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三毛猫ホームズの推理

第3話(12/04/28)

 ちょっと前後編にするタイミング早くないかなぁ…いいですけども。

 とある、お城の教会みたいな場所で、ピアノを弾いている男性と、それにあわせて歌って
いる女性。
 …なんで真っ暗な中にいるの?節電?
 明かりをつければいいのに。
 男性の方に電話がかかってきて彼は席を外すのですが、その間に女性は、教会の後ろの
扉を開けてみる。
 そこには鉄の処女がありました。…なんでこんなところに置いてあるとか、そういう突っ込みは
したらあかんのか。
 女性がトゲトゲをふーん、みたいな感じで触ろうとしていると、後ろから彼女を突き飛ばした
人間が。
 扉はそのまましまってしまいました。
 それが、今から2年前の出来事でした。

 ちなみに。
 この鉄の処女というのは魔女狩りの時代などによく作られたそうですが、歴史としては、
あまり実際に使われることはなかったそうです。中に入れて自白強要の脅しに使う、という
ものが一般的だったらしい。確かに実際に使用すると、血で鉄がさびたりして手入れ面倒
ですからなぁ。

 現代。
 片山がまたホームズをカバンに入れて歩いていると、女子高生とかから「かわいー」とか
言われて近寄られて、あわてて逃げる。
 つーかホームズもみくちゃにされてる!もっと大事にしてあげて!
 これ撮影でもうちょっとホームズ役の猫に対して気を使ってあげた方がいいと思う。
 その逃げた先で人にぶつかるのだけど、ホームズはこれに対して反応。
 貼られていた指名手配のポスターから片山は、それが逃亡していた犯人だと気づき
逮捕。
 片山は表彰状をもらうけれど、気に入らないのが根本。
 こんなボンヤリした奴に手柄取られたのが悔しくてたまらないらしい。
 つーかとことん対立するキャラなんですね、根本。
 憎々しく思いながらも、片山のことをどっかで認めているというキャラかと思っていたのに。
 片山は褒められてまんざらでもない様子なのですが、そんな彼に栗原があるお願いを…。

 片山家では、片山の手柄に喜ぶヒロシらが。
 片山は、栗原からご褒美として旅行プレゼントされたんだーてな感じですが、ヒロシらは、それは
ボディガードの仕事だよと言う。
 なんでも、永江財閥の社長、和哉から、旅行中警護して欲しいと言われた栗原が、優秀な
刑事ということで片山を推薦したらしい。
 で、刑事とバレては困るらしいので、カモフラージュにヒロシらにも同行を頼んだ、と。
 いいのかそれで…。
 そんでホームズも当たり前のように連れて行こうとする片山ですが。
 いきなりゴルフボールが後頭部にぶつかる。
 そして出ましたマツコ。
 ファー!!!とか、当たってから言っても遅いから!何してんの!
 マツコは、自分は行きたくない、家でのんびりしていたい、と言います。
 でも片山は頼む、とめっちゃ頼み込んでました。
 この後ホームズの姿に戻ってるけど、すごい嫌そうな顔をしていて、名演技だなぁと思いました。

 というわけで、無理やりカゴに入れられて連れてこられたホームズ。
 ご愁傷様です。
 しかも石津も何故かくっついてきてる。
 
 和哉らは旅行というよりも、あることに呼ばれたようで…。
 それは、和哉らの父、英哉が再婚するはずだった相手トモミの三回忌でした。
 長男和哉、長女有恵、次男シンヤ、和哉秘書の北村。そうしてもう一人いるのだけど紹介してもらえない。
彼女は次女にあたる圭子。彼女に対しては皆よそよそしい感じなんですね。
 で、城に着くと、英哉の執事の梶本というのがいる。
 中に入れば英哉が現れて、ここに呼んだのは三回忌のためじゃない、トモミを殺した犯人を
あぶりだすためだと言ってきます。
 ええい、時代ががった言い方だな。
 まだ源氏物語から戻ってきてないのか?(そういうキャラなんですて!)
 ここで和哉が、2年前再婚を前にしてトモミは、謎の死を遂げたことを話します。
 それがあの冒頭のやつですね。
 事件はそのまま迷宮入りしてしまったらしいです。
 そのまま音信不通になっていた英哉から突然、3回忌のお知らせが来て、不審に感じた和哉が
栗原に協力を頼んだらしい。
 命の危険を感じるなら欠席すれば、というヒロシですが、欠席したら犯人扱いされかねない、と
いう和哉。
 でも犯人扱いされても、逮捕は出来ないんだからほっとけば…と思ったけど、莫大な遺産が欲しい
彼らからしてみれば、疑われて、遺産をもらえないのは避けたいというところなんでしょうなあ。
 ここで何故かいきなり晴美が、鉄の処女を見ようと、閉ざされた扉の向こうに入ろうとして
梶本に止められます。
 つーかあんた、人の家に来て図々しくあちこちみようとするクセ、辞めた方がいいと思う。

