく両方存在するの?
それもヤだなぁ。
悪は醜いですか、それが人間なのに、と夏目に迫るステッキ男。
私が何もしなくても、彼の中には私がいる、とか言っちゃうステッキ男。
悪の心のことを言ってるんだろうけど言い方がキモい。(コラ)
そしてステッキ男は、自分達でも死ぬ方法はある、と言います。
手のこうを切って流れる緑の液体をステッキに吸わせてるんですね。
もともと、この人間の骨からできているステッキに、スライムを付着させて人間を作る予定
だったので、これを続けていたら吸われて死ぬらしい。
…自分だけでも死ねばええですやん。
この後ステッキ男は、ステッキを夏目に渡して、人間をもう一度見せてあげて下さいと
言う。
つまり自分を殴れってことなんですかね。
私ならステッキの先の細い方を鼻の穴に突っ込んでやるが。(やめなさい)
夏目はステッキを返します。
憎いのは変わらないけど、自分には家族がいる、皆で乗り越えていくのがマコトにしてやれる
ことだ、と。
それに、ステッキ男が生きていないと、ベムらが人間になりたいと思った時にはなれない、生きてて
もらう必要がある、と言うんですね。
よく言った!
そんなわけでステッキ男は帰って行きます。
その途端に腰を抜かす夏目。
いやー頑張った!よく頑張った!
夏目はベムと道を歩きながら、「ここ前にベムさんが泣いてたとこですよー」とか言ってます。
あの時に傘を押し付けて帰ったけど、鞄を傘代わりにしたから書類濡れて大変だったとか。
夏目らしいですね。
人間になったらいろいろな思い出をそうやって重ねていけるんでしょうか、というベム。
憧れます、と言う。
そんな彼に夏目はじっくり悩んで下さい、と言います。
そして自分は決めたと。刑事を続けていくことを。
最初は正義の人になれたらと思いつつ、ベムのような正義の人がいるから葛藤した部分も
あるようですが、なりたい自分を追いかけてみる、と割りきれたようですね。
そういうことがあった後、すっかり皆さん忘れてるかもしれませんが、ステッキ男が声をかけて
いた連中が、現金輸送車を強奪していました。
んでコンサート会場。
ここ良かったなぁ。
ベムら3人が突っ立って、チケットを手にしてるんですよ。
すごい真面目な顔だから余計におかしい。
どう待ってたらいいかわからなかったんでしょうね。
このシーン好きだなぁ。
皆がやってきて、待った?とか言ってるけど、彼らの口調からして結構前から
待ってたっぽい。かわいいなぁ。
現金輸送車を襲った男どもは、結構事前にいろいろ用意してたっぽいのに、逃走失敗
してコンサート会場に逃げ込んできました。
ええい。
ワイルド7はまだか!(こないだ映画見たもんで)
ステッキ男がまた現れて、なりたい自分をあきらめるのですか、とか言ってますが…。
コンサート会場内では、ベラが小春に、なりたいものが何かまだ悩んでるのかい、と声を
かける。
進んでみて、ダメならまた別の道を行けばいいだろう、というベラ。
アタシはいいと思ったものには一途なんだよ、といつものセリフが飛び出しました。
ベムの方は夏目と座ってて、緊張してます?とか言われててかわいいです。
人間になったらいろんな初めてを経験できますよ、という夏目。
…よく考えたら戸籍どうすんの?
と、そこに犯人乱入ですよ。
よそに逃げればいいのに。袋小路じゃねーかまんま。
あと一人、パニックになってるのはわかるけど人質の女性がうるさい。こういう騒ぎ方
すると犯人が余計イラ立つので発砲される恐れもあり、危険なんですよねぇ。いや有事の際には
そんなこと悠長に考えてられませんけど。
立ち上がろうとしたベムを止めて夏目は、自分が刑事であることを明かし、説得を試みます。
まだ引き返せる、と。
犯人の一人は、この金がないと人生は変わらないと言う。
ヒナまつりの銀行強盗犯のように、学級会議したらいいじゃない!
(※「ヒナまつり」というマンガで、銀行強盗犯が学校に逃げ込み、一クラスを人質にとるものの、
なぜか流れで、この犯人は今後どうしたらいいか、という学級会が開かれる…)
ともかく、夏目の説得に耳を貸さず、撃とうとした犯人を今度こそベム止めました。
かっこいいです。
でも殴られた拍子に帽子が飛び、緑の血が見えて皆がおびえだす。
まあちょうどいいからもう一気に犯人制圧しろや。
隠し切れないと思ったベラとベロも立ち上がって、髪留めとメガネ外すのも良かったですね。
誰もが生れ落ちる場所を選べない。
この世の中はきれいな世界じゃない。
生きていくのが苦しくなることもある。
そんな時、人間は悪の心をもってしまう。
だが、それに抗い、生きていこうとできるのが人間だ。
投げ出さないでくれないか、人間であることを。
このベムのメッセージ、なんか視聴者に向けられているようにも感じました。
ただ、犯人達には届かなかったようです。
逃げた人質を撃とうとして、庇うベム。
変身しそうになる彼を夏目は止めるけど、ベムは言いました。
「助けを必要とする人間を見過ごせません。そんなことをしたら俺達はただの妖怪になってしまう」
この後自らが盾になって、人質に弾が当たらないよう庇う3人がすごいいじらしくて、なんか救われ
ないものかなぁ、と思ってみてました。
そうして犯人をボッコボコにしてる間に人質は逃げ出していくわけですよ。
誰か一人くらい、これ撮影?とか言う奴はいないのか。
一人犯人が隠れていて、こっそりベムらを撃とうとしたのを止めたのは夏目でした。
言ったでしょ、俺が守るって、と言う夏目。
そんなドヤァ…みたいな顔されても。(いいシーンだから!)