 食事の席では皆が、片山頼もしい〜って感じなんですが。
 どうやらヒロシらは、片山を持ち上げて仕事させて、刑事として認めさせようというハラらしいです。
 その作戦を石津、ラジャとか言ってて、晴美にむかつくと言われたのですが。
「石津めげないもーん」
 いや、少しはおとなしくしてくれ!
 すめとそこに、アリアだかオペラだか知らんけど、歌声が響き渡る。
 和哉は「トモミ!」と反応。
 皆は、刑事なんだからって感じで片山に様子を見に行けと。
 ものすごい及び腰で様子を見に行く片山。
 途中でホームズの足を踏んでめっちゃ怒られてた。
 ホームズが歩いていった方向を見れば、レコーダーがありました。
 誰かがこれを鳴らしてたんですね。
 和哉は、英哉のいたずらだ!と怒る。
 あの厳格そうなおっさんが、こんなくだらないいたずらしますかねぇ…。ま、「犯人」の反応を
見ようとして、はありえるかも知れないけど。
 皆が恐がっているので片山は、「皆さんの身の安全は僕が保証します!」とドヤァ…みたいな
感じです。
 部屋に戻ってヒロシらは、片山の言動に大満足という感じですが。
 石津が寒気がする、と言うんですね。
 とたんに「幽霊に取りつかれたんじゃ」とかおびえる片山。
 普通は風邪とかそういうの気にするもんじゃないのか…。めまぐるしく態度を変えるな!

 ヒロシは「こういう時って、物語だと電話線が切られたり、吊り橋が落ちたりするんだよな」と
はしゃいじゃってます。
 お前は金田一少年の事件簿でも読んでろ!まさに今そんな状況だから。
 そんなところに梶本がやってきて、片山を英哉が呼んでいる、と言う。
 彼についていく片山ですが…。
 だから通路が暗すぎるっつの!危ないでしょ!
 電気ちゃんと引いてくれよ…。

 英哉の部屋にいったら室内も暗かった!
 どうなってんだここの明かり事情は!
 英哉は、私は中世の風俗が好きだとか(ここでいう風俗は民俗学とかそっち系)、鉄の処女の
話うんたらかんたらと言い出します。
 エリザベート・バートリーか。どうでもいいわ。
 そして片山に「お前警察だな!」と。
 そんで、どうして息子らの中に犯人がいると思っているか教えてやる、と別に片山が頼んだ
わけでもないのに話し始めました。
 要するに、トモミが英哉と結婚してしまうと、財産の取り分が減るということで、それを惜しんで
結婚する前にトモミを殺したのだということらしい。
 その犯人を捜し出して必ず断罪する、という英哉は、「身内のいざこざに警察が介入するのは
ヤボですねぇ〜」と及び腰で帰ろうとした片山に、協力しろとか言い出しました。
 迫力に負けて引き受ける片山。
 本当にこいつどうしようもないですね…。こんなグダグダなキャラにしないで欲しかった。

 片山、戻って「刑事とバレちゃった」と報告。
 トモミを殺した犯人を見つけるまで返してもらえないって、と。
 それで片山は、ホームズに犯人探しを頼もうとするのですが。
 無理やり連れてこられてご機嫌ナナメなホームズが応じるわけがない。
 完全にへそまげてますよ。
 
 そんな一方で、シンヤと有恵は、英哉はもう遺言状をかいたらしい、でもあんなものは破り捨てれば
すむ、それよりもあの秘密は守り抜くみたいな話をしています。
 遺言状を破り捨てると、それはそれで問題になりますが。
 その夜、有恵は一人で歩いていて背後から刺し殺されました。
 完全に油断してた感じですね。
 つーことは有恵はトモミを殺した犯人ではないと思う。
 本当に殺していたならば、もっと警戒してただろうし。