ベロは犯人から出てきた涙を皮膚につけてみるけど、人間には戻りませんでした。
つまり彼らは自分たちの意思で行動を起こしたということになりますね。
緒方らは逃げ出さずに残ってベム達を見てたんだけど、ベム達は言葉をかけることもなく、
行こう、と立ち去ります。
夏目は、助けただけだと俺が証明しますから!と叫ぶけども。
結局人間の本質っていうのは今も昔も変わらないから、受け入れられない気がする。
悲しい事だけど。
ベムは、いつまでもそばにいますから、と言ったのかな、そういうことを夏目に言います。
さて。
晋作教授の研究室にて。
ステッキ男来てました。
ベムらがやってきて、人間は弱い、ちょっとしたことで悪の心に染まってしまう、でもそう
ならないように踏ん張ってる、みたいなことを言い、自分達は人間になりたいけど、人間には
ならないと言います。
人間が悪に染まったら誰かが止めてやらなければいけないけれど、自分達が人間になって
年を取ったら守れなくなる、というわけです。
ステッキ男は、結局お互いに持ち合わせない感情は理解できないというわけですね、と
いう感じです。
で、ベムとステッキ男はバトルになるわけですが、ステッキ男は、自分が消滅すれば未来
永劫あなた方は人間にはならないと言う。
だけれども彼らは、妖怪人間として生きると宣言。
ベムはステッキを突き刺します。
まあそういう選択をするだろうと思ってましたが。
なぜかステッキ男がつけていたアルコールランプに、倒れたビンに入っていたスライムが
流れ出して着火。
火の始末はちゃんとしなさいって理科の実験でも言われたでしょ!!!
夏目が駆けつけてきましたが、火の勢いがすごくて入れません。
その向こうに、ステッキ男を倒したベム達がいました。
ステッキ男は、あなた方に待ち構えている未来を思うと私は幸せだ、ようやく死ねるとか
言ってます。
最後の最後まで負けず嫌いの奴だな。
死体に戻った晋作に、ベロが、「ごめんねお父さん、オイラ達人間になれなくて」って声
かけてるのが良かった。
体は妖怪かも知れないけど、心は立派に人間だと思いますよぅ。
夏目は3人に声をかけるけど、彼らは火の中に消えていきました。
つーかあの、夏目さんの方が先に火にまかれて死にそうだよ!
助けてあげなよ!
焼け落ちた研究所の中をさまよう夏目。
つーかこれ、晋作の死体見つかったら大変な騒ぎになるんじゃないの?
火事だから一応消防車とか来るだろうし。
まあいいけど。
夏目は、焼け落ちた跡地にステッキと、何かを見つけます。
この後彼はベムらのすみかにやってきて、がらんとしたところに何かを置いていきました。
それは、焼け焦げた帽子、かみかざり、メガネでした。
死んだの?とか思ったけどこの演出はちょっとどうだろう…いいですけどね。
月日は過ぎて皆がそれぞれの日々を過ごしていました。
あとエータローも戻ってきましたよ!
小春も親に電話で「いいと思ったら一途になるし!」とか就職の話してるのが良かった。
夏目は相変わらず刑事の仕事してますが、いきなり犯人取り逃がしてた。
何してんだてめぇ。
部下がチョコ出して食べてるし…。(辛い時ほどチョコレートは甘い、と言いたいのだと
思われる)
そうして逃げた犯人を追いかける夏目の後ろに銃を持った犯人が!
その時夏目を誰かが庇ったのです。
起き上がった夏目が見れば、地面に転がっている犯人。
きっと夏目には誰がやったのかわかったことでしょう。
この後ナレーターの語りがあるけど、3人に感謝しようではないか、のくだりはいったかなぁ。
原作沿いで入れたのかもしれませんけど。
ともあれ、今でもベム達はこの町にいて、夏目とともに人間を守ってるんじゃないかなぁと
思います。
でもこっそり姿現して欲しいなとは思いましたけどね。
きっと夏目家も緒方家も受け入れてくれるだろうから。
〜〜妖怪が出てくる漫画 その10〜〜
「鬼灯の冷徹」
地獄の鬼、鬼灯の容赦ないツッコミ漫画です。(大筋ではあってるけど!)
ほぼ無表情で淡々とやり取りが展開されるんだけど、すごい容赦ない突っ込みが
好き。銀魂の新八もいつかこんな容赦ない突っ込みになるのだろうか(ナイナイ)。
昔話「桃太郎」の犬のシロもいい味出してて可愛いです。
で、淡々としてるわりに、ジブリ好きだとか動物モフモフ好きだとかそういうところも
鬼灯の魅力かと。ゼヒご一読を。
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