 朝になって一同は有恵の死体を発見します。
 和哉は片山に何をしてた、身の安全は保障するといったじゃないか、と食ってかかる。
 何してたって、普通に寝こけてましたけど…。
 しかも、刑事ということは内緒って言ったのに和哉は自分からバラしてるし。
 皆は、英哉がトモミ殺しの犯人を断罪するといっていたことから、英哉の犯行ではないかと
疑います。
 確かにそれが一番ありそうなセンでしょうねぇ。
 ただ和哉がメチャクチャ怒っていたので、本当に心当たりがないならこんなに、おびえの裏返し
ともとれる行動はしないと思いますから、こいつもこいつで何か秘密を持ってそうですね。
 で。
 片山はホームズ探しです。
 何でもかんでもホームズ頼りかよ…。
 ここに圭子がやってきて、ホームズ探しを手伝ってくれます。
 すごい心優しい感じで描かれてるけど、この人が犯人じゃないだろうな。
 ホームズを発見して安心して抱きかかえる片山。
 いいけど、その抱き上げ方は苦しいのでやめてあげた方が…。
 と、ここでマツコの姿に。
 何が大事な家族よ、ヒント欲しいだけでしょ、とプンスカです。
 見抜かれてた!
 しかも、ヒロシは自分を追い出した奴だから、それの期待になんか応えたくない、というわけです。
 まあ気持ちはわかる。
 片山も一から十までホームズに頼りっぱなしだしなぁ。
 とうわけでホームズ、スタコラサッサと逃げ出した!

 捜査会議が始まるわけですが、そういうわけで頼れる存在を無くした片山、犯人誰だと
思う、とかどう思う、とか聞かれても全部石津に振りまくってます。
 いくらなんでも片山のキャラ設定がひどすぎる…。
 案の定、晴美に怒られました。
 片山が出て行ったあと、一気に頼りなくなったとガッカリな晴美。
 まあ今までの自信はホームズあってのことですし…。

 片山は英哉の部屋を訪ねるのですが、誰もいない上に、あるものがなくなっていることに
気付く。
 それは、英哉の部屋に置いてあった、甲冑とか剣でした。
 そんなものをわざわざ盗むということは、犯人は「英哉に罪を押し付けて犯行を行いたい」人物
ということになりますね。
 つまりこの時点で英哉犯人説は完全に消えるわけで。
 
 片山は直ちにこれを一同に報告。
 ヒロシは、有恵がトモミを殺し、それを知った英哉が有恵を殺したのではないか、と考えます。
 と、ここで晴美が、「お兄ちゃんが推理してどうすんの」とツッコミ。
 ヒロシ、「…と片山が言っていた」と。
 お前は推理を突っ込まれてごまかすコナンか!
 というわけで警察に電話して応援を呼ぼうということになるのですが、電話線が切られている
らしい。
 携帯も何故か盗まれているらしい。
 …おかしいだろ!なんで皆の携帯ないんだよ!
 ここで和哉が、駐車場に車を置いてあるから、それで救助を呼びに行くと言い出すのですが。
 石津は自分が行くと言い出すんですね。
 刑事が行った方がいいだろうからと。
 ところが北村が、心配だから刑事には残っていて欲しいと言い出す。
 で、北村が行きます。
 ところがその直後すごい音がする。
 皆が外に出てみると、駐車場に続く通路が何者かに爆破されて、そこに倒れている何者かの
足が。
 和哉が驚いて駆け寄ろうとしたところで、次々爆発が起きて、皆は急いで城に避難します。
 和哉、メチャクチャ怒ってます。
 まあそうなりますよねー…。
 石津は、ダイナマイトの破片がありました、と報告。
 つまり何者かが、車に乗りにやってくるだろうと考えてああいうことをしたということに
なりますね。
 ただここで石津が、誰を狙ったとはわからないと言い出す。
 車で応援を呼びに行こうとする相手は狙ったのだろうけど、それは自分だったかも知れない、と。
 どうしたんだ石津、珍しくまともなことを言ってるじゃないか!
 拾い食いでもしたのか!

 梶本は、あれが外に出る唯一の道でした、外には出られませんとか言い出します。
 …城の裏手から出られんのかおい。
 和哉は片山に、英哉を逮捕しろ!と言う。
 片山がまたまた及び腰なので皆は、推理を聞こうということになるのですが。
 誰かしらが有恵を殺し、恐らくダイナマイトで爆発したとか、なんかもうダメだこいつ。
 おい、ちょっくら金田一少年を呼んできて!あっちの謎を片山に解かせて、こっちの謎を
ハジメちゃんに解いてもらおう!(主人公の交換、ダメ、絶対)
 片山のグダグダな話に皆呆れ顔。
 石津に片山が意見を仰ごうとすると、石津が急に倒れます。
 どうした、血を見て気分悪くなったのか!(それは片山)
 圭子が様子を見ててきぱきと梶本に指示してるので、こいつ看護師か!と思ったら本当に
看護師でした。
 石津、熱が出てるらしい。
 「石津は死にません!」と晴美に言う石津。
 うん、お前が死ぬような風邪だったらとっくに皆感染してひどい症状になってる!

 片山の方は、「わかってることは特にありません!」と言っちゃって、和哉とシンヤ激怒って
感じなのですが。
 でも、現時点でわからないことがあれば、それを言うのも大事な報告っちゃ報告なんです
けどね。
 ま、こんだけ事態がひっ迫してたらそんな呑気なことも言ってられませんが…。
 お前の責任だ!と怒る和哉。
 
 晴美らは片山のことを気遣って、事件を整理しようと言い出します。
 晴美が似顔絵描いたらしいけどなんかうまいな!

 ここで晴美は、個人的におかしいと思ったのは圭子だと言います。
 皆の紹介の場で一人無視されていたと。
 それと、現時点で怪しいのは英哉だが、有恵はともかくとしてどうして北村が殺された
かはわからんと。
 皆は足を見ただけであれが北村と限らんじゃないか、と思わなくもないんですが
どうなんですかね。
 で、いろいろ聞かれて片山、ついに逆切れです。
 頑張ったけどダメだった、わからない、と。
 そこにヒロシが逆切れ。
 あれ、逆切れに逆切れで返しちゃうんだ…。
 ヒロシは、実際に事件が起きて人が死んでるんだぞ、すべきなのは事件解決だろ!と
ちょっと噛み気味に怒ります。
 ここで片山が最初皆に「安全は僕が保証する」と言ったのは、本心ではなくて、期待する
ヒロシを喜ばせたくて言ったのだということがわかる。
 あんた、それはいかんわ…。
 心にもないことを言ったってことでしょ。
 それを何とかしようとするならともかく、結局口ばっかりで何もしてないんだから。
 そりゃヒロシだって幻滅したって怒りますよ。
 ………つーか無理に持ち上げてうまいこと何とかしようとしてたヒロシと晴美も反省したらいい!

 この後ろ、石津ずーっと寝てるんですけど。
 おい…演技じゃなくて本気で寝てないだろうな。

 圭子がやってきて石津の氷枕を交換しようとしてくれる。
 そんな彼女に片山、なんでそんな元気でいられるんですか、御兄弟に「寄生虫が」とか言われて
ましたよね、と。
 お前ちょっと空気読め。言葉つつしめ。シンヤらが言ってたからって、そのまま言っていいことと
悪いことがあるだろうが!
 それを気にした風でもなく彼女は、自分一人が母親が違うことを話します。
 だから兄弟の中で一人外されてるんですね。
 んで片山が話をしていると、なんか声が聞こえてくる。

 我慢できなくなった和哉とシンヤが、鉄の処女がおさめられている扉を開けようとしていました。
 もう英哉が隠れているのはここしかない、ということらしいです。
 そうして梶本の静止を振り切って扉を開けると。
 梶本があることに気づいて大声を上げる。
 鉄の処女からはみ出していたのが、英哉の服だったからです。
 まさか…という感じで一同が鉄の処女を開けてみると。
 そこに英哉はいました。
 全身をトゲに貫かれて。
 犯人じゃなかった…とつぶやく和哉。
 ここに至ってようやく勇気を振り絞った片山、離れて!と言います。
 僕に任せて、と。
 でも英哉の死体を見てまた失神しました。
 もうこいつどっか転がしとけよ…。

 以下、次回!

 この時点で怪しいの、北村じゃないですかねー。
 犯人は一人ではなく2人のような気がするけど、さてさて。



